JP3703365B2 - イメージング装置の較正システムおよび方法 - Google Patents

イメージング装置の較正システムおよび方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、較正システムおよび方法に関し、特に、イメージング装置を較正する較正システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
イメージング装置(結像装置、または撮像装置)は、物体の画像のうちの幅の狭い「走査線」部分を機械読取り可能データに変換する機器である。イメージング装置が生成する機械読取り可能データを、ここでは「画像データ」と呼ぶ。本技術分野において、物体の画像の走査線部分を画像データに変換するプロセスは、物体の「イメージング(撮像)」または「走査」として知られている。イメージング装置は、画像データを解析するプロセッサに電気的に接続されている。プロセッサは、画像データに基づいて、イメージングされている物体を識別することができる。イメージング装置には、例えばバーコード・リーダがある。バーコード・リーダは、本技術分野において周知であり、バーコードをイメージングしてそのバーコードが付されている物体を識別する。バーコード・リーダの形態のイメージング装置を、例えば、自動媒体交換装置に使用して、その自動媒体交換装置に配置された媒体を識別することができる。
【0003】
イメージング装置によってイメージングされる物体の走査線部分は、その物体からの光を反射することによって生成される。物体の反射性の領域は、その物体の非反射性の領域より多くの光を反射する。このため、物体の反射する領域は、走査線における光強度が高い領域に対応する。同様に、相対的に非反射性である物体の領域は、走査線における光強度が低い領域に対応する。このように、物体の走査線部分は、物体から反射する光の強度を表す。
【0004】
一般に、イメージング装置は、レンズと光センサを備えている。レンズおよび光センサは、共にハウジング内に配置されている。ハウジングには開口が形成されており、この開口によって、光が、イメージングされている物体からハウジング内および光センサまで進むことができる。レンズは、その開口と光センサとの間の光路上に配置されており、イメージングされている物体の画像を光センサ上に集束させる役割を果たす。光センサは、物体の画像の走査線部分を画像データに変換することによって、その物体をイメージングする。
【0005】
一般に、光センサは、光検出器素子(以下、単に光検出器と言う)の線形配列(アレイ)を有している。これら光検出器は、1つの光検出器の中心線から隣接する光検出器の中心線までの距離が所定の距離となるように間隔をおいて配置されている。個々の光検出器は、受信する光の強度に対応する電圧を出力する。例えば、高い光の強度は高電圧に対応し、低い光の強度は低電圧に対応する。上述したように、光センサによってイメージングされる物体の走査線部分は、光強度の高い領域と低い領域とを有する。従って、走査線における光強度の高い領域は、相対的に高電圧を出力する光検出器群に対応する。同様に、走査線における光強度の低い領域は、相対的に低電圧を出力する光検出器群に対応する。光センサが出力する画像データは、光検出器からの電圧出力が累積されたものである。
【0006】
光センサは、プロセッサに電気的に接続される。プロセッサは、光センサからの画像データを解析して、データ記憶装置にその画像データを格納する。プロセッサは、画像データを解析する際に、光検出器の電圧出力に基づいて、光検出器が受信した光の相対的な強度を決定する。また、プロセッサは、光センサが受信した物体の走査線部分の画像の光強度が高い領域と低い領域の長さを決定する。画像における光強度の高い領域と低い領域の長さは、高電圧または低電圧を出力する連続した光検出器の数をカウントし、この数に光検出器間の中心線の間隔を乗算することによって決定される。しかしながら、プロセッサは、イメージング装置の倍率を知らなければ、これら光強度の高い領域と低い領域とを生成した物体の走査線部分の実際の長さを決定することができない。
【0007】
一般に、レンズは、光センサ上に集束される物体の画像のサイズを、物体の実際のサイズから縮小する。このような物体の実際のサイズに対するその物体の画像のサイズの縮小を、本明細書ではイメージング装置の倍率と言い、文字(M)によって表す。画像縮小の一例として、イメージング装置が、およそ3cmの長さの光センサを有するものとする。これにより、この光センサ上に集束される物体の走査線部分の画像は、およそ3cmの長さになる。しかしながら、画像が生成される元となった物体の走査線部分は、およそ24cmの長さを有しているものとする。従って、このイメージング装置は、およそ1:8または0.125の倍率を有する。
【0008】
イメージング装置の倍率は、主に3つの変数、すなわち、物体距離、画像距離およびレンズの焦点距離によって決まる。物体距離は、イメージングされる物体とレンズとの間の距離である。画像距離は、レンズと光センサとの間の距離である。レンズの焦点距離は、レンズの形状とレンズの他の光学特性によって決まる。例えば、レンズは、一連の個別のレンズから構成されており、そのため、レンズの焦点距離は、個々のレンズの焦点距離間の相互作用によって決まる。物体距離は、イメージングされている物体の位置に対するレンズの位置によって変化し、画像距離は、光センサに対するレンズの位置によって変化する。一般に、画像距離は、物体距離よりもかなり小さく、そのため、レンズの位置の少しのずれは、物体距離よりも画像距離に対して大きい影響を及ぼすこととなる。従って、一般に、画像距離は、イメージング装置の倍率に影響する最も重要な変数である。一般に、物体距離の小さいずれは、イメージング装置の倍率にごくわずかな影響しか及ぼさない。
【0009】
上述したように、プロセッサは、イメージングされている物体の走査線部分の長さを決定することができるためには、イメージング装置の倍率を知らなければならない。イメージング装置の倍率は、画像距離の小さいずれからの影響を受け易いため、正確に決定することが困難である。しかしながら、レンズを光センサに対して正確に設置可能である場合は、イメージング装置の倍率は正確に決定することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
イメージング装置の製造中に、レンズを光センサから正確な画像距離に設置するためにハウジングに固定することができる。このようにレンズを光センサに対して正確に配置するためには、レンズを光センサから所定の正確な画像距離でハウジングに固定することができる取付け構造をレンズに対して設ける必要がある。しかしながら、この取付け構造により、イメージング装置がより高価になると共に複雑なものとなる。更に、レンズを、光センサから所定の画像距離に正確に設置するプロセスによって、イメージング装置に対して更に高価になると共にそれを製造する時間が長くなってしまう。また、レンズを正確に配置するプロセスではエラーが発生し易く、これにより、光センサに対するレンズの配置が不正確になる。この問題は、例えば、アセンブラがレンズを不正確な画像距離で固定する場合に発生する。この場合には、イメージング装置が物体の走査線長を決定しようとする時にエラーが発生することになる。
【0011】
レンズを光センサに対して正確に設置する代りに、レンズを、イメージング装置内において光センサから未知の画像距離で固定させることも可能である。この場合は、次に、レンズと光センサとの間の画像距離を物理的に測定する。更に、測定した画像距離をプロセッサに入力し、プロセッサに永久的に格納する。プロセッサはこの測定された画像距離を用いて、イメージングされている物体の走査線部分の長さを算出する。しかしながら、画像距離の測定のプロセスにより、イメージング装置のコストおよび製造時間が増大する。また、画像距離の測定およびプロセッサへの画像距離の入力においてエラーが発生する可能性もある。更に、イメージング装置を取替えた場合に、新たなイメージング装置の画像距離をプロセッサに入力しなければならない。ユーザがプロセッサに新たな画像距離を入力しなかった場合、あるいは、ユーザがプロセッサに不正確な画像距離を入力した場合、物体の走査線長を決定する際にエラーが発生する。プロセッサが取替えられ、ユーザが新たなプロセッサに既存のイメージング装置の画像距離を正確に入力しなかった場合にも、同様のエラーが発生する。
【0012】
従って、イメージング装置の画像距離、さらには、その倍率を決定するために容易に製造し較正することができるイメージング装置が必要とされている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
イメージング装置の較正システムが開示されている。本較正システムは、イメージング装置内に設置されたレンズと光センサとの間の画像距離を決定する。画像距離を決定すると、イメージング装置の倍率を算出することができる。そして、イメージング装置は、その倍率に基づいて、イメージングされている物体の実際の長さを算出することができる。
【0014】
イメージング装置の較正は、イメージング装置が較正ターゲットをイメージングすることによって開始する。この較正ターゲットは、所定の長さを有し、イメージング装置の光センサから所定の距離に設置されている。イメージング装置は、この較正ターゲットをイメージングすると、イメージング装置の倍率を計算することができる。具体的には、イメージング装置の倍率が、較正ターゲットの画像の長さのそのターゲットの実際の長さに対する比として算出される。イメージング装置の倍率が算出された後、一般的な光学式を用いて画像距離を算出することができる。そして、イメージング装置から様々な距離に配置された物体について、イメージング装置の倍率を算出することができる。これにより、イメージング装置は、そのイメージング装置から様々な距離に配置された物体の実際の長さを測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8は、イメージング装置110を較正する方法を概略的に示すものである。ここで、イメージング装置110は、レンズ134および光センサ150を備えたタイプのものであり、これらレンズ134および光センサ150は、画像距離218だけ離れている。本方法は、所定のターゲット長256を有すると共にレンズ134から所定の物体距離220に配置されているターゲット250を提供すること、イメージング装置110によってターゲット250の画像を生成すること、ターゲット250の画像の画像長162を決定すること、その画像長162、ターゲット長256および物体距離220に基づいて画像距離218を決定することを含む。
【0016】
図1乃至図8は、更に、自動媒体交換装置410内のイメージング装置110を較正する方法を示している。ここで、イメージング装置110は、レンズ134および光センサ150を備えたタイプのものであり、これらレンズ134および光センサ150は、画像距離464だけ離れている。本方法は、所定のターゲット長422を有すると共にレンズ134から所定の物体距離462に配置されているターゲット416を提供すること、イメージング装置110によってターゲット416の画像を生成すること、ターゲット416の画像の画像長を決定すること、その画像長、ターゲット長422および物体距離462に基づいて画像距離464を決定することを含む。
【0017】
また、図1乃至図8は、イメージング装置110の較正システム100も示している。イメージング装置110は、レンズ134および光センサ150を備えたタイプのものであり、これらレンズ134および光センサ150は、画像距離218だけ離れている。本較正システム100は、イメージング装置110に対応付けられたターゲット250と、そのターゲット250に対応付けられた光源210とを備えている。ここで、ターゲット250は、所定のターゲット長256を有すると共にレンズ134から所定の物体距離220に配置されており、イメージング装置110によってイメージングが可能である。
【0018】
更に、図1乃至図8は、イメージング装置110の較正システムを組込んだ自動媒体交換装置410を示している。イメージング装置110は、画像距離464だけ離れたレンズ134および光センサ150を備えたタイプのものである。本自動媒体交換装置410は、当該自動媒体交換装置410に対応付けられたターゲット416と、そのターゲット416に対応付けられた光源370とを備えている。ここで、ターゲット416は、所定のターゲット長422を有すると共にレンズ134から所定の物体距離462に配置されており、イメージング装置110によってイメージングが可能である。
【0019】
以上のように、イメージング装置を較正する較正システムおよび方法について概略的に説明したが、以下に、本システムおよび本方法についてより詳細に説明する。
【0020】
図1は、イメージング装置110を較正するために使用される較正システム100の実施の形態を示している。イメージング装置110は、一例として、本技術分野において周知のバーコード・リーダとすることができる。較正システム100は、光源210、較正ターゲット250(上記ターゲット250)、プロセッサ310およびイメージング装置110を備えている。更に、較正システム100には、光源210と較正ターゲット250との間に延びる入射光路212が形成されている。また、較正システム100には、較正ターゲット250とイメージング装置110との間に延びる画像光路214も形成されている。これら光路および光路に対応付けられた光線については、さらに詳細に後述する。
【0021】
イメージング装置110は、ハウジング112内に設置されている。ハウジング112は、平行六面体構造であり、前面114、後面116、右側面118、左側面120、上面122および底面124を有している。図1において、ハウジング112の左側面120は、ハウジング112内に設置されたイメージング装置110の構成要素がよく見えるように、開いた状態で示されている。また、前面114には、開口130が形成されている。この開口130は、光がハウジング112内に入射することができるように設けられている。
【0022】
ハウジング112には、窓132、レンズ134および光センサ150が設けられている。窓132は、ハウジング112の前面114の開口130に設けられている。この窓132は、汚染物質がハウジング112内に入らないようにすると同時に、光がハウジング112内に入ることができるように設けられている。窓132は、例えば、1枚の透明部材とすることができる。また、窓132は、所定の帯域の光周波数を通過させる光フィルタとしてもよい。
【0023】
光センサ150は、ハウジング112の後面116に近くに配置されている。光センサ150は、光センサマウント152を用いてハウジング112の右側面118に固定することもできる。この光センサマウント152は、本技術分野において周知の、光センサ150を固定位置に固定する装置とすることができる。光センサ150は、光を機械読取り可能な画像データ(本明細書では、単に「画像データ」と言う)に変換する役割を果たす。この光センサ150には、画像データライン320によりプロセッサ310が電気的に接続されている。
【0024】
光センサ150は、光を画像データに変換する装置である。本明細書では、この光センサ150を電荷結合素子であるものとして説明する。しかしながら、本明細書で説明する電荷結合素子の代りに、光を画像データに変換する他の光センサデバイスを用いることも可能であるということが理解されるべきである。光センサ150は、複数の個別の光検出器156からなる光検出器アレイ154を有している。光検出器アレイ154は、およそ3cmの長さを有している。光検出器アレイ154には、光検出器156がおよそ2,700個あり、光検出器156は各々およそ11ミクロンの幅を有している。光検出器156は、1つの光検出器の中心線から隣接する光検出器の中心までが所定の距離で隔置されている。これら光検出器156は、ハウジング112の前面114の開口130に面している。なお、説明の都合上、図1および図2では光検出器156を拡大して表示している。
【0025】
光検出器156は、個々の光検出器156が受信する光の強度に対応する電圧の形態で画像データを出力する。高強度の光を受信する光検出器156は、高電圧を出力し、低強度の光を受信する光検出器156は、低電圧を出力する。光検出器156は、特定の周波数帯域の光に最もよく反応する。従って、光源210は、この周波数帯域の光を放出するよう選択されている。同様に、窓132が光学フィルタである場合、このフィルタは、光検出器156が最もよく画像データに変換することができる周波数帯域内にある周波数の光を通過させるよう選択されている。
【0026】
レンズ134は、本技術分野において周知のレンズとすることができ、光検出器アレイ154上に光を集束させるタイプのものである。このレンズ134は、例として、本技術分野において一般にクック・トリプレット(Cooke Triplet)として知られているタイプのものである。レンズ134は、レンズ134の形状および他の光学特性によって決まる焦点距離(f)を有している。この焦点距離は、例として、およそ17.2mmである。変調伝達関数(modular transfer function)等のレンズ134の光学仕様は、イメージング装置の特定の用途によって決まる。これら光学仕様は、レンズ134が較正ターゲット250の画像を光センサ150に集束させることができる限り、本較正システム100にとって重要ではない。
【0027】
レンズ134は、ハウジング112内において窓132と光センサ150との間に設置されている。レンズ134は、レンズマウント136を用いてハウジング112の右側面118に固定されている。レンズマウント136は、レンズ134をハウジング112の右側面118に迅速かつ容易に固定することができるように設けられている。レンズ134は、光センサ150から画像距離218だけ離れた位置に設置されている。画像距離218は、例えば、約41.5mm〜約42.5mmである。
【0028】
前記したように、イメージング装置110の製造中に画像距離218を正確に設定または測定することは困難である。従って、イメージング装置110を製造している時に、画像距離218を正確に知ることはできない。しかしながら、較正システム100は、以下で詳細に説明するように、任意のイメージング装置110に対して、画像距離218を正確に決定することができる。
【0029】
再び図1を参照すると、較正ターゲット250は、イメージング装置110に対して所定の位置に固定されている。較正ターゲット250は、全体を通して一様に反射する表面258を有している。かかる反射性の表面の例は、薄い色かまたは白色の表面である。表面258の反射率は、全体に亙って表面258を平坦にすると共に表面258の色を一様にすることにより、実質的に一様にすることができる。また、表面258は、第1の縁252と第2の縁254とを有している。第1の縁252および第2の縁254は、互いに平行であり、ターゲット長256の分だけ離れている。較正ターゲット250の表面258は、レンズ134から略物体距離220だけ離れると共に、光センサ150から所定の総トラック長224だけ離れて設置される。レンズ134の位置は較正の前には正確には知ることができないため、物体距離220も正確には知ることができない。しかしながら、物体距離220は、一般に、レンズ134の位置のいかなるずれに対しても非常に大きく、従って、レンズ134の位置の小さいずれが物体距離220に与える影響はごくわずかである。従って、物体距離220は、画像距離218を決定するために使用する計算に実質的に影響を与えることなく、近似することが可能である。
【0030】
上述した光路に加えて、較正システム100には複数の光線が含まれている。光源210は、光源210から較正ターゲット250へ向かう入射光路212をたどる入射光線232を放出する。光源210が放出する光の周波数は、上述したように、光検出器156が画像データに最もよく変換することができる周波数帯域内にある。上述した画像光路214は、イメージング装置110の外部の点から、ハウジング112の開口130を通り、窓132を通り、レンズ134を通って、光検出器156で終止する。画像光線230は、光検出器156のアレイ154に向かう画像光路214をたどる。画像光線230は、較正ターゲット250の表面258の走査線部分260と交差する。
【0031】
また、較正システム100には、反射光線222も用いられている。この反射光線222は、較正ターゲット250が入射光線232によって照明された結果、較正ターゲット250から反射する光線である。反射光線222は、画像光線230のうち較正ターゲット250の画像を含む部分である。反射光線222は、この較正システム100の説明において、画像光線230のうちの較正ターゲット250の画像である部分を、画像光線230の他の部分から識別するという点で役立っている。この反射光線222は、イメージング装置110内に向かう画像光路214をたどって、画像光検出器164群上の光センサ150で終止する。これら画像光検出器164は、第1の画像光検出器158から最後の画像光検出器160まで延びている。反射光線222は、第1の光線234と第2の光線236とを有している。第1の光線234は、較正ターゲット250の第1の縁252から第1の画像光検出器158まで延びている。第2の光線236は、較正ターゲット250の第2の縁254から最後の画像光検出器160まで延びている。これら第1の画像光検出器158および最後の画像光検出器160は、画像長162だけ離れている。
【0032】
較正システム100の構成要素について説明したが、ここで、較正システム100の動作について説明する。較正システム100の動作についての以下の説明は、図3のフローチャートに示されている。上述したように、図1の較正システム100は、イメージング装置110における画像距離218を決定することができる。この画像距離218が分ると、所与のいかなる総トラック長224についても、イメージング装置110の倍率を算出することができる。そのため、イメージング装置110は、イメージングする物体の走査線長を決定することができる。上述した較正手順について以下に詳述する。
【0033】
較正は、較正ターゲット250を照明することによって開始する。光源210は、照明中、入射光路212をたどる入射光線232を較正ターゲット250の表面258に放出する。入射光線232は、第1の縁252および第2の縁254を含む較正ターゲット250の表面258を照明する。入射光線232の周波数は、光検出器156が最もよく画像データに変換することができる光周波数の帯域と同じ帯域内にある。
【0034】
反射光線222は、較正ターゲット250の表面258が入射光線232によって照明される結果として、その表面258から反射する。従って、反射光線222は、第1の縁252および第2の縁254を含む、較正ターゲット250の表面258の画像である。反射光線222は、画像光線230の一部であるため、イメージング装置110内の光検出器アレイ154に向かう画像光路214をたどる。反射光線222の第1の光線234は、較正ターゲット250の第1の縁252から第1の画像光検出器158まで延びる。第1の光線234は、表面258の第1の縁252の画像であり、第1の画像光検出器158によってイメージングされる。同様に、第2の光線236は、較正ターゲット250の第2の縁254から最後の画像光検出器160まで延びる。第2の光線236は、表面258の第2の縁254の画像であり、最後の画像光検出器160によってイメージングされる。光検出器アレイ154の幅が非常に狭い(例えば、およそ11ミクロン)ため、イメージング装置110は、較正ターゲット250の表面258の幅の狭い走査線部分260のみをイメージングすることができる。イメージング装置110を較正する計算を実行する際には、表面258の走査線部分260は、極めて幅の狭い線であると想定することができる。
【0035】
上述したように、較正ターゲット250の表面258は、一様に反射する。従って、画像光線230のうちの反射光線222によって表される部分は、画像光線230の他の部分よりも光の強度がより高くかつより一様である。それに応じて、画像光検出器164群は、他の光検出器156に比べて一様で高強度の光を受信する。従って、画像光検出器164は、相対的に高く一様な電圧を出力することとなる。個々の光検出器156すべての、画像データの形態である電圧値は、光センサ150から画像データライン320を介してプロセッサ310に出力される。
【0036】
プロセッサ310は、光センサ150から画像データを受信し、その画像データを解析してイメージング装置110を較正する。具体的には、プロセッサ310は、画像距離218を決定する。プロセッサ310は、画像距離218を決定すると、イメージング装置110から様々な距離に配置されている物体に対するイメージング装置110の倍率を計算することができる。イメージング装置110の倍率に基づいて、プロセッサ310は、そのイメージング装置110によってイメージングされる物体の走査線部分の長さを測定することができる。
【0037】
図2は、イメージング装置110を較正する計算で使用することができる距離および測定値を示している。プロセッサ310は、まず画像長162を測定する。画像長162は、較正ターゲット250の表面258の走査線部分260(図1)の画像の長さである。走査線部分260(図1)の画像は、画像光検出器164に形成され、第1の画像光検出器158から最後の画像光検出器160まで延びている。上述したように、画像光検出器164は、他の光検出器156と比較して相対的に高くかつ一様な電圧を出力する。プロセッサ310は、画像長162を測定するために、画像光検出器164群における光検出器の数をカウントして、画像数を取得する。そして、プロセッサは、この画像数に光検出器156間の所定の中心線距離を乗算する。この積が、画像長162である。なお、画像数は、表面258の走査線部分260(図1)をイメージングする画像光検出器164の数を正確には反映していない。この不正確さは、第1の画像光検出器158と最後の画像光検出器160とが、走査線部分260(図1)の部分的な画像を受信することが原因である。また、この不正確さは、走査線部分260(図1)の画像が第1の画像光検出器158または最後の画像光検出器160を超えて延び、その延びた画像が隣接する光検出器によってイメージングされるほどは長くない場合にも起こる。これらの不正確さは、画像数の不正確さをごくわずかにするように、光検出器156の集中度が高い光センサ150を使用することによって、最小化することができる。一例として、光センサ150は、光検出器アレイ154内におよそ2,700個の光検出器156を有するものとすることができる。
【0038】
プロセッサ310は、画像長162を測定すると、レンズ134から物体距離220だけ離れて配置された物体について、イメージング装置110の倍率を算出する。倍率(文字「M」で表す)は、画像長162を既知のターゲット長256によって除算することにより算出される。イメージング装置110の倍率が計算されると、画像距離218(記号「S”」で表す)は、以下の光学式によって算出される。
【0039】
S”=M×(総トラック長224)/(M+1)
ここで、Mは、イメージング装置110の倍率であり、S”は、画像距離218である。
【0040】
画像距離218(S”)が決定されると、以下の光学式に従って、記号「S」によって表される物体距離220の様々な値に対してイメージング装置110の倍率を算出することができる。
【0041】
M=S”/S
ここで、Mは、イメージング装置110の倍率であり、Sは、物体距離220であり、S”は、画像距離218である。
【0042】
任意の物体距離220に対して、イメージング装置110の倍率を算出することができる。すなわち、以下の式により、様々な物体距離220に対し、イメージング装置110でイメージングされる物体の走査線部分の長さ、すなわち物体長を算出することができる。
【0043】
物体長=画像長(162)/倍率(M)
同様に、物体距離220に対する上述した光学式を解くことによって物体長が分る場合、その物体距離220を決定することができる。
【0044】
較正システム100は、種々の光学機器に組み込まれてその光学機器内に設置されたイメージング装置を較正することができる。図4は、例として、自動媒体交換装置410と共に使用される較正システムを示している。自動媒体交換装置410は、媒体480を媒体マガジン414と媒体再生装置(図示せず)との間で移動させる装置である。
【0045】
さらに詳細に後述するように、自動媒体交換装置410は(その構成要素も含めて)、較正システム100を追加することを除けば、例えば、Hewlett-Packard社から市販されているModel Number HP 4226wというタイプか、または、以下の米国特許に記載されているタイプのものである。すなわち、Christie等による「FLIP LATCH ASSEMBLY FOR MEDIA AUTOCHANGER」と題された米国特許第5,644,559号、Christie等による「METHOD AND APPARATUS FOR MONITORING OPERATING POSITIONS OF A MEDIA AUTOCHANGER」と題された同第5,682,096号であり、これらに開示されている内容はすべて、この引用をもって本明細書に組み込まれたものとする。また、自動媒体交換装置410は(その構成要素も含めて)、一部、以下の米国特許出願に開示されている。すなわち、本出願と同日に出願されたGardnerによる「METHOD AND APPARATUS FOR SETTING FOCUS IN AN IMAGING DEVICE」と題された米国特許出願(代理人整理番号10982313−1)、本出願と同日に出願されたGardnerによる「ALIGNMENT APPARATUS AND METHOD FOR AN IMAGING SYSTEM」と題された米国特許出願(代理人整理番号10982315−1)、および本出願と同日に出願されたKato等による「METHOD OF DECIPHERING BAR CODES」と題された米国特許出願(代理人整理番号10970585−1)であり、これらに開示されている内容はすべて、この引用をもって本明細書に組み込まれたものとする。
【0046】
自動媒体交換装置410によって交換される媒体には、例えば、コンパクトディスクおよび各種形態の磁気媒体がある。図4に示す自動媒体交換装置410は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480を移動させるよう適合されているものとして示されている。具体的には、自動媒体交換装置410は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480をマガジン414と媒体再生装置(図示せず)との間で移動させる。自動媒体交換装置410は、マガジン414、媒体ハンドラ350、イメージング装置110、及び較正ターゲット416(上述したターゲット416)を備えている。また、媒体ハンドラ350を、ここでは「ピッカー(picker)」と呼ぶこともできる。更に、イメージング装置110には、画像データライン320を介してプロセッサ310が電気的に接続されている。自動媒体交換装置410で使用されるイメージング装置110は、図1に示すイメージング装置110と同様に機能する。
【0047】
デジタルリニアテープ・カートリッジ480は、マガジン414内に配置されて示されている。このデジタルリニアテープ・カートリッジ480は、マガジン414から延びる前面482を有している。この前面482は、上縁484と底縁486とによって縁取られている。上縁484と底縁486との間の距離は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の高さ490と等しい。較正されたイメージング装置110は、この高さ490を測定することができる。前面482には、しるし(indicia)488が付されている。このしるし488は、例としてバーコードであり、このバーコードは、バーコードの業界標準である「コード(Code)39」仕様に従っている。
【0048】
マガジン414は、平行六面体構造とすることができる。マガジン414は、少なくとも前面418を備えている。このマガジンの前面418には、複数のみぞ穴420が形成されている。マガジン414の前面418のみぞ穴420は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480を収容するよう構成された開口である。自動媒体交換装置410は、複数のマガジン414を備えている。
【0049】
媒体ハンドラ350は、平行六面体構造であるハウジング352を有している。媒体ハンドラ350のハウジング352は、前面354、後面356、左側面358、右側面360、上面362および底面364を有している。ハウジング352は、後面356、左側面358および上面362の交差部によって画定された隅368を有している。前面354は、開口366を有しており、この開口366は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480が開口366を通ってハウジング352内に挿入されるために適当なサイズとなっている。媒体ハンドラ350には、サーボシステム372が従来からの方法で取付けられている。サーボシステム372は、媒体ハンドラ350を横方向374および縦方向376に移動させる役割を有する。このサーボシステム372は、サーボデータライン322によってプロセッサ310に電気的に接続されている。媒体ハンドラ350の動きは、物理的障壁430によって、マガジン414から離れる縦方向376に制限が加えられている。図4に示す媒体ハンドラ350は、物理的障壁430に接した状態で示されている。
【0050】
イメージング装置110は、媒体ハンドラ350のハウジング352の内側の左側面358に取付けられている。具体的には、イメージング装置110は、隅368に近接して設置されており、それによって、ハウジング352内に配置されるデジタルリニアテープ・カートリッジ480を妨げないようになっている。イメージング装置110は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の前面482に付されたしるし488をイメージングするために適した被写界深度を有している。しるし488は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の前面482に設けられており、それゆえ、しるし488をイメージングするために選択された被写界深度は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の上縁484および底縁486をイメージングするためにも適応できる。イメージング装置110を較正する時に、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の高さ490を測定することが可能である。
【0051】
また、ハウジング352の内部の左側面358には、光源370も取付けられている。イメージング装置110の場合と同様、光源370は、ハウジング352内において、そのハウジング352に設置されるデジタルリニアテープ・カートリッジ480を妨げないように設けられている。光源370は、複数の発光ダイオード(図示せず)から構成することができる。光源370は、較正ターゲット416を含む、イメージング装置110によってイメージングされる物体を照明する役割を果たす。媒体ハンドラで使用される光源の例は、本出願と同日に出願されたGardnerによる「OPTICAL ASSEMBLY HAVING LENS OFFSET FROM OPTICAL AXIS」と題された米国特許出願(代理人整理番号10971597−1)、および本出願と同日に出願された、Gardnerによる「LOW POWER ILLUMINATOR」と題された米国特許出願(代理人整理番号10982311−1)に開示されており、これらが開示する内容はすべて、この引用により本明細書に組み込まれたものとする。
【0052】
較正ターゲット416は、自動媒体交換装置410の、イメージング装置110によってイメージングされる任意の所定の位置に取付けられる。特に、較正ターゲット416は、イメージング装置110の被写界深度内にあるように、自動媒体交換装置410に配置されなければならない。例として、較正ターゲット416は、図4に示すようにマガジン414の前面418に取付けられている。この較正ターゲット416の位置は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の前面482上のしるし488とほぼ同じ平面に配置されている。これにより、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の前面482がイメージング装置110の被写界深度内にある場合、較正ターゲット416もまたイメージング装置110の被写界深度内にあることになる。
【0053】
較正ターゲット416は、一様に反射する表面424を有している。この表面424は、例えば、平坦で薄い色の表面である。表面424は、第1の縁426と第2の縁428とに接している。第1の縁426と第2の縁428は、所定のターゲット長422だけ離れている。較正ターゲット416の表面424が、イメージング装置110によってイメージングされ、そのターゲット長422が、プロセッサ310によってイメージング装置110を較正するために測定される。較正ターゲット416は、例えば、上述した較正ターゲット250と実質的に同じものとすることができる。
【0054】
図5は、自動媒体交換装置410を示しており、イメージング装置110と較正ターゲット416との間の相互作用をより分り易く説明するために、媒体ハンドラ350を図から除いている。また、図5には、自動媒体交換装置410内に存在する光線および光路も示している。説明の目的のために、図5における光源370は、図4に示す媒体ハンドラ350内の上述した位置からイメージング装置110の上方の位置に移動している。
【0055】
自動媒体交換装置410では、光源370と較正ターゲット416との間に入射光路450が延びている。また、自動媒体交換装置410には、較正ターゲット416とイメージング装置110との間に画像光路452も延びている。図1において詳述したように、画像光路452は、光センサ150で終止している。入射光線454は、光源370から較正ターゲット416まで入射光路450をたどり、較正ターゲット416の表面424を照明する役割を果たす。画像光線458は、イメージング装置110の外部の点から光センサ150まで画像光路452をたどる。反射光線456は、較正ターゲット416の表面424から反射する。反射光線456は、画像光線458の一部である。反射光線456は、第1の縁426および第2の縁428を含む較正ターゲット416の表面424の画像である。
【0056】
再び図4を参照すると、イメージング装置110は、媒体ハンドラ350のハウジング352の隅368に近接して設置されている。画像光路452(図5)は、媒体ハンドラ350の前面354に形成された開口366を通ってイメージング装置110に入る。この画像光路452は、開口366を通ってイメージング装置110に入るためにオフセットしている必要がある。この画像光路452をオフセットするために、ハウジング352内に光学機器(図示せず)を設置する必要がある。媒体ハンドラ内の画像光線をオフセットする技術は、上述したGardner等による米国特許出願(代理人整理番号10971597−1)に開示されている。
【0057】
再び図5を参照すると、較正ターゲット416の表面424は、イメージング装置110の光センサ150から既知の総トラック長460だけ離れて配置されている。また、較正ターゲット416の表面424は、レンズ134から略物体距離462だけ離れて配置されている。物体距離462は、例えば、およそ133mmである。イメージング装置110内のレンズ134の位置が不明確であることにより、物体距離462は近似される。しかしながら、物体距離462が不確実であることは、較正の結果に殆ど影響を与えない。これは、一般に、物体距離462が、レンズ134の位置の不確実さに比較して非常に大きいためである。
【0058】
レンズ134は、光センサ150から不正確な画像距離464に設置されている。この画像距離464は、例えば、42mmであり、およそ1mmの不正確さ、すなわちずれを伴っている。較正システムは、上述したように、画像距離464を正確に決定することができる。レンズ134は、一般に、光センサ150に非常に近接して設置されている。従って、レンズ134の位置の小さいずれは、画像距離464に重大な影響を与えることになる。レンズ134の位置の小さいずれが、物体距離462よりも画像距離464に大きい影響を与えるため、画像距離464は、イメージング装置110の倍率に最大の影響を与える。一方、物体距離462のわずかなずれは、イメージング装置110の倍率の結果にほんのわずかな影響しか与えない。
【0059】
イメージング装置110の較正に関連する自動媒体交換装置410の構成要素について説明したが、ここで、較正手順について説明する。イメージング装置110の較正の最初のステップは、イメージング装置110が較正ターゲット416をイメージングすることができる所定の位置に、イメージング装置110を移動させることである。図4を参照すると、プロセッサ310が、サーボシステム372に対しサーボデータライン322を介してデータ信号を送信し、サーボシステム372に対し媒体ハンドラ350を所定の位置に移動させるよう命令する。サーボシステム372は、媒体ハンドラ350を物理的障壁430に接触するまで縦方向376に移動させる。また、サーボシステム372は、媒体ハンドラ350を、その前面354の開口366が較正ターゲット416に対向するポイントまで横方向374に移動させる。再び図5を参照すると、横方向374の媒体ハンドラ(図5には図示せず)の位置は、画像光線458が較正ターゲット416と交わるような位置である。
【0060】
媒体ハンドラ350が上述した所定の位置にくると、光源370が入射光線454を放出する。この入射光線454は、光源370から較正ターゲット416まで入射光路450をたどり、較正ターゲット416の表面424を照明する。反射光線456は、較正ターゲット416の照明された表面424から反射し、画像光路452に沿ってイメージング装置110の光センサ150に入射する。反射光線456は、第1の縁426および第2の縁428を含む、較正ターゲット416の表面424の画像である。
【0061】
イメージング装置110は、画像光線458からの光を受光するが、この画像光線458は、部分的に反射光線456から構成されている。従って、画像光線458は、較正ターゲット416の表面424の画像だけでなく、画像光線458と交わる他の物体の画像も含んでいる。この画像光線458は、レンズ134により光センサ150上に集束される。
【0062】
光センサ150は、画像光線458の光の強度を画像データに変換する。そして、イメージング装置110は、その画像データを光センサ150から画像データライン320を介してプロセッサ310に出力する。この画像データは、データ内に、光センサ150が相対的に強くかつ一様な光線を受信したことを示す部分を有しており、これは、上述したように、較正ターゲット416の画像を示している。プロセッサ310は、光センサ150からの、較正ターゲット416の画像に対応する画像データを解析して、イメージング装置110を較正する。
【0063】
プロセッサ310は、まず、光センサ150における較正ターゲット416の画像の長さを測定する。詳細に上述したように、較正ターゲット416の画像の長さは、較正ターゲット416の画像を受信する光検出器(図5には図示せず)の数に、光検出器間の所定の中心線距離を乗算することによって測定される。プロセッサは、較正ターゲット416の画像の長さを測定すると、物体距離462におけるイメージング装置110の倍率を算出する。倍率は、光センサ150上の較正ターゲット416の画像の長さをターゲット長422で除算することによって算出される。イメージング装置110の倍率が分ると、プロセッサは、以下の光学式を用いて画像距離464(S”)を算出する。
【0064】
S”=M×(総トラック長460)/(M+1)
ここで、Mは、イメージング装置110の倍率であり、S”は、画像距離464である。
【0065】
画像距離464(S”)が決定されると、以下の光学式により、任意の物体距離462(S)の値に対してイメージング装置110の倍率(M)を決定することができる。
【0066】
M=S”/S
ここで、Mは、イメージング装置110の倍率であり、Sは、物体距離462であり、S”は、画像距離464である。
【0067】
任意の物体距離462に対して、イメージング装置110の倍率を算出することができる。従って、以下の式により、任意の物体距離462に対し、物体長として示される、イメージング装置110によってイメージングされる物体の走査線部分の長さが算出される。
【0068】
物体長=画像長/倍率(M)
イメージング装置110の倍率(M)が分ると、イメージング装置110は、イメージングしている物体についての情報を自動媒体交換装置410に提供することができる。例えば、前面482の第1の縁484および第2の縁486をイメージングすることによって、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の高さ490を測定することができる。較正ターゲット416の場合と同様に、プロセッサ310は、光センサ150上における前面482の画像の長さを測定することによって画像長を得る。そして、プロセッサ310は、この画像長をイメージング装置110の倍率で除算する。除算された値は、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の高さ490となる。あるいは、デジタルリニアテープ・カートリッジ480の高さ490が分っている場合、プロセッサ310は、上述した式を逆算して、デジタルリニアテープ・カートリッジ480とレンズ134との間の物体距離462を求めることができる。
【0069】
画像光線458内に配置された物体のサイズを測定するプロセッサ310の機能は、自動媒体交換装置において多くの用途がある。例として、イメージング装置110は、物体をイメージングしてその物体のサイズを決定することができる。以下の米国特許出願は、イメージング装置を使用して自動媒体交換装置内に配置された物体のサイズを測定する技術について記載している。すなわち、本出願と同日に出願された、Gardner等による「AUTOMATED OPTICAL DETECTION SYSTEM AND METHOD」と題された米国特許出願(代理人整理番号10971596−1)であり、これに開示されている内容はすべて、この引用をもって本明細書に組み込まれたものとする。
【0070】
自動媒体交換装置内に配置された物体のサイズを知ることにより、自動媒体交換装置が媒体ハンドラをガイドすることが容易になる。以下の米国特許出願は、自動媒体交換装置において使用されるガイダンス(案内)システムについて記載しており、これらが開示している内容はすべて、この引用をもって本明細書に組み込まれたものとする。すなわち、本出願と同日に出願された、Gardner等による「IMAGING APPARATUS ALIGNMENT SYSTEM AND METHOD」と題された米国特許出願(代理人整理番号10971594−1)および本出願と同日に出願された、Gardner等による「GUIDANCE SYSTEM AND METHOD FOR AN AUTOMATED MEDIA EXCHANGER」と題された米国特許出願(代理人整理番号10971595−1)である。
【0071】
較正ターゲットの別の実施の形態を、較正システムと共に使用することもできる。例えば、較正ターゲットは、その周囲に比較して反射する表面を有している。あるいは、較正ターゲットは、その周囲に比較して反射しない表面を有するものであってもよい。較正ターゲットが相対的に反射する場合も反射しない場合も、プロセッサは、較正ターゲットをその較正ターゲットの周囲の物体から識別することができなければならない。また、較正ターゲットは、以下で詳述するような異なる形状であってもよい。
【0072】
図6は、正方形の形状の較正ターゲット510を示している。この正方形についての以下の説明は、矩形の形状の較正ターゲットにもあてはまる。較正ターゲット510は、左縁512、右縁514、上縁516および底縁518を有している。上縁516は、底縁518に対して平行であり、上縁516および底縁518は、所定のターゲット長520だけ離れている。較正ターゲット510は、その走査線部分522をイメージングすることによってイメージング装置の較正に使用される。走査線部分522は、上縁516と底縁518との間に延びている。また、走査線部分522は、底縁518に対して略垂直である。そして、較正は、ターゲット長520に基づいて行われる。
【0073】
較正ターゲット510は、他の形状の較正ターゲットに比べて、その走査線部分522が左縁512と右縁514に対して平行であるために利点がある。すなわち、走査線部分522の長さでもあるターゲット長520は、画像光線が較正ターゲット510と交わる位置に関係なく一定の値となる。
【0074】
図7は、平行四辺形の形状の較正ターゲット610の実施の形態を示している。較正ターゲット610についての以下の説明はまた、台形の形状の較正ターゲットにも適用可能である。較正ターゲット610は、左縁612、右縁614、上縁616および底縁618を有している。上縁616は、底縁618に対して平行である。上縁616および底縁618は、所定のターゲット長620だけ離れている。このターゲット長620は、上縁616と底縁618とに対して垂直に延びるラインに基づいている。イメージング装置は、較正ターゲット610の走査線部分622をイメージングする。走査線部分622は、上縁616と底縁618との間に延び、上縁616と底縁618とに対して垂直である。較正は、ターゲット長620に基づいて行われる。
【0075】
図8は、2つの平行なラインからなる較正ターゲット710を示している。較正ターゲット710は、第1のライン712と第2のライン714とを有している。第1のライン712は、上側縁716と下側縁718とを有している。同様に、第2のライン714は、上側縁720と下側縁722とを有している。縁716、718、720、722は、互いに平行である。第1のライン712の上側縁716および第2のライン714の下側縁722は、所定の外側距離724だけ離れている。第1のライン712の下側縁718および第2のライン714の上側縁720は、所定の内側距離726だけ離れている。イメージング装置は、較正ターゲット710の走査線部分728をイメージングする。走査線部分728は、縁716、718、720、722に対して垂直である。走査線部分728は、第1のライン712の上側縁716と第2のライン714の下側縁722との間に延びている。較正は、所定の外側距離724または所定の内側距離726を用いて確立される。
【0076】
2つのライン712、714は、較正ターゲット710をイメージング装置がイメージングする他の物体から識別する役割を果たす。例えば、走査線部分728を表す画像データは、光強度の低い領域によって分離された光強度の高い2つの領域を有することになる。光強度の高い領域は、第1のライン712および第2のライン714に対応する。光強度の低い領域は、第1のライン712と第2のライン714との間の距離726に対応する。プロセッサは、画像データが、較正ターゲット710によって生成される上述した光強度パターンに基づいて較正ターゲット710を表すことを確実にすることができる。較正ターゲット710は、プロセッサが、較正ターゲットを表す画像データを、他のイメージングされた物体を表す画像データから識別することが困難である状況において使用することができる。
【0077】
本発明の例示的かつ現時点での好ましい実施の形態について詳細に説明したが、本発明の概念は他の方法で種々に具体化しおよび採用することが可能であること、および、特許請求の範囲は、従来技術によって限定されるものを除いてかかる変形態様を含むよう解釈すべきことを企図したものであることが理解されるべきである。
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
1.画像距離(218)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのイメージング装置(110)を較正する方法であって、
所定のターゲット長(256)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(220)に配置されているターゲット(250)を提供するステップと、
前記イメージング装置(110)により前記ターゲット(250)の画像を生成するステップと、
前記ターゲット(250)の前記画像の画像長(162)を決定するステップと、
前記画像長(162)、前記ターゲット長(256)および前記物体距離(220)に基づいて、前記画像距離(218)を決定するステップ
を含む、方法。
2.前記ターゲット(250)が、前記所定のターゲット長(724)だけ離れた2つの平行なライン(712、714)を備える、上項1の方法。
3.自動媒体交換装置(410)内のイメージング装置(110)を較正する方法であって、該イメージング装置(110)が、画像距離(464)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのものであり、前記方法が、
所定のターゲット長(422)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(462)に配置されているターゲット(416)を提供するステップと、
前記イメージング装置(110)により前記ターゲット(416)の画像を生成するステップと、
前記ターゲット(416)の前記画像の画像長を決定するステップと、
前記画像長、前記ターゲット長(422)および前記物体距離(462)に基づいて、前記画像距離(464)を決定するステップ
を含む、方法。
4.前記自動媒体交換装置(410)が、ピッカー機構(350)を備えるタイプのものであり、前記イメージング装置(110)が、前記ピッカー機構(350)に動作可能に接続されており、前記ピッカー機構(350)を前記較正ターゲット(416)に近接して配置するステップを含む、上項3の方法。
5.画像距離(218)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのイメージング装置(110)の較正システム(100)であって、
前記イメージング装置(110)に対応付けられたターゲット(250)と、
該ターゲット(250)に対応付けられた光源(210)
を具備し、
前記ターゲット(250)は、所定のターゲット長(256)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(220)に配置されており、
前記ターゲット(250)は、前記イメージング装置(110)によってイメージングが可能である、較正システム。
6.前記ターゲット(250)が、前記所定のターゲット長(620)だけ離れた第1の縁(616)と第2の縁(618)とを有する平行四辺形(610)の形状である、上項5の較正システム。
7.イメージング装置(110)の較正システムを組込んだ自動媒体交換装置(410)であって、該イメージング装置(110)は、画像距離(464)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのものであり、前記自動媒体交換装置(410)が、
該自動媒体交換装置(410)に対応付けられたターゲット(416)と、
前記ターゲット(416)に対応付けられた光源(370)
を具備し、
前記ターゲット(416)は、所定のターゲット長(422)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(462)に配置されており、
前記ターゲット(416)は、前記イメージング装置(110)によってイメージングが可能である、自動媒体交換装置。
8.前記ターゲット(416)が、前記所定のターゲット長(620)だけ離れた第1の縁(616)と第2の縁(618)とを有する平行四辺形(610)の形状である、上項7の自動媒体交換装置(410)。
9.前記ターゲット(416)が、前記所定のターゲット長(724)だけ離れた2つの平行なライン(712、714)を備える、上項7の自動媒体交換装置(410)。
10.前記ターゲット(416)の反射率が、略一様である、上項7の自動媒体交換装置。
【0078】
【発明の効果】
本発明の較正システムによれば、イメージング装置の画像距離、従って、その倍率を経済的かつ容易に求めることができるメージング装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージング装置を較正するために使用される較正システムの側面斜視図である。
【図2】図1の較正システムの側面斜視図であり、イメージング装置を較正するために必要な測定値を示している。
【図3】較正手順のフローチャートである。
【図4】較正システムを組込んだ自動媒体交換装置の上面斜視図である。
【図5】図4の自動媒体交換装置を概略的に示す斜視図である。
【図6】正方形の形状の較正ターゲットの略図である。
【図7】平行四辺形の形状の較正ターゲットの略図である。
【図8】2つの平行ラインの形状の較正ターゲットの略図である。
【符号の説明】
100…較正システム
110…イメージング装置
134…レンズ
150…光センサ
162…画像長
218、464…画像距離
220、462…物体距離
250、416、610…較正ターゲット
256、422、620…ターゲット長
350…媒体ハンドラ
410…自動媒体交換装置
616…上縁
618…底縁
712…第1のライン
714…第2のライン
724…外側距離

Claims (10)

  1. 画像距離(218)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのイメージング装置(110)の前記画像距離(218)を決定する方法であって、
    所定のターゲット長(256)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(220)に配置されているターゲット(250)を提供するステップと、
    前記イメージング装置(110)により前記ターゲット(250)の画像を生成するステップと、
    前記ターゲット(250)の前記画像の画像長(162)を決定するステップと、
    前記画像長(162)、前記ターゲット長(256)および前記物体距離(220)に基づいて、前記画像距離(218)を決定するステップ
    を含む、方法。
  2. 前記ターゲット(250)が、前記所定のターゲット長(724)だけ離れた2つの平行なライン(712、714)を備える、請求項1の方法。
  3. 自動媒体交換装置(410)内のイメージング装置(110)の画像距離(464)を決定する方法であって、該イメージング装置(110)が、前記画像距離(464)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのものであり、前記方法が、
    所定のターゲット長(422)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(462)に配置されているターゲット(416)を提供するステップと、
    前記イメージング装置(110)により前記ターゲット(416)の画像を生成するステップと、
    前記ターゲット(416)の前記画像の画像長を決定するステップと、
    前記画像長、前記ターゲット長(422)および前記物体距離(462)に基づいて、前記画像距離(464)を決定するステップ
    を含む、方法。
  4. 前記自動媒体交換装置(410)が、ピッカー機構(350)を備えるタイプのものであり、前記イメージング装置(110)が、前記ピッカー機構(350)に動作可能に接続されていることからなる請求項3の方法であって、前記ピッカー機構(350)を前記較正ターゲット(416)に近接して配置するステップを含む、方法。
  5. 画像距離(218)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのイメージング装置(110)の前記画像距離(218)を決定するシステム(100)であって、
    前記イメージング装置(110)に対応付けられたターゲット(250)と、
    該ターゲット(250)に対応付けられた光源(210)
    を具備し、
    前記ターゲット(250)は、所定のターゲット長(256)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(220)に配置されており、
    前記ターゲット(250)は、前記イメージング装置(110)によってイメージングが可能である、システム。
  6. 前記ターゲット(250)が、前記所定のターゲット長(620)だけ離れた第1の縁(616)と第2の縁(618)とを有する平行四辺形(610)の形状である、請求項5のシステム。
  7. イメージング装置(110)の画像距離(464)を決定するシステムを組込んだ自動媒体交換装置(410)であって、該イメージング装置(110)は、前記画像距離(464)だけ離れたレンズ(134)と光センサ(150)を備えるタイプのものであり、前記自動媒体交換装置(410)が、
    該自動媒体交換装置(410)に対応付けられたターゲット(416)と、
    前記ターゲット(416)に対応付けられた光源(370)
    を具備し、
    前記ターゲット(416)は、所定のターゲット長(422)を有すると共に、前記レンズ(134)から所定の物体距離(462)に配置されており、
    前記ターゲット(416)は、前記イメージング装置(110)によってイメージングが可能である、自動媒体交換装置。
  8. 前記ターゲット(416)が、前記所定のターゲット長(620)だけ離れた第1の縁(616)と第2の縁(618)とを有する平行四辺形(610)の形状である、請求項7の自動媒体交換装置(410)。
  9. 前記ターゲット(416)が、前記所定のターゲット長(724)だけ離れた2つの平行なライン(712、714)を備える、請求項7の自動媒体交換装置(410)。
  10. 前記ターゲット(416)の反射率が略一様である、請求項7乃至9のいずれかの自動媒体交換装置。
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