JP3719002B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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一博 原賀
譲 中村
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東陶機器株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タオル等を用いることなく濡れた手を乾燥させることができる手乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の手乾燥装置として、特願平10ー99235号公報に記載のものがある。
【0003】
このものは、送風吹出しノズルの下方に乾燥空間を介して設けた断面凹形状の水受け皿と、この水受け皿の前部及び左右側部に突設した突出壁と、水受け皿の後部よりフロントケースの下端後部を繋ぐ後面壁を有する構成により、水受け皿に溜まった水滴が使用者側や周辺に飛散するのを少なくするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のような構成では、水受け皿に溜まった水滴が吹出しノズルからの送風により突出壁をさかのぼり、結果として周囲に飛び散ってしまうという問題があった。
【0005】
この問題を解決するために、突出壁の上部に水返し部を設ける構造としたり、水受け皿の底壁面にパンチングメタルのような板材を設ける構造が考えられるが、前者の場合、水返し部がアンダーカットとなるので一体成形が困難で、2部品による接合が必要となり、製造コストが高くなるという問題が生じる。
【0006】
また、後者の場合も同様に、2部品以上が必要となり、製造コストが高くなるという問題が生じる。
【0007】
本発明は、上記問題点を解消し、製造コストが低減でき、水滴等の周辺への飛散を確実に防止することのできる手乾燥装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明は、手挿入部と、手に付着した水等を取り除くための空気を吹き出す吹出しノズルと、吹出しノズルに空気を供給する空気供給手段と、手挿入部の下方に配設して手からの水滴等を受ける水受け部とを備え、水受け部の底壁面に水滴等の飛散防止用の溝を形成したことを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、水受け部の底壁面に付着した水滴等が、吹出しノズルから吹き出された風により水受け部の外側方向に移動して溝の中に入り込む。
【0010】
したがって、従来のように水滴等が突出壁をさかのぼることがなく、水滴等の水受け部の外方への飛散が確実に防止できる。
【0011】
また、溝を水受け部の底壁面外周縁部に形成すれば、効率良く水滴等を溝の中に流れ込ませることができ、水受け部の外方へ飛散することがより確実に防止できる。
【0012】
また、水受け部の底壁面を、奥側から手前側にかけて、且つ、中央部から左右側にかけて下方に傾斜させ、傾斜の下方部に溝を形成すれば、水受け部の底壁面に付着した水滴等がスムーズに溝の中に流れ込み、水受け部の底壁面に水滴等が滞留することがないので、滞留した水滴等を吹出しノズルから吹き出された風により吹き飛ばして周囲に飛散させることも防止できる。
【0013】
更に、溝の最下端部に排水口を形成すれば、溝の中に入り込んだ水滴等が速やかに排水口から排出されるので、溝内に溜まった水滴等を水受け部の外方へ飛散させることがなくなる。
【0014】
また、溝を水受け部に一体形成すれば、部品点数を削減することができ、製造コストを減少させることができる。
【0015】
また、吹出しノズルの空気吹出し軸線を手挿入部の奥側方向に指向すれば、手から吹き飛ばされた水滴等が手挿入部の奥側方向に吹き飛ばされることになり、水滴等の手挿入部外方への飛散が一層抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、本発明の手乾燥装置1の側断面図であり、図2は、図1のA−A断面図、図3は、図1のB−B断面図である。
【0018】
図1に示すように、装置本体2内には、高圧空気を供給する空気供給手段3と、空気供給手段3からの高圧空気を吹き出す吹出しノズル4が、矢印で示すように、その吹出し軸線を後述する手挿入部6の奥側方向を指向するように配設されており、吹出しノズル4は、供給路5を介して空気供給手段3に連絡されている。
【0019】
また、吹出しノズル4の奥側には手検知センサ10が設けられており、更にその奥側には空気取り入れ口11が設けられている。尚、12は、供給路5に配設したヒーターであり、13は、空気取り入れ口11から取り入れた空気が空気供給手段3へ流入するための空気吸い込み口である。
【0020】
一方、吹出しノズル4の下方には、手が挿入できる手挿入部6と、手挿入部6の下方に手からの水滴等を受ける水受け部7と、水受け部7の下方に水受け部7からの水滴等を溜めるための水受けトレイ14が着脱自在に設けられている。
【0021】
水受け部7は、底壁面7aとその周囲に形成した立ち上がり壁7bとで構成されており、底壁面7aは奥側から手前側下方にかけて傾斜しているとともに、図2に示すように、断面凸状に湾曲させている。
【0022】
また、図3に示すように、底壁面7aの傾斜の下方部の外周縁部には、水滴等の飛散防止用の溝8を一体形成しており、溝8の最下端部である手前側左右2個所に排水口9を設けている。
【0023】
以上の構成において、手挿入部6に濡れた手を挿入すると、手検知センサ10が挿入された手を検知し、その検知信号に基づいて空気供給手段3が動作して、空気取り入れ口11から取り入れた空気を空気吸い込み口13から吸い込んで供給路5を介して吹出しノズル4へ高圧空気を供給する。
【0024】
そして、供給路5に配設したヒーター12により温められた空気が、吹出しノズル4から挿入部6の奥側方向に温風として吹き出される。
【0025】
したがって、手に付着している水滴等が、吹出しノズル4から吹き出された高圧の温風により取り除かれて、手が乾燥する。
【0026】
一方、取り除かれた水滴等の大部分は、水受け部7の底壁面7aに付着し、付着した水滴等は吹出しノズル4から吹き出された高圧の温風により水受け部7の外側方向に移動して溝8の中に流れ込む。
【0027】
溝8の中に流れ込んだ水滴等は排水口9へと導かれ、排水口9から水受けトレイ14へと排出される。
【0028】
したがって、水滴等が立ち上がり壁7bをさかのぼることがなく、水滴等の水受け部7の外方への飛散が確実に防止できる。
【0029】
また、吹出しノズル4の吹出し軸線が手挿入部6の奥側方向に向けられているので、手に付着している水滴等が、吹出しノズル4から吹き出された高圧の温風により挿入部6の奥側方向に吹き飛ばされることになり、水滴等が手挿入部6外に飛散することが一層抑制される。
【0030】
上述した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。例えば、本実施例では供給路5にヒーター12を設けたが、ヒーター12を設けない構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手乾燥装置の側断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1…手乾燥装置
2…装置本体
3…空気供給手段
4…吹出しノズル
5…供給路
6…手挿入部
7…水受け部
7a…底壁面
7b…立ち上がり壁
8…溝
9…排水口
10…手検知センサ
11…空気取り入れ口
12…ヒーター
13…空気吸い込み口
14…水受けトレイ

Claims (5)

  1. 手挿入部と、手に付着した水等を取り除くための空気を吹き出す吹出しノズルと、該吹出しノズルに空気を供給する空気供給手段と、前記手挿入部の下方に配設して手からの水滴等を受ける水受け部とを備え、該水受け部の底壁面に水滴等の飛散防止用の溝を形成してなる手乾燥装置において、前記溝は、前記水受け部の底壁面外周縁部に形成してなることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記水受け部の底壁面は、奥側から手前側にかけて、且つ、中央部から左右側にかけて下方に傾斜しており、該傾斜の下方部に前記溝を形成してなることを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 前記溝の最下端部に排水口を形成してなることを特徴とする請求項記載の手乾燥装置。
  4. 前記溝は、前記水受け部に一体形成してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手乾燥装置。
  5. 前記吹出しノズルは、その空気吹出し軸線が前記手挿入部の奥側方向に指向してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の手乾燥装置。
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