JP3709738B2 - 車両用音響機器の自動音量制御装置 - Google Patents

車両用音響機器の自動音量制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に設けられた音響機器の設定音量を自動的に調整する、車両用音響機器の自動音量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、主にエンジン音に起因した車室内の騒音(車内騒音)によって聴き取り難くなってしまう車両用音響機器(以下、カーオーディオともいう)の音を聴き取り易くするために、音量を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置が、種々提案,開発されている。
【0003】
例えば、実開平3−2720号公報には、エンジン回転数検出手段から検出されたエンジン回転数(単位時間当たりの回転数=回転速度であるが、略して回転数という)情報に基づいてカーオーディオの音量を制御する技術(従来技術1)が開示されている。
また、実開平1−137610号公報には、エンジン回転数検出手段から検出されたエンジン回転数情報に基づいて、カーオーディオの音声信号のうち、特に車内騒音に影響される低域成分の音量を制御する技術(従来技術2)が開示されている。
【0004】
この他、車内をマイクロホンでモニタし、このモニタ結果に基づいて、カーオーディオの音量を制御する技術(従来技術3)も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来技術1〜従来技術3には、それぞれ、以下のような課題がある。
つまり、従来技術1及び従来技術2では、例えば、市街地走行のように発進及び停止を繰り返して車速が逐次に変化して、エンジン回転数Nxi、つまり車内騒音の大きさが頻繁に変化するような場合には、このようなエンジン回転数Nxiに追従して音量制御が不自然となり、却って、カーオーディオの音が聴き取り難くなってしまうという課題がある。
【0006】
また、従来技術3においても、従来技術1及び従来技術2と同様に、車内騒音が頻繁に変化するような場合には、これに応じてカーオーディオの音量が不自然に増減を繰り返すため却って聴き取り難くなってしまうという課題がある。
さらに、マイクロホンでモニタした音(モニタ音)には、当然ながら、車内騒音だけでなくカーオーディオの音量も含まれているので、車内騒音のみを相殺するような音量制御を行なうためには、モニタ音からカーオーディオの音を取り除いて車内騒音を推定するためのキャンセル回路が必要となり、制御ロジックが複雑になってしまう。また、車内をモニタするためのマイクロホンも必要となる。このため、自動音量制御装置が高価なシステムになってしまうという課題もある。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、安価なシステムで違和感のない音量制御をできるようにした、車両用音響機器の自動音量制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置では、エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数を検出し、この検出情報に基づいて、エンジン回転数が増加傾向のときには、エンジン回転数平均化手段が、エンジン回転数の増加傾向を平均化処理して、実際のエンジン回転数の増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数を出力する。そして、増音量設定用エンジン回転数に応じて増音量設定手段が音響機器の増音量を設定し、音量自動調整手段が、増音量設定手段により設定された増音量に基づいて車室内に設けられた音響機器の音量を制御する。
【0009】
これにより、エンジン回転数が増加傾向のときには、増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数に基づいて音響機器の設定音量が自動的に調整され、急激な音量増加が抑制される。
なお、上述の構成に加えて、エンジン回転数が増加傾向ではないときには、実際のエンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力するのが好ましい。
【0010】
請求項2記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置では、エンジン回転数検出手段によりエンジン回転数を検出し、この検出情報に基づいて、エンジン回転数遅延手段が、所定時間前のエンジン回転数を遅延エンジン回転数とし、実際のエンジン回転数と遅延エンジン回転数とを比較して、実際のエンジン回転数が遅延エンジン回転数以下である場合には、実際のエンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力し、実際のエンジン回転数が遅延エンジン回転数よりも大きい場合には、遅延エンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力する。
【0011】
そして、増音量設定用エンジン回転数に応じて増音量設定手段が音響機器の増音量を設定し、音量自動調整手段が、増音量設定手段により設定された増音量に基づいて車室内に設けられた音響機器の音量を制御する。
これにより、常に実際のエンジン回転数以下の増音量設定用エンジン回転数に基づいて音響機器の設定音量が自動的に調整されて違和感のない音量制御を実行できる。
【0012】
請求項3記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置では、請求項1又は2記載の車両用音響機器の自動音量制御装置において、増音量設定手段により設定された増音量又は音響機器の設定音量に基づいて、音量自動調整手段にそなえられた高域周波数特性調整手段により、音響機器の音量における高域周波数の音質調整が行なわれる。
【0013】
さらに、本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置では、請求項3記載の車両用音響機器の自動音量制御装置において、増音量設定手段が、音響機器の設定音量に基づいて、増音量の設定を変更するように構成することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の第1実施形態としての車両用音響機器(以下、カーオーディオともいう)の自動音量制御装置について図1〜図4を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態にかかるカーオーディオは、図1に示すようにカーラジオやカーステレオ等から出力される複数のオーディオ信号のうち音量Vsを調節する手動音量調整器11と、手動音量調整器11により調整された設定音量V0と後述する制御テーブル(増音量設定手段)3から出力される増音量ΔVとを加算した音量V(V=V0+ΔV)を出力する音量自動調整手段12と、音量Vを増幅する増幅器13と、増幅器13により増幅された音量Vを出力するスピーカ14とをそなえて構成され、ドライバは手動音量調整器11を操作することにより設定音量V0を調整することができるようになっている。
【0015】
また、音量自動調整手段12は、音量調整器12aと高域周波数特性調整器(高域周波数特性調整手段)12bとから構成され、音量調整器12aは、設定音量V0に増音量ΔVを加算して音量Vを演算し、高域周波数特性調整器12bは、増音量ΔVが所定値ΔV0よりも大きいときには、音量Vの高周波域の増音を抑制するようになっている。このように増音量ΔVが所定値ΔV0よりも大きいときに高周波域の増音を抑制するのは、増音量ΔVが大きくなって音量Vが大きくなると、高周波域の音量が耳障りなものとなってくるので、これを防止するためである。
【0016】
さらに、カーオーディオは、自動音量制御装置10aをそなえている。自動音量制御装置10aは、図1に示すように、上述の音量自動調整手段12と制御テーブル3とに加えて、車内騒音を代表するパラメータとしてのエンジン回転数Nxiを検出するエンジン回転数検出器(エンジン回転数検出手段)1と、平均化回路(エンジン回転数平均化手段)2aとをそなえて構成され、平均化回路2aは、エンジン回転数Nxiが増加傾向のときには、エンジン回転数Nxiの増加傾向を平均化処理してエンジン回転数Nxiの増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力するようになっている。そして、この増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて、後述する制御テーブル3おいてカーオーディオの増音量ΔVが設定されるようになっている。
【0017】
ここで、実際のエンジン回転数Nxiが増加傾向のときには、エンジン回転数Nxiの増加傾向を鈍くして増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力しているのは、主に、以下の理由による。
即ち、車内騒音の瞬間的な増加や急激な増加(実際のエンジン回転数Nxiの瞬間的な増加や急激な増加)にカーオーディオの音量増加を正確に追従させると、急激な音量の増減が繰り返されて却って不自然な音量制御となるため、車内騒音が上昇する場合(つまり、そのパラメータとしてのエンジン回転数Nxiが上昇する場合)には、カーオーディオの増音が鈍くなるように平均化処理を施しているのである。
【0018】
具体的には、平均化回路2aは、エンジン回転数Nxiが上昇時(増加傾向のとき)には、以下の式(1)により、今回の制御周期におけるエンジン回転数(以下、現エンジン回転数ともいう)Nxiと前回の制御周期における増音量設定用エンジン回転数(以下、前増音量設定用エンジン回転数ともいう)Nyi-1との指数平均を計算して、この指数平均を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力し、エンジン回転数Nxiが下降時には、エンジン回転数Nxiを、そのまま増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっている。
yi=(Nyi-1+k×Nxi)/(k+1) ・・・(1)
【0019】
ここで、上式(1)のkは、指数平均(増音量設定用エンジン回転数Nyi)を決定するにあたり、現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1との重みを決定する重み係数である。つまり、重み係数kが大きくなるほど、増音量設定用エンジン回転数Nyiは現エンジン回転数Nxiの影響を強く受け、重み係数kが小さくなるほど、増音量設定用エンジン回転数Nyiは前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1の影響を強く受け、また、重み係数kが1のときに、増音量設定用エンジン回転数Nyiは、現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1との中間値(平均値)になるのである。
【0020】
この増音量設定用エンジン回転数Nyiは、増音量ΔVを設定するためのもので、音量V(増音量ΔV)が、極端に増減して人間(ドライバ)の感覚に対して不自然にならないように、ここでは、重み係数kを0より大きく且つ1以下の値に設定して、増音量設定用エンジン回転数Nyiが前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1から大きく離れないようにしている。
【0021】
なお、上述したように、現エンジン回転数Nxiが上昇時の時に限って、増音量設定用エンジン回転数Nyiを、現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1との指数平均として算出するようになっており、現エンジン回転数Nxiが減少傾向にあるときには、このような平均化処理を行なわず、現エンジン回転数Nxiを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっている。
【0022】
これは、平均化処理されてエンジン回転数Nxiよりも減少傾向のなだらかな増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいてカーオーディオの音量が制御されると、車内騒音が減少(エンジン回転数Nxiが下降)したにもかかわらず、音量が増大したままとなってしまうことがあるので、これを避けるためである。
つまり、車内騒音に対してカーオーディオの音量が過剰に増音された状態は、人間(ドライバ)の感覚に際立って不自然に感じられるため、このようなことがないように、エンジン回転数Nxiが下降時においては、速やかに音量Vを減少させるべく、上述したように増音量設定用エンジン回転数Nyiを実際のエンジン回転数Nxiとしているのである。
【0023】
このような平均化回路2aによれば、例えば、図2(a)に示すように、瞬時に上昇するエンジン回転数Nxiの入力に対しては、緩やかに上昇する増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力し、一方、瞬時に下降するエンジン回転数Nxiの入力に対しては、このエンジン回転数Nxiと同様に瞬時に下降する増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力することができるようになっている。
【0024】
さて、制御テーブル3は、図1に示すように平均化回路2aで設定された増音量設定用エンジン回転数Nyi及び手動音量調整器11によりドライバが設定した設定音量V0に基づいて、増音量ΔVを設定して音量自動調整手段12に出力するようになっている。つまり、制御テーブル3では、例えば、設定音量V0が所定音量V1以下のときには、図3(a)に示すマップにしたがい増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定され、一方、設定音量V0が所定音量V1よりも大きいときには図3(b)に示すマップにしたがい増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定されるようになっている。
【0025】
ここで、設定音量V0が所定音量V1よりも大きいときに使用される図3(b)に示すマップは、設定音量V0が所定音量V1以下のときに使用される図3(a)に示すマップよりも、同じ増音量設定用エンジン回転数Nyiに対して、増音量ΔVを小さく設定するようになっている。
ここでは、図3(b)に示すマップは、図3(a)に示すマップに対して、増音量設定用エンジン回転数Nyiを示す横軸を増音量ΔV0だけ上方にシフトしたマップとなっている。つまり、同じ増音量設定用エンジン回転数Nyiに対して、図3(b)に示すマップは、図3(a)に示すマップよりも増音量ΔVを増音量ΔV0だけ小さく設定するようになっているのである。
【0026】
即ち、ドライバが設定した設定音量V0の大きさを考慮せずに増音量ΔVを設定した場合、設定音量V0自体が小さい場合には、増音後の音量V(V=V0+ΔV)が十分増音されなかったり、設定音量V0自体がある程度大きい場合には、増音後の音量Vが過剰に増大されてしまう虞があるため、上述したように設定音量V0に応じて増音量ΔVの設定用のマップを切り換えることによって、このようなことを防止するようにしているのである。
【0027】
なお、上述のように、増音量ΔVが大きくなって音量Vが大きくなるほど、高域周波数成分が耳障りなものとなってくるため、図3(a)に示すマップでは、増音量ΔVが所定値ΔV1以上において、図3(b)に示すマップでは、増音量ΔVが所定値ΔV2以上において、それぞれ、図示するように高周波域抑制領域が設定され、この高周波域抑制領域については、音量自動調整手段12の高域周波数特性調整器12bで高周波域の増音が抑制されるようになっている。
【0028】
本発明の第1実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置は、上述のように構成されているので、以下のように車両用音響機器の自動音量制御が行なわれる。
まず、図1に示すように、エンジン回転数検出器1によりエンジン回転数Nxiが検出され、次に、このエンジン回転数Nxiに基づいて、平均化回路2aで増音量設定用エンジン回転数Nyiが設定される。
【0029】
ここで、平均化回路2aでは、図4に示すような処理を行なうことにより増音量設定用エンジン回転数Nyiが設定される。
まず、エンジン回転数検出器1により検出された今回の制御周期におけるエンジン回転数(現エンジン回転数)Nxiと、前回の制御周期におけるエンジン回転数(前エンジン回転数)Nxi-1との比較が行なわれ、現エンジン回転数Nxiが前エンジン回転数Nxi-1以下であるときは、エンジン回転数が減少しているものとして、現エンジン回転数Nxiを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力し、一方、現エンジン回転数Nxiが前エンジン回転数Nxi-1よりも大きいときは、エンジン回転数が上昇しているので、以下のように平均化処理を行ない出力(増音量設定用エンジン回転数Nyi)の増加傾向を鈍らせる。
【0030】
つまり、この場合には、現エンジン回転数Nxiに重み係数kを乗じ(k×Nxi)、この値に前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1を加えた値(Nyi-1+k×Nxi)を、重み係数kに1を加えた値で除して指数平均値〔(Nyi-1+k×Nxi)/(k+1)〕を算出し、この指数平均値を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして制御テーブル3に出力する。なお、次の制御周期でこの増音量設定用エンジン回転数Nyiを前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1として出力する。
【0031】
そして、制御テーブル3では、ドライバの設定した設定音量V0が所定音量V1以下のときには、図3(a)に示すマップにしたがい増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定され、一方、設定音量V0が所定音量V1よりも大きいときには、図3(a)に示すマップよりも同じ増音量設定用エンジン回転数Nyiに対して増音量ΔVが小さく設定される図3(b)に示すマップにしたがい、増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定される。
【0032】
このように、増音量ΔVは、設定音量V0の大きさに応じて設定されるので、増音後の音量V(V=V0+ΔV)が、十分増音されなかったり、過剰に増大されてしまうようなことがないという利点がある。
そして、制御テーブル3からの増音量ΔVは、音量自動調整手段12に入力されて、音量自動調整手段12を構成する音量調整器12aへ送られる。音量調整器12aには増音量ΔVとともに手動音量調整器11から設定音量V0が入力されており、音量調整器12aは、増音量ΔVと設定音量V0とを加算して音量V(V=V0+ΔV)を算出する。
【0033】
そして、この音量Vは増幅器13に出力されるが、設定音量V0が所定音量V1以下且つ増音量ΔVが所定値ΔV1以上のとき、または、設定音量V0が所定音量V1よりも大きく且つ増音量ΔVが所定値ΔV2以上のとき〔図3(a),(b)参照〕には、音量Vは高域周波数特性調整器12bを介して増幅器13に出力される。
【0034】
増音量ΔVが大きくなって音量Vが大きくなると、一般に、高周波域の音量が耳障りなものとなってくるが、このような高域周波数特性調整器12bにより高周波域の増音が抑制されるので、高周波域の音量が過剰になってしまうことが防止されるという利点がある。
この後、増幅器に出力された音量Vは、増幅器13で増幅されてスピーカ14へと出力されて、制御の1サイクルが終了する。そして、以降このような制御サイクルが繰り返される。
【0035】
したがって、例えば、短時間の間にトランスミッションのギアを5速から2速まで順次に切り換えることにより、実際のエンジン回転数Nxiが上昇と下降とを繰り返したとしても、平均化回路2aによって、増音量ΔVを決定する増音量設定用エンジン回転数Nyiは、エンジン回転数Nxiよりも増加傾向を鈍くして演算されるため、実際のエンジン回転数Nxiに比べて短時間内での上昇と下降との繰り返しによる急速な変化が緩和されて出力される。
【0036】
このように平均化回路12aを設けることにより、実際のエンジン回転数Nxiに比べて、短時間内での上昇と下降との繰り返しによる急速な変化が緩和された増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて増音量ΔVが設定されて、音量Vが不自然に増減を繰り返してしまうことが防止される。つまり、違和感のない音量制御をできるという利点がある。また、急激に音量が増大してしまうことが防止されるという利点もある。
【0037】
また、増音量ΔVは増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて決定され、増音量設定用エンジン回転数Nyiは、実際のエンジン回転数Nxiに基づいて決定される。つまり、増音量ΔVの決定は、主にエンジン回転数Nxiに基づいて行なわれ、他の車両情報を必要としない。さらにエンジン回転数Nxiは従来よりインストルメントパネルのタコメータに入力されている既存の情報を利用すれば良い。したがって、簡易で安価なシステムによりカーオーディオの自動音量制御を行なうことができるという利点もある。
【0038】
なお、本実施形態では、平均化回路12aにおいて、エンジン回転数Nxiが増加傾向のときには、現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1との指数平均を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっているが、指数平均の代わりに、以下の式(2)に示すような移動平均を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようにしてもよい。ここで、Nxi-nは、n回前の制御周期における実際のエンジン回転数を示す。
【0039】
【式2】
Figure 0003709738
【0040】
このように、エンジン回転数Nxiが増加傾向のときに、エンジン回転数Nxiの移動平均を増音量設定用エンジン回転数Nyiとすることにより、例えば、図2(b)に示すように、入力されるエンジン回転数Nxiが瞬時に上昇したような場合でも、指数平均を用いたときと同様に、出力される増音量設定用エンジン回転数Nyiは緩やかに上昇する。
【0041】
次に、本発明の第2実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置について図5及び図6を参照しながら説明する。
なお、図5及び図6において第1実施形態と同様の構成部については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
本発明の第2実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置10bは、図5に示すように第1実施形態の車両用音響機器の自動音量制御装置10aに対し、平均化回路2aを遅延回路(エンジン回転数遅延手段)2bに置き換えたものである。
【0042】
具体的には、自動音量制御装置10bがそなえられるカーオーディオは、図5に示すように、音量Vsを調節する手動音量調整器11と、手動音量調整器11から出力された設定音量V0と制御テーブル3で設定された増音量ΔVとを加算した音量Vを出力する音量自動調整手段12と、音量Vを増幅する増幅器13と、増幅器13により増幅された音量Vを出力するスピーカ14とをそなえて構成され、音量自動調整手段12は、音量調整器12aと高域周波数特性調整器12bとから構成されている。
【0043】
さらに、カーオーディオは、本発明の第2実施形態としての自動音量制御装置10bをそなえており、この自動音量制御装置10bにより、エンジン回転数信Nxiに応じてカーオーディオの音量Vを制御するようになっている。
自動音量制御装置10bは、図5に示すように、上述の音量自動調整手段12及び制御テーブル3に加えて、エンジン回転数Nxiを検出するエンジン回転数検出器1と、増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力する遅延回路2bとをそなえて構成されており、遅延回路2bから出力された増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて制御テーブル3において増音量ΔVが決定されるようになっている。
【0044】
遅延回路2bは、所定時間Δt前(即ち、所定回数m前の制御周期)のエンジン回転数Nxi-mを遅延エンジン回転数とし、エンジン回転数Nxiと遅延エンジン回転数Nxi-mとを比較して、常に小さいエンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっている。つまり、エンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数Nxi-m以下である場合には、エンジン回転数Nxiを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力し、エンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数Nxi-mよりも大きい場合には、遅延エンジン回転数Nxi-mを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっているのである。
【0045】
したがって、例えば、エンジン回転数Nxiが、所定時間Δtの間にエンジン回転数N0 からエンジン回転数N1 まで上昇した後に直ぐにエンジン回転数N0 に下降してしまうような場合には、増音量設定用エンジン回転数Nyiとしては一定してエンジン回転数N0 が出力されるようになっている。
つまり、遅延エンジン回転数Nxi-mはエンジン回転数Nxiの所定時間Δtの位相遅れ信号であるので、所定時間Δt遅れてエンジン回転数N0 からエンジン回転数N1 まで上昇する。このため、遅延回路2bにより、エンジン回転数Nxi及び遅延エンジン回転数Nxi-mのうち小さいエンジン回転数が選択されて、増音量設定用エンジン回転数Nyiは一定してエンジン回転数N0 で出力されるようになっている。即ち、所定時間Δtの間に上昇及び下降するような瞬間的なエンジン回転数Nxiの上昇に追従して増音量ΔVが設定されないようになっているのである。
【0046】
本発明の第2実施形態として車両用音響機器の自動音量制御装置は、上述のように構成されているので、第1実施形態と略同様に車両用音響機器の自動音量制御が行なわれる。上述したように本実施形態の自動音量制御装置10bは、第1実施形態の車両用音響機器の自動音量制御装置10aに対し、平均化回路2aを遅延回路2bに置き換えたものなので、遅延回路2bについてのみ説明する。
【0047】
遅延回路2bでは、図6に示す処理により増音量設定用エンジン回転数Nyiが設定される。
まず、現エンジン回転数Nxiと、所定回数m前の制御周期の遅延エンジン回転数Nxi-mとの差ΔNが演算される(ΔN=Nxi−Nxi-m)。そして、差ΔNが0以下であれば(つまりエンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数Nxi-m以下であれば)、エンジン回転数Nxiが増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力され、差ΔNが0よりも大きければ(つまりエンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数Nxi-mよりも大きければ)、遅延エンジン回転数Nxi-mが増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力される。
【0048】
これにより、現エンジン回転数Nxi及び遅延エンジン回転数Nxi-mのうち低いエンジン回転数が、増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力されるのである。
したがって、上述したように、エンジン回転数Nxiが上昇しても、この上昇が所定時間Δtの僅かな間の瞬間的なものである場合には、遅延回路2bから制御テーブル3に出力される増音量設定用エンジン回転数Nyiは、このような瞬間的な上昇がなかったものとして出力される。これにより、増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて制御テーブル3で決定される増音量ΔVは、瞬間的なエンジン回転数Nxiの上昇に対しては追従しなくなるので、音量Vが、短時間内で上昇してすぐに下降してしまうようなことが防止されて、違和感のない音量制御をできるという利点がある。
【0049】
次に、本発明の第3実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置について図7を参照しながら説明する。
なお、図7において第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成部については、同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
本発明の第3実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置10cは、図7に示すように構成されており、第1実施形態の自動音量制御装置10aが平均化回路2aをそなえ、第2実施形態の自動音量制御装置10bが遅延回路2bをそなていたのに対し、本実施形態の自動音量制御装置10cは、平均化回路2aと遅延回路2bとを併せてそなえている。
【0050】
自動音量制御装置10cがそなえられるカーオーディオは、図7に示すように、手動音量調整器11,音量自動調整手段12,増幅器13及びスピーカ14をそなえて構成され、さらに、本発明の第3実施形態としての自動音量制御装置10cをそなえており、この自動音量制御装置10cにより、エンジン回転数信Nxiに応じてカーオーディオの音量Vが制御されるようになっている。
【0051】
自動音量制御装置10cは、図7に示すように、音量自動調整手段12に加えて、エンジン回転数検出器1,平均化回路2a,遅延回路2b及び制御テーブル3をそなえて構成されている。
本発明の第3実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置は、上述のように構成されているので、平均化回路2a及び遅延回路2bの作用により、第1実施形態及び第2実施形態の自動音量制御装置10a,10bよりも、音量Vが短時間内で上昇してすぐに下降してしまうようなことが効果的に防止されて、より違和感のない音量制御をできるという利点がある。
【0052】
なお、本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
例えば、各実施形態では、増音量ΔVに応じて高域周波数の音質調整を行なうようにしているが、設定音量V0が所定値よりも大きくなったときに高域周波数の音質調整を行なうようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置によれば、エンジン回転数が増加傾向のときには、エンジン回転数平均化手段により、エンジン回転数の増加傾向が平均化処理されて、エンジン回転数の増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数が出力され、この増音量設定用エンジン回転数に基づいて増音量が設定されるので、例えば、トランスミッションのギアの切り替え時のように短時間内にエンジン回転数が上昇して下降するような場合には、この急変化するエンジン回転数に追従して音量が増減するような不自然な音量制御が防止される。また、単にエンジン回転数にのみ基づいた制御であるので、このような音量制御を簡易なシステムで行なうことができる。したがって、安価なシステムで違和感のない音量制御をできるようになるという利点がある。
【0054】
請求項2記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置によれば、エンジン回転数遅延手段が、所定時間前のエンジン回転数を遅延エンジン回転数とし、エンジン回転数と遅延エンジン回転数とを比較して、エンジン回転数が遅延エンジン回転数以下である場合には、エンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力し、エンジン回転数が遅延エンジン回転数よりも大きい場合には、遅延エンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力するので、常にエンジン回転数と遅延エンジン回転数とのうちの何れか小さいほうが増音量設定用エンジン回転数となるので、例えば、トランスミッションのギアの切り替え時のように短時間内にエンジン回転数が上昇して下降するような場合には、この急変化するエンジン回転数に追従して音量が増減するような不自然な音量制御が防止される。また、単にエンジン回転数にのみ基づいた制御であるので、このような音量制御を簡易なシステムで行なうことができる。したがって、請求項1記載の車両用音響機器の自動音量制御装置と同様に、安価なシステムで違和感のない音量制御をできるようになるという利点がある。
【0055】
請求項3記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置によれば、高域周波数特性調整手段が、増音量設定手段により設定された増音量又は音響機器の設定音量に基づいて高域周波数の音質調整を行なうので、高域周波数の過剰な増音を防止することができるという利点がある。
さらに、請求項3記載の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置の増音量設定手段を、音響機器の設定音量に基づいて増音量の設定を変更できるように構成すると、設定音量に応じたより違和感のない音量制御をできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の平均化回路(エンジン回転数平均化手段)の演算結果の一例を示す模式図であり、(a)は指数演算による演算結果を示す図、(b)は移動平均による演算結果を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の増音量設定用のマップであり、(a)は設定音量V0が所定音量V1以下のときに使用するマップ、(b)は設定音量V0が所定音量V1よりも大きいときに使用するマップである。
【図4】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の平均化回路(エンジン回転数平均化手段)のブロック線図である。
【図5】本発明の第2実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の遅延回路(エンジン回転数遅延手段)のブロック線図である。
【図7】本発明の第3実施形態としての車両用音響機器の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 エンジン回転数検出器(エンジン回転数検出手段)
2a 平均化回路(エンジン回転数平均化手段)
2b 遅延回路(エンジン回転数遅延手段)
3 制御テーブル(増音量設定手段)
10a,10b,10c 自動音量制御装置
11 手動音量調整器
12 音量自動調整手段
12a 音量調整器
12b 高域周波数特性調整器(高域周波数特性調整手段)
V 音量
V0 設定音量
ΔV 増音量
xi エンジン回転数
yi 増音量設定用エンジン回転数
xi-m 所定時間前のエンジン回転数,遅延エンジン回転数

Claims (3)

  1. 車室内に設けられた音響機器の設定音量を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    該エンジン回転数検出手段からの検出情報に基づいて、該エンジン回転数が増加傾向のときには、該エンジン回転数の該増加傾向を平均化処理して、該エンジン回転数の該増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数を出力するエンジン回転数平均化手段と、
    該増音量設定用エンジン回転数に応じて該音響機器の増音量を設定する増音量設定手段と、
    該増音量設定手段により設定された該増音量に基づいて該音響機器の音量を制御する音量自動調整手段とをそなえて構成されている
    ことを特徴とする、車両用音響機器の自動音量制御装置。
  2. 車室内に設けられた音響機器の設定音量を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、
    該エンジン回転数検出手段からの検出情報に基づいて、所定時間前のエンジン回転数を遅延エンジン回転数とし、該エンジン回転数と該遅延エンジン回転数とを比較して、該エンジン回転数が該遅延エンジン回転数以下である場合には、該エンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力し、該エンジン回転数が該遅延エンジン回転数よりも大きい場合には、該遅延エンジン回転数を該増音量設定用エンジン回転数として出力するエンジン回転数遅延手段と、
    該増音量設定用エンジン回転数に応じて該音響機器の増音量を設定する増音量設定手段と、
    該増音量設定手段により設定された該増音量に基づいて該音響機器の音量を制御する音量自動調整手段とをそなえて構成されている
    ことを特徴とする、車両用音響機器の自動音量制御装置。
  3. 該音量自動調整手段が、該増音量設定手段により設定された該増音量又は該音響機器の該設定音量に基づいて、該音響機器の該音量における高域周波数の音質調整を行なう高域周波数特性調整手段をそなえている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用音響機器の自動音量制御装置。
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