JP3712281B2 - パイプ押込み装置 - Google Patents

パイプ押込み装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3712281B2
JP3712281B2 JP11258495A JP11258495A JP3712281B2 JP 3712281 B2 JP3712281 B2 JP 3712281B2 JP 11258495 A JP11258495 A JP 11258495A JP 11258495 A JP11258495 A JP 11258495A JP 3712281 B2 JP3712281 B2 JP 3712281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
work
outer case
link
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11258495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08285966A (ja
Inventor
裕和 加藤
俊洋 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP11258495A priority Critical patent/JP3712281B2/ja
Publication of JPH08285966A publication Critical patent/JPH08285966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3712281B2 publication Critical patent/JP3712281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、腕時計の外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを押し込むパイプ押込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図13に示すように腕時計の外胴ケース51には3時方位にリューズ挿入孔52が設けてあり、このリューズ挿入孔52にパイプ53が押し込み挿入されており、このパイプ53にリューズ54の軸部55がパッキン56を介して挿入されている。
【0003】
従来、外胴ケース51のリューズ挿入孔52にパイプ53を押し込み挿入する作業は、図14に示す縦型のパイプ押込み機60を用いて行われていた。このパイプ押込み機60は、ペダルの踏み込み操作により下降するラム61と、このラム61の下端部に固着されたパイプ装着ピン62と、このパイプ装着ピン62の直下に位置して前記外胴ケース51を縦置きにセットする治具63とを備えており、この治具63に、前記リューズ挿入孔52を上に向けて前記外胴ケース51を縦置きにセットし、前記パイプ装着ピン62に前記パイプ53をピンセットで挟みつけてセットしてペダルの踏み込み操作により前記ラム61を下降させて、前記パイプ53をリューズ挿入孔52に押込み、次に、前記外胴ケース51を治具63から外して、接着剤付着工程において拡大鏡で覗きながら前記パイプ53の挿入端部とリューズ挿入孔52の周面部との間に接着剤を付着させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のパイプ押込み機60は縦型であるために、パイプ押込み時に、前記パイプ装着ピン62に前記パイプ53をピンセットで挟みつけてセットしなければならず、また、パイプ押込みにペダルの踏み込み操作を行うようにしていたために、作業工数の低減、品質の安定化に経験を必要としていた。
【0005】
また、接着剤が後差しであるために拡大鏡での作業になって作業者が疲労し、また、接着剤の塗布が人為的作業のために未接着品が発生する等の問題点があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、パイプのセットのみで、このパイプへの接着剤の供給(塗布)とこのパイプの外胴ケースのリューズ挿入孔への押し込みの一連作業を行うことができ、作業工数の低減、品質の安定化に経験を必要とすることなしに達成することができるばかりか、作業者による接着剤塗布作業が無くなり、作業者の疲労、また、未接着品の発生等を防止することができるパイプ押込み装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係わるパイプ押込み装置は、ケースにパイプを固定する装置において、横向きのパイプ装着ピンにパイプをセットして保持するワーク保持ユニットと、シリンダ操作により進退し接着剤供給部材の接着剤塗布ノズルから前記パイプの外周面上部に接着剤を供給する接着剤供給ユニットと、外胴ケースが横向きにセットされるワークセット部を有し、このワークセット部を、手動で前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを軽く挿入できる位置に移動でき、且つ、元の位置に移動ができることを含む移動操作手段により前記ワーク保持ユニット側に往復動させて前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを押し込む治具ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係わるパイプ押込み装置は、ケースにパイプを固定する装置において、横向きのパイプ装着ピンにパイプをセットして保持するワーク保持ユニットと、シリンダ操作により進退し接着剤供給部材の接着剤塗布ノズルから前記パイプの外周面上部に接着剤を供給する接着剤供給ユニットと、外胴ケースが横向きにセットされるワークセット部を有し、このワークセット部を、手動で前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを軽く挿入できる位置に移動でき、且つ、元の位置に移動ができることを含む移動操作手段とから構成され、
前記移動操作手段が、作動シリンダと、この作動シリンダの作動により進退動し、且つ、押圧部と引戻部との間に所定の間隔を有するリンク押し部材と、このリンク押し部材の押圧部で押されることにより屈曲状態から直線状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させ前記外胴ケースにパイプを押し込み、且つ、前記引戻部で引き戻されることにより直線状態から屈曲状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側から元の位置に戻すリンク機構からなることを特徴とする。
また、前記リンク押し部材は、前記押圧部と前記引戻部の間が、前記ワークセット部を手動で移動できると共に、前記リンク機構で前記外胴ケースにパイプを押し込むことのできる間隔を有している。
【0009】
【作用】
かかる構成により、前記シリンダを作動して前記接着剤供給部材を前進させて、この接着剤供給部材の接着剤塗布ノズルから前記ワーク保持ユニットに保持された前記パイプの外周面に接着剤を供給し、移動操作手段により、外胴ケースが横向きにセットされているワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させて前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを押し込む。
【0010】
また、前記移動操作手段を上記のように構成することにより、前記作動シリンダの作動によりリンク押し部材を前進させて、このリンク押し部材の押圧部で、リンク機構を屈曲状態から直線状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させて、前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを押し込む動作を行う。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1の(1)は本発明に係わるパイプ押込み装置の正面図、(2)は(1)のP部の拡大図、図2は本発明に係わるパイプ押込み装置の平面図、図3は同パイプ押込み装置における取付ブロックの平面図、図4は図3のD−D線方向からの矢視図、図5は図3のE−E線方向からの矢視図、図6は図3のF方向からの矢視図、図7はリンク押し部材の平面図、図8同リンク押し部材の側面図、図9はワーク受け取付台の平面図、図10は図9のG方向からの一部省略した矢視図である。なお、上記の図面においてX−X方向は前後方向であり、Y−Y方向は左右方向であり、Z−Z方向は上下方向である。
【0012】
機体1のベース部2には、治具ユニットAと、ワーク保持ユニットBと、接着剤供給ユニットCとが搭載してある。前記治具ユニットAは取付ブロック3を備えており、この取付ブロック3は、図3乃至図6に示すように底部3Bの左、右端部に左、右側壁部3L、3Rを立ち上げた形状を成しており、この左側壁部3Lの中間部には、前後方向に長い長孔部4とが形成してあり、左側壁部3Lの上面部から長孔部4に抜ける取付孔4aが設けてある。また、前記右側壁部3Rには、図5に示すように左右に抜ける解放凹部5が形成してあり、前記底部3Bにはストッパー取付部6が設けてある。
【0013】
そして、前記取付ブロック3の右側方には前記解放凹部5に連ねて左右方向に沿うスライド台部7が設けてある。このスライド台部7にワーク受け取付台11が左右方向の移動可能に搭載してある。
【0014】
そして、前記取付ブロック3の後端部には作動シリンダ9が固設してあり、この作動シリンダ9のピストンロッド10の端部にはリンク押し部材8が固着してある。このリンク押し部材8には押圧部8Aと引戻部8Bとが前後方向に所定の間隔をおいて設けてあり、この押圧部8Aと引戻部8Bとの間がリンク挿入部8Cになされている。そして、前記押圧部8Aには、リンク押し部材8の軸線イを挟んで平面視でハ字状に傾斜面12A、12Bが形成してある。
【0015】
前記ワーク受け取付台11の左端部には取付ブラケット部13が設けてあり、この取付ブラケット部13に第1リンク板14の右端部がジョイントピン15により水平方向に揺動可能に取り付けてあり、また、前記取付ブロック3の左壁部3Lの長孔部4には第2リンク板16の左端部が挿入してあり、この第2リンク板16の左端部は前記取付孔4aに取り付けられたジョイントピン17により水平方向に揺動可能に取り付けてあり、第1リンク板14の左端部と第2リンク板16の右端部とは重ね合わされていて、ジョイントピン18により互いに連結されていて、この連結部19は前記リンク押し部材8のリンク挿入部8Cに挿入されており、また、前記ストッパー取付部6にはストッパー21が取り付けてあり、これらでトグル機構を有する移動操作手段を構成している。
【0016】
前記ワーク受け取付台11の上面部には前後に一対のガイド部材22が平行に固着してあって、これらのガイド部材22の間が左右方向に沿うスライドガイド部23にしてある。そして、このスライドガイド部23にワーク受け部材24が左右方向に移動可能に設けてある。また、前記ワーク受け取付台11の左端部には保持部材25が固着してあり、この保持部材25にマイクロヘッド26が保持されている。このマイクロヘッド26はねじ調整により、その先端部のヘッド部26Aを左右方向に微調整できるものであり、このヘッド部26Aは前記ワーク受け部材24の左端面部に当接している。そして、前記ワーク受け部材24には治具27が設けてあり、これらでワークセット部20を構成している。
【0017】
前記ワーク保持ユニットBは、前記ベース部2に固設されたパンチホルダー取付台28を備えており、このパンチホルダー取付台28の上部にはパンチホルダー押え板28Aを介してパンチホルダー29が上下動可能に取り付けてあり、このパンチホルダー29には、パンチ30がその軸線ロを左右方向に向けて水平に取り付けてある。そして、このパンチ30はパンチ本体30Aを備えており、パンチ本体30Aの先部にはピン状のワーク装着部31が形成してあり、このワーク装着部31とパンチ本体30Aとの間には段部から成るストッパー面部32が形成してある。
【0018】
また、前記パンチホルダー29には取付板33が固着してあり、この取付板33にはパンチホルダー29を高さを微調整するマイクロヘッドのような高さ調整機構34が設けてある。
【0019】
前記接着剤供給ユニットCは、前記ベース部2に立設された一対のポスト36を備えており、これらポスト36の上部には上下動可能にホルダー取付部材38が設けてあり、このホルダー取付部材38は、前記ポスト36の上部に設けた高さ調整保持機構39により保持されている。この高さ調整保持機構39は、一対のポスト36の上部に設けた水平部材40に回転可能に保持された調整ねじ部材41を備えており、この調整ねじ部材41が前記ホルダー取付部材38に設けた雌ねじ部42に螺合している。
【0020】
前記ホルダー取付部材38は前、後側取付部43A、43Bを介して取り付けた前後方向に沿うガイドレール部44を有しており、このガイドレール部44の前後方向に移動可能にシリンダホルダー45が設けてある。そして、前側取付部43Aに形成したねじ孔(図示せず)には前側調整ねじ部材46Aが、後側取付部43Bに形成したねじ孔(図示せず)には後側調整ねじ部材46Bがそれぞれ設けてあり、前側調整ねじ部材46Aの後端部は前記シリンダホルダー45の後端面部に後側調整ねじ部材46Bの前端部は前記シリンダホルダー45の前端面部にそれぞれ当接していて、これらで前後方向調整機構48を構成している。
【0021】
そして、前記シリンダホルダー45には、シリンダ49が、その軸線ハを前後方向に向けて水平に保持されており、このシリンダ49のピストンロッド49aの先側にはホルダー49bを介して接着剤供給部材(ディスペンサー)50が、その軸線ニを垂直にして取り付けてある。この接着剤供給部材50は、その下端部がストローの先端と同形状の接着剤塗布ノズル50Aを有している。
【0022】
ワークWを図11及び図12に示す。このワークWは腕時計の外胴ケース51と、この外胴ケース51の3時方位に設けられたリューズ挿入孔52に挿入されるパイプ53である。
【0023】
次に、上記のように構成された時計外胴ケース用パイプ装着装置の作動を説明する。
【0024】
前記ワーク受け部材24の治具27にワークWの外胴ケース51が載置され、また、前記パンチ30にピン状のワーク装着部31にワークWのパイプ53が嵌合状態で装着される。そして、パンチホルダー29は、その高さを高さ調整機構34により微調整されており、前記パイプ53の軸心と前記外胴ケース51のリューズ挿入孔52の軸心とは一致している。
【0025】
また、前記マイクロヘッド26をねじ調整することにより、その先端部のヘッド部26Aを左右方向に微調整して、このヘッド部26Aを前記ワーク受け部材24の左端面部に当接させ、前記パイプ53の前記外胴ケース51のリューズ挿入孔52への挿入深さが決定されている。
【0026】
前記接着剤供給ユニットCにおいては、高さ調整保持機構39により前記接着剤供給部材50に高さが調整されており、また、前側調整ねじ部材46A、46Bを調節することにより前記シリンダホルダー45の前後方向の調整が行われて、前記接着剤供給部材50の前後方向の調整が行われている。また、接着剤液量の調整はパイプ嵌合部全周が均一にシールされる程度(接着剤たまりがない状態に)に調整する。
【0027】
上記のように、各調整を行った状態で、前記シリンダ49を伸長動して前記接着剤供給部材50を前進させて、この接着剤供給部材50の下端部のの接着剤塗布ノズル50Aを前記パイプ53の外周面の上部で停止させ、このパイプ53の外周面の上部に接着剤Sを供給する。次に、前記シリンダ49を縮小動して前記接着剤供給部材50を後退させる。前記パイプ53の外周面の上部に供給された接着剤Sはこの外周面に沿うて下部に流れてパイプ53の外周面の全域に付着する。尚、接着剤Sの粘度及び供給量は、外周面に付着した際、表面張力によりたれない程度に設定される。
【0028】
次に、ワークセット部20の移動において、穴位置合せは手動により移動させ、嵌合位置が合った状態で作動シリンダ9を伸長させ圧入動作を行なう。ワークセット部20は作動シリンダ9を縮小させ第1、第2リンク板14、16を折り手動にてスライド可能状態とし原位置に移動させる。すなわち、前記ワーク受け取付台11を手で移動させ、外胴ケース51に設けられたリユーズ挿入孔52を前記パイプ53に軽く挿入する。次に、前記作動シリンダ9を伸長動してリンク押し部材8を前進させ、このリンク押し部材8の押圧部8Aで、第1リンク板14と第2リンク板16の連結部19を押す。このために、屈曲状態の第1、第2リンク板14、16が伸ばされて、第1、第2リンク板14、16が直線状態になると、第2リンク板16が前記ストッパー21に衝接する。このように第1、第2リンク板14、16が伸ばされることにより、前記ワーク受け取付台11が前記スライドガイド部23を右方向に移動して、このワーク受け取付台11の前記ワーク受け部材24の治具27に装着された外胴ケース51が右方向に移動して、この外胴ケース51に設けられたリューズ挿入孔52に前記パイプ53が規定寸法に挿入される。
【0029】
次に、前記作動シリンダ9を縮小動してリンク押し部材8を後退させて、これの引戻部8Bで第1リンク板14と共に、直線状態にある第2リンク板16を後方に引くことにより、第1、第2リンク板14、16を屈曲させて、前記ワーク受け取付台11を左方向に移動して、このワーク受け取付台11を元の位置(セット位置)に戻す。この場合、前記パイプ53はリューズ挿入孔52に挿入された状態で外胴ケース51と共に移動し、前記パンチ30のワーク装着部31にはパイプ53がない状態になる。
【0030】
次に、前記ワーク受け取付台11の前記ワーク受け部材24の治具27より、そのリューズ挿入孔52に前記パイプ53が挿入された外胴ケース51を取り外して、新しい外胴ケース51をセットすると共に、前記パンチ30のワーク装着部31に新しいパイプ53をセットする。以下、上記した作動を繰り返して、前記パイプ53に接着剤Sを付着させる工程と、外胴ケース51のリューズ挿入孔52に前記パイプ53を挿入する工程を行う。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるパイプ押込み装置によれば、前記シリンダを作動して前記接着剤供給部材を前進させて、この接着剤供給部材の接着剤塗布ノズルから、前記ワーク保持ユニットに保持された前記パイプの外周面上部に接着剤を供給し、手動で外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを軽く挿入できる位置に移動でき、且つ、元の位置に移動ができることを含む移動操作手段により、外胴ケースが横向きにセットされているワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させて前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを押し込むことができる。
【0032】
このように、前記ワーク保持ユニットにパイプをセットすれば、このパイプへの接着剤の供給(塗布)とこのパイプの外胴ケースのリューズ挿入孔への押し込みの一連を作業を行うことができて、作業工数の低減、品質の安定化に経験を必要とすることなしに達成することができる。また、作業者による接着剤塗布作業が無くなり、作業者の疲労及び未接着品の発生等を防止することができる。その上、ワークセット部を手動で移動できるので、外胴ケースのリューズ挿入孔とパイプの孔位置合せが容易にでき、作業者が簡単にセッティングすることができる。
【0033】
また、手動で外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを軽く挿入できる位置に移動でき、且つ、元の位置に移動ができることを含む前記移動操作手段を、作動シリンダと、この作動シリンダの作動により進退動し、且つ、押圧部と引戻部との間に所定の間隔を有するリンク押し部材と、このリンク押し部材の押圧部で押されることにより屈曲状態から直線状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させ、外胴ケースにパイプを押し込み、且つ、前記引戻部引き戻されることにより直線状態から屈曲状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側から元の位置に戻すリンク機構とで構成することにより、前記作動シリンダの作動によりリンク押し部材を前進させて、このリンク押し部材の押圧部で、リンク機構を屈曲状態から直線状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させて、前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを押し込む動作を行うようにすることができる。この結果、ワークセット部を手動で外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを軽く挿入した後、作動シリンダと、リンク押し部材と、リンク機構とからなる移動操作手段で外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを押し込むので、簡単で確実に外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを押し込むことができる。
【0034】
このように、前記パイプの外胴ケースのリューズ挿入孔への押し込みに、トグル機構を採用したために、推力が140Kg以上確保することができる割りに装置全体のコンパクト化が可能になり、このパイプ押込み装置の移動設置が容易になり、また、卓上設置が可能になって、卓上作業を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係わるパイプ押込み装置の正面図である。
(2)は(1)のP部の拡大図である。
【図2】本発明に係わるパイプ押込み装置の平面図である。
【図3】同パイプ押込み装置における取付ブロックの平面図である。
【図4】図3のD−D線方向からの矢視図である。
【図5】図3のE−E線方向からの矢視図である。
【図6】図3のF方向からの矢視図である。
【図7】リンク押し部材の平面図である。
【図8】同リンク押し部材の側面図である。
【図9】ワーク受け取付台の平面図である。
【図10】図9のG方向からの一部省略した矢視図である。
【図11】腕時計の外胴ケースの斜視図である。
【図12】外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを挿入した状態の断面図である。
【図13】外胴ケースのリューズ挿入孔にパイプを介してリューズを装着した状態の断面図である。
【図14】従来のパイプ押込み装置の主要部の構成説明図である。
【符号の説明】
A 治具ユニット
B ワーク保持ユニット
C 接着剤供給ユニット
20 ワークセット部
31 パイプ装着ピン
50 接着剤供給部材
50A 接着剤塗布ノズル
51 外胴ケース
52 リューズ挿入孔
53 パイプ

Claims (2)

  1. ケースにパイプを固定する装置において、横向きのパイプ装着ピンにパイプをセットして保持するワーク保持ユニットと、シリンダ操作により進退し接着剤供給部材の接着剤塗布ノズルから前記パイプの外周面上部に接着剤を供給する接着剤供給ユニットと、外胴ケースが横向きにセットされるワークセット部を有し、このワークセット部を、手動で前記外胴ケースのリューズ挿入孔に前記パイプを軽く挿入できる位置に移動でき、且つ、元の位置に移動ができることを含む移動操作手段とから構成され、
    前記移動操作手段が、作動シリンダと、この作動シリンダの作動により進退動し、且つ、押圧部と引戻部との間に所定の間隔を有するリンク押し部材と、このリンク押し部材の押圧部で押されることにより屈曲状態から直線状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側に移動させ前記外胴ケースにパイプを押し込み、且つ、前記引戻部で引き戻されることにより直線状態から屈曲状態に作動して前記ワークセット部を前記ワーク保持ユニット側から元の位置に戻すリンク機構からなることを特徴とするパイプ押込み装置。
  2. 前記リンク押し部材は、前記押圧部と前記引戻部の間が、前記ワークセット部を手動で移動できると共に、前記リンク機構で前記外胴ケースにパイプを押し込むことのできる間隔を有していることを特徴とする請求項1に記載のパイプ押込み装置。
JP11258495A 1995-04-14 1995-04-14 パイプ押込み装置 Expired - Fee Related JP3712281B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11258495A JP3712281B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 パイプ押込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11258495A JP3712281B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 パイプ押込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08285966A JPH08285966A (ja) 1996-11-01
JP3712281B2 true JP3712281B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=14590393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11258495A Expired - Fee Related JP3712281B2 (ja) 1995-04-14 1995-04-14 パイプ押込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3712281B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3012463B1 (fr) * 2013-10-25 2016-07-29 Thales Sa Procede et dispositif de pose par collage d'insert par polymerisation controlee

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08285966A (ja) 1996-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106112371A (zh) 用于生产汽车座椅骨架的焊接工装
JP3712281B2 (ja) パイプ押込み装置
GB2184677A (en) Method and apparatus for reforming relatively imprecisely positioned members
JP2001121213A (ja) ワーク押え機構付き金型
ATE190823T1 (de) Vorrichtung und verfahren zur fixierung des menschlichen kopfes
JP4391491B2 (ja) トンネル中子鋳抜きピンの加圧装置及びトンネル中子鋳抜きピンの加圧装置を用いた鋳造方法
KR890002911B1 (ko) 가스 압접기
JPS6349575B2 (ja)
KR20020058789A (ko) 피어싱 프레스 장치
CN210388342U (zh) 一种用于固定钉匣臂的夹持装置
KR940000724B1 (ko) 평판표시관의 측면유리 성형장치 및 성형방법
JP3804739B2 (ja) 型締装置
JPS6142643Y2 (ja)
JPH0351301Y2 (ja)
SU1442293A1 (ru) Штамп дл гибки штучных заготовок из листа
JPS59229240A (ja) 中空型材の模様加工方法
JPH0648389Y2 (ja) 試験片供給装置
SU1641488A1 (ru) Штамп дл сборки деталей со скобами
JPH0718559Y2 (ja) 蓋の打抜き装置
JPH0312414Y2 (ja)
JP2934216B2 (ja) 捺印器
JPH10270899A (ja) ラジアル部品リードフォーミング設備
KR20020094551A (ko) 프레스용 피어싱 장치
JPH10249591A (ja) プレス成形機
JPH07136827A (ja) 線材剪断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050527

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050816

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees