JP3703379B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子の駆動に用いられるタイミングパルスを生成するためのタイミングジェネレータを有する固体撮像装置(カメラなど)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDなどの固体撮像素子を用いたビデオカメラやディジタルスチルカメラが知られている。これらのカメラの開発期間は短くなり、低価格化も進んでいる。当然、それに使用される部品についても同様の要望が多く、開発期間の短縮とローコスト化が必要となっている。
【0003】
タイミングジェネレータは、固体撮像素子の駆動に用いられる多数のタイミングパルスを生成するための重要な部品である。カメラの手振れ防止機能や電子ズーム機能を実現するためには、固体撮像素子の垂直高速転送モードに応じたタイミングパルスが必要とされる。
【0004】
特開昭63−61560号公報には、仕様変更に簡単に対処することができるように、タイミングパルスのパターンを表す時系列データを格納しておくためのメモリと、このメモリに読み出しアドレスを順次与えるためのカウンタとを備えたタイミングジェネレータが開示されている。
【0005】
特開平9−205591号公報には、メモリ容量の削減を目的として、水平方向に繰り返すタイミングパルスと垂直方向に繰り返すタイミングパルスとを各々別個のメモリから得るようにしたタイミングジェネレータが開示されている。
【0006】
特開平10−257398号公報には、タイミングパルスをマイクロコンピュータによりプログラマブルに設定できるように、立ち上がりパルスをデコードするためのデコーダと、立ち下がりパルスをデコードするためのデコーダとを備えたタイミングジェネレータが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
固体撮像素子の駆動に用いられるタイミングパルスは、その数が多く、かつその波形が複雑である。したがって、上記従来のタイミングジェネレータのいずれでも、格納すべきデータ量が大きく、かつデータ設定が煩雑であるという問題があった。また、1垂直走査期間内に通常転送モードと垂直高速転送モードとが混在する場合に対処し得ないという問題もあった。
【0008】
本発明の目的は、固体撮像素子の駆動に用いられるタイミングパルスを生成するためのメモリ内蔵型タイミングジェネレータに格納すべきデータの量を低減し、かつ同タイミングジェネレータの柔軟な機能を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明によれば、数種類相関をもって変化するタイミングパルスについて、論理レベルの繰り返しパターンを表すデータを時系列データメモリに記憶させ、あるパルスの変化点から次のパルス変化点までの期間の長さを表す制御値を第1メモリに記憶させ、また1サイクル中のパルス論理変化数を第2メモリに、所望の繰り返しサイクル数を第3メモリにそれぞれ記憶させる。そして、これらのメモリデータを用いた多重カウント動作に基づいて所望のタイミングパルスを得るようにした。
【0010】
具体的には、本発明は、タイミングジェネレータを備えた固体撮像装置において、あるトリガパルスが入力されたことを条件としてクロックパルスの多重カウント動作を実行する計数部と、出力パルスの論理レベルの繰り返しパターンを表す時系列データを格納しておくための時系列データメモリとを有するタイミングジェネレータの構成を採用したものである。しかも、前記計数部は、各々制御値を格納しておくための第1、第2及び第3メモリと、前記トリガパルスに応答して前記クロックパルスのカウントを開始し、初期化パルスに応答してカウント値を初期化し、かつ停止パルスに応答してカウントを停止する第1カウンタと、第1メモリから読み出された制御値と第1カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致するつど制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを第1カウンタへ初期化パルスとして供給するための第1コンパレータと、この第1コンパレータから出力された制御パルスをカウントし、かつ初期化パルスに応答してカウント値を初期化する第2カウンタと、第2メモリから読み出された制御値と第2カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致するつど制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを第2カウンタへ初期化パルスとして供給するための第2コンパレータと、この第2コンパレータから出力された制御パルスをカウントし、かつ初期化パルスに応答してカウント値を初期化する第3カウンタと、第3メモリから読み出された制御値と第3カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致したときに制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを第3カウンタへ初期化パルスとして、また第1カウンタへ停止パルスとしてそれぞれ供給するための第3コンパレータとを有し、前記時系列データメモリは、第2カウンタのカウント値を読み出しアドレスとして受け入れて、時系列データに基づく出力パルスを固体撮像素子の駆動に用いられるタイミングパルスとして供給する機能を有することとした。
【0011】
例えば、前記トリガパルスは水平同期信号の各パルスであり、前記タイミングパルスは固体撮像素子の垂直転送ゲートの駆動に用いられる多相パルスである。この場合には、通常転送モードと垂直高速転送モードとのいずれであるかに応じて、第1、第2及び第3メモリから読み出される制御値を切り替えることとすれば、1垂直走査期間内に通常転送モードと垂直高速転送モードとが混在する場合にも容易に対処し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る固体撮像装置であるCCDカメラの概略構成例を示している。図1において、11はインターレーススキャン型の固体撮像素子(例えばCCD)を、12はCDS(相関二重サンプリング)やADC(アナログ・ディジタル変換)の処理を行う前処理LSIを、13は画素補間や輝度・色差処理などを行って映像信号を出力するディジタル信号処理(DSP)LSIを、14は固体撮像素子11の駆動に用いられるタイミングパルスH1,2、V1〜4及びCH1,2を生成するためのタイミングジェネレータ(TG)LSIを、15はV1〜4及びCH1,2から生成した駆動パルスφV1〜4を固体撮像素子11へ供給するためのクロックドライバ(DR)LSIをそれぞれ示す。タイミングジェネレータ14は、ディジタル信号処理LSI13から水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びクロック信号MCKの各パルスの供給を受け、上記タイミングパルスH1,2、V1〜4及びCH1,2を生成するとともに、信号処理パルスPROCを前処理及びディジタル信号処理の各LSI12,13へ供給するものである。ただし、水平及び垂直同期信号のパルスをタイミングジェネレータ14が生成することもある。本実施例では固体撮像素子11の駆動パルスのみについて述べていくが、本発明は、固体撮像素子11の駆動に用いられるタイミングパルス以外のパルスを生成する場合にも適用可能である。
【0013】
図2は、図1中の固体撮像素子11のゲート構成例を示している。図2において、21はフォトダイオード(PD)を、22は4相ゲートGV1,GV2,GV3,GV4からなる垂直転送部を、23は2相ゲートGH1,GH2からなる水平転送部を、24は電荷検出部をそれぞれ示す。図2において、フォトダイオード21と垂直転送部22とは簡略化して図示してあるが、実際の固体撮像素子11では、フォトダイオード21と垂直転送部22との組み合わせが水平画素数分だけ並ぶ。垂直転送部22のゲートは、水平転送部23側からGV3,GV2,GV1,GV4の順番の繰り返しで配列されている。図1中の駆動パルスφV1〜4は、それぞれ垂直転送部22のゲートGV1〜4に与えられる。また、図1中のタイミングパルスH1,2は、それぞれ水平転送部23のゲートGH1,2に与えられる。
【0014】
図2の固体撮像素子11の読み出し方法は、次のとおりである。すなわち、垂直転送部22のうちGV1及びGV3にそれぞれ高電圧(約15V)の駆動パルスφV1及びφV3を印加することによりフォトダイオード21から垂直転送部22へ電荷を読み出し、GV1の読み出し電荷を水平転送部23側に隣接するGV3の読み出し電荷と混合して1段分の信号電荷とした後、あるいはGV3の読み出し電荷を水平転送部23側に隣接するGV1の読み出し電荷と混合して1段分の信号電荷とした後、垂直転送部22のGV1からGV4までのゲートに駆動パルスφV1〜4を入力することにより、その電荷を1水平走査期間に1回ずつフォトダイオード21の2行分の電荷を同時に水平転送部23へ転送し、水平転送部23にタイミングパルスH1,2を印加して水平転送部23の電荷を送り、電荷検出部24より信号を出力するのである。
【0015】
図3は、図1中の主要信号の波形例(VDパルス付近)を示している。図3中のV1及びCH1は、タイミングジェネレータ14から出力されるタイミングパルスであって、クロックドライバ15で3値化及び電圧変換されて駆動パルスφV1となる。不図示のV2〜4は、クロックドライバ15で電圧変換されてφV2〜4となる。
【0016】
図3は、カメラの手振れ防止機能や電子ズーム機能を実現するために、1垂直走査期間内に通常転送モードと垂直高速転送モードとを混在させる場合を示している。具体的には、第17ライン(番号17の走査線)で約15VのφV1及びφV3を印加することにより、フォトダイオード21から垂直転送部22への電荷読み出しを行う。電荷読み出し後、φV1〜4により垂直高速転送を連続して行った後、通常転送を行う。その後VDパルスが入力されるまでφV1〜4により通常転送を行った後、再び垂直高速転送を開始する。垂直高速転送モードの転送周波数は、通常転送モードの転送周波数と同じであることが望ましい。しかしながら、図3に示す第2〜16及び第18〜24ラインの期間に所望の段数を転送できない場合、垂直高速転送モードの転送周波数を通常転送モードの2割程度まで高くするのは一般的には可能とされている。
【0017】
図4は、図3中の通常転送モードにおける詳細タイミングを示している。通常転送モードのV1〜4は、初期状態の論理をそれぞれ0,0,1,1とし、まずHDパルスの立ち上がりを基準にしてV3,V1,V4,V2,V1,V3,V2,V4の順に論理が反転し、信号電荷を水平転送部23の方向へ1段転送する。ここでは、あるパルスの変化点から次のパルス変化点までの期間の長さ(論理変化単位)を12クロックとしている。論理変化単位の12クロックを1ステップとした場合、V1〜4のパルス変化の周期は8ステップであり、この8ステップが垂直転送1段分の1周期である。通常転送モードの垂直転送1段の周期は96クロックである。
【0018】
図5は、図3中の垂直高速転送モードにおける詳細タイミングを示している。垂直高速転送モードのV1〜4は、通常転送モードと同じく初期状態の論理をそれぞれ0,0,1,1とし、まずHDパルスの立ち上がりを基準にしてV3,V1,V4,V2,V1,V3,V2,V4の順に論理が反転し、信号電荷を水平転送部23の方向へ1段転送する。この垂直高速転送モードにおける論理変化単位は、例えば10クロックである。論理変化単位の10クロックを1ステップとした場合、V1〜4のパルス変化の周期は8ステップであり、この8ステップが垂直転送1段分の1周期である。これを1周期として、例えば垂直転送5段分のV1〜4のパルスを連続的に出力している。垂直高速転送モードの垂直転送1段の周期は80クロックであり、通常転送モードに比べ約2割短い周期となっている。
【0019】
図6は、図1中のタイミングジェネレータ14の内部構成例を示している。ここでは、V1〜4の生成のみについて説明する。図6のタイミングジェネレータ14は、計数部31と、制御部32と、時系列データROM33とで構成されている。
【0020】
計数部31は、HDパルスがトリガとして入力されたことを条件としてMCKパルスの多重カウントを実行するものであって、第1ROM41と、第1カウンタ42と、第1コンパレータ43と、第2ROM51と、第2カウンタ52と、第2コンパレータ53と、第3ROM61と、第3カウンタ62と、第3コンパレータ63とで構成されている。第1、第2及び第3ROM41,51,61は、各々制御値を格納しておくためのメモリである。第1カウンタ42は、HDパルスに応答してMCKパルスのカウントを開始し、初期化パルスCP1に応答してカウント値を初期化し、かつ停止パルスCP3に応答してカウントを停止するカウンタである。第1コンパレータ43は、第1ROM41から読み出された制御値DT1と第1カウンタ42のカウント値CNT1とを比較し、両者が一致するつど次のMCKパルスのタイミングで制御パルスCP1を出力し、かつ該制御パルスを第1カウンタ42へ初期化パルスとして供給するための手段である。第2カウンタ52は、第1コンパレータ43から出力された制御パルスCP1をカウントし、かつ初期化パルスCP2に応答してカウント値を初期化するカウンタである。第2コンパレータ53は、第2ROM51から読み出された制御値DT2と第2カウンタ52のカウント値CNT2とを比較し、両者が一致するつど次のCP1パルスのタイミングで制御パルスCP2を出力し、かつ該制御パルスを第2カウンタ52へ初期化パルスとして供給するための手段である。第3カウンタ62は、第2コンパレータ53から出力された制御パルスCP2をカウントし、かつ初期化パルスCP3に応答してカウント値を初期化するカウンタである。第3コンパレータ63は、第3ROM61から読み出された制御値DT3と第3カウンタ62のカウント値CNT3とを比較し、両者が一致したときに次のCP2パルスのタイミングで制御パルスCP3を出力し、かつ該制御パルスを第3カウンタ62へ初期化パルスとして、また第1カウンタ42へ停止パルスとしてそれぞれ供給するための手段である。
【0021】
第1、第2及び第3カウンタ42,52,62はHDパルスが入力されるまでは動作停止状態を続け、HDパルス入力後動作を開始し、第3コンパレータ63のCP3パルス出力があるまで動作を続ける。第3コンパレータ63のCP3パルス出力時点で第1、第2及び第3カウンタ42,52,62は初期値にリセットされ、再びHDパルスが入力されるまで動作停止状態を続ける。なお、本実施例における第1、第2及び第3カウンタ42,52,62の初期値は各々“1”としている。
【0022】
制御部32は、通常転送モードと垂直高速転送モードとのいずれであるかに応じて第1、第2及び第3ROM41,51,61から読み出される制御値を切り替えるように、アドレスを供給するものである。ここでは、アドレス1が垂直高速転送モードを、アドレス2が通常転送モードをそれぞれ表すものとする。
【0023】
時系列データROM33は、出力パルスの論理レベルの繰り返しパターンを表す時系列データを格納しておくためのメモリであって、第2カウンタ52のカウント値CNT2を読み出しアドレスとして受け入れて、時系列データに基づく出力パルスをV1〜4のパルスとして供給するものである。
【0024】
図7(a)〜(d)は、図6中の各ROMの格納データの例を示している。なお、図7(a)〜(c)のデータは10進数で表記しており、図7(d)のデータは2値(バイナリ)で表記している。第1ROM41は、論理変化単位、すなわち1ステップのクロック数を記憶するものであり、図7(a)に示すとおり、垂直高速転送モードに対応するアドレス1に“10”を、通常転送モードに対応するアドレス2に“12”をそれぞれ記憶している。第2ROM51は、1サイクル中のパルス論理変化数、すなわち垂直転送1段分のステップ数を記憶するものであり、図7(b)に示すとおり、アドレス1及び2のいずれにも“8”を記憶している。第3ROM61は、所望の繰り返しサイクル数、すなわち垂直転送の段数を記憶するものであり、図7(c)に示すとおり、アドレス1に“5”を、アドレス2に“1”をそれぞれ記憶している。時系列データROM33は、V1〜4の論理レベルの繰り返しパターンを表すデータを記憶するものであり、図7(d)に示すとおり、出力1はV1、出力2はV2、出力3はV3、出力4はV4として4ビットデータを記憶させている。V1について例示すれば、アドレス1,2,3,4,5,6,7,8に対し、V1は0,0,1,1,1,0,0,0と出力される。
【0025】
制御部32により第1〜第3ROM41,51,61のアドレスを“2”に設定した場合には、時系列データROM33から図4のような通常転送モードのV1〜4パルスが出力される。また、アドレスを“1”に設定した場合には、図5のような垂直高速転送モードのV1〜4パルスが出力される。図3に示す通常転送モードと垂直高速転送モードとのV1〜4のパルスタイミングを実現させるためには、第2〜16及び第18〜24ラインにおいてはアドレスを“1”とし、これらのライン以外はアドレスを“2”とするよう制御部32にて制御すればよい。なお、通常転送モードにおける第1、第2及び第3ROM41,51,61のアドレスをそれぞれ“2”、“1”、“2”としてもよい。
【0026】
以上のように本実施例によれば、4種類の内蔵ROMをもつことで、数種類相関をもって変化するV1〜4のようなパルスについて、パルスタイミングのパターンを表すデータを時系列データメモリ33に、1ステップのクロック数を第1ROM41に、垂直転送1段分のステップ数を第2ROM51に、垂直転送の段数を第3ROM61にそれぞれ記憶させ、これらのROMデータを用いた多重カウント動作に基づいてV1〜4のパルスを得るようにしたので、複雑な回路設計、莫大なデータ量、複雑なデータ入力が解消され、タイミングジェネレータLSI14の設計時間及び試作時間の短縮が可能となる。また、固体撮像素子11の仕様変更等に伴って各モードの垂直転送タイミングの変更が必要になった場合でも、ROMデータの書き換えで柔軟に対処できる。しかも、第1、第2及び第3ROM41,51,61にそれぞれ複数種類の制御値を記憶し、各ROMの読み出しアドレスを制御することとしたので、1垂直走査期間内に通常転送モードと垂直高速転送モードとが混在する場合にも容易に対処できる。
【0027】
図8は、図6のタイミングジェネレータの変形例を示している。図8では、図6の構成に出力論理データROM34と、論理回路35とが付加されている。出力論理データROM34は、V1〜4に対応する4ビットの出力論理データを格納しておくためのメモリである。論理回路35は、時系列データROM33から読み出された時系列データと出力論理データメモリ34から読み出された出力論理データとの排他的論理和演算の結果を4ビット出力として供給するものである。V1〜4に対応する4ビットの出力論理データが図示のとおり“0011”であれば、V1〜4のうちV3及びV4のみが反転出力される。また、出力論理データが例えば“0000”であれば、V1〜4がそのまま出力される。
【0028】
したがって、図8の構成によれば、出力論理を変更したタイミングジェネレータLSIが必要になった場合でも、ロジック回路の変更は必要なく、出力論理データROM34のデータ書き換えによる容易な論理変更が可能となる。
【0029】
図9は、図6のタイミングジェネレータの他の変形例を示している。図9では、図8中の出力論理データROM34に代えてシリアルデータ設定部36が採用される。シリアルデータ設定部36は、当該タイミングジェネレータの機能設定に用いられるデータ(DATA)をシリアルクロック(SCK)信号に同期して入力する機能を有するものである。このシリアルデータ設定部36に設定されたデータが図示のとおり“0011”であれば、V1〜4のうちV3及びV4のみが反転された4ビット出力が論理回路35から得られる。
【0030】
したがって、シリアルデータ設定部36を採用すれば、タイミングジェネレータLSIの機能変更を容易に達成できる。シリアルデータ設定部36のデータを用いて、第1、第2及び第3ROM41,51,61、制御部32、出力論理データROM34の各出力のうちの任意の出力の論理操作を実行するようにしてもよい。
【0031】
なお、上記の例ではHDパルス入力直後からカウントを開始しているが、HDパルス入力から所定時間の後にカウントを開始してもよい。また、第1、第2及び第3カウンタ42,52,62の初期値を“1”としたが任意の値でもよい。第1、第2及び第3コンパレータ43,53,63においては同期式としたが非同期式でもよく、また各コンパレータの出力パルス論理は任意である。時系列データROM33及び出力論理データROM34の出力についてはいずれも4ビットとしたが、ビット数の制限はされない。論理回路35の動作は排他的論理和としたが、これに限らない。使用するメモリはRAM等でもよく、メモリの種類は問わない。
【0032】
更に、上記の例では固体撮像素子11の垂直転送用パルスの発生部に本発明を適用したが、水平転送用パルス及び信号処理用パルスの発生部に本発明を適用しても構わない。
【0033】
【発明の効果】
以上説明してきたとおり、本発明によれば、数種類相関をもって変化するタイミングパルスについて、論理レベルの繰り返しパターンを表すデータを時系列データメモリに記憶させ、あるパルスの変化点から次のパルス変化点までの期間の長さを表す制御値を第1メモリに、1サイクル中のパルス論理変化数を第2メモリに、所望の繰り返しサイクル数を第3メモリにそれぞれ記憶させ、これらのメモリデータを用いた多重カウント動作に基づいて所望のタイミングパルスを得るようにしたので、タイミングジェネレータに格納すべきデータの量を低減し、かつ同タイミングジェネレータの柔軟な機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置であるCCDカメラの概略構成例を示すブロック図である。
【図2】図1中の固体撮像素子(CCD)のゲート構成例を示す概念図である。
【図3】図1中の主要信号の波形例を示すタイミングチャート図である。
【図4】図3中の通常転送モードにおける詳細タイミングチャート図である。
【図5】図3中の垂直高速転送モードにおける詳細タイミングチャート図である。
【図6】図1中のタイミングジェネレータの内部構成例を示すブロック図である。
【図7】(a)〜(d)は図6中の各ROMの格納データ例を示す説明図である。
【図8】図6のタイミングジェネレータの変形例を示すブロック図である。
【図9】図6のタイミングジェネレータの他の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 固体撮像素子(CCD)
12 前処理(CDS/ADC)LSI
13 ディジタル信号処理(DSP)LSI
14 タイミングジェネレータ(TG)LSI
15 クロックドライバ(DR)LSI
21 フォトダイオード(PD)
22 垂直転送部
23 水平転送部
24 電荷検出部
31 計数部
32 制御部
33 時系列データROM
34 出力論理データROM
35 論理回路
36 シリアルデータ設定部
41 第1ROM
42 第1カウンタ
43 第1コンパレータ
51 第2ROM
52 第2カウンタ
53 第2コンパレータ
61 第3ROM
62 第3カウンタ
63 第3コンパレータ

Claims (5)

  1. あるトリガパルスが入力されたことを条件としてクロックパルスの多重カウント動作を実行する計数部と、
    出力パルスの論理レベルの繰り返しパターンを表す時系列データを格納しておくための時系列データメモリとを有するタイミングジェネレータを備えた固体撮像装置であって、
    前記計数部は、
    各々制御値を格納しておくための第1、第2及び第3メモリと、
    前記トリガパルスに応答して前記クロックパルスのカウントを開始し、初期化パルスに応答してカウント値を初期化し、かつ停止パルスに応答してカウントを停止する第1カウンタと、
    前記第1メモリから読み出された制御値と前記第1カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致するつど制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを前記第1カウンタへ初期化パルスとして供給するための第1コンパレータと、
    前記第1コンパレータから出力された制御パルスをカウントし、かつ初期化パルスに応答してカウント値を初期化する第2カウンタと、
    前記第2メモリから読み出された制御値と前記第2カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致するつど制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを前記第2カウンタへ初期化パルスとして供給するための第2コンパレータと、
    前記第2コンパレータから出力された制御パルスをカウントし、かつ初期化パルスに応答してカウント値を初期化する第3カウンタと、
    前記第3メモリから読み出された制御値と前記第3カウンタのカウント値とを比較し、両者が一致したときに制御パルスを出力し、かつ該制御パルスを前記第3カウンタへ初期化パルスとして、また前記第1カウンタへ停止パルスとしてそれぞれ供給するための第3コンパレータとを有し、
    前記時系列データメモリは、前記第2カウンタのカウント値を読み出しアドレスとして受け入れて、前記時系列データに基づく出力パルスを固体撮像素子の駆動に用いられるタイミングパルスとして供給する機能を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    前記第1、第2及び第3メモリから読み出される制御値を切り替えるための制御部を更に備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項2記載の固体撮像装置において、
    前記トリガパルスは水平同期信号の各パルスであり、前記タイミングパルスは前記固体撮像素子の垂直転送ゲートの駆動に用いられる多相パルスであって、
    前記制御部は、通常転送モードと垂直高速転送モードとのいずれであるかに応じて、前記第1、第2及び第3メモリの読み出しアドレスを切り替える機能を有することを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    出力論理データを格納しておくための出力論理データメモリと、
    前記時系列データメモリから読み出された時系列データと前記出力論理データメモリから読み出された出力論理データとの論理演算の結果を前記タイミングパルスとして出力するための論理回路とを更に備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1記載の固体撮像装置において、
    前記タイミングジェネレータの機能設定に用いられるシリアルデータを入力するためのシリアルデータ設定部を更に備えたことを特徴とする固体撮像装置。
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