JP3006900B2 - 出力資源のダウンロード処理方式 - Google Patents

出力資源のダウンロード処理方式

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JP3006900B2
JP3006900B2 JP3065184A JP6518491A JP3006900B2 JP 3006900 B2 JP3006900 B2 JP 3006900B2 JP 3065184 A JP3065184 A JP 3065184A JP 6518491 A JP6518491 A JP 6518491A JP 3006900 B2 JP3006900 B2 JP 3006900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力装置の出力処理に
必要となる出力資源をその出力装置にダウンロードして
いくための出力資源のダウンロード処理方式に関し、特
に、出力資源のダウンロード処理を効率的に実行できる
ようにする出力資源のダウンロード処理方式に関するも
のである。
【0002】印刷システムでは、印刷データの印刷処理
に必要となる文字パターンやオーバレイ等の出力資源を
前もってプリンタにダウンロードしておいて、このダウ
ンロードされた出力資源に従ってプリンタが印刷データ
を印刷していくという構成を採っている。この出力資源
のダウンロード処理は、印刷システムを迅速に立ち上げ
ていくためにも高速でもって実行できるような構成にし
ていく必要があるのである。
【0003】
【従来の技術】従来の印刷システムでは、ユーザジョブ
を立ち上げるときに、ダウンロード処理を司るホストシ
ステムの出力制御プログラムに対して、ジョブ制御言語
(JCL)に従って文字パターンやオーバレイ等の使用
する出力資源を指定し、この指定を受けて、出力制御プ
ログラムが、指定された出力資源をプリンタにダウンロ
ードしていくという構成を採っていた。すなわち、従来
の印刷システムでは、ユーザジョブの立ち上げ時に、そ
の都度、指定された出力資源をプリンタにダウンロード
していくという構成を採っていたのである。
【0004】そして、従来の印刷システムでは、プリン
タは、ダウンロードされてくる出力資源をダウンロード
の順番に従ってメモリにストアしていって、ユーザジョ
ブの何回かの立ち上げ処理によりメモリが満杯になった
ときには、メモリを一括クリアして、再度メモリの先頭
からダウンロードされてくる出力資源をストアしていく
というメモリ管理方式を採っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
ジョブの立ち上げ時に、その都度、指定された出力資源
をプリンタにダウンロードしていくという構成を採って
いると、既にダウンロートしてある出力資源についても
再度ダウンロードしていくことになる。これから、従来
技術に従っていると、ダウンロード処理を効率的に実行
できないという問題点があるとともに、プリンタ側のメ
モリを無駄に使用してしまうという問題点があったので
ある。
【0006】また、プリンタ側で出力資源をダウンロー
ド順に管理して、メモリが満杯になったときに一括クリ
アしていくという構成を採っていると、クリアされる前
にストアされていた出力資源がクリア後に再び必要にな
る場合、ホストシステムの出力制御プログラムは、その
出力資源を再度ダウンロードしなければならなかった。
これから、従来技術に従っていると、使用頻度の高い出
力資源に関してのダウンロード処理を効率的に実行でき
ないという問題点があったのである。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、プリンタ等の出力装置の出力処理に必要とな
る出力資源をその出力装置にダウンロードしていくとき
に、出力資源のダウンロード処理を効率的に実行できる
ようにする新たな出力資源のダウンロード処理方式の提
供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の第1の
発明の原理構成、図2に、本発明の第2の発明の原理構
成を図示する。ここで、特許請求の範囲に記載してある
のは第1の発明であり、第2の発明については特許請求
の範囲には記載していない。図1中、1は本発明を具備
するホストシステム、2はホストシステム1に接続され
るプリンタ等の出力装置である。この出力装置2は、ホ
ストシステム1からダウンロードされてくる出力処理に
用いる文字資源等の出力資源を展開するダウンロード資
源展開部20と、ホストシステム1からの指示に応答し
て、ダウンロード資源展開部20に展開される出力資源
情報を特定してホストシステム1に通知する展開資源特
定部21とを備える。
【0009】10はホストシステム1の備えるデータ処
理部であって、ユーザ業務のデータ処理を実行するも
の、11はホストシステム1の備える出力データファイ
ルであって、出力装置2に出力するデータ処理部10の
出力データを格納するもの、12はホストシステム1の
備える出力資源ライブラリであって、出力装置2の用い
る出力資源を管理するもの、13はホストシステム1の
備える出力制御部であって、出力装置2へのデータ出力
処理を制御するもの、14はホストシステム1の備える
ジョブ制御部であって、データ処理部10の起動時に、
出力制御部13がダウンロードすることになる出力資源
についてのパラメータ情報を出力データファイル11に
格納するもの、15はホストシステム1の備える第1の
発明のダウンロード資源管理表であって、出力装置2に
ダウンロードされていて、かつ、消去されずに記憶され
ている出力資源の出力資源情報を管理するものである。
【0010】この第1の発明の出力制御部13は、出力
資源のダウンロード処理を実行するダウンロード実行部
131と、ダウンロード資源管理表15の参照処理を実
行する管理表参照部132と、ダウンロード資源管理表
15の更新処理を実行する管理表更新部133と、ダウ
ンロード資源管理表15の初期化処理を実行する管理表
初期化部134とを備える。
【0011】図2中、図1で説明したものと同じものに
ついては同一の記号で示してある。この第2の発明に用
いる出力装置2は、ダウンロード資源展開部20と、ホ
ストシステム1からの指示に応答して、ダウンロード資
源展開部20に展開される出力資源を出力資源単位に従
って消去する展開資源消去部22とを備える。
【0012】16はホストシステム1の備える第2の発
明のダウンロード資源管理表であって、出力装置2のダ
ウンロード資源展開部20に展開される出力資源の出力
資源情報を、その出力資源が常駐される性質のものか否
かを表示する常駐表示情報とともに管理するものであ
る。
【0013】この第2の発明の出力制御部13は、出力
資源のダウンロード処理を実行するダウンロード実行部
131と、ダウンロード資源管理表16の参照処理を実
行する管理表参照部135と、ダウンロード資源管理表
16の更新処理を実行する管理表更新部136と、出力
装置2の展開資源消去部22に出力資源の消去指示を発
行する消去資源指示部137とを備える。
【0014】
【作用】本発明の第1の発明では、起動されると、出力
制御部13の管理表初期化部134は、出力装置2の展
開資源特定部21に対して、ダウンロード資源展開部2
0に展開されている出力資源情報の特定を指示し、この
指示に応答して通知されてくる出力資源情報をダウンロ
ード資源管理表15に登録する。このようにして、起動
時点において、ダウンロード資源管理表15に、出力装
置2に既に展開されている出力資源情報が登録されるこ
とになる。一方、ダウンロード実行部131は、出力制
御部13の起動に伴って出力資源のダウンロード要求が
あると、出力データファイル11に格納されるジョブ制
御部14の指定する出力資源のパラメータ情報に従っ
て、ダウンロード対象の出力資源を特定する。
【0015】ダウンロード対象の出力資源を特定する
と、ダウンロード実行部131は、管理表参照部132
を起動して、ダウンロード対象の出力資源がダウンロー
ド資源管理表15に登録されているか否かをチェックす
る。このチェック処理により、ダウンロード資源管理表
15に登録されていると判断するとき、すなわち、既に
出力資源が出力装置2のダウンロード資源展開部20に
展開されているものと判断するときには、その出力資源
についてはダウンロードしないよう処理する。一方、ダ
ウンロード資源管理表15に登録されていないと判断す
るとき、すなわち、出力資源が出力装置2のダウンロー
ド資源展開部20に展開されていないと判断するときに
は、その出力資源を出力装置2にダウンロードしてい
く。そして、このダウンロードを実行すると、ダウンロ
ード実行部131は、管理表更新部133を起動して、
ダウンロードした出力資源の出力資源情報をダウンロー
ド資源管理表15に登録していく。
【0016】このように、本発明の第1の発明では、既
に出力装置2にダウンロードされている出力資源につい
ては、重複してダウンロードしないように処理するもの
であることから、出力資源のダウンロード処理を効率的
に実行できるとともに、出力装置2のメモリ使用に無駄
がなくなる。そして、管理表初期化部134の初期化処
理に従って、出力制御部13の起動前に出力装置2に展
開されている出力資源についても、重複ダウンロード防
止の対象とすることができることから、このダウンロー
ド処理の効率化を確実なものにすることができるのであ
る。
【0017】本発明の第2の発明では、出力制御部13
のダウンロード実行部131は、出力資源のダウンロー
ド要求があると、出力データファイル11に格納される
ジョブ制御部14の指定する出力資源のパラメータ情報
に従って、ダウンロード対象の出力資源とその出力資源
の常駐表示情報とを特定する。ダウンロード対象の出力
資源を特定すると、ダウンロード実行部131は、管理
表参照部135を起動して、ダウンロード対象の出力資
源がダウンロード資源管理表16に登録されているか否
かをチェックする。このチェック処理により、ダウンロ
ード資源管理表16に登録されていると判断するときに
は、その出力資源についてはダウンロードしないよう処
理する。一方、ダウンロード資源管理表16に登録され
ていないと判断するときには、その出力資源を出力装置
2にダウンロードしていく。そして、このダウンロード
を実行すると、ダウンロード実行部131は、管理表更
新部136を起動して、ダウンロードした出力資源の出
力資源情報と、その出力資源の持つ常駐表示情報とをダ
ウンロード資源管理表16に登録していく。
【0018】この処理にあって、ダウンロード実行部1
31は、起動時に、常駐表示を持つ出力資源を一括して
ダウンロードしていくことで、それらの出力資源を出力
装置2のダウンロード資源展開部20のメモリ領域にま
とめて常駐させていく方法を採ることも可能である。
【0019】このダウンロード処理を実行していくとき
にあって、出力装置2のダウンロード資源展開部20か
ら、格納する出力資源がメモリ容量の限界に達すること
で出力資源の消去要求があると、資源消去指示部137
は、管理表参照部135を起動することで、ダウンロー
ド資源管理表16に登録されている非常駐表示の出力資
源情報と常駐表示の出力資源情報とを特定して、常駐表
示の出力資源を消去対象から排除しつつ、非常駐表示の
出力資源のみを消去対象として、この特定した非常駐表
示の出力資源情報を指定して出力装置2の展開資源消去
部22に出力資源の消去指示を発行する。そして、この
消去指示を発行すると、消去資源指示部137は、管理
表更新部136を起動して、消去指示対象とした出力資
源の出力資源情報と、その出力資源の持つ常駐表示情報
とをダウンロード資源管理表16から削除していく。一
方、出力装置2の展開資源消去部22は、消去資源指示
部137からの消去指示を受けて、消去指示のある出力
資源をダウンロード資源展開部20から消去していく。
【0020】このように、本発明の第2の発明では、第
1の発明と同様に、既に出力装置2にダウンロードされ
ている出力資源については重複してダウンロードしない
ように処理することに加えて、出力装置2にダウンロー
ドしていく出力資源を常駐させるものと、非常駐させる
ものとに分けて管理して、出力装置2のメモリ容量が満
杯になるときには、非常駐の出力資源を消去していくよ
うに処理することから、使用頻度の高い出力資源を消去
してしまうといった不都合が起こらず、出力資源のダウ
ンロード処理を効率的に実行できるようになる。そし
て、ダウンロード実行部131の処理に従って、常駐表
示を持つ出力資源をダウンロード資源展開部20のメモ
リ領域にまとめて常駐させる方法を採ることで、メモリ
上のフラグメンテーションの発生を防止することができ
メモリの使用効率も高められるのである。
【0021】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。最初に、図1で説明した本発明の第1の発明の実施
例について説明し、次に、図2で説明した本発明の第2
の発明の実施例について説明する。
【0022】図1でも説明したように、本発明の第1の
発明では、ダウンロード済みであって、かつ出力装置2
側で消去されていない出力資源を管理するダウンロード
資源管理表15をホストシステム1に展開して、このダ
ウンロード資源管理表15に従って、既に出力装置2に
展開されている出力資源については重複してダウンロー
ドしないようにすることで、出力資源のダウンロード効
率を高めるとともに、出力装置2のダウンロード資源展
開部20のメモリの無駄な使用を防ぐことを実現するも
のである。
【0023】図3に、この本発明の第1の発明で用いる
ダウンロード資源管理表15の管理データの一実施例を
図示する。この図では、出力資源として、文字資源を想
定している。この図に示すように、出力資源として文字
資源を扱う場合には、ダウンロード資源管理表15は、
ダウンロードされた文字資源の書体名(明朝体等)と、
ダウンロードされた文字資源(文字サイズを単位にして
用意される文字パターンとその文字パターンの持つ属性
情報とからなる)の文字資源名と、ダウンロードされた
文字コード範囲(文字資源の何番目から何番目の範囲に
ある文字コードという情報)と、ダウンロードされた文
字資源のコード系(EBCDICーカナ系等)とからな
る文字資源情報を管理する。出力制御部13は、このダ
ウンロード資源管理表15の管理データに従って、出力
装置2にダウンロードした文字資源が何であるかを特定
できることになる。
【0024】図4ないし図6に、本発明の第1の発明の
出力制御部13が実行する処理フローの一実施例を図示
する。次に、これらの処理フローに従って、本発明の第
1の発明のダウンロード処理について詳細に説明する。
ここで、図4に示す処理フローは、出力制御部13が起
動時に実行する処理フローであり、図5に示す処理フロ
ーは、出力制御部13が出力資源のダウンロード要求時
に実行する処理フローであり、図6に示す処理フロー
は、出力制御部13が出力装置2のダウンロード資源展
開部20のメモリが満杯になったときに実行する処理フ
ローである。
【0025】出力制御部13は、起動されると、図4の
処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、
出力装置2の展開資源特定部21に対して、ダウンロー
ド資源展開部20に展開されている出力資源情報の問い
合わせを実行する。続いて、ステップ2で、この問い合
わせに応答して展開資源特定部21から通知されてくる
出力資源情報をダウンロード資源管理表15に登録す
る。出力資源が文字資源である場合には、図3に示した
ような文字資源情報が送られてくるので、この文字資源
情報をダウンロード資源管理表15に登録するのであ
る。このようにして、起動されると、ダウンロード資源
管理表15には、出力装置2に既に展開されている出力
資源情報が登録されていくことになる。
【0026】一方、出力制御部13は、起動に伴って出
力資源のダウンロード要求があると、先ず最初に、出力
データファイル11に格納されるジョブ制御部14の指
定する出力資源のパラメータ情報に従って、ダウンロー
ド対象の出力資源を特定する。このパラメータ情報は、
ダウンロード資源管理表15に格納される管理データと
同じ内容を含むものである。次に、図5の処理フローに
示すように、ステップ10で、ダウンロード資源管理表
15の管理データを参照し、続くステップ11で、この
参照処理に従って、ダウンロード対象の出力資源がダウ
ンロード資源管理表15に登録されているか否かを判断
する。すなわち、ダウンロード対象の出力資源が出力装
置2にダウンロード済みのものであるのか否かを判断す
るのである。
【0027】このステップ11の判断により、ダウンロ
ード資源管理表15に登録されていると判断するときに
は、ダウンロード対象の出力資源が既に出力装置2に展
開されているので、ダウンロード処理を行うことなくそ
のまま処理を終了する。一方、ダウンロード資源管理表
15に登録されていないと判断するときには、ステップ
12に進んで、その出力資源を出力装置2のダウンロー
ド資源展開部20にダウンロードし、続くステップ13
で、そのダウンロードした出力資源の出力資源情報をダ
ウンロード資源管理表15に登録して処理を終了する。
【0028】このダウンロード処理を実行していくとき
に、出力装置2からダウンロード資源展開部20のメモ
リが満杯になったことの通知を受け取ると、出力制御部
13は、図6の処理フローに示すように、先ず最初に、
ステップ20で、出力装置2に対して、出力資源情報を
指定して出力資源の消去指示を発行する。この消去指示
は、出力装置2が図2で説明したような出力資源単位に
従って出力資源を消去できる機能を有する場合には、展
開されている出力資源の一部を消去対象の出力資源とし
て指定することで行われ、そのような機能を有しない場
合には、全ての出力資源を消去対象とする単なる消去指
示を発行することで行われる。そして、続くステップ2
1で、この消去指示の発行に対応して、その消去した出
力資源の出力資源情報をダウンロード資源管理表15か
ら削除して処理を終了する。
【0029】このようにして、本発明の第1の発明で
は、既に出力装置2にダウンロードされている出力資源
についてはダウンロードしないように制御しつつ、出力
資源のダウンロードを実行していく。そして、このダウ
ンロード処理を受けて、出力装置2は、出力制御部13
から送られてくる出力データ中に表示される出力資源の
指定に従って、ダウンロードされている出力資源の中か
ら対応の出力資源を特定して、その出力データの出力処
理を実行していくことになる。このように、重複するダ
ウンロード処理を避けるものであることから、出力資源
のダウンロード処理を効率的に実行できるとともに、出
力装置2のメモリ使用に無駄がなくなるのである。
【0030】次に、図2で説明した本発明の第2の発明
の実施例について説明する。図2でも説明したように、
本発明の第2の発明では、出力装置2に展開される出力
資源情報と、その出力資源が常駐される性質のものか否
かを表示する常駐表示情報とを管理するダウンロード資
源管理表16をホストシステム1に展開して、このダウ
ンロード資源管理表16に従って、常駐表示の出力資源
については出力装置2に対して消去指示を発行しないよ
うにすることで、使用頻度の高い出力資源については一
度だけのダウンロード処理で済ませるようにして、ダウ
ンロード効率を高めることを実現するものである。図7
に、このダウンロード資源管理表16の管理データ構造
を図示する。
【0031】図8及び図9に、本発明の第2の発明の出
力制御部13が実行する処理フローの一実施例を図示す
る。次に、これらの処理フローに従って、本発明の第2
の発明のダウンロード処理について詳細に説明する。こ
こで、図8に示す処理フローは、出力制御部13が出力
資源のダウンロード要求時に実行する処理フローであ
り、図9に示す処理フローは、出力制御部13が出力装
置2のダウンロード資源展開部20のメモリが満杯にな
ったときに実行する処理フローである。
【0032】出力制御部13は、起動に伴って出力資源
のダウンロード要求があると、先ず最初に、出力データ
ファイル11に格納されるジョブ制御部14の指定する
出力資源のパラメータ情報に従って、ダウンロード対象
の出力資源を特定する。このパラメータ情報には、その
出力資源が出力装置2のダウンロード資源展開部20に
常駐させるか否かを表示する常駐表示情報が含まれてい
る。次に、図8の処理フローに示すように、ステップ3
0で、ダウンロード資源管理表16の管理データを参照
し、続くステップ31で、この参照処理に従って、ダウ
ンロード対象の出力資源がダウンロード資源管理表16
に登録されているか否かを判断する。すなわち、ダウン
ロード対象の出力資源が出力装置2にダウンロード済み
のものであるのか否かを判断するのである。
【0033】このステップ31の判断により、ダウンロ
ード資源管理表16に登録されていないと判断するとき
には、ステップ32に進んで、ダウンロード対象の出力
資源を出力装置2のダウンロード資源展開部20にダウ
ンロードし、続くステップ33で、そのダウンロードし
た出力資源の出力資源情報と、その出力資源の常駐表示
情報とをダウンロード資源管理表16に登録して処理を
終了する。一方、ダウンロード資源管理表16に登録さ
れていると判断するときには、ステップ34に進んで、
ダウンロード資源管理表16に登録されている常駐表示
情報と、ダウンロード要求に対応付けられてくる常駐表
示情報とを比較することで、常駐表示情報の変更要求が
あるか否かを判断する。そして、このステップ34の判
断で、常駐表示情報の変更要求がないと判断するときに
は、そのまま処理を終了し、逆に、変更要求があると判
断するときには、ステップ35に進んで、ダウンロード
資源管理表16に登録されている常駐表示情報を書き替
えて処理を終了する。すなわち、常駐表示を示している
ときには非常駐表示に変更し、非常駐表示を示している
ときには常駐表示に書き替えてから処理を終了するので
ある。
【0034】このようにして、図10に示すように、出
力制御部13は、常駐要求のある出力資源のオーバレイ
Aのダウンロード要求があると、そのオーバレイAを出
力装置2にダウンロードするとともに、ダウンロード資
源管理表16に常駐表示のオーバレイAの出力資源情報
を登録し、続いて、非常駐要求のオーバレイBのダウン
ロード要求があると、そのオーバレイBを出力装置2に
ダウンロードするとともに、ダウンロード資源管理表1
6に非常駐表示のオーバレイBの出力資源情報を登録
し、続いて、非常駐要求のオーバレイCのダウンロード
要求があると、そのオーバレイCを出力装置2にダウン
ロードするとともに、ダウンロード資源管理表16に非
常駐表示のオーバレイCの出力資源情報を登録する。こ
の後に、再びオーバレイAのダウンロード要求がある
と、既に出力装置2に展開済みであるので出力制御部1
3は何も処理を実行しない。そして、次に、オーバレイ
Cの常駐表示情報の変更要求があると、ダウンロード資
源管理表16に登録されているオーバレイCの非常駐表
示を常駐表示に変更していくのである。
【0035】このダウンロード処理を実行していくとき
に、出力装置2からダウンロード資源展開部20のメモ
リが満杯になったことの通知を受け取ると、出力制御部
13は、図9の処理フローに示すように、先ず最初に、
ステップ40で、ダウンロード資源管理表16を参照す
ることで、非常駐表示の出力資源情報を特定する。次
に、ステップ41で、出力装置2の展開資源消去部22
に対して、この非常駐表示の出力資源情報を指定して出
力資源の消去指示を発行する。続いて、ステップ42
で、この消去指示の発行に対応して、その消去した出力
資源の出力資源情報をダウンロード資源管理表16から
削除して処理を終了する。
【0036】このようにして、図10に示すように、出
力装置2のオーバレイを展開するメモリが満杯になる
と、出力制御部13は、常駐表示のオーバレイA,Cを
残してその他の非常駐表示のオーバレイを出力装置2の
オーバレイメモリから消去していくよう処理するのであ
る。
【0037】この図10の処理例からも分かるように、
図8の処理フローに従う実施例では、出力装置2のダウ
ンロード資源展開部20のメモリにフラグメンテーショ
ンが発生する可能性がある。すなわち、空きとなったメ
モリが不完全に再利用されることでフラグメンテーショ
ンが発生してしまうのである。このような不都合を防ぐ
ために、出力制御部13は、図11に示すように、起動
時に、常駐表示の全出力資源(この図の例ではオーバレ
イ)を一括して出力装置2にダウンロードすることで、
常駐表示の全出力資源を出力装置2のダウンロード資源
展開部20に連続的に展開する構成を採って、出力依頼
時に、出力処理に必要となるその他の非常駐表示の出力
資源をダウンロードしていくことで、これらの非常駐表
示の出力資源をそのメモリ領域に続けて展開していく構
成を採ることが好ましい。このような処理構成を採れ
ば、図11に示すように、常駐表示の出力資源を展開す
るメモリ部分に空きが生ずることがないので、ダウンロ
ード資源展開部20のメモリにフラグメンテーションが
発生することがないのである。
【0038】このようにして、本発明の第2の発明で
は、出力装置2にダウンロードする出力資源を常駐のも
のと非常駐のものに分けて管理して、常駐の出力資源に
ついては出力装置2から消去しないように制御しつつダ
ウンロード処理を実行していく。そして、このダウンロ
ード処理を受けて、出力装置2は、出力制御部13から
送られてくる出力データ中に表示される出力資源の指定
に従って、ダウンロードされている出力資源の中から対
応の出力資源を特定して、その出力データの出力処理を
実行していくことになる。これから、図12に示すよう
に、出力装置2が請求書や領収書や納品書を印刷してい
くような場合には、これらの出力書類に共通的に使用さ
れるオーバレイを出力装置2に常駐させる態様でダウン
ロードし、各書類毎に必要となるオーバレイをその都度
出力装置2にダウンロードしていくことで、共通に使用
されるオーバレイを何度もダウンロードしなくても済む
ようになるのである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホストシステムと出力装置とからなるデータ処理システ
ムにおいて、出力装置の出力処理に必要となる出力資源
をその出力装置にダウンロードしていくときに、効率的
にダウンロード処理を実行できるようになる。しかも、
出力資源を展開する出力装置のメモリの使用効率を高め
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の発明の原理構成図である。
【図3】第1の発明のダウンロード資源管理表の管理デ
ータの一実施例である。
【図4】第1の発明の処理フローの一実施例である。
【図5】第1の発明の処理フローの一実施例である。
【図6】第1の発明の処理フローの一実施例である。
【図7】第2の発明のダウンロード資源管理表の管理デ
ータの一実施例である。
【図8】第2の発明の処理フローの一実施例である。
【図9】第2の発明の処理フローの一実施例である。
【図10】第2の発明の処理の一例である。
【図11】第2の発明の処理の他の一例である。
【図12】第2の発明の処理の説明図である。
【符号の説明】
1 ホストシステム 2 出力装置 10 データ処理部 11 出力データファイル 12 出力資源ライブラリ 13 出力制御部 14 ジョブ制御部 15 ダウンロード資源管理表 16 ダウンロード資源管理表 20 ダウンロード資源展開部 21 展開資源特定部 22 展開資源消去部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須貝 寿美 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 藤末 克己 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 城本 義夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 千葉 茂 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−171527(JP,A) 特開 平2−72973(JP,A) 特開 平1−216391(JP,A) 特開 昭63−64776(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置を接続して、該出力装置に対し
    て、出力データに先立って、出力処理に必要となる出力
    資源をダウンロードしていく構成を採るデータ処理装置
    において、 出力装置(2) に展開される出力資源の出力資源情報を管
    理するダウンロード資源管理表(15)と、 起動時に、出力装置(2) に問い合わせることで、出力装
    置(2) に展開される出力資源の出力資源情報を入手し
    て、この入手した出力資源情報を上記ダウンロード資源
    管理表(15)に登録する管理表初期化部(134) と、 出力資源のダウンロード要求があるときに、上記ダウン
    ロード資源管理表(15)を参照することで、該ダウンロー
    ド要求の出力資源が出力装置(2) に展開されているのか
    否かを判断して、既展開を判断するときには、該ダウン
    ロード要求を無視し、未展開を判断するときには、該ダ
    ウンロード要求の出力資源を出力装置(2) にダウンロー
    ドするダウンロード実行部(131) とを備えることを、 特徴とする出力資源のダウンロード処理方式。
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