JP3712829B2 - 空気動式バイブレータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮空気のような圧力をもった作用流体の作用により振動を発生させるバイブレータ(振動発生装置)に係り、特に、円盤状の振動発生素子(振動子)を備えた形式のバイブレータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
米国特許4,453,919号には、円盤状の作用室を有する本体と、この作用室内に運動可能に収容された円盤状の鋼鉄製の振動子と、作用室内に圧縮空気を接線方向に噴射する噴射ノズルと、排気ポートとを備えた空気動式バイブレータが記載されている。このバイブレータは、例えば、歯科用スケーラー(歯石除去装置)の振動源として使用することができる。
このバイブレータの振動発生のメカニズムは必ずしも明らかではないが、噴射ノズルから圧縮空気を噴射することにより作用室内に旋回流を発生させると、振動子は机の表面上でグラグラと回転するコインのように回転しながら作用室の対向する端壁を叩き、振動を発生させる。
【0003】
使用後に圧縮空気の噴射を停止すると、振動子の運動は止まり、振動子は重力の作用により作用室内で鉛直方向下に向って落下する。振動子が最終的にどのような姿勢で作用室の内壁のどの部分の上に落ちつくかは、鉛直線に対する作用室の姿勢(向き)に応じて異なる。
米国特許4,453,919号の図6Aに示してあるように、バイブレータの非作動時に振動子が水平又はそれに近い姿勢で作用室の内側端壁上に安息している時には、振動子の軸方向端面は作用室の内側端面に密着し、振動子が作用室の内側端面にくっ付く(張り付く)ことがある。振動子の端面と作用室の内側端面との間に潤滑油や凝縮水の膜が介在する場合には、特に張り付きが起こりやすい。また、寸法精度を上げるため振動子の端面と作用室の内側端面はラップ盤により鏡面仕上げしておくことが望ましいが、このように鏡面仕上げしてある場合には張り付きは一層強固となる。
このように振動子が作用室の内側端面に一旦張り付くと、単に圧縮空気の噴射を再開しただけでは振動子は再始動しない。バイブレータを再び作動させるためには、バイブレータに打撃を与えるなどの方法により振動子を作用室の内壁から剥離しなければならない。
【0004】
斯る不便に鑑み、米国特許4,453,919号の装置では、同特許の図5A〜5Hおよび図6Bに示してあるように、振動子の軸方向両端面は振動子の外周エッジに沿って僅かな角度で円錐テーパ状に面取りしてあり、振動子の円錐面と平らな作用室の内側端面との間の楔状の隙間に噴射した圧縮空気流により振動子を作用室の内壁から剥離するようになっている。
【0005】
従来、振動子の軸方向端面の面取りは、円筒研削盤によって行われている。
このため、円盤状に切断された振動子1を円筒研削盤の回転ワークピースホルダーのチャック2にチャッキングし(図1)、ワークピースホルダーの軸線3を回転砥石4の軸線5に対して例えば88゜に位置決めし(図2)、チャック2にチャッキングされた振動子1をワークピースホルダーの軸線3を中心として回転させながら回転砥石4に向かって並進させ、振動子1の端壁を回転砥石で研削することにより先ずその片面を円錐形に面取りする。
次に、振動子をワークピースホルダーのチャックから外し、反対向きにして再びチャッキングし、他方の面を面取りする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、歯科用スケーラーに組み込まれるバイブレータは著しく小型であり、振動子の軸方向厚さは約1mmと非常に薄い。このため、振動子を円筒研削盤のワークピースホルダーにチャッキングするのは容易ではない。特に、片面の面取りが終わった振動子を反対向きに再びチャッキングするのは困難である。
このため、振動子の軸線がワークピースホルダーの軸線に整列するように振動子を正しくチャッキングするのが困難であり、面取りを高精度で行うことができなかった。その結果、多数の不良品が発生し、歩留まりは非常に低いものであった。
【0007】
また、振動子の面取りは1つずつ手作業で行わなければならないので、振動子の品質にバラツキを生じ、これがまた歩留まりを悪くする原因になっていた。また、手作業による面取りは多くの手数と時間を要し面倒であり、大量生産の障碍となる。
【0008】
本発明の目的は、振動子の面取り(テーパ加工)を必要とせず、圧縮空気を噴射した時には何時でも振動子を確実に始動させることが可能なバイブレータを提供することにある。
本発明の他の目的は、振動子が作用室の内側端面にくっ付くのを防止することができ、しかも構成部品の製造の歩留まりに優れたバイブレータを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、振動子のくっ付きを効果的に防止することが可能で、しかも製造容易な構造を備えたバイブレータを提供することにある。
本発明の他の目的は、振動子のくっ付きを防止することができ、しかも大量生産に適した構造を備えたバイブレータを提供することにある。
本発明の他の目的は、一様な高い品質で製造することの可能な構成部品からなるバイブレータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、円盤状の作用室を有する本体と、作用室内に運動可能に収容された円盤状の振動子と、作用室内に圧縮空気を接線方向に噴射する手段と、排気手段とを備えたバイブレータにおいて、振動子の軸方向端面は実質的に平らに形成し、前記本体には、作用室の一対の内側端面の少なくとも一方から軸方向内向きに突出する突起を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
この構造によれば、作用室の内側端面に設けた突起はバイブレータの非作動時に振動子の軸方向端面が作用室の内側端面に面対面接触するのを妨げ、振動子が作用室の内側端面に張り付くのを防止する。振動子の軸方向端面が平らに加工してあっても、突起の存在によりバイブレータの非作動時には振動子の軸方向端面と作用室の内側端面との間には必ず隙間が確保される。従って、使用に当たり作用室内に圧縮空気を噴射した時には振動子は容易に再始動する。
【0011】
このように振動子の軸方向端面は平らに形成することができ、テーパ加工を必要としないので、振動子は従来のやり方に較べ著しく簡単に製造することができる。振動子の平らな軸方向端面は平面研削盤とラップ盤などにより高精度に機械加工することができるので、振動子の歩留まりは飛躍的に向上する。更に、振動子を1つずつ円筒研削盤によって研削していた従来のやり方に較べ、平面研削とラッピングはバッチ式に一度に多数の振動子に対して実施することができるので、振動子は大量生産することができる。
【0012】
突起は鑞付け、作用室の内側端面のレリーフ加工、その他の適当な任意の方法で作用室の内側端面に一体的に形成することができる。しかし、本発明の好ましい実施態様においては、突起は作用室の内側端面を形成する部材とは別の部材により形成する。このため、作用室の内側端面を画定する端板には軸方向貫通孔を設け、作用室の内側端面から軸方向内向きに突出する延長部を有するインサート部材をこの軸方向孔内に圧入などの方法により固定する。
この実施態様では、端板の端面は平らにすることができるので、端板は平面研磨により簡単かつ高精度に加工することができる。インサート部材は端板とは別に量産することができる。インサート部材を端板の軸方向孔内に圧入により固定する場合には、端板とインサート部材を容易に組み立てることができる。
【0013】
他の実施態様においては、インサート部材は軸方向貫通孔を有するカラーにより形成することができ、カラーの軸方向貫通孔は排気通路の一部を成す。カラーは本体と同軸的に配置する。この構造によれば、排気ポートを利用してカラーを固定することができるので、バイブレータの製造と組立を簡素化することができる。また、カラーは本体の中央に配置されるので、振動子に干渉しない。
【0014】
本発明の他の実施態様においては、振動子の軸方向端面は実質的に平らに加工し、振動子の中央には軸方向貫通孔を設け、この貫通孔には振動子の軸方向端面から軸方向外側に突出するインサート部材を固定することができる。
本発明の上記特徴や効果、ならびに、他の特徴や利点は、以下の実施例の記載に従い明らかにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
図3から図5には本発明のバイブレータの最も簡素な態様を示す。これらの図を参照するに、バイブレータ10は例えば鋼鉄で形成された本体12を有する。図示した実施例では、本体12は円柱形の外部ケーシング14を備え、この外部ケーシング14には軸線16を有する円形孔18が形成してある。本体12は、更に、円形孔18内に同軸的に配置された筒状の噴射リング20と、リング20を挟んで相対峙する一対の円盤状の端板22および24を有する。
噴射リング20と端板22および24は、外部ケーシング14の内ねじ26に螺合したリテーナ28により、外部ケーシング14内に一体的に保持されている。リテーナ28にはスパナーを係合させるため半径方向に相対峙した一対の穴30が設けてある。
【0016】
噴射リング20の内周面32と端板22の内側端面34と端板24の内側端面36により円盤状の作用室(振動子室)38が画成されている。
この作用室38内には、円盤状の振動子(振動発生素子)40が運動自在に収容してある。振動子40は、一対の平らな軸方向端面42と、円柱形の外周面44によって画成されている。
振動子40の軸方向寸法および半径方向寸法は、夫々、作用室38の軸方向寸法および半径方向寸法よりも僅かに小さくしてあり、振動子40が作用室38に対し僅かな遊びをもって作用室38内に収容されるようになっている。
【0017】
振動子40と端板22および24は高速度鋼のような耐摩耗性に優れた材料で形成するのが好ましい。軸方向厚さを精度良く管理するため、熱処理後の振動子40と端板22、24は平面研削盤により研削した後、ラップ盤により精密仕上げするのが好ましい。大量生産するため、振動子40と端板22、24の平面研削とラッピングは、夫々、多数の振動子に対してバッチ式に同時に行うのが好ましい。
【0018】
噴射リング20には例えば3つの噴射ノズル46が形成してある。噴射ノズル46は図5から良く分かるように作用室38に対して接線方向に開口しており、作用室38内に空気の旋回流48を発生させるようになっている。
外部ケーシング14には、噴射ノズル46に面する位置において内周溝50が形成してあり、この内周溝50は半径方向ポート52を介して入口金具54に連通している。
【0019】
入口金具54に圧縮空気ホース(図示せず)を接続して圧縮空気を供給すると、圧縮空気は噴射ノズル46から作用室38内に接線方向に噴射され、作用室38内に空気の旋回流48を発生させる。
その結果、振動子40は、図6に示したように、テーブル表面上をグラグラと回転するコインのように回転しながら端板22および24を打撃し、振動を発生する。振動子40の斯る運動は、端板22および24の内側端面34および36上に摩耗による円形の轍56(図6)が形成されることから推測される。
【0020】
使用済みの空気は、端板24に同軸的に貫通形成された排気ポート58とリテーナ28に同軸的に貫通形成された排気ポート60を介して外部に排出される。これらの排気ポート58および60は排気手段を構成する。
【0021】
再び図3および図4を参照するに、本発明に従い、端板22には同軸的な軸方向孔62が形成してあり、この軸方向孔62には棒状のインサート部材64が圧入してある。図3から良く分かるように、インサート部材64の軸方向長さは端板22の軸方向厚さよりも僅かに大きくしてあり、インサート部材64の内側端部は端板22の内側端面34から作用室38内に向けて軸方向内向きに突出する突起66を形成している。
他方、端板24の排気ポート58にはインサート部材としてのカラー68が圧入してある。カラー68には事実上の排気通路として作用する軸方向貫通孔70が設けてある。インサート部材64と同様に、カラー68の軸方向長さは端板24の軸方向厚さよりも僅かに大きくしてあるので、カラー68の環状の内側端部72は端板24の内側端面36から作用室38内に向けて軸方向内向きに突出している。この環状延長部72は、突起66と同様に、バイブレータの非作動時に振動子40が端板24の内側端面に密着するのを防止するための突起として作用する。
【0022】
部品を共通化するため、端板22とインサート部材64とのサブアッセンブリは、端板24とカラー・インサート68とのサブアッセンブリと同様の構造にすることができる。
【0023】
振動子40の振動運動時に振動子40が突起72に干渉するのを回避するため、カラー68の半径は振動子40の轍56(図6)よりも充分に小さく定めなければならない。
また、端板の内側端面34および36からの突起66および72の軸方向高さは、振動子40の運動時に振動子40がこれらの突起66および72に干渉しないように制限しなければならない。
このため、突起66および72の軸方向高さは、端板22とインサート部材64とのサブアッセンブリ、および、端板24とカラー68とのサブアッセンブリを平面研削とラッピングに付すことにより管理するのが好ましい。しかし、これに代えて、所定の軸方向長さを有するインサート部材64およびカラー68を予め製造し、端板22および24の軸孔内にそれらを圧入することによりサブアッセンブリを組立てもよい。
【0024】
このバイブレータ10の使用の態様と作動を説明するに、バイブレータの本体12は加振すべき物体に振動伝達関係で連結することができる。圧縮空気ホースを入口金具54に接続して噴射ノズル46から作用室38内に圧縮空気を噴射させると、図6に基づいて前述したように振動子40は回転しながら端板22および24を叩いて振動を発生し、この振動は物体に伝達される。
突起66および72の軸方向高さと半径方向位置は前述したように運動中の振動子40が突起66および72に干渉しないように設定してあるので、振動子40の振動運動は阻害されない。
【0025】
圧縮空気の噴射を停止した時には、振動子40は重力の作用により作用室38内で鉛直方向に落下するであろう。
非作動時に端板22の下方に端板24が位置するような姿勢にバイブレータ10が保持されている時には、振動子40は図7に典型的に示したようにカラー68の環状突起72上に安息するであろう。その結果、振動子40の軸方向端面42は端板24の内側端面36から突起72の高さだけ離間され、突起72は振動子40の軸方向端面42と端板24の内側端面36とが密着するのを防止する。この状態で圧縮空気の噴射を再開すると、圧縮空気は振動子40の軸方向端面42と端板24の内側端面36との間の隙間に吹き込まれ、振動子40を確実に再始動させる。
【0026】
図8に示したようにバイブレータの非使用時に端板24の下方に端板22が位置する場合には、振動子40はエッジの円周方向一部は端板22の内側端面34に当接するが、直径方向反対側の部分は突起66の存在により内側端面34から持ち上げられるであろう。従って、圧縮空気の噴射を再開した時には、振動子40の軸方向端面42と端板22の内側端面34との間の隙間に吹き込まれ、振動子40は確実に運動を再開する。
【0027】
図9は端板24のカラー68の変化形を示す。この形態では、カラー68の環状突起72には直径方向に対向する切欠き74が設けてある。この構造によれば、バイブレータが図7に示した姿勢にある時に圧縮空気の噴射を再開すれば、圧縮空気は切欠き74を介して円滑に排気通路70に排気される。その際、摩耗粉や潤滑油は切欠き74を介して排気ポートに排出される。
【0028】
図10は端板24の突起の変化形を示す。図10Aの実施態様では、端板24には排気ポート58から半径方向外側にオフセットした位置に軸方向貫通孔が形成してあり、この貫通孔に端板24の軸方向厚さよりも僅かに大きな長さのピン76が圧入してある。図10Bの実施態様では、端板24に形成した凹みには鋼球78が圧入してあり、突起を形成している。図10Cの実施態様では、端板24には排気ポート58に隣接して排気ポート58を囲繞する環状突起80が一体形成してある。
【0029】
図11は振動子40の方に突起を設けた実施態様を示す。
図11Aの実施態様では、振動子40の中央貫通孔には振動子40の軸方向厚さよりも僅かに大きな長さのカラー82が振動子40の軸方向両端面から突出するように圧入してある。カラー82の外径は端板24の排気ポート58の内径よりも大きくしてあり、バイブレータの非使用時に振動子40が端板24の内側端面36に密着しないようになっている。
図11Bの実施態様では、振動子40の中央貫通孔には振動子40の軸方向厚さよりも僅かに大きな直径の鋼球84が圧入してある。端板24にはその軸線から半径方向外側にオフセットした位置に排気ポート58Aが形成してある。
図11Cの実施態様では、振動子40の中央貫通孔には振動子40の軸方向厚さよりも僅かに大きな長さの棒状インサート86が圧入してある。
これらの実施態様においても、バイブレータの非使用時に振動子40が端板22および24の内側端面に密着するのを防止することができる。
【0030】
図12から図14は本発明のバイブレータの他の実施例を組み込んだ歯科用スケーラーを示す。歯科用スケーラーは、歯科用ホースを介して歯科用ユニットに接続され、歯科用ユニットから圧縮空気の供給を受ける空気動式ハンドピースとして構成されている。
【0031】
図12から図14を参照するに、歯科用スケーラー100は手で把持するようになった外ケース102を有する。外ケース102は、前ケース104と、前ケース104の後部の内ネジに螺合された継ぎ手金具106と、継ぎ手金具106の後部の外ネジに螺合された後ケース108と、後ケース108の後部の内ネジに螺合された端部部材110とで構成することができる。端部部材110には外ネジ112が設けてあり、パッキン114と従来型のホース継ぎ手116により歯科用ユニット(図示せず)からの歯科用ホース118に接続するようになっている。
【0032】
前ケース104内にはバイブレータ120が収容してあり、前ケース104内に継ぎ手金具106を螺合することにより軸方向に位置決めされている。バイブレータ120はエラストマー製の複数のOリング(その1つだけを図13に参照番号122で指す)によって前ケース104および継ぎ手金具106に対して防振してある。
【0033】
バイブレータ120は外部ケーシング124を有し、この外部ケーシング124には歯科用スケーラー100の軸線に沿って段付き貫通孔126が形成してある。孔126の前部には内ネジ128が設けてあり、この内ネジ128内に歯石除去工具130の雄ネジ部を螺合するようになっている。歯石除去工具130にはその中央を貫通する洗浄・冷却水供給通路132が形成してあり、歯石除去中に破砕片を洗い流すと共に、歯牙と工具を冷却するようになっている。工具130の水供給通路132には、水パイプ134、外端が盲栓136で閉鎖された継ぎ手金具106の半径方向通路138、水パイプ140、および貫通孔126を介して歯科用ユニットから圧力水が供給される。
【0034】
バイブレータ120は多くの点で図3から図5に示した実施例に類似している。主として図14の拡大図を参照するに、図3から図5に示した実施例と同様に、バイブレータ120は円盤状の端板142と、空気噴射リング144と、円盤状の端板146を備え、これらの部品は外部ケーシング124に螺合したリテーナ148によって外部ケーシング124内に一体に保持され、作用室150を形成している。作用室150内には振動子152が配置してある。水パイプ140に干渉しないようにするため、振動子152には中央孔154が形成してある。
【0035】
歯石除去工具130を6000Hz以上の高い振動数で振動させるためには、バイブレータ120は出来るだけ小型にすることが望ましい。好ましくは、振動子152の軸方向寸法は約1〜1.5mmであり、振動子152の外径は約5〜8mmであり、作用室150の軸方向寸法は振動子152の軸方向寸法よりも約0.5〜1mm大きく、作用室150の内径は振動子152の外径よりも約0.5〜2mm大きい。
【0036】
噴射リング144の接線方向噴射ノズル156は、外部ケーシング124の内周溝158と半径方向ポート160を介して、外部ケーシング124と前ケース104との間の環状スペース162(図13)に連通している。
歯科用ユニットからの圧縮空気は、圧縮空気パイプ164、歯科用スケーラーの軸線から半径方向外側にオフセットして継ぎ手金具106に形成された軸方向通路166、継ぎ手金具106の半径方向通路168を介して環状スペース162に、ひいては噴射リング144に供給される。水パイプ140とケーシング124との間に配置したOリング169は作用室150内の空気が前方に漏れるのを防止する。
【0037】
作用室150内の使用済みの空気は、端板146の排気ポート170とリテーナ148の中央ポート172を介してリテーナ148と継ぎ手金具106との間の空間174に送られ、そこから、スケーラーの軸線から半径方向外側にオフセットして継ぎ手金具106に形成された軸方向排気通路176、後ケース108の内部空間178、排気管180、および歯科用ホース118を介して歯科用ユニットに送り返される。
【0038】
部品を共通化するため、端板142と146とは同じ構造にしてある。従って、一方の端板146のみについて説明するに、図3および図4に示した端板24と同様に、端板146の円形中央開口182にはカラー184が圧入してある。カラー184の内孔は排気ポート170として作用する。カラー184は振動子152の内径よりも大きな外径を有する。
【0039】
カラー184の内側端は端板146の内側端面よりも僅かに作用室150内に向かって突出している。振動子152および作用室150が前記の如くの寸法を有する場合には、バイブレータの非作動時に振動子152が端板146に張り付くのを防止するためには、端板146の内側端面からのカラー184の内側端の突出量は約50ミクロンで充分である。このような突出量にすれば、振動子の作動時に振動子がカラー184に干渉することがない。
【0040】
端板142と146およびカラー184は図3から図5に示した実施例に関して前述したのと同様の方法で製造し組み立てることができる。
【0041】
バイブレータ120の作動は図3から図6の実施例と同様であるので、再説明を要しないであろう。発生した振動はケーシング124を介して歯石除去工具130に伝達され、周知のように歯石除去工具130の先端を振動させ、歯石を除去する。
歯科用スケーラーの非使用時には、図7に関連して前述したところから明らかなように、端板142および146の内側端面から僅かに突出したカラー184は振動子152が端板142又は146に張り付くのを防止する。従って、圧縮空気の噴射を再開した時には振動子152は確実に再始動する。
【0042】
本発明者が図12から図14に示した歯科用スケーラーを試作し、2秒休止、2秒作動のサイクルを23,400回、実働13時間にわたり繰り返したところ、振動子は端板に張り付くことなく確実に再始動した。
更に、図12から図14に示したバイブレータを50セット製造し、振動発生の良否に基づいて振動子の歩留まりを測定したところ、振動子の良品の歩留まりは約82%であった。これは、従来の製造方法による歩留まりが約19%でしかなかったのに比較し、著しく高い値である。
【0043】
以上には本発明の特定の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の設計変更を施すことができる。例えば、バイブレータは歯科用スケーラー以外の任意の用途に適用することができる。バイブレータの構成要素の数、バイブレータの構造や外形、空気通路の配置、噴射ノズルの数や噴射角度は適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バイブレータの振動子の従来の研削方法を示す。
【図2】バイブレータの振動子の従来の研削方法を示す。
【図3】本発明のバイブレータの最も簡素な実施態様の軸方向断面図で、理解を容易にするため、作用室に対し接線方向に指向する噴射ノズルは概念的に示してある(以下同様)。
【図4】図3に示したバイブレータの主要部の分解斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図3に示したバイブレータの振動子が運動する様子を示す模式図である。
【図7】図3に示したバイブレータの主要部の断面図で、バイブレータが非作動位置にあるところを示す。
【図8】図3に示したバイブレータの主要部の断面図で、バイブレータが非作動位置にあるところを示す。
【図9】図3に示した端板とカラーとのサブアッセンブリの変化形を示す。
【図10】図3に示した端板とカラーとのサブアッセンブリの変化形を示す。
【図11】図3に示したバイブレータの主要部の変化形を示す。
【図12】本発明のバイブレータの他の実施態様が組み込まれた歯科用スケーラーの拡大側面図である。
【図13】図12に示した歯科用スケーラーの軸方向拡大断面図である。
【図14】図13に示したバイブレータの主要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10、120: バイブレータ
16: バイブレータの軸線
38、150: 作用室
12: バイブレータの本体
40、152: 振動子
46、50、52、54、156: 作用流体噴射手段
60、70、170、172: 排気手段
64、68、184: インサート部材
66、72: 突起
68、184: カラー
Claims (11)
- 軸線に垂直な互いに対向する一対の内側端面と円柱形の内周面とによって画成された略円盤状の作用室を有する剛性の本体と、前記室より小さなサイズを有し前記室内に運動可能に収容された略円盤状の振動子と、前記室内に作用流体の旋回流を発生させるべく前記室内に加圧された気体状作用流体を噴射する手段と、前記室から使用済みの作用流体を排出するための排気手段とを備えたバイブレータにおいて:
前記略円盤状振動子の軸方向端面は実質的に平らなまゝに残してあり、
前記本体には、前記一対の内側端面の少なくとも一方から軸方向内向きに突出する突起を設け、もって、バイブレータの非作動時に振動子が前記室の内側端面にくっ付くのを妨げるようにしたことを特徴とするバイブレータ。 - 前記本体は前記内側端面の少なくとも一方を画定する端板を備え、前記端板にはそれを貫通する軸方向孔が設けてあり、端板の前記軸方向孔内にはインサート部材が固定してあり、前記インサート部材は前記内側端面から軸方向内向きに突出する延長部を有し、前記突起は前記延長部により形成されていることを特徴とする請求項1に基づくバイブレータ。
- 前記インサート部材は圧入により端板の軸方向孔内に固定してあることを特徴とする請求項2に基づくバイブレータ。
- 前記軸方向孔およびインサート部材は本体と同軸的であることを特徴とする請求項2又は3に基づくバイブレータ。
- 前記インサート部材は軸方向貫通孔を有するカラーからなることを特徴とする請求項4に基づくバイブレータ。
- 前記カラーの軸方向貫通孔は前記排気手段の一部を成すことを特徴とする請求項5に基づくバイブレータ。
- カラーの前記延長部は環状であることを特徴とする請求項5又は6に基づくバイブレータ。
- カラーの前記延長部は円周方向に切欠いてあることを特徴とする請求項5又は6に基づくバイブレータ。
- 前記振動子はその中央に軸方向貫通孔を有することを特徴とする請求項1から8のいづれかに基づくバイブレータ。
- 軸線に垂直な互いに対向する一対の内側端面と円柱形の内周面とによって画成された略円盤状の作用室を有する剛性の本体と、前記室より小さなサイズを有し前記室内に運動可能に収容された略円盤状の振動子と、前記室内に作用流体の旋回流を発生させるべく前記室内に加圧された気体状作用流体を接線方向に噴射する手段と、前記室から使用済みの作用流体を排出するための排気手段とを備えたバイブレータにおいて:
前記略円盤状振動子の軸方向端面は実質的に平らなまゝに残してあり、
前記振動子の中央には軸方向貫通孔を設け、
振動子の前記貫通孔には振動子の軸方向端面から軸方向外側に突出するインサート部材を固定し、バイブレータの非作動時に振動子が前記室の内側端面にくっ付くのを妨げるようにしたことを特徴とするバイブレータ。 - 前記インサート部材は前記貫通孔と同軸的なカラーであることを特徴とする請求項10に基づくバイブレータ。
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