JP3709011B2 - エアゾール用遅延噴射装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、エアゾール内容物をバルブの開弁操作後に、一定の時間を経過してから内容物の噴射が行われるようにする、エアゾール用遅延噴射装置に係るもので、殺虫剤の噴射等、人体に悪影響を及ぼすような内容物の噴射に用いる場合に特に有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、密閉室内に殺虫剤等を大量に噴霧し、ゴキブリ、ダニ等の、室内の有害虫を排除するために用いられるエアゾール装置として、エアゾール内容物の連続的な噴射を可能としたものが存在する。
【0003】
このエアゾール装置は、一度の開弁噴射操作を行うと、操作者が連続的に押釦等を押圧する事なく、放置状態に於て内容物を連続的に最後まで排出し、大量のエアゾール内容物を放出する事ができるようにしたものである。このようなエアゾール殺虫剤は、室内、倉庫、車内等の害虫を排除する場合に有効なものとなっている。
【0004】
しかしながら、この連続的な内容物の噴射は、比較的短時間に大量に行われるため、エアゾール装置の操作をする人間がエアゾール内容物を吸引したりすると、健康被害を受ける可能性がある。そこで操作者が開弁操作を行い、室外に退去するまでの時間、エアゾール内容物の噴射を行わず、操作者が室外に退去するまでの余裕の時間を経た後に、エアゾール内容物が連続的に噴射される事が好ましい。
【0005】
従来、このようなエアゾール内容物の遅延噴射を行う方法として、特公平8−29792号に開示される如く、エアゾール内容物の噴射回路に、粘性の高い高粘度液体を充填したものが存在する。この方法は、高粘度液体をエアゾール内容物の噴出圧力によって、除去した後にエアゾール内容物を噴射するもので、エアゾール内容物の導出路の一部に高粘度液体を配置するため、この高粘度液体の排出に一定の時間が掛かる結果、遅延噴射が可能となるものである。
【0006】
また、特公平5−61975号に記載の従来公知例に於ては、エアゾール内容物の噴射圧力によって膨張する風船等を、エアゾール内容物の導出路を遮蔽するように配置し、開弁操作によって膨脹する風船を、常時は風船と接触する事のない間隔を設けて配置した突起等に接触させ、風船を破壊する事によってエアゾール内容物をノズルから噴射するようにしたものが存在する。
【0007】
また、上記の刊行物には、開弁操作によりエアゾール内容物の圧力が加えられた時に、導出路に充填していた遮閉体を、ノズルと連通する広い室内に噴出圧力で放出し、エアゾール内容物の噴出を可能とするようにした遅延噴射装置が記載されている。この方法は、遮蔽体が導出路から押し出される迄に、一定の時間が掛かる為に遅延噴射が可能となるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公平8−29792号に開示される如く、エアゾール内容物の噴射回路に、粘性の高い高粘度液体を充填したものは、構造を極めて複雑とするばかりでなく、目詰まり等の危険を生じ、エアゾール内容物の噴射を不可能とする可能性が極めて高いものである。
【0009】
また、特公平5−61975号に記載の従来公知例に於ては、エアゾール内容物の噴射圧力によって、膨張する風船等を用いたり、導出路に充填していた遮閉体を、ノズルと連通する広い室内に噴出圧力で放出する方法を用いるものであるから、エアゾール内容物の遅延噴射は可能となるものの、機構を複雑化し、装置を大型化するため、高価な装置となる欠点を有している。
【0010】
本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、複雑な機構を用いる事なく、簡易な構成により信頼性の高い、エアゾール内容物の遅延噴射を可能とするとともに、エアゾール容器の連続噴射機構も従来公知のものをそのまま用いる事が可能で、廉価に遅延噴射装置を提供する事ができるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の如き課題を解決するため、エアゾール容器のステムと噴射ノズルとの間隔に形成されるエアゾール内容物の噴出路に、エアゾール内容物との接触によって、少なくとも一部を溶解し噴出路を開放する遮閉体を多孔板の表面にエアゾール内容物と接触して溶解する溶解物質を付着させて配置し、この遮閉体の両面に、エアゾール内容物の流通口を有する弾性体を配置するとともに、エアゾール容器のステムを継続的に押圧可能な連続噴射機構を設け、この連続噴射機構は、エアゾール容器の蓋体に係合したカバーの中央部に押釦を挿通するための装着口を設け、この装着口の内面下端に蓋体方向に突出するテーパー面を形成し、このテーパー面に係合可能な係合鍔を、押釦の外周に突出して形成して成るものである。
【0012】
また、遮閉体は、エアゾール内容物が、水系またはアルコール系の場合は、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル/無水マリン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルオキサゾリドン、ポリビニールスルホン酸、ポリアクリル酸系物質、ポリアクリルアマイド系物質またはポリアクリル酸系物質の、一種または複数種から成る溶解物質を用いるものであっても良い。
【0013】
また、遮閉体は、エアゾール内容物が石油系の場合は室温で形状が保持されるワックス又はパラフィン類を用いて溶解物質を形成するものであっても良い。
【0014】
【作用】
本発明は、上述の如く構成したものであるから、エアゾール内容物の噴射を行おうとする場合には、押釦を押圧するとか、押釦を回動するとか、若しくは他の任意の連続噴射機構を作動する事により、バルブ機構のステムをエアゾール容器の内部方向に押圧する。このステムの押圧は、一度押圧操作を行う事によって、以後特別な操作を行う事なく継続的に押圧され、エアゾール容器の弁は開放状態が持続する。
【0015】
すると、エアゾール容器内のエアゾール内容物は、ステムを介して噴出路に噴出され、噴射ノズル方向に移動しようとする。しかし、噴出路と噴射ノズルとの間隔には、遮閉体が配置されているため、噴射ノズルからエアゾール内容物が直ちに噴射される事はない。
【0016】
この遮閉体は、エアゾール内容物と接触する事により、一定時間後に溶解する物質により形成されているから、エアゾール容器の操作者は、この遮閉体がエアゾール内容物と接触して溶解するまでの間に室外に退去する事によって、噴射されるエアゾール内容物と接触する危険を防止する事ができる。また、この一定時間の経過後は、遮閉体はエアゾール内容物によって溶解され、エアゾール内容物とともに噴射ノズルから外部に排出されるから、以後のエアゾール内容物の噴射に何ら支障を生じる事がないものである。
【0017】
また、この遮閉体は極めて構造が簡易なものであって、噴出路に於けるステムと噴射ノズルとの間隔に配置するのみであるから、製造コストを高めたりする事も殆どない。また、遮蔽体はエアゾール内容物によって溶解されるものであるから、高粘度物を用いた場合の如く、目詰まりを生じることもない、廉価な遅延噴射装置を得る事ができるものである。
【0018】
また、この遮閉体の上下にオーリング等の弾性体を配置する事により、ノズル体等の部材による遮閉体への押圧力を一部に集中させる事がなく、分散する事が可能となるから、遮閉体の破損等も防止できるものである。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(1)はエアゾール容器で、図1に示す如く、固定した蓋体(3)の中央部にステム(4)を突出し、このステム(4)の下端には、エアゾール容器(1)内に於て、バルブ機構(図示せず)を設置している。
【0020】
また、エアゾール容器(1)は内部にエアゾール内容物を充填しているが、このエアゾール内容物は、殺虫剤、消毒剤、消臭剤等の任意の内容物を充填する事ができる。また、エアゾール内容物としては、水系のエアゾール内容物、アルコール系のエアゾール内容物、石油系のエアゾール内容物等を配慮する事が可能となる。
【0021】
また、エアゾール容器(1)の上端には、蓋体(3)の外周に下端を係合したカバー(5)を配置している。このカバー(5)は、エアゾール容器(1)の蓋体(3)に下端を固定するとともに、図4に示す如く、上面の中央部に押釦(10)を挿通するための装着口(6)を設けている。また、この装着口(6)の内面下端には、蓋体(3)方向に突出するテーパー面(7)を形成している。
【0022】
また、このカバー(5)の装着口(6)には、下端をステム(4)に接続し、上端に噴射ノズル(8)を設けた押釦(10)を装着している。そして、この押釦(10)の外周には、係合鍔(11)を突出し、この係合鍔(11)をカバー(5)のテーパー面(7)に係合可能としている。そして、この係合鍔(11)がテーパー面(7)に係合しない状態に於ては、押釦(10)はステム(4)を押圧する事がなく、エアゾール容器(1)内の弁を非開放状態としている。このように、テーパー面(7)を設けたカバー(5)と押釦(10)の係合鍔(11)とにより、連続噴射機構(9)を構成している。
【0023】
また、この連続噴射機構(9)は、従来公知の任意の機構を選択して使用することが可能であり、押釦(10)を押圧後に固定するようにしたものであっても良いし、押釦(10)とカバー(5)を螺着関係に形成したものであっても良い。
【0024】
また、このステム(4)と接続する押釦(10)の内部には、ステム(4)から噴射ノズル(8)までエアゾール内容物を導くための噴出路(12)を形成している。また、この噴出路(12)には、噴出路(12)を遮断するように遮蔽体(13)を配置している。
【0025】
この遮蔽体(13)は、図5に示す如く、約300メッシュ程度の金網等の多孔板(14)の両面に溶解物質(15)を塗布する事により、開弁後のエアゾール内容物の流通を少なくとも一時的に阻止できるように形成している。この溶解物質(15)はエアゾール内容物との接触により溶解して排除されるが、エアゾール内容物と接触しない場合には、固形の形状を保持し得る素材にて形成している。
【0026】
また、この溶解物質(15)は、エアゾール内容物の組成に応じて選択的に素材を用いる必要があり、水系エアゾール内容物とかアルコール系エアゾール内容物の場合には、溶解物質(15)として、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル/無水マリン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルオキサゾリドン、ポリビニールスルホン酸、ポリアクリル酸系物質、ポリアクリルアマイド系物質、ポリアクリル酸系物質等を選択的に用いる事が可能で、これらの一種若しくは二種を任意に用いる事ができる。
【0027】
また、エアゾール内容物が石油系である場合には、室温で固形形状を保つ事ができるワックス又はパラフィン類を用いる。
【0028】
そして、このような素材により形成した遮蔽体(13)を、図1に示す如く、噴出路(12)の軸方向と直角に配置するとともに、この遮蔽体(13)の上下両面にエアゾール内容物の流通口(16)を有するオーリング等の弾性体(17)を配置している。この弾性体(17)を配置する事により、遮蔽体(13)を噴出路(12)に固定する場合、その固定位置に於てノズル体(18)により遮蔽体(13)に一定の圧力が加えられても、この圧力は弾性体(17)によって緩衝されるため、遮蔽体(13)が破損したりする事がなく、製品の信頼性を高める事が可能となる。
【0029】
また、この遮蔽体(13)は押釦(10)の上端から開口した嵌合口(20)に挿入し、この嵌合口(20)の下底に配置する。そして、この嵌合口(20)には、押釦(10)とは別体に形成したノズル体(18)を挿入し、ノズル体(18)の下端と嵌合口(20)の下底との間に遮蔽体(13)を配置するものである。
【0030】
上述の如く構成したものに於て、エアゾール内容物の噴射を行おうとする場合には、押釦(10)を回動する事により、押釦(10)の外周に突出している係合鍔(11)が、カバー(5)の内面の蓋体(3)方向に傾斜突出しているテーパー面(7)と接触する。そして、押釦(10)の継続的な回動により、テーパー面(7)を摺動した係合鍔(11)は、押釦(10)を蓋体(3)方向に押し下げステム(4)を押圧するから、ステム(4)と連通しているエアゾール容器(1)内の弁機構(図示せず)が開放される。
【0031】
そして、この開弁状態は、テーパー面(7)の下端に係合鍔(11)が係合した状態となっているから、連続開弁状態が保たれるものとなる。また、連続開弁状態を安定良く行わせるためには、テーパー面(7)の下端部分に平坦な係合受部(21)を形成すれば、更に安定良く係合鍔(11)を保持する事ができる。
【0032】
この係合鍔(11)の係合受部(21)への係合によって、押釦(10)が押し下げられると、エアゾール内容物がステム(4)から噴出し、噴出路(12)を介して噴射ノズル(8)方向に移動しようとする。しかし、エアゾール内容物は遮蔽体(13)と接触して遮蔽され、噴射ノズル(8)から噴出する事ができない。この時、押釦(10)の操作を行った操作者は、エアゾール内容物の噴出開始前に室外に退去する事ができる。そして、操作者の室外退去後に、エアゾール内容物は溶解物質(15)を溶解する事によって、噴射ノズル(8)から外部に連続的に噴射する事が可能となる。
【0033】
この場合、溶解物質(15)が溶解し、噴射ノズル(8)から内容物が噴出されるまでの時間は、溶解物質(15)の種類、分子量、量、厚み等を調整する事により任意に設定できる。例えば、エアゾール内容物に石油系のエアゾール内容物を選択し、ワックス又はパラフィン類を多孔板(14)に塗布する事によって形成した場合、この溶解物質(15)の厚みが0.3〜1.0mmの場合には、一般的に5〜120秒後に溶解が完了し、噴射ノズル(8)からの噴射が開始される。
【0034】
また、上記実施例では遮蔽体(13)の上下に弾性体(17)を配置したが、この弾性体(17)は、必ずしも必須の条件ではなく、エアゾール容器(1)の製作工程に於て、慎重な取り扱いをしたりする事によって、必ずしも弾性体(17)を配置する必要はない。この場合は、図6に示す如く、ノズル体(18)の下端と嵌合口(20)の下底との間に、遮蔽体(13)を直接介装するものであってもよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成したものであるから、エアゾール内容物の連続噴射に於て、開弁動作から実際にエアゾール内容物が噴射されるまでの間にタイムラグを設け、この遅延時間内に操作者が安全に室外に退避する事ができる。また、この遅延噴射機構を、エアゾール内容物と接触して溶解する遮蔽体によって構成する簡便な方式としたから、複雑な機構を用いる事がなく、信頼性の高い製品を廉価に得る事が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】 エアゾール内容物の噴射状態を示す断面図。
【図3】 押釦の平面図。
【図4】 カバーの断面図。
【図5】 遮蔽体の拡大断面図。
【図6】 他の異なる実施例を示すエアゾール容器の断面図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
3 蓋体
4 ステム
5 カバー
6 装着口
7 テーパー面
8 噴射ノズル
9 連続噴射機構
10 押釦
11 係合鍔
12 噴出路
13 遮蔽体
14 多孔板
15 溶解物質
16 流通口
17 弾性体
Claims (3)
- エアゾール容器のステムと噴射ノズルとの間隔に形成されるエアゾール内容物の噴出路に、エアゾール内容物との接触によって、少なくとも一部を溶解し噴出路を開放する遮閉体を多孔板の表面にエアゾール内容物と接触して溶解する溶解物質を付着させて配置し、この遮閉体の両面に、エアゾール内容物の流通口を有する弾性体を配置するとともに、エアゾール容器のステムを継続的に押圧可能な連続噴射機構を設け、この連続噴射機構は、エアゾール容器の蓋体に係合したカバーの中央部に押釦を挿通するための装着口を設け、この装着口の内面下端に蓋体方向に突出するテーパー面を形成し、このテーパー面に係合可能な係合鍔を、押釦の外周に突出して形成した事を特徴とするエアゾール用遅延噴射装置。
- 遮閉体は、エアゾール内容物が、水系またはアルコール系の場合は、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル/無水マリン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルオキサゾリドン、ポリビニールスルホン酸、ポリアクリル酸系物質、ポリアクリルアマイド系物質またはポリアクリル酸系物質の、一種または複数種から成る溶解物質を用いるものである事を特徴とする請求項1のエアゾール用遅延噴射装置。
- 遮閉体は、エアゾール内容物が石油系の場合は室温で形状が保持されるワックス又はパラフィン類を用いて溶解物質を形成するものである事を特徴とする請求項1のエアゾール用遅延噴射装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11484896A JP3709011B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | エアゾール用遅延噴射装置 |
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Family Applications (1)
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JP11484896A Expired - Lifetime JP3709011B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | エアゾール用遅延噴射装置 |
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- 1996-05-09 JP JP11484896A patent/JP3709011B2/ja not_active Expired - Lifetime
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