JP3709013B2 - 熱接着貼合貼り紙 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、障子紙、スクリーンのように両面が目にふれる貼り紙に関し、アイロン、加熱こて等の熱で簡単に貼り替えができ、貼り替え時の手間が省ける熱接着貼合貼り紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明の出願人は、本出願の熱接着貼合貼り紙に先行して、アイロン等の加熱・加圧によって簡単に貼り替え可能な「熱接着障子紙」を実公昭63−50320号公報において開示し、さらに特開平5−77800号公報において、スチームアイロンの使用で壁紙、襖紙、障子紙等の加熱面より広い面積の紙シート材を皺なく貼れるように改善した「熱接着紙シート」を開示した。さらに、特開昭7−30075号公報において、貼着後仕上がり状態も優れた「熱接着貼り紙」を開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記一連の公報に記載された従来の技術を障子紙に適用すると、それぞれの目的に対しては、それ相当の効果を奏するものではあるが、何れも、程度の差こそあれ、紙基材の片面に形成された熱接着樹脂が、貼り付け時の再加熱によって光沢にムラが生じて見苦しくなったり、島状(半球状)の熱接着樹脂が手や肌に触れるとザラついて違和感を生じる。
【0004】
この発明において解決しようとする課題は、熱接着貼合貼り紙において、熱接着の機能を害することなく、手に触れてもザラつかず、貼り付け作業時の再加熱によっても、熱接着樹脂の表面の光沢が目に触れにくく、本来の紙らしさを維持できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙シート基材の片面に熱接着樹脂層を設けた熱接着貼合貼り紙において、この熱接着樹脂層の上に繊維材の層、たとえば、紙或いは不織布の層を形成して、繊維材の層と紙シート基材の空隙率の比が10:1以上とすることによって、視覚的に熱接着樹脂の存在を感じさせないようにしてその課題を解決した。
【0006】
熱接着樹脂層は、紙シート基材の片面の全面に形成されていても良く、また、その片面に複数の非連続の島状に形成されていても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
この発明に使用する紙シート基材としては、いわゆる障子紙原紙の他に、特公平5−77800号公報に開示した「紙シート材」を使用することができ、更に、貼り付け後の剥がれの原因となる紙の水分放出(乾燥)に伴う紙の収縮力を小さくするため、親水性繊維はなるべく少なく、疎水性繊維を5〜100%配合して、温度変化、湿度変化に対する寸法安定性を向上させた紙シート基材が好ましい。疎水性繊維としては、上記公報に開示された「疎水性感熱収縮繊維」や「無機質繊維」や「ビニロン繊維」の中から任意に選択して使用する。
【0008】
さらに、紙シート基材と熱接着樹脂との接着性を高めるためには、紙シート基材に、熱接着樹脂に対して親和性が高い合成繊維を5〜100%配合した方が好ましい。例えば、熱接着樹脂がポリエチレン系、EVA系、変性EVA系、アイオノマー系の場合は、ポリオレフィン樹脂の繊維等が適当である。ポリエステル系樹脂にはポリエステル繊維等、ポリアミド系にはナイロン繊維等が適当である。さらに、200°C以下で熱寸法安定性のよい繊維は、パルプ、レーヨン、靭皮繊維等セルロース繊維やポリエステル繊維等である。上記繊維が10〜90%配合されたものが望ましい。好ましくは20〜80%である。
【0009】
さらに、紙シート基材は、熱接着樹脂2の過剰な滲み込みを防ぐため、空隙率を小さくした方が好ましい。紙シート基材の空隙率は、不織布の空隙率より小さくすることが望ましい。そのためには、1:10以上、とくに1:50以上であるのが好ましい。空隙率を透気度で置き換えて測定すると、空隙率は透気度に反比例するから、紙シート基材の透気度は、10mmφ200cc2枚の条件下で、不織布の透気度が0.2秒のときは、2秒以上、好ましくは、不織布の透気度が0.4秒のときで20秒以上である。紙シート基材の空隙率を制御する方法として、パルプの叩解度を上げる方法がある。通常の障子紙では、18〜20度程度であるが、20度以上が望ましい。さらに、熱接着樹脂の融点より融点が高い熱溶融繊維を5〜95%配合して空隙を埋めた紙の層を設けて制御することもある。前記熱溶融繊維としては、ポリエチレンパルプ(たとえば、三井石油化学製SWP)、ポリビニルアルコール繊維、PE・PP複合繊維、PE・PET複合繊維、ポリ塩化ビニル繊維等がある。さらに紙シート基材に、熱硬化性或いは熱可塑性のウレタン樹脂やアクリル樹脂、EVA樹脂、澱粉のエマルジョンを単独または複合で塗布後加熱乾燥して空隙を防ぎ、熱接着樹脂の転移を抑えることもある。
【0010】
紙シート基材の片面に形成される熱接着樹脂の層としては、特公平5−77800号公報に開示した「感熱性接着剤」を使用できるが、とくに、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、エチレン−エチルアクリレートコポリマー(EAA)、アイオノマー樹脂、ウレタン樹脂及びそれらの誘導体の融点が60〜180°Cのものが望ましい。
【0011】
熱接着樹脂の層の厚みは、その上に形成される不織布の空隙に関係するが、その厚さの1/5〜1倍好ましくは1/2〜1倍あることが望ましい。熱接着樹脂の層の形成は、特公平5−77800号公報に開示した「接着剤層の形成方法」を適用することができる。すなわち、たとえば、実公昭63−50320号公報等に記載された(1)感熱性接着剤をTダイスより押し出しラミネートする方法、(2)感熱接着剤フィルムを接着剤または加熱により接着する方法、(3)感熱性接着剤のエマルジョンを塗布乾燥する方法、更に、(4)実開昭62−75041号公報等に開示されたもの、或いは、(5)感熱性接着性樹脂樹脂繊維で作った「熱接着型不織布」を接着するか、または、紙製造時に熱接着型不織布の層を抄き合わせて作る方法等がある。
【0012】
更に、熱接着樹脂の層に通気性を持たせるため、(1)のTダイスフィルムラミネート法のTダイスの内部に整流板や堰板等を配置した「ダイ内法」や、Tダイス外部(先端)に針状棒、ロッド棒等を適宜配置した「ダイ外法」によって、「筋塗り」、「ストライプ塗工」を行う場合もある。また、(2)の感熱接着剤フィルムを加熱または接着剤により接着するに当たっては、実開昭55−85831号公報に開示されたように、フィルムに前もって穴開け加工を施したものや、フィルムに前もって細かいスリット(切れ目)加工を施したものを使用する場合もある。
【0013】
その他、ホットメルトスプレーガンで加熱溶融樹脂を霧状、線状、スパイラル状に塗布する場合もある。
【0014】
また、熱接着樹脂は、障子紙全体の通気性の確保のために、それぞれが独立した島状に形成することができる。それぞれの島の大きさは不織布の厚さと空隙率に比例する。島状の熱接着樹脂の形成後の島の大きさ或いは高さは、不織布の厚さの1/2〜2倍が望ましい。島状樹脂の島の合計面積は、紙シート基材の面積の面積の20〜90%が望ましい。
【0015】
熱接着樹脂の非連続の島状樹脂は、上述した熱接着樹脂と同様のものを使用することができるが、好ましくは、水分の変化によって左右されない接着力と風合を損なわない性状を有する疎水性のLDPE系、EVA系、変性EVA系、ポリエステル系、ポリアミド系、変性PE系、アイオノマー系、ポリ塩化ビニール系がよい。
【0016】
島状樹脂の形成方法としては、樹脂を粉砕してパウダーとして、パウダースキャター法またはパウダードット法により散布または塗布し、或いは、パウダーを溶媒に入れてペーストにしたり、エマルジョンをペーストにしてペーストドット法によりスクリーンロールより紙シート基材へ転写した後、加熱装置を通して紙シート基材及び不織布へ熱溶融接着して形成する。転写の方法としては、パウダーを加熱溶融させてスクリーンロールより紙シート基材へ転写後、不織布をのせて冷却形成する方法を採用こともできる。また、前記樹脂のエマルジョンをスプレーで紙シート基材へ噴霧したり、グラビア版に塗布し紙シート基材へ転写して、不織布をのせて加熱して溶剤を飛ばして形成する。さらに、この方法を複合して加工を行うダブルドット法にて形成してもよい。すなわち、紙シート基材へ直接接着する樹脂をペーストドット法により紙基材へ転写した後、パウダードット法により樹脂をその上に散布してペーストドット上以外に散布したパウダー樹脂を吸引除去して、紙シート基材へペーストドットの島を設けて、その島の上にパウダー樹脂の岩を設け、その上に不織布をのせて加熱乾燥装置で乾燥加熱溶融させて形成する。
【0017】
ペーストドット用樹脂としては、前記「熱接着樹脂」の他に、熱可塑性或いは熱硬化性のウレタン樹脂、アクリル樹脂等の誘導体の単体または複合の樹脂ペーストでもよい。選定に当たっては、紙基材への接着性は良好であるが、再加熱時(障子貼り作業時)、紙シート基材へ滲み込みにくい樹脂、すなわちパウダードット樹脂よりメルトフローレート(MFR)が低く融点(MP)が高い方が望ましい。さらに、パウダードット(岩)の熱接着樹脂との接着性を向上させるため、同系の樹脂を(島)へ混入することもある。
【0018】
パウダードット用樹脂は、障子の桟へ熱接着するためであるので、前記「熱接着樹脂」のうち、ペーストドットで設けた(島)の樹脂に接着性の良いものであって、不織布への接着性の良い樹脂を選べばよい。さらに、ペーストドット用樹脂に疎水性樹脂を使い、紙シート基材の吸湿(水)性を分断すると、パウダードット樹脂として水溶性の変性PVA系も使用可能となる。この場合は、アイロン貼り付けで、剥がす時は桟側より加水すれば、桟を汚さず剥がすことが可能である。
【0019】
また、熱接着樹脂の上に貼り付ける不織布としては、湿式また乾式のものが使用できるが、とくに、特公平5−77800号公報に開示した「紙シート材」のうち、空隙率の10倍以上、好ましくは50倍以上の空隙率を持ったものが良い。不織布の空隙率が20%の場合は、不織布の厚さの1/5以上の熱接着樹脂の層厚で接着可能となる。熱接着樹脂を島状に形成する場合は、不織布の空隙率が50%とすると、接着に寄与する面積は10〜45%となる。
【0020】
また、特公平5−77800号公報に記載されているように、紙シート基材の上に熱接着樹脂フィルムをラミネートし、熱接着樹脂フィルムを再加熱して溶融させ、不織布を付着させるようにしてもよい。また更に、紙シート基材の上に熱接着樹脂フィルムをラミネートし、熱接着樹脂フィルムの上に別の接着剤を塗布して不織布を貼り合わせる等の手段が採用できる。
【0021】
この発明は、先に開示した熱接着樹脂を紙シート基材全面に設けた「熱接着障子紙」(実公昭63−50320号公報参照)、或いは、熱接着樹脂を非連続の島状に形成した「熱接着貼り紙」(特開昭7−30075号公報参照)、及び、「複層粒状熱接着貼り紙」(特願平8−133783号明細書参照)の何れにも適用できる。とくに、熱接着樹脂を片面全面に形成した障子紙にこの発明を適用した場合には、熱接着樹脂層の光沢のムラの発生を無くすという効果がある。また、熱接着樹脂を非連続の島状に形成した障子紙にこの発明を適用した場合には、島状接着剤が手に触れるとざらついて不快感を与える欠点も解消される。
【0022】
【実施例】
添付図1及び図2は、この発明の熱接着貼合貼り紙の実施例を示す。
【0023】
図1は、紙シート基材の片面全面に熱接着樹脂層を設けた熱接着貼合貼り紙における作用を示すもので、(a)は貼り付け前の状態を示し、(b)は貼り付け後の状態を示す。図中、紙シート基材1の片面全面に、熱接着樹脂層2を設けた例を示しており、熱接着樹脂層2の上に繊維材の層、たとえば、紙或いは不織布の層3を形成している。この(a)に示す熱接着貼合貼り紙は、(b)に示すように、障子桟4のような被接着物に熱接着樹脂層2を不織布の層3を介して当てがって、アイロンのような手段で、その上から加熱押圧力5を加えると、熱接着樹脂層2を形成している樹脂の中、障子桟4と接している部分の溶け出し樹脂は、不織布の層3内に滲み込み、さらに、滲み出して、被接着物面上に転移する。これは、紙シート基材1よりも不織布の層3の方が空隙率が大きいので、樹脂が滲み込み易いからである。これを自然冷却することによって障子紙は被接着物に接着する。この際、熱接着樹脂層2の中、被接着物と接触しない部位の樹脂は、圧力が加わらず、伝導による熱量が不足して、転移する程溶融しないので不織布の層3の表面へ滲み出すことはない。したがって、障子紙の裏側、すなわち、障子桟4側から見た場合でも、熱接着樹脂層2の表面が直接見えることはない。これにより、貼り付け時の再加熱によって熱接着樹脂層2の表面の光沢にムラが生じるとという問題は解決される。このように、この発明の貼り紙は、仕上がりは美麗で接着樹脂が見えることもない。
【0024】
また、接着部位の熱接着樹脂の層3は、層内に不織布が存在しているので、不織布強化樹脂として一体化している。そのため、貼り替えの際に古い紙を剥がそうとするとき、被接着物側に熱接着樹脂が残りにくく、アイロン等の熱で簡単に被接着物から剥がすことができる。
【0025】
また、図2は紙シート基材の片面に複数の非連続の島状の熱接着樹脂の層を設けた熱接着貼合貼り紙の例を示す。この場合、(a)に示すように、紙シート基材1の片面に複数の非連続の島状の熱接着樹脂の層6を設けた熱接着貼合貼り紙において、前記島状の熱接着樹脂の層6の上に繊維材の層、たとえば、紙或いは不織布の層3を形成している。
【0026】
この例の場合も、図2(b)に示すように、障子桟4のような被接着物に島状の熱接着樹脂の層6を不織布の層3を介して当てがって、アイロンのような手段で、その上から加熱押圧力5を加えると、島状の熱接着樹脂の層6を形成している樹脂の中、被接着物と接している部分の溶け出した樹脂は不織布の層3内に滲み込み、さらに、滲み出して、被接着物面上に転移する。これを自然冷却することによって障子紙は被接着物に接着する。この際、島状の熱接着樹脂の層6の中、被接着物と接触しない部位の樹脂は、圧力が加わらず、伝導による熱量が不足して、転移する程溶融しないので不織布の層3の表面へ滲み出すことはない。すなわち、島状の熱接着樹脂の層6の表面は、均一な表面を有する不織布の層3で覆われているので、障子紙の裏側、すなわち、障子桟4側から触った場合でも、ザラついた感じを受けることはない。また、接着部位の島状の熱接着樹脂の層6は、層内に不織布が存在しているので、不織布強化樹脂として一体化している。そのため、貼り替えの際に古い紙を剥がそうとするとき、被接着物側に熱接着樹脂が残りにくく、アイロン等の熱で簡単に被接着物から剥がすことができる。
【0027】
図3は、熱接着樹脂層の上に不織布の層を形成するため例を示す。
【0028】
同図において、紙シート基材ロール11から引き出された紙シート基材12と、不織布ロール13から引き出された不織布14との間に、Tダイス15から供給された高温の熱接着樹脂フィルム16を挟んだ状態で、冷却ロール17とタッチロール18の間を通過させ、紙シート基材12の上に熱接着樹脂フィルム16をラミネートするとともに、熱接着樹脂フィルム16の上に不織布14を貼り合わせることにより、熱接着貼合貼り紙19を製造する。この熱接着貼合貼り紙19は巻き取られて熱接着貼合貼り紙ロール20となる。
【0029】
以下の材料から熱接着貼合貼り紙を製造し、その特性を評価した。
【0030】
【0031】
Tダイス法で上記の材料から製品を作成し、ボール紙へ160°Cのアイロンで貼り付けた後、15mm幅にカットして引っ張り試験機にて接着強度を測定し、表1に示す結果を得た。また、光沢ムラ、ざらつきについても官能試験を行った。表1において、二重丸印は非常に良好、丸印は良好、かけ印は不可を示す。
【0032】
【表1】
表1から分かるように、熱接着樹脂と不織布の接着性が良好であれば、不織布の1/2以下の厚さの樹脂でも市販のアイロン貼り障子紙と同等以上の接着強度を得ることができる。また、障子へ貼り付けた後は、樹脂の光沢ムラは殆ど見えず、紙の美観風合を保っていた。また、ざらつきも感じられなかった。
【0033】
【発明の効果】
(1)紙シート基材の片面に熱接着樹脂層を設けた熱接着貼合貼り紙において、熱接着樹脂層の上に紙シート基材よりも空隙率が大きな繊維材の層を形成したので、加熱接着後、熱接着樹脂層が直接見えることがなく、視覚的に紙らしさを維持できる。
【0034】
(2)熱接着樹脂が島状に形成されている場合でも、島状の熱接着樹脂が平坦な表面を有する繊維材で覆われるので、手に触れたときにざらついた不快感を与えることがない。
【0035】
(3)接着部位の熱接着樹脂の層内に不織布が存在しているので、結果として接着樹脂が強化され、アイロン等の熱で簡単に被接着物からきれいに剥がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示すもので、紙シート基材の片面全面に熱接着樹脂層を設けた例を示す。
【図2】 この発明の他の実施例を示すもので、紙シート基材の片面に複数の非連続の島状の熱接着樹脂の層を設けた例を示す。
【図3】 熱接着樹脂層の上に不織布の層を形成するための方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 紙シート基材、2 熱接着樹脂の層、3 不織布、4 障子桟、5 加熱加圧、6 非連続の島状の熱接着樹脂の層、11 紙シート基材ロール、12 紙シート基材、13 不織布ロール、14 不織布、15 Tダイス、16 熱接着樹脂フィルム、17 冷却ロール、18 タッチロール、19 熱接着貼合貼り紙、20 熱接着貼合貼り紙ロール
Claims (3)
- 紙シート基材の片面に熱接着樹脂層が設けられた熱接着貼合貼り紙において、
熱接着樹脂層の上に紙シート基材よりも空隙率が大きな繊維材の層が形成されており、
繊維材の層と紙シート基材の空隙率の比が10:1以上である熱接着貼合貼り紙。 - 熱接着樹脂層が紙シート基材の片面の全面に形成されている請求項1に記載の熱接着貼合貼り紙。
- 熱接着樹脂層が紙シート基材の片面に複数の非連続の島状に形成されている請求項1に記載の熱接着貼合貼り紙。
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