JP3700837B2 - 光ケーブル固定器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルを屋外装置の内部に固定するための光ケーブル固定器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ケーブルを張り巡らす場合、中継地点として、電柱間に張られたワイヤーに吊り下げられる屋外装置の内部に光ケーブルを接続することがある。この屋外装置に光ケーブルを導入し、その屋外装置の内部に固定する際には、作業性向上及び光ファイバ断線防止のために、屋外装置の適当な箇所に取り付けられている筐体に光ケーブル内部のテンションメンバを固定する必要がある。
【0003】
また、光ケーブルを接続した後の日射、風、地震、積雪などの自然環境の影響により、光ケーブルを固定した筐体または光ケーブルそれ自体に負荷がかかり、テンションメンバの固定が緩むことがあれば、光ファイバの切断につながる可能性がある。このため、テンションメンバは、想定される軸方向の引っ張り力に対して、より大きい保持力で固定されることが重要である。
【0004】
このため、テンションメンバを固定するための種々の筐体がこれまでに提案されている。
【0005】
その一例として、実開平2−21601号公報に記載されている光ケーブルの端末固定器具を図13に、この端末固定器具が用いられる屋外装置を図14に示す。
【0006】
この光ケーブルの端末固定器具100は、第1の固定金具101と、第2の固定金具102と、第3の固定金具103と、からなっている。
【0007】
第1の固定金具101は、取り付け面101aと、取り付け面101aから鉛直下方に延びる一対の側壁101bと、一対の側壁101bの各々から水平方向に延びる一対の固定面101cと、からなっている。
【0008】
取り付け面101aには、2個のネジ孔101dと、3個の貫通孔101eとが形成されている。一対の固定面101cの各々には、貫通孔101fが形成されている。
【0009】
第2の固定金具102はブロック形状をなしており、その上面には、U字型の溝102aが形成されている。また、第1の固定金具101の取り付け面101aに形成されているネジ孔101dに対応する位置に貫通孔102bが形成され、さらに、第1の固定金具101の取り付け面101aに形成されている貫通孔101eに対応する位置にネジ孔102cが形成されている。
【0010】
第3の固定金具103はプレート形状をなしており、第1の固定金具101の取り付け面101aに形成されているネジ孔101d及び第2の固定金具102に形成されている貫通孔102bに対応する位置に貫通孔103aが形成されている。
【0011】
光ケーブルの端末固定器具100により固定される光ケーブル104は、テンションメンバ105と、テンションメンバ105の周囲に装填されている多数の光ファイバー106とからなっている。
【0012】
図14に示す屋外装置200は、外面に複数個のワイヤー連結器具201を備えており、このワイヤー連結器具201のそれぞれにワイヤーが連結される。ワイヤーは2つの電柱間に張り渡されており、ワイヤー連結器具201にワイヤーが連結されることにより、屋外装置200は2つの電柱間に張り渡されたワイヤーに吊り下げられた状態になっている。
【0013】
屋外装置200は複数個の筐体202を備えており、光ケーブル104は、次のようにして、この筐体202の各々に上述の端末固定器具100を介して固定される。
【0014】
先ず、第1の固定金具101は、例えば、一対の固定面101cの各々に形成されている貫通孔101fを介して、ボルト203(図14参照)により、屋外装置200の内部の筐体202の所定の領域に固定される。
【0015】
第2の固定金具102は、第1の固定金具101の取り付け面101aに形成されている貫通孔101eに通されたボルト107が第2の固定金具102に形成されているネジ孔102cにネジ止めされることにより、第1の固定金具101に対して固定される。
【0016】
第2の固定金具102の上面に形成されているU字型溝102aにテンションメンバ105をはめ込んだ後、その上方から第1の固定金具103を載せ、ボルト108を貫通孔103aを介して第2の固定金具102に形成されているネジ孔102bにネジ止めすることにより、第3の固定金具103を第2の固定金具102に固定する。
【0017】
なお、テンションメンバ105の周囲の光ファイバー106は屋外装置200の内部に配置されている各種光通信機器のターミナル(図示せず)にそれぞれ接続される。
【0018】
光ケーブル104は、以上のように、テンションメンバ105が端末固定器具100の第2の固定金具102と第3の固定金具103との間に固定されることにより、第一の固定金具101が固定されている屋外装置に対して、固定される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の光ケーブルの端末固定器具100における光ケーブル104の固定は、第2の固定金具102と第3の固定金具103との間の面接触により生じる押圧力を利用してなされるものであるため、テンションメンバ105の軸方向に引っ張り力が作用すると、テンションメンバ105は容易にずれてしまうことがあった。
【0020】
テンションメンバ105がずれると、光ファイバが引っ張られることによる光ファイバ機能低下または破断に至る可能性が大きくなる。
【0021】
本発明はこのような従来の光ケーブルの固定器具における問題点に鑑みてなされたものであり、テンションメンバがずれることなく、光ケーブルを強固に固定することができる光ケーブルの固定器具を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、前記第1の固定具の底面には前記2つの側壁の間において上方に突出する突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において上方に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具を提供する。
【0033】
この光ケーブル固定器具においては、テンションメンバは、第1の凹部及び第3の凹部に挟み込まれ、かつ、第2の凹部及び第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、突起部により2つの側壁の間において上方に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【0034】
本発明は、さらに、テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、前記第2の固定具の底面には前記2つの側壁の間において下方に突出する突起部が、前記第3の凹部及び前記第4の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において下方に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具を提供する。
【0035】
この光ケーブル固定器具においては、テンションメンバは、第1の凹部及び第3の凹部に挟み込まれ、かつ、第2の凹部及び第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、突起部により2つの側壁の間において下方に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【0036】
本発明は、さらに、テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、前記第1の固定具または前記第2の固定具の底面には、前記2つの側壁の間において、前記2つの側壁に平行に横方向に突出する突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部または前記第3の凹部及び前記第4の凹部の端点を越えた位置に頂部が位置するように、設けられており、前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において横方向に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具を提供する。
【0037】
この光ケーブル固定器具においては、テンションメンバは、第1の凹部及び第3の凹部に挟み込まれ、かつ、第2の凹部及び第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、突起部により2つの側壁の間において横方向に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【0038】
本発明は、さらに、テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、前記第1の固定具の底面には前記2つの側壁の間において上方に突出する第1の突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、前記第2の固定具の底面には前記2つの側壁の間において下方に突出する第2の突起部が、前記第3の凹部及び前記第4の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、かつ、前記第1の突起部と接触しないように、設けられており、前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記第1及び第2の突起部により前記2つの側壁の間においてジグザグ状に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具を提供する。
【0039】
この光ケーブル固定器具においては、テンションメンバは、第1の凹部及び第3の凹部に挟み込まれ、かつ、第2の凹部及び第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、第1及び第2の突起部により2つの側壁の間において上下方向にジグザグ状に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【0040】
本発明は、さらに、テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、前記第1の固定具または前記第2の固定具の底面には、前記2つの側壁の間において、前記2つの側壁に平行に横方向に突出する第1及び第2の突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部または前記第3の凹部及び前記第4の凹部の端点を越えた位置に頂部が位置するように、かつ、相互に反対方向に延びるように、設けられており、前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記第1及び第2の突起部により前記2つの側壁の間において横方向にジグザグ状に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具を提供する。
【0041】
この光ケーブル固定器具においては、テンションメンバは、第1の凹部及び第3の凹部に挟み込まれ、かつ、第2の凹部及び第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、第1及び第2の突起部により2つの側壁の間において横方向にジグザグ状に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【0042】
第1の固定具に設けられている2つの側壁は同じ高さを有し、かつ、第1の凹部及び第2の凹部は同じ深さを有していることが好ましい。同様に、第2の固定具に設けられている2つの側壁は同じ高さを有し、かつ、第3の凹部及び第4の凹部は同じ深さを有していることが好ましい。
【0043】
第1の固定具に設けられている2つの側壁間の距離と第2の固定具に設けられている2つの側壁管の距離とは、第1の固定具の2つの側壁及び第2の固定具の2つの側壁の一方の側壁内面間の距離が他方の側壁外面間の距離に等しくなるように、設定されていることが好ましい。
突起部の頂部にはテンションメンバを載せるための凹部が形成されていることが好ましい。この凹部は、例えば、V字型の凹部とすることができる。
【0044】
第1及び第2の凹部は多角形の形状をなすように形成することができる。例えば、三角形の形状をなすように形成することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10を図1乃至図3に示す。図1は、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具10の分解斜視図、図2は、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具10に光ケーブルを固定した状態を示す斜視図、図3は、図2のA−A線における断面図である。
【0046】
図1に示すように、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具10は、第1の固定具11と、第2の固定具12と、からなっている。
【0047】
第1の固定具11は、取り付け面11aと、取り付け面11aの両端から鉛直下方に延びる一対の側壁11bと、一対の側壁11bの各々から水平方向に延びる一対の固定面11cと、を備えている。
【0048】
さらに、取り付け面11aの相互に対向する両端には側壁11d、11eがそれぞれ形成されている。側壁11dには、側壁11dの頂部から下方に向かって延びる第1のU字型凹部13aが形成されており、側壁11eには、側壁11eの頂部から下方に向かって延びる第2のU字型凹部13bが形成されている。
【0049】
2つの側壁11d及び11eは同じ高さを有しており、さらに、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bは同一形状であり、従って、同じ深さを有している。
【0050】
また、第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとは、側壁11d、11eに直交する方向から見たときに、相互に重なり合うように、配置されている。
【0051】
第1の固定具11の取り付け面11aには、2つの側壁11d及び11eの中間において、上方に突出している突起部14が形成されている。この突起部14は、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの最下点よりも高い高さを有している。
【0052】
さらに、第1の固定具11の取り付け面11aには2つのネジ孔11fが設けられている。
【0053】
第1の固定具11の一対の固定面11cの各々には貫通孔11gが形成されている。第1の固定具11は、この貫通孔11gにボルト(図示せず)を通すことによって、屋外装置その他任意の取り付け領域に着脱自在に固定することができるようになっている。
【0054】
第2の固定具12は、矩形状のカバー面12aと、カバー面12aの4辺から鉛直下方に延びる4つの側壁と、を有している。
【0055】
カバー面12aには、第1の固定具11の取り付け面11aに形成された2つのネジ孔11fに対応する位置に2つの貫通孔12bが形成されている。これらの貫通孔12bにボルト15を通し、第1の固定具11の取り付け面11aに形成されているネジ孔11fにネジ止めすることにより、第2の固定具12は第1の固定具11に着脱自在に取り付けることが可能である。
【0056】
4つの側壁のうち、相互に対向する一対の側壁12d、12eには、各側壁12d、12eの底部から上方に延びる第3のU字型凹部13c(図示せず)及び第4のU字型凹部13dがそれぞれ形成されている。
【0057】
2つの側壁12d及び12eは同じ高さを有しており、さらに、第3のU字型凹部13c及び第4のU字型凹部13dは同一形状であり、従って、同じ深さを有している。
【0058】
また、第3のU字型凹部13cと第4のU字型凹部13dとは、側壁12d、12eに直交する方向から見たときに、相互に重なり合うように、配置されている。
【0059】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具10により固定される光ケーブル16は、テンションメンバ17と、テンションメンバ17の周囲に装填されている多数の光ファイバー18とからなっており、テンションメンバ17が、次のようにして、本固定器具10の内部に固定される。
【0060】
先ず、テンションメンバ17を側壁11dに形成されている第1のU字型凹部13aと側壁11eに形成されている第2のU字型凹部13bとに掛け渡す。この際、テンションメンバ17は側壁11dと側壁11eとの中間において必然的に突起部14の上に乗ることになる。
【0061】
次いで、第2の固定具12を、第1のU字型凹部13aと第3のU字型凹部13cとが重なり合い、さらに、第2のU字型凹部13bと第4のU字型凹部13dとが重なり合うように、第1の固定具11上にかぶせる。
【0062】
その後、2本のボルト15を第2の固定具12の貫通孔12bを通し、第1の固定具11のネジ孔11fにネジ止めする。
【0063】
これにより、図2に示すように、屋外装置その他任意の取り付け領域に固定されている第1の固定具11に第2の固定具12が固定される。
【0064】
図3に示すように、第1の固定具11に設けられている2つの側壁11d、11eの外周面間の距離は、第2の固定具12に設けられている2つの側壁12d、12e間の内周面間の距離に等しく設定されている。このため、第1の固定具11が第2の固定具12の内部に嵌合するような形になっている。
【0065】
このため、テンションメンバ17は、第1のU字型凹部13a及び第3のU字型凹部13cに挟み込まれ、かつ、第2のU字型凹部13b及び第4のU字型凹部13dの間に挟み込まれた状態になっている。
【0066】
さらに、突起部14は、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの最下点よりも高い高さを有しているため、テンションメンバ17は突起部14からテンションメンバ17の軸方向に垂直な方向の力を受け、「く」の字型に湾曲する。
【0067】
このように、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具10によれば、テンションメンバ17は突起部14により2つの側壁11d、11eの間において上方に湾曲した状態で第1の固定具11と第2の固定具12との間に固定されるため、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、この保持力の分だけ、光ケーブル16に対する負荷を軽減することが可能である。
【0068】
上述の第一の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10は、上記のような構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0069】
第一の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10においては、突起部14を1個設けたが、2個以上の突起部14を並列させて設けることも可能である。
【0070】
また、図4に示すように、突起部14の頂部には、テンションメンバ17を載せるための断面がU字型の凹部14aを形成することができる。
【0071】
このような凹部14aを形成することにより、テンションメンバ17を突起部14の中央に確実に位置決めすることが可能である。
【0072】
突起部14に凹部14aを形成する場合には、凹部14aは、凹部14aの最下点が第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの最下点よりも高い位置にあるように形成される。
【0073】
また、突起部14の頂部に形成される凹部は、図5に示すように、断面がV字型の凹部14bとして形成することも可能である。
【0074】
断面がV字型の凹部14bにテンションメンバ105を載せると、テンションメンバ105は2点においてV字型凹部14bと接触することになるため、断面がU字型の凹部14aにテンションメンバ105を載せる場合と比較して、より確実にテンションメンバ105を三角形状凹部14b内に保持することが可能である。
【0075】
また、図6に示すように、第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとを互い違いに配置することも可能である。すなわち、側壁11d、11eに直交する方向から見たときに、第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとが重なり合わないように配置することも可能である。
【0076】
このように、第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとを互い違いに配置することにより、テンションメンバ17は突起部14により上方向に湾曲するのみならず、互い違いに配置された第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとによって、水平方向にも湾曲することになるので、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して、より大きな保持力を発生させることができる。
【0077】
なお、第1のU字型凹部13aと第2のU字型凹部13bとを互い違いに配置する場合には、それに合わせて、第3のU字型凹部13c及び第4のU字型凹部13dも互い違いに配置する。
【0078】
また、図7に示すように、第2の固定具12の相互に対向する一対の側壁12d、12eには、U字型凹部13c、13dに代えて、三角形状の凹部13fを形成することも可能である。
【0079】
第3のU字型凹部13c及び第4のU字型凹部13dのように、U字型凹部を形成すると、テンションメンバ105は一点においてのみU字型凹部と接触する場合があり得るが、三角形状凹部13fを形成すると、テンションメンバ105は必ず2点において三角形状凹部13fと接触することになるため、U字型凹部を形成する場合と比較して、より確実にテンションメンバ105を保持することが可能になる。
【0080】
また、三角形状凹部に代えて、N角形(Nは4以上の正の整数)の断面を有する凹部を形成することも可能である。
【0081】
あるいは、図8に示すように、U字型凹部または三角形状凹部に代えて、軸線が斜めに傾斜している長円形状の凹部13g、13hを形成することも可能である。この場合、側壁12eに形成される長円形状の凹部13gと、側壁12eに対向する側壁12dに形成される長円形状の凹部13hとは、図8に示すように、各軸線が鉛直方向に対して相互に反対方向に向いているようにすることが好ましい。このような長円形状の凹部13g、13hを形成することにより、テンションメンバ105は凹部13g、13hのそれぞれにおいて、より強固に保持される。
【0082】
図9は、本発明の第2の実施形態に係る光ケーブルの固定器具20の構造を示す断面図である。
【0083】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具20においては、第1の実施形態における第1の固定具11に形成された突起部14に代えて、第2の固定具12に形成された突起部21が形成されている。
【0084】
突起部21は第2の固定具12のカバー面12aの裏面から下方に向かって突出している。突起部21は、その頂部が第3のU字型凹部13c及び第4のU字型凹部13dの最下点よりも高くなるように形成されている。
【0085】
突起部14に代えて突起部21を形成した点を除いて、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具20は第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と同一の構造を有している。
【0086】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具20によれば、テンションメンバ17は、第1の実施形態の場合と異なり、下方向に湾曲するが、第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と同様に、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力を発生させることができる。
【0087】
図10は、本発明の第3の実施形態に係る光ケーブルの固定器具30における第1の固定具11を上方から見た場合の平面図である。
【0088】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具30においては、第1の実施形態における突起部14に代えて、第1の固定具11の底面には突起部31が形成されている。
【0089】
突起部31は、第1の固定具11の2つの側壁11d、11eの間において、2つの側壁11d、11eに平行に横方向に突出している。さらに、突出部31は、第1の固定具11の一の辺11Aを基準として、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの端点13A、13Bを越えた位置に頂部31aが位置するように、設けられている。
【0090】
突起部31の高さは、突起部31の頂部31aにおいてテンションメンバ17と係合し得る程度であればよく、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの最下点よりも低くても、あるいは、高くてもよい。
【0091】
突起部14に代えて突起部31を形成した点を除いて、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具30は第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と同一の構造を有している。
【0092】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具30によれば、テンションメンバ17は、第1の実施形態の場合と異なり、横方向に湾曲するが、第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と同様に、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力を発生させることができる。
【0093】
なお、本実施形態においては、突起部31を第1の固定具11に設けたが、突起部31を第2の固定具12に設けることも可能である。
【0094】
図11は、本発明の第4の実施形態に係る光ケーブルの固定器具40の構造を示す断面図である。
【0095】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具40においては、第1の実施形態における第1の固定具11に形成された突起部14とともに、第2の実施形態における第2の固定具12に形成された突起部21が形成されている。
【0096】
図11に示すように、突起部14と突起部21とは、相互に接触しないように、側壁11d、11e及び12d、12eの間において、適当な間隔をあけて相互に隔置されている。
【0097】
突起部21を形成した点及び突起部14の形成位置を変更した点を除いて、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具40は第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と同一の構造を有している。
【0098】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具40によれば、テンションメンバ17は、第1の実施形態の場合と異なり、上方向のみならず、下方向にも湾曲した状態、すなわち、鉛直方向においてジグザグ状に湾曲した状態で保持される。このため、第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具10と比較して、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して、より大きな保持力を発生させることができる。
【0099】
図12は、本発明の第5の実施形態に係る光ケーブルの固定器具50における第1の固定具11を上方から見た場合の平面図である。
【0100】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具50においては、第3の実施形態における突起部31とともに、第1の固定具11の底面には突起部51が形成されている。
【0101】
突起部31は、第1の固定具11の一の辺11Aから内側に向かって延びているのに対して、突起部51は、第1の固定具11の辺11Aに対向する辺11Bから内側に向かって延びている。すなわち、突起部51は、突起部31と適当な間隔をあけて相互に隔置された状態で、相互に反対方向に延びている。
【0102】
突起部51も、突起部31と同様に、第1の固定具11の辺11Bを基準として、第1のU字型凹部13a及び第2のU字型凹部13bの端点13C、13Dを越えた位置に頂部51aが位置するように、設けられている。
【0103】
突起部51の高さは突起部31の高さと同じである。
【0104】
突起部51を形成した点及び突起部31の配置位置を変更した点を除いて、本実施形態に係る光ケーブルの固定器具50は第3の実施形態に係る光ケーブルの固定器具30と同一の構造を有している。
【0105】
本実施形態に係る光ケーブルの固定器具50によれば、テンションメンバ17は、第3の実施形態の場合と異なり、水平方向においてジグザグ状に湾曲した状態で保持される。このため、第3の実施形態に係る光ケーブルの固定器具30と比較して、テンションメンバ17の軸方向の引っ張り力に対して、より大きな保持力を発生させることができる。
【0106】
なお、本実施形態においては、突起部31及び突起部51を第1の固定具11に設けたが、突起部31及び突起部51を第2の固定具12に設けることも可能である。
【0107】
上述の第1、2及び4の実施形態においては、第1の固定具11の側壁11d、11e及び第2の固定具12の側壁12d、12eにはそれぞれ第1乃至第4のU字型凹部13a乃至13dを形成したが、これら第1乃至第4のU字型凹部13a乃至13dを形成することは必ずしも必要ではない。第1乃至第4のU字型凹部13a乃至13dを形成しなくても、上述の第1、2及び4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0108】
第1乃至第4のU字型凹部13a乃至13dを設けない場合には、例えば、第1の実施形態では、突起部14は、2つの側壁11d、11eよりも高い位置に頂部が位置するように、形成される。また、テンションメンバ17は、第1の固定具11の側壁11d、11eと第2の固定具12の側壁12d、12eとの間に挟み込まれ、さらに、突起部14により第1の固定具の側壁11d、11eの間において上方に湾曲した状態で第1の固定具11と第2の固定具12との間に固定される。
【0109】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る光ケーブルの固定器具によれば、光ケーブルのテンションメンバは、突起部の作用により、上方向、下方向、横方向またはジグザグ状に湾曲した状態で第1の固定具と第2の固定具との間に固定される。このため、テンションメンバの軸方向の引っ張り力に対して大きな保持力が発生し、これにより、テンションメンバのずれを防止することができ、光ファイバに対して負荷が加わる可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の斜視図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の第1の変形例の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の第2の変形例の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の第3の変形例の斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の第4の変形例の斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の第5の変形例の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の構造を示す断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る光ケーブルの固定器具における第1の固定具を上方から見た場合の平面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る光ケーブルの固定器具の構造を示す断面図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る光ケーブルの固定器具における第1の固定具を上方から見た場合の平面図である。
【図13】従来の光ケーブルの固定器具の分解斜視図である。
【図14】光ケーブルを収納する屋外装置の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 第1の実施形態に係る光ケーブルの固定器具
11 第1の固定具
12 第2の固定具
13a、13b、13c、13d U字型凹部
13f 三角形状凹部
13g、13h 長円形状凹部
14 突起部
15 ボルト
16 光ケーブル
17 テンションメンバ
18 光ファイバ
20 第2の実施形態に係る光ケーブルの固定器具
21 突起部
30 第3の実施形態に係る光ケーブルの固定器具
31 突起部
40 第4の実施形態に係る光ケーブルの固定器具
50 第5の実施形態に係る光ケーブルの固定器具
51 突起部

Claims (13)

  1. テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、
    前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、
    前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、
    前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、
    前記第1の固定具の底面には前記2つの側壁の間において上方に突出する突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、
    前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において上方に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具。
  2. テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、
    前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、
    前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、
    前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、
    前記第2の固定具の底面には前記2つの側壁の間において下方に突出する突起部が、前記第3の凹部及び前記第4の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、
    前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において下方に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具。
  3. テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、
    前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、
    前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、
    前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、
    前記第1の固定具または前記第2の固定具の底面には、前記2つの側壁の間において、前記2つの側壁に平行に横方向に突出する突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部または前記第3の凹部及び前記第4の凹部の端点を越えた位置に頂部が位置するように、設けられており、
    前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記突起部により前記2つの側壁の間において横方向に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具。
  4. テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、
    前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、
    前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、
    前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、
    前記第1の固定具の底面には前記2つの側壁の間において上方に突出する第1の突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、設けられており、
    前記第2の固定具の底面には前記2つの側壁の間において下方に突出する第2の突起部が、前記第3の凹部及び前記第4の凹部の最下点よりも高い位置に頂部が位置するように、かつ、前記第1の突起部と接触しないように、設けられており、
    前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記第1及び第2の突起部により前記2つの側壁の間においてジグザグ状に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具。
  5. テンションメンバと該テンションメンバの周囲に装填されている光ファイバとからなる光ケーブルを任意の取り付け領域に取り付けるための光ケーブル固定器具において、
    前記取り付け領域に着脱自在に取り付けることが可能な第1の固定具と、
    前記第1の固定具に着脱自在に取り付けることが可能な第2の固定具と、からなり、
    前記第1の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第1の凹部及び第2の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記第2の固定具は、相互に対向する2つの側壁を有しており、これら2つの側壁には、各側壁の頂部から下方に向かって延びる第3の凹部及び第4の凹部がそれぞれ形成されており、
    前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第1の凹部と前記第2の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置され、かつ、前記側壁に直交する方向から見たときに、前記第3の凹部と前記第4の凹部とは水平方向において互いに重なり合わないように配置されており、
    前記第1の固定具または前記第2の固定具の底面には、前記2つの側壁の間において、前記2つの側壁に平行に横方向に突出する第1及び第2の突起部が、前記第1の凹部及び前記第2の凹部または前記第3の凹部及び前記第4の凹部の端点を越えた位置に頂部が位置するように、かつ、相互に反対方向に延びるように、設けられており、
    前記テンションメンバは、前記第1の凹部及び前記第3の凹部に挟み込まれ、かつ、前記第2の凹部及び前記第4の凹部の間に挟み込まれ、さらに、前記第1及び第2の突起部により前記2つの側壁の間において横方向にジグザグ状に湾曲した状態で前記第1の固定具と前記第2の固定具との間に固定されることを特徴とする光ケーブル固定器具。
  6. 前記第1の固定具に設けられている2つの側壁は同じ高さを有し、かつ、前記第1の凹部及び前記第2の凹部は同じ深さを有していることを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具。
  7. 前記第2の固定具に設けられている2つの側壁は同じ高さを有し、かつ、前記第3の凹部及び前記第4の凹部は同じ深さを有していることを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具。
  8. 前記第1の固定具に設けられている2つの側壁間の距離と前記第2の固定具に設けられている2つの側壁間の距離とは、前記第1の固定具の2つの側壁及び前記第2の固定具の2つの側壁の一方の側壁内面間の距離が他方の側壁外面間の距離に等しくなるように、設定されていることを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具。
  9. 前記突起部の頂部には前記テンションメンバを載せるための凹部が形成されていることを特徴とする請求項乃至の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具。
  10. 前記凹部はV字型であることを特徴とする請求項に記載の光ケーブル固定器具。
  11. 前記第1の凹部及び前記第2の凹部は多角形の形状をなしていることを特徴とする請求項乃至10の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具。
  12. 前記第1の凹部及び前記第2の凹部は三角形の形状をなしていることを特徴とする請求項11に記載の光ケーブル固定器具。
  13. 電柱間に張り渡されたワイヤーに吊り下げられ、光ケーブルを張り巡らす場合の中継地点として機能する屋外装置であって、
    複数個の筐体を備えており、前記光ケーブルは、請求項1乃至12の何れか一項に記載の光ケーブル固定器具を介して前記複数個の筐体の各々に固定されるものである屋外装置。
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