JP3716848B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はハイブリッド車両の制御装置に係り、特に、変速機に入力される入力トルクを所定の条件下で強制的に低下させるトルクダウン制御に関するものである。
(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、(b) モータジェネレータと、(c) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、(d) その変速機の変速時にその変速機に入力される入力トルクを所定のトルクダウン条件下で強制的に低下させるトルクダウン制御手段とを有するハイブリッド車両が提案されている。特許文献1に開示されているハイブリッド車両はその一例で、変速機の変速時に所定のトルクダウン条件下、例えばパワーオンアップシフトのイナーシャ相などで、モータジェネレータ(電動モータ)のトルク制御により入力トルクを一時的に低下させるようになっている。
特開平6−319210号公報
しかしながら、このようにモータジェネレータのトルク制御だけで入力トルクのトルクダウン制御を行う場合には、必ずしも十分に満足できないことがあった。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、エンジンおよびモータジェネレータと駆動輪との間に変速機が設けられているハイブリッド車両において、変速機に入力される入力トルクのトルクダウン制御が種々の運転条件下で好適に行われるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、(b) モータジェネレータと、(c) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、を有するハイブリッド車両の制御装置において、(d) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、(e) 前記変速機のダウンシフト時に、前記走行モードに応じて異なる態様で前記モータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有することを特徴とする。
第2発明は、第1発明のハイブリッド車両の制御装置において、前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンを動力源とするエンジン走行モードでは、そのエンジンの遅角制御によるトルクダウン制御が不可の場合に前記モータジェネレータのトルク制御で前記入力トルクを低下させることを特徴とする。
第3発明は、第1発明のハイブリッド車両の制御装置において、前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンおよび前記モータジェネレータの両方を動力源として走行するエンジン+モータ走行モードでは、前記エンジンのみのトルクダウン制御で入力トルクを低下させることを特徴とする。
第4発明は、第3発明のハイブリッド車両の制御装置において、前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンによるトルクダウン制御が不可の場合には、前記モータジェネレータのトルク制御で前記入力トルクを低下させることを特徴とする。
第5発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、(b) モータジェネレータと、(c) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、を有するハイブリッド車両の制御装置において、(d) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、(e) 前記変速機のダウンシフト時に、前記走行モードに応じてトルクダウン源を使い分けて入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有することを特徴とする。
第6発明は、(a) 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、(b) モータジェネレータと、(c) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、を有するハイブリッド車両の制御装置において、(d) 前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、(e) 前記変速機の変速がパワーオンダウンシフトか否かを判断し、パワーオンダウンシフト時には、それ以外の時とは別に前記走行モードに応じて異なる態様で前記モータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有することを特徴とする。
第1発明のハイブリッド車両の制御装置においては、変速機のダウンシフト時に、走行モードに応じて異なる態様でモータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有するため、トルクダウン制御が種々の運転条件下で好適に行われるようになる。
第2発明では、エンジン走行モードでもエンジンの遅角制御を行うことができない場合には、モータジェネレータでトルクダウン制御を行うようになっているため、常に良好なトルクダウン制御が行われる。
第3発明では、変速機のダウンシフト時に、エンジン+モータ走行モードではエンジンのみのトルクダウン制御で入力トルクを低下させるため、総ての走行モードでモータジェネレータによるトルクダウン制御を行う場合に比較してモータジェネレータの使用頻度が少なくなる。
第4発明では、エンジンによるトルクダウン制御が不可の場合には、モータジェネレータでトルクダウン制御を行うようになっているため、常に良好なトルクダウン制御が行われる。
第5発明のハイブリッド車両の制御装置においては、変速機のダウンシフト時に、走行モードに応じてトルクダウン源を使い分けて入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有するため、トルクダウン制御が種々の運転条件下で好適に行われるようになる。
第6発明のハイブリッド車両の制御装置においては、変速機のパワーオンダウンシフト時には、それ以外の時とは別に走行モードに応じて異なる態様でモータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有するため、トルクダウン制御が種々の運転条件下で好適に行われるようになる。
ここで、本発明は、例えばクラッチにより動力伝達を接続、遮断することによって動力源を切り換える切換タイプや、遊星歯車装置などの合成分配機構によってエンジンおよびモータジェネレータの出力を合成したり分配したりするミックスタイプ、モータジェネレータ(電動モータ)およびエンジンの一方を補助的に使うアシストタイプ、常にはモータジェネレータ(電動モータ)によって走行するとともにエンジンは発電のために使用されるシリーズタイプなど、種々のタイプのハイブリッド車両に適用され得る。
また、かかるハイブリッド車両は、第1発明、第5発明のように、エンジンおよびモータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードで走行させられるように構成されることが望ましい。走行モードとしては、エンジンのみを動力源として走行するエンジン走行モード、電動モータのみを動力源として走行するモータ走行モード、エンジンおよび電動モータの両方を動力源として走行するエンジン+モータ走行モードなどがあり、例えば要求出力(アクセル操作量などの車両負荷に相当)や車速などをパラメータとして自動的にそれ等の走行モードが切り換えられるように構成される。
モータジェネレータは、電動モータおよび発電機(ジェネレータ)の少なくとも一方として機能させられるものであれば良く、運転状態に応じて両方の機能を使い分けて用いられるものでも良い。また、シリーズタイプのように複数のモータジェネレータを用いることもできる。
変速機としては、予め定められた変速条件に従って変速比が自動的に変更される自動変速機、例えば油圧式摩擦係合手段や噛合式クラッチなどの係合手段によって変速比が異なる複数の変速段で変速制御される遊星歯車式、平行2軸式などの有段の自動変速機や、変速比を連続的に変化させるベルト駆動式、トロイダル型などの無段変速機が好適に用いられるが、運転者のスイッチ操作、シフト操作などに従って電気的に変速段が切り換えられるものでも良い。有段自動変速機の変速条件としては、車速およびアクセル操作量をパラメータとする変速パターンが好適に用いられる。
トルクダウン源としてエンジンを用いる第3発明では、スロットル制御や遅角制御などでエンジンそのもののトルクを低下させて入力トルクを低下させるように構成される。トルクダウン源としてモータジェネレータを用いる第1発明、第4発明、第6発明では、モータの正回転トルクの低減、逆回転トルクの印加、回生制動トルクの印加などによって変速機への入力トルクを低下させるように構成される。モータジェネレータが反力を担うことによってエンジントルクを出力する電気式トルコンの場合、モータジェネレータの反力トルクを低減して出力トルク、すなわち変速機への入力トルクを低下させることもできる。
また、エンジンおよびモータジェネレータが共にトルクダウン源として使用できない場合は、変速機の係合手段の負担を小さくする上で、通常よりも低車速側で変速が行われるように変速パターンを変更したり、変速時に係合させられる係合手段の過渡係合力(過渡油圧など)を高くしたりすることが望ましい。
また、本発明のトルクダウン制御時には、自動変速機の係合手段の過渡係合力をトルクダウン量に応じて低下させることが可能である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である制御装置を備えているハイブリッド車両のハイブリッド駆動装置10の骨子図である。このハイブリッド駆動装置10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両用のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等のエンジン12と、電動モータおよび発電機として使用されるモータジェネレータ14と、シングルピニオン型の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両の前後方向に沿って備えており、出力軸19から図示しないプロペラシャフトや差動装置などを介して左右の駆動輪(後輪)へ動力を伝達する。遊星歯車装置16は機械的に力を合成分配する合成分配機構で、モータジェネレータ14と共に電気式トルコン24を構成しており、そのリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介してエンジン12に連結され、サンギヤ16sはモータジェネレータ14のロータ軸14rに連結され、キャリア16cは自動変速機18の入力軸26に連結されている。また、サンギヤ16sおよびキャリア16cは第2クラッチCE2 によって連結されるようになっている。なお、エンジン12の出力は、回転変動やトルク変動を抑制するためのフライホイール28およびスプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッチである。
自動変速機18は、前置式オーバードライブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。具体的には、副変速機20はシングルピニオン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレーキB0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されている。主変速機22は、3組のシングルピニオン型の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエータによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 , C2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。そして、図2に示されているソレノイドバルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路44が切り換えられたり、シフトレバーに機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって油圧回路44が機械的に切り換えられたりすることにより、係合手段であるクラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B4 がそれぞれ係合、解放制御され、図3に示されているようにニュートラル(N)と前進5段(1st〜5th)、後進1段(Rev)の各変速段が成立させられる。なお、上記自動変速機18や前記電気式トルコン24は、中心線に対して略対称的に構成されており、図1では中心線の下半分が省略されている。
図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッチの欄の「○」は係合、「●」は図示しないシフトレバーがエンジンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、そして、空欄は非係合を表している。その場合に、ニュートラルN、後進変速段Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバーに機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによって油圧回路44が機械的に切り換えられることによって成立させられ、シフトレバーがD(前進)レンジへ操作された場合の1st〜5thの相互間の変速はソレノイドバルブSL1〜SL4によって電気的に制御される。また、前進変速段の変速比は1st(第1変速段)から5th(第5変速段)となるに従って段階的に小さくなり、4thの変速比i4 =1(直結)である。図3に示されている変速比は一例である。
油圧回路44は図4に示す回路を備えている。図4において符号70は1−2シフトバルブを示し、符号71は2−3シフトバルブを示し、符号72は3−4シフトバルブを示している。これらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、71、72の下側に示している通りである。なお、その数字は各変速段を示す。
2−3シフトバルブ71のポートのうち第1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路75を介して接続されている。この油路にはオリフィス76が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレーキB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン圧PLが急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝作用を行うものである。
符号78はB−3コントロールバルブであって、第3ブレーキB3 の係合圧を制御するようになっている。すなわち、このB−3コントロールバルブ78は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介装したスプリング81とを備えており、スプール79によって開閉される入力ポート82に油路75が接続され、またこの入力ポート82に選択的に連通させられる出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端側に形成したフィードバックポート84に接続されている。一方、上記スプリング81を配置した箇所に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段以上の変速段でDレンジ圧(ライン圧PL)を出力するポート86が油路87を介して連通させられている。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポート88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続され、信号圧PSLU が作用させられるようになっている。したがって、B−3コントロールバルブ78は、スプリング81の弾性力とポート85に供給される油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポート88に供給される信号圧PSLU が高いほどスプリング81による弾性力が大きくなるように構成されている。
図4における符号89は、2−3タイミングバルブであって、この2−3タイミングバルブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプランジャ93とを有している。2−3タイミングバルブ89の中間部のポート94に油路95が接続され、また、この油路95は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポート96に接続されている。油路95は途中で分岐して、前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート97にオリフィスを介して接続されており、上記ポート94に選択的に連通させられるポート98は油路99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されている。そして、第1のプランジャ91の端部に開口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続されている。
前記油路87は第2ブレーキB2 に対して油圧を供給・排出するためのものであって、その途中には小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィス102とが介装されている。また、この油路87から分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧する場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス104が介装され、この油路103はオリフィスコントロールバルブ105に接続されている。
オリフィスコントロールバルブ105は第2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブであって、そのスプール106によって開閉されるように中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2 が接続されており、このポート107より図での下側に形成したポート108に前記油路103が接続されている。第2ブレーキB2 を接続してあるポート107より図での上側に形成したポート109は、ドレインポートに選択的に連通させられるポートであって、このポート109には、油路110を介して前記B−3コントロールバルブ78のポート111が接続されている。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続してある出力ポート83に選択的に連通させられるポートである。
オリフィスコントロールバルブ105のポートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続されている。このポート114は、第3変速段以下の変速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブSL4の信号圧を出力するポートである。さらに、このオリフィスコントロールバルブ105には、前記油路95から分岐した油路115が接続されており、この油路115を選択的にドレインポートに連通させるようになっている。
なお、前記2−3シフトバルブ71において第2変速段以下の変速段でDレンジ圧を出力するポート116が、前記2−3タイミングバルブ89のうちスプリング92を配置した箇所に開口するポート117に油路118を介して接続されている。また、3−4シフトバルブ72のうち第3変速段以下の変速段で前記油路87に連通させられるポート119が油路120を介してソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
符号121は第2ブレーキB2 用のアキュムレータを示し、その背圧室にはリニアソレノイドバルブSLNが出力する信号圧PSLN に応じて調圧されたアキュムレータコントロール圧Pacが供給されるようになっている。2→3変速時に前記2−3シフトバルブ71が切り換えられると、第2ブレーキB2 には油路87を介してDレンジ圧(ライン圧PL)が供給されるが、このライン圧PLによってアキュムレータ121のピストン121pが上昇を開始する。このピストン121pが上昇している間は、ブレーキB2 に供給される油圧(係合圧)PB2は、スプリング121sの下向きの付勢力およびピストン121pを下向きに付勢する上記アキュムレータコントロール圧Pacと釣り合う略一定、厳密にはスプリング121sの圧縮変形に伴って漸増させられ、ピストン121pが上昇端に達するとライン圧PLまで上昇させられる。すなわち、ピストン121pが移動する変速過渡時の係合圧PB2は、アキュムレータコントロール圧Pacによって定まるのである。
アキュムレータコントロール圧Pacは、第3変速段成立時に係合制御される上記第2ブレーキB2 用のアキュムレータ121の他、図示は省略するが第1変速段成立時に係合制御されるクラッチC1 用のアキュムレータ、第4変速段成立時に係合制御されるクラッチC2 用のアキュムレータ、第5変速段成立時に係合制御されるブレーキB0 用のアキュムレータにも供給され、それ等の係合・解放時の過渡油圧が制御される。
図4の符号122はC−0エキゾーストバルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキュムレータを示している。C−0エキゾーストバルブ122は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジンブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるように動作するものである。
このような油圧回路44によれば、第2変速段から第3変速段への変速、すなわち第3ブレーキB3 を解放すると共に第2ブレーキB2 を係合する所謂クラッチツウクラッチ変速において、入力軸26の入力トルクなどに基づいて第3ブレーキB3 の解放過渡油圧や第2ブレーキB2 の係合過渡油圧を制御することにより、変速ショックを好適に軽減することができる。その他の変速についても、リニアソレノイドバルブSLNのデューティ制御によってアキュムレータコントロール圧Pacを調圧することにより、クラッチC1 、C2 やブレーキB0 の過渡油圧が制御される。
ハイブリッド駆動装置10は、図2に示されるようにハイブリッド制御用コントローラ50及び自動変速制御用コントローラ52を備えている。これらのコントローラ50、52は、CPUやRAM、ROM等を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、アクセル操作量センサ62、車速センサ63、インプットシャフト回転数センサ64からそれぞれアクセル操作量θAC、車速V(自動変速機18の出力軸19の回転数NO に対応)、自動変速機18の入力軸26の回転数NI を表す信号が供給される他、エンジントルクTE やモータトルクTM 、エンジン回転数NE 、モータ回転数NM 、蓄電装置58の蓄電量SOC、ブレーキのON、OFF、シフトレバーの操作レンジなどに関する情報が、種々の検出手段などから供給されるようになっており、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行う。エンジントルクTE はスロットル弁開度や燃料噴射量などから求められ、モータトルクTM はモータ電流などから求められ、蓄電量SOCはモータジェネレータ14がジェネレータとして機能する充電時のモータ電流や充電効率などから求められる。
前記エンジン12は、ハイブリッド制御用コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に応じて出力が制御される。モータジェネレータ14は、図5に示すようにM/G制御器(インバータ)56を介してバッテリー等の蓄電装置58に接続されており、ハイブリッド制御用コントローラ50により、その蓄電装置58から電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動される回転駆動状態と、回生制動(モータジェネレータ14自体の電気的な制動トルク)によりジェネレータとして機能して蓄電装置58に電気エネルギーを充電する充電状態と、ロータ軸14rが自由回転することを許容する無負荷状態とに切り換えられる。また、前記第1クラッチCE1 及び第2クラッチCE2 は、ハイブリッド制御用コントローラ50により電磁弁等を介して油圧回路44が切り換えられることにより、係合或いは解放状態が切り換えられる。自動変速機18は、自動変速制御用コントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SLNの励磁状態が制御され、油圧回路44が切り換えられたり油圧制御が行われたりすることにより、運転状態(例えばアクセル操作量θACおよび車速Vなど)をパラメータとして予め定められた変速条件に従って変速段が自動的に切り換えられる。図10において点線で示す(a) および(b) は変速条件としての変速パターンの一例で、(a) はダウンシフト線、(b) はアップシフト線である。自動変速制御用コントローラ50は変速制御手段として機能している。
上記ハイブリッド制御用コントローラ50は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294148号に記載されているように、図6に示すフローチャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式トルコン24を作動させる。ハイブリッド制御用コントローラ50による一連の信号処理のうち図6のフローチャートを実行する部分はモード切換手段として機能している。
図6において、ステップS1ではエンジン始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力源として走行したり、エンジン12によりモータジェネレータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりするために、エンジン12を始動すべき旨の指令があったか否か等によって判断し、始動要求があればステップS2でモード9を選択する。モード9は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14により遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行ってエンジン12を始動する。このモード9は、車両停止時には前記自動変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のように第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力でモータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって行われる。また、車両走行時であっても、一時的に自動変速機18をニュートラルにしてモード9を実行することも可能である。
ステップS1の判断が否定された場合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステップS3を実行することにより、制動力の要求があるか否かを、例えばブレーキがONか否か、シフトレバーの操作レンジがLや2などのエンジンブレーキレンジ(低速変速段のみで変速制御を行うと共にエンジンブレーキや回生制動が作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θACが0か否か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否か、等によって判断する。この判断が肯定された場合にはステップS4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の値が設定される。
上記ステップS5で選択されるモード8は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴射量を0とするものであり、これによりエンジン12の引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキが車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
ステップS6で選択されるモード6は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態とするもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレータ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作が軽減されて運転操作が容易になる。また、第1クラッチCE1 が解放されてエンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電効率等の性能を損なうことがない。
ステップS3の判断が否定された場合、すなわち制動力の要求がない場合にはステップS7を実行し、エンジン発進が要求されているか否かを、例えばモード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停止時か否か、すなわち車速V≒0か否か等によって判断する。この判断が肯定された場合には、ステップS8においてアクセルがONか否か、すなわちアクセル操作量θACが略零の所定値より大きいか否かを判断し、アクセルONの場合にはステップS9でモード5を選択し、アクセルがONでなければステップS10でモード7を選択する。
上記ステップS9で選択されるモード5は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14の回生制動トルクを制御することにより、車両を発進させるものである。具体的に説明すると、遊星歯車装置16のギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+ρE ):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半分のトルクをモータジェネレータ14が分担することにより、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャリア14cから出力される。すなわち、モータジェネレータ14のトルクの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発進を行うことができるのである。また、モータ電流を遮断してモータジェネレータ14を無負荷状態とすれば、ロータ軸56が逆回転させられるだけでキャリア14cからの出力は0となり、車両停止状態となる。すなわち、この場合の遊星歯車装置16は発進クラッチおよびトルク増幅装置として機能するのであり、モータトルク(回生制動トルク)TM を0から徐々に増大させて反力を大きくすることにより、エンジントルクTE の(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑らかに発進させることができるのである。
ここで、本実施例では、エンジン12の最大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレータ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、装置が小型で且つ安価に構成される。また、本実施例ではモータトルクTM の増大に対応して、スロットル弁開度や燃料噴射量を増大させてエンジン12の出力を大きくするようになっており、反力の増大に伴うエンジン回転数NE の低下に起因するエンジンストール等を防止している。
ステップS10で選択されるモード7は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由回転させられることにより、自動変速機18の入力軸26に対する出力が零となる。これにより、モード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停止時に一々エンジン12を停止させる必要がないとともに、前記モード5のエンジン発進が実質的に可能となる。
ステップS7の判断が否定された場合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステップS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1判定値P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作量θACやその変化速度、車速V(出力回転数NO )、自動変速機18の変速段などに基づいて、予め定められたデータマップや演算式などにより算出される。また、第1判定値P1はエンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とモータジェネレータ14のみを動力源として走行する低負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができるだけ少なくなるように実験等によって定められている。
ステップS11の判断が肯定された場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合には、ステップS12で蓄電量SOCが予め設定された最低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧AであればステップS13でモード1を選択する一方、SOC<AであればステップS14でモード3を選択する。最低蓄電量Aはモータジェネレータ14を動力源として走行する場合に蓄電装置58から電気エネルギーを取り出すことが許容される最低の蓄電量であり、蓄電装置58の充放電効率などに基づいて例えば70%程度の値が設定される。
上記モード1は、前記図7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させるもので、モータジェネレータ14のみを動力源として車両を走行させる。この場合も、第1クラッチCE1 が解放されてエンジン12が遮断されるため、前記モード6と同様に引き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変速制御することにより効率の良いモータ駆動制御が可能である。また、このモード1は、要求出力Pdが第1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるため、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエネルギー効率が優れていて燃費や排出ガスを低減できるとともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
ステップS14で選択されるモード3は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動により充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を走行させながら、モータジェネレータ14によって発生した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、その要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネレータ14で消費されるように、そのモータジェネレータ14の電流制御が行われる。
ステップS11の判断が否定された場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より大きい場合には、ステップS15において、要求出力Pdが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さいか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断する。第2判定値P2は、エンジン12のみを動力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができるだけ少なくなるように実験等によって予め定められている。そして、P1<Pd<P2であればステップS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<Aの場合には前記ステップS14でモード3を選択する。また、Pd≧P2であればステップS18でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはステップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合にはステップS17でモード2を選択する。
上記モード2は、前記図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもので、エンジン12のみを動力源として車両を走行させる。また、モード4は、第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。このモード4は、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12およびモータジェネレータ14を併用しているため、エンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なうことがない。
上記モード1〜4の運転条件についてまとめると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<Pd<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両方を動力源として走行する。また、SOC<Aの場合には、要求出力Pdが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップS14のモード3を実行することにより蓄電装置58を充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われる。
ステップS17のモード2は、P1<Pd<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはPd≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行されるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れているため、モータジェネレータ14を動力源として走行する場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。また、高負荷領域では、モータジェネレータ14およびエンジン12を併用して走行するモード4が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なくなって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
ハイブリッド制御用コントローラ50および自動変速制御用コントローラ52はまた、図8に示すフローチャートに従って、特開平2−3545号公報に記載のようにパワーオンダウンシフトの変速終了時にトルクダウン制御を行うようになっている。ハイブリッド制御用コントローラ50および自動変速制御用コントローラ52による一連の信号処理のうち図8のステップSB8、SB10、SB12、SB14を実行する部分は請求項5のトルクダウン制御手段に相当し、そのうちのモータジェネレータ14のトルク制御でトルクダウンを行うステップSB8、SB12、SB14を実行する部分は請求項1、6のトルクダウン制御手段に相当する。図9は、図8の実施例におけるトルクダウン制御のタイムチャートの一例である。
図8において、ステップSB1ではパワーオンダウンシフトか否かを判断する。ダウンシフトについては、前記図10のような変速パターンに基づいて、車速Vおよびアクセル操作量θACがダウンシフト線を超えて変化したか否かによって判断すれは良く、パワーオンか否かは、例えばアクセルが踏込み操作されているアクセルオンか否かをアクセル操作量θACなどに基づいて判断すれば良い。そして、パワーオンダウンシフトであれば、所定時間経過後に変速指令を出力してソレノイドバルブSL1〜SL4の励磁、非励磁状態を切り換える。また、ステップSB2では、イナーシャ相が終了付近か否かを、例えば入力回転数NI が変速後の変速段の変速比iZ と出力回転数NO とを掛算した値iZ ×NO から所定値βを引き算した判定値(iZ ×NO −β)を上回ったか否かなどにより判断し、イナーシャ相が終了付近に達するとステップSB3以下のトルクダウン制御を実行する。所定値βは一定値でも良いが、変速の種類やアクセル操作量θACなどをパラメータとして設定されるようにしても良い。
ステップSB3では、モータ走行モード(モード1)か否かを判断し、モータ走行モードであれば、ステップSB14でモータジェネレータ14のモータトルクTM を低減することにより、入力トルクTI のトルクダウン制御を行う。モータジェネレータ14のトルクダウン量は、アクセル操作量θAC、変速の種類、車速Vなどをパラメータとして予め設定されたマップなどに従って設定される。車速Vを考慮するのは、パワーオンダウンシフトは変速線を縦によぎることがほとんどであるためである。また、その後アクセル操作量θACの変化があれば、トルクダウン量は逐次変更される。図9の下から2段目のモータトルクTM のグラフは、この時のトルクダウン制御(または後述のステップSB12以下のトルクダウン制御)の一例であり、アクセル操作量θACの変化に伴って途中(Q点)でトルクダウン量が増加している。
次のステップSB15では、トルクダウン制御の開始から予め定められた所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過するまでステップSB14のトルクダウン制御を継続するとともに、所定時間が経過するとステップSB16のトルク復帰制御を行う。この所定時間は、トルクダウン制御開始時のアクセル操作量θACや変速の種類などに応じて、予め定められたマップや演算式などにより設定され、アクセル操作量θACの変化に伴って変更される。ステップSB16の復帰制御は、トルクダウン終了時(復帰開始時)のアクセル操作量θACや変速の種類に応じて設定される所定時間の間に徐々に行われる。
前記ステップSB3の判断がNOの場合、すなわちモータ走行モードでない場合には、ステップSB4でエンジン+モータ走行モード(モード4)か否かを判断し、エンジン+モータ走行モードであればステップSB12、SB13、SB16を実行することにより、前記モータ走行モードの場合(ステップSB14以下)と同様にしてトルクダウン制御を行う。但し、この場合のトルクダウン量は、エンジン12およびモータジェネレータ14の総トルクに基づいて、エンジン12のイナーシャも考慮して設定される。また、ステップSB13の所定時間すなわちトルクダウン制御の継続時間や、ステップSB16のトルク復帰制御の所定時間についても、エンジン+モータ走行モード独自の値が設定される。
ステップSB4の判断がNOの場合、すなわちエンジン+モータ走行モードでない場合には、ステップSB5でエンジン走行モード(モード2)か否かを判断し、エンジン走行モードであれば、ステップSB6でエンジン12によるトルクダウン制御が可能か否かを判断する。具体的には、触媒温度や遅角制御の頻度などでエンジン12の遅角制御が可能か否かを判断し、遅角制御が可能であればステップSB10、SB11、SB16を実行することにより、エンジン12の遅角制御でトルクダウン制御を行う。この場合のトルクダウン量や、ステップSB11の所定時間、ステップSB16のトルク復帰制御の所定時間は、エンジン走行モード独自の値が設定される。この遅角によるトルクダウン制御は、特開平2−3545号公報に記載の制御そのものである。
ステップSB6の判断がNOの場合、すなわちエンジン12によるトルクダウン制御(遅角制御)が不可の場合には、ステップSB7で蓄電量SOCが判定値α(例えば最低蓄電量A)以上か否か、言い換えればモータジェネレータ14によるトルクダウン制御が可能か否かを判断し、SOC≧αであればステップSB8、SB9、SB16を実行する。これは、モータジェネレータ14に逆回転トルクを印加して入力トルクTI を低下させるもので、この場合のトルクダウン量すなわち逆回転方向のモータトルクTM や、ステップSB9の所定時間、ステップSB16のトルク復帰制御の所定時間は、前記エンジン12の遅角でトルクダウン制御を行う場合(ステップSB10以下)と同じであっても良いが、応答性や制御精度の違いなどを考慮して異なる値が設定されるようにしても良い。図9の1番下のモータトルクTM のグラフは、この時のトルクダウン制御の一例である。
このような本実施例のハイブリッド車両においては、トルクダウン源としてエンジン12を用いるステップSB10の第1ダウン手段と、トルクダウン源としてモータジェネレータ14を用いるステップSB8、SB12、SB14の第2ダウン手段とを備えており、それ等の第1ダウン手段および第2ダウン手段が所定の選択条件に従って使い分けられるようになっているため、トルクダウン源としてモータジェネレータ14のみ、或いはエンジン12のみを用いる場合に比較して、トルクダウン制御が種々の運転条件下で好適に行われるようになり、パワーオンダウンシフトの変速終了付近での出力トルクTO の増大が効果的に防止される。
本実施例では、走行モードに応じて第1ダウン手段および第2ダウン手段を使い分けるようになっており、モータ走行モードおよびエンジン+モータ走行モードではモータジェネレータ14を用いてトルクダウン制御を行い、エンジン走行モードでは原則としてエンジン12の遅角でトルクダウン制御を行うようになっているため、総ての走行モードでモータジェネレータ14によるトルクダウン制御を行う場合に比較してモータジェネレータ14の使用頻度が少なくなり、電気的ロスが低減される。
また、エンジン走行モードでもエンジン12の遅角制御を行うことができない場合には、モータジェネレータ14の逆回転トルクでトルクダウン制御を行うようになっているため、常に良好なトルクダウン制御が行われる。
また、ステップSB8以下、ステップSB10以下、ステップSB12以下、ステップSB14以下の各トルクダウン制御では、走行モードやトルクダウン源の相違に応じて、それぞれ独自のトルクダウン量、トルクダウン継続時間、トルク復帰時間が設定されるため、エンジン12およびモータジェネレータ14のイナーシャの相違、トルクダウン制御の制御精度や応答性の相違などに拘らず、高い精度でトルクダウン制御が行われる。
また、本実施例ではエンジン+モータ走行モード(モード4)でも、モータジェネレータ14のみでトルクダウン制御が行われるため、エンジン12およびモータジェネレータ14の両方をそれぞれトルクダウン制御する場合に比較して、制御が容易であるとともに高い制御精度が得られる。
図10および図11の実施例は、上記図8および図9の実施例に比較して、エンジン+モータ走行モードの場合にエンジン走行モードと同様にステップSB6以下を実行するようにした場合である。すなわち、エンジン+モータ走行モードでは、原則としてエンジン12の遅角によるトルクダウン制御を行うようにしただけであり、図8および図9の実施例と同様の効果が得られる。図11の下から2番目のエンジントルクTE のグラフは、エンジン+モータ走行モードまたはエンジン走行モードでステップSB10以下のエンジン12によるトルクダウン制御が行われた場合の例で、一番下のモータトルクTM のグラフは、エンジン走行モードでステップSB8以下のモータジェネレータ14によるトルクダウン制御が行われた場合の例である。図10のフローチャートのステップSB10は、請求項3のトルクダウン制御手段に相当する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では後進1段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用いられていたが、図12に示すように前記副変速機20を省略して主変速機22のみから成る自動変速機60を採用し、図13に示すように前進4段および後進1段で変速制御を行うようにすることもできる。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
本発明の一実施例である制御装置を備えているハイブリッド車両のハイブリッド駆動装置の構成を説明する骨子図である。 図1のハイブリッド駆動装置が備えている制御系統を説明する図である。 図1の自動変速機の各変速段を成立させる係合要素の作動を説明する図である。 図1の自動変速機が備えている油圧回路の一部を示す図である。 図2のハイブリッド制御用コントローラと電気式トルコンとの接続関係を説明する図である。 図1のハイブリッド駆動装置の基本的な作動を説明するフローチャートである。 図6のフローチャートにおける各モード1〜9の作動状態を説明する図である。 本発明が適用された一実施例の特徴となる制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図8のフローチャートに従ってトルクダウン制御が行われた場合の一例を説明するタイムチャートである。 本発明の別の実施例を説明するフローチャートである。 図10のフローチャートに従ってトルクダウン制御が行われた場合の一例を説明するタイムチャートである。 本発明が好適に適用されるハイブリッド車両のハイブリッド駆動装置の別の例を説明する骨子図である。 図12の自動変速機の各変速段を成立させる係合要素の作動を説明する図である。
符号の説明
12:エンジン 14:モータジェネレータ 18,60:自動変速機(変速機) 50:ハイブリッド制御用コントローラ 52:自動変速制御用コントローラ
SB8、SB10、SB12、SB14:トルクダウン制御手段

Claims (6)

  1. 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、
    モータジェネレータと、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、
    を有するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、
    前記変速機のダウンシフト時に、前記走行モードに応じて異なる態様で前記モータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンを動力源とするエンジン走行モードでは、該エンジンの遅角制御によるトルクダウン制御が不可の場合に前記モータジェネレータのトルク制御で前記入力トルクを低下させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンおよび前記モータジェネレータの両方を動力源として走行するエンジン+モータ走行モードでは、前記エンジンのみのトルクダウン制御で入力トルクを低下させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記トルクダウン制御手段は、前記エンジンによるトルクダウン制御が不可の場合には、前記モータジェネレータのトルク制御で前記入力トルクを低下させる
    ことを特徴とする請求項3に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、
    モータジェネレータと、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、
    を有するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、
    前記変速機のダウンシフト時に、前記走行モードに応じてトルクダウン源を使い分けて入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、
    モータジェネレータと、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータと駆動輪との間に配設された変速比を変更可能な変速機と、
    を有するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンおよび前記モータジェネレータの作動状態が異なる複数の走行モードを備えている一方、
    前記変速機の変速がパワーオンダウンシフトか否かを判断し、パワーオンダウンシフト時には、それ以外の時とは別に前記走行モードに応じて異なる態様で前記モータジェネレータのトルク制御を行って入力トルクを低下させるトルクダウン制御手段を有する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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