JP3704569B2 - 直列型熱電対の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二種類の異種金属部材を交互に配してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させて形成する直列型熱電対の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
直列型熱電対として、図9,10に示すように、異なる二種類の金属部材231,232の端部を接続してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子241が連なって形成されるものが知られている。すなわち、各熱電対素子241の数だけ温接点a’と冷接点b’とを形成することにより、一つ一つの熱電対素子241から得られる熱起電力は小さくても、直列型熱電対221全体としては大きな熱起電力を得る構成である。
このような直列型熱電対221は、金属部材231,232を一つずつ並べていきながら、端部をジグザグ状に溶接していくことによって製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属部材231,232を並べて端部を溶接することは、金属部材231,232がバラバラになりやすく作業がしづらいために、高度な技能を要するものである。このため、作業時間も長くかかり、一定の品質を維持することも難しく、製造コストがアップするという問題が生じていた。
本発明の直列型熱電対の製造方法は上記課題を解決し、容易に溶接や組立作業が行えることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の直列型熱電対の製造方法は、
金属種の異なる二種類の金属部材を交互に複数並べ、その端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させて形成する直列型熱電対の製造方法において、
上記金属部材それぞれに組立穴を開口し、該組立穴に線材を通した後にそれぞれの端部を溶接し、その後、線材を抜くことを要旨とする。
【0005】
また、本発明の請求項2記載の直列型熱電対の製造方法は、
金属種の異なる二種類の金属板を交互に複数並べ、隣り合う金属板間に絶縁シートを挟み込み、隣り合う金属板の端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させて形成する直列型熱電対の製造方法において、
上記金属板及び上記絶縁シートそれぞれに組立穴を開口し、該組立穴に線材を通して該金属板と該絶縁シートとを重ね合わせた後に該金属板の端部を溶接し、固定部材で該絶縁シートが隣り合う金属板間から外れないようにし、その後、線材を抜くことを要旨とする。
【0006】
また、本発明の請求項3記載の直列型熱電対の製造方法は、
金属種の異なる二種類の金属板を交互に複数並べ、隣り合う金属板間に絶縁シートを挟み込み、隣り合う金属板の端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させた熱電対列を複数製造し、該熱電対列を前後に複数列配列して形成する直列型熱電対の製造方法であって、
上記金属板及び上記絶縁シートそれぞれに二箇所ずつ組立穴を開口し、該組立穴に二本の平行な線材を通して該金属板と該絶縁シートとを積層した後に該金属板の端部を溶接することにより熱電対列を複数製造し、該熱電対列を前後に複数列配列した後、該複数配列された熱電対列を固定枠により前後から挟着して固定し、その後、線材を抜くことを要旨とする。
【0007】
上記構成を有する本発明の請求項1記載の直列型熱電対の製造方法は、金属部材を並べて組立穴に線材を通して、金属部材がバラバラにならない様にした後に、端部をジグザグ状に溶接し、溶接後に線材を引き抜く。このため、溶接時に金属部材がバラバラになることはなく、作業性が向上する。
【0008】
また、本発明の請求項2記載の直列型熱電対の製造方法は、金属板及び絶縁シートを重ね合わせて組立穴に線材を通して、金属板及び絶縁シートがバラバラにならない様にした後に、金属板の端部をジグザグ状に溶接し、固定部材で絶縁シートが金属板間から外れないようにし、その後線材を引き抜く。このため、溶接や組立作業時に金属板や絶縁シートがバラバラになることはなく、作業性が向上する。
【0009】
また、本発明の請求項3記載の直列型熱電対の製造方法は、金属板及び絶縁シートを積層して二箇所に開口された組立穴に二本の平行な線材を通して、金属板と絶縁シートとの位置決めをすると共に、金属板及び絶縁シートがバラバラにならない様にした後に、金属板の端部をジグザグ状に溶接して複数の熱電対列を製造する。そして、熱電対列を前後に複数列配列した後に固定枠により前後から挟着することによって、複数の熱電対列を固定すると共に、絶縁シートの抜け止めもして、その後線材を引き抜く。
このため、溶接や組立作業時に金属部材や絶縁シートがバラバラになることはなく、作業性が向上する。しかも、二本の平行な線材を組立穴に通していくだけで、金属板及び絶縁シートの正確な位置を決めることができ、より一層作業性が向上する。
更に、固定枠により熱電対列を固定するだけで、絶縁シートの抜け止めにもなり、作業効率が一層向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の直列型熱電対の製造方法の好適な実施形態について図1〜図8を用いて説明する。
【0011】
直列型熱電対21は、図1に示すように、前後二列で配列された後熱電対列29と前熱電対列30とで構成される。
そして、図2〜5に示すように、後熱電対列29は、略L字状外形のステンレス板からなる第一金属部材31と、第一金属部材31より薄い略L字状外形のコンスタンタン板からなる第二金属部材32と、金属部材間の絶縁を確保する絶縁シート40とからなる。尚、第一金属部材31は、銅製、クロメル製、鉄製等でもよい。
【0012】
第二金属部材32は、下端部が段差Hが生じるように折り曲げられて折曲下端部33が形成されると共に、先端部が下端部とは逆向きに段差Hが生じるように折り曲げられて折曲先端部34が形成される。折曲先端部34には、切り欠き部37bが形成される。第一金属部材31の先端部と下端部とは、折り曲げられずそれぞれ平先端部36と平下端部35とを形成している。平先端部36には肉薄となる切り欠き部37aが形成される。
第一金属部材31には、その上部と下部に組立穴38aが開口され、この組立穴38aのやや内側に高さXの凸部39aがプレス加工により二つ形成される。また、第二金属部材32にも同様に、その上部と下部に組立穴38bが開口され、この組立穴38bのやや内側に高さXの凸部39bがプレス加工により二つ形成される。凸部39a,39bは、金属部材31,32を交互に並べたときに第一金属部材31と第二金属部材32とで同じ向きに突出するように形成される。
また、第一金属部材31の背面には、コの字状に切り欠いた引掛け部53aが形成され、同様に、第二金属部材32の背面にも、コの字状に切り欠いた引掛け部53bが形成される。
【0013】
後熱電対列29は、図5に示すように、これらの金属部材31,32を交互に並べ、その端部をジグザグ状に溶接して形成するが、この際金属部材31,32間の絶縁を確保するために、厚さY(X+Y=H)の絶縁シート40を金属部材31,32間に挟み込む。絶縁シート40にも、その上部と下部に組立穴38cが開口される。絶縁シート40の組立穴38cは、金属部材31,32間に絶縁シート40を挟み込んだ際に、金属部材31,32の組立穴38a,38bと同じ位置となるように開口される。また、絶縁シート40の背面にも金属部材31,32と同様に引掛け部53cが形成される。
【0014】
次に、直列型熱電対21の製作方法について説明する。
金属部材31,32と絶縁シート40の位置決めをする位置決め治具54は、図6に示すように、固定台55と固定台55に固定された二本の平行の線材49とからなる。
まず第一工程では、組立穴38a,38b,38cにこの線材49をそれぞれ通して、絶縁シート40、第一金属部材31、絶縁シート40、第二金属部材32、絶縁シート40、第一金属部材31…の順に交互に積層する。この際、第一金属部材31と第二金属部材32とは、平先端部36と折曲先端部34とが向かい合い、平下端部35と折曲下端部33とが向かい合うように配列する。
【0015】
第二工程で、上記のようにして積層された金属部材31,32の先端部と下端部とを交互に溶接してジグザグ状に連結して、後熱電対列29を作製する。
折曲先端部34と平先端部36との接合点が温接点aとなり、折曲下端部33と平下端部35との接合点が冷接点bとなる。
【0016】
また、前熱電対列30も後熱電対列29と同様に、略L字状外形のステンレス板からなる第一金属部材と、第一金属部材より薄い略L字状外形のコンスタンタン板からなる第二金属部材と、絶縁シートとで構成される。そして、上述したような第一工程と第二工程とを経て作製される。尚、前熱電対列30の金属部材は、後熱電対列29の金属部材31,32よりも小型に形成され、前熱電対列30の金属部材及び絶縁シートの引掛け部は前面側に形成する。
【0017】
そして、第三工程で、図1に示すように、コの字型の取付枠42に、絶縁帯45、前熱電対列30、絶縁帯45、仕切り板44、絶縁帯45、後熱電対列29、絶縁帯45の順に収めて、後から押え板43で押さえ、ビス48で止めることにより、直列型熱電対21が組立られる。また、この際、後熱電対列29の引掛け部53a,53b,53cに押え板43がはまり込み、前熱電対列30の引掛け部に取付枠42がはまり込むことによって、絶縁シート40の抜け止めになる。
【0018】
第四工程で線材49を組立穴38a,38b,38cから引き抜き、後熱電対列29と前熱電対列30とをリード線46によって直列に接続することにより、直列型熱電対21の完成品が出来あがる。
【0019】
上述したように、二つの組立穴38a,38b,38cに二本の線材49を通して、金属部材31,32と絶縁シート40を積層していくだけで、金属部材31,32と絶縁シート40とが正しい位置関係となるように配列できる。
更に、組立穴38a,38b,38cに線材49が通してあるので、溶接作業時に金属部材31,32と絶縁シート40とがバラバラになってしまうことはなく作業が行い易い。
更に、第三工程での組立作業時にも、組立穴38a,38b,38cに線材49が通してあるので、絶縁シート40が金属部材31,32間からバラバラと外れることはなく作業が行い易い。
これらの結果、作業効率が非常に向上し、良質な製品を安価に製造できるようになる。
【0020】
また、上述したように第二金属部材32の先端部と下端部とに、段差Hを設けることにより各金属部材31,32間に距離Hの隙間を形成して絶縁の確保と良好な放熱を図っている。
この場合、各金属部材31,32の先端部と下端部とが交互に溶接されただけの構造であるため、金属部材31,32がアコーデオンのように動いたり、金属部材31,32自身が歪んだりして距離が不均一となり、狭いところでは放熱しにくくなって冷接点bが高温になり、熱起電力が低下してしまうことがある。
そこで、本実施形態の直列型熱電対21では、金属部材31,32に凸部39a,39bを形成している。凸部39a,39bの高さXと絶縁シート40の厚さYを足すとちょうど金属部材31,32間の距離Hとなる。従って、金属部材31,32を交互に並べてその間に絶縁シート40を挟み込んでいくと、図5に示すように、凸部39a,39bが絶縁シート40と当接して、金属部材31,32間の距離Hを確保する。つまり、この凸部39a,39bにより金属部材31,32間の空間が支持されるため、金属部材31,32を並べるだけで簡単に金属部材31,32を所定ピッチで等間隔に配列することができる。
さらに、溶接後に金属部材31,32がアコーデオンのように動いたり、金属部材31,32自身が歪んだりして距離が不均一になってしまうことも防止できる。
また、先端部34,36には切り欠き部37a,37bが形成されているので、温接点aの熱容量は小さくなる。
【0021】
このようにして製造された直列型熱電対21は、例えば、赤熱プレート式バーナからの輻射熱に加え温風によっても暖房を行うファン付赤外線ストーブの送風ファンの電源として用いられる。
【0022】
図7に示すように、ストーブ1は、前面に輻射開口2が設けられた器体ケース3内に、この輻射開口2に対向させて赤熱プレート式のバーナ4を備える。バーナ4は、燃料ガスと一次空気との混合室を形成するバーナ本体6と、バーナ本体6に装着される多数の炎孔が設けられたセラミックス製の燃焼プレート7とを備えた全一次空気式バーナであり、図示しない吸入孔から吸入された燃料ガスと一次空気とがバーナ本体6内で良好に混合され、その混合気が燃焼プレート7の炎孔から噴出して、燃焼プレート7上で表面燃焼する。
バーナ4の燃焼面5の前面には、直列型熱電対21が対向して設けられ、この直列型熱電対21で発生した熱起電力が送風ファン11のモータの電源として用いられる。
【0023】
器体ケース3内の底部には、バーナ4の燃焼ガスを器体ケース3前面下部に設けられた温風吹出口10から送出する送風ファン11が設けられる。バーナ4の後方には、バーナ4の上方近傍に温風吸込口12を有し、送風ファン11に燃焼ガスを導くファン給気筒13が設けられる。ファン給気筒13の後方上部には、複数の冷風吸込口14が設けられ、送出する燃焼ガスを火傷等の危険がない適切な温度にまで冷却するための空気が吸い込まれる。また、器体ケース3後面には、器具外部の空気を器体ケース3内に吸引するための複数の取込口17が設けられる。
また、送風ファン11と温風吹出口10とはファン排気筒23によって連通される。
【0024】
上述した構成のストーブ1によれば、図示しない点火レバーを操作すると、燃焼プレート7から燃料ガスが噴出し、図示しない電極からの放電により点火される。そして、赤熱した燃焼プレート7からの輻射熱により器具正面の使用者を直接温める。
バーナ4が燃焼するとその燃焼熱により直列型熱電対21の温接点aが加熱され熱起電力が発生し、送風ファン11が駆動する。そして、送風ファン11によりバーナ4の燃焼ガスを温風吸込口12から、取込口17を介して器具内に吸引された外部空気を冷風吸込口14から吸い込み、それらの混合気を温風吹出口10から器具前面に向かって送出することにより、温風で室内全体を均一に加熱する。
【0025】
そして、直列型熱電対21を後熱電対列29と前熱電対列30の前後二列で形成しているので、燃焼プレート7の前面という限られたスペースに、より多くの熱電対素子41を設けることができる。従って、送風ファン11を駆動するのに必要な熱電対素子41の数を確保したまま、金属部材31,32間の距離Hを広げることができるので、放熱を促進して冷接点bの温度上昇を抑制でき、効率良く熱起電力を得ることができる。
【0026】
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、金属部材31,32間に絶縁シート40を挟み込んでいるが、絶縁シートを挟み込まなくても隣合う金属部材同士の絶縁が確保される、すなわち、隣合う金属部材同士が接触することがないような構成であれば、図8に示すように、絶縁シートを挟み込まなくても構わない。この場合には、金属部材に凸部は形成しない。
まず第一工程で、組立穴138a,138bに線材49をそれぞれ通して、第一金属部材131、第二金属部材132、第一金属部材131、第二金属部材132…の順に交互に積層する。この際、第一金属部材131と第二金属部材132とは、平先端部と折曲先端部とが向かい合い、平下端部と折曲下端部とが向かい合うように配列する。
尚、図8中においては、第二金属部材132でかくれて見えない第一金属部材131の組立穴138aを点線で描いている。
【0027】
第二工程で、上記のようにして積層された金属部材131,132の先端部と下端部とを交互に溶接してジグザグ状に連結して後熱電対列129を形成する。また、前熱電対列130も後熱電対列129と同様に、上述した第一工程と第二工程を経て形成される。
そして、第三工程で、コの字型の取付枠42に、絶縁帯45、前熱電対列130、絶縁帯45、仕切り板44、絶縁帯45、後熱電対列129、絶縁帯45の順に収めて、後から押え板43で押さえ、ビス48で止めることにより、直列型熱電対121が組立られる。
【0028】
第四工程で線材49を組立穴138a,138bから引き抜き、後熱電対列129と前熱電対列130とをリード線46によって直列に接続することにより、直列型熱電対121の完成品が出来あがる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載の直列型熱電対の製造方法によれば、金属部材を溶接する前に組立穴に線材を通しておくため、金属部材が作業中にバラバラになることを防止でき、作業が行い易くなって作業効率が向上する。この結果、良質な製品を安価に製造できるようになる。
【0030】
更に、本発明の請求項2記載の直列型熱電対の製造方法によれば、金属板の溶接や固定部材による絶縁シートの抜け止めの前に組立穴に線材を通しておくため、金属板や絶縁シートがこれらの作業中にバラバラになることを防止でき、作業が行い易くなって作業効率が向上する。この結果、良質な製品を安価に製造できるようになる。
【0031】
更に、本発明の請求項3記載の直列型熱電対の製造方法によれば、金属板の溶接や固定枠による複数の熱電対列の固定の前に組立穴に線材を通しておくため、金属板や絶縁シートがこれらの作業中にバラバラになることを防止でき、作業が行い易くなって作業効率が向上する。
しかも、二本の平行な線材を組立穴に通していくだけで、金属板及び絶縁シートの正確な位置を決めることができ、より一層作業性が向上する。
加えて、固定枠により複数の熱電対列を前後から挟着して固定するだけで、絶縁シートの抜け止めにもなるため、さらに作業効率が向上する。
これらの結果、良質な製品を安価に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の直列型熱電対の斜視図である。
【図2】本実施形態の後熱電対列を構成する第一金属部材の三面図である。
【図3】本実施形態の前熱電対列を構成する第二金属部材の三面図である。
【図4】本実施形態の絶縁シートの二面図である。
【図5】本実施形態の後熱電対列の後面図である。
【図6】位置決め治具を用いて、第一金属部材と第二金属部材と絶縁シートとを積層する際の説明図である。
【図7】本実施形態としてのファン付赤外線ストーブの断面概略図である。
【図8】別の実施形態の直列型熱電対の斜視図である。
【図9】従来例としての直列型熱電対の正面図である。
【図10】従来例としての金属部材の正面図である。
【符号の説明】
21…直列型熱電対、29…後熱電対列、30…前熱電対列、31…第一金属部材、32…第二金属部材、38a,38b,38c…組立穴、40…絶縁シート、41…熱電対素子、42…取付枠、43…押え板、49…線材、53a,53b,53c…引掛け部、54…位置決め治具、55…固定台。
Claims (3)
- 金属種の異なる二種類の金属部材を交互に複数並べ、その端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させて形成する直列型熱電対の製造方法において、
上記金属部材それぞれに組立穴を開口し、該組立穴に線材を通した後にそれぞれの端部を溶接し、その後、線材を抜くことを特徴とする直列型熱電対の製造方法。 - 金属種の異なる二種類の金属板を交互に複数並べ、隣り合う金属板間に絶縁シートを挟み込み、隣り合う金属板の端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させて形成する直列型熱電対の製造方法において、
上記金属板及び上記絶縁シートそれぞれに組立穴を開口し、該組立穴に線材を通して該金属板と該絶縁シートとを重ね合わせた後に該金属板の端部を溶接し、固定部材で該絶縁シートが隣り合う金属板間から外れないようにし、その後、線材を抜くことを特徴とする直列型熱電対の製造方法。 - 金属種の異なる二種類の金属板を交互に複数並べ、隣り合う金属板間に絶縁シートを挟み込み、隣り合う金属板の端部を溶接してジグザグ状に連結することにより、複数個の熱電対素子を連結させた熱電対列を複数製造し、該熱電対列を前後に複数列配列して形成する直列型熱電対の製造方法であって、
上記金属板及び上記絶縁シートそれぞれに二箇所ずつ組立穴を開口し、該組立穴に二本の平行な線材を通して該金属板と該絶縁シートとを積層した後に該金属板の端部を溶接することにより熱電対列を複数製造し、該熱電対列を前後に複数列配列した後、該複数配列された熱電対列を固定枠により前後から挟着して固定し、その後、線材を抜くことを特徴とする直列型熱電対の製造方法。
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