JP3711424B2 - ネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システム - Google Patents

ネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、インターネット等のネットワーク上に存在する情報資源に直接アクセスし、当該情報資源をダウンロードして印刷することができるネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続され、複数のホストコンピュータによって共用されるネットワークプリンタは、従来より知られている。かかるネットワークプリンタは、ネットワークに接続された複数のホストコンピュータから印刷ジョブを受け取って印刷を行う。一方、多数のネットワークを相互に接続してなる世界的規模のネットワークとしては、インターネットが知られている。
【0003】
そこで、従来技術によるネットワークプリンタについて、図9を参照しつつ説明する。インターネット100は、幾つかの基幹ネットワークを相互接続してなる世界的規模のネットワークであり、異機種のサーバ101間でデータ通信等を行うためにマルチベンダ対応の通信プロトコル、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等を採用している。
【0004】
ここで、各サーバ101は、通常、複数の情報資源をスプール102内に記憶している。情報資源としては、WWW(World Wide Web)サーバが提供するホームページ、FTP(File Transfer Protocol)サーバが提供するファイル、ニュースサーバが提供するネットニュース等が知られている。
【0005】
インターネット100には、LAN103を接続することができる。このLAN103には、クライアントとなる複数のホストコンピュータ104が接続されている。また、LAN103には、各ホストコンピュータ104によって共用されるネットワークプリンタ105も接続されている。LAN103は、ルータ106等を介してインターネット103に接続される。
【0006】
各ホストコンピュータ104は、ルータ106等を介してサーバ101と接続することにより、各サーバ101が保有する各種の情報資源を利用することができる。各サーバ101からダウンロードされた各種情報資源は、ホストコンピュータ104に実装された閲覧ソフトウエア、ビューワ等のソフトウエアによって再生される。
【0007】
ダウンロードした情報資源のうち印刷可能な情報、例えば、ドキュメントデータや静止画像ファイルについては、ネットワークプリンタ105によって印刷記録媒体に印刷出力することができる。この場合、印刷を行うホストコンピュータ104は、ネットワークプリンタ105のLANアドレス、印字データ、制御コード等を含んでなる印刷データをLAN回線上に出力する。この印刷データを受信したネットワークプリンタ105は、印刷を実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では、インターネット100上のWWWサーバ等に記憶された情報資源を印刷物として入手する場合、ユーザーは、第1に、ホストコンピュータ104を起動して所望のサーバ101にアクセスし、第2に、目的のドキュメントデータをホストコンピュータ104内にダウンロードし、第3に、ダウンロードしたドキュメントデータの印刷を行わなければならない。
【0009】
従って、例えば、WWWサーバ上のホームページのように、定期的に更新される情報資源を印刷物として入手する場合には、その都度、ホストコンピュータ104を立ち上げてサーバにアクセスする等の操作を行わなければならず、目的とする印刷記録媒体の入手に手間がかかるという欠点がある。
【0010】
また、近年は、インターネット利用者が急増している上に、動画や音声等の負荷の大きなデータがネットワークを流通する傾向がある。従って、利用が集中する時間帯では、回線が混雑していることが多く、所望のサーバにアクセスできない可能性が高くなっている。この場合には、混雑の少ない時間を見計らって再度アクセスしなければならないため、使い勝手が低い。
【0011】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、所望する情報資源の名称、アドレス等の特定用情報とアクセス時刻とを予め登録しておくだけで、所望の情報資源を無駄なく印刷することができるようにしたネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システムを提供することにある。より具体的には、予め登録されたアクセス時間に達したときには、ホストコンピュータを介さずに予め登録された情報資源にアクセスし、当該情報資源の内容が更新されている場合に印刷することができるようにしたネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明に係るネットワーク対応型印刷装置では、予め登録されたアクセス時刻に達したときに、ホストコンピュータを介在させることなく、能動的に所望の情報資源にアクセスし、情報資源の内容が新規である場合に印刷を実行するようにしている。
【0013】
即ち、請求項1に係る発明では、複数のサーバを接続してなるネットワークに接続され、前記各サーバに蓄積された情報資源を受信して印刷するネットワーク対応型印刷装置であって、受信データに基づいて印刷手段を制御することにより印刷を実行する印刷制御手段と、前記ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、前記情報資源を特定するために必要な特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するアクセス管理情報登録手段と、過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理する履歴管理手段と、前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続し、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致しない場合には、当該情報資源を受信して前記印刷制御手段によって印刷させるネットワーク制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
ここで、「複数のサーバを接続してなるネットワーク」とは、例えば、インターネットやイントラネット等のように、複数のサーバを接続してなるネットワークをいい、LANを含む。また、「情報資源」とは、例えば、WWWサーバのホームページ、FTPサーバのファイル等を意味する。「特定用情報」とは、ホームページやドキュメントファイル等の各情報資源を特定するために必要な情報であって、例えば、「http://xxx.xxx.xxx.xxx/abc/japanese/seihinn/device/device.htm」等のように、サーバが有する複数の情報資源の中から所望の情報資源を特定するために必要な情報をいう。従って、特定用情報には、サーバアドレス(IPアドレス)やファイル名等が含まれる。なお、情報資源には、html形式で記述されたドキュメントファイルに限定されず、種々の言語で記述された種々のドキュメントファイル、静止画像ファイル等を含む。「内容判定用情報」とは、情報資源の内容が前回接続時と今回接続時とで一致するか否か、即ち、情報資源が更新されており、前回接続時とは異なる新規な情報を有しているか否かを判定するための情報である。この内容判定用情報としては、例えば、「'97/01/23」等のドキュメントファイル等が作成された作成時データ、あるいは、チェックサム等の情報資源から抽出されたエラー検出用データ等を用いることができる。
【0015】
ユーザーが所望の情報資源の特定用情報とアクセス時刻とを予め指定すると、この特定用情報及びアクセス時刻は、アクセス管理情報としてアクセス管理情報登録手段に登録される。そして、登録されたアクセス時刻が到来すると、ネットワーク制御手段は、ホストコンピュータを介することなく、ネットワーク接続手段を介して登録された情報資源に能動的に接続する。そして、ネットワーク制御手段は、履歴情報に基づいて、情報資源の内容が前回とは異なるか否か、即ち、情報資源の内容が更新されているか否かを判定し、内容が更新されている場合に印刷を行う。なお、今回の内容と前回の内容とが一致する場合には、特に指定がない限り、当該情報資源の印刷を行わない。既に、ユーザーは、その情報資源を紙媒体として入手し、保存している可能性があるためである。
【0016】
これにより、ユーザーは、情報資源の特定用情報とアクセス時刻とを指定しておくだけで、無駄な印刷を行うことなく、最終目的物である印刷記録媒体を容易に入手することができる。また、ネットワーク利用頻度の少ない時間帯を選んでアクセス時刻を指定できるため、アクセス効率を向上することができる。
【0017】
請求項2に係る発明では、前記ネットワーク制御手段は、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源を過去に印刷したことがあるか否かを判定する受信履歴判定手段と、過去に印刷したことがある情報資源の場合には、前記履歴情報に基づいて当該情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致するか否かを判定する内容判定手段とを備え、前記内容判定手段によって不一致判定がされた場合には、前記情報資源を受信して前記印刷制御手段により印刷させ、前記内容判定手段によって一致判定がされた場合には、前記情報資源の印刷を中止することを特徴としている。
【0018】
履歴情報に基づいて情報資源の受信履歴を判定することにより、過去に接続・印刷したことがない新たな情報資源が登録された場合は、情報資源の内容の一致、不一致を判定するまでもなく、印刷を行うことができる。そして、受信履歴が残っている場合にのみ、情報資源の内容が更新されているか否かを判定することにより、無駄な印刷物の生成を防止することができる。
【0019】
請求項5に係る発明では、複数のサーバを接続してなるネットワークに接続され、前記各サーバに蓄積された情報資源を受信して印刷するネットワーク対応型印刷方法であって、前記情報資源を特定するために必要な特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するステップと、過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理するステップと、前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続するステップと、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源を過去に印刷したことがあるか否かを判定するステップと、過去に印刷したことがある情報資源の場合には、前記履歴情報に基づいて当該情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致するか否かを判定する内容判定ステップと、前記内容判定ステップによって不一致判定がされた場合には、前記情報資源を受信して前記印刷制御手段により印刷させるステップと、前記内容判定ステップによって一致判定がされた場合には、前記情報資源の印刷を中止するステップと、前記履歴情報を更新するステップと、を備えたことを特徴としている。
【0020】
これにより、前記請求項1、請求項2に係る発明と同様の作用を得ることができる。
【0021】
また、請求項8に係る発明では、ネットワーク上のサーバに蓄積された情報資源を特定するために必要な特定用情報を指示するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから指示された情報資源に接続し、該情報資源を受信して印刷するプリンタ装置とを備えたネットワーク印刷システムであって、前記プリンタ装置は、受信データに基づいて印刷手段を制御することにより印刷を実行する印刷制御手段と、前記ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、前記ホストコンピュータから指示される前記情報資源の特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するアクセス管理情報登録手段と、過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理する履歴管理手段と、前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続し、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致しない場合には、当該情報資源を受信して前記印刷制御手段によって印刷させるネットワーク制御手段とを含んで構成し、前記ホストコンピュータは、前記プリンタ装置に対して前記情報資源の特定用情報を指示する指示手段を含んで構成したことを特徴としている。
【0022】
これにより、ホストコンピュータからプリンタ装置に対して所望の情報資源を指定しておくだけで、プリンタ装置は、所定のアクセス時刻に情報資源と接続し、情報資源の内容が更新されている場合に印刷を実行することができる。なお、内容判定用情報としては、情報資源の作成時データまたは情報資源から抽出されたエラー検出用データを用いることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態では、従来技術で述べた要素と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0024】
1.第1の実施の形態
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態によるネットワーク対応型印刷装置及びネットワーク印刷システムを示している。図1は、本実施の形態によるネットワーク印刷システムのブロック構成図である。
【0025】
1−1 プリンタ側の機能構成
本実施の形態によるネットワーク対応型印刷装置または「プリンタ装置」としてのプリンタ1は、ホストコンピュータ2に接続されていると共に、インターネット100に接続可能に構成されている。即ち、本プリンタ1は、インターネット100に対して、ホストコンピュータ2と対等の地位にあり、能動的にインターネット100にアクセスしてデータのダウンロードを行うものである。
【0026】
プリンタ1は、それぞれ後述するように、ネットワーク接続部(図中「ネットワークI/F」と略記)3と、メモリ4と、印刷制御部5と、プリントエンジン6と、ネットワーク制御部7と、登録部8と、タイマ9と、履歴管理テーブル10と、電力管理部11とを備えている。
【0027】
「ネットワーク接続手段」としてのネットワーク接続部3は、例えば、LAN103に接続するためのLANドライバやTCP/IPやHTTP等の各種プロトコル群、イーサネット(Ethernet)等の各種ハードウエアを備えて構成されている。プリンタ1は、ネットワーク接続部3等を介してホストコンピュータ2、インターネット100に接続することができる。
【0028】
メモリ4は、各サーバ101からダウンロードした情報資源の一例としてのHTML文書等のデータやホストコンピュータ2から入力されたデータ等を記憶するためのもので、メモリ管理部4Aによって管理されている。
【0029】
「印刷制御手段」としての印刷制御部5は、サーバ101またはホストコンピュータ2から入力されたデータを解釈して最終的な印字データを生成し、改行、改ページ等の制御データ及び印字データに基づいてプリントエンジン6を制御することにより、印刷を実行するものである。
【0030】
プリントエンジン6は、例えば、紙送り機構やプリントヘッド等を含んで構成されており、紙等の印刷記録媒体に印刷を行うものである。プリントエンジン6としては、レーザプリンタのようにページ単位で印刷するページプリンタ、インクジェットプリンタや熱転写プリンタのように1文字単位で印刷するシリアルプリンタ、1行単位で印刷するラインプリンタ等の各種エンジンを用いることができる。
【0031】
「ネットワーク制御手段」としてのネットワーク制御部7は、ネットワーク接続部3を介したインターネット100へのアクセス等を制御する。このネットワーク制御部7は、タイマ9の計時情報に基づいてアクセス時刻に達したか否かを監視し、アクセス時刻に達した場合には、登録部8に記憶された所定のアドレスのサーバ101にアクセスして所望の情報資源をダウンロードするようになっている。また、ネットワーク制御部7の内部機能として、情報資源の受信履歴を判定する「受信履歴判定手段」としての履歴判定部7Aと、情報資源の内容が一致しているか否かを判定する「内容判定手段」としての内容判定部7Bとを備えている。
【0032】
「アクセス管理情報登録手段」としての登録部8には、ユーザーがホストコンピュータ2を介して指定した情報資源の特定用情報(サーバアドレスやファイル名)と、情報資源に接続すべきアクセス時刻と、情報資源の内容が更新されていない場合でも印刷を実行させる強制印刷要求指令とが記憶されている。なお、図中では、特定用情報を「アドレス」と表現している。
【0033】
履歴情報を管理する「履歴管理手段」としての履歴管理テーブル10は、例えばメモリ4内に形成されるもので、過去に接続された情報資源の特定用情報と該情報資源の作成時データとを対応付けて管理するものである。即ち、図2の構成説明図に示すように、履歴管理テーブル10は、各情報資源の特定用情報ADRと該各情報資源が作成された日時を示す作成時データTIとをそれぞれ対応付けて記憶している。
【0034】
そして、ネットワーク制御部7の履歴判定部7Aは、登録部8に登録された情報資源の特定用情報が履歴管理テーブル10内に記録されているか否かを検索することにより、登録された情報資源を過去に受信・印刷したことがあるか否かを判定する。過去に受信・印刷したことがない新たな情報資源が登録部8に登録された場合には、この新たな情報資源の特定用情報等が履歴管理テーブル10に追加される。なお、履歴管理テーブル10の容量が一杯になった場合には、例えば、使用頻度の少ない情報資源を削除して新たな情報資源の受信履歴を記憶することができる。
【0035】
ネットワーク制御部7の内容判定部7Bは、接続した情報資源の内容判定情報、即ち、作成時データを履歴管理テーブル10から読み出し、前回受信時の作成時データと今回の接続により得られた作成時データとを比較し、今回の接続により得られた作成時データが前回の作成時データよりも新しい場合には、情報資源の内容が更新されているものと判断する。
【0036】
ここで、作成時データとは、情報資源が作成または更新された日時を示すデータ(例えばタイムスタンプ)である。管理する時間単位は、「年月日」、「時分秒」のいずれか又は双方でもよい。例えば、情報資源としてのドキュメントファイルの内容が更新された場合には、作成時データが更新時に変更されてサーバ101等に記憶される。従って、目的とする情報資源が有する作成時データと履歴管理テーブル10が記憶する作成時データとを比較することにより、情報資源の内容が一致しているか否かを判定することができる。より具体的には、例えば、HTTPプロトコルでは、情報資源が最後に更新されたとサーバが認識している日時、データ形式、データサイズ等の各種データ属性のみを取り出すコマンドが用意されている。従って、作成時データの転送のみをサーバ101に要求することにより、更新の有無を判定することができる。
【0037】
「電力管理手段」として表現可能な電力管理部11は、図示せぬ電源部とプリントエンジン6等の各電力消費部との間に設けられたスイッチ手段を含んで構成されている。電力管理部11は、通常モード時には、各電力消費部に対して予定された通常の電力を供給し、節約モード時には、予め設定された所定の部分にのみ電力を供給し、その他の部分に対する電力供給をカットまたは低減するものである。そして、例えば、印刷ジョブが所定時間以上発生しない場合、ホストコンピュータ2またはネットワーク制御部7等から節約モードへの移行を指示された場合には、電力管理部11は、通常モードから節約モードに移行する。一方、印刷ジョブが発生した場合等には、電力管理部11は、節約モードから通常モードに復帰する。
【0038】
1−2 ホストコンピュータ側の機能構成
ホストコンピュータ2は、それぞれ後述するように、ネットワーク接続部(図中「ネットワークI/F」と略記)21とプリンタドライバ22とを、印刷に関わる構成要素として含んでいる。
【0039】
ネットワーク接続部21は、LAN103に接続するためのものであり、ネットワーク接続部21及びLAN103を介してプリンタ1と双方向データ通信を行うことができる。また、ホストコンピュータ2は、ネットワーク接続部21、LAN103、ルータ106等を介して、インターネット100に接続することもできる。
【0040】
プリンタドライバ22は、例えば、ワープロソフトウエアや描画ソフトウエア等のアプリケーションプログラム(図中では「アプリケーション」と略記)23から入力されたソースコードを、フォントメモリ等を参照しながら解釈することにより、所定の印刷コマンド体系に基づく印刷データを生成するものである。プリンタドライバ22の内部機能としては、プリンタ1にURL(Uniform Resource Locator)等の情報資源の特定用情報を指示するための「指示手段」としての指定部22Aとアプリケーションプログラム23からのソースコードを解釈する解釈部22Bと、解釈部22Bの解釈結果に基づいて所定の印刷コマンド体系に従った印刷データを生成するコマンド生成部22Cとを含んでいる。
【0041】
1−3 処理の流れ
次に、本実施の形態の作用について図3及び図4を参照しつつ説明する。まず、図3は、ホストコンピュータ2からプリンタ装置1に対して指示された情報資源の特定用情報及びアクセス時刻を登録するための登録処理を示すフローチャートである。
【0042】
ステップ(以下「S」と略記)1では、ホストコンピュータ2の指定部22Aにより、プリンタ1に対してアクセスすべき情報資源の特定に必要なサーバアドレスやファイル名等の特定用情報を指示する。具体的には、ユーザーは、ホストコンピュータ2の入力機器(マウス、キーボード等)を介して所望する情報資源の名称やアドレス等の特定用情報を入力する。S1で指示されたアドレス等の特定用情報は、S2によって一時的に記憶される。次に、S3では、取消入力がされたか否かを判定する。取消入力がされたときは、入力ミス等によってユーザーが取消を要求している場合なので、S4で入力されたデータをリセットし、S1に戻る。
【0043】
一方、前記S3で「NO」と判定された場合には、S5で特定用情報の入力が完了したか否かを判定する。印刷を希望する情報資源の特定用情報の入力が完了した場合には、S6に移り、指定した情報資源にアクセスして印刷すべき時刻と強制印刷要求指令とを指定する。ここで、強制印刷要求指令とは、情報資源の内容に変化が無い場合でも印刷の実行を行うか否かを指示するためのものである。強制印刷要求指令が「オン」に設定された場合には、情報資源の内容の変化を問わず印刷が実行され、強制印刷要求指令が「オフ」に設定された場合には、情報資源の内容に変化がある場合のみ印刷される。
【0044】
このようにして入力された情報資源の特定用情報とアクセス時刻と強制印刷要求指令とは、図3中に示すように、それぞれ対応付けられてプリンタ1の登録部8に記憶される(S7)。
【0045】
次に、図4は、プリンタ1が指定された情報資源を受信して印刷するアクセス処理のフローチャートである。まず、S11では、タイマ9の計時情報に基づいて指定されたアクセス時刻が到来したか否かを監視している。アクセス時刻が到来したときには、S11は「YES」と判定し、S12では、電力管理部11にウェイクアップ信号を送って通常モードに設定する。これにより、プリントエンジン6等の各電力消費部には、通常の電力が供給される。なお、電力管理部11にウェイクアップ信号を送信するタイミングは、プリンタ1の仕様等によって異なる。例えば、セットアップ時間の長い定着器等を備えたレーザプリンタであれば、早めに通常モードに移行させるのが好ましい。また、例えば、オンデマンド型インクジェットプリンタの場合は、比較的立上がり時間が短いので、通常モードへの移行タイミングを、情報資源の受信開始時点等まで遅らせることも可能である。
【0046】
次に、S13では、指定された情報資源が記憶されたサーバ101にネットワーク接続部3を介して接続し、S14では、この接続した情報資源を以前にも受信したことがあるか否かを判定する。即ち、今回指定された情報資源の特定用情報が履歴管理テーブル10に保存されているか否かを検索することにより、今回指定された情報資源を過去にも受信したことがあるか否かを判定する。
【0047】
このS14で「NO」と判定したときは、指定された情報資源が新たな情報資源の場合である。そこで、S20では、この新たな情報資源の特定用情報及び作成時データを履歴管理テーブル10に追加する。そして、この新たな情報資源の全体を受信し(S21)、プリントエンジン6により印刷する(S22)。図示していないが、印刷後には、受信データは破棄される。その都度受信データを破棄することにより、比較的少ないメモリ資源で多数の情報資源を印刷することができる。但し、十分に大きなメモリ資源をプリンタ1に実装している場合は、全ての情報資源の受信を終了してから、まとめて印刷することもでき、通信時間を短縮することができる。
【0048】
一方、履歴管理テーブル10を検索した結果、今回指定された情報資源を過去にも受信・印刷していることが判明した場合には、既に紙媒体として入手済みの情報資源を重複して印刷する可能性があるため、以下の処理では、重複印刷になるか否か等を判定する。
【0049】
そこで、S15では、情報資源の一部を受信する。ここで、本実施の形態における「情報資源の一部」とは、情報資源が作成された作成時データ(例えばタイムスタンプ)を意味する。そして、S16では、情報資源の作成時データと履歴管理テーブル10に保存された前回受信・印刷時の作成時データとを比較し、作成時データが新しくなっているか否か、即ち、作成時データが更新されているか否かを判定する。一般的に、部品仕様書や営業報告書等の各種ドキュメントファイルやデータファイルは、内容を修正した場合に、修正者によって作成日時が更新される。また、情報資源が更新された場合には、サーバ101上のファイル管理プログラムによってタイムスタンプが更新される。
【0050】
従って、情報資源の作成時データが更新されている場合、つまり、前回受信時の作成時データよりも今回の作成時データの方が新しくなっている場合には、情報資源の内容が修正等されていると見なせる場合である。そこで、作成時データが更新されている場合には、S16は「YES」と判定する。これにより、該情報資源の全体が受信されて印刷され(S21、S22)、履歴管理テーブル10の作成時データが更新される(S23)。
【0051】
一方、作成時データを比較した結果、情報資源が更新されていない場合には、S16は「NO」と判定し、S17では、強制印刷要求指令がセットされているか否かを判定する。強制印刷要求指令がセットされている場合(オンの場合)には、情報資源の内容更新の有無にかかわらずユーザーが再度の印刷を希望している場合のため、情報資源の全体を受信して印刷する(S21、S22)。強制印刷要求指令がセットされていない場合(オフの場合)には、ユーザーが重複印刷を希望しない場合である。従って、S18でネットワークとの接続を終了させた後、S19では、接続した情報資源の印刷中止を示すフラグを登録部8にセットしたり、内容に変更ないため印刷しなかった旨のメッセージをホストコンピュータ2等に通知する等の印刷中止処理を実行する。
【0052】
そして、S24によって、指定された全ての情報資源の印刷を完了したと判定されるまで、前記S11〜S23の処理が繰り返される。なお、印刷中止フラグがセットされた情報資源に関してはジョブ終了と判断される。全ての指定された情報資源の印刷を完了した場合には、メモリ4に記憶されたデータを消去し、サーバ101等との接続を終了する。
【0053】
このように構成される本実施の形態によれば、ユーザーが所望の情報資源の特定用情報をホストコンピュータ2を介してプリンタ1に指示するだけで、この指示された情報資源へのアクセス及び受信はプリンタ1によって実行されるため、ホストコンピュータ2を介在させることなく、ネットワーク上の情報資源を容易に印刷物として入手することができる。また、ホストコンピュータ2から情報資源の特定用情報を指示した後は、当該情報資源の印刷処理の流れからホストコンピュータ2が解放されるため、ホストコンピュータ2は他のアプリケーションプログラムを実行することができ、使い勝手が向上する。
【0054】
さらに、本実施の形態では、情報資源の有する作成時データと履歴管理テーブル10に記録された前回受信時の作成時データとを比較することにより、作成時データが更新されている場合に、印刷を行う構成のため、重複印刷を排除することができ、印刷の無駄を防止することができる。
【0055】
また、情報資源の内容が前回の受信・印刷時と一致しているか否か、即ち、情報資源の内容が更新されているか否かを、情報資源が作成された作成時データに基づいて判定する構成のため、最初に作成時データを受信するだけで内容更新の有無を判断することができ、通信時間を低減して不要な印刷を防止することができる。
【0056】
さらに、指定された情報資源の特定用情報が履歴管理テーブル10に保存されているか否か検索することにより、指定された情報資源を過去に印刷したことがあるか否かを判定し、過去に印刷したことがない新たな情報資源を指定された場合には、作成時データの比較を行うことなく印刷を実行する構成のため、速やかに所望の印刷物を入手することができる。
【0057】
また、本実施の形態では、電力管理部11によって、待機中の電力を節約モードとし、アクセス時刻が到来した後に通常モードに移行させる構成のため、電力消費量を低減することができる。
【0058】
2.第2の実施の形態
次に、図5に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、以下の各実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、情報資源の有する作成時データに基づいて内容更新の有無を判定するのではなく、プリンタ1側の経過時間に基づいて判定するようにした点にある。
【0059】
図5は、本実施の形態に係るネットワーク対応型印刷装置に用いられる履歴管理テーブル31の構成を示す説明図である。この履歴管理テーブル31には、各情報資源について、特定用情報と相対作成時データとが対応付けられて記憶されている。
【0060】
ここで、相対作成時データRTIとは、プリンタ1側を基準に計測した経過時間を意味する。即ち、各情報資源について前回の受信・印刷時におけるプリンタ1側の時刻(タイマ9からの計時情報に基づく時刻)を基準時としてそれぞれ記憶しておき、この基準時からの経過時間に基づいて、受信・印刷を行うか否かの判定を行うためのものである。
【0061】
このように構成される本実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施の形態では、プリンタ1側の時刻を基準とする経過時間を相対作成時データRTIとして用いる構成のため、情報資源の更新時刻に誤りがある場合等でも、プリンタ1側での経過時間に基づいて内容の新旧を判定することができる。
【0062】
3.第3の実施の形態
次に、図6及び図7に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、内容判定用情報として情報資源から抽出されたエラー検出用データを用いる点にある。
【0063】
図6に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態によるアクセス処理を説明する。前記実施の形態と同様に、まず、アクセス時刻が到来したか否かを監視しており(S31)、アクセス時刻が到来した場合には、通常の電力を供給する通常モードに移行し(S32)、登録された特定用情報に基づいて所定の情報資源にアクセスする(S33)。そして、この接続した情報資源の特定用情報が履歴管理テーブル41に記憶されているか否か検索することにより、この情報資源を過去に受信したことがあるか否かを判定する(S34)。
【0064】
図7に示すように、本実施の形態に係る履歴管理テーブル41は、各情報資源の特定用情報毎に、情報資源のデータサイズとチェックサムとがそれぞれ対応付けて記憶されている。ここで、本実施の形態では、例えば、情報資源の先頭データ(データ転送上の先頭の部分)等のように、情報資源の一部について、データサイズ及びチェックサムを抽出している。
【0065】
例えば、図7中の下側に二点鎖線で示すように、情報資源の特定の領域(内容一致判別用の対象領域)内に「ABC<FF>」という文字コードが記憶されている場合、「A」、「B」、「C」、「<FF>」の4個のデータがあるため、データサイズDSZは「4」となる。なお、「<FF>」とは、改ページを示す制御コマンドである。また、各データを10進数に変換すると、「65」、「66」、「67」、「12」となるため、このチェックサムCSMは、「210」となる。従って、これらのデータサイズDSZ及びチェックサムCSMについて、前回の受信・印刷時と今回の受信・印刷時とで比較することにより、情報資源の内容が一致するか否か、即ち、内容の更新がされたか否かを判別することができる。以上は、説明の便宜上の例示である。
【0066】
特定用情報が履歴管理テーブル41に残っていない場合には、この特定用情報を履歴管理テーブル41に追加し(S40)、情報資源の全体を受信して印刷する(S41、S42)。そして、情報資源から抽出されたデータサイズ及びチェックサムを履歴管理テーブル41に記憶する。
【0067】
一方、特定用情報が履歴管理テーブル41に残っている場合には、例えば、先頭部分のデータ等の如く、予め定められた情報資源の一部を受信し(S35)、この情報資源の一部から抽出されたデータサイズ及びチェックサムが履歴管理テーブル41に記憶された前回のデータサイズ及びチェックサムに一致するか否かを判定する(S36)。データサイズ及びチェックサムが前回の受信・印刷時と一致しないときは、情報資源の内容に変化が生じた場合である。従って、この情報資源の全体を受信して印刷し(S41、S42)、データサイズ及びチェックサムを更新する(S43)。
【0068】
情報資源の一部から抽出されたデータサイズ及びチェックサムが前回受信・印刷時のデータサイズ及びチェックサムと一致するときは、情報資源の内容に変化無しと見なせる場合である。そこで、この情報資源について強制印刷要求指令が設定されているか否かを判定し(S37)、強制印刷要求指令が設定されていない場合には、ネットワークとの接続を終了させた後(S38)、印刷中止処理を行う(S39)。強制印刷要求指令が設定されている場合には、情報資源の全体を受信して印刷し(S41、S42)、データサイズ及びチェックサムを更新する(S43)。
【0069】
そして、指定された全ての情報資源の印刷が終了したとS44によって判定されるまで、前記S31〜S43の処理が繰り返される。一方、指定された全ての情報資源の印刷を終了した場合には、ネットワークへの接続を終了して処理を終える(S45)。
【0070】
このように構成される本実施の形態でも、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施の形態では、情報資源の一部から抽出されたデータサイズ及びチェックサムを内容判定用情報として用いる構成のため、情報資源の内容が更新されたか否かをより正確に判定でき、無駄な印刷を防止することができる。
【0071】
また、内容の一致、不一致は、チェックサムによって知ることができるが、本実施の形態では、チェックサムに加えてデータサイズも内容判定用情報として利用するため、偶然にチェックサムの値が一致した場合でも、内容の一致、不一致を判定することができる。
【0072】
4.第4の実施の形態
次に、図8に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、情報資源の全体から抽出されたデータサイズ及びチェックサムを内容判定用情報として用いた点にある。
【0073】
図8は、本実施の形態に係るアクセス処理のフローチャートであって、アクセス時刻が到来したか否かを監視し(S51)、アクセス時刻が到来したときには通常の電力を各電力消費部に供給する(S52)。
【0074】
そして、指定された情報資源に接続し(S53)、情報資源の全体を受信する(S54)。次に、今回指定された情報資源の特定用情報が履歴管理テーブル41に残されているか否かを検索することにより、この情報資源を過去に受信・印刷したことがあるか否かを判定する(S55)。初めて受信した場合には、該情報資源の特定用情報を履歴管理テーブル41に追加する(S60)。そして、情報資源の印刷を行った後(S61)、情報資源全体から抽出されたデータサイズ及びチェックサムを履歴管理テーブル41に記憶させる(S62)。
【0075】
一方、過去に受信したことのある情報資源の場合には、今回受信した情報資源の全体から得られるデータサイズ及びチェックサムが前回のデータサイズ及びチェックサムと一致するか否かを判定する(S56)。これらデータサイズ及びチェックサムが一致しないときは、前回受信・印刷時の内容と異なっている場合のため、情報資源を印刷する(S61)。データサイズ及びチェックサムが一致するときは、情報資源の内容に変化がない場合である。そこで、前記各実施の形態と同様に、強制印刷要求指令が設定されているか否かを判定し(S57)、強制印刷要求指令が設定されていれば印刷を行い(S61)、強制印刷要求指令が設定されていなければネットワークとの接続を終了して(S58)印刷中止処理を行う(S59)。なお、印刷中止処理では、受信データを破棄する。
【0076】
そして、指定された全ての情報資源の印刷が完了するまで、S51〜S62の処理が繰り返され(S63)、全ての情報資源の印刷が完了したときにはネットワークとの接続を終了する(S64)。
【0077】
このように構成される本実施の形態でも、上述した第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施の形態では、情報資源の全体からデータサイズ及びチェックサムを抽出し、これらを内容判定用情報として用いる構成のため、前回受信・印刷時に比べて情報資源の内容が一致するか否かをより一層正確に判別でき、無駄な重複印刷を防止することができる。
【0078】
なお、当業者であれば、各実施の形態に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更等が可能である。例えば、チェックサムに替えて、パリティチェック等の他のエラー検出用データを用いることもできるし、データサイズの比較を廃してチェックサムのみで内容の一致、不一致を判定するように構成することもできる。
【0079】
また、前記各実施の形態では、ネットワーク接続後に指定された情報資源の受信履歴を確認しているが、これとは逆に、指定された情報資源の受信履歴を確認した後にネットワーク接続を行う構成でもよい。
【0080】
さらに、プリンタ1としては、プリンタ専用機に限らず、複写機、ファクシミリ装置等の機能を備えた複合機でもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るネットワーク対応型印刷装置及び印刷方法及びネットワーク印刷システムによれば、所望の情報資源の特定用情報を予め登録するだけで、指定された情報資源を受信して印刷することができると共に、内容に変化のない場合の無駄な印刷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク印刷システム等の機能構成を示すブロック図である。
【図2】履歴管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図3】情報資源を登録するための登録処理を示すフローチャートである。
【図4】指定された情報資源にアクセスして印刷を行うためのアクセス処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るネットワーク印刷システム等に用いられる履歴管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク印刷システム等におけるアクセス処理を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態における履歴管理テーブルの構成を示す説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係るネットワーク印刷システム等におけるアクセス処理を示すフローチャートである。
【図9】ホストコンピュータから入力された印刷データを受動的に処理する従来技術によるネットワークプリンタを示す説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
3 ネットワーク接続部
5 印刷制御部
6 プリントエンジン
7 ネットワーク制御部
7A 履歴判定部
7B〜7B2 内容判定部
8 登録部
9 タイマ
10、31、41 履歴管理テーブル
100 インターネット
101 サーバ
106 ルータ

Claims (8)

  1. 複数のサーバを接続してなるネットワークに接続され、前記各サーバに蓄積された情報資源を受信して印刷するネットワーク対応型印刷装置であって、
    受信データに基づいて印刷手段を制御することにより印刷を実行する印刷制御手段と、
    前記ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、
    前記情報資源を特定するために必要な特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するアクセス管理情報登録手段と、
    過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理する履歴管理手段と、
    前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続し、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致しない場合には、当該情報資源を受信して前記印刷制御手段によって印刷させるネットワーク制御手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワーク対応型印刷装置。
  2. 前記ネットワーク制御手段は、
    前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源を過去に印刷したことがあるか否かを判定する受信履歴判定手段と、
    過去に印刷したことがある情報資源の場合には、前記履歴情報に基づいて当該情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致するか否かを判定する内容判定手段とを備え、
    前記内容判定手段によって不一致判定がされた場合には、前記情報資源を受信して前記印刷制御手段により印刷させ、前記内容判定手段によって一致判定がされた場合には、前記情報資源の印刷を中止することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク対応型印刷装置。
  3. 前記履歴情報の内容判定用情報として、前記情報資源が作成された作成時データを用いることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク対応型印刷装置。
  4. 前記履歴情報の内容判定用情報として、前記情報資源から抽出されたエラー検出用データを用いることを特徴とする請求項2に記載のネットワーク対応型印刷装置。
  5. 複数のサーバを接続してなるネットワークに接続され、前記各サーバに蓄積された情報資源を受信して印刷するネットワーク対応型印刷方法であって、
    前記情報資源を特定するために必要な特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するステップと、
    過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理するステップと、
    前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続するステップと、
    前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源を過去に印刷したことがあるか否かを判定するステップと、
    過去に印刷したことがある情報資源の場合には、前記履歴情報に基づいて当該情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致するか否かを判定する内容判定ステップと、
    前記内容判定ステップによって不一致判定がされた場合には、前記情報資源を受信して前記印刷制御手段により印刷させるステップと、
    前記内容判定ステップによって一致判定がされた場合には、前記情報資源の印刷を中止するステップと、
    前記履歴情報を更新するステップと、
    を備えたことを特徴とするネットワーク対応型印刷方法。
  6. 前記履歴情報の内容判定用情報として、前記情報資源が作成された作成時データを用いることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク対応型印刷方法。
  7. 前記履歴情報の内容判定用情報として、前記情報資源から抽出されたエラー検出用データを用いることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク対応型印刷方法。
  8. ネットワーク上のサーバに蓄積された情報資源を特定するために必要な特定用情報を指示するホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから指示された情報資源に接続し、該情報資源を受信して印刷するプリンタ装置とを備えたネットワーク印刷システムであって、
    前記プリンタ装置は、
    受信データに基づいて印刷手段を制御することにより印刷を実行する印刷制御手段と、
    前記ネットワークに接続するためのネットワーク接続手段と、
    前記ホストコンピュータから指示される前記情報資源の特定用情報及びアクセス時刻をアクセス管理情報として登録するアクセス管理情報登録手段と、
    過去に接続した情報資源の特定用情報と該情報資源の内容判定を行うための内容判定用情報とを履歴情報として管理する履歴管理手段と、
    前記アクセス管理情報に基づいて前記登録された情報資源に接続し、前記履歴情報に基づいて前記接続した情報資源の内容が前回印刷したときの内容と一致しない場合には、当該情報資源を受信して前記印刷制御手段によって印刷させるネットワーク制御手段とを含んで構成し、
    前記ホストコンピュータは、
    前記プリンタ装置に対して前記情報資源の特定用情報を指示する指示手段を含んで構成したことを特徴とするネットワーク対応型印刷システム。
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