JP3712021B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ラジエータを備える自動二輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車には、水冷式エンジンを搭載したものがあり、この冷却水を走行風で冷却するラジエータが備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにラジエータを備えるものでは、ラジエータの後方に例えば燃料タンクが配置されるが、走行風の通り抜けの障害とならないように燃料タンクがラジエータの後方に所定間隔離れて配置され、この空間がデッドスペースになっている。このため、ラジエータの後方のデッドスペースに電装品等の部品を配置することができれば、部品の配置スペースの確保が容易になる。ところで、ラジエータの後方のデッドスペースに部品を配置する場合には、ラジエータを冷却した空気が部品に当たると、特に電装品等の場合には好ましくない。
【0004】
この発明は、かかる実状に鑑みなされたもので、ラジエータの後方のデッドスペースを有効に利用して部品を配置し、しかも部品が熱の影響を受けることを軽減する自動二輪車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
車体にラジエータを備え、このラジエータの後方に燃料タンクを配置し、前記ラジエータと前記燃料タンクとの間に空間を有する自動二輪車において、
前記ラジエータの側方を覆うプロテクタを設け、
前記プロテクタを前記車体に取付ける取付け部を、前記ラジエータの後面近傍に配置し、
前記取付け部は、前記空間に前記ラジエータからの走行風の通り抜けを局部的に制限する部分を有し、
前記走行風の通り抜けを局部的に制限する部分は、板状部材で形成され、この板状部材の面が前記ラジエータに対向するように配置され、
電装部品は前記取付け部に取付けられ、前記走行風の通り抜けを局部的に制限する部分の後方近傍に配置されることを特徴としている。
ラジエータと燃料タンクとの間のデッドスペースを有効に利用して電装部品を配置し、しかも電装部品が走行風の通り抜けが制限される部分の後方近傍に配置されており、ラジエータを冷却した空気が電装部品に当たることが軽減されて電装部品が熱の影響を受けることが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の自動二輪車を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、第1の実施の形態を図1乃至図17に示し、図1は自動二輪車の側面図、図2は自動二輪車の平面図、図3は部品の取付状態を示す側面図、図4は部品の取付状態を示す平面図、図5は部品の取付状態を示す正面図、図6は部品の取付状態を示す底面図、図7乃至図9はプロテクタとラジエータとの取付を示す図、図10はプロテクタの正面図、図11はプロテクタの側面図、図12はプロテクタの平面図、図13は上ブラケットの正面図、図14は上ブラケットの側面図、図15は上ブラケットの平面図、図16は下ブラケットの正面図、図17は下ブラケットの平面図である。
【0010】
自動二輪車1は、車体2がヘッドパイプ3、1本のメインフレーム4、1本の上ダウンチューブ5、左右一対の下ダウンチューブ6、左右一対のリヤアームブラケット7及び左右一対のシートレール8から構成されている。ヘッドパイプ3には、フロントフォーク9が左右に旋回可能に設けられ、このフロントフォーク9の下部に前輪10が支持され、上部にはハンドル11が取り付けられている。ヘッドパイプ2、メンフレーム4、上ダウンチューブ5、下ダウンチューブ6及びリヤアームブラケット7により囲まれる空間にエンジン12が搭載され、このエンジン12は水冷式である。リヤアームブラケット7には、ピボット軸13を介してリヤアーム14が上下に揺動可能に支持され、このリヤアーム14には後輪15が設けられている。
【0011】
メインフレーム4上には燃料タンク16が配置され、この燃料タンク16の後方にはシート17がシートレール8上に配置されている。燃料タンク16の両側からヘッドパイプ3の両側に延びるラジエータカバー18が取り付けられ、またシート17の両側下部から後方に延びるサイドカバー19が取り付けられている。
【0012】
エンジン12の前側上方で、燃料タンク16には、左右に独立してラジエータ20が配置され、エンジン12を冷却した冷却水が送られ、走行風により熱交換により冷却水を冷却してエンジン12へ戻し循環させるようになっている。
【0013】
ラジエータ20はプロテクタ21により覆われて保護されている。プロテクタ21は、図10乃至図12に示すように上側取付部21a、下側取付部21b及び外側取付部21cを有している。上側取付部21a及び下側取付部21bには、ラジエータ取付部21a1,21a2及びラジエータ取付部21b1が形成されている。ラジエータ取付部21a1は車体方向に延び、このラジエータ取付部21a1をラジエータ20のブラケット22に設けられたマウントラバー23に差し込み弾性支持されている。ラジエータ取付部21a2には、取付孔21a3が形成され、この取付孔21a3に図8に示すように、ラジエータ20のブラケット24がボルト25とスプリングナット26により締付固定されている。ブラケット24は、マウントラバー27を介してボルト25に弾性支持されている。
【0014】
ラジエータ取付部21b1には、取付孔21b2が形成され、この取付孔21b2にラジエータ20のブラケット28がボルト29とスプリングナット30により締付固定されている。ブラケット28は、マウントラバー31を介してボルト29に弾性支持されている。
【0015】
プロテクタ21の上側取付部21aには、取付孔21a4と、取付ボス部21a5が形成されている。上側取付部21aに取り付けられる上ブラケット40は、図13乃至図15に示すように形成されている。即ち、上ブラケット40は板金をプレス加工によって形成され、取付ナット部40a、取付ボス係合孔40bを有し、さらに車体取付部40cを有し、また部品取付部40d〜40gを有している。上ブラケット40は、取付ボス係合孔40bをプロテクタ21の取付ボス部21a5に係合し、取付ナット部40aを取付孔21a4に当てがいボルト41により締付固定されている。部品取付部40d〜40gには、電装部品等の部品42が取り付けられる。
【0016】
上ブラケット40の車体取付部40cは、クロスメンバ43に固定したブラケット44にカラー45を介してボルト46により締付固定される。クロスメンバ43はメインフレーム4と上ダウンチューブ5とを連結している。
【0017】
プロテクタ21の下側取付部21bには、取付孔21b3と、取付ボス部21b4が形成されている。下側取付部21bに取り付けられる下ブラケット50は、図16及び図17に示すように形成されている。即ち、下ブラケット50は板金をプレス加工によって形成され、取付ナット部50a、取付ボス係合切欠き50bを有し、さらに車体取付部50cを有している。下ブラケット50は、取付ボス係合切欠き50bをプロテクタ21の取付ボス部21b4に係合し、取付ナット部50aを取付孔21b3に当てがいボルト51により締付固定されている。下ブラケット50の車体取付部50cは、下ダウンチューブ6に固定したブラケット52にボルト53により締付固定される。
【0018】
プロテクタ21の外側取付部21cには、取付切欠き21c1が形成され、この取付切欠き21c1にラジエータカバー18の内側が固定される。即ち、ラジエータカバー18の内側には、ビス54にてナット99が取り付けられ、ビス54を締めることによってナット99が変形し取付切欠き21c1にラジエータカバー18が固定される。ラジエータカバー18は、燃料タンク16の側部に上下2箇所で締付固定され、燃料タンク16の側方から前側に延びてラジエータ20の上部側方を覆い、部品42が車体側方から見えないようにしている。
【0019】
ラジエータ20の後方には、図4に示すように所定距離隔てて燃料タンク16が配置されている。ラジエータ20の上方位置には、エンジン12からの供給配管60が接続され、下方位置にはエンジン12への戻し配管61が接続され、冷却水を上方から下方へ流して冷却するように構成されている。
【0020】
ラジエータ20の前側から側方をプロテクタ21により覆い、ラジエータ20の後方に部品42が配置されている。部品42はラジエータ20の上方位置と燃料タンク16との間で、かつラジエータカバー18により覆われた部分のデッドスペースに配置されている。図3に示すように、ラジエータカバー18が切欠かれた部分Bと、ラジエータカバー18の下方領域Cに比べ相対的に走行風の通り抜けが制限される部分Aが形成されている。
【0021】
部品42は、ラジエータ20、プロテクタ21及びラジエータカバー18により走行風の通り抜けが制限される部分Aの後方に配置されており、ラジエータ20を冷却した空気が部品42に当たることが軽減され、これにより部品42が熱の影響を受けることが防止される。また、ラジエータカバー18が部品42の側方から覆っており、部品42を配置しても外観を損なうことが軽減される。
【0022】
図18はラジエータ、プロテクタ、ラジエータカバー及び部品の配置を示す第2の実施の形態を示す側面図である。この実施の形態では、ラジエータカバー18がラジエータ20の車幅方向外側の全体を覆うように配置され、上部と下部に上下方向のスリット18hが形成され、これによりラジエータ20に、走行風の通り抜けが制限される部分Aが設けられ、この後方に部品42が配置され、部品42に対する熱影響を抑えることができ、かつ部品42がラジエータカバー18で覆われ外観悪化を防止できる。
【0023】
また、ラジエータ20は、上タンク20aと下タンク20bを有し、エンジン12からの冷却水を上タンク20aに導き、この上タンク20aから下タンク20bへ流れた冷却水をエンジン12へ戻すように構成され、このラジエータ20の上下寸法に対し下方寄りの位置に部品42を配置している。部品42をラジエータ中の温度分布が低い部分に配置でき、部品42に対する熱影響をさらに抑えることができる。
【0024】
図19はラジエータ、プロテクタ、ラジエータカバー及び部品の配置を示す第3の実施の形態を示す平面図である。この実施の形態では、ラジエータ20に、走行風の通り抜けが制限される部分Aが設けられ、この後方に部品42が複数水平に車幅方向に並べて配置しているが、前後方向に水平に並べて配置しても良い。
【0025】
【発明の効果】
前記のように、請求項1記載の発明では、ラジエータと燃料タンクとの間のデッドスペースを有効に利用して電装部品を配置し、しかも電装部品が走行風の通り抜けが制限される部分の後方近傍に配置されており、ラジエータを冷却した空気が電装部品に当たることが軽減されて電装部品が熱の影響を受けることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】部品の取付状態を示す側面図である。
【図4】部品の取付状態を示す平面図である。
【図5】部品の取付状態を示す正面図である。
【図6】部品の取付状態を示す底面図である。
【図7】プロテクタとラジエータとの取付を示す図である。
【図8】プロテクタとラジエータとの取付を示す図である。
【図9】プロテクタとラジエータとの取付を示す図である。
【図10】プロテクタの正面図である。
【図11】プロテクタの側面図である。
【図12】プロテクタの平面図である。
【図13】上ブラケットの正面図である。
【図14】上ブラケットの側面図である。
【図15】上ブラケットの平面図である。
【図16】下ブラケットの正面図である。
【図17】下ブラケットの平面図である。
【図18】ラジエータ、プロテクタ、ラジエータカバー及び部品の配置を示す第2の実施の形態を示す前面図である。
【図19】ラジエータ、プロテクタ、ラジエータカバー及び部品の配置を示す第3の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体
18 ラジエータカバー
20 ラジエータ
21 プロテクタ
42 部品

Claims (1)

  1. 車体にラジエータを備え、このラジエータの後方に燃料タンクを配置し、前記ラジエータと前記燃料タンクとの間に空間を有する自動二輪車において、
    前記ラジエータの側方を覆うプロテクタを設け、
    前記プロテクタを前記車体に取付ける取付け部を、前記ラジエータの後面近傍に配置し、
    前記取付け部は、前記空間に前記ラジエータからの走行風の通り抜けを局部的に制限する部分を有し、
    前記走行風の通り抜けを局部的に制限する部分は、板状部材で形成され、この板状部材の面が前記ラジエータに対向するように配置され、
    電装部品は前記取付け部に取付けられ、前記走行風の通り抜けを局部的に制限する部分の後方近傍に配置されることを特徴とする自動二輪車。
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