JP3717344B2 - 春巻きの具の秤量装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は中華食材である春巻きを製造する際、大量に製造された具の中から、春巻き1個分づつを秤量し取り分けるための秤量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、春巻きは榎茸や人参を細長く切ったものなどで作った具を皮の中へ包み込み、油で上げてから食膳に供せられる。そこで、春巻きを機械によって自動的に生産しようとすると、その工程の中には大量の具の中から、具の一定量だけを秤量して取り出す作業が必要となる。
従来、餃子やシューマイの製造機械100では、図11で示すように、大量の具102を収容したホッパ110の底に受取孔112を設けたスライダ114を水平方向へ移動自在に設け、上方に設けた回転扇形の抑えへら116を回転させて、前記受取孔112へ具102を押し込み、受取孔112に入った分だけを別途に取り出す装置が使用されている。
【0003】
出願人は先に、餃子やシューマイの製造に使用されていた秤量装置を春巻きの製造に転用しようとすると、スライダが水平方向へ移動する際、前記した榎茸や人参などの細長い材料(単に細長材という)が細かく切断されてしまい、外観や食味を低下させる不具合を解消するため、スライダ114の受取孔112の直上に、前記スライダ114が移動するに先立って受取孔112の上を水平に移動する引掛け腕を設け、その引掛け腕によって受取孔112からはみ出している具102の中の細長材を引っかけてホッパ110内へ引き戻す装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、細長材の一部が、一旦、受取孔へ押し込まれた後に、これを引き戻すと、引き戻される量が多い場合、受取孔に入った材料の量が少なくなってしまうことがあり、その場合にも補充することができず、後の計量工程で重量不足として不良品となることがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、具の供給箱に具を下方へ押圧するへらを備えた翼車を設け、また、その翼車の下方に位置して前記具の供給箱の底部に所定容量の秤量孔と、その秤量孔の直下を水平方向へ進退し秤量孔から押し込まれる具を受けるための受取孔を有するスライダを設けるとともに、前記翼車と秤量孔との間に、ピッチ円が離隔した位置に設置された2個一対の歯車を、前記秤量孔を横断して前記翼車の軸方向へ指向して取り付けそれらの歯の下側を具の移動方向へ回転させるとともに、その歯車の具の移動方向上流側に位置するものを、下流側に位置するものより、やゝ上側に位置して取り付けることで、解決される。
【0006】
【作用】
供給箱へ供給された具は、翼車のへらによって下方へ押圧されつゝ、かつ、翼車の周りを周方向へ移送され2個一対の歯車に略直交する方向から進入する。
前記2個一対の歯車は具の移動方向上流側に位置するものが、下流側に位置するものより、やゝ上側に位置して取り付けられているので、ホッパの底部を水平に送られて来る具が、歯車によって下方へ転向され、歯車の下側を通って受取孔へ進入する。
2個一対の歯車は、それらのピッチ円が離れているので、回転する際、歯と歯の間に具がかみ込まれることなく、歯車の下を移送される。
細長材が途中まで入った状態で受取孔が一杯になった場合、細長材は同方向に回転する2個一対の歯車のうち、上流側にある歯の間隔が大きい歯車でかき込み、下流側の歯の間隔が小さい歯車でなで込まれて切断されることがなく受取孔へ押し込まれ、流動性のある具が受取孔から押しだされることで置換して所定の容量となる。
【0007】
【実施態様】
以下、図面によって本願発明の実施態様を説明する。図1、図2中、10はこの発明に係る春巻きの具の秤量装置である。秤量装置10は台枠12の上に支持された春巻きの具Fを入れるためのホッパ20と、そのホッパ20から供給される具Fを受けて、春巻きの1個分づつに分けて取り出す秤量器30、および、それらホッパ20と秤量器30を作動させる動力ケース50を有する。60は秤量器30から取り出された春巻きの具Fの1個分づつを移送するベルトコンベアである。
【0008】
ホッパ20はステンレス板を加工して作られており、上側の大きい開口と下側の小さい開口とを有するテーパ管状をなしている。そして、その下側の開口部が受け台21によって閉じられ、上側は開放されている。ホッパ20の底部をなす受け台21はアルミ鋳物で作られており、その上面の中央部には、鉛直方向へ伸びる駆動軸22が回転可能に支持されている。駆動軸22の下端部近傍には春巻きの具Fを下方へ押圧するための翼車24が取り付けられている。翼車24は駆動軸22の回りに扇風機の羽根のような、ねじ形をした3枚のへら23を有する。25は受け台21の底面に開く秤量孔であり、スライダ33に設けた後述する受取孔35よりやゝ大きく作られている。かくて、ホッパ20に春巻きの具Fが入っている状態で駆動軸22が回転すると、へら23は具Fの全体を周方向に回転させるとともに、下方の秤量孔25の中へ押し出す作用をする。
【0009】
前記秤量器30は、図6、図7で示すように、受け台21の下面に設けられた厚肉の平板状をなし、平行に配置された板状ガイド31に形成された案内溝32と、その案内溝32内へ摺動自在に支持されたスライダ33、および、スライダ33の上面を覆って取り付けられる前記受け台21などによって構成される。スライダ33の往復動は、図3、図4で示すように、動力ケース50の中に設けられ、傘歯車装置55とチェーン駆動装置58を介して電動機51に駆動される下向きのレバー57の遊端に連結されており、そのレバー57の揺動に従って案内溝32の中を往復動する。35はスライダ33内に形成された受取孔である。
【0010】
スライダ33は図10で示すように、板状の本体33aの上面に長手方向に沿って案内溝33bが形成され、そこには前記受取孔35の一部をなす可動壁部材35aが摺動可能に嵌合されている。前記本体33aと可動壁部材35aとの間には、一方へ螺合し他方には回動のみ可能に固定されたボルト34で連結されており、そのボルト34はワイヤ39を介してつまみ47に連結されている。よって、ボルト34を回動させることにより、本体33aに対して可動壁部材35aを進退させ、その前面の容積、すなわち、受取孔35の容積を大小に調節することができるようになっている。
【0011】
36は板状ガイド31に設けられた春巻きの具Fの落下口であり、前記案内溝32の直下に開設されている。落下口36の上方には、前記スライダ33によって移送された春巻きの具Fを受取孔35から下方へ押し出すための押し棒37が設けられている。押し棒37はリンク38を介して前記電動機51に連結されており、所定のタイミングで上下する。よって、スライダ33に形成した受取孔35が落下口36の直上で停止すると上方から押し棒37が下降して、受取孔35内にある春巻きの具Fを下方へ押し出し、ベルトコンベア60の上へ落下させる。
【0012】
動力ケース50は前記ホッパ20に隣接して設けられ、長手方向を上下にして支持されている。動力ケース50は図3、図4で示すように、内部に電動機51が前記駆動軸22と平行に配置して取り付けてある。動力ケース50の上端には前記ホッパ20の上へ伸びる箱形の横腕52が取り付けられ、そこには前記駆動軸22と電動機51とを連結するチェーンその他の巻掛け伝動手段53が収めてある。54は電動機51の上側に配した減速機、55は傘歯車装置である。かくて、前記駆動軸22には電動機51の回転が所定の低速に減速されて伝動される。
【0013】
こゝで、前記受け台21には秤量孔25の直上に位置して、前記翼車24の下側に平歯車40の2個が設けられている。図9で示すように、それら歯車の一方40aは通常の歯車であり、他方40bは同じ歯車の歯を一枚飛びに削除したものである。両歯車40a、40bは相互の歯先が接触しない程度に間隔をおいて配置されており、上流側の歯車40bは下流側の歯車40aに対して約10mm高くする。両歯車40a、40bは歯車列43を介して同じ回転方向になるように連結されている。そして両歯車40a、40bの歯先速度はスライダ33の動きよりはるかに速くしておく。その結果、上流側歯車40bは歯と歯の間隔が他方の歯車40bに比して大きいので細長材をスライダ33に設けた受取孔35へかき込む。また、下流側歯車40aは歯と歯の間隔が小さいので、細長材をなで込む作用をすることになる。歯車40は軸端に設けたスプロケット44により、チェーン駆動装置42を介して前記電動機51に連結されており、両歯車は同一速度で同じ方向に回転駆動される。
【0014】
上記実施態様の動作を説明する。図8で示すように、電動機51が運転され、スライダ33が進行して受取孔35が秤量孔25の直下に位置すると、翼車24のへら23によりホッパ20内にある春巻きの具Fが底部に設けた秤量孔25を通してスライダ33に設けられた受取孔35へ送り込まれる。
【0015】
受取孔35が一杯になり、その際、受取孔35へ入り切らない細長材があると、歯車40bによってかき込みと、40aによってなで込みが行われ、後で入った細長材の量だけ先に入っていた流動性のある具材が押し出され置換され所定容量に変化は生じない。
【0016】
スライダ33の後退動作は、受取孔35が落下口36と合致する位置で停止する。同時に、上方から押し棒37が突出し受取孔35内にある具Fを下方の落下口36の中へ押し出す。押し出された具Fは重力で下方のベルトコンベア60上に次々と落下し、整列された状態で次の工程へ移送される。
【0017】
【発明の効果】
本願発明によれば、秤量孔からスライダへ送り込まれる春巻きの具のうち、細長材が受取孔内へ入り切らなかったとき、歯車によってかき込みとなで込みが行われ、後で入った細長材の量だけ先に入っていた流動性のある具材が押し出され置換されて、受取孔には常に一定の量の具が充填される。よって、重量不足による不良品の発生がなくなる。なお、2個の歯車は適度の間隔をおいて配置されているので、細長材がかみ込まれることなく歯車の下を移送する。また、その際に細長材を損傷することもないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例である春巻きの具の秤量装置を示す外観図である。
【図2】図1中の矢視II図である。
【図3】一部を破断して示す側面図である。
【図4】そのIV−IV断面図である。
【図5】ホッパを取り外した状態を示す要部の平面図である。
【図6】図5中のVI−VI断面図である。
【図7】図6中のVII−VII断面図である。
【図8】秤量装置の作動を示す作動図である。
【図9】要部である歯車の形状を示す正面図である。
【図10】秤量装置の調節部分を取り出して示す外観図である。
【図11】従来例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10・・・・春巻きの具の秤量装置
12・・・・台枠
20・・・・ホッパ
21・・・・受け台
22・・・・駆動軸
23・・・・へら
24・・・・翼車
25・・・・秤量孔
30・・・・秤量器
31・・・・板状ガイド
32・・・・案内溝
33・・・・スライダ
33a・・・本体
33b・・・案内溝
34・・・・ボルト
35・・・・受取孔
36・・・・落下口
37・・・・押し棒
38・・・・リンク
39・・・・ワイヤ
4040a、40b・・・・歯車
41・・・・空間
42・・・・チェーン駆動装置
43・・・・歯車列
44・・・・スプロケット
47・・・・つまみ
50・・・・動力ケース
51・・・・電動機
52・・・・横腕
53・・・・巻掛け伝動手段
54・・・・減速機
55・・・・傘歯車装置
56・・・・軸継ぎ手
60・・・・ベルトコンベア
F・・・・春巻きの具

Claims (1)

  1. 具の供給箱に具を下方へ押圧するへらを備えた翼車を設け、また、その翼車の下方に位置して前記具の供給箱の底部に所定容量の秤量孔と、その秤量孔の直下を水平方向へ進退し秤量孔から押し込まれる具を受けるための受取孔を有するスライダを設けるとともに、前記翼車と秤量孔との間に、ピッチ円が離隔した位置に設置された2個一対の歯車を、前記秤量孔を横断して前記翼車の軸方向へ指向して取り付けそれらの歯の下側を具の移動方向へ回転させるとともに、その歯車の具の移動方向上流側に位置するものを、下流側に位置するものより、やゝ上側に位置して取り付けてなる春巻きの具の秤量装置。
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