JP3718028B2 - 包装機械に設けられたシール装置 - Google Patents

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    • B65B51/00Devices for, or methods of, sealing or securing package folds or closures; Devices for gathering or twisting wrappers, or necks of bags
    • B65B51/10Applying or generating heat or pressure or combinations thereof
    • B65B51/26Devices specially adapted for producing transverse or longitudinal seams in webs or tubes
    • B65B51/30Devices, e.g. jaws, for applying pressure and heat, e.g. for subdividing filled tubes
    • B65B51/306Counter-rotating devices

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  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装機械に設けられたシール装置であって、支承部材で軸に配置された、加熱可能な2つのシールローラが設けられており、両シールローラの間に、シール可能な帯状包装材料のためのシールギャップが形成されており、前記支承部材が少なくとも1つの結合部材によって摩擦接続的に互いに結合されていて、シール装置のためのフレームの1つの構成要素を形成している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のシール装置は、米国特許第3074214号明細書に基づき公知である。この公知のシール装置は2つのシールローラを有しており、両シールローラはU字形の支持体のそれぞれ一方の脚部に配置されている。シール装置の運転を準備するためには、このようなシール装置のシールローラが包装材料のシール温度にまで加熱されなければならず、この加熱は実際には約10分間かかる。しかし、シールローラの損失熱によって支承プレートの温度やフレームの別の構成要素の温度が、数時間を越えてまだ上昇することが判っている。各構成要素のこのような温度上昇は、一定の最終温度に達するまでシールギャップが常に増大する結果を招く。この理由から、不密なシールシームを防止するために、公知のシール装置にはシールギャップを調節するための手動式の調節装置が設けられている。この調節装置は特にシール装置の運転の最初の数時間の間、常に後調整されなければならない。このような手段は満足し得るものではない。なぜならば、熟練者の場合でさえ、やはり不密なシールシームが形成されることを排除することができないからである。さらに、特にシールローラに分離ナイフが組み込まれている場合にはシールギャップの正確な調節が臨界的な過程となる。なぜならば、シールギャップが小さすぎると分離ナイフの損傷を招き、シールギャップが大きすぎると、分断されていないか、または不十分にしか分断されていないホース袋包装物を招いてしまうからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上で述べた公知先行技術の欠点を回避して、冒頭で述べた形式のシール装置を改良して、一度調節されたシールギャップがシール装置の全運転時間にわたって少なくともほぼ一定に維持されて、後調整なしに常に密なホース袋包装物を形成することのできるようなシール装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明を解決するために本発明の構成では、結合部材が、小さな熱膨張率を持つ材料、特にNi36、ガラス材料またはセラミック材料から成っていて、支承部材の加熱時に両シールローラの間のシールギャップがほぼ一定に維持されているようにした。
【0005】
【発明の効果】
包装機械に設けられた本発明によるシール装置は、シールギャップがシール装置の全運転時間にわたって少なくともほぼ一定に維持されるという利点を有してる。これによって後調整なしにホース袋包装物に、常に密なシームを得ることができる。結合部材が小さな熱膨張率を持つ材料から形成されているので特に有利である。これによって支承プレートの極めて有効な熱分離を得ることができる。
【0006】
包装機械に設けられた本発明によるシール装置の別の利点および有利な改良形は、請求項2以下および発明の実施の形態に記載されている。
【0007】
結合部材が支承プレートの長辺側に配置されていると、支承プレートを互いに良好に熱分離することができる。シールギャップは、結合部材に作用する調節ねじを用いて簡単に調節することができる。さらに、シールローラから支承プレートへの熱伝達を減少させるために、シールローラと、このシールローラを支持している軸とが部分範囲においてしか接触していないと特に有利である。このことは有利には二重円錘体によって実現され得る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面につき詳しく説明する。
【0009】
図1に略示した包装機械、たとえば水平方向のホース袋製造機(図示しない)に設けられたシール装置10は2つの加熱可能なシールローラ11,12を有しており、両シールローラ11,12はそれぞれ中空軸13,14に相対回動不能に配置されている。両中空軸13,14は軸受け体17,18に支承されており、この場合、片方の中空軸13はばね20によって弾性的に懸吊されている。(後で詳しく説明する。)
両シールローラ11,12はサーボモータ21によって駆動される。このサーボモータ21は第1の伝動装置22を介して一方の中空軸14に連結されている。両中空軸13,14はやはり第2の伝動装置23を介して互いに結合されているので、他方の中空軸13にもサーボモータ21の駆動力が伝達されることが保証されている。有利にはいわゆる加熱カートリッジの形で形成された、シールローラ加熱装置(図示しない)のための給電のためには、大部分が中空軸13,14内に案内されている導線24が働く。この導線24は、中空軸13,14に配置されたスリップリング式集電装置25に結合されている。
【0010】
図2および図3に詳しく図示したように、軸受け体17,18は、下側の2つの支承プレート26と、上側の2つの支承プレート27とに設けられた対応する切欠きに配置されており、両支承プレート26,27はそれぞれシールローラ11,12の両側に配置されている。中空軸13,14は、位置固定リング28もしくはフランジ29によって、軸受け体17,18内での側方滑りを防止されている。両シールローラ11,12に配置されたシールローラ加熱装置は、シールローラ11,12のシールジョー31,32に作用し、この場合、各シールローラ11;12はたとえば、それぞれ互いに90度だけずらされて配置された4つの同形式のシールジョー31,32を有しているので、両シールローラ11,12が完全に一回転するごとに、シール可能な帯状包装材料にはそれぞれ4つの横方向シームが形成される。上側のシールローラ11では各シールジョー31に、帯状包装材料から袋包装物を分離するための可動の分離ナイフ33が配置されており、この分離ナイフ33は下側のシールローラ12のシールジョー32内に設けられた対応受け34と協働する。
【0011】
下側の両支承プレート26はコンソール35上に配置されており、このコンソール35は支持体36によって包装機械のフレームに固定されている。シールローラ11,12の両長辺側では、コンソール35と下側の支承プレート26とに、切欠きを有する2つの側壁37が結合されている。一方の側壁37では切欠き38内に掻取り器39が固定されていて、この掻取り器39は下側のシールローラ12における帯状包装材料の付着を防止する。コンソール35には4つのロッド41が結合されていて、これらのロッド41はコンソール35に対して直角に、かつ下側の支承プレート26に対して平行に延びている。このロッド41は上側の両支承プレート27を案内するために働く。このためには上側の支承プレート27に孔42が形成されており、この孔42内にロッド41が滑り軸受け43を用いて支承されている。
【0012】
ロッド41の上端面は閉鎖板44の下側とねじ締結されており、この閉鎖板44も同じく両側壁37に固く結合されている。閉鎖板44の下面には、第1の切欠き46が形成されていて、各切欠き46は、上側の支承プレート27に形成された円筒形の第2の切欠き47と整合するように配置されている。切欠き46,47にはそれぞればね20が配置されている。ばね20の下端面はそれぞれ上側の支承プレート27に設けられた第2の切欠き47の底部に作用しており、ばね20の上端面は切欠き46の延長上に配置された各1つの調節ねじ48によって負荷されている。この調節ねじ48は閉鎖板44の上面から突出している。調節ねじ48を用いてばね20に加えられるプレロードが可変となる。
【0013】
上側の両支承プレート27は断面図で見てシールローラ11とは反対の側の長辺側49,50で閉鎖板44に面した上面に続いて各2つの第1の突起51を有している。この第1の突起51と整合するように、下側の支承プレート26の下面に続いて、断面図で見てシールローラ12とは反対の側の長辺側49,50で2つの第2の突起52が形成されている。この第2の突起52はコンソール35に面している。第1の突起51と第2の突起52との間には、ほぼピン形の結合部材53が配置されている。
【0014】
この結合部材53は、小さな熱膨張率しか有しない材料、特にNi36、ガラス材料またはセラミック材料から成っている。支承プレート26,27の突起51,52に結合部材53を結合させることは、結合部材53の各端部に配置されているスペーサスリーブ54によって行われる。このスペーサスリーブ54に設けられた孔にはねじ山55が形成されていて、このねじ山55中には、突起51,52の、結合部材53とは反対の側から調節ねじ56,57が螺合されている。上側の調節ねじ56によって、上側の突起51と上側のスペーサスリーブ54との間の間隔を変えることができ、ひいてはシールローラ11,12の間で帯状包装材料のためのシールギャップSの大きさを変えることもできる。
【0015】
シールジョー31,32や分離ナイフ33や対応受け34の損傷を阻止するために上側のシールローラ11がばね20の方向へシフトできる(過負荷防止もしくはシール力制限)ことを保証するために、結合部材53はスペーサスリーブ54に調節ねじ56,57とは反対の側で緩く載着されているだけである。このためには結合部材53の各端部が、円錐形に形成された範囲58,59を有しており、この範囲58,59がスペーサスリーブ54に設けられた、前記範囲58,59に対応する凹み61,62に載着されている。付加的にガイドの目的で、各結合部材53の両端面は円筒形に形成された各1つの先端部63を有しており、この先端部63はスペーサスリーブ54のねじ山55に遊びをもって案内されている。
【0016】
包装機械に設けられた上述のシール装置10は次のように働く:
シール装置10の運転を準備するためには、シールローラ11,12のための加熱装置が作動させられるので、シールジョー31,32はシールギャップSを通って搬送される帯状包装材料に横方向シームを形成するために十分となる温度を有する。シールローラ11,12のこの加熱段階は約10分間かかる。次いでホース袋包装物の生産を開始することができる。両シールローラ11,12の損失熱に基づき、生産時間中にシール装置10の各構成部分はさらに加熱される。この損失熱はシールローラ11,12から軸受け体17,18を介して支承プレート26,27へ伝達され、さらに支承プレート26,27から、支承プレート26,27と直接接触している、シール装置10のフレームの別の構成部分へ伝達される。特にシール装置10の運転中に支承プレート26,27が加熱されることによって、シールギャップSの増大が生ぜしめられ、ひいてはホース袋包装物の不密なシールシームが生ぜしめられることを防止するために、上側の両支承プレート27は下側の両支承プレート26から熱分離されている。支承プレート26,27の間の唯一の直接的な結合は、支承プレート26,27の長辺側49,50に、つまり両シールローラ11,12から出来るだけ大きく遠ざけられて配置されている結合部材53を介して行われる。この結合部材53は、小さな熱膨張率を持つ材料から成っているので、支承プレート26,27の間の間隔、ひいてはシールギャップSを規定する両中空軸13,14の間の間隔もしくはシールローラ11,12の間の間隔も、シール装置10の運転中にほぼ一定に維持される。
【0017】
また、シールローラ11,12から中空軸13,14への熱伝達を減少させるために、シールローラ11,12はその全長にわたって中空軸13,14に載着していない。このことは有利には断熱性の材料から成るダブルコーン、つまり二重円錐体によって行われるので、シールローラ11,12はこの二重円錐体の範囲でしか中空軸13,14と接触しない。
【0018】
本発明の変化実施例では更に、両シールローラ11,12をばね20を介して弾性的に懸吊するか、または上側のシールローラ11の代わりに下側のシールローラ12を弾性的に支承することが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装機械に設けられたシール装置の概略図である。
【図2】図1に示したシール装置の一部を部分的に長手方向で断面した側面図である。
【図3】図2に示したシール装置を部分的に断面した正面図である。
【符号の説明】
10 シール装置、 11,12 シールローラ、 13,14 中空軸、 17,18 軸受け体、 20 ばね、 21 サーボモータ、 22,23 伝動装置、 24 導線、 25 スリップリング式集電装置、 26,27 支承プレート、 28 位置固定リング、 29 フランジ、 31,32 シールジョー、 33 分離ナイフ、 34 対応受け、 35 コンソール、 36 支持体、 37 側壁、 38 切欠き、 39 掻取り器、 41 ロッド、 42 孔、 43 滑り軸受け、 44 閉鎖板、 46,47 切欠き、 48 調節ねじ、 49,50 長辺側、 51,52 突起、 53 結合部材、 54 スペーサスリーブ、 55 ねじ山、 56,57 調節ねじ、 58,59 範囲、 61,62 凹み、 63 先端部

Claims (9)

  1. 包装機械に設けられたシール装置(10)であって、支承部材(26,27)で軸(13,14)に配置された、加熱可能な2つのシールローラ(11,12)が設けられており、両シールローラ(11,12)の間に、シール可能な帯状包装材料のためのシールギャップ(S)が形成されており、前記支承部材(26,27)が少なくとも1つの結合部材(53)によって摩擦接続的に互いに結合されていて、シール装置(10)のためのフレームの1つの構成要素を形成している形式のものにおいて、前記結合部材(53)が、小さな熱膨張率を持つ材料から成っていて、前記支承部材(26,27)の加熱時に両シールローラ(11,12)の間のシールギャップ(S)がほぼ一定に維持されていることを特徴とする、包装機械に設けられたシール装置。
  2. 前記結合部材(53)が前記支承プレート(26,27)の長辺側(49,50)に配置されている、請求項1記載のシール装置。
  3. 前記支承部材(26,27)が、前記結合部材(53)を固定するための突起(51,52)を有しており、該突起(51,52)が、一方の支承部材(26)の上面もしくは他方の支承部材(27)の下面に続いて配置されており、前記結合部材(53)が前記突起(51,52)の間に設けられている、請求項1または2記載のシール装置。
  4. 前記結合部材(53)がほぼピン形に形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のシール装置。
  5. 前記支承部材(26,27)がシールギャップ(S)のための調節手段(56)を有していて、該調節手段(56)が前記結合部材(53)と作用結合するように配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のシール装置。
  6. 前記シールローラ(11,12)が前記軸(13,14)と部分範囲においてしか接触しないように前記シールローラ(11,12)が前記軸(13,14)に結合されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のシール装置。
  7. 前記軸(13,14)と前記シールローラ(11,12)との間の結合が二重円錘体を介して行われている、請求項6記載のシール装置。
  8. 前記シールローラ(11,12)の少なくとも一方が、対応する支承部材(26,27)と共に、シールギャップ(S)の一時的な増大を可能にする弾性的な手段(20)を介して懸吊されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のシール装置。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項記載のシール装置を用いて、シール可能な帯状包装材料から袋包装物を形成するための包装機械。
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