JP3714542B2 - 映像処理装置、映像処理方法、及びdvdビデオ装置 - Google Patents

映像処理装置、映像処理方法、及びdvdビデオ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面上において主映像等に重ね合わせて表示されるOSDを制御するための映像処理装置、映像処理方法、及びDVDビデオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、DVD−Video(以下、「DVDビデオ」と呼ぶ。)を再生する際、該DVDビデオからMPEG映像データと、サブピクチャデータとを抽出し、MPEG映像にサブピクチャを重ね合わせて表示画面上に表示させるDVDビデオ装置が実現されている。また、DVDビデオからではなく、テレビジョン放送信号からテレビジョン映像信号と、キャプション信号とを受信し、テレビジョン映像にキャプションを重ね合わせて表示画面上に表示させるテレビジョン受像装置も実現されている。
例えば、DVDビデオ装置においてMPEG映像が映画又はコンサート映像等の場合、当該DVDビデオ装置は、MPEG映像である映画又はコンサート映像等に、サブピクチャである字幕又はスーパー等を重ね合わせて表示画面上に表示させる。また、このようなDVDビデオ装置は、DVDビデオを再生中に、ユーザによる操作指示に応答してオンスクリーン表示(以下、「OSD」と呼ぶ。)信号を受信すると、サブピクチャが重ね合わされて表示されているMPEG映像に、更にOSDを重ねて表示画面上に表示させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記DVDビデオ装置においては、MPEG映像にサブピクチャを重ね合わせて表示している表示画面上に、更にOSDを重ねて表示させる際、OSDの表示位置が固定されているため、OSDがサブピクチャと重なって表示されるという問題が生じていた。例えば、映画の映像上に字幕が表示されている場合に、ユーザが出力音量を調節しようとすると、音量調節バーが字幕上に重なって表示され、ユーザが字幕を読めなくなる等の問題が生じていた。
同様に、上記テレビジョン受像装置においても、テレビジョン映像にキャプションを重ね合わせて表示している表示画面上に、更にOSDを重ねて表示させる際、OSDがキャプションと重なって表示されるという問題が生じていた。この問題を解決するための手段として、テレビジョン受像装置に関しては、特開平7−274140において、キャプションと重なることなくOSDを表示画面上に表示させる技術が開示されている。
【0004】
そこで、本発明の課題は、DVDビデオを再生中に、OSDをサブピクチャと重なることなく表示画面上に表示させるための映像処理装置、映像処理方法、及びDVDビデオ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像処理装置は、DVDビデオ規格の映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面を複数に分割してなる複数の表示領域のうち何れの表示領域に前記サブピクチャが表示されるかを解析するサブピクチャ解析手段と、所定のオンスクリーン表示データを解析して、前記複数の表示領域のうち何れかの表示領域に前記オンスクリーン表示がなされるかを解析するオンスクリーン表示解析手段と、前記サブピクチャ解析手段の解析と前記オンスクリーン表示解析手段の解析とに基づき、前記サブピクチャと前記オンスクリーン表示とが重ならないように前記オンスクリーン表示の表示位置を制御するオンスクリーン表示制御手段と、を備え、前記複数の表示領域には予め或いは表示される対象に応じて優先順位が対応付けられ、前記オンスクリーン表示制御手段は、前記複数の表示領域にそれぞれ対応づけられた優先順位に従って、前記サブピクチャ解析手段により解析されたサブピクチャが表示される表示領域と異なる表示領域に、前記オンスクリーン表示の表示位置を変更することを特徴とする。
【0006】
ここで、DVDビデオ規格の映像データのサブピクチャデータは、例えば、映画又は音楽映像作品等の字幕又はスーパー等の文字等がランレングスコードで表されているデータである。また、オンスクリーン表示データは、出力音量の調節バー、各種映像の調節メニュ等のフォントデータ又は圧縮データ等である。
【0007】
本発明の映像処理装置によれば、サブピクチャ解析手段により、DVDビデオ規格の映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面上でのサブピクチャの表示位置を取得し、オンスクリーン表示解析手段により、所定のオンスクリーン表示データを解析して、前記表示画面上でのオンスクリーン表示の表示位置を取得し、オンスクリーン表示制御手段により、前記サブピクチャ解析手段により取得されたサブピクチャの表示位置と異なるように、前記オンスクリーン表示解析手段により取得されたオンスクリーン表示の表示位置を制御する。
【0008】
また、本発明の映像処理方法は、DVDビデオ規格の映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面を複数に分割してなる複数の表示領域のうち何れの表示領域に前記サブピクチャが表示されるかを解析し、所定のオンスクリーン表示データを解析して、前記複数の表示領域のうち何れかの表示領域に前記オンスクリーン表示がなされるかを解析し、前記複数の表示領域には予め或いは表示される対象に応じて優先順位が対応付けられるとともに、前記サブピクチャデータの解析と前記オンスクリーン表示データの解析とに基づき、前記複数の表示領域にそれぞれ対応づけられた優先順位に従って、サブピクチャが表示される表示領域と異なる表示領域に、前記オンスクリーン表示の表示位置を変更する、ことを特徴とする。
【0009】
したがって、上記映像処理装置又は映像処理方法によれば、サブピクチャの表示位置に基づいてオンスクリーン表示の表示位置を制御できるので、サブピクチャと重なることなくオンスクリーン表示を表示画面上に表示させることが可能になる。よって、映画の字幕等のサブピクチャが表示されている表示画面上に、音量調節バー等のオンスクリーン表示を表示しても、音量調節バーが字幕に重なってユーザが字幕を読めなくなることもなく、より見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【0011】
また、上記映像処理装置によれば、サブピクチャ及びオンスクリーン表示の表示位置をそれぞれ表示領域毎に取得し、オンスクリーン表示がサブピクチャに重ならないようにオンスクリーン表示の表示位置を表示領域毎に変更できるので、表示位置の取得処理及び変更処理をより容易に且つ早く実行することが可能になる。よって、サブピクチャが表示されている表示画面上にオンスクリーン表示を頻繁に表示する場合であっても、迅速にオンスクリーン表示の表示位置を設定することができ、常に見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【0013】
また、上記映像処理装置によれば、表示画面上の複数の表示領域に対して、サブピクチャが表示される頻度等を表示領域毎に考慮して予め優先順位を付けておくことにより、オンスクリーン表示がサブピクチャに重ならないようにオンスクリーン表示の表示領域をより容易に且つ早く変更することができる。
【0014】
また、本発明のDVDビデオ装置は、
DVDビデオ規格の映像及び音声データをデコードして映像信号及び音声信号を生成するデコーダと、
前記映像信号に基づく各種映像を表示画面上の所定位置に表示する映像表示手段と、
前記音声信号に基づく各種音声を出力する音声出力手段と、
上記の映像処理装置と、
前記オンスクリーン表示を前記映像信号に基づく各種映像に重ね合わせながら、前記オンスクリーン表示制御手段により制御された前記表示画面上の表示位置にオンスクリーン表示を表示するオンスクリーン表示手段と、
を備えることを特徴とする。
【0015】
したがって、上記DVDビデオ装置によれば、サブピクチャの表示位置に基づいてオンスクリーン表示の表示位置を制御できるので、サブピクチャと重なることなくオンスクリーン表示を表示画面上に表示させることが可能になる。よって、より見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適に適用した実施形態におけるDVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ1について、図1〜5を参照して説明する。
本実施形態のDVDプレーヤ1は、DVDビデオ規格の映像及び音声データをデコードして映像信号及び音声信号を生成し、前記映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面上でのサブピクチャの表示位置を取得し、所定のオンスクリーン表示(On Screen Display;以下、「OSD」と呼ぶ。)データを解析して、前記表示画面上でのOSDの表示位置を取得する。そして、DVDプレーヤ1は、前記サブピクチャの表示位置と前記OSDの表示位置とに基づいて、前記表示画面上においてOSDがサブピクチャと異なる位置に表示されるようにOSDの表示位置を制御する。そして、DVDプレーヤ1は、前記OSDを前記映像信号に基づく主映像、サブピクチャ及びハイライトに重ね合わせながら、制御された前記表示画面上の表示位置に表示するとともに、前記音声信号に基づく各種音声を出力する。
【0017】
まず、本発明の実施形態におけるDVDプレーヤ1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、DVDプレーヤ1の全体構成の概略を示すブロック図である。
本実施形態のDVDプレーヤ1は、DVDビデオ規格に準じて映画又は音楽映像作品等を再生可能な装置である。また、このDVDプレーヤ1は、出力音量の調節バー、各種映像の調節メニュ等のOSDを主映像等の上に重ねて表示するOSD機能を備えている。
【0018】
図1に示すように、本実施形態のDVDプレーヤ1は、チューナ10と、ビデオコンバータ11と、DAコンバータ12と、AVデコーダ13と、SDRAM14と、ATAPI15と、SDRAM16と、ディスクドライブ17とを有する映像及び音声のデータ処理系ブロックを備える。更に、DVDプレーヤ1は、主制御部18と、フラッシュメモリ19と、EEPROM20と、副制御部21と、操作キー22と、受光部23と、表示部24とを備える。
【0019】
チューナ10は、アンテナが受信した信号の中から好ましい信号を選択し、選択した信号を後述するATAPI15に出力する。
ビデオコンバータ11は、後述するAVデコーダ13から出力されたRGBビデオ信号を所定形式の輝度信号と色信号とに変換し、ビデオ出力端末に出力する。
DAコンバータ(以下、「DAC」と呼ぶ。)12は、後述するAVデコーダ13から出力されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、オーディオ出力端末に出力する。
なお、前記ビデオ出力端末及び前記オーディオ出力端末は、テレビジョン等の映像表示装置(図示省略)に接続されており、前記輝度信号と前記色信号とに基づいて映像表示装置の表示画面に各種映像が表示され、前記アナログオーディオ信号に基づいて映像表示装置のスピーカから各種音声が出力される。
【0020】
AVデコーダ13は、後述するディスクドライブ17によって読み出されたDVDビデオ規格の映像及び音声データをATAPI15を介して受信する。DVDビデオ規格の映像データは、映画又は音楽映像作品等の主映像がMPEGにより圧縮されたMPEG主映像データと、字幕又はスーパー等の文字等がランレングスコードで表されているサブピクチャデータと、ハイライトデータとを含んでいる。そして、AVデコーダ13は、それら映像及び音声データに対してデコード処理等を行い、MPEG主映像、サブピクチャ、及びハイライトを表示するためのRGBビデオ信号と、PCM(Pulse Code Modulation)形式のオーディオ信号とを生成する。
さらに、AVデコーダ13は、後述する主制御部18の制御に基づき、OSDの表示指示を受信すると、フラッシュメモリ19に格納されている出力音量の調節バー、又は各種映像の調節メニュ等のフォントデータ又は圧縮データ等のOSDデータに対してデコード処理等を行い、OSDを表示するためのRGBビデオ信号を生成する。なお、詳細については後述するが、前記生成されたRGBビデオ信号に基づいてそのままサブピクチャ及びOSDが映像表示装置の表示画面上に表示されるとOSDがサブピクチャに重なってしまう場合(図4参照)であっても、OSDがサブピクチャに重ならないように主制御部18がOSDの表示位置を設定するので、AVデコーダ13は、サブピクチャに重ならないようにOSDを表示するためのRGBビデオ信号を生成する。
【0021】
そして、AVデコーダ13は、RGBビデオ信号を生成すると、生成されたRGBビデオ信号をビデオコンバータ11に、デジタルオーディオ信号をDAC12に、それぞれ出力する。したがって、前記ビデオコンバータ11がRGBビデオ信号を受信し、そのRGBビデオ信号を所定形式の輝度信号と色信号とに変換してビデオ出力端末に出力すると、DVDプレーヤ1にビデオ出力端末及びオーディオ出力端末を介して接続されている映像表示装置の表示画面に、図2に示すようなMPEG主映像、サブピクチャ、ハイライト、及びOSDの順に各種映像が表示される。
【0022】
図2は、DVDプレーヤ1に接続される映像表示装置の表示画面に表示されるデータを模式的に示した図である。
図2に示すように、ユーザから見ると、輝度信号及び色信号に基づいて、まずMPEG主映像が表示画面に表示され、次にMPEG主映像の上にサブピクチャが表示され、次にサブピクチャの上にハイライトが表示され、そして、OSDがある場合、サブピクチャの上にOSDが表示される。したがって、サブピクチャの表示位置とOSDの表示位置とが重なっている場合、OSDが重なっているサブピクチャの一部がOSDにより見えなくなるという場合が生じるのである。
【0023】
SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)14は、AVデコーダ13が各種デコード処理を行う際に使用される作業用メモリである。
【0024】
ATAPI(AT Attachment Pachet Interface)15は、後述する主制御部18の制御に基づき、DVDビデオD1からデータを読み出すように指示するコマンドをディスクドライブ17に出力し、ディスクドライブ17によってDVDビデオD1から読み出されたデータをディスクドライブ17から読み出し、そのデータをAVデコーダ13に転送する。
SDRAM16は、ATAPI15がディスクドライブ17からデータを読み出す際に使用される作業用メモリである。
ディスクドライブ17は、DVDビデオD1を回転させるディスクモータ17aと、回転しているDVDビデオD1からデータを読み書きするヘッド部17bとを有している。
【0025】
主制御部18は、主に前記映像及び音声のデータ処理系ブロックの制御を行う。すなわち、主制御部18は、ATAPI15がディスクドライブ17からDVDビデオD1の映像及び音声データを読み出してAVデコーダ13に転送するように、ATAPI15を制御する。また、主制御部18は、AVデコーダ13が前記映像及び音声データに対してデコード処理を行ってMPEG主映像、サブピクチャ、及びハイライトを表示するためのRGBビデオ信号と、オーディオ信号とを生成するように、AVデコーダ13を制御する。
【0026】
さらに、主制御部18は、後述する副制御部21を介してユーザのOSDの操作指示を受信し、前記映像及び音声データ中にサブピクチャデータが含まれていると判断すると、図3に示すような表示領域毎にサブピクチャの表示位置を解析する。また、主制御部18は、フラッシュメモリ19からOSDデータを読み出し、サブピクチャの表示位置を解析する場合と同様に、図3に示すような表示領域毎にOSDの表示位置を解析する。
そして、主制御部18は、サブピクチャ及びOSDの表示位置を解析した結果、図4に示すようにOSDがサブピクチャに重なると判断すると、OSDがサブピクチャに重ならないように、図3に示すような各表示領域に対して予め決定されている優先順位に従って、表示領域毎にOSDの表示位置を設定する。そして、主制御部18は、AVデコーダ13が前記OSDの表示位置に基づいてOSDデータに対してデコード処理を行ってOSDを表示するためのRGBビデオ信号を生成するように、AVデコーダ13を制御する。
【0027】
図3は、DVDプレーヤ1に接続された映像表示装置の表示画面2が複数の表示領域に分割されている画面例である。
図3に示すように、本実施形態において、DVDプレーヤ1によって生成された各種映像を表示する映像表示装置の表示画面2は、各表示対象の表示位置を解析し易くするために9つの表示領域に分割されており、それぞれの表示領域には、2−1〜2−9のいずれかの番号が対応付けられている。そして、上述したように、主制御部18は、サブピクチャの表示位置を解析するために、サブピクチャが表示画面2のどの表示領域にあるのかを解析する。同様に、主制御部18は、OSDの表示位置を解析するために、OSDが表示画面2のどの表示領域にあるのかを解析する。
また、表示画面2のそれぞれの表示領域には、OSDの表示位置を設定し易くするために優先順位が予め対応付けられている。例えば、表示領域2−9には最も高い優先順位が付けられており、表示領域2−3には2番目に高い優先順位が付けられており、表示領域2−6には3番目に高い優先順位が付けられている。
【0028】
本実施形態においては、映像表示装置の表示画面2を9つの表示領域に分割し、この分割表示領域毎に各表示対象の表示位置を解析することとして説明したが、表示画面2をより少ない表示領域に分割してもよいし、より多くの表示領域に分割してもよい。また、本実施形態においては、表示領域2−9に最も高い優先順位を付け、表示領域2−3に次に高い優先順位を付け、表示領域2−6に次に高い優先順位を付けることとして説明したが、表示される対象に応じて各表示領域に優先順位を付けてもよい。
【0029】
図4は、サブピクチャ及びOSDが映像表示装置の表示画面2に表示されている画面例である。
図4に示すように、主制御部18は、表示画面2の下方部分にサブピクチャであるサブピクチャSP1を表示しようとする場合、サブピクチャSP1の表示位置を表示領域2−7、2−8及び2−9と解析する。また、主制御部18は、表示画面2において最も優先順位が高い表示領域2−9にOSDであるOSD1を表示しようとする場合、OSD1がサブピクチャSP1に重なると判断し、表示領域2−9の次に優先順位が高い表示領域2−3にOSD2としてOSDを表示するように、OSDの表示位置を設定する。したがって、表示画面2上において、サブピクチャSP1が表示領域2−7〜2−9に表示され、OSD2が表示領域2−3に表示されるので、ユーザはサブピクチャ及びOSDの全部分を見ることができる。
【0030】
図1に示すフラッシュメモリ19は、出力音量の調節バー、各種映像の調節のメニュ等を表示するOSD機能において使用されるフォントデータ又は圧縮データ等のOSDデータを格納している。そして、フラッシュメモリ19は、主制御部18の制御に基づき、格納しているOSDデータをAVデコーダ13に出力する。
EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Rom)20は、各種設定データを保存している。
【0031】
副制御部21は、主制御部18の制御に基づき、チューナ10による信号選択、並びに、後述する操作キー22及び表示部24を備える操作パネル(図示省略)からの操作信号の入力及び操作パネルへの表示信号の出力等を制御する。また、副制御部21は、主制御部19の制御に基づき、主制御部18によるDVDビデオD1の映像及び音声データに対する解析が完了してから経過時間を計測して、その計測時間を主制御部18に出力する。
操作キー22は、操作パネル上に設けられ、ユーザにより操作可能な各種操作キーを備えている。そして、操作キー22は、ユーザにより当該操作キー22の中のいずれかの操作キーが操作されると、操作された操作キーに対応する操作信号を発信する。
受光部23は、ユーザにより操作キー22が操作されることにより発信される操作信号を受信して、副制御部21に出力する。
表示部24は、操作パネル上に設けられ、副制御部21が操作信号に応じて出力した表示信号を受信すると、受信された表示信号に基づいて動作内容等を表示する。
【0032】
次に、本実施形態においてDVDプレーヤ1により実行されるOSDの表示位置制御処理について、図5に示すフローチャートに従って説明する。
図5に示すように、DVDプレーヤ1の主制御部18は、OSDの表示位置制御処理を開始すると、ディスクドライブ17によって読み出されたDVDビデオD1の映像データに対する解析が完了したことを示す解析完了フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS101)。そして、主制御部18は、解析完了フラグがセットされていない、すなわち、DVDビデオD1の映像データに対する解析が完了していないと判断すると(ステップS101;NO)、前記映像データ内にサブピクチャデータが含まれているか否かを判別する(ステップS102)。
【0033】
主制御部18は、前記映像データ内にサブピクチャデータが含まれていると判断すると(ステップS102;YES)、サブピクチャを表示することを示すサブピクチャの表示設定がONであるか否かを判別する(ステップS103)。
そして、主制御部18は、サブピクチャの表示設定がONであると判断すると(ステップS103;YES)、OSDを表示するとサブピクチャと重なる可能性があるので、サブピクチャデータを解析し、サブピクチャが表示される表示位置情報を取得する(ステップS104)。そして、主制御部18は、前記解析完了フラグをセットし(ステップS105)、ステップS104において取得されたサブピクチャの表示位置情報に基づいて、OSDがサブピクチャに重なることなく表示されるようにOSDの表示位置を設定する(ステップS106)。そして、主制御部18は、本OSD表示位置制御処理を終了する。
【0034】
一方、主制御部18は、ステップS102において、前記映像データ内にサブピクチャデータが含まれていないと判断する(ステップS102;NO)、又は、ステップS103において、前記映像データ内にサブピクチャデータが含まれているが、そのサブピクチャの表示設定がONでないと判断すると(ステップS103;NO)、OSDを表示してもサブピクチャと重なる可能性がないので、本OSD表示位置制御処理をそのまま終了する。
【0035】
ステップS101において、主制御部18は、解析完了フラグがセットされている、すなわち、DVDビデオD1の映像データに対する解析が完了していると判断すると(ステップS101;YES)、DVDビデオD1の映像データに対する解析が完了してからの計測時間を副制御部21から読み込んで、計測時間が所定時間を超過しているか否かを判別する(ステップS107)。そして、主制御部18は、DVDビデオD1の映像データに対する解析を完了してから所定時間が経過したと判断すると(ステップS107;YES)、解析完了フラグをリセットする(ステップS108)。
一方、主制御部18は、DVDビデオD1の映像データに対する解析を完了してから所定時間が経過していないと判断すると(ステップS107;NO)、解析完了フラグをリセットすることなく、ステップS109へ移行する。
【0036】
主制御部18は、DVDビデオD1の映像データが再生されている際に、通常、OSDを表示することを示すOSDの表示設定がONであるか否かを判別する(ステップS109)。そして、主制御部18は、OSDの表示設定がONであると判断すると(ステップS109;YES)、予め設定されている表示位置にOSDを表示し(ステップS110)、本OSD表示位置制御処理を終了する。
一方、主制御部18は、OSDの表示設定がONでないと判断すると(ステップS109;NO)、OSDを表示することなく、本OSD表示位置制御処理を終了する。
【0037】
以上のように、本実施形態のDVDプレーヤ1によれば、サブピクチャの表示位置に基づいてOSDの表示位置を設定するので、OSDがサブピクチャに重ならないようにOSDを表示画面上に表示することができる。
【0038】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明の映像処理装置又は映像処理方法によれば、サブピクチャの表示位置に基づいてオンスクリーン表示の表示位置を制御できるので、サブピクチャと重なることなくオンスクリーン表示を表示画面上に表示させることが可能になる。よって、映画の字幕等のサブピクチャが表示されている表示画面上に、音量調節バー等のオンスクリーン表示を表示しても、音量調節バーが字幕に重なってユーザが字幕を読めなくなることもなく、より見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【0040】
また、本発明の映像処理装置によれば、サブピクチャ及びオンスクリーン表示の表示位置をそれぞれ表示領域毎に取得し、オンスクリーン表示がサブピクチャに重ならないようにオンスクリーン表示の表示位置を表示領域毎に変更できるので、表示位置の取得処理及び変更処理をより容易に且つ早く実行することが可能になる。よって、サブピクチャが表示されている表示画面上にオンスクリーン表示を頻繁に表示する場合であっても、迅速にオンスクリーン表示の表示位置を設定することができ、常に見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【0041】
さらに、本発明の映像処理装置によれば、表示画面上の複数の表示領域に対して、サブピクチャが表示される頻度等を表示領域毎に考慮して予め優先順位を付けておくことにより、オンスクリーン表示がサブピクチャに重ならないようにオンスクリーン表示の表示領域をより容易に且つ早く変更することができる。
【0042】
本発明のDVDビデオ装置によれば、サブピクチャの表示位置に基づいてオンスクリーン表示の表示位置を制御できるので、サブピクチャと重なることなくオンスクリーン表示を表示画面上に表示させることが可能になる。よって、より見やすい表示画面をユーザに提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるDVDプレーヤ1の全体構成の概略を示すブロック図である。
【図2】DVDプレーヤ1に接続される映像表示装置の表示画面に表示されるデータを模式的に示した図である。
【図3】DVDプレーヤ1に接続される映像表示装置の表示画面2が複数の表示領域に分割されている画面例である。
【図4】映像表示装置の表示画面2にサブピクチャ及びOSDが表示されている画面例である。
【図5】DVDプレーヤ1によるOSDの表示位置制御処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 DVDプレーヤ
10 チューナ
11 ビデオコンバータ
12 DAC
13 AVデコーダ
14 SDRAM
15 ATAPI
16 SDRAM
17 ディスクドライブ
17a ディスクモータ
17b ヘッド部
18 主制御部
19 フラッシュメモリ
20 EEPROM
21 副制御部
22 操作キー
23 受光部
24 表示部
2 表示画面(映像表示装置)

Claims (3)

  1. DVDビデオ規格の映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面を複数に分割してなる複数の表示領域のうち何れの表示領域に前記サブピクチャが表示されるかを解析するサブピクチャ解析手段と、所定のオンスクリーン表示データを解析して、前記複数の表示領域のうち何れかの表示領域に前記オンスクリーン表示がなされるかを解析するオンスクリーン表示解析手段と、前記サブピクチャ解析手段の解析と前記オンスクリーン表示解析手段の解析とに基づき、前記サブピクチャと前記オンスクリーン表示とが重ならないように前記オンスクリーン表示の表示位置を制御するオンスクリーン表示制御手段とを備え、前記複数の表示領域には予め優先順位が設定され、前記オンスクリーン表示制御手段は、前記複数の表示領域毎に設定された優先順位に従って、前記サブピクチャ解析手段により解析されたサブピクチャが表示される表示領域と異なる表示領域に、前記オンスクリーン表示の表示位置を変更することを特徴とする映像処理装置。
  2. DVDビデオ規格の映像データからサブピクチャデータを検索し、該サブピクチャデータを解析して、表示画面を複数に分割してなる複数の表示領域のうち何れの表示領域に前記サブピクチャが表示されるかを解析し、所定のオンスクリーン表示データを解析して、前記複数の表示領域のうち何れかの表示領域に前記オンスクリーン表示がなされるかを解析し、前記複数の表示領域には予め優先順位が設定されるとともに、前記サブピクチャデータの解析と前記オンスクリーン表示データの解析とに基づき、前記複数の表示領域毎に設定された優先順位に従って、サブピクチャが表示される表示領域と異なる表示領域に、前記オンスクリーン表示の表示位置を変更する、ことを特徴とする映像処理方法。
  3. DVDビデオ規格の映像及び音声データをデコードして映像信号及び音声信号を生成するデコーダと、前記映像信号に基づく各種映像を表示画面上の所定位置に表示する映像表示手段と、前記音声信号に基づく各種音声を出力する音声出力手段と、請求項1に記載の映像処理装置と、前記オンスクリーン表示を前記映像信号に基づく各種映像に重ね合わせながら、前記オンスクリーン表示制御手段により制御された前記表示画面上の表示位置にオンスクリーン表示を表示するオンスクリーン表示手段と、を備えることを特徴とするDVDビデオ装置。
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