JP3706046B2 - 収容材の切断工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物内の床に配設されたケーブル等を収容、保護する合成樹脂材料製のモール等の収容材を切断するための切断工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物内の床に配設されたケーブル等を収容可能な長尺状をなすモール等の収容材を切断するための切断工具としては、実用新案登録第3072467号に開示される構成のものが知られている。図7に示すように、この切断工具51は長細状の固定ハンドル52と、固定ハンドル52の中央部に枢着された切断刃53と、切断刃53を鋏動させる可動ハンドル54とから主に構成されている。前記固定ハンドル52の先端部には、モールを載置可能な載置部としての受顎部55が形成され、この受顎部55にはモールがその幅方向に亘って載置される。受顎部55の両側には固定ハンドル52の長さ方向に沿って延びるガイド溝56が形成されている。
【0003】
また、受顎部55には、同受顎部55の両側壁間を貫通する長孔57が固定ハンドル52の長さ方向に沿って形成されている。さらに、受顎部55の両側にはそれぞれ側面視略L型形状をなす係合部としてのストッパ58が、上端が受顎部55の上面から突出するとともに、下端が前記ガイド溝56の溝段部に当接する状態で設けられている。それらストッパ58は、一方のストッパ58から前記長孔57を通過して他方のストッパ58を貫通したボルト59と、そのボルト59に螺合されたナット(図示せず)とにより受顎部55に固定可能に設けられている。また、ストッパ58は長孔57に沿ってスライド移動可能に取り付けられている。
【0004】
上記構成の切断工具51を使用して幅狭のモールを切断するには、まず、図7に2点鎖線に示すように、切断刃53を受顎部55側から離反する方向へ開放させる。次に、ボルト59に螺合されたナットを緩め、一対のストッパ58の固定を緩めた後、長孔57に沿ってボルト59をスライドさせ、ストッパ58をスライド移動させる。そして、ストッパ58と切断刃53との間に切断しようとするモールを載置可能な間隙が形成された位置でナットを締め付けてストッパ58を位置決め固定する。次いで、前記間隙にモールを配置するとともに、モールをその幅方向に亘って受顎部55上に載置し、そのモールの一側縁の一部をストッパ58に係合させる。その係合状態で可動ハンドル54を鋏動させて切断刃53によりモールを切断する。
【0005】
モールの切断時、切断刃53の受顎部55方向への移動により、モールにはそのモールを切断刃53の先端側へ押し出す力が作用するが、モールとストッパ58との係合により前記力がストッパ58に支持される。そのため、前記係合によりモールが切断刃53の先端側、即ち切断刃53から離れる方向へ移動するのが防止される。 従って、モールは切断刃53の基端側で切断され、モールが切断刃53の先端側にある場合と比較して小さな力で切断作業を行うことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構成の切断工具51において、ストッパ58は長孔57内をスライド移動可能に設けられたボルト59と、そのボルト59に対するナットの螺合により受顎部55に固定されている。そのため、モールの切断時に、前記力によりストッパ58が押し出されて長孔57に沿って受顎部55の先端側へ移動してしまうおそれがある。万一、ストッパ58が移動してしまった場合は、モールを切断刃53の先端側で切断しなければならなく、また、切断作業中にモールが移動してしまいその切断作業が行いにくいという問題があった。そのため、ストッパ58の移動を防止するために、ボルト59に対してナットを強固に螺合する作業が必要となり、その螺合作業及びボルト59に強固に螺合されたナットを緩める作業が非常に煩雑であるという問題もあった。
【0007】
本発明は、収容材の切断時における係合部の移動を防止して、収容材の切断作業を容易に行うことができるとともに、係合部の移動防止に係る作業を省略して切断作業の簡易化を図ることができる収容材の切断工具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部とよりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、載置部に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成し、前記収容材の切断面が同収容材の長さ方向に対して所定の傾斜角となるべく、切断刃の切断方向に対して収容材の長さ方向が前記傾斜角となる状態で同収容材の一側縁が係合する傾斜切断用係合部を載置部に設けたことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の収容材の切断工具において、前記移動体を載置部に対して上下方向へ移動可能に形成し、上方へ移動し、前記第2位置に配置された移動体と載置部上面との間に形成された段部により前記第2係合部を形成することを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の収容材の切断工具において、前記移動体の一端側を支軸により枢着して同移動体の他端側の載置部に対する上下方向への回動により前記第1又は第2位置へ配置可能に構成し、上方へ回動し、第2位置にある移動体の他端部と載置部上面との間に形成された段部により前記第2係合部を形成することを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の収容材の切断工具において、前記傾斜切断用係合部を第1係合部により形成すべく同第1係合部を載置部上で回動可能に設けたことを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の収容材の切断工具において、前記移動体が第1位置に配置された状態において、同移動体は前記傾斜切断用係合部に係合した収容材を載置部上に載置可能とすることを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部とよりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、載置部に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成し、前記移動体が第2位置に配置され、第2係合部を形成した状態において、収容材の一側縁が係合して同収容材の切断時における上方への浮き上がりを防止する係合手段を移動体に形成したことを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部とよりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、平面略U字状をなし、その一端側が支軸により載置部の先端側に枢着されて他端側に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成することを要旨とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したモールの切断工具の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0016】
図1に示すように、切断工具10は、先端側に載置部11を備えた固定ハンドル12と、枢着軸13により載置部11に対して、即ち固定ハンドル12に対して回動自在に枢着された切断刃14と、切断刃14は可動ハンドル15により鋏動可能となるように、切断刃14と可動ハンドル15との間にはラチェット機構16が形成されている。
【0017】
そして、切断工具10は図1に2点鎖線に示す長尺状をなし、内部にケーブル(図示せず)を収容可能な収容材としてのモール17をその幅方向に切断するために使用されるものである。また、切断工具10は、モール17の切断の際、各種サイズのモール17の長さ方向に延びる一側縁の一部に係合してそのモール17の載置部11の先端側への移動を防止し、切断刃14の基端側による切断を可能とする第1係合部及び第2係合部とを備えている。
【0018】
金属材料製の前記固定ハンドル12は先端側に、上面にサイズの異なる複数種類の前記モール17をその幅方向に載置可能とする略直方体状の載置部11を備え、基端側に柄部12aを備えている。前記載置部11の先端部には、平面略U字状をなし、その周縁部に側壁が形成された金属材料製の移動体としての回動体18が、その一端側が支軸19により回動可能に枢着されている。即ち、支軸19を中心として回動体18の他端側は載置部11に対して上下方向へ回動可能に形成されている。回動体18の相対向する側壁の他端縁にはそれぞれ前記モール17の一側縁の一部が係合可能な係合手段としての係合溝18aが形成されている。
【0019】
図2に示すように、上記回動体18は、その上面が載置部11の基端側上面と面一となり、図4に示すように、モール17の載置部11上への載置を妨げない第1位置に配置可能に形成されている。一方、図1に示すように、回動体18の他端側を載置部11に対して上方へ回動させることにより、回動体18の他端縁及び係合溝18aが載置部11上面より突出するようになっている。そして、その回動体18の他端縁と載置部11上面との間に段部18bが形成されるとともに、回動体18が第2位置に配置されるようになっている。即ち、回動体18は第2位置に配置されることにより、モール17の一側縁の一部と係合する第2係合部としての段部18b及び係合溝18aを載置部11に形成可能に構成されている。そして、回動体18は載置部11に対する上下方向への回動により前記第1位置と第2位置との間を変位自在に形成されている。
【0020】
また、回動体18の一端側上面には平面略半円状をなす係合板20が配置され、その係合板20は同係合板20に形成された円弧状に延びる長孔20aから回動体18に締付ビス21が螺挿されることにより回動体18に取り付けられている。その係合板20の一側には、同係合板20に対して直立し、略直線状に延びる前記第1係合部及び傾斜切断用係合部としての係合部22が形成されている。
【0021】
そして、前記締付ビス21を緩め、長孔20aに沿って係合板20を移動させる。すると、図3に実線に示すように、切断刃14の切断方向に対して係合部22の長さ方向が90度となる第1支持位置又は図3に2点鎖線に示すように、45度(135度)となる第2支持位置に係合板20を配置可能に形成されている。回動体18が第1位置にあり、係合板20が第1支持位置にあるとき、図3に破線に示すように、係合部22にモール17の一側縁の一部を係合させると、切断刃14の切断方向に対してモール17の長さ方向が90度となり、図3に2点鎖線に示すように、第2支持位置にあるときは45度となるように載置部11上にモール17が支持されるように形成されている。
【0022】
また、係合板20の裏面と回動体18上面との間には、前記第1支持位置又は第2支持位置に係合板20を位置決めする位置決め手段(図示せず)が形成されている。そして、前記第1支持位置又は第2支持位置に位置決めされた係合板20を締付ビス21により回動体18に締付けて固定可能に形成されている。前記載置部11の上面、回動体18及び係合板20には、それぞれ前記切断刃14が介入可能な介入溝23が形成されている。そして、係合板20が前記第1支持位置又は第2支持位置のいずれの位置に配置、固定され、回動体18が第1位置又は第2位置のいずれの位置に配置されていても、介入溝23は形成され、回動体18及び係合板20により切断刃14の移動が妨げられないように構成されている。
【0023】
図4に実線に示すように、前記回動体18が第1位置に位置し、係合板20が第1又は第2支持位置に配置されている場合は、前記係合部22から載置部11の基端側までの載置部11上面にモール17を載置可能となる。一方、図4に2点鎖線に示すように、回動体18が前記第2位置に位置している場合は、段部18bから載置部11の基端側までの載置部11の上面にモール17を載置可能となる。即ち、サイズの異なる複数種類のモール17を切断可能とするため、載置部11には第1係合部としての係合部22が載置部11の先端側に設けられ、第2係合部としての段部18bが係合部22より載置部11の基端側に設けられている。そして、モール17のサイズに合わせて第1係合部又は第2係合部を選択することにより、モール17の切断時、モール17が載置部11の基端側、即ち切断刃14の基端側に位置するように支持することができる。
【0024】
具体的には、回動体18が第2位置に位置している場合、回動体18が第1位置にある場合と比較して幅狭のモール17が載置されるように構成されている。そして、載置部11上のモール17を切断刃14により切断するとき、モール17の一側縁の一部が係合部22又は段部18bに係合するようになっている。
【0025】
前記切断刃14について説明すると、切断刃14は前記載置部11に載置されたモール17を切断可能とすべく載置部11に沿って延びる状態で固定ハンドル12に基端側が枢着軸13に枢着されている。図2に示すように、その枢着軸13には戻りバネ24が巻装され、切断刃14は戻りバネ24により載置部11に対して離反開放する方向へ回動するように付勢されている。また、切断刃14の基端縁にはラチェット歯14aが形成されている。
【0026】
前記切断刃14を鋏動させる可動ハンドル15は、その先端側が回動軸25により固定ハンドル12の下側部に回動可能に取り付けられているとともに、基端側に固定ハンドル12の柄部12aと対向する柄部25aが形成されている。可動ハンドル15内には前記ラチェット歯14aに噛合係止可能なラチェット爪26を先端に備えたラチェット板27が備えられている。このラチェット板27は前記ラチェット爪26がラチェット歯14aに噛合係止可能な方向に配置された状態で、基端側が取付軸28により回動可能に可動ハンドル15に取り付けられている。また、ラチェット板27は前記取付軸28に巻装された付勢ばね29によりラチェット爪26がラチェット歯14aに噛合する方向へ付勢されている。
【0027】
前記ラチェット歯14a、ラチェット爪26、付勢ばね29によりラチェット機構16が構成されている。そして、切断刃14が載置部11に対して離反開放している状態において、可動ハンドル15を固定ハンドル12に近づけるように鋏動すると、ラチェット機構16、即ちラチェット爪26とラチェット歯14aとの噛合により切断刃14が載置部11に接近するように構成されている。
【0028】
切断工具10には前記ラチェット機構16におけるラチェット歯14aとラチェット爪26との噛合を解除する解除機構30が設けられている。この解除機構30を構成する解除部材31は、その基端側が固定ハンドル12内に架設された軸体32に回動可能に取り付けられ、先端側には前記ラチェット歯14aに噛合可能な係止爪33が形成されている。また、軸体32に巻装された付勢ばね29により、解除部材31は係止爪33がラチェット歯14aに噛合する方向へ付勢されているとともに、解除部材31の外面には開放レバー34が突設されている。さらに、解除部材31の基端側には、ラチェット歯14aに噛合可能な補助係止体35が前記軸体32に対して回動可能に取り付けられている。
【0029】
そして、ラチェット爪26がラチェット歯14aに噛合係止している状態において、補助係止体35とラチェット歯14aとの噛合を解除し、さらに、付勢ばね29の付勢力に抗して開放レバー34を操作すると、解除部材31の係止爪33とラチェット歯14aとの噛合が解除される。その噛合状態の解除が行われると、付勢ばね29の付勢力により、切断刃14が載置部11と離反開放方向へ回動されるように構成されている。
【0030】
次に、上記構成の切断工具10を使用し、幅広のモール17をその切断面がモール17の長さ方向に対して90度となるように切断する作業を作用とともに説明する。
【0031】
まず、図2に示すように、切断刃14が載置部11側に接近配置されている状態において、図2に2点鎖線に示すように、補助係止体35とラチェット歯14aとの噛合を解除する。さらに、開放レバー34を操作して係止爪33とラチェット歯14aとの噛合を解除して図4に示すように、切断刃14を離反開放させる。次いで、図3及び図4に実線に示すように、回動体18が第1位置に配置され、係合部22が第1支持位置となるように係合板20を回動体18に固定する。次に、図3に破線及び図4に実線に示すように、載置部11の基端から回動体18の他端縁までの長さよりも幅方向の長さが長い幅広のモール17を載置部11上面に載置し、そのモール17の一側縁を係合部22に係合する。このとき、回動体18の上面は載置部11の基端側の上面と面一となっているため、載置部11上面にモール17が安定した状態で載置される。
【0032】
そして、可動ハンドル15を固定ハンドル12に近づけるように鋏動し、ラチェット機構16を介して切断刃14を載置部11、即ち17に接近するように移動させる。可動ハンドル15が閉じられてその移動が停止したら、手を開いて可動ハンドル15を再度開放させる。そして、可動ハンドル15を再度握ることによりモール17が切断刃14により切り込まれる。この切り込み時、切断刃14の載置部11側への移動により、モール17には同モール17を切断刃14の先端側へ押し出す力が作用する。すると、モール17は切断刃14の先端側、即ち載置部11の先端側へ移動しようとするが、モール17の係合部22への係合により前記力が係合部22に支持される。
【0033】
このとき、係合板20は締付ビス21により回動体18に固定され、載置部11の長さ方向に沿って移動不能となっている。そのため、前記力により係合板20及び回動体18が載置部11の先端側へ移動することなく、係合部22により前記力が確実に支持され、モール17のそれ以上の移動が防止される。従って、切断刃14の基端側にモール17が配置された状態で、モール17に切断刃14の切断力を直接作用させて切断作業が行われる。
【0034】
次いで、載置部11の基端から回動体18の他端縁までの長さよりも幅方向の長さが短い幅狭のモール17をその切断面がモール17の長さ方向に対して90度となるように切断する作業について説明する。さて、図5に示すように、第1位置にある回動体18を上方へ回動させ、載置部11上面に第2係合部としての段部18bを形成するとともに、回動体18の他端縁と載置部11の基端側にモール17を載置可能な間隙を形成する。
【0035】
次に、前記間隙にモール17を配置し、載置部11上面にモール17をその長さ方向に亘って載置する。さらに、モール17の一側縁を係合溝18aに係合するとともに、段部18bに係合する。そして、上記と同様に可動ハンドル15を固定ハンドル12に近づけるように鋏動し切断刃14によりモール17の切り込み作業を行う。
【0036】
この切り込み時にも、切断刃14の載置部11側への移動により、モール17には同モール17を切断刃14の先端側へ押し出す力が作用する。すると、モール17は切断刃14の先端側、即ち載置部11の先端側へ移動しようとするが、モール17の段部18b及び係合溝18aへの係合により前記力が段部18bに支持される。
【0037】
このとき、段部18bを形成する回動体18は支軸19により載置部11に固定され、載置部11の長さ方向に沿って移動不能となっている。そのため、前記力により回動体18が載置部11の先端側へ移動することなく、段部18bにより前記力が確実に支持され、モール17のそれ以上の移動が防止される。また、モール17の係合溝18aへの係合により、モール17が上方へ移動するのが規制される。従って、切断刃14の基端側に幅狭のモール17が配置され、モール17に切断刃14の切断力を直接作用させて切断作業が行われる。
【0038】
続いて、幅広のモール17をその切断面がモール17の長さ方向に対して45度となるように切断する作業について説明する。
まず、回動体18を第1位置に配置し、図3に2点鎖線に示すように、係合部22が第2支持位置となるように係合板20を回動体18に固定する。次に、幅広のモール17を載置部11上面に載置し、そのモール17の一側縁を係合部22に係合する。すると、切断刃14の切断方向に対してモール17の長さ方向が45度となる。また、回動体18は第1位置にあるため、回動体18が載置部11上のモール17の載置を妨げないようになっている。そして、この状態で上記方法によりモール17を切断すると、モール17の切断面がそのモール17の長さ方向に対して45度となるように切断される。このときも、係合部22によりモール17の移動が防止され、切断刃14の基端側にモール17が配置された状態で、モール17に切断刃14の切断力を直接作用させて切断作業が行われる。
【0039】
実施形態の切断工具10によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1) 回動体18を上方へ回動させることにより載置部11に幅狭のモール17を切断刃14の基端側へ位置する状態で載置可能な間隙を形成するとともに、そのモール17が係合可能な段部18bを形成した。そして、幅狭のモール17を切断する際、回動体18は支軸19により載置部11の長さ方向に沿って移動不能に固定されているため、モール17を切断する際に生じる力により回動体18が載置部11の先端側へ移動することなく、段部18bにより前記力が確実に支持されてモール17の移動を防止することができる。従って、幅狭のモール17の切断時に、モール17を支持するストッパ58がスライド移動してしまった従来と異なり、モール17を切断刃14の先端側で切断したり、モール17の移動により安定した状態で切断作業を行えなくなるといった不具合をなくしてモール17の切断作業を容易に行うことができる。
【0040】
(2) また、回動体18は支軸19により載置部11に回動可能に固定されているため、段部18bを形成するときは回動体18を上方へ回動させるだけでよく、段部18bを解除するときは回動体18を下方へ回動させるだけでよい。そのため、モール17が係合されるストッパ58の移動を防止するために、ボルト59に対してナットを強固に螺合する作業を必要とし、ストッパ58を再度移動させるために強固に螺合されたナットを緩める作業を必要とした従来と異なり、モール17の切断に係る作業の簡易化を図ることができる。
【0041】
(3) 回動体18は支軸19により載置部11に対して上下方向へ回動可能に形成され、載置部11の長さ方向に沿って移動不能に形成されている。そのため、モール17が係合されるストッパ58が受顎部55の長さ方向に沿ってスライド移動可能に設けられた従来と異なり、段部18bによりモール17に作用する力を強固に支持することができる。
【0042】
(4) 第1又は第2支持位置に位置決め、固定された係合板20にモール17を係合させて切断することにより、切断面がモール17の長さ方向に対して90度又は45度となるようにモール17を切断することができる。従って、切断面の切断角度が所望する角度となるよう、モール17の切断位置を測定したり、載置部11におけるモール17の位置を調整する場合と比較してモール17の切断作業を速やかに行うことができる。
【0043】
(5) 係合板20の係合部22に第1係合部と傾斜切断用係合部としての機能を兼用させた。そのため、第1係合部と傾斜切断用係合部の機能を備えた部材をそれぞれ別々に切断工具10に設けた場合と比較して、切断工具10の構成を簡易化することができるとともに、部品点数を少なくして製造コストの節約を図ることができる。
【0044】
(6) 幅広のモール17をその切断面がモール17の長さ方向に対して45度の傾斜角となるように切断する際、回動体18は第1位置に配置され、上面が載置部11の上面と面一となっている。そのため、モール17を第2支持位置にある係合部22に係合した状態で載置部11上面に安定して載置することができ、モール17を切断面の傾斜角が45度となるように切断する作業を容易に行うことができる。
【0045】
(7) 回動体18の他端縁に係合溝18aを形成したため、幅狭のモール17の切断時、モール17の一側縁は係合溝18aに係合する。そのため、その係合によりモール17の上方への移動が防止され、モール17の切断作業を安定した状態で行うことができる。
【0046】
(8) 回動体18の上面と係合板20の裏面との間には第1支持位置又は第2支持位置に係合板20を位置決めする位置決め手段が形成されている。そのため、位置決め手段が形成されず、切断刃14の切断方向に対してモール17の長さ方向が90度又は45度となるように係合板20の位置を測定して調整する場合と比較してモール17の切断作業を速やかに行うことができる。
【0047】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態では回動体18の他端縁に係合溝18aを形成したが、係合溝18aを省略してもよい。また、実施形態では回動体18の他端縁を切り欠いて係合溝18aを形成したが、係合溝18aの他端縁をその上端から下端に向かうに連れて回動体18の他端側から一端側へ直線状又は円弧状に傾斜するように形成して係合手段としてもよい。 また、回動体18の上面を載置部11の基端側へ延設し、その延設した部分を係合手段としてもよい。
【0048】
・ 実施形態では、モール17の切断面がモール17の長さ方向に対して90度又は45度となるように、係合板20を第1又は第2支持位置に位置決め可能に形成したが、係合板20を任意の位置に締付ビス21により固定可能とすべく位置決め手段を省略してもよい。
【0049】
・ 実施形態では、モール17の切断面がモール17の長さ方向に対して90度又は45度となるように、位置決め手段により係合板20を第1又は第2支持位置に位置決め可能に形成したが、切断角度が60度、30度等となるように位置決め手段の位置を変更してもよい。
【0050】
・ 実施形態では、係合板20の係合部22に第1係合部及び傾斜切断用係合部の機能を兼用させたが、係合板20を第1支持位置の状態で回動体18に固定して第1係合部のみの機能を発揮させ、傾斜切断用係合部の機能を有する別部材を切断工具10に設けてもよい。又は係合板20を第2支持位置の状態で回動体18に固定して傾斜切断用係合部のみの機能を発揮させ、第1係合部の機能を有する別部材を切断工具10に設けてもよい。
【0051】
・ 実施形態では、係合部22を備えた係合板20を回動体18に対して別体で設けたが、回動体18上面に係合部22を一体形成してもよい。
・ 実施形態では、傾斜切断用係合部を形成可能とすべく係合板20を回動可能に形成したが、モール17の切断面がモール17の長さ方向に対して90度又は45度のいずれか一方となるように係合板20を第1支持位置又は第2支持位置となる状態で回動体18に固定してもよい。
【0052】
・ 実施形態では、回動体18の他端側を上下方向へ回動させて第2係合部としての段部18bの形成又は解除を行ったが、載置部11の一部に移動体を設け、その移動体全体を上下方向へ移動可能に構成して上方へ移動した移動体全体で第2係合部としての段部18bの形成を行い、その移動体を下方へ移動させて段部18bの解除を行ってもよい。
【0053】
・ 実施形態では、載置部11に回動可能に取り付けられた回動体18の回動により第2係合部の形成又は解除を行ったが、回動体18の代わりに載置部11内から載置部11上面に突設又は載置部11内へ収容可能な移動体を設けてもよい。そして、その移動体が載置部11上面から突設したときを第2位置とし、その第2位置にある移動体により載置部11上面と移動体との間に段部18bを形成して第2係合部を形成してもよい。また、移動体が載置部11内に収容されたときを第1位置とし、その第1位置にあるとき第2係合部を解除するようにしてもよい。
【0054】
・ 実施形態では、回動体18の上方への回動により第2係合部としての段部18bを形成したが、回動体18をその一端側を載置部11の基端側に回動可能に取り付け、回動体18の他端側を載置部11の先端側で上下方向へ回動可能に構成する。さらに、回動体18を下方へ回動させたとき、回動体18の他端側上面が載置部11上面より凹むように回動体18を構成し、回動体18を上方へ回動させたとき、回動体18の上面と載置部11の上面とが面一となるように構成する。
【0055】
そして、回動体18を下方へ回動させたときを第2位置とし、回動体18の他端縁と載置部11上面との間に凹設された段部18bを第2係合部としてもよい。
【0056】
・ 実施形態では、第2係合部としての段部18bを形成する回動体18を1体だけ載置部11に設け、載置部11に段部18bを1箇所だけに形成可能としたが、回動体18を載置部11に2体以上設け、載置部11に段部18bを2箇所以上形成可能としてもよい。
【0057】
・ 実施形態では、収容材としてモール17に具体化したが、収容材としてエアコン配管材、さや管、ダクト等を切断する際に切断工具10を使用してもよい。
【0058】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
・ 前記切断刃の切断方向に対して収容材の長さ方向が前記所定の傾斜角となる位置に傾斜切断用係合部を載置部に位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の収容材の切断工具。このように構成した場合、位置決め手段が形成されず、切断刃の切断方向に対して収容材の長さ方向が所定の傾斜角となるように傾斜切断用係合部の位置を測定して調整する場合と比較して収容材の切断作業を速やかに行うことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、収容材の切断時における係合部の移動を防止して、収容材の切断作業を容易に行うことができるとともに、係合部の移動防止に係る作業を省略して切断作業の簡易化を図ることができる。また、収容材の切断面が同収容材の長さ方向に対して所定の傾斜角となるように収容材の載置部における位置を調整する場合と比較して収容材の切断作業を速やかに行うことができる。
【0060】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、載置部に対して上方へ移動した移動体により形成された段部により第2係合部を形成するため、載置部に沿ってスライド移動可能な移動体により第2係合部を形成した場合と異なり、収容材を切断するときに発生する力により第2係合部が移動するのを確実に防止することができる。
【0061】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、第2係合部を容易に形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、第1係合部と傾斜切断用係合部の機能を備えた部材をそれぞれ別々に設けた場合と比較して、構成を簡易化することができるとともに、部品点数を少なくして製造コストの節約を図ることができる。
【0062】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、収容材を所定の傾斜角をなす状態で載置部上面に安定した状態で載置することができ、収容材の切断面が同収容材の長さ方向に対して所定の傾斜角となるように切断する作業を容易に行うことができる。
【0063】
請求項6に記載の発明によれば、収容材の係合溝への係合により収容材の上方への移動が防止され、切断作業を安定した状態で行うことができる。
【0064】
請求項7に記載の発明によれば、収容材の切断時における係合部の移動を防止して、収容材の切断作業を容易に行うことができるとともに、係合部の移動防止に係る作業を省略して切断作業の簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の切断工具を示す斜視図。
【図2】実施形態の切断工具を示す部分側断面図。
【図3】実施形態の切断工具を示す平面図。
【図4】切断工具の載置部上にモールを載置した状態を示す側面図。
【図5】第2係合部にモールを係合した状態を示す側面図。
【図6】モールを切断刃により切断する状態を示す側面図。
【図7】従来の切断工具を示す側面図。
【符号の説明】
10…切断工具、11…載置部、14…切断刃、17…収容材としてのモール、18…移動体としての回動体、18a…係合手段としての係合溝、18b…第2係合部としての段部、19…支軸、22…第1係合部及び傾斜切断用係合部としての係合部。

Claims (7)

  1. 長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、
    サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、
    前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、
    前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部と
    よりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、載置部に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成し、
    前記収容材の切断面が同収容材の長さ方向に対して所定の傾斜角となるべく、切断刃の切断方向に対して収容材の長さ方向が前記傾斜角となる状態で同収容材の一側縁が係合する傾斜切断用係合部を載置部に設けたことを特徴とする収容材の切断工具。
  2. 前記移動体を載置部に対して上下方向へ移動可能に形成し、上方へ移動し、前記第2位置に配置された移動体と載置部上面との間に形成された段部により前記第2係合部を形成することを特徴とする請求項1に記載の収容材の切断工具。
  3. 前記移動体の一端側を支軸により枢着して同移動体の他端側の載置部に対する上下方向への回動により前記第1又は第2位置へ配置可能に構成し、上方へ回動し、第2位置にある移動体の他端部と載置部上面との間に形成された段部により前記第2係合部を形成することを特徴とする請求項2に記載の収容材の切断工具。
  4. 前記傾斜切断用係合部を第1係合部により形成すべく同第1係合部を載置部上で回動可能に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の収容材の切断工具。
  5. 前記移動体が第1位置に配置された状態において、同移動体は前記傾斜切断用係合部に係合した収容材を載置部上に載置可能とすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の収容材の切断工具。
  6. 長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、
    サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、
    前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、
    前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部と
    よりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、載置部に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成し、 前記移動体が第2位置に配置され、第2係合部を形成した状態において、収容材の一側縁が係合して同収容材の切断時における上方への浮き上がりを防止する係合手段を移動体に形成したことを特徴とする収容材の切断工具。
  7. 長尺状をなし、内部にケーブル等を収容可能な収容材をその幅方向に切断するための切断工具であって、
    サイズの異なる複数種類の収容材をその幅方向に載置可能とする載置部と、
    前記載置部に載置された収容材を切断可能とすべく前記載置部に対して回動可能に枢着された切断刃と、
    前記載置部に載置された収容材を前記切断刃で切断する際、その収容材の長さ方向に延びる一側縁に係合して同収容材の載置部の先端側への移動を防止する係合部と
    よりなり、サイズの異なる複数種類の収容材を切断可能とすべく前記係合部として少なくとも載置部の先端側に第1係合部及び同第1係合部よりも載置部の基端側に第2係合部を設けるとともに、平面略U字状をなし、その一端側が支軸により載置部の先端側に枢着されて他端側に前記第2係合部を形成可能な移動体を設け、同移動体を前記第1係合部に係合する収容材の載置部への載置を妨げない第1位置と、収容材の一側縁を係合可能とする第2位置との間を変位可能に形成し、その移動体を第2位置に配置することにより前記第2係合部を形成することを特徴とする収容材の切断工具。
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