JP2000307366A - 車両用音響機器の自動音量制御装置 - Google Patents

車両用音響機器の自動音量制御装置

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JP2000307366A
JP2000307366A JP11414599A JP11414599A JP2000307366A JP 2000307366 A JP2000307366 A JP 2000307366A JP 11414599 A JP11414599 A JP 11414599A JP 11414599 A JP11414599 A JP 11414599A JP 2000307366 A JP2000307366 A JP 2000307366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用音響機器の自動音量制御装置におい
て、安価なシステムで違和感のない音量制御をできるよ
うにする。 【解決手段】 車室内に設けられた音響機器の設定音量
を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置
10aにおいて、エンジン回転数Nxiを検出するエンジ
ン回転数検出手段1と、エンジン回転数検出手段1から
の検出情報に基づいて、エンジン回転数Nxiが増加傾向
のときには、エンジン回転数Nxiの増加傾向を平均化処
理して、エンジン回転数Nxiの増加傾向よりも増加傾向
の鈍い増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力するエン
ジン回転数平均化手段2aと、増音量設定用エンジン回
転数Nyiに応じて音響機器の増音量ΔVを設定する増音
量設定手段3と、増音量設定手段3により設定された増
音量ΔVに基づいて音響機器の音量Vを制御する音量自
動調整手段12とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に設けられ
た音響機器の設定音量を自動的に調整する、車両用音響
機器の自動音量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主にエンジン音に起因した車
室内の騒音(車内騒音)によって聴き取り難くなってし
まう車両用音響機器(以下、カーオーディオともいう)
の音を聴き取り易くするために、音量を自動的に調整す
る車両用音響機器の自動音量制御装置が、種々提案,開
発されている。
【0003】例えば、実開平3−2720号公報には、
エンジン回転数検出手段から検出されたエンジン回転数
(単位時間当たりの回転数=回転速度であるが、略して
回転数という)情報に基づいてカーオーディオの音量を
制御する技術(従来技術1)が開示されている。また、
実開平1−137610号公報には、エンジン回転数検
出手段から検出されたエンジン回転数情報に基づいて、
カーオーディオの音声信号のうち、特に車内騒音に影響
される低域成分の音量を制御する技術(従来技術2)が
開示されている。
【0004】この他、車内をマイクロホンでモニタし、
このモニタ結果に基づいて、カーオーディオの音量を制
御する技術(従来技術3)も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術1〜従来技術3には、それぞれ、以下のような
課題がある。つまり、従来技術1及び従来技術2では、
例えば、市街地走行のように発進及び停止を繰り返して
車速が逐次に変化して、エンジン回転数Nxi、つまり車
内騒音の大きさが頻繁に変化するような場合には、この
ようなエンジン回転数Nxiに追従して音量制御が不自然
となり、却って、カーオーディオの音が聴き取り難くな
ってしまうという課題がある。
【0006】また、従来技術3においても、従来技術1
及び従来技術2と同様に、車内騒音が頻繁に変化するよ
うな場合には、これに応じてカーオーディオの音量が不
自然に増減を繰り返すため却って聴き取り難くなってし
まうという課題がある。さらに、マイクロホンでモニタ
した音(モニタ音)には、当然ながら、車内騒音だけで
なくカーオーディオの音量も含まれているので、車内騒
音のみを相殺するような音量制御を行なうためには、モ
ニタ音からカーオーディオの音を取り除いて車内騒音を
推定するためのキャンセル回路が必要となり、制御ロジ
ックが複雑になってしまう。また、車内をモニタするた
めのマイクロホンも必要となる。このため、自動音量制
御装置が高価なシステムになってしまうという課題もあ
る。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、安価なシステムで違和感のない音量制御をで
きるようにした、車両用音響機器の自動音量制御装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の車両用音響機器の自動音量制御装置では、エ
ンジン回転数検出手段によりエンジン回転数を検出し、
この検出情報に基づいて、エンジン回転数が増加傾向の
ときには、エンジン回転数平均化手段が、エンジン回転
数の増加傾向を平均化処理して、実際のエンジン回転数
の増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン
回転数を出力する。そして、増音量設定用エンジン回転
数に応じて増音量設定手段が音響機器の増音量を設定
し、音量自動調整手段が、増音量設定手段により設定さ
れた増音量に基づいて車室内に設けられた音響機器の音
量を制御する。
【0009】これにより、エンジン回転数が増加傾向の
ときには、増加傾向の鈍い増音量設定用エンジン回転数
に基づいて音響機器の設定音量が自動的に調整され、急
激な音量増加が抑制される。なお、上述の構成に加え
て、エンジン回転数が増加傾向ではないときには、実際
のエンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として
出力するのが好ましい。
【0010】請求項2記載の本発明の車両用音響機器の
自動音量制御装置では、エンジン回転数検出手段により
エンジン回転数を検出し、この検出情報に基づいて、エ
ンジン回転数遅延手段が、所定時間前のエンジン回転数
を遅延エンジン回転数とし、実際のエンジン回転数と遅
延エンジン回転数とを比較して、実際のエンジン回転数
が遅延エンジン回転数以下である場合には、実際のエン
ジン回転数を増音量設定用エンジン回転数として出力
し、実際のエンジン回転数が遅延エンジン回転数よりも
大きい場合には、遅延エンジン回転数を増音量設定用エ
ンジン回転数として出力する。
【0011】そして、増音量設定用エンジン回転数に応
じて増音量設定手段が音響機器の増音量を設定し、音量
自動調整手段が、増音量設定手段により設定された増音
量に基づいて車室内に設けられた音響機器の音量を制御
する。これにより、常に実際のエンジン回転数以下の増
音量設定用エンジン回転数に基づいて音響機器の設定音
量が自動的に調整されて違和感のない音量制御を実行で
きる。
【0012】請求項3記載の本発明の車両用音響機器の
自動音量制御装置では、請求項1又は2記載の車両用音
響機器の自動音量制御装置において、増音量設定手段に
より設定された増音量又は音響機器の設定音量に基づい
て、音量自動調整手段にそなえられた高域周波数特性調
整手段により、音響機器の音量における高域周波数の音
質調整が行なわれる。
【0013】さらに、本発明の車両用音響機器の自動音
量制御装置では、請求項3記載の車両用音響機器の自動
音量制御装置において、増音量設定手段が、音響機器の
設定音量に基づいて、増音量の設定を変更するように構
成することもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
としての車両用音響機器(以下、カーオーディオともい
う)の自動音量制御装置について図1〜図4を参照しな
がら説明する。本発明の第1実施形態にかかるカーオー
ディオは、図1に示すようにカーラジオやカーステレオ
等から出力される複数のオーディオ信号のうち音量Vs
を調節する手動音量調整器11と、手動音量調整器11
により調整された設定音量V0と後述する制御テーブル
(増音量設定手段)3から出力される増音量ΔVとを加
算した音量V(V=V0+ΔV)を出力する音量自動調
整手段12と、音量Vを増幅する増幅器13と、増幅器
13により増幅された音量Vを出力するスピーカ14と
をそなえて構成され、ドライバは手動音量調整器11を
操作することにより設定音量V0を調整することができ
るようになっている。
【0015】また、音量自動調整手段12は、音量調整
器12aと高域周波数特性調整器(高域周波数特性調整
手段)12bとから構成され、音量調整器12aは、設
定音量V0に増音量ΔVを加算して音量Vを演算し、高
域周波数特性調整器12bは、増音量ΔVが所定値ΔV
0よりも大きいときには、音量Vの高周波域の増音を抑
制するようになっている。このように増音量ΔVが所定
値ΔV0よりも大きいときに高周波域の増音を抑制する
のは、増音量ΔVが大きくなって音量Vが大きくなる
と、高周波域の音量が耳障りなものとなってくるので、
これを防止するためである。
【0016】さらに、カーオーディオは、自動音量制御
装置10aをそなえている。自動音量制御装置10a
は、図1に示すように、上述の音量自動調整手段12と
制御テーブル3とに加えて、車内騒音を代表するパラメ
ータとしてのエンジン回転数N xiを検出するエンジン回
転数検出器(エンジン回転数検出手段)1と、平均化回
路(エンジン回転数平均化手段)2aとをそなえて構成
され、平均化回路2aは、エンジン回転数Nxiが増加傾
向のときには、エンジン回転数Nxiの増加傾向を平均化
処理してエンジン回転数Nxiの増加傾向よりも増加傾向
の鈍い増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力するよう
になっている。そして、この増音量設定用エンジン回転
数Nyiに基づいて、後述する制御テーブル3おいてカー
オーディオの増音量ΔVが設定されるようになってい
る。
【0017】ここで、実際のエンジン回転数Nxiが増加
傾向のときには、エンジン回転数N xiの増加傾向を鈍く
して増音量設定用エンジン回転数Nyiを出力しているの
は、主に、以下の理由による。即ち、車内騒音の瞬間的
な増加や急激な増加(実際のエンジン回転数Nxiの瞬間
的な増加や急激な増加)にカーオーディオの音量増加を
正確に追従させると、急激な音量の増減が繰り返されて
却って不自然な音量制御となるため、車内騒音が上昇す
る場合(つまり、そのパラメータとしてのエンジン回転
数Nxiが上昇する場合)には、カーオーディオの増音が
鈍くなるように平均化処理を施しているのである。
【0018】具体的には、平均化回路2aは、エンジン
回転数Nxiが上昇時(増加傾向のとき)には、以下の式
(1)により、今回の制御周期におけるエンジン回転数
(以下、現エンジン回転数ともいう)Nxiと前回の制御
周期における増音量設定用エンジン回転数(以下、前増
音量設定用エンジン回転数ともいう)Nyi-1との指数平
均を計算して、この指数平均を増音量設定用エンジン回
転数Nyiとして出力し、エンジン回転数Nxiが下降時に
は、エンジン回転数Nxiを、そのまま増音量設定用エン
ジン回転数Nyiとして出力するようになっている。 Nyi=(Nyi-1+k×Nxi)/(k+1) ・・・(1)
【0019】ここで、上式(1)のkは、指数平均(増
音量設定用エンジン回転数Nyi)を決定するにあたり、
現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数
yi -1との重みを決定する重み係数である。つまり、重
み係数kが大きくなるほど、増音量設定用エンジン回転
数Nyiは現エンジン回転数Nxiの影響を強く受け、重み
係数kが小さくなるほど、増音量設定用エンジン回転数
yiは前増音量設定用エンジン回転数Nyi-1の影響を強
く受け、また、重み係数kが1のときに、増音量設定用
エンジン回転数Nyiは、現エンジン回転数Nxiと前増音
量設定用エンジン回転数Nyi-1との中間値(平均値)に
なるのである。
【0020】この増音量設定用エンジン回転数Nyiは、
増音量ΔVを設定するためのもので、音量V(増音量Δ
V)が、極端に増減して人間(ドライバ)の感覚に対し
て不自然にならないように、ここでは、重み係数kを0
より大きく且つ1以下の値に設定して、増音量設定用エ
ンジン回転数Nyiが前増音量設定用エンジン回転数N
yi-1から大きく離れないようにしている。
【0021】なお、上述したように、現エンジン回転数
xiが上昇時の時に限って、増音量設定用エンジン回転
数Nyiを、現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エン
ジン回転数Nyi-1との指数平均として算出するようにな
っており、現エンジン回転数Nxiが減少傾向にあるとき
には、このような平均化処理を行なわず、現エンジン回
転数Nxiを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力
するようになっている。
【0022】これは、平均化処理されてエンジン回転数
xiよりも減少傾向のなだらかな増音量設定用エンジン
回転数Nyiに基づいてカーオーディオの音量が制御され
ると、車内騒音が減少(エンジン回転数Nxiが下降)し
たにもかかわらず、音量が増大したままとなってしまう
ことがあるので、これを避けるためである。つまり、車
内騒音に対してカーオーディオの音量が過剰に増音され
た状態は、人間(ドライバ)の感覚に際立って不自然に
感じられるため、このようなことがないように、エンジ
ン回転数Nxiが下降時においては、速やかに音量Vを減
少させるべく、上述したように増音量設定用エンジン回
転数Nyiを実際のエンジン回転数Nxiとしているのであ
る。
【0023】このような平均化回路2aによれば、例え
ば、図2(a)に示すように、瞬時に上昇するエンジン
回転数Nxiの入力に対しては、緩やかに上昇する増音量
設定用エンジン回転数Nyiを出力し、一方、瞬時に下降
するエンジン回転数Nxiの入力に対しては、このエンジ
ン回転数Nxiと同様に瞬時に下降する増音量設定用エン
ジン回転数Nyiを出力することができるようになってい
る。
【0024】さて、制御テーブル3は、図1に示すよう
に平均化回路2aで設定された増音量設定用エンジン回
転数Nyi及び手動音量調整器11によりドライバが設定
した設定音量V0に基づいて、増音量ΔVを設定して音
量自動調整手段12に出力するようになっている。つま
り、制御テーブル3では、例えば、設定音量V0が所定
音量V1以下のときには、図3(a)に示すマップにし
たがい増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量
ΔVが設定され、一方、設定音量V0が所定音量V1よ
りも大きいときには図3(b)に示すマップにしたがい
増音量設定用エンジン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが
設定されるようになっている。
【0025】ここで、設定音量V0が所定音量V1より
も大きいときに使用される図3(b)に示すマップは、
設定音量V0が所定音量V1以下のときに使用される図
3(a)に示すマップよりも、同じ増音量設定用エンジ
ン回転数Nyiに対して、増音量ΔVを小さく設定するよ
うになっている。ここでは、図3(b)に示すマップ
は、図3(a)に示すマップに対して、増音量設定用エ
ンジン回転数Nyiを示す横軸を増音量ΔV0だけ上方に
シフトしたマップとなっている。つまり、同じ増音量設
定用エンジン回転数Nyiに対して、図3(b)に示すマ
ップは、図3(a)に示すマップよりも増音量ΔVを増
音量ΔV0だけ小さく設定するようになっているのであ
る。
【0026】即ち、ドライバが設定した設定音量V0の
大きさを考慮せずに増音量ΔVを設定した場合、設定音
量V0自体が小さい場合には、増音後の音量V(V=V
0+ΔV)が十分増音されなかったり、設定音量V0自
体がある程度大きい場合には、増音後の音量Vが過剰に
増大されてしまう虞があるため、上述したように設定音
量V0に応じて増音量ΔVの設定用のマップを切り換え
ることによって、このようなことを防止するようにして
いるのである。
【0027】なお、上述のように、増音量ΔVが大きく
なって音量Vが大きくなるほど、高域周波数成分が耳障
りなものとなってくるため、図3(a)に示すマップで
は、増音量ΔVが所定値ΔV1以上において、図3
(b)に示すマップでは、増音量ΔVが所定値ΔV2以
上において、それぞれ、図示するように高周波域抑制領
域が設定され、この高周波域抑制領域については、音量
自動調整手段12の高域周波数特性調整器12bで高周
波域の増音が抑制されるようになっている。
【0028】本発明の第1実施形態としての車両用音響
機器の自動音量制御装置は、上述のように構成されてい
るので、以下のように車両用音響機器の自動音量制御が
行なわれる。まず、図1に示すように、エンジン回転数
検出器1によりエンジン回転数Nxiが検出され、次に、
このエンジン回転数Nxiに基づいて、平均化回路2aで
増音量設定用エンジン回転数Nyiが設定される。
【0029】ここで、平均化回路2aでは、図4に示す
ような処理を行なうことにより増音量設定用エンジン回
転数Nyiが設定される。まず、エンジン回転数検出器1
により検出された今回の制御周期におけるエンジン回転
数(現エンジン回転数)Nxiと、前回の制御周期におけ
るエンジン回転数(前エンジン回転数)Nxi-1との比較
が行なわれ、現エンジン回転数Nxiが前エンジン回転数
xi-1以下であるときは、エンジン回転数が減少してい
るものとして、現エンジン回転数Nxiを増音量設定用エ
ンジン回転数Nyiとして出力し、一方、現エンジン回転
数Nxiが前エンジン回転数Nxi-1よりも大きいときは、
エンジン回転数が上昇しているので、以下のように平均
化処理を行ない出力(増音量設定用エンジン回転数
yi)の増加傾向を鈍らせる。
【0030】つまり、この場合には、現エンジン回転数
xiに重み係数kを乗じ(k×Nxi)、この値に前増音
量設定用エンジン回転数Nyi-1を加えた値(Nyi-1+k
×N xi)を、重み係数kに1を加えた値で除して指数平
均値〔(Nyi-1+k×Nxi)/(k+1)〕を算出し、
この指数平均値を増音量設定用エンジン回転数Nyiとし
て制御テーブル3に出力する。なお、次の制御周期でこ
の増音量設定用エンジン回転数Nyiを前増音量設定用エ
ンジン回転数Nyi-1として出力する。
【0031】そして、制御テーブル3では、ドライバの
設定した設定音量V0が所定音量V1以下のときには、
図3(a)に示すマップにしたがい増音量設定用エンジ
ン回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定され、一方、設
定音量V0が所定音量V1よりも大きいときには、図3
(a)に示すマップよりも同じ増音量設定用エンジン回
転数Nyiに対して増音量ΔVが小さく設定される図3
(b)に示すマップにしたがい、増音量設定用エンジン
回転数Nyiに応じて増音量ΔVが設定される。
【0032】このように、増音量ΔVは、設定音量V0
の大きさに応じて設定されるので、増音後の音量V(V
=V0+ΔV)が、十分増音されなかったり、過剰に増
大されてしまうようなことがないという利点がある。そ
して、制御テーブル3からの増音量ΔVは、音量自動調
整手段12に入力されて、音量自動調整手段12を構成
する音量調整器12aへ送られる。音量調整器12aに
は増音量ΔVとともに手動音量調整器11から設定音量
V0が入力されており、音量調整器12aは、増音量Δ
Vと設定音量V0とを加算して音量V(V=V0+Δ
V)を算出する。
【0033】そして、この音量Vは増幅器13に出力さ
れるが、設定音量V0が所定音量V1以下且つ増音量Δ
Vが所定値ΔV1以上のとき、または、設定音量V0が
所定音量V1よりも大きく且つ増音量ΔVが所定値ΔV
2以上のとき〔図3(a),(b)参照〕には、音量V
は高域周波数特性調整器12bを介して増幅器13に出
力される。
【0034】増音量ΔVが大きくなって音量Vが大きく
なると、一般に、高周波域の音量が耳障りなものとなっ
てくるが、このような高域周波数特性調整器12bによ
り高周波域の増音が抑制されるので、高周波域の音量が
過剰になってしまうことが防止されるという利点があ
る。この後、増幅器に出力された音量Vは、増幅器13
で増幅されてスピーカ14へと出力されて、制御の1サ
イクルが終了する。そして、以降このような制御サイク
ルが繰り返される。
【0035】したがって、例えば、短時間の間にトラン
スミッションのギアを5速から2速まで順次に切り換え
ることにより、実際のエンジン回転数Nxiが上昇と下降
とを繰り返したとしても、平均化回路2aによって、増
音量ΔVを決定する増音量設定用エンジン回転数N
yiは、エンジン回転数Nxiよりも増加傾向を鈍くして演
算されるため、実際のエンジン回転数Nxiに比べて短時
間内での上昇と下降との繰り返しによる急速な変化が緩
和されて出力される。
【0036】このように平均化回路12aを設けること
により、実際のエンジン回転数Nxiに比べて、短時間内
での上昇と下降との繰り返しによる急速な変化が緩和さ
れた増音量設定用エンジン回転数Nyiに基づいて増音量
ΔVが設定されて、音量Vが不自然に増減を繰り返して
しまうことが防止される。つまり、違和感のない音量制
御をできるという利点がある。また、急激に音量が増大
してしまうことが防止されるという利点もある。
【0037】また、増音量ΔVは増音量設定用エンジン
回転数Nyiに基づいて決定され、増音量設定用エンジン
回転数Nyiは、実際のエンジン回転数Nxiに基づいて決
定される。つまり、増音量ΔVの決定は、主にエンジン
回転数Nxiに基づいて行なわれ、他の車両情報を必要と
しない。さらにエンジン回転数Nxiは従来よりインスト
ルメントパネルのタコメータに入力されている既存の情
報を利用すれば良い。したがって、簡易で安価なシステ
ムによりカーオーディオの自動音量制御を行なうことが
できるという利点もある。
【0038】なお、本実施形態では、平均化回路12a
において、エンジン回転数Nxiが増加傾向のときには、
現エンジン回転数Nxiと前増音量設定用エンジン回転数
yi -1との指数平均を増音量設定用エンジン回転数Nyi
として出力するようになっているが、指数平均の代わり
に、以下の式(2)に示すような移動平均を増音量設定
用エンジン回転数Nyiとして出力するようにしてもよ
い。ここで、Nxi-nは、n回前の制御周期における実際
のエンジン回転数を示す。
【0039】
【式2】
【0040】このように、エンジン回転数Nxiが増加傾
向のときに、エンジン回転数Nxiの移動平均を増音量設
定用エンジン回転数Nyiとすることにより、例えば、図
2(b)に示すように、入力されるエンジン回転数Nxi
が瞬時に上昇したような場合でも、指数平均を用いたと
きと同様に、出力される増音量設定用エンジン回転数N
yiは緩やかに上昇する。
【0041】次に、本発明の第2実施形態としての車両
用音響機器の自動音量制御装置について図5及び図6を
参照しながら説明する。なお、図5及び図6において第
1実施形態と同様の構成部については、同じ符号を付
し、詳しい説明を省略する。本発明の第2実施形態とし
ての車両用音響機器の自動音量制御装置10bは、図5
に示すように第1実施形態の車両用音響機器の自動音量
制御装置10aに対し、平均化回路2aを遅延回路(エ
ンジン回転数遅延手段)2bに置き換えたものである。
【0042】具体的には、自動音量制御装置10bがそ
なえられるカーオーディオは、図5に示すように、音量
Vsを調節する手動音量調整器11と、手動音量調整器
11から出力された設定音量V0と制御テーブル3で設
定された増音量ΔVとを加算した音量Vを出力する音量
自動調整手段12と、音量Vを増幅する増幅器13と、
増幅器13により増幅された音量Vを出力するスピーカ
14とをそなえて構成され、音量自動調整手段12は、
音量調整器12aと高域周波数特性調整器12bとから
構成されている。
【0043】さらに、カーオーディオは、本発明の第2
実施形態としての自動音量制御装置10bをそなえてお
り、この自動音量制御装置10bにより、エンジン回転
数信Nxiに応じてカーオーディオの音量Vを制御するよ
うになっている。自動音量制御装置10bは、図5に示
すように、上述の音量自動調整手段12及び制御テーブ
ル3に加えて、エンジン回転数Nxiを検出するエンジン
回転数検出器1と、増音量設定用エンジン回転数Nyi
出力する遅延回路2bとをそなえて構成されており、遅
延回路2bから出力された増音量設定用エンジン回転数
yiに基づいて制御テーブル3において増音量ΔVが決
定されるようになっている。
【0044】遅延回路2bは、所定時間Δt前(即ち、
所定回数m前の制御周期)のエンジン回転数Nxi-mを遅
延エンジン回転数とし、エンジン回転数Nxiと遅延エン
ジン回転数Nxi-mとを比較して、常に小さいエンジン回
転数を増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力する
ようになっている。つまり、エンジン回転数Nxiが遅延
エンジン回転数Nxi-m以下である場合には、エンジン回
転数Nxiを増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力
し、エンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数Nxi-m
りも大きい場合には、遅延エンジン回転数Nxi-mを増音
量設定用エンジン回転数Nyiとして出力するようになっ
ているのである。
【0045】したがって、例えば、エンジン回転数Nxi
が、所定時間Δtの間にエンジン回転数N0 からエンジ
ン回転数N1 まで上昇した後に直ぐにエンジン回転数N
0 に下降してしまうような場合には、増音量設定用エン
ジン回転数Nyiとしては一定してエンジン回転数N0
出力されるようになっている。つまり、遅延エンジン回
転数Nxi-mはエンジン回転数Nxiの所定時間Δtの位相
遅れ信号であるので、所定時間Δt遅れてエンジン回転
数N0 からエンジン回転数N1 まで上昇する。このた
め、遅延回路2bにより、エンジン回転数Nxi及び遅延
エンジン回転数Nxi-mのうち小さいエンジン回転数が選
択されて、増音量設定用エンジン回転数Nyiは一定して
エンジン回転数N0 で出力されるようになっている。即
ち、所定時間Δtの間に上昇及び下降するような瞬間的
なエンジン回転数Nxiの上昇に追従して増音量ΔVが設
定されないようになっているのである。
【0046】本発明の第2実施形態として車両用音響機
器の自動音量制御装置は、上述のように構成されている
ので、第1実施形態と略同様に車両用音響機器の自動音
量制御が行なわれる。上述したように本実施形態の自動
音量制御装置10bは、第1実施形態の車両用音響機器
の自動音量制御装置10aに対し、平均化回路2aを遅
延回路2bに置き換えたものなので、遅延回路2bにつ
いてのみ説明する。
【0047】遅延回路2bでは、図6に示す処理により
増音量設定用エンジン回転数Nyiが設定される。まず、
現エンジン回転数Nxiと、所定回数m前の制御周期の遅
延エンジン回転数Nxi-mとの差ΔNが演算される(ΔN
=Nxi−Nxi-m)。そして、差ΔNが0以下であれば
(つまりエンジン回転数Nxiが遅延エンジン回転数N
xi-m以下であれば)、エンジン回転数Nxiが増音量設定
用エンジン回転数Nyiとして出力され、差ΔNが0より
も大きければ(つまりエンジン回転数Nxiが遅延エンジ
ン回転数Nxi-mよりも大きければ)、遅延エンジン回転
数Nxi-mが増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力
される。
【0048】これにより、現エンジン回転数Nxi及び遅
延エンジン回転数Nxi-mのうち低いエンジン回転数が、
増音量設定用エンジン回転数Nyiとして出力されるので
ある。したがって、上述したように、エンジン回転数N
xiが上昇しても、この上昇が所定時間Δtの僅かな間の
瞬間的なものである場合には、遅延回路2bから制御テ
ーブル3に出力される増音量設定用エンジン回転数Nyi
は、このような瞬間的な上昇がなかったものとして出力
される。これにより、増音量設定用エンジン回転数Nyi
に基づいて制御テーブル3で決定される増音量ΔVは、
瞬間的なエンジン回転数Nxiの上昇に対しては追従しな
くなるので、音量Vが、短時間内で上昇してすぐに下降
してしまうようなことが防止されて、違和感のない音量
制御をできるという利点がある。
【0049】次に、本発明の第3実施形態としての車両
用音響機器の自動音量制御装置について図7を参照しな
がら説明する。なお、図7において第1実施形態及び第
2実施形態と同様の構成部については、同じ符号を付
し、詳しい説明を省略する。本発明の第3実施形態とし
ての車両用音響機器の自動音量制御装置10cは、図7
に示すように構成されており、第1実施形態の自動音量
制御装置10aが平均化回路2aをそなえ、第2実施形
態の自動音量制御装置10bが遅延回路2bをそなてい
たのに対し、本実施形態の自動音量制御装置10cは、
平均化回路2aと遅延回路2bとを併せてそなえてい
る。
【0050】自動音量制御装置10cがそなえられるカ
ーオーディオは、図7に示すように、手動音量調整器1
1,音量自動調整手段12,増幅器13及びスピーカ1
4をそなえて構成され、さらに、本発明の第3実施形態
としての自動音量制御装置10cをそなえており、この
自動音量制御装置10cにより、エンジン回転数信N xi
に応じてカーオーディオの音量Vが制御されるようにな
っている。
【0051】自動音量制御装置10cは、図7に示すよ
うに、音量自動調整手段12に加えて、エンジン回転数
検出器1,平均化回路2a,遅延回路2b及び制御テー
ブル3をそなえて構成されている。本発明の第3実施形
態としての車両用音響機器の自動音量制御装置は、上述
のように構成されているので、平均化回路2a及び遅延
回路2bの作用により、第1実施形態及び第2実施形態
の自動音量制御装置10a,10bよりも、音量Vが短
時間内で上昇してすぐに下降してしまうようなことが効
果的に防止されて、より違和感のない音量制御をできる
という利点がある。
【0052】なお、本発明の車両用音響機器の自動音量
制御装置は、上述の各実施形態に限定されるものではな
く、種々変形して実施することができる。例えば、各実
施形態では、増音量ΔVに応じて高域周波数の音質調整
を行なうようにしているが、設定音量V0が所定値より
も大きくなったときに高域周波数の音質調整を行なうよ
うにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の車両用音響機器の自動音量制御装置によれば、エ
ンジン回転数が増加傾向のときには、エンジン回転数平
均化手段により、エンジン回転数の増加傾向が平均化処
理されて、エンジン回転数の増加傾向よりも増加傾向の
鈍い増音量設定用エンジン回転数が出力され、この増音
量設定用エンジン回転数に基づいて増音量が設定される
ので、例えば、トランスミッションのギアの切り替え時
のように短時間内にエンジン回転数が上昇して下降する
ような場合には、この急変化するエンジン回転数に追従
して音量が増減するような不自然な音量制御が防止され
る。また、単にエンジン回転数にのみ基づいた制御であ
るので、このような音量制御を簡易なシステムで行なう
ことができる。したがって、安価なシステムで違和感の
ない音量制御をできるようになるという利点がある。
【0054】請求項2記載の本発明の車両用音響機器の
自動音量制御装置によれば、エンジン回転数遅延手段
が、所定時間前のエンジン回転数を遅延エンジン回転数
とし、エンジン回転数と遅延エンジン回転数とを比較し
て、エンジン回転数が遅延エンジン回転数以下である場
合には、エンジン回転数を増音量設定用エンジン回転数
として出力し、エンジン回転数が遅延エンジン回転数よ
りも大きい場合には、遅延エンジン回転数を増音量設定
用エンジン回転数として出力するので、常にエンジン回
転数と遅延エンジン回転数とのうちの何れか小さいほう
が増音量設定用エンジン回転数となるので、例えば、ト
ランスミッションのギアの切り替え時のように短時間内
にエンジン回転数が上昇して下降するような場合には、
この急変化するエンジン回転数に追従して音量が増減す
るような不自然な音量制御が防止される。また、単にエ
ンジン回転数にのみ基づいた制御であるので、このよう
な音量制御を簡易なシステムで行なうことができる。し
たがって、請求項1記載の車両用音響機器の自動音量制
御装置と同様に、安価なシステムで違和感のない音量制
御をできるようになるという利点がある。
【0055】請求項3記載の本発明の車両用音響機器の
自動音量制御装置によれば、高域周波数特性調整手段
が、増音量設定手段により設定された増音量又は音響機
器の設定音量に基づいて高域周波数の音質調整を行なう
ので、高域周波数の過剰な増音を防止することができる
という利点がある。さらに、請求項3記載の本発明の車
両用音響機器の自動音量制御装置の増音量設定手段を、
音響機器の設定音量に基づいて増音量の設定を変更でき
るように構成すると、設定音量に応じたより違和感のな
い音量制御をできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック
図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の平均化回路(エンジン回転数平均
化手段)の演算結果の一例を示す模式図であり、(a)
は指数演算による演算結果を示す図、(b)は移動平均
による演算結果を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の増音量設定用のマップであり、
(a)は設定音量V0が所定音量V1以下のときに使用
するマップ、(b)は設定音量V0が所定音量V1より
も大きいときに使用するマップである。
【図4】本発明の第1実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の平均化回路(エンジン回転数平均
化手段)のブロック線図である。
【図5】本発明の第2実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック
図である。
【図6】本発明の第2実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の遅延回路(エンジン回転数遅延手
段)のブロック線図である。
【図7】本発明の第3実施形態としての車両用音響機器
の自動音量制御装置の構成を模式的に示す制御ブロック
図である。
【符号の説明】
1 エンジン回転数検出器(エンジン回転数検出手段) 2a 平均化回路(エンジン回転数平均化手段) 2b 遅延回路(エンジン回転数遅延手段) 3 制御テーブル(増音量設定手段) 10a,10b,10c 自動音量制御装置 11 手動音量調整器 12 音量自動調整手段 12a 音量調整器 12b 高域周波数特性調整器(高域周波数特性調整手
段) V 音量 V0 設定音量 ΔV 増音量 Nxi エンジン回転数 Nyi 増音量設定用エンジン回転数 Nxi-m 所定時間前のエンジン回転数,遅延エンジン回
転数

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に設けられた音響機器の設定音量
    を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置
    において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 該エンジン回転数検出手段からの検出情報に基づいて、
    該エンジン回転数が増加傾向のときには、該エンジン回
    転数の該増加傾向を平均化処理して、該エンジン回転数
    の該増加傾向よりも増加傾向の鈍い増音量設定用エンジ
    ン回転数を出力するエンジン回転数平均化手段と、 該増音量設定用エンジン回転数に応じて該音響機器の増
    音量を設定する増音量設定手段と、 該増音量設定手段により設定された該増音量に基づいて
    該音響機器の音量を制御する音量自動調整手段とをそな
    えて構成されていることを特徴とする、車両用音響機器
    の自動音量制御装置。
  2. 【請求項2】 車室内に設けられた音響機器の設定音量
    を自動的に調整する車両用音響機器の自動音量制御装置
    において、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 該エンジン回転数検出手段からの検出情報に基づいて、
    所定時間前のエンジン回転数を遅延エンジン回転数と
    し、該エンジン回転数と該遅延エンジン回転数とを比較
    して、該エンジン回転数が該遅延エンジン回転数以下で
    ある場合には、該エンジン回転数を増音量設定用エンジ
    ン回転数として出力し、該エンジン回転数が該遅延エン
    ジン回転数よりも大きい場合には、該遅延エンジン回転
    数を該増音量設定用エンジン回転数として出力するエン
    ジン回転数遅延手段と、 該増音量設定用エンジン回転数に応じて該音響機器の増
    音量を設定する増音量設定手段と、 該増音量設定手段により設定された該増音量に基づいて
    該音響機器の音量を制御する音量自動調整手段とをそな
    えて構成されていることを特徴とする、車両用音響機器
    の自動音量制御装置。
  3. 【請求項3】 該音量自動調整手段が、該増音量設定手
    段により設定された該増音量又は該音響機器の該設定音
    量に基づいて、該音響機器の該音量における高域周波数
    の音質調整を行なう高域周波数特性調整手段をそなえて
    いることを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用音
    響機器の自動音量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010116049A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Honda Motor Co Ltd 能動型音響制御装置

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