JP3706076B2 - 水素発酵装置 - Google Patents

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は有機物、例えば有機性廃棄物を水素発酵により分解し、新エネルギーとして注目される水素ガスを回収する水素発酵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、クリーンエネルギーとしての水素の需要や燃料電池のエネルギー源としての水素の需要が高まっている。また、廃棄物排出量の増大やその処理、処分が社会問題となっている。
【0003】
このような状況の下、水素発酵による有機性廃棄物の処理が注目されている。水素発酵により有機性廃棄物を処理した場合、水素を生成しながら、環境浄化を行うことができる。また、最近、有機物を嫌気的条件下で分解して大量の水素を生成する嫌気性細菌など嫌気性微生物の存在が確認された。
【0004】
水素発酵は、炭水化物、タンパク質、脂質などの有機物を嫌気的発酵により二酸化炭素と有機酸等に分解する過程で起こる現象である。嫌気的発酵でメタンを生成する過程では炭水化物、タンパク質、脂質などの有機物を加水分解して有機酸を生成する可溶化酸生成段階と、有機酸をメタン、二酸化炭素、水に分解するメタン発酵段階の2段階からなる。水素発酵は酸生成段階において有機物を加水分解するときに生成する水素に着目する技術である。従来の有機物の嫌気的発酵では、この水素に着目しておらず、生成した水素はメタン菌による利用、他の細菌の電子受容体の還元やエネルギーの獲得などに消費されていた。
【0005】
水素生成能を持つ微生物は、大きく分けて非光合成嫌気性細菌と光合成嫌気性細菌とに分類される。非光合成嫌気性細菌は、光合成嫌気性細菌と比較して、水素生成速度が速く、光に依存せず、24時間連続して水素を発生することが可能であるというメリットがある。非光合成嫌気性細菌は糖類、有機酸、アミノ酸、タンパク質などから水素を生成する。
【0006】
図7は従来の水素発酵装置の概略的な構成図である。図において、101は水素発酵装置である。102は有機物を水素発酵により分解して水素ガスを生成する水素発酵槽である。103は有機物を水素発酵槽102に投入する流入管であり、104は水素発酵により生成した有機酸等を含む発酵液を水素発酵槽102から取り出す流出管である。105は水素発酵槽102内を攪拌し、水素発酵槽102に投入された有機物と水素発酵槽102内に存在する水素生成菌とをまんべんなく混合する攪拌装置である。
【0007】
次に動作について説明する。
有機物を流入管103を経由して連続的又は間欠的に水素発酵槽102に投入する。水素発酵槽102に投入された有機物は、攪拌装置105の攪拌により水素発酵槽102内に存在する水素生成菌とまんべんなく混合し、水素発酵により分解して水素ガスを生成する。水素発酵が進行すると、水素発酵槽102の液相において水素濃度が上昇し、気相において水素分圧が上昇する。有機酸等を含んだ発酵液は流出管104を経由して系外に取り出される。
【0008】
例えば、有機物がグルコースの場合、理論的には水素発酵により(1)式で示す反応が起こり、1モルのグルコースから4モルの水素ガスが生成する。しかし、実際には、酢酸以外にアルコールなども生成し、その分だけ水素ガスの生成効率は低下する。
Figure 0003706076
また、この反応は水素生成細菌のヒドロゲナーゼの働きによって起こり、ヒドロゲナーゼは水素ガスの発生または吸収をともなう酸化還元反応を触媒する酵素であり、(2)式に示す可逆反応により水素ガスの酸化やプロトンの還元を行う。このため、水素発酵槽内の液相中の水素濃度や気相中の水素分圧が上昇すると、生成した水素ガスが消費され、水素ガスの生成効率が低下する。
【数1】
Figure 0003706076
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の水素発酵装置は以上のように構成されているので、水素発酵槽内で生成する水素ガスにより、水素発酵槽内の液相中の水素濃度や気相中の水素分圧が上昇すると、(2)式に示す可逆反応により、生成した水素ガスが消費され、従って、連続して安定した水素ガスの生成を行うことができず、その結果、水素ガスの生成効率が低下するという課題があった。
【0010】
これらの課題を解決するためには、水素反応槽内を減圧し、水素ガスを強制的に反応系外に取り出せばよいが、その場合には、水素反応槽内を減圧にするための装置を設けなければならず、過去に行われた例では、28.4kPa程度の減圧では余計な作業を行うために維持管理が煩雑になるわりに水素ガス生成効率の向上が認められない(「エバラ時報,No.183(1999−4),p38〜45」参照)という課題があった。
【0011】
また、機械式の攪拌装置を備えた水素発酵槽では、生物反応により生成するバイオガスや代謝副産物が滞留し易くなり、これらに起因して生成する硫化水素やアンモニアにより、水素発酵を行う微生物の活性が阻害され、水素ガスの生成に支障が生じていた。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、不活性ガスを水素発酵槽内に導入して、水素発酵槽内で生成した水素ガスを不活性ガスとともに水素発行槽外に排出し、水素発酵槽から流出した混合気体から水素ガスあるいは不活性ガスを分離して、水素ガス分離後の気体あるいは分離された不活性ガスを水素発酵槽に返送する水素発酵装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る水素発酵装置は、有機物を水素発酵により分解する水素発酵槽と、水素発酵槽内に不活性ガスを導入する不活性ガス導入手段と、水素発酵槽より排出される気体から水素ガスを分離する水素ガス分離手段と、水素ガス分離手段より排出される気体を水素発酵槽に返送するガス返送手段とを備えたものである。
【0014】
この発明に係る水素発酵装置は、水素ガス分離手段が、水素ガス分離膜および/または水素ガス吸着材を有するものである。
【0015】
この発明に係る水素発酵装置は、有機物を水素発酵により分解する水素発酵槽と、水素発酵槽内に不活性ガスを導入する不活性ガス導入手段と、水素発酵槽より排出される気体から不活性ガスを分離する不活性ガス分離手段と、不活性ガス分離手段より排出される気体を水素発酵槽に返送するガス返送手段とを備えたものである。
【0016】
この発明に係る水素発酵装置は、不活性ガス分離手段が、不活性ガス液化装置および/または不活性ガス吸着剤を有するものである。
【0017】
この発明に係る水素発酵装置は、不活性ガスが、窒素ガスおよび/または希ガスであるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による水素発酵装置の概略的な構成図である。図において、1は水素発酵装置、2は有機物を水素発酵により分解して水素ガスを生成する水素発酵槽であり、嫌気状態を保持するように製作され、温度、pH、有機物負荷、滞留時間などが水素ガス生成効率が高くなる条件に調整される。3は有機物を水素発酵槽2に投入する流入管である。水素発酵槽2に投入する有機物は固体状態のものでも、液体状態のものでもよい。4は水素発酵により生成した有機酸等を含む発酵液を水素発酵槽2から取り出す流出管である。5は不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置であり、6は不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガス及び後述する水素ガス分離装置7から返送されてきた水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2内に導入し、水素発酵槽2内をバブリングする不活性ガス導入管である。7は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体から当該水素ガスを分離し、水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2に返送する水素ガス分離装置である。
【0019】
水素ガス分離装置7において、8は水素ガスを透過させる水素ガス分離膜を備え、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の水素ガスを水素ガス分離膜に透過させることにより、この混合気体から水素ガスを分離する水素ガス分離部、9は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体を水素ガス分離部8へ移送するガス移送管、10は水素ガス分離部8から流出した水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2に返送するガス返送管である。
【0020】
図2は実施の形態1の水素発酵装置を構成する水素ガス分離装置の水素ガス分離部の概略的な構成図である。図において、11は水素ガス分離膜ユニットである。12は水素ガス分離膜ユニット11を構成する個々の水素ガス分離膜エレメントであり、内部に水素ガス分離膜を有し、ガス移送管9を通して移送されてきた、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体が流入するガス流入部13と、水素ガス分離膜を透過した水素ガスが流出する水素ガス流出部14と、水素ガス分離膜による水素ガス分離後の気体が流出するガス流出部15とを備える。16は水素ガス分離膜を透過した水素ガスを吸引するポンプである。
【0021】
水素発酵槽2に投入された有機物と水素発酵槽2内に存在する水素生成菌とをまんべんなく混合するために水素発酵槽2内を攪拌する必要があるが、その方式として機械式の攪拌装置を水素発酵槽2に設ける方法や、酸素以外の気体を水素発酵槽2内に導入する方法がある。この実施に形態では、不活性ガス導入管6を通して水素発酵槽2内に導入される不活性ガスを水素発酵槽2内の攪拌に用いる。
【0022】
水素発酵槽2内に導入する不活性ガスとして、窒素ガス、希ガスが好ましく、特に窒素ガスが好ましい。その理由を以下に示す。
▲1▼水素発酵槽2内では、窒素ガスや希ガスを生成する反応が起こらない。このため、水素発酵槽2内に導入する窒素ガスや希ガスは水素ガスを追い出すためだけに利用され、水素発酵槽2内の生物反応に影響を及ぼさない。
▲2▼窒素ガス及び希ガスは常温で気体であり、液化しにくく、水への溶解性も低い。
▲3▼窒素ガス及び希ガスはいずれも化学的に安定であり、他の物質に変化しにくい。
▲4▼窒素ガスと水素ガスとの間に、水素ガス分離膜を用いて分離できる程度の質量差があり、また、窒素ガスと水素ガスとは大きさも似ており、入れ替わり易く、水素ガスを追い出し易い。
▲5▼窒素ガスは安価である。
▲6▼窒素ガスは自然界に多く存在するため生物に与える影響が少ない。
【0023】
水素ガス分離装置7の水素ガス分離部8に設ける水素ガス分離膜として、ポリスルホンなどの樹脂を用いた複合素材系分離膜、ポリスルホン、ポリイミドが好ましい。ポリスルホンなどの樹脂を用いた複合素材系分離膜は、優れた分離係数をもつポリスルホン非対称孔径膜と分離係数は低いが透過係数の大きいジメチルシクロキサンなどのコーティング物質とからなる多成分膜構造をもつ。この複合素材系分離膜は水、H2 、He、H2 Sの順に良く透過し、N2 、CH4 、CO、Arの順に透過しにくい(「最新の膜処理技術とその応用、清水博、編集監修
(株)フジテクノシステム発行所」参照)。
【0024】
次に動作について説明する。
有機物を流入管3を経由して連続的又は間欠的に水素発酵槽2に投入する。また、不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガスや水素ガス分離装置7から返送されてきた水素ガス分離後の気体が不活性ガス導入管5を通して水素発酵槽2内に導入される。水素発酵槽2に投入された有機物は、不活性ガス導入管5を通して水素発酵槽2内に導入された不活性ガスや水素発酵槽2に設けられた機械式の攪拌装置(図示せず)の攪拌により、水素発酵槽2内に存在する水素生成菌とまんべんなく混合し、水素発酵により分解して水素ガスを生成する。水素発酵により生成した水素ガスは、水素発酵槽2内に導入された不活性ガスにより液相から気相に追い出され、不活性ガスとともに水素発酵槽2外に流出する。このため、水素発酵が進行しても、水素発酵槽2内の液相中の水素濃度や気相中の水素分圧は低く、適正に維持される。有機酸等を含んだ発酵液は流出管4を経由して系外に取り出される。
【0025】
水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体は、ガス移送管9を通して水素ガス分離部8に移送される。水素ガス分離部8は、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の水素ガスを水素ガス分離膜に透過させることにより、この混合気体から水素ガスを分離する。水素ガス分離部8から流出した水素ガス分離後の気体は、ガス返送管10を通して水素発酵槽2に返送される。水素発酵槽2に返送された水素ガス分離後の気体は、不活性ガス導入管5を通して、不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガスとともに水素発酵槽2内に導入される。また、水素ガス分離部8の水素ガス分離膜を透過した水素ガスは、高濃度であり、クリーンエネルギーや燃料電池のエネルギー源として利用することができる。
【0026】
以上のように、この実施の形態1によれば、不活性ガスを水素発酵槽2内に導入し、水素発酵により生成した水素ガスを不活性ガスとともに水素発酵槽2外に排出するので、水素発酵槽2内の液相中の水素濃度や気相中の水素分圧を適正に維持することができる。従って、連続して安定した水素ガスの生成を行うことができる。その結果、水素ガスを効率的に生成することができる。
【0027】
また、この実施の形態1によれば、水素発酵槽2内に導入する不活性ガスにより水素発酵槽2内を攪拌するので、水素発酵槽2内を良好に攪拌することができる。従って、水素ガスを効率的に生成することができる。
【0028】
また、この実施の形態1によれば、水素発酵槽2から流出した混合気体から水素ガスを分離し、水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2に返送するので、不活性ガスの使用量を削減することができる。従って、運転コストを低減することができる。
【0029】
また。この実施の形態1によれば、水素発酵槽2に返送する不活性ガスが水素発酵槽2内の温度に近いので、水素発酵槽2内の温度を低下させることなく、水素発酵を円滑に進行させることができる。また、水素発酵槽2内を水素発酵に適した温度に加温するためのエネルギーを削減することができる。
【0030】
実施の形態2.
実施の形態2では、水素ガスの分離に水素ガス吸着材を用いる場合について説明する。
【0031】
図3はこの発明の実施の形態2による水素発酵装置の概略的な構成図である。図において、21は水素発酵装置、22は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体から当該水素ガスを分離し、水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2に返送する水素ガス分離装置である。
【0032】
水素ガス分離装置22において、23は水素ガスを吸着する水素ガス吸着材を備え、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の水素ガスを水素ガス吸着材に吸着させることにより、この混合気体から水素ガスを分離する水素ガス分離部、24は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体を水素ガス分離部23へ移送するガス移送管、25は水素ガス分離部23から流出した水素ガス分離後の気体を水素発酵槽2に返送するガス返送管である。
その他の構成要素は図1で同一符合を付して示したものと同一あるいは同等である。
【0033】
水素ガス分離装置21の水素ガス分離部23に設ける水素ガス吸着材として、水素吸蔵合金、ナフタレンが好ましい。ナフタレンは水素ガスと接触することでデカリンとなり、水素を吸収する。水素吸蔵合金は重量比で1%の水素を吸収可能であり、ナフタレンは重量比で7%の水素を吸収可能である。
【0034】
次に動作について説明する。
水素発酵槽2内での動作は実施の形態1の場合と同様である。
水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体は、ガス移送管24を通して水素ガス分離部23に移送される。水素ガス分離部23は、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の水素ガスを水素ガス吸着材に吸着させることにより、この混合気体から水素ガスを分離する。水素ガス分離部23から流出した水素ガス分離後の気体は、ガス返送管25を通して水素発酵槽2に返送される。水素発酵槽2に返送された水素ガス分離後の気体は、不活性ガス導入管5を通して、不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガスとともに水素発酵槽2内に導入される。また、水素ガス分離部23の水素ガス吸着材に吸着した水素ガスは、必要に応じて水素ガス吸着材から脱離してクリーンエネルギーや燃料電池のエネルギー源として使用することができる。
【0035】
以上のように、この実施の形態2によれば、水素ガスの分離に水素ガス吸着材を用いるので、高濃度の水素を回収することができる。また、水素ガス吸着材に吸着した水素ガスを水素発酵装置21外に移動することができる。
【0036】
実施の形態3.
実施の形態3では、水素ガス分離装置に代えて、不活性ガス分離装置を用いる場合について説明する。
【0037】
図4はこの発明の実施の形態3による水素発酵装置の概略的な構成図である。図において、31は水素発酵装置、32は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体から当該不活性ガスを分離し、分離された不活性ガスを水素発酵槽2に返送する不活性ガス分離装置である。
【0038】
不活性ガス分離装置32において、33は不活性ガスを液化する不活性ガス液化装置を備え、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の不活性ガスを不活性ガス液化装置で液化することにより、この混合気体から不活性ガスを分離する不活性ガス分離部、34は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体を不活性ガス分離部33へ移送するガス移送管、35は不活性ガス分離部33で分離された不活性ガスを水素発酵槽2に返送するガス返送管である。
その他の構成要素は図1で同一符合を付して示したものと同一あるいは同等である。
【0039】
図5は実施の形態3の水素発酵装置を構成する不活性ガス分離装置の不活性ガス分離部の概略的な構成図である。図において、36は不活性ガス液化装置ユニットである。37は不活性ガス液化装置ユニット36を構成する個々の不活性ガス液化装置エレメントであり、内部に不活性ガス液化装置を有し、ガス移送管34を通して移送されてきた、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体が流入するガス流入部38と、不活性ガス液化装置で液化された不活性ガスが、再び気化された後、流出する不活性ガス流出部39と、不活性ガス液化装置による不活性ガス分離後の水素ガスを含むバイオガスが流出するガス流出部40とを備える。41は不活性ガス液化装置で液化され、再び気化された不活性ガスを吸引するポンプである。
【0040】
不活性ガス分離装置31の不活性ガス分離部33に設ける不活性ガス液化装置として、流入した混合気体を液体ヘリウムで−200℃に冷却し、分離対象の不活性ガスと他のガスとの沸点の違いを利用するものを用いる。水素の沸点は−259.0℃であり、窒素、アルゴンの沸点はそれぞれ−195.8℃、−189.2℃であるので、−200℃に冷却することにより、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスが液化するが水素ガスは液化しない。
【0041】
次に動作について説明する。
水素発酵槽2内での動作は実施の形態1の場合と同様である。
水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体は、ガス移送管34を通して不活性ガス分離部33に移送される。不活性ガス分離部33は、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の不活性ガスを不活性ガス液化装置で液化することにより、この混合気体から不活性ガスを分離する。不活性ガス分離部33の不活性ガス液化装置で液化された不活性ガスは、再び気化された後、ガス返送管35を通して水素発酵槽2に返送される。水素発酵槽2に返送された不活性ガスは、不活性ガス導入管5を通して、不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガスとともに水素発酵槽2内に導入される。また、不活性ガス分離部33から流出した不活性ガス分離後の水素ガスを含むバイオガスは、水素発酵装置31外に排出され、回収される。
【0042】
以上のように、この実施の形態3によれば、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体から当該不活性ガスを分離し、分離された不活性ガスを水素反応槽2に返送するので、バイオガス中の微量の硫化水素やアンモニアなどが水素発酵槽2に返送される不活性ガス中に含まれず、高純度の不活性ガスが水素発酵槽2に返送される。従って、水素発酵槽2に返送される不活性ガスにより水素発酵を行う微生物の活性が阻害されない。
【0043】
実施の形態4.
実施の形態4では、不活性ガスの分離に不活性ガス吸着材をを用いる場合について説明する。
【0044】
図6はこの発明の実施の形態4による水素発酵装置の概略的な構成図である。
図において、51は水素発酵装置、52は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体から当該不活性ガスを分離し、分離された不活性ガスを水素発酵槽2に返送する不活性ガス分離装置である。
【0045】
不活性ガス分離装置52において、53は不活性ガスを吸着する不活性ガス吸着材を備え、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の不活性ガスを不活性ガス吸着材に吸着させることにより、この混合気体から不活性ガスを分離する不活性ガス分離部、54は水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体を不活性ガス分離部53へ移送するガス移送管、55は不活性ガス分離部53で分離された不活性ガスを水素発酵槽2に返送するガス返送管である。
その他の構成要素は図1で同一符合を付して示したものと同一あるいは同等である。
【0046】
不活性ガス分離装置51の不活性ガス分離部53に設ける不活性ガス吸着材として、分離対象の不活性ガスを効率的に吸着し、容易に脱離できる材料を用いる。
【0047】
次に動作について説明する。
水素発酵槽2内での動作は実施の形態1の場合と同様である。
水素発酵槽2から流出した、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体は、ガス移送管54を通して不活性ガス分離部53に移送される。不活性ガス分離部53は、水素ガスを含むバイオガスと不活性ガスとの混合気体中の不活性ガスを不活性ガス吸着材に吸着させることにより、この混合気体から不活性ガスを分離する。不活性ガス分離部53の不活性ガス吸着材に吸着された不活性ガスは、定期的に不活性ガス吸着材から脱離してガス返送管55を通して水素発酵槽2に返送される。水素発酵槽2に返送された不活性ガスは、不活性ガス導入管5を通して、不活性ガス供給装置5から供給された不活性ガスととも、水素発酵槽2内に導入される。また、不活性ガス分離部53から流出した、不活性ガス分離後の水素ガスを含むバイオガスは、水素発酵装置51外に排出され、回収される。
【0048】
以上のように、この実施の形態4によれば、不活性ガスの分離に不活性ガス吸着材を用いるので、不活性ガスを水素発酵槽2に返送する必要があるときだけ、不活性ガス分離部53の不活性ガス吸着材に吸着された不活性ガスを不活性ガス吸着材から脱離して水素発酵槽2に返送することができる。
【0049】
【実施例】
以下、この発明の実施の一例を説明する。
実施例1.
実施例1では、図1に示す水素発酵装置1を用いてグルコースを水素発酵処理する場合について説明する。水素ガス分離膜として、ポリスルホンなどの樹脂を用いた複合素材系分離膜を使用した。
【0050】
1リットルの水素発酵槽2に、クリストリジウム属が存在する嫌気性水素生成菌を投入し、グルコースと栄養塩主体の培地で馴養後、水素発酵槽2内の温度が30℃、pHが6.7の条件で、グルコース負荷が15g/L・dとなり滞留時間(HRT)が24時間となるように連続運転した。運転中、水素発酵槽2内に、不活性ガスとして窒素ガスを7mL/minの流量で通気し、水素発酵槽2内をスターラーで十分に攪拌した。その結果、水素ガス生成効率は2.4(モル・H2/モル・グルコース)であった。窒素ガスを通気しないときの水素ガス生成効率は2.0(モル・H2/モル・グルコース)であり、窒素ガスを通気することにより、水素ガス生成効率は1.2倍となった。
【0051】
窒素ガスと水素ガスとの比が2:1の混合気体が水素発酵槽2から流出する。
水素発酵槽2から流出した混合気体を、上述した水素ガス分離膜を備えた水素ガス分離部8に流し、水素ガス分離部8から流出した気体を水素発酵槽2に返送した。窒素ガスの平均回収率(すなわち、水素発酵槽2に返送される気体中の窒素ガス濃度)は90%であった。
【0052】
実施例2.
実施例2では、図3に示す水素発酵装置21を用いてグルコースを水素発酵処理する場合について説明する。水素ガス吸着材として、ナフタレンを使用した。
【0053】
実施例1と同一の条件で運転した。その結果、水素ガス生成効率は2.5(モル・H2 /モル・グルコース)であった。水素ガス吸着材は水素ガスを直接吸着するため、水素ガス分離膜より水素ガス回収率が高く、従って、実施例1の場合より水素ガス生成効率が高くなった。
【0054】
窒素ガスと水素ガスとの比が2:1の混合気体が水素発酵槽2から流出する。
水素発酵槽2から流出した混合気体を、上述したナフタレンを備えた水素ガス分離部23に流し、水素ガス分離部23から流出した気体を水素発酵槽2に返送した。窒素ガスの平均回収率(すなわち、水素発酵槽2に返送される気体中の窒素ガス濃度)は94.6%であった。なお、水素吸蔵合金を備えた水素ガス分離部の場合、窒素ガスの平均回収率は92.6%であった。
【0055】
実施例3.
実施例3では、図6に示す水素発酵装置51を用いてグルコースを水素発酵処理する場合について説明する。不活性ガス液化装置として、流入した混合気体を液体ヘリウムで−200℃に冷却するものを使用した。
【0056】
実施例1の場合と同一の条件で運転した。その結果、水素ガス生成効率は2.1(モル・H2 /モル・グルコース)であった。
【0057】
窒素ガスと水素ガスとの比が2:1の混合気体が水素発酵槽2から流出する。
水素発酵槽2から流出した混合気体を、上述した不活性ガス液化装置を備えた不活性ガス分離部53に流した。液化した窒素ガスを再び気化し、水素発酵槽2に返送した。窒素ガスの平均回収率(すなわち、水素発酵槽2に新規に投入された窒素ガスのうち水素発酵槽2に返送される気体中の窒素ガス濃度)は80%であった。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、不活性ガスを水素発酵槽内に導入し、水素発酵により生成した水素ガスを、不活性ガスとともに水素発酵槽外に排出するので、以下の効果が得られる。
▲1▼水素発酵槽内の液相中の水素濃度や気相中の水素分圧を適正に維持することができる。従って、水素発酵槽内で連続して安定した水素ガスの生成を行うことができる。その結果、水素ガスを効率的に生成することができる。
▲2▼水素発酵槽を減圧にする装置が不要となる。従って、維持管理作業を軽減することができる。
【0059】
また、この発明によれば、水素発酵槽内に導入する不活性ガスにより水素発酵槽内を攪拌するので、水素発酵槽内を良好に攪拌することができる。また、従来、水素発酵槽に滞留していたバイオガスや代謝副産物に起因する硫化水素やアンモニアの生成を防止することができる。従って、水素発酵を行う微生物の活性を維持・向上させることができる。その結果、水素ガスを効率的に生成することができる。
【0060】
また、この発明によれば、水素発酵槽から流出した混合気体から水素ガスあるいは不活性ガスを分離し、水素ガス分離後の気体あるい分離した不活性ガスを水素発酵槽に返送するので、不活性ガスの使用量を削減することができる。従って、運転コストを低減することができる。
【0061】
また、この発明によれば、水素発酵槽に返送する不活性ガスが水素発酵槽内の温度に近いので、水素発酵槽内の温度の低下を防止することができる。従って、水素発酵を円滑に進行させることができる。また、水素発酵槽内を水素発酵に適した温度に加温するためのエネルギーを削減することができる。
【0062】
また、この発明によれば、水素ガスの分離に水素ガス吸着材を用いた場合、高濃度の水素を回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による水素発酵装置の概略的な構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による水素発酵装置を構成する水素ガス分離装置の水素ガス分離部の概略的な構成図である。
【図3】この発明の実施の形態2による水素発酵装置の概略的な構成図である。
【図4】この発明の実施の形態3による水素発酵装置の概略的な構成図である。
【図5】この発明の実施の形態3による水素発酵装置を構成する不活性ガス分離装置の不活性ガス分離部の概略的な構成図である。
【図6】この発明の実施の形態4による水素発酵装置の概略的な構成図である。
【図7】従来の水素発酵装置の概略的な構成図である。
【符号の説明】
1 水素発酵装置
2 水素発酵槽
3 流入管
4 流出管
5 不活性ガス供給装置
6 不活性ガス導入管
7 水素ガス分離装置
8 水素ガス分離部
9 ガス移送管
10 ガス返送管
11 水素ガス分離膜ユニット
12 水素ガス分離膜エレメント
13 ガス流入部
14 水素ガス流出部
15 ガス流出部
16 ポンプ
21 水素発酵装置
22 水素ガス分離装置
23 水素ガス分離部
24 ガス移送管
25 ガス返送管
31 水素発酵装置
32 不活性ガス分離装置
33 不活性ガス分離部
34 ガス移送管
35 ガス返送管
36 不活性ガス液化装置ユニット
37 不活性ガス液化装置エレメント
38 ガス流入部
39 不活性ガス流出部
40 ガス流出部
41 ポンプ
51 水素発酵装置
52 不活性ガス分離装置
53 不活性ガス分離部
54 ガス移送管
55 ガス返送管
101 水素発酵装置
102 水素発酵槽
103 流入管
104 流出管
105 攪拌装置

Claims (5)

  1. 有機物を水素発酵により分解する水素発酵槽と、
    上記水素発酵槽内に不活性ガスを導入する不活性ガス導入手段と、
    上記水素発酵槽より排出される気体から水素ガスを分離する水素ガス分離手段と、
    上記水素ガス分離手段より排出される気体を上記水素発酵槽に返送するガス返送手段と
    を備えたことを特徴とする水素発酵装置。
  2. 水素ガス分離手段は、水素ガス分離膜および/または水素ガス吸着材を有することを特徴とする請求項1記載の水素発酵装置。
  3. 有機物を水素発酵により分解する水素発酵槽と、
    上記水素発酵槽内に不活性ガスを導入する不活性ガス導入手段と、
    上記水素発酵槽より排出される気体から不活性ガスを分離する不活性ガス分離手段と、
    上記不活性ガス分離手段より排出される気体を上記水素発酵槽に返送するガス返送手段と
    を備えたことを特徴とする水素発酵装置。
  4. 不活性ガス分離手段は、不活性ガス液化装置および/または不活性ガス吸着剤を有することを特徴とする請求項3記載の水素発酵装置。
  5. 不活性ガスは、窒素ガスおよび/または希ガスであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の水素発酵装置。
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