JP3705115B2 - 混注用輸液ライン接続具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸液ラインへ他の薬液を混注する際に用いる混注用輸液ライン接続具に関する。さらに詳細には、安全性の向上と輸液ラインへの直接的な混注を可能とした、針付き混注用輸液ライン接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
治療用薬液、血液、洗浄液等の点滴又は輸液のシステムは、各医療機関で一般に広く使用されている。この点滴又は輸液のシステムは、前記液体(以下、輸液と呼ぶ)を患者体内へ注入する経路(以下、輸液ラインと呼ぶ)を含んでいる。この輸液ラインは、必要に応じて別の薬液を混入するためのライン(以下、薬液ラインと呼ぶ)を接続したり、あるいは輸液量の調節を行う調節器を接続するための接続具を使用したりする。
薬液ラインと輸液ラインの接続においては、輸液ラインと直接継合される器具(以下、コネクターと呼ぶ)および、薬液ラインと直接継合される器具(以下、混注用輸液ライン接続具と呼ぶ)があり、両者が係合することにより、両ラインの接続がなされる。
【0003】
従来から使用されているコネクターは、雌型又は雄型のネジ式接続部を持ったプラスチック製のコネクターであり、Y字管(ト字管とも呼ばれる)やT字管などの形状がある。
一般的なY字管およびT字管を図8(a)および(b)に示す。図8(a)および(b)において、コネクターの主流路41aへ、流路管41bの側部開口部を通して別の薬液を混注するための分岐流路41cは、ゴム栓43で閉鎖され、その頂部にはゴム栓キャップ42を有する。薬液ラインから輸液ラインへの別の薬液混入は、該ゴム栓43に針11を刺通することによって可能となる。
通常、この分岐流路41cにおいては、輸液の流れがコネクターの主流路41aより遅く流れ、混注した薬液が分岐流路41cに溜まりやすく、分岐流路41cにはデッドスペースが形成される。麻酔薬や抗癌剤のように、微量の薬剤を患者の状態を観察し漸次増減しながら投与する場合、このような液溜まりが生じると過投与となり、医療過誤の原因となる可能性がある。
【0004】
このため、実用新案登録第2566751号公報では、流路を「く」の字状に折曲することにより、また、特開平11−33124号公報では、Y字管の内部形状を特殊な形状とすることにより、輸液が必ずゴム栓近傍を通過するようにし、デッドスペースをなくしたコネクターの構造について開示されている。しかし、これらのコネクターにおいては、輸液の流路がスムースではなく、点滴速度等に影響を与える可能性がある。
その他、輸液ラインに三方活栓を接続し、薬液混注時には活栓を切り替えることにより、混注時には薬液のみを注入し、混注終了後に活栓を元に戻すことにより、薬液を完全に輸液の流路中に流す方法などが用いられている。しかし、この場合、薬液混注時には輸液の流れが止められてしまうため、薬液が輸液によって希釈されず、高濃度で輸液ラインを移動することになり、予め薬液を輸液で希釈しておく等の処置が必要になってくる。
【0005】
前記コネクター以外のデッドスペースをなくしたコネクターとして、実開平4−44951号公報に開示される複数個のゴム栓43及びゴム栓キャップ42を設けたコネクター(以下、複数混注用コネクターと呼ぶ)を図8(c)および(d)に示す。この複数混注用コネクターは、ゴム栓43とコネクターの主流路41aが接しているため、デッドスペースを有さず、コネクターの液溜まりの問題を解消しており、かつ、輸液の流路も輸液ラインと同様の構造を有している。
【0006】
このようなゴム栓43及びゴム栓キャップ42を設けたコネクターは、ゴム栓43に針11を刺通して別液を混入するが、針11による誤穿刺防止の為に、一般的には、混注用輸液ライン接続具に針を覆うカバー(以下、針保護カバーと呼ぶ)を設ける。従来の針保護カバーとしては、実用新案登録第2565893号公報に針ハブと一体に形成されたプロテクターや、実開平7−17250号公報に薬液充填後の注射器に取り付ける針保護カバー等が開示されており、これらは針先を覆っているため、十分な誤穿刺防止機能を有している。
しかし、前記の複数混注用コネクターに結合する混注用輸液ライン接続具は、コネクターの流路管41bが空間的障害となるため、針の途中までしか針保護カバーを設けることができず、針の先端が露出した状態であったため、誤穿刺等の医療事故の原因となる可能性を有していた。
【0007】
また、前記種々のコネクターは、コネクター本体に弾性栓体を取り付け、キャップなどにより栓体を保持する構成となっており、細菌による感染症の少ない輸液システムを提供しているが、コネクターと混注用輸液ライン接続具との係合手段に関しては、いくつかの手段が用いられている。
特許第1435244号公報にはクリップやネジ山による係合手段、特許第2840535号公報にはラッチ式固定方法、特許第2549223号公報にはプリ・スリット式注入部位のための差し込み固定カニューレを用いた方法、実用新案登録第2147584号公報および実開平1−95951号公報には雌ネジ部と雄ネジによる螺合手段が開示されている。しかし、ネジによる螺合手段については、輸液投与中に、外力によりネジが緩んで外れるおそれがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、前記複数混注用コネクター等のようにゴム栓43とコネクターの主流路41aが接しているコネクターは、液溜まりの問題を解消しており、輸液の流路もスムースである。しかしながら、このようなデッドスペースのないコネクターに係合する混注用輸液ライン接続具は、針の針先が露出しているため、誤穿刺の医療事故の原因となる可能性がある。
また、前記コネクターと前記混注用輸液ライン接続具のネジによる螺合手段は、輸液投与中に外力によりネジが緩んで外れる恐れがある。
そこで、本発明は、デッドスペースのないコネクターに係合する混注用輸液ライン接続具における、針先の露出という問題を解消し、かつ、コネクターとの係合が確実な輸液ライン接続具を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために、種々鋭意検討した結果、混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続されない状態では、針11及び針ハブ12は針保護カバー3内部に留保されており、混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続された状態では、雌ネジ部3bと雄ネジ部42aが螺合し、かつ、雄ネジ部12aと雌ネジ部3aが螺合することによって、該針11及び針ハブ12は、針保護カバー3からコネクター4方向へ突出する機構を有する混注用輸液ライン接続具においては、デッドスペースのないコネクター4に用いる場合であっても、針先の露出による誤穿刺を防止できることを見出し、本発明に到達した。
【0010】
すなわち、本発明は、中空である針11、該針11の基端部に固着された中空円筒状の針ハブ12および該針ハブ12を内部に収納する中空の円筒である針保護カバー3を有し、輸液ライン上のコネクター4と接続して使用する混注用輸液ライン接続具であって、
(a)該針ハブ12の外表面には、雄ネジ部12aを有し、
(b)該針保護カバー3の内表面には、該針ハブ12の雄ネジ部12aに螺合する雌ネジ部3aと、該コネクター4の外表面に設けられた雄ネジ部42aと螺合可能である雌ネジ部3bを有し、
(c)混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続されない状態では、該針11及び針ハブ12は針保護カバー3内部に留保されており、
(d)混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続された状態では、該雌ネジ部3bと雄ネジ部42aが螺合し、かつ、該雄ネジ部12aと雌ネジ部3aが螺合することによって、該針11及び針ハブ12は、針保護カバー3からコネクター4方向へ突出する機構を有する
ことを特徴とする混注用輸液ライン接続具である。
【0011】
本発明において、輸液ラインとは、輸液を患者体内へ注入する経路であり、薬液ラインとは、注入する輸液に別の薬液を混注する経路である。
【0012】
本発明において、混注用輸液ライン接続具とは、一方で薬液ライン5に固着され、他方でコネクター4と係合される器具であり、コネクター4と係合することよって、薬液ライン5内の薬液を輸液ライン6へ混注することができる。
【0013】
本発明において、針とは、先端部が尖った細い導管であり、コネクター4のゴム栓43を刺通することにより、薬液ライン5内の薬液をコネクター4内の輸液に混注することを可能とするものである。混注用輸液ライン接続具をコネクター4に接続した状態で、針11の針先は、コネクター4の主流路41a内に位置することが好ましい。
【0014】
本発明において、雄ネジ部とは、円筒状部材の外表面の螺旋状の突起又は溝であり、同様に、雌ネジ部とは、中空円筒状部材の内表面の螺旋状の突起又は溝である。雄ネジ部は、雌ネジ部と螺合可能である。また、雄ネジ部または雌ネジ部の回転とは、雄ネジ部と雌ネジ部を螺合するときの、時計回りまたは反時計回りの回転をいう。
【0015】
本発明において、針ハブは、針11の基端部及び薬液ライン5先端に固着され、針保護カバー3との螺合部を有する中空円筒状の部材であり、内側で針11と係合することによって、薬液ライン5内の薬液を針11内へ流すための流路となる。
【0016】
本発明において、針保護カバーとは、針11を覆う筒状のカバーであり、針ハブ12との螺合部である雌ネジ部3aおよびゴム栓キャップ42との螺合部である雌ネジ部3bを有し、雌ネジ部3aの回転と雌ネジ部3bの回転は逆回転である。
【0017】
本明細書において、コネクターとは、両端で輸液ライン6に固着され、混注用輸液ライン接続具と係合される器具であり、一般的には、図1に示すように、コネクター本体41、ゴム栓キャップ42及びゴム栓43からなるが、このような構成に限定されるものではない。コネクター本体41とは、管状導管部分であり、その両端で輸液ライン6に固着されている。ゴム栓43とは、針11を刺通するための栓体である。ゴム栓キャップ42とは、該ゴム栓43を固定するためキャップである。コネクター本体41において、主流路41aとは、輸液の流入口および流出口をほぼ直線的につなぐ流路であり、流路管41bとは、主流路41aを形成する管状導管である。
【0018】
本発明において、回動防止筒状体とは、針ハブ12の外側および針保護カバー3の内側に接し、針ハブ12に対して回動せず、コネクター4のゴム栓キャップ42と嵌合し、ゴム栓キャップ42に対して回動しない筒状の部品である。
【0019】
前記針ハブ12、回動防止筒状体2および該コネクター4は、針ハブ12がコネクター4に対して回動せず、且つ、針ハブ12が回動防止筒状体2の先端部または基端部方向には稼動であるための機構を有する
【0020】
本発明において、ロック機構とは、混注用輸液ライン接続具の雌ネジ部3bとコネクターの雄ネジ部42aと螺合した状態を保持するための機構であり、例えば、雌ネジ部3bとコネクターの雄ネジ部42aとが螺合した状態で、雄ネジ部42aの先端に設けられた突起に嵌合するよう、雌ネジ3bにも突起部を設けることによって、突起部同士が嵌合し、雌ネジ部3bとコネクターの雄ネジ部42aが螺合した状態を保持する機構などである。
【0021】
本発明において、デッドスペースとは、図8(a)および(b)に示す従来のコネクターにおいて、分岐流路41cのような主流路41aよりも輸液の流れが滞る部分である。デッドスペースのないコネクター4とは、例えば、図1、図8(c)および(d)に示すコネクターが挙げられ、これらにおいては、輸液の流れが滞る部分を有していない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を図面を用いて説明する。混注用輸液ライン接続具とコネクター4の形態を図1〜図3に、混注用輸液ライン接続具のみの形態を図4〜図7に示す。
【0023】
図1において、針保護カバー3は、先端部内側に、ゴム栓キャップ42の雄ネジ部42aと螺合する雌ネジ部3bが設けてある。また、針保護カバー3の基端部内側には、針ハブ12の外側に設けられた雄ネジ部12aに螺合する雌ネジ部3aが設けられている。針ハブ12の胴体側面には雄ネジ部12aを設けている。ゴム栓キャップ42の先端部側面には、針保護カバー3の雌ネジ部3bと螺合する雄ネジ部42aが設けられている。
【0024】
該針ハブ12の雄ネジ部12aおよび針保護カバー3の雌ネジ部3aの回転に対して、ゴム栓キャップ42の雄ネジ部42aおよび針保護カバー3の雌ネジ部3bの回転は、逆回転である。このため、針保護カバー3をコネクター4の雄ネジ部42aに螺合するため、回転させると、針ハブ12は、針保護カバー3に対して、コネクター4方向へ突出する。
【0025】
図2において、回動防止筒状体2に設けた回動防止リブ2bは、針ハブ12の溝12bと嵌合するため、針ハブ12は、回動防止筒状体2に対して回動せず、かつ、回動防止筒状体2の先端部または基端部方向には可動である。
また、回動防止筒状体2に設けた嵌合部2aは、混注用輸液ライン接続具とコネクター4の接続を行う際、ゴム栓キャップ42の切欠部42bと嵌合するため、回動防止筒状体2はゴム栓キャップ42に対して回動されない。
【0026】
混注用輸液ライン接続具をコネクター4に接続した状態では、針11は、コネクター4のゴム栓43を貫通し、針11の先端は、主流路41aに位置する。
コネクター本体41には、輸液ライン6が接続されている。薬液ライン5には、針11が嵌合された針ハブ12が接続されている。
【0027】
前記混注用輸液ライン接続具において、針11及び針ハブ12は合成樹脂材料から射出成形又は押出成形等によって成形された一体成形体であってもよい。一体成形体に使用される代表的な合成樹脂材料としては、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、アクリル・ブタジエン・スチレン共重合体などのアクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリオキシメチレン、液晶ポリマーがある。
【0028】
また、針保護カバー3の外部側面には、針保護カバー3を手で回転させるための外部リブ3cを有することが好ましい。
【0029】
さらに、雌ネジ部21の基端部には、ロック機構としての突起部が、雌ネジ部21とコネクターの雄ネジ部42aとが完全に螺合した状態で、雄ネジ部42aの先端に設けられた突起に嵌合するように設けられることが好ましい。
【0030】
図3は、本発明の混注用輸液ライン接続具とコネクター4の結合状態を示す。
【0031】
図4において、キャップ7は、回動防止筒状体2の内側、針ハブ12の環状リブ12cの先端側および針保護カバー3の先端部に嵌合することによって、針11が針保護カバー3の外部に露出することを防止する構造を有している。また、キャップ7の斜視図を図2に、キャップ7が嵌合された状態の混注用輸液ライン接続具の側面図を図5および図6に示している。
【0032】
図7に、針ハブ12の雄ネジ部12aがハーフネジの場合の態様を示す。本発明において、針ハブ12が回動防止筒状体2に対して回動せず、かつ、回動防止筒状体2の先端部または基端部方向には可動であるための機構としては、図2に示すように、針ハブ12の溝12bおよび回動防止筒状体2の回動防止リブ2bを設ける代わりに、雄ネジ部12aがハーフネジであり(図7(a))、ハーフネジの平らな部分12dと嵌合するように、回動防止筒状体2の内部に、平らな部分2d(図7(b))が設けられていてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、コネクター4との接続に連動して、針11が、針保護カバー3の内部から、コネクター方向へ突出する機構を有する混注用輸液ライン接続具であり、デッドスペースのないコネクター4に対しても、針の先端がコネクター4の主流路41aまで挿入され、かつ、未使用時、または使用後は針保護カバー3の内部に針11が留保されるため、誤穿刺事故を防止する効果を有する。
【0034】
そのほか、針保護カバー3の内側には、コネクター4との螺合手段において、ロック機構を有するため、輸液ライン6への薬剤混注時等の混注用輸液ライン接続具の脱落を防止することができる。
また、針ハブ12は、コネクター4のゴム栓キャップ42に対して、回動しないため、針保護カバー3をコネクター4に螺合する際にも、薬液ライン5の捻れの問題がない。
さらに、キャップ7を、混注用輸液ライン接続具の未使用時または使用後に、針保護カバー3の先端に嵌合することによって、針11が、針保護カバー3の回転等によって、針保護カバー3の外部に露出するのを防ぎ、誤穿刺事故を防止する効果をさらに確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混注用輸液ライン接続具およびコネクターの結合状態の縦断面図である。
【図2】本発明の混注用輸液ライン接続具およびコネクターの分解斜視図である。
【図3】本発明の混注用輸液ライン接続具およびコネクターの結合状態の斜視図である。
【図4】本発明の混注用輸液ライン接続具にキャップが嵌合した状態の縦断面図である。
【図5】本発明の混注用輸液ライン接続具にキャップが嵌合した状態の混注用輸液ライン接続具の側面図である。
【図6】本発明の混注用輸液ライン接続具にキャップが嵌合した状態の混注用輸液ライン接続具の側面図である。
【図7】本発明の混注用輸液ライン接続具において、針ハブがハーフネジである場合の態様を示す図である。
(a)針保護カバーと針ハブの斜視図
(b)回動防止筒状体の斜視図
【図8】従来のコネクターを示す図
(a)Y字管の断面図
(b)T字管の断面図
(c)複数混注用コネクターの上面図
(d)複数混注用コネクターの(c)B−Bでの断面図
【符号の説明】
11. 針
12. 針ハブ
12a.雄ネジ部
12b.環状リブ
12c.溝
12d.平らな部分
2. 回動防止筒状体
2a. 嵌合部
2b. 回動防止リブ
2c. フック
2d. 平らな部分
3. 針保護カバー
3a. 雌ネジ部
3b. 雌ネジ部
3c. 外部リブ
4. コネクター
41. コネクター本体
41a.主流路
41b.流路管
41c.分岐流路
42. ゴム栓キャップ
42a.雄ネジ部
42b.切欠部
43.ゴム栓
5. 薬液ライン
6. 輸液ライン
7. キャップ

Claims (14)

  1. 中空である針11、該針11の基端部に固着された中空円筒状の針ハブ12および該針ハブ12を内部に収納する中空の円筒である針保護カバー3を有し、輸液ライン上のコネクター4と接続して使用する混注用輸液ライン接続具であって、
    (a)該針ハブ12の外表面には、雄ネジ部12aを有し、
    (b)該針保護カバー3の内表面には、該針ハブ12の雄ネジ部12aに螺合する雌ネジ部3aと、該コネクター4の外表面に設けられた雄ネジ部42aと螺合可能である雌ネジ部3bを有し、
    (c)混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続されない状態では、該針11及び針ハブ12は針保護カバー3内部に留保されており、
    (d)混注用輸液ライン接続具がコネクター4に接続された状態では、該雌ネジ部3bと雄ネジ部42aが螺合し、かつ、該雄ネジ部12aと雌ネジ部3aが螺合することによって、該針11及び針ハブ12は、針保護カバー3からコネクター4方向へ突出する機構を有する
    ことを特徴とする混注用輸液ライン接続具。
  2. 前記コネクター4の雄ネジ部42aおよび針保護カバー3の雌ネジ部3bの回転に対して、針ハブ12の雄ネジ部12aおよび針保護カバー3の雌ネジ部3aの回転は、逆回転である請求項1に記載の混注用輸液ライン接続具。
  3. さらに、前記針ハブ12を内部に収納し、かつ、針保護カバー3の内部に設けられた、中空の円筒である回動防止筒状体2を有する請求項1または2に記載の混注用輸液ライン接続具。
  4. 前記回動防止筒状体2は、該針基12がコネクター4に対して、回動しないための機能を有する請求項3に記載の混注用輸液ライン接続具。
  5. 前記回動防止筒状体2は、前記コネクター4に設けられた切欠部42bと嵌合する嵌合部2aを有する請求項3または4に記載の混注用輸液ライン接続具。
  6. 前記回動防止筒状体2は、回動防止リブ2bを有し、前記針ハブ12は、該回動防止リブ2bと嵌合する溝12bを有する請求項3〜5のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  7. 前記針ハブ12は、先端側側面に環状リブ12cを有し、前記回動防止筒状体2は、該環状リブ12cと嵌合するフック2cを有する請求項3〜6のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  8. 前記針保護カバー3は、前記回動防止筒状体2に対して回動自在である、請求項3〜7のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  9. 前記雄ネジ部12aおよび雌ネジ部3aは、前記該針ハブ12と針保護カバー3が螺合した状態を保持するためのロック機構を有する、請求項1〜8のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  10. 前記雄ネジ部42aおよび雌ネジ部3bは、前記コネクター4と針保護カバー3が螺合した状態を保持するためのロック機構を有する、請求項1〜9のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  11. 前記針11の先端は、混注用輸液ライン接続具とコネクター4との接続時に、コネクター4の主流路41a内に位置する、請求項1〜10のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  12. 前記コネクター4はデッドスペースのないコネクターである請求項1〜11のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  13. さらに、前記針保護カバー3の先端部と嵌合可能なキャップ7を有する請求項1〜12のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具。
  14. さらに、前記針ハブ12に薬液ライン5を固着してなる、請求項1〜13のいずれかに記載の混注用輸液ライン接続具と薬液ラインの一体器具。
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