JP3718902B2 - エンジンの吸気ポート構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンの吸気ポ−ト構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のエンジンでは、1つの気筒に対して2つの吸気ポ−トを開口させて、各吸気ポ−トを別個の吸気弁によって個々独立して開閉するようにしたものが多くなっている(例えば実開昭61−33954号公報参照)。
【0003】
上述のような2つの吸気ポ−トを有するものにおいて、気筒内に供給された吸気が、たがいに略平行なタンブル流となるように、吸気ポ−トの気筒に対する指向方向を設定したものも増加する傾向にある。このような吸気ポ−トは、シリンダヘッドの吸気マニホルド取付面側から気筒へ向けて伸びるようにシリンダヘッドに形成されるが、2つの吸気ポ−トの上流側部分は互いに合流した共通吸気ポ−トとされ、下流側部分がシリンダヘッドの隔壁によって互いに分岐された分岐吸気ポ−トとされることが多い。
【0004】
前記タンブル流を効果的に形成するため、前記分岐吸気ポ−トには最狭断面積部が形成され、この最狭断面積部による絞り作用によって吸気流速を早めて、タンブル比つまりエンジン1回転あたりのタンブル流の回転数が極力大きくなるようにすることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
タンブル流を効果的に形成するためには、最狭断面積部を小さくして吸気流速を増大させることが望ましいが、この吸気流速の増大は吸気抵抗の増大となって、エンジン出力を十分確保する上で問題となる。
【0006】
本発明は、以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、吸気流速の増大と吸気抵抗の増大防止とを共に高い次元で満足できるようにしたエンジンの吸気ポ−ト構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
シリンダヘッドに、それぞれ1つの気筒に開口するように互いに並列に2つの吸気ポ−トが形成され、
前記2つの吸気ポ−トは、該2つの吸気ポ−トの上流側部分において互いに合流した共通吸気ポ−トとされていると共に、該2つの吸気ポ−トの下流側部分においてシリンダヘッドの隔壁によって互いに分岐された分岐吸気ポ−トとされ、
前記2つの分岐吸気ポ−トが、気筒内へ供給された吸気が互いに略平行なタンブル流となるように気筒に対して指向され、
前記各分岐吸気ポ−トが、個々独立して吸気弁により開閉されるようにされたエンジンの吸気ポ−ト構造において、
前記分岐吸気ポ−トに、前記共通吸気ポ−トの軸線α1と前記吸気弁の弁軸との交点をP1としたとき、該交点P1付近から前記隔壁の上流端付近までの間の長さ範囲全体に渡って、ほぼ同一開口断面積の最狭断面積部が形成されていると共に、該交点P1付近から気筒への開口端となるスロート部へ向けて徐々に開口断面積が大きくなる拡大部が形成され、
前記最狭断面積部の長さが、前記拡大部の長さよりも大きくされている構成としてある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項6に記載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、最狭断面積部の長さを十分長くして、吸気流速を早めることができ、気筒内においてタンブル流を効果的に形成する上で好ましいものとなる。また、最狭断面積部からスロ−ト部へ向けて徐々に開口断面積が大きくなる拡大部とされ、その拡大部に、長い最狭断面積部によって整流された吸気が導かれるので、吸気抵抗の増大を防止すること、つまりエンジン出力を十分確保する上で好ましいものとなる。さらに、上記拡大部を形成することにより、吸気弁が閉じるときに吸気流速が圧力に効果的に変換されて、充填効率の向上つまりエンジン出力を確保する上でも好ましいものとなる。
【0009】
請求項2に記載したような構成とすることにより、請求項1に対応した効果を十分得るために、吸気ポ−トの下面内壁の形状設定が提供される。
【0010】
請求項3に記載したような構成とすることにより、請求項1に対応した効果を十分得るために、吸気ポ−トの下流側部分における上面内壁の形状設定が提供される。
【0011】
請求項4に記載したような構成とすることにより、シリンダ軸線方向から見たときの、2つの吸気ポ−トの全体的な曲がり形状の設定の具体的なものが提供される。
【0012】
請求項5に記載したような構成とすることにより、シリンダヘッド取付用ボルトと隔壁との位置関係の設定の具体的なものが提供される。
【0013】
請求項6に記載したような構成とすることにより、燃料噴射弁から噴射される噴霧の逃がし孔を共通吸気ポ−トのみに形成して、分岐吸気ポ−トに形成しないことにより、分岐吸気ポ−トに形成される最狭断面積部を長く確保する上で好ましいものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、火花点火式エンジンに本発明を適用した場合を示し、1はシリンダブロック、2はシリンダヘッド1上面に固定されたシリンダヘッド、3はシリンダブロック1に形成された気筒1a内に摺動自在に嵌挿されたピストンであり、これ等1〜3によって燃焼室4が画成されている。
【0015】
気筒1a内つまり燃焼室4内には、互いに並列に2つの吸気ポ−ト11、12、および互いに並列に2つの排気ポ−ト13(一方の排気ポ−トは図示略)が開口されている。吸気ポ−ト11、2は、それぞれ別個の吸気弁14(一方の吸気弁は図示略)によって個々独立して開閉され、同様に、2つの排気ポ−トはそれぞれ別個の排気弁15(一方の排気弁は図示略)によって、個々独立して開閉される。
【0016】
吸気ポ−ト11、12は、および排気ポ−ト13は、それぞれシリンダヘッド2に形成されている。吸気ポ−ト11、12は、シリンダヘッド2の吸気マニホルド取付面2aから、クランク軸と略直交するようにして気筒1aへ向けて伸び、排気ポ−ト13は、気筒1aから、クランク軸と略直交するようにして、シリンダヘッド2の排気マニホルド取付面(図示略で、吸気マニホルド取付面2aとは反対側面に形成されている)に伸びている。なお、吸気弁11、12が離着座される弁座が符号16で示され、この弁座16部分が、実質的に吸気ポ−ト11、12の気筒1a内への開口端つまりスロ−ト部となり、かつ弁座16の内径によって決定される開口面積が、吸気ポ−ト11、12におけるスロ−ト部の開口断面積となる。
【0017】
図2にも示すように、吸気ポ−ト11、12は、その上流側が、所定長さに渡って互いに合流した共通吸気ポ−ト10とされ、その下流側が、シリンダヘッド2に一体形成された隔壁5によって互いに分岐された分岐吸気ポ−ト11A、12Aとされている。各吸気ポ−ト11、12の外側面11a、12aは、その上流側から下流側へ向けて、互いに徐々に近付くように形成された後、互いに徐々に離れるように形成されて、全体として弓なり形状とされている。
【0018】
吸気ポ−ト11、12の外側面11a、12a直近には、シリンダヘッド2をシリンダブロック1に固定するためのシリンダヘッド取付用ボルト(のボルト孔)17が位置されている。前記隔壁5の上流端は、ボルト17よりも若干下流側に位置するようにされている。より具体的には、隔壁5は、前記弁座16から吸気ポ−ト11、12の上流側へ向けて伸びているが、シリンダ軸線方向から見たとき、その上流端5aの位置が、気筒1aの内壁面とほぼ一致する位置(ピストン3の外周面とほぼ一致する位置)まで伸び、ボルト17は、気筒1aの内壁面よりもより径方向外方側に位置されている。
【0019】
シリンダヘッド2の取付面2aには、吸気マニホルド18が固定されて、共通吸気ポ−ト10に連なっている。この吸気マニホルド18の下流側端部上部には、燃料噴射弁19が取付けられている。燃料噴射弁19は、2噴孔式とされて、各分岐吸気ポ−ト11A、12Aに分かれて噴射を行うようにされているが、各分岐吸気ポ−ト11A、12A毎に燃料噴射弁を設けることもできる。
【0020】
共通吸気ポ−ト10の取付面2a側の開口断面積は、吸気マニホールド18の開口断面積よりも若干大きくされており、共通吸気ポ−ト10の上面内壁には、逃がし凹部20が形成されている。この逃がし凹部20は、燃料噴射弁19から噴射された噴霧との干渉防止のためであり、共通吸気ポ−ト10部分において、分岐吸気ポ−ト11A、12Aに対応して2つ形成されているが、分岐吸気ポ−ト11A、12Aには形成されていない。
【0021】
燃料噴射弁19からの噴霧指向方向中心線は、図1矢印Yで示すように、吸気弁14の中心よりも下側(分岐吸気ポ−ト11、12の下面内壁側寄り)とされて、分岐吸気ポ−ト11、12の上面内壁には、逃がし凹部20が存在しなくても噴霧が極力付着しないようにされている。
【0022】
次に、図3以下をも参照しつつ、吸気ポ−ト11、12についてより詳細に説明する。まず、吸気ポ−ト11、12は、その断面形状が、図3〜図5に示すように変化され、互いに同じような開口断面積の設定とされている。この図3〜図5において、一点鎖線で示すのは、従来からの吸気ポ−ト内壁面に相当するものである。
【0023】
吸気ポ−ト11、12は、その上流側から下流側へ向けて、開口断面積が図7実線で示すように変化されている。すなわち、上流側端となる取付面2a側から徐々に開口断面積が小さくされていき、隔壁5部分からはほぼ同一の開口断面積とされ、その後、弁座16へ向けて徐々に開口断面積が大きくなるように形成されている。図6、図7において、L1で示す部分は、実質的に最狭断面積部となるものであり、またL2で示す部分が、最狭断面積部から徐々に開口断面積が大きくされる拡大部とされる。
【0024】
図7に示す開口断面積は、吸気弁14の配置状態のものである。実施例では、吸気弁14のガイド部材21(図1参照)が若干分岐吸気ポ−ト11A、12Aに突出されている関係上、図7の開口断面積は、吸気弁14の弁軸14aおよびガイド部材21の容積分が加味された値となる。最狭断面積部L1は、その平均開口断面積に対して±3%前後の誤差の範囲(実施例は±2.7%の誤差範囲)とするのが好ましい。そして、最狭断面積部L1の長さは、拡大部L2の長さに比して十分大きくされ、拡大部L2の長さの2倍以上、好ましくは3倍以上の大きさとするのがよい。
【0025】
この図7において、破線および一点鎖線で示すものは、比較例であり、それぞれ弁座16の開口断面積が本発明実施例と同じとなるように設定されている。破線で示す比較例1は、吸気抵抗低減のために、全体として、実施例の場合よりも開口断面積を大きくされ、最狭断面積部が実施例よりもかなり短くされ、しかも最狭断面積部から下流側部分の開口断面積が、一旦徐々に大きくなるように変化された後、徐々に小さくなるように設定されている。この比較例1のものでは、流量係数が0.52であって吸気抵抗は小さいものの、タンブル比が1.0と小さいものになり(吸気流速が小さい)、十分なタンブル流を生成する上では十分満足のいかないものとなる。
【0026】
また、比較例2では、吸気流速を大きくするために、開口断面積を全体的に実施例よりも小さく設定してあり、最狭断面積部L3は、実施例よりもかなり短くされ、拡大部が最狭断面積部よりもかなり長いものとされている。この比較例2では、タンブル比は1.2というように大きくなる(吸気流速大)ものの、流量係数が0.5と小さくなってしまう。
【0027】
これに対して実施例のものでは、タンブル比が1.2で、かつ流量係数が0.52というように、比較例2における大きな吸気流速の確保と、比較例1における大きな流量係数とを共に得ることができる。このように、実施例において、大きな吸気流速と大きな流量係数とが得られるのは、長い最狭断面積部L1による整流作用によって、吸気流速を早めつつも、流量係数を大きく低下させないためと思考される。そして、最狭断面積部からスロ−ト部に向けて徐々に開口断面積が大きくされることにより、上記整流された吸気がスム−ズに気筒1a内に供給されるため、流量係数の低下がより一層防止されるものと思考される。
【0028】
前述のような最狭断面積部をL1というように長く確保し、かつ徐々に開口断面積が大きくなる拡大部L2を短くするには、従来の吸気ポ−トの設計手法では不可能である。すなわち、従来は、弁座16から上流側部分が、かなり長い範囲に渡って、上面内壁および下面内壁がそれぞれ略同一の中心を有する円弧状とされており、このような手法によると、最狭断面積部L1を十分長く確保することが難しくなり、また拡大部L2もかなり長くなってしまうことになる。
【0029】
ここで、図6を参照しつつ、最狭断面積部L1を十分長く、かつ拡大部L2を十分短くするための具体的な手法について説明する。まず、吸気ポ−ト11、12は、共通吸気ポ−ト10部分においてはその軸線α1がほぼ直線状とされている。そして、隔壁5の上流端から下流側部分つまり分岐吸気ポ−ト11A、12A部分の軸線α2が、わずかに下方へ湾曲したほぼ円弧状とされている。共通吸気ポ−ト10の軸線α1の延長線が、α2よりも上方に位置して破線で示されるα3として示される。
【0030】
前記共通吸気ポ−ト10の軸線α1(の延長線となるα3)と弁軸14aとの交点がP1で示される。この交点P1と吸気ポ−ト11、12のうち弁座16直近の下面内壁とを結ぶ交線がβ1で示される。上記α1と弁軸14aとのなす角度(入射角度)がθ1で示される。上記交線β1と弁座16の上面とのなす角度がθ2で示される。
【0031】
以上のような前提において、θ1は、50度以下となるように設定される(タンブル流の生成のための気筒1aに対する指向方向の設定で、実施例では約45度)と共に、θ2よりも大きくなるように設定されている。また、弁軸14a方向において、交点P1と弁座16上面との長さが、拡大部L2として短くされている。このL2の具体的な寸法は、弁座16の内径の1/3以下となるように設定されている。
【0032】
また、吸気ポ−ト11、12を図6のように側方から見たとき、その下面内壁31は、取付面2aからほぼ弁座16まで直線状とされ、弁座16直近において上に凸となるように円弧状とされているが、この円弧状部分は面取り程度の極めてわずかの長さしか有しないものとされている。
【0033】
一方、吸気ポ−ト11、12の上面内壁のうち、吸気弁取付孔32より下流側部分は、弁座16から上流側へ前記L2分だけ上に凸となるように円弧状に湾曲されているが、この湾曲部分から上記取付孔32へかけては、ほぼ直線状となるように形成されている。このように、吸気ポ−ト11、12は、従来のものに比して、全体として極力直線状となるように形成されて、弁座16付近での曲がり部分が極力短くなるようにされている。すなわち、前記交点P1は、従来のものに比して、かなり弁座16側へ寄った位置とされて、いわゆる入射高さとなる拡大部L2部分が短くされている。そして、上記交点P1付近から隔壁5の上流端5a付近の長い範囲に渡って、最狭断面積部L1とされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面断面図。
【図2】図1に示す吸気ポ−トの簡略平面図。
【図3】図6のX3−X3線相当断面図。
【図4】図6のX4−X4線相当断面図。
【図5】図6のX5−X5線相当断面図。
【図6】吸気ポ−トの詳細を示す側面図。
【図7】本発明と比較例との開口断面積の設定を示す図。
【符号の説明】
1:シリンダブロック
1a:気筒
2:シリンダヘッド
2a:吸気マニホルド取付面(吸気ポ−トの上流端)
5:隔壁
5a:上流端
10:共通吸気ポ−ト
11:吸気ポ−ト
11a:外側面
11A:分岐吸気ポ−ト
12:吸気ポ−ト
12a:外側面
12A:分岐吸気ポ−ト
14:吸気弁
14a:弁軸
16:弁座(スロ−ト部)
17:ボルト(ボルト孔)
19:燃料噴射弁
20:逃がし凹部
31:下面内壁
32:吸気弁取付孔
33:上面内壁
L1:最狭断面積部
L2:拡大部
Claims (6)
- シリンダヘッドに、それぞれ1つの気筒に開口するように互いに並列に2つの吸気ポ−トが形成され、
前記2つの吸気ポ−トは、該2つの吸気ポ−トの上流側部分において互いに合流した共通吸気ポ−トとされていると共に、該2つの吸気ポ−トの下流側部分においてシリンダヘッドの隔壁によって互いに分岐された分岐吸気ポ−トとされ、
前記2つの分岐吸気ポ−トが、気筒内へ供給された吸気が互いに略平行なタンブル流となるように気筒に対して指向され、
前記各分岐吸気ポ−トが、個々独立して吸気弁により開閉されるようにされたエンジンの吸気ポ−ト構造において、
前記分岐吸気ポ−トに、前記共通吸気ポ−トの軸線α1と前記吸気弁の弁軸との交点をP1としたとき、該交点P1付近から前記隔壁の上流端付近までの間の長さ範囲全体に渡って、ほぼ同一開口断面積の最狭断面積部が形成されていると共に、該交点P1付近から気筒への開口端となるスロート部へ向けて徐々に開口断面積が大きくなる拡大部が形成され、
前記最狭断面積部の長さが、前記拡大部の長さよりも大きくされている、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。 - 請求項1において、
前記吸気ポ−トを側方から見たとき、その下面内壁が、前記スロ−ト部直近までほぼ直線状として形成されている、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。 - 請求項2において、
前記吸気ポ−トを側方から見たとき、その上面内壁が、シリンダヘッドに形成された前記吸気弁の取付孔から前記スロ−ト部に向けて、ほぼ直線状とされた直線状部と、該直線状部から上に凸となるように円弧状に湾曲された円弧状部として形成され、
前記直線状部の長さが、前記円弧状部の長さよりも大きくされている、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
シリンダ軸線方向から見たとき、前記共通吸気ポートから前記分岐吸気ポ−トの外側面が、その上流側から下流側へ向けて、徐々に近付いた後徐々に離れるように形成されている、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。 - 請求項4において、
前記共通吸気ポ−トの外側直近に、シリンダヘッド取付用ボルトが位置され、
前記ボルトよりも下流側において前記隔壁が形成されている、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記共通吸気ポ−トの上壁部分に、燃料噴射弁からの噴霧の逃がし凹部が形成され、
前記分岐吸気ポ−トには、前記逃がし凹部が形成されていない、
ことを特徴とするエンジンの吸気ポ−ト構造。
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