JP3709854B2 - リークチェックシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料蒸気の漏れをチェックするリークチェックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、キャニスタは、燃料タンクにエバポラインで連通し、キャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、パージバルブを介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続されている。
【0003】
そして、従来のリークチェックシステムでは、車両運転時で且つ吸気管内が負圧状態(スロットル開度小)になると、パージバルブを開弁状態、キャニスタクローズバルブを閉弁状態、燃料タンク内を所定の負圧にし、パージバルブを閉弁状態にして、燃料タンク内の圧力変化または圧力変化時間でリークチェックを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のリークチェックシステムは、以下に示す不具合がある。
車両運転時は、車両振動等により燃料タンク内の燃料の液面が変化する。このため、リークチェックの検出精度が低い。
また、リークチェックシステムは、所定圧迄、短時間に減圧する必要があるので、一度に大量の燃料蒸気をエンジン側に送る必要があり、エミッションの悪化を招く。
本発明の目的は、リークチェックの検出精度に優れたリークチェックシステムの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1、2、3、12について〕
リークチェックシステムは、燃料を収納した燃料タンクと、一端側を燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側をパージポンプおよびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、サブパージバルブを介設したサブパージラインを介して吸気管に一端側を接続し、他端側を第1の開閉部を介設した大気導入ラインで大気と連通するとともに、第2の開閉部を介設したリークチェックラインを介して、パージポンプ- パージバルブ間のパージラインに連通するサブキャニスタと、第1および第2の開閉部を開閉する管路切替えバルブと、キャニスタクローズバルブ、パージポンプ、パージバルブ、サブパージバルブ、および管路切替えバルブを制御する制御器とを備える。
【0006】
リークチェックの際、制御器は、パージバルブを閉弁状態、サブパージバルブを開弁状態、管路切替えバルブをサブキャニスタ- パージポンプ間が連通し大気導入ラインが閉塞する状態、およびキャニスタクローズバルブを閉弁状態にするとともに、パージポンプを作動させて減圧を行う。
この減圧に要する容量を吸い出す際に、パージライン中に含まれる燃料蒸気をサブキャニスタが吸着するので、減圧時における燃料蒸気の大気放出が防止できる。
そして、燃料タンク内が所定圧に減圧するとパージポンプの作動を停止し、サブパージバルブを閉弁状態にしてリークチェックを行う。
【0007】
車両振動等が発生せず、燃料タンク内の燃料の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時にリークチェックを行う構成であるので、高精度にリークチェックを行うことができる。
また、現状のリークチェックシステムを利用できるので、本請求項の構成のリークチェックシステムに容易に変更することができる。
【0008】
また、管路切替えバルブを、第1の開閉部を開閉する大気開放バルブと、第2の開閉部を開閉するリークチェックバルブとで構成しても良い{請求項2に対応}。
また、管路切替えバルブを三方弁で構成しても良い。この場合、三方弁の第1の出入口を大気導入ラインに接続し、三方弁の第2の出入口をサブキャニスタの他端側に接続し、三方弁の第3の出入口をパージポンプ- パージバルブ間のパージラインに接続する{請求項3に対応}。
【0009】
制御器によるリークチェックは、圧力センサが検出する燃料タンク内の圧力変化の特性か、燃料タンク内の圧力が所定圧力に戻る迄の所要時間に基づいて行うことができる{請求項12に対応}。
【0010】
〔請求項4、5、6、11について〕
請求項4では、エンジン作動時に、制御器は、パージバルブを閉弁状態、サブパージバルブを開弁状態、第2の開閉部を閉弁状態、第1の開閉部を開弁状態にしてサブキャニスタをパージする。
パージバルブを開弁状態、サブパージバルブを閉弁状態、管路切替えバルブをサブキャニスタ- パージポンプ間が連通し大気導入ラインが閉塞する状態にして、メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0011】
請求項5では、エンジン作動時に、制御器は、パージバルブを閉弁状態、サブパージバルブを開弁状態、リークチェックバルブを閉弁状態、大気開放バルブを開弁状態にしてサブキャニスタをパージする。
パージバルブを開弁状態、サブパージバルブを閉弁状態、リークチェックバルブを開弁状態、大気開放バルブを閉弁状態にして、メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0012】
請求項6では、エンジン作動時に、制御器は、パージバルブを閉弁状態、サブパージバルブを開弁状態、三方弁の第1の出入口と第2の出入口とを連通状態にしてサブキャニスタをパージし、パージバルブを開弁状態、サブパージバルブを閉弁状態、三方弁を前記サブキャニスタ- パージポンプ間が連通し大気導入ラインが閉塞する状態にして、メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0013】
請求項4、5、6のリークチェックシステムは、リークチェック時に発生した燃料蒸気を、エンジン作動時の運転状態に対応してパージ可能であるので、エミッションの悪化を防止できる。
具体的には、吸気管が負圧とならない高負荷運転(スロットル開度大)時にパージポンプを作動状態にし、鈍感な運転条件で大量パージが可能である。
【0014】
〔請求項7、10、11、12について〕
請求項7のリークチェックシステムは、燃料を収納した燃料タンクと、一端側を燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側を第1開閉部、パージポンプ、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、第2開閉部を介設し、パージポンプ- 第1開閉部間のパージラインと吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、第3開閉部を介設し、パージポンプ- パージバルブ間のパージラインとキャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、キャニスタクローズバルブ、第1、第2、第3開閉部を開閉する管路切替えバルブ、パージポンプ、およびパージバルブを制御する制御器とを備える。
【0015】
エンジン停止時のリークチェックの際、制御器は、キャニスタクローズバルブを閉弁状態にし、パージラインが閉塞しリークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通し、前記加圧ラインとパージポンプとが連通しパージバルブ側が閉塞する様に管路切替えバルブおよびパージバルブを駆動し、パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、燃料タンク内が所定圧に昇圧するとパージポンプの作動を停止するとともに、パージポンプとパージラインが連通し、リークチェック時吸入ラインが閉塞する様に管路切替えバルブを駆動してリークチェックを行う。
【0016】
この場合、圧力センサが検出する燃料タンク内圧力変化の特性か、燃料タンク内の圧力が所定圧力に低下する迄の所要時間に基づいて制御器がリークチェックを行う。
車両振動等が発生せず、燃料タンク内の燃料の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時に、主要部分(加圧ライン、エバポライン、パージラインの一部)のリークチェックを行うことができるので、リークチェックの精度に優れる。
【0017】
また、残り部分(リークチェック時吸入ライン、パージラインの残り部分)のリークチェックは、エンジン作動時に制御器が、リークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通し、パージラインが閉塞し、加圧ラインが閉塞する様に、パージバルブおよび管路切替えバルブを駆動し、吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0018】
また、このリークチェックシステムでは、エンジン作動時に、制御器が、キャニスタクローズバルブを開弁状態、パージポンプとキャニスタとが連通し、パージバルブとパージポンプとが連通し、リークチェック時吸入ラインが閉塞状態になり加圧ラインが閉塞状態になる様に、管路切替えバルブを駆動し、パージバルブを開弁状態にし、キャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0019】
〔請求項8、10、11、12について〕
請求項8のリークチェックシステムは、燃料を収納した燃料タンクと、一端側を燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側を第1の三方弁、パージポンプ、第2の三方弁、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、第1の三方弁と吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、第2の三方弁とキャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、キャニスタクローズバルブ、第1の三方弁、パージポンプ、第2の三方弁、およびパージバルブを制御する制御器とを備える。
【0020】
エンジン停止時のリークチェックの際、制御器は、キャニスタクローズバルブを閉弁状態、リークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通し、パージラインが閉塞する様に第1の三方弁を駆動し、加圧ラインとパージポンプとが連通し、パージバルブ側が閉塞する様に第2の三方弁を駆動し、パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、燃料タンク内が所定圧に昇圧するとパージポンプの作動を停止するとともに、パージポンプとパージラインが連通する様に第1の三方弁を駆動してリークチェックを行う。
【0021】
この場合、圧力センサが検出する燃料タンク内の圧力変化の特性か、燃料タンク内の圧力が所定圧力に低下する迄の所要時間に基づいて制御器がリークチェックを行う。
車両振動等が発生せず、燃料タンク内の燃料の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時に、主要部分(加圧ライン、エバポライン、パージラインの一部)のリークチェックを行うことができるので、リークチェックの精度に優れる。
【0022】
また、残りの部分(リークチェック時吸入ライン、パージラインの残り部分)のリークチェックは、エンジン作動時に制御器が、リークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通する様に第1の三方弁を駆動し、パージバルブとパージポンプとが連通し、加圧ラインが閉塞する様に第2の三方弁を駆動し、パージバルブを開弁状態にし、吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0023】
また、このリークチェックシステムでは、エンジン作動時に、制御器が、キャニスタクローズバルブを開弁状態、パージポンプとキャニスタとを連通状態、パージバルブとパージポンプとを連通状態、リークチェック時吸入ラインが閉塞状態、加圧ラインが閉塞状態になる様に、第1、第2の三方弁を駆動し、パージバルブを開弁状態にし、キャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0024】
〔請求項9、10、11について〕
請求項9のリークチェックシステムは、燃料を収納した燃料タンクと、一端側を燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側をパージラインバルブ、パージポンプ、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、リークチェック時吸入ラインバルブを介設し、パージラインバルブ- パージポンプ間のパージラインと吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、加圧ラインバルブを介設し、パージポンプ- パージバルブ間のパージラインとキャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、キャニスタクローズバルブ、パージラインバルブ、加圧ラインバルブ、パージポンプ、およびリークチェック時吸入ラインバルブを制御する制御器とを備える。
【0025】
エンジン停止時のリークチェックの際、制御器は、キャニスタクローズバルブを閉弁状態、リークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通する様にリークチェック時吸入ラインバルブを開弁状態、パージラインバルブを閉弁状態、加圧ラインとパージポンプとが連通する様に加圧ラインバルブを開弁状態、パージバルブを閉弁状態、パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、燃料タンク内が所定圧に昇圧するとパージポンプの作動を停止するとともに、リークチェック時吸入ラインバルブを閉弁状態、パージポンプとパージラインが連通する様にパージラインバルブを開弁状態にしてリークチェックを行う。
【0026】
この場合、圧力センサが検出する燃料タンク内圧力変化の特性か、燃料タンク内の圧力が所定圧力に低下する迄の所要時間に基づいて制御器がリークチェックを行う。
車両振動等が発生せず、燃料タンク内の燃料の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時に、主要部分(加圧ライン、エバポライン、パージラインの一部)のリークチェックを行うことができるので、リークチェックの精度に優れる。
【0027】
また、残り部分(リークチェック時吸入ライン、パージラインの残り部分)のリークチェックは、エンジン作動時に制御器が、リークチェック時吸入ラインとパージポンプとが連通し、パージラインが閉塞し、加圧ラインが閉塞する様に、パージバルブ、パージラインバルブ、加圧ラインバルブ、およびリークチェック時吸入ラインバルブを駆動し、吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックをエンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0028】
また、このリークチェックシステムでは、エンジン作動時に、制御器が、キャニスタクローズバルブを開弁状態、パージポンプとキャニスタとが連通し、パージバルブとパージポンプとが連通し、リークチェック時吸入ラインが閉塞状態になり加圧ラインが閉塞状態になる様に、パージラインバルブ、加圧ラインバルブ、およびリークチェック時吸入ラインバルブを駆動し、パージバルブを開弁状態にし、キャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプを作動させて行う。
なお、エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させる。
【0029】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の第1実施例(請求項1、2、4、5、12に対応)を図1に基づいて説明する。
リークチェックシステムAは、燃料タンク1と、一端側201を燃料タンク1にエバポライン21で接続し、他端側202をキャニスタクローズバルブ22を介設したパージエア導入ライン23で大気と連通可能とし、一端側201をパージポンプ24およびパージバルブ25を順に介設したパージライン26でエンジン3の吸気管31に接続したキャニスタ2と、サブパージバルブ41を介設したサブパージライン42で吸気管31に一端側411を接続し、他端側412を大気開放バルブ43を介設した大気導入ライン44で大気と連通可能とされ、リークチェックバルブ45を介設したリークチェックライン46を介して、パージポンプ24- パージバルブ25間のパージライン26に他端側412を接続したサブキャニスタ4と、制御器とを備える。
【0030】
燃料タンク1は、燃料注入キャップ11を嵌着した燃料注入用パイプ12と、燃料タンク1内圧を計測するための圧力センサ13とを配設し、燃料(ガソリン)14を収納している。
キャニスタ2は燃料蒸気を吸着するための吸着体(活性炭)を収納している。
【0031】
吸気管31は、エアークリーナ32を介して吸入した空気をエンジン3の燃焼室に供給するためのものであり、アクセルペダル(図示せず)に連動して開度が変化するスロットルバルブ33が管路中に配設されている。
【0032】
サブキャニスタ4は、キャニスタ2と比較して小型であり、燃料蒸気を吸着するための吸着体(活性炭)を収納している。
【0033】
制御器は、キャニスタクローズバルブ22、パージポンプ24、パージバルブ25、サブパージバルブ41、大気開放バルブ43、およびリークチェックバルブ45を制御する。
【0034】
つぎに、リークチェックシステムAの作動を説明する。
[エンジン停止時のリークチェック]
エンジン停止時のリークチェックの際、制御器は、パージバルブ25を閉弁状態、サブパージバルブ41を開弁状態、リークチェックバルブ45を開弁状態、大気開放バルブ43を閉弁状態、およびキャニスタクローズバルブ22を閉弁状態にするとともに、燃料タンク1内が所定圧(圧力センサ13で検出)に減圧するまでパージポンプ24を作動させて減圧を行う。
【0035】
なお、この減圧に要する容量を吸い出す際に、パージライン26中に含まれる燃料蒸気がサブキャニスタ4に吸着するので、減圧時における燃料蒸気が大気放出されない。
【0036】
つぎに、制御器は、圧力センサ13が検出する燃料タンク1内の圧力変化を計測するか、燃料タンク1内の圧力が所定圧力に上昇する迄の所要時間に基づいてリークチェックを行う。
【0037】
[サブキャニスタ4をパージする場合]
エンジン作動時で且つ吸気管31内が負圧状態の際には、サブキャニスタ4内に吸着されている燃料蒸気をパージすることが可能である。
この場合、制御器は、パージバルブ25を閉弁状態、サブパージバルブ41を開弁状態、リークチェックバルブ45を閉弁状態、大気開放バルブ43を開弁状態にする。
【0038】
[キャニスタ2をパージする場合]
エンジン作動時で且つ吸気管31内が負圧状態の際には、キャニスタ2内に吸着されている燃料蒸気をパージすることが可能である。
この場合、制御器は、パージバルブ25を開弁状態、サブパージバルブ41を閉弁状態、リークチェックバルブ45を開弁状態、大気開放バルブ43を閉弁状態、キャニスタクローズバルブ22を開弁状態にする。
エンジン作動時で、且つ吸気管31内が低負圧(スロットル開度大)状態の際には、パージポンプ24を作動状態にして、キャニスタ2内に吸着されている燃料蒸気をパージする。
【0039】
本実施例のリークチェックシステムAは、以下の利点を有する。
車両振動等が発生せず、燃料タンク1内の燃料14の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時にリークチェックを行う構成であるので、高精度にリークチェックを行うことができる。
【0040】
また、現状のリークチェックシステムのかなりの部分を利用できるので、安価に本実施例のリークチェックシステムに改良することが可能である。
【0041】
つぎに、本発明の第2実施例(請求項8、11、12に対応)を図4に基づいて説明する。
リークチェックシステムBは、燃料タンク1と、一端側201を燃料タンク1にエバポライン21で接続し、他端側202をキャニスタクローズバルブ22を介設したパージエア導入ライン23で大気と連通可能とし、一端側201を第1の三方弁27、パージポンプ24、第2の三方弁28、およびパージバルブ25を順に介設したパージライン26でエンジン3の吸気管31に接続したキャニスタ2と、第1の三方弁27の第1の出入口271と吸気管31とを接続するリークチェック時吸入ライン51と、第2の三方弁28の第1の出入口281とキャニスタ2の他端側202とを接続する加圧ライン52と、制御器とを備える。
【0042】
制御器は、キャニスタクローズバルブ22、第1の三方弁27、パージポンプ24、第2の三方弁28、およびパージバルブ25を制御する。
【0043】
本実施例のリークチェックシステムBは、以下の様に作動する。
[エンジン停止時のリークチェック]
制御器は、キャニスタクローズバルブ22を閉弁状態、第1の出入口271- 第2の出入口272間が連通し、第3の出入口273が閉塞する様に第1の三方弁27を駆動し、第1の出入口281- 第3の出入口283間が連通し、第2の出入口282を閉塞する様に第2の三方弁28を駆動し、パージポンプ24を作動状態にして昇圧を行う。
【0044】
つぎに、燃料タンク1内が所定圧に昇圧するとパージポンプ24の作動を停止するとともに、第2の出入口272- 第3の出入口273間が連通し、第1の出入口271を閉塞する様に第1の三方弁27を駆動し、下記の様にリークチェックを行う。
なお、第1の出入口281- 第3の出入口283間が連通し、第2の出入口282が閉塞する様に第2の三方弁28の駆動を継続する。
【0045】
リークチェックは、圧力センサ13の燃料タンク1内圧力変化の特性か、燃料タンク1内の圧力が所定圧力に低下する迄の所要時間に基づいて制御器が行う。
【0046】
なお、エンジン停止時のリークチェック終了後、キャニスタクローズバルブ22を開弁状態にする。これにより、燃料タンク1内の燃料蒸気がキャニスタ2に再吸着する。
【0047】
車両振動等が発生せず、燃料タンク1内の燃料14の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時に、主要部分(加圧ライン52、エバポライン21、パージライン26の一部)のリークチェックを高精度で行うことができる。
【0048】
[エンジン作動時のリークチェック]
また、残り部分(リークチェック時吸入ライン51、パージライン26の残り部分)のリークチェックは、エンジン作動時で、スロットル開度が小の運転状態において、制御器が、第1の出入口271- 第2の出入口272間が連通し、第3の出入口273が閉塞する様に第1の三方弁27を駆動し、第2の出入口282- 第3の出入口283間が連通し、第1の出入口281が閉塞する様に第2の三方弁28を駆動し、パージバルブ25を開弁状態にし、パージポンプ24を作動状態にして、酸素センサ(図示せず)により検出される、吸気管31内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを行う。
具体的には、排気エミッションがリーン化すればリークが発生していると制御器が判別する。
【0049】
[キャニスタ2をパージする場合]
エンジン作動時に、制御器が、キャニスタクローズバルブ22を開弁状態、第2の出入口272- 第3の出入口273間が連通し、第1の出入口271が閉塞する様に第1の三方弁27を駆動し、第2の出入口282- 第3の出入口283間が連通し、第1の出入口281が閉塞する様に第2の三方弁28を駆動し、パージバルブ25を開弁状態にし、エンジンの吸気管負圧により、また吸気管負圧が低い場合にはパージポンプ24を作動状態にしてキャニスタ2をパージする。
【0050】
本実施例のリークチェックシステムBは、以下の利点を有する。
車両振動等が発生せず、燃料タンク1内の燃料14の液面が変化しないエンジン停止(車両停止)時に、主要部分(加圧ライン52、エバポライン21、パージライン26の一部)のリークチェックを行うことができるので、リークチェックの精度に優れる。
【0051】
つぎに、本発明の第3実施例(請求項7、9、10、11、12に対応)を図5に基づいて説明する。
リークチェックシステムCは、下記に示す点がリークチェックシステムBと異なる。
リークチェックシステムBにおける第1の三方弁27を、パージラインバルブ7(管路切替えバルブの第1開閉部)と、リークチェック時吸入ラインバルブ8(管路切替えバルブの第2開閉部)とに置き替えている。
更に、リークチェックシステムBにおける第2の三方弁28を、パージバルブ25と、加圧ラインバルブ9(管路切替えバルブの第3開閉部)とに置き替えている。
【0052】
リークチェックシステムCは、以下の様に作動し、リークチェックシステムBと同様の利点を有する。
【0053】
・加圧時のバルブ制御
閉弁状態……パージバルブ25、パージラインバルブ7、
キャニスタクローズバルブ22
開弁状態……リークチェック時吸入ラインバルブ8、加圧ラインバルブ9
【0054】
・リークチェック時(エンジン停止)のバルブ制御
閉弁状態……パージバルブ25、リークチェック時吸入ラインバルブ8、
キャニスタクローズバルブ22
開弁状態……加圧ラインバルブ9、パージラインバルブ7
【0055】
・リークチェック時(エンジン作動)のバルブ制御
閉弁状態……加圧ラインバルブ9、パージラインバルブ7
開弁状態……パージバルブ25、リークチェック時吸入ラインバルブ8、
キャニスタクローズバルブ22
【0056】
・パージ時のバルブ制御とパージポンプ制御
閉弁状態……加圧ラインバルブ9、リークチェック時吸入ラインバルブ8
開弁状態……パージバルブ25、パージラインバルブ7、
キャニスタクローズバルブ22
エンジン停止か、吸気管31内の吸気管負圧小の時は、パージポンプ24を作動させる。
エンジン作動で、吸気管31内の吸気管負圧大の時は、パージポンプ24を停止させる。
【0057】
本発明は、上記実施例以外につぎの実施態様を含む。
a.リークチェックシステムAにおいて、リークチェックライン46に介設したリークチェックバルブ45と、大気導入ライン44に介設した大気開放バルブ43とを、両バルブの機能を有する一つの三方弁47に変更しても良い{(図2参照);請求項3、6に対応}。
【0058】
この場合、エンジン作動時に、制御器は、パージバルブ25を閉弁状態、サブパージバルブ41を開弁状態、三方弁47を駆動して第1の出入口471と第2の出入口472とを連通状態にして、第3の出入口473を閉塞状態にし、サブキャニスタ4をパージし、パージバルブ25を開弁状態、サブパージバルブ41を閉弁状態、三方弁47を駆動して第2の出入口472- 第3の出入口473間を連通状態にし、第1の出入口471を閉塞する状態にして、キャニスタ2のパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、またはパージポンプ24を作動させて行う。
【0059】
b.リークチェックシステムAにおいて、更に、パージポンプ24の作動停止時に、吸気管負圧により、ポンプin- out間が連通しない構造のポンプの場合には、図3に示す様に、ポンプin- out間に並列に、開閉バルブ61を介設したバイパス管62を接続する必要がある。
この場合、制御器は、開閉バルブ61を駆動して、パージポンプ24作動時は閉弁状態にし、パージポンプ24停止時は開弁状態にする。なお、リークチェックシステムBでも同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリークチェックシステムの説明図である。
【図2】そのリークチェックシステムにおいて、リークチェックバルブと大気開放バルブとを一つの三方弁に変更した場合の要部説明図である。
【図3】そのリークチェックシステムにおいて、パージポンプの作動停止時にポンプin- out間が連通しない構造のポンプの場合における対処を示す要部説明図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るリークチェックシステムの説明図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るリークチェックシステムの説明図である。
【符号の説明】
A、B、C リークチェックシステム
1 燃料タンク
2 キャニスタ(メインキャニスタ)
3 エンジン
4 サブキャニスタ
7 パージラインバルブ(管路切替えバルブの第1開閉部)
8 リークチェック時吸入ラインバルブ(管路切替えバルブの第2開閉部)
9 加圧ラインバルブ(管路切替えバルブの第3開閉部)
13 圧力センサ
14 燃料
21 エバポライン
22 キャニスタクローズバルブ
23 パージエア導入ライン
24 パージポンプ
25 パージバルブ
26 パージライン
27 第1の三方弁
28 第2の三方弁
31 吸気管
41 サブパージバルブ
42 サブパージライン
43 大気開放バルブ
44 大気導入ライン
45 リークチェックバルブ
46 リークチェックライン
51 リークチェック時吸入ライン
52 加圧ライン
61 開閉バルブ
201 一端側
202 他端側
271、281 第1の出入口
272、282 第2の出入口
273、283 第3の出入口
411 一端側
412 他端側
471 第1の出入口
472 第2の出入口
473 第3の出入口

Claims (12)

  1. 燃料を収納した燃料タンクと、
    一端側を前記燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側をパージポンプおよびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、
    サブパージバルブを介設したサブパージラインを介して前記吸気管に一端側を接続し、他端側を第1の開閉部を介設した大気導入ラインで大気と連通するとともに、第2の開閉部を介設したリークチェックラインを介して、前記パージポンプ- 前記パージバルブ間のパージラインに連通するサブキャニスタと、
    前記第1および第2の開閉部を開閉する管路切替えバルブと、
    前記キャニスタクローズバルブ、前記パージポンプ、前記パージバルブ、前記サブパージバルブ、および前記管路切替えバルブを制御する制御器とを備え、
    リークチェックの際、前記制御器は、前記パージバルブを閉弁状態、前記サブパージバルブを開弁状態、前記管路切替えバルブを前記サブキャニスタ- 前記パージポンプ間が連通し前記大気導入ラインが閉塞する状態、および前記キャニスタクローズバルブを閉弁状態にするとともに、前記パージポンプを作動させて減圧を行い、
    燃料タンク内が所定圧に減圧すると前記パージポンプの作動を停止し、前記サブパージバルブを閉弁状態にしてリークチェックを行うことを特徴とするリークチェックシステム。
  2. 前記管路切替えバルブは、前記第1の開閉部を開閉する大気開放バルブ、および前記第2の開閉部を開閉するリークチェックバルブで構成され、
    リークチェックの際、前記制御器は、前記リークチェックバルブを開弁状態、前記大気開放バルブを閉弁状態にすることを特徴とする請求項1に記載のリークチェックシステム。
  3. 前記管路切替えバルブは、三方弁で構成され、
    この三方弁の第1の出入口を前記大気導入ラインに接続し、第2の出入口を前記サブキャニスタの他端側に接続し、第3の出入口を前記パージポンプ- 前記パージバルブ間のパージラインに接続し、
    リークチェックの際、前記制御器は、前記三方弁を制御して、前記第1の出入口と前記第3の出入口とが連通することで、前記サブキャニスタ- 前記パージポンプ間が連通し、前記第1の出入口と前記第2の出入口との連通が遮断されることで、前記大気導入ラインが閉塞する状態にすることを特徴とする請求項1に記載のリークチェックシステム。
  4. エンジン作動時に、前記制御器は、前記パージバルブを閉弁状態、前記サブパージバルブを開弁状態、前記第2の開閉部を閉弁状態、前記第1の開閉部を開弁状態にして前記サブキャニスタをパージし、
    前記パージバルブを開弁状態、前記サブパージバルブを閉弁状態、前記管路切替えバルブを前記サブキャニスタ- 前記パージポンプ間が連通し前記大気導入ラインが閉塞する状態にして、
    メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とする請求項1に記載のリークチェックシステム。
  5. エンジン作動時に、前記制御器は、前記パージバルブを閉弁状態、前記サブパージバルブを開弁状態、前記リークチェックバルブを閉弁状態、前記大気開放バルブを開弁状態にして前記サブキャニスタをパージし、
    前記パージバルブを開弁状態、前記サブパージバルブを閉弁状態、前記リークチェックバルブを開弁状態、前記大気開放バルブを閉弁状態にして、
    メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とする請求項2に記載のリークチェックシステム。
  6. エンジン作動時に、前記制御器は、前記パージバルブを閉弁状態、前記サブパージバルブを開弁状態、前記三方弁の前記第1の出入口と前記第2の出入口とを連通状態にして前記サブキャニスタをパージし、
    前記パージバルブを開弁状態、前記サブパージバルブを閉弁状態、前記三方弁を前記サブキャニスタ- 前記パージポンプ間が連通し前記大気導入ラインが閉塞する状態にして、
    メインキャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とする請求項3に記載のリークチェックシステム。
  7. 燃料を収納した燃料タンクと、
    一端側を前記燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側を第1開閉部、パージポンプ、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、
    第2開閉部を介設し、前記パージポンプ- 前記第1開閉部間のパージラインと前記吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、
    第3開閉部を介設し、前記パージポンプ- 前記パージバルブ間のパージラインと前記キャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、
    前記キャニスタクローズバルブ、第1、第2、第3開閉部を開閉する管路切替えバルブ、前記パージポンプ、および前記パージバルブを制御する制御器とを備え、
    エンジン停止時のリークチェックの際、前記制御器は、前記キャニスタクローズバルブを閉弁状態にし、前記パージラインが閉塞し前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通し、前記加圧ラインと前記パージポンプとが連通しパージバルブ側が閉塞する様に前記管路切替えバルブおよび前記パージバルブを駆動し、前記パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、燃料タンク内が所定圧に昇圧すると前記パージポンプの作動を停止するとともに、前記パージポンプと前記パージラインが連通し、前記リークチェック時吸入ラインが閉塞する様に前記管路切替えバルブを駆動してリークチェックを行い、
    エンジン作動時のリークチェックの際、前記制御器は、前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通し、前記パージラインが閉塞し、前記加圧ラインが閉塞する様に、前記パージバルブおよび前記管路切替えバルブを駆動し、
    吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とするリークチェックシステム。
  8. 燃料を収納した燃料タンクと、
    一端側を前記燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側を第1の三方弁、パージポンプ、第2の三方弁、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、
    前記第1の三方弁と前記吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、
    前記第2の三方弁と前記キャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、
    前記キャニスタクローズバルブ、前記第1の三方弁、前記パージポンプ、前記第2の三方弁、および前記パージバルブを制御する制御器とを備え、
    エンジン停止時のリークチェックの際、前記制御器は、前記キャニスタクローズバルブを閉弁状態、前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通し、前記パージラインが閉塞する様に前記第1の三方弁を駆動し、
    前記加圧ラインと前記パージポンプとが連通し、パージバルブ側が閉塞する様に前記第2の三方弁を駆動し、前記パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、燃料タンク内が所定圧に昇圧すると前記パージポンプの作動を停止するとともに、前記パージポンプと前記パージラインが連通する様に前記第1の三方弁を駆動してリークチェックを行い、
    エンジン作動時のリークチェックの際、前記制御器は、前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通し、前記パージバルブと前記パージポンプとが連通し、前記加圧ラインが閉塞する様に前記第2の三方弁を駆動し、前記パージバルブを開弁状態にし、
    吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とするリークチェックシステム。
  9. 燃料を収納した燃料タンクと、
    一端側を前記燃料タンクにエバポラインで接続し、他端側をキャニスタクローズバルブを介設したパージエア導入ラインで大気と連通可能とし、一端側をパージラインバルブ、パージポンプ、およびパージバルブを順に介設したパージラインでエンジンの吸気管に接続したキャニスタと、
    リークチェック時吸入ラインバルブを介設し、前記パージラインバルブ- 前記パージポンプ間のパージラインと前記吸気管とを接続するリークチェック時吸入ラインと、
    加圧ラインバルブを介設し、前記パージポンプ- 前記パージバルブ間のパージラインと前記キャニスタの他端側とを接続する加圧ラインと、
    前記キャニスタクローズバルブ、前記パージラインバルブ、前記加圧ラインバルブ、前記パージポンプ、および前記リークチェック時吸入ラインバルブを制御する制御器とを備え、
    エンジン停止時のリークチェックの際、前記制御器は、前記キャニスタクローズバルブを閉弁状態、前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通する様に前記リークチェック時吸入ラインバルブを開弁状態、前記パージラインバルブを閉弁状態、前記加圧ラインと前記パージポンプとが連通する様に前記加圧ラインバルブを開弁状態、前記パージバルブを閉弁状態、前記パージポンプを作動状態にして昇圧を行い、
    燃料タンク内が所定圧に昇圧すると前記パージポンプの作動を停止するとともに、前記リークチェック時吸入ラインバルブを閉弁状態、前記パージポンプと前記パージラインが連通する様に前記パージラインバルブを開弁状態にしてリークチェックを行い、
    エンジン作動時のリークチェックの際、前記制御器は、前記リークチェック時吸入ラインと前記パージポンプとが連通する様に前記リークチェック時吸入ラインバルブを開弁状態、前記加圧ラインバルブを閉弁状態、前記パージバルブを開弁状態にし、
    吸気管内の酸素濃度の変化に基づいてリークチェックを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とするリークチェックシステム。
  10. エンジン作動時に、前記制御器は、前記キャニスタクローズバルブを開弁状態、前記パージポンプと前記キャニスタとを連通状態、前記パージバルブと前記パージポンプとを連通状態、前記リークチェック時吸入ラインを閉塞状態、前記加圧ラインを閉塞状態、前記パージバルブを開弁状態にし、
    前記キャニスタのパージを、エンジンの吸気管負圧で行うか、または前記パージポンプを作動させて行うことを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れかに記載のリークチェックシステム。
  11. キャニスタのパージやリークチェックの際、前記エンジンの吸気負圧が小さい場合にパージポンプを作動させることを特徴とする請求項4乃至請求項10の何れかに記載のリークチェックシステム。
  12. 燃料タンク内の圧力を検出する圧力センサを設け、
    前記制御器は、前記圧力センサが検出する燃料タンク内の圧力変化の特性か、燃料タンク内の圧力が所定圧力に戻る迄の所要時間に基づいてリークチェックを行うことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載のリークチェックシステム。
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