JP3711706B2 - 分圧回路、d/a変換器、回路基板、電子機器及び液晶表示装置 - Google Patents

分圧回路、d/a変換器、回路基板、電子機器及び液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分圧回路、D/A変換器、回路基板、電子機器及び液晶表示装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
D/A変換器として、抵抗を直列に接続して分圧回路を形成し、デジタル信号に応じたアナログ出力を得るものが知られている。例えば、日本特許情報機構のPATOLISにより、検索式
(((DA+D/A+(デジタル*アナログ))*(C+コンバータ))
+駆動回路)*抵抗*直列*(電位+電圧)*液晶
で調査を行ったところ59件が対応した。
【0003】
このような従来のD/A変換器によれば、直列接続された抵抗から分圧回路が構成され、直列接続された全ての抵抗には、常に貫通電流が流れており、消費電力が大きいという問題があった。
【0004】
または、特開昭59−46687号公報には、電圧供給不要時に分圧回路をオフ状態にする回路が開示されているが、この回路によれば、オン・オフを制御する手段が必要となる。また、分圧回路が各分圧端子に所定の電圧を得たときから、分圧回路がオフ状態になるときまでにも、無駄な電流が流れ、消費電力を浪費している。
【0005】
あるいは、特開平6−324640号公報に開示されるように、抵抗値を大きくして消費電流を小さくすることもできるが、その場合には、出力電流が小さくなるのでアンプが必要となる。特に、液晶表示装置などにおいて、薄膜トランジスタにより駆動回路を形成する場合、結晶シリコンに比べて素子特性のバラツキが大きいため、高精度のアンプを形成するのは困難である。
【0006】
そこで、本発明の目的は、消費電力を低減する分圧回路、D/A変換器、回路基板、電子機器及び液晶表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明に係る分圧回路は、
電圧が印加される一対の端子間に直列に接続される複数の電圧降下部と、
隣同士の前記電圧降下部間に接続される分圧端子と、
を含み、
それぞれの前記電圧降下部は、抵抗を有するとともに、電圧が増加すると直線的な比例関係を超えて電流が増加する非直線的な電圧電流特性を有する。
【0008】
本発明によれば、複数の電圧降下部の抵抗によって段階的に電圧が降下し、分圧端子から所望の電圧を得ることができる。ここで、電圧降下部は、電圧が増加すると直線的な比例関係を超えて電流が増加する非直線的な電圧電流特性を有する。したがって、電圧降下部の両端の電位差が大きいときには、電流も大きくなって速やかに所定の電圧に到達する。一方、電圧降下部の両端の電位差が小さくなると、電流も小さくなって消費電力を低減することができる。
【0009】
(2)それぞれの前記電圧降下部は、非線形素子から構成してもよい。非線形素子は、電圧が増加すると直線的な比例関係を超えて電流が増加する素子の典型例である。
【0010】
(3)それぞれの前記電圧降下部は、整流作用のある第1及び第2の非線形素子が並列に接続されてなり、
前記第1の非線形素子は、一方の前記端子から他方の前記端子に電流が流れ、前記第2の非線形素子は、前記第1の非線形素子とは反対方向に電流が流れるようにしてもよい。
【0011】
こうすることで、各分圧端子に所定の電圧を得るために、各電圧降下部を流れる電流がいずれの方向に流れる場合でも、第1又は第2のいずれかの非線形素子に電流が流れて所定の電圧を出力することができる。
【0012】
(4)前記非線形素子は、2端子素子であってもよい。
【0013】
(5)前記非線形素子は、3端子素子であってもよい。
【0014】
(6)前記非線形素子は、MOS FETであり、ソース及びドレインが前記一対の端子間に接続され、チャネルが形成されるようにゲートが接続されてもよい。
【0015】
詳しくは、Nチャネル形のMOS FETであれば、電子によるチャネルを形成するためにゲートがソース又はドレインの高電圧側に接続され、Pチャネル形のMOS FETであれば、正孔によるチャネルを形成するためにゲートが低電圧側に接続される。
【0016】
こうすることで、MOS FETのような3端子素子でも、電圧降下部の構成要素とすることができる。
【0017】
(7)前記非線形素子のしきい値電圧は、該非線形素子において要求される電圧降下の値以下とすることが好ましい。
【0018】
ここで、しきい値電圧は、急激に電流が増加するようになる電圧であり、しきい値電圧以下では電流がほとんど流れない。したがって、しきい値電圧よりも小さい電圧で、安定した電圧降下を生じさせることが難しい。そこで、しきい値電圧を、要求される電圧降下の値以下とすることで、安定した電圧降下を得ることができる。例えば、各非線形素子において1Vの電圧降下が要求されているときには、しきい値電圧を0.8V程度とすることが好ましい。
【0019】
(8)本発明に係るD/A変換器は、上述した分圧回路と、デジタル信号に基づいて前記分圧回路によって段階的に電圧降下したいずれかの電圧を選択するスイッチと、出力端子と、を有する。
【0020】
本発明によれば、上述した分圧回路を使用することで、消費電力を低減することができる。
【0021】
(9)前記D/A変換器は、前記分圧回路の前記一対の端子に印加する電圧を変える電圧調整手段を有することが好ましい。
【0022】
こうすることで、さらに多段階に変化する電圧を出力することができる。
【0023】
(10)本発明に係る回路基板は、上述したD/A変換器と、所望の配線パターンが形成された基板と、を有する。
【0024】
(11)本発明に係る電子機器は、上述した回路基板を有する。
【0025】
(12)本発明に係る液晶表示装置は、上述した分圧回路と、デジタル信号に基づいて前記分圧回路によって段階的に電圧降下したいずれかの電圧を選択するスイッチと、前記分圧回路の前記一対の端子に印加する電圧を変える電圧調整手段と、を有し、前記デジタル信号に基づくアナログ出力が信号線に供給されて液晶が駆動される。
【0026】
本発明によれば、分圧回路と、印加電圧を変える電圧調整手段と、によって多段階のアナログ出力が得られるので、多階調表示の液晶表示装置を得ることができる。特に、液晶の印加電圧に対する透過率特性の線形性からのズレを補正し、デジタル信号に対して所望の透過率を得るための、ガンマ補正を行うことが可能となる。
【0027】
ここで、液晶表示装置の信号線には、走査期間ごとに所定の電圧のアナログ出力が供給される。信号線の寄生容量は、比較的大きく、前回の走査期間の電圧に対応する電荷が蓄積されている。したがって、次の走査期間におけるアナログ出力の電圧と、寄生容量に蓄積された電荷に対応する電圧と、に大きな差があり、電圧降下部の両端の電位差が大きくなると、電流降下部を流れる電流も大きくなって速やかに所定の電圧に到達する。一方、アナログ出力の電圧と、寄生容量に蓄積された電荷に対応する電圧と、の差が小さいときには、電圧降下部を流れる電流も小さくなって消費電力が低減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
【0029】
(第1実施形態)
図2に、第1実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図を示す。この液晶表示装置は、アクティブマトリクス型の液晶パネル10を有する。液晶パネル10は、画素電極12への電圧の供給を制御する薄膜トランジスタ14を有するTFT基板16と、対向電極18を有するカラーフィルタ基板20との間に液晶22が封入されてなる。薄膜トランジスタ14は、走査線13からの信号によって駆動され、信号線15から画素電極12への電圧の供給を制御する。そして、液晶パネル10の両面に偏光板24、26が取り付けられ、一方の偏光板26にはバックライト28が取り付けられている。また、TFT基板16には、駆動回路30が形成されており、走査線13に信号を送るとともに信号線15へ電圧を供給するようになっている。
【0030】
図3に、第1の実施形態に係る液晶表示装置用の駆動回路を示す。駆動回路30は、本発明に係るD/A変換回路100を含む。D/A変換回路100は、3ビットのデジタル信号をアナログ電圧に変換できるようになっている。本実施形態では、説明を容易にするために、3ビット対応のD/A変換回路100が用いられるが、鮮明な画像を表示するには、それ以上のビットに対応するD/A変換回路を使用することが好ましい。
【0031】
また、TFT基板16上の回路は、全て低温プロセスにより形成されたポリシリコンから成る。
【0032】
図3において、3本のデジタル配線40のそれぞれには、デジタル信号D0 〜D2 が入力される。デジタル信号D0 〜D2 は、クロックCL1及び反転クロックnCL1に応じてラッチ回路A0 〜A2 に保持される。
【0033】
シフトレジスタ50は、信号線15の本数に対応する段のレジスタ51、52、…を有し、それぞれが、クロックCL1としてのサンプリングパルスSPを出力する。サンプリングパルスSPの信号レベルは、インバータ62によって反転し、反転クロックnCL1が生成される。
【0034】
各レジスタ51、52、…のそれぞれに対応してラッチ回路A0 〜A2 が設けられている。ラッチ回路A0 〜A2 に信号が保持されると、全ての信号は一斉に後段のラッチ回路B0 〜B2 に移される。そのために、クロックCL2及び反転クロックnCL2がラッチ回路B0 〜B2 に入力される。
【0035】
ラッチパルス配線70には、クロックCL2としてのラッチパルスLPが入力される。ラッチパルスLPの信号レベルは、インバータ64によって反転し、反転クロックnCL2が生成される。
【0036】
後段のラッチ回路B0 〜B2 に信号が移されると、この信号に従ってD/A変換の処理が行われる。この処理中に、各レジスタ51、52、…のそれぞれに対応するラッチ回路A0 〜A2 に、次の信号を順次入力することができる。
【0037】
ラッチ回路B0 〜B2 に保持された信号は、D/A変換回路100に入力される。
【0038】
図1は、第1実施形態におけるD/A変換回路を示す図である。同図に示すように、D/A変換回路100は、分圧回路110を有する。分圧回路110は、電圧が印加される一対の端子111、115間に、直列に接続された4つの電圧降下部120、130、140、150を有する。各電圧降下部120、130、140、150は、いずれも同様の構成である。
【0039】
例えば、電圧降下部130は、一対のNチャネル形のMOS FET132、134が並列に接続されてなる。各MOS FET132、134は、ゲート(G)・ソース(S)間の電圧VGSが増加すると直線的な比例関係を超えてドレイン(D)電流ID が増加する非直線的な電圧電流特性を有する非線形素子である。また、ソース(S)・ドレイン(D)間のチャネルには抵抗が形成されている。チャネルの抵抗値は、MOS FET132、134のいずれも同一である。なお、チャネルの抵抗値は、チャネル幅を大きくすると小さくなり、チャネル長を長くすると大きくなる。
【0040】
それぞれのMOS FET132、134のゲート(G)は、他の2端子の一方に接続されている。MOS FET132、134は、Nチャネル形であることから、ゲート(G)が高電位になると、電子によるチャネルが形成される。したがって、チャネルが形成された状態でいえば、ゲート(G)はドレイン(D)に接続されていることになる。
【0041】
ただし、MOS FET132、134は、それぞれのゲート(G)が逆に接続されている。すなわち、図1において、MOS FET132は、端子115側にゲート(G)が接続されているのに対して、MOS FET134は、端子111側にゲート(G)が接続されている。
【0042】
したがって、端子113が高電位で、端子112が低電位であれば、MOS FET132のゲート(G)が高電位となるので、そのソース(S)・ドレイン(D)間に電流が流れる。一方、MOS FET134のゲート(G)は低電位となるので、そのソース(S)・ドレイン(D)間に電流が流れない。
【0043】
逆に、端子115が低電位で、端子111が高電位であれば、MOS FET134のゲート(G)が高電位となるので、そのソース(S)・ドレイン(D)間に電流が流れる。一方、MOS FET132のゲート(G)は低電位となるので、そのソース(S)・ドレイン(D)間に電流が流れない。
【0044】
こうして、MOS FET132、134は、お互いに逆方向に電流が流れるようになっている。
【0045】
そして、ゲート(G)・ソース(S)間の電圧VGSが増加すると、チャネルの幅が拡がり、直線的な比例関係を超えて、指数関数的にドレイン(D)電流ID が増加する。電圧VGSが大きいときには急速に電流が流れる。一方、電圧VGSが小さいときには、電流が小さくなって消費電力を低減することができる。
【0046】
MOS FET132、134は、しきい値電圧が0.8Vになっている。つまり、ゲート(G)・ソース(S)間の電圧VGSがO.8Vを超えると、ドレイン(D)電流ID が急激に増加する。あるいは、電圧VGSがO.8Vに至るまでは、電流ID がほとんど流れない。この値に設定した理由は、後述する。
【0047】
電圧降下部130は、上述したように抵抗を有し、電圧降下部120、140、150も、これと同様の構成であり、これら全てが端子111、115間で直列に接続されている。したがって、端子111、115間の電圧を、電圧降下部120、130、140、150によって分割することができる。
【0048】
なお、電圧降下部120、140、150のそれぞれを構成するMOS FET122、124、142、144、152、154の抵抗値及びしきい値電圧も、電圧降下部130を構成するMOS FET132、134と同一である。
【0049】
そして、隣同士の電圧降下部120、130の間には端子112が接続され、隣同士の電圧降下部130、140の間には端子113が接続され、隣同士の電圧降下部140、150の間には端子114が接続されている。
【0050】
こうして、端子112、113、114から、端子111、115間の電圧を分割した電圧を取り出すことができる。
【0051】
本実施形態において、端子111、115間に印加される電圧は4Vである。詳しくは、端子111に印加される電圧は0V又は4Vに切り換えられ、端子115に印加される電圧は4V又は8Vに切り換えられる。ただし、端子111に印加される電圧が0Vのときには、端子115に印加される電圧は4Vであり、端子111に印加される電圧が4Vのときには、端子115に印加される電圧は8Vになっている。
【0052】
このような電圧の切換は、電圧調整部160によってなされる。すなわち、電圧調整部160には、最上位ビットのデジタル信号D2 がラッチ回路B2 から入力される。そして、デジタル信号D2 の値に応じて、端子111及び115に接続される電圧が、0V及び4Vあるいは4V及び8Vのいずれかに切り換えられる。
【0053】
また、本実施形態では、4つの電圧降下部120、130、140、150が直列接続されているので、端子111、115間の電圧を4分割するようになっている。端子111、115間の電圧は4Vであるから、1つの電圧降下部によって1Vの電圧降下が生じる。
【0054】
各電圧降下部を構成するMOS FETのしきい値は、電圧降下が要求される1V以下の数値に設定してある。すなわち、電圧降下部120を構成するMOSFET122、124のしきい値は0.8Vであり、これ以外のMOS FETも同じ値である。こうすることで、1Vの電位差があれば、MOS FETのドレイン(D)電流ID が流れるので、安定した電圧降下を生じさせることができる。
【0055】
もし、MOS FETのしきい値が例えば1.2Vに設定されていると、ゲート(G)・ソース(S)間の電圧VGSが1.2V以下になったところで、ほとんど電流ID が流れないので、MOS FETにおいて1.0Vの電圧降下を生じさせることができない。例えば、電圧降下部120、130、140、150の電圧降下が、それぞれ1.2V、0.8V、1.2V、0.8Vとなるようなことも起こる。
【0056】
本実施形態において、D/A変換回路100は、上記分圧回路110によって分割された電圧を利用している。
【0057】
すなわち、分圧回路110の電圧降下部120、130、140、150において、1Vずつ電圧降下するので、これに対応した電圧を、端子112、113、114から取り出すことができる。
【0058】
詳しくは、端子111の電圧VL が0Vで端子115の電圧VH が4Vのときには、電圧降下部150において1Vの電圧降下が生じるので端子114にあらわれる電圧は3Vである。同様にして、端子113に2V、端子112に1Vの電圧があらわれる。また、端子111の電圧VL が4Vで端子115の電圧VH が8Vのときには、端子114に7V、端子113に6V、端子112に5Vの電圧があらわれる。
【0059】
以上のことから、端子111の電圧VL (0又は4V)も含めると、0、1、2、3、4、5、6、7Vの段階的な電圧を取り出すことができる。そこで、デジタル信号D0 〜D2 の値に応じて、いずれかの電圧を選択すれば、D/A変換が可能である。
【0060】
D/A変換回路100は、図1に示すように、スイッチT1 〜T4 を有する。各スイッチT1 〜T4 は、いずれもN形のMOS FETから構成されている。したがって、各スイッチT1 〜T4 は、ゲート(G)に「H」の信号が入力されるとONになる。スイッチT1 〜T4 のゲート(G)に入力される信号は、デジタル信号D0 〜D2 の値に対応している。
【0061】
スイッチT1 は端子112からの電流を制御し、スイッチT2 は端子113からの電流を制御し、スイッチT3 は端子114からの電流を制御し、スイッチT4 は端子111と同電位の電流を制御する。また、端子112、113、114、111は、スイッチT1 〜T4 を介して、出力端子170に接続されている。
【0062】
図4は、デジタル信号D0 〜D2 の値とスイッチT1 〜T4 の切り換えとの関係を示す表である。
【0063】
スイッチT1 は、デジタル信号D2 の値に関わらず、デジタル信号D0 が「H」でデジタル信号D1 が「L」のときにONとなり、それ以外のときにはOFFとなる。
【0064】
すなわち、デジタル信号D0 、D1 がExclusive ORゲート126に入力される。Exclusive ORゲート126は、デジタル信号D0 、D1 のいずれか一方の信号が「H」のときのみ「H」の信号を出力する。そして、Exclusive ORゲート126からの信号及びデジタル信号D0 がANDゲート128に入力される。こうして、ANDゲート128は、デジタル信号D0 が「H」でデジタル信号D1 が「L」のときに「H」の信号を出力し、それ以外のときには「L」の信号を出力する。こうして、スイッチT1 は、デジタル信号D0 が「H」でデジタル信号D1 が「L」のときに端子112から電流を流し、それ以外のときには端子112から電流を流さないようになる。
【0065】
スイッチT2 は、デジタル信号D2 の値に関わらず、デジタル信号D0 が「L」でデジタル信号D1 が「H」のときにONとなり、それ以外のときにはOFFとなる。
【0066】
すなわち、デジタル信号D0 、D1 がExclusive ORゲート136に入力される。Exclusive ORゲート136は、デジタル信号D0 、D1 のいずれか一方の信号が「H」のときのみ「H」の信号を出力する。そして、Exclusive ORゲート136からの信号及びデジタル信号D1 がANDゲート138に入力される。こうして、ANDゲート138は、デジタル信号D0 が「L」でデジタル信号D1 が「H」のときに「H」の信号を出力し、それ以外のときには「L」の信号を出力する。こうして、スイッチT2 は、デジタル信号D0 が「L」でデジタル信号D1 が「H」のときに端子113から電流を流し、それ以外のときには端子113から電流を流さないようになる。
【0067】
スイッチT3 は、デジタル信号D2 の値に関わらず、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「H」のときにONとなり、それ以外のときにはOFFとなる。
【0068】
すなわち、デジタル信号D0 、D1 がANDゲート148に入力される。ANDゲート148は、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「H」のときに「H」の信号を出力し、それ以外のときには「L」の信号を出力する。こうして、スイッチT3 は、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「H」のときに端子114から電流を流し、それ以外のときには端子114から電流を流さないようになる。
【0069】
スイッチT4 は、デジタル信号D2 の値にかかわらず、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「L」のときにONとなり、それ以外のときにはOFFとなる。
【0070】
すなわち、デジタル信号D0 、D1 が、NOTゲート162、164に入力されて反転し、ANDゲート166に入力される。ANDゲート166は、NOTゲート162、164のいずれも「H」のときに「H」の信号を出力する。要するに、ANDゲート166は、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「L」のときに「H」の信号を出力し、それ以外のときには「L」の信号を出力する。こうして、スイッチT4 は、デジタル信号D0 、D1 がいずれも「L」でデジタル信号D2 が「H」のときに端子111から電流を流し、それ以外のときには電流を遮断する。
【0071】
なお、端子111に印加される電圧は、上述したように、電圧調整部160によって調整される。詳しくは、図4に示すように、デジタル信号D2 が「L」のときには端子111に印加される電圧は0Vであり、「H」のときには4Vである。
【0072】
こうして、スイッチT1 〜T4 によって制御されて、端子112、113、114、111のいずれかの電圧が、出力端子170にあらわれる。出力端子170にあらわれる電圧Vs の値は、図4に示す通りである。すなわち、デジタル信号D0 〜D2 の値が、1ビットずつ増加するに従って、出力端子170の電圧Vs は、0〜7Vまで1Vずつ増加するようになっている。こうして、デジタル信号D0 〜D2 に応じてD/A変換ができるようになっている。出力端子170の電圧Vs は、信号線15に印加されて液晶パネル10(図2参照)の駆動が行われる。
【0073】
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。まず、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「LLL」(000)のときを例に挙げる。このとき、電圧調整部160には、デジタル信号D2 から「L」の信号が入力されるので、端子115には4Vが印加され、端子111は0Vにされる。そして、両端子111、115間の4Vが、電圧降下部120、130、140、150によって1Vずつ分割される。
【0074】
ここで、高電位側の電圧降下部150の両端には、当初、4Vの電位差が生じる。そして、一方のMOS FET152に電流が流れる。ここで、MOS FET152は非線形素子であり、しきい値電圧が0.8である。したがって、しきい値電圧よりも大きい4Vの電圧が印加されて、MOS FET152には急速に電流が流れる。そして、電圧降下部140、130、120へと電流が流れて行き、各電圧降下部120、130、140、150において1Vずつの電圧降下が生じて平衡状態となる。詳しくは、MOS FET142、132、122を電流が流れる。
【0075】
そうすると、各電圧降下部120、130、140、150の両端の電位差が1Vであり、しきい値電圧に近いので、電流があまり流れなくなり消費電力が低減される。
【0076】
そして、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「LLL」(000)のときには、スイッチT4 のみがONであるため、出力端子170の電圧Vs は、0Vである。
【0077】
次に、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「LLH」(001)のときには、スイッチT1 のみがONとなり、出力端子170の電圧Vs は、端子112と同電圧すなわち1Vである。
【0078】
また、例えば、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「HLL」(100)のときには、まず、デジタル信号D2 が「H」であるため、電圧調整部160によって端子111、115の電圧が4V、8Vにされる。そして、スイッチT4 のみがONとなり、出力端子170の電圧Vs は、端子111と同電圧すなわち4Vとなる。
【0079】
さらに、例えば、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「HHH」(111)のときには、デジタル信号D2 が「H」であるため、電圧調整部160によって端子111、115の電圧が4V、8Vになり、スイッチT3 のみがONとなるので、出力端子170の電圧Vs は、端子114と同電圧すなわち7Vとなる。
【0080】
こうして、D/A変換されたアナログ出力が信号線15に印加される。ここで、信号線15は、比較的大きな寄生容量を有する。したがって、一旦大きな電圧が信号線15に印加されると、それに対応する電荷が信号線15に蓄積される。この蓄積された電荷に対応する電圧は、次の走査期間において出力端子170から印加される電圧よりも大きい場合がある。
【0081】
そこで、各電圧降下部120、130、140、150が、一対のMOS FETから構成されたことが効果を発揮する。その作用を、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「HHH」(111)から、「LLH」(001)に切り換えられた場合を例に挙げて説明する。
【0082】
デジタル信号D2 、D1 、D0 が「HHH」(111)のときには、端子111、115のそれぞれに、4V、8Vが印加されている。そして、MOS FET122、132、142、152に電流が流れ、端子114の電圧が信号線15に印加される。端子114の電圧は、端子115の電圧8Vから、MOS FET152によって1Vの電圧降下が生じた7Vとなっている。
【0083】
次に、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「LLH」(001)に切り換わると、端子111、115のそれぞれに、0V、4Vが印加され、端子112の電圧が信号線15に印加されることになる。端子112の電圧は、端子115の電圧4Vから、MOS FET152、142、132によって3Vの電圧降下が生じる1Vである。
【0084】
したがって、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「HHH」(111)から、「LLH」(001)に切り換えられると、7Vの電圧が印加されていた信号線15に1Vが印加されることになる。しかしながら、信号線15には、7Vの電圧が印加されることで寄生容量に電荷が蓄積されている。そうすると、デジタル信号D2 、D1 、D0 が「LLH」(001)となって、スイッチT1 がONになると、1Vの端子112に、信号線15から7Vが印加される。
【0085】
このとき、電圧降下部130をはさんで端子112とは反対側の端子113の電圧は、端子112に印加される7Vよりも低い。
【0086】
ここで、電圧降下部130は、端子112から端子113の方向に電流が流れるMOS FET134を有する。したがって、端子112から端子113の方向に電流が流れる。しかも、電圧降下部120のMOS FET122には、端子112から端子111の方向にも電流が流れる。要するに、端子112からは、電圧降下部120、130の両方向に電流が流れる。こうして、急速に電流を逃がして、端子112の電圧を1Vにすることができ、信号線15の電圧を1Vにすることができる。
【0087】
このように、本実施形態では、各電圧降下部120、130、140、150が、逆方向に電流を流す一対のMOS FET122及び124、132及び134、142及び144、又は152及び154を有する。これによって、速やかに電流を流して所望の電圧にすることができる。
【0088】
また、MOS FETが非線形素子であることから、両端の電位差が大きいときには大きな電流が流れて所定の電圧に急速に収束する。
【0089】
さらに、MOS FETが非線形素子であることから、両端の電位差が小さくなると電流も小さくなって消費電力を低減することができる。
【0090】
また、本実施形態によれば、液晶のγ補正が可能になる。すなわち、液晶表示装置において、液晶に印加される印加電圧と液晶の光透過率とは、非線形の関係にある。そして、印加電圧が均等の割合で増減しても、光透過率は均等の割合で増減しないため、液晶表示装置において適正な階調を得られない。
【0091】
そこで、本実施形態では、電位調整部160によって端子111、115に印加される電圧を調整することで、光透過率が均等の割合で増減するように、γ補正を行うことができる。
【0092】
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る分圧回路を示す図である。同図に示す分圧回路210は、図1に示す分圧回路110の代わりに使用することができる。すなわち、上述した電圧が印加される端子111、115の間に、分圧回路210は接続され、分割電圧を取り出すための端子112、113、114を有する。
【0093】
分圧回路210は、直列に接続された電圧降下部220、230、240、250を有する。電圧降下部220、230、240、250は、MOS FET222、224、232、234、242、244、252、254を有する。これらのMOS FETは、いずれもP形である点で、図1のMOS FETと異なる。
【0094】
そして、MOS FETがP形であるため、ゲート(G)が低電位となったときに正孔によるチャネルが形成される。したがって、端子115側から端子111側へ電流が流れるときには、MOS FET222、232、242、252に電流が流れる。一方、端子115側から端子111側へ電流が流れるときには、MOS FET224、234、244、254に電流が流れる。
【0095】
本実施形態における作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0096】
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る分圧回路を示す図である。同図に示す分圧回路310も、図1に示す分圧回路110の代わりに使用することができる。すなわち、上述した電圧が印加される端子111、115の間に、分圧回路310は接続され、分割電圧を取り出すための端子112、113、114を有する。
【0097】
分圧回路310は、直列に接続された電圧降下部320、330、340、350を有する。電圧降下部320、330、340、350は、それぞれ一対のMOS FET322及び324、332及び334、342及び344、352及び354を有する。一対のMOS FETは、P形及びN形の組み合わせである点で、図1のMOS FETと異なる。
【0098】
例えば、電圧降下部320において、MOS FET322はP形であり、MOS FET324はN形である。また、MOS FET322、324は、いずれも端子111側に接続されている。
【0099】
そして、MOS FET322はP形であるため、ゲート(G)が低電位となったときに正孔によるチャネルが形成される。一方、MOS FET324はN形であるため、ゲート(G)が高電位となったときに電子によるチャネルが形成される。
【0100】
したがって、端子115側から端子111側へ電流が流れるときには、MOSFET322に電流が流れる。一方、端子115側から端子111側へ電流が流れるときには、MOS FET324に電流が流れる。
【0101】
本実施形態における作用効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0102】
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係る分圧回路を示す図である。同図に示す分圧回路410は、図1に示す分圧回路110の代わりに使用することができる。すなわち、上述した電圧が印加される端子111、115の間に、分圧回路410は接続され、分割電圧を取り出すための端子112、113、114を有する。
【0103】
分圧回路410は、直列に接続された電圧降下部420、430、440、450を有する。電圧降下部420、430、440、450は、ダイオード422、424、432、434、442、444、452、454を有する。図1に示すMOS FETが3端子素子であるのに対して、ダイオードは2端子素子である点で、第1実施形態と異なる。なお、ダイオードは、非線形素子である点では、MOS FETと共通する。
【0104】
そして、図7に示すように、各電圧降下部において、逆方向に電流が流れるように一対のダイオードが並列接続されている。こうすることで、上記実施形態と同様の効果を達成することができる。
【0105】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、段階的に電圧降下したいずれかの電圧を選択するスイッチについては、図1に示す回路に限るものではなく、図10に示すように構成してもよい。
【0106】
また、電圧降下部については、図11に示すように、MOS FET510、520のそれぞれのドレイン及びソース間に抵抗530を接続することが好ましい。こうすることで、より正確な電圧分割が可能になる。なお、抵抗530の抵抗値は、MOS FET510、520がONになったときの抵抗値とOFFになったときの抵抗値との間の値が好ましい。このように抵抗を接続しても、従来の抵抗のみからなる分圧回路を用いるよりも、抵抗値を低くして貫通電流を小さくすることができる。
【0107】
分圧回路の電圧降下部を構成するMOS FETは、薄膜トランジスタ(TFT)以外の一般的な単結晶シリコンから形成されてもよい。あるいは、その他の3端子素子として、バイポーラ・トランジスタによって電圧降下部を構成してもよい。また、2端子素子として、MIM (metal-insulator-metal)素子、薄膜ダイオード、バリスタなどを使用してもよい。
【0108】
上記実施形態は、本発明を液晶表示装置に適用した例であるが、これに限定されるものではなく、本発明は種々の電子機器に適用することができる。
【0109】
【実施例】
次に、図8及び図9を参照して、上記第1実施形態に係る分圧回路110の実験結果を説明する。図8は、実験における時間と電圧との関係を示すグラフである。
【0110】
この実験では、まず、分圧回路110の端子111に印加する電圧VL を0Vとし、端子115に印加する電圧VH を1.0Vとした。このとき、端子112、113、114の電圧V1 〜V3 は、電圧VH 、VL の電位差1Vを均等に4分割して段階的に増加する値になっている。そして、300μsの時点で、電圧VL を1.0Vとし、電圧VH を2.0Vとした。そうすると、端子112、113、114の電圧V1 〜V3 も、図8に示すように変化した。例えば、電圧V2 は、電圧VL 、VH の変化から8.137μs後に、1.375Vとなった。1.375Vは、電圧V1 、V2 が最終的に落ち着く電圧の中間電圧である。
【0111】
次に、図9は、特性試験における時間と電流との関係を示すグラフである。同図において、本実施形態に係るデータを実線で示し、比較のため従来例のデータを一点鎖線で示す。なお、この従来例は、直線的な電圧電流特性を有する抵抗を直列接続してなる分圧回路であって、図8に示すのと同様な特性を有するものである。すなわち、電圧V2 が、8.137μs後に1.375Vとなり、所定の電圧を得るのにかかる時間が等しいという意味で、同様な特性を有するものである。
【0112】
図9に示すように、本実施形態及び従来例のいずれにおいても、電流値は、300μsの時点で一旦増加し急速に減少している。これは、分圧回路の両端の電圧が変化したためである。
【0113】
ここで、増加した電流の最高値は、本実施形態の方が従来例よりも大きい。これは、本実施形態に係る分圧回路110が非線形素子のMOS FETから構成されており、両端の電位差が一時的に大きくなって指数関数的に電流が増加したためである。
【0114】
一方、分圧回路の両端の電位差が一定のときには、本実施形態の方が従来例よりも電流値が小さい。これも、本実施形態に係る分圧回路110が非線形素子のMOS FETから構成されていることに起因する。つまり、両端の電位差が小さいため、抵抗値が大きくなって電流があまり流れないからである。
【0115】
そして、300〜400μsの間の平均電流を計算すると、従来例においては、1.3997μAであったのに対して、本実施形態では0.842724μAで済んだ。実際には、さらに長時間にわたって使用されるので、平均電流はさらに減る。
【0116】
このように、本実施形態では、直列接続の抵抗を用いた分圧回路よりも、消費電流が少ないことが実験的に明らかになった。
【0117】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるD/A変換回路を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る液晶表示装置の分解斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係る液晶表示装置用の駆動回路を示す図である。
【図4】デジタル信号の値とスイッチの切り換えとの関係を示す表である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る分圧回路を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る分圧回路を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態に係る分圧回路を示す図である。
【図8】第1実施形態に係る分圧回路の実験結果を示す図である。
【図9】第1実施形態に係る分圧回路の実験結果を示す図である。
【図10】電圧を選択するスイッチの変形例を示す図である。
【図11】電圧降下部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
100 D/A変換回路
110 分圧回路
111、115 端子
112、113、114 端子(分圧端子)
120、130、140、150 電圧降下部
122、124 MOS FET(非線形素子)
132、134 MOS FET(非線形素子)
142、144 MOS FET(非線形素子)
152、154 MOS FET(非線形素子)
160 電圧調整部
T1 〜T4 スイッチ

Claims (12)

  1. 分圧回路において、
    電圧が印加される一対の端子間に直列に接続される複数の電圧降下部と、
    隣同士の前記電圧降下部間に接続される分圧端子と、
    を含み、
    それぞれの前記電圧降下部は、整流作用のある第1及び第2の非線形素子が並列に接続されてなり、
    前記第1の非線形素子は、一方の前記端子から他方の前記端子に電流が流れ、前記第2の非線形素子は、前記第1の非線形素子とは反対方向に電流が流れる分圧回路。
  2. 請求項1記載の分圧回路において、
    前記非線形素子は、2端子素子である分圧回路。
  3. 請求項1記載の分圧回路において、
    前記非線形素子は、3端子素子である分圧回路。
  4. 請求項3記載の分圧回路において、
    前記非線形素子は、MOS FETである分圧回路。
  5. 請求項4記載の分圧回路において、
    前記第1及び第2の非線形素子のソース及びドレインが前記一対の端子間に接続され、チャネルが形成されるようにゲートが接続される分圧回路。
  6. 請求項4記載の分圧回路において、
    前記第1及び第2の非線形素子のそれぞれのソース及びドレイン間に抵抗が接続されてなる分圧回路。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の分圧回路において、
    前記非線形素子のしきい値電圧は、該非線形素子において要求される電圧降下の値以下である分圧回路。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の分圧回路と、デジタル信号に基づいて前記分圧回路によって段階的に電圧降下したいずれかの電圧を選択するスイッチと、出力端子と、を有するD/A変換器。
  9. 請求項8記載のD/A変換器において、
    前記分圧回路の前記一対の端子に印加する電圧を変える電圧調整手段を有するD/A変換器。
  10. 請求項8又は請求項9記載のD/A変換器と、所望の配線パターンが形成された基板と、を有する回路基板。
  11. 請求項10記載の回路基板を有する電子機器。
  12. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の分圧回路と、デジタル信号に基づいて前記分圧回路によって段階的に電圧降下したいずれかの電圧を選択するスイッチと、前記分圧回路の前記一対の端子に印加する電圧を変える電圧調整手段と、を有し、前記デジタル信号に基づくアナログ出力が信号線に供給されて液晶が駆動される液晶表示装置。
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