JP3700472B2 - 自動販売機の商品収納ラック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、缶,壜,ペットボトル入りの各種商品を販売する自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
缶,壜などの円筒型商品を販売する自動販売機の商品収納ラックとして、頭記したサーペンタイン式商品収納ラックが周知である。ここで、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機,およびサーペンタイン式商品収納ラックの構成を図4,図5に示す。
【0003】
まず、図4において、1は自動販売機の本体ケース、2は前面外扉、3は断熱内扉、4は本体ケース1の庫内に収設したサーペンタイン式商品収納ラック、5は商品搬出シュータ、6は商品取出口、7は庫内冷却用の冷凍機である。
【0004】
また、サーペンタイン式商品収納ラック4の構成は図5に示すように、左右のラック側板8の間に円弧状のレールセグメント9を図示のように架設して蛇行状の商品収納通路10を画成するとともに、その搬出端側に商品出口通路11を挟んでベンド機構12,および平板状の通路幅規制板13を対向配置した構成になり、商品収納通路10に積み上げ収納した商品(缶商品)14をベンド機構11の動作で最下位から順に搬出する。なお、販売商品の径サイズに合わせて出口通路幅を調整するために、通路幅規制板13は前後方向へ移動調節できるように調節溝(図示せず)に嵌合支持されている。
【0005】
次に、サーペンタイン式商品収納ラック4で缶商品を販売する場合の搬出動作を図6(a) 〜(d) で説明する。すなわち、ベンド機構12は、ケース12aに該ケースの端面から商品出口通路11に向けて互い違いに出没する短小な上部の補助ストッパ12b,および長大な下部の主ストッパ12c、駆動用の電磁ソレノイド12d、および復帰ばね12eを組み込んだ構成になり、ストッパ12b,12cとソレノイド12dの間がリンク,カム機構を介して連繋されている。なお、ベンド機構12のケース12aと通路幅規制板13との間の出口通路11の幅は、商品(缶商品)14の径サイズに合わせて設定されている。
【0006】
そして、販売待機状態では、図6(a) のように横置姿勢で上下一列に並ぶ商品14(最下位から順に#1,#2,#3の符号を付す)のうち、最下位に並ぶ商品#1が出口通路11へ下方斜め姿勢に突き出た主ストッパ12cの上に載った状態で販売待機位置に保持されている。ここで、販売指令に基づいて電磁ソレノイド12dが吸引動作すると、図6(b) のように主ストッパ12cが後退するとともに、これに入れ代わって補助ストッパ12bが商品#1と#2の間に向けて上方斜め姿勢に出口通路11へ突き出す。これにより、最下位の商品#1が主ストッパ12cをすり抜けて落下搬出するとともに、2番目以降の商品が補助ストッパ12bの上に担持される。さらに、前記動作に続く後半動作で電磁ソレノイド12dの通電を停止すると、図6(c) のように復帰ばね12eの付勢により補助ストッパ12bが後退して商品#2の係止を釈放すると同時に、補助ストッパ12bに入れ代わって主ストッパ12cが出口通路11に突き出す。これにより、図6(d) のように2番目以降の商品が下降移動し、商品#2が主ストッパ12cの上に担持されて販売待機状態に戻る。
【0007】
前記したサーペンタイン式商品収納ラックのベンド機構12は、もともと缶,壜商品などの円筒容器入り商品の販売用として開発されたものである。
一方、昨今になり商品容器の多様化からプラスチック製のペットボトル商品が多く市場に出回るようになっており、特に内容量500mmリットルのペットボトル商品はサイズ的にも缶,壜商品に近いことから、サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機を使って販売する試みがなされている。
【0008】
また、ペットボトルには円筒型,角型の二種類があり、図7(a),(b) に角型ペットボトル商品の形状を示す。なお、現在市場に出回っている内容量500mmリットルの角型ペットボトルの外形サイズを数値で表すと、高さ寸法L:209mm、横幅(太さサイズ)A:60mm、断面対角寸法A’:72mmである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先記したサーペンタイン式商品収納ラックに図7に示した角型ペットボトル商品15(以下「角型商品」と呼称する)を収納して販売しようすると、従来構造のままでは正常に角型商品を販売できない。
【0010】
すなわち、図6に示したベンド機構12と通路幅規制板13との間の出口通路11の通路幅を角型商品15の横幅A(60mm)に対応して62mmに設定したとすると、販売待機状態で主ストッパ12cに保持された最下位に並ぶ角型商品#1の側面がベンド機構12の補助ストッパ12bに対向し、販売動作時に出口通路に突き出る補助ストッパ12bが商品#1の側面に突き当たって停止してしまい、搬出動作が不能となる。
【0011】
また、補助フラッパ12bの突き出し(補助フラッパの突き出し寸法は11mmに設定されている)スペースを確保するために、出口通路11の通路幅を69mmに拡大して設定したとしても、ベンド機構12の各ストッパ12b,12cが正常に出没動作するものの、出口通路11に突き出した補助フラッパ12bが2番目の商品#2の下側に入り込んだ状態(図6(b) に対応した状態)では、両者間の引っ掛かり代が僅か2mmとなる。しかも、変形し易いプラスチック製のペットボトルはその上位に積み上げた商品の荷重を受けて補助ストッパ12bとの当接部分が凹み、その結果として商品#2が制止されずに補助ストッパ12bと通路幅規制板13との間をすり抜けて下方へずり落ち、主ストッパ12cが突き出し復帰する以前に2番目の商品#2もラックから落下してしまう異常搬出を引き起こすことがある。
【0012】
そこで、前記のように角型商品の異常搬出を防ぐために、付属部品として別に用意しておいたスペーサ(アタッチメント)を通路幅規制板13に装着して角型ペットボトル商品を正常に販売できるようにした構成が、本発明と同一出願人より特願平10−49623号として先に提案されている。
【0013】
ここで、前記提案になる商品搬出部の構造,および商品搬出動作を図8(a),(b) に示す。すなわち、図7に示した角型商品(角型ペットボトル)15を販売する場合には、付属部品として別に用意しておいた段差付きスペーサ16を通路幅規制板13の前面に装着する。このスペーサ16は、図示のように上半部と下半部との境目に段差をつけた上下2段構造になり、その上半部は通路幅規制板13の壁面と略平行に商品出口通路11に突き出し、下半部は下端側が出口通路内に突き出すように傾斜した形状になり、その裏面側に形成した係止爪を通路幅規制板13の板面に差し込んで着脱可能に装着されている。
【0014】
かかる構成で、前記した角型ペットボトル商品を販売する場合には、角型商品15の横幅Aに対して、スペーサ16の上半部とベンド機構12との間の通路幅Dが商品の横幅Aに対して若干の遊びをもつように通路幅規制板13を調整するこれにより、スペーサ16の下半部先端とベンド機構12の主ストッパ12cの先端との間の間隔B、およびスペーサ16の上半部と下半部との境目の段差部とベンド機構12との間の間隔Cは、C>A>Bの関係になる。
【0015】
これにより、図8(a) のようにベンド機構12の主ストッパ12cが商品出口通路11に突き出してラック内に積み上げた角型商品15を担持している販売待機状態では、最下位に並ぶ角型商品#1が段差付きスペーサ16の下半部の板面に寄り沿う形でベンド機構12より離れた位置で若干斜め姿勢に保持され、これに対し2番目の角型商品#2は、スペーサ16の上半部により押し出されてベンド機構12の壁面へ寄り添う形で最下位の角型商品#1と前後方向にずれた位置に保持されるようになる。
【0016】
したがって、この状態では最下位の角型商品#1の側面とベンド機構12との間に補助ストッパ12bの突き出しスペースが確保される。また、販売動作の前半行程で、主ストッパ12cの後退と入れ代わりに補助ストッパ12bが突き出す際には、最下位の角型商品#1とベンド機構12との間に補助ストッパ12bの突き出し寸法に相当する間隔が確保されているので、補助ストッパ12bの出没動作が阻害されることがない。また、図8(b) で示すように補助ストッパ12bが突き出して上位に並ぶ2番目以降の角型商品#2,#3を担持した状態では、角型商品#2がベンド機構12とスペーサ16の上半部との間に保持されるので、補助ストッパ12bは角型商品#2の下側へ入り込んで確実に制止,保持できる。なお、販売商品を角型商品から缶,壜の円筒型商品に変更する場合には、通路幅規制板13からスペーサ16を取り外した上で、商品出口通路11の通路幅を円筒型商品の径サイズに合わせて調節する。
【0017】
上記のように、角型商品15を販売する場合に、通路幅規制板13に対して先に提案した段差付きスペーサ16を装着することにより、市販の角型ペットボトルをサーペンタイン式商品ラックで販売することが可能となる。
【0018】
しかしながら、この方式では、取扱い面で次に記すような問題点が残る。すなわち、
(1) 図4に示した自動販売機の庫内に手を差し入れて前記したスペーサ16を商品収納ラック4の通路幅規制板13に着脱することは、庫内の作業スペースが狭く、かつ外部からはスペーサ装着部を直接目視確認できないことから面倒である。
【0019】
(2) また、スペーサ16の取付状態が不良であると、角型商品15を正常に販売できない。
(3) さらに、缶,壜などの円筒型商品を販売する場合には、スペーサ16を取り外して別な場所に保管する必要があってその管理が厄介である。
【0020】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、簡単な切換操作だけで缶,壜の円筒型商品,および角型ペットボトル商品を搬出トラブルなしに販売できるよう改良した自動販売機の商品収納ラックを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、商品を上下一列に並べて収納する商品収納通路の搬出端側に商品出口通路を挟んでベンド機構,および通路幅規制板を対向配置し、ベンド機構の動作で商品収納通路に収納した円筒型,ないし角型の商品を最下位から順に搬出する自動販売機の商品収納ラックであり、ベンド機構が商品出口通路に向けて互い違いに出没する上部の補助ストッパ,および下部の主ストッパを備えたものにおいて、前記通路幅規制板に対し、その基枠から商品出口通路内に突き出して最下位に並ぶ角型商品と2番目の角型商品を通路幅方向で前後にずれた位置にガイドする突き出し,後退が可能な上部,下部調整板,および各調整板を突き出し,後退位置に切換える手動式の切換機構を備え、前記上部調整板は通路幅規制板の基枠と略平行に商品出口通路内へ突き出して2番目の角型商品をベンド機構側に寄せ、前記下部調整板はその上端を基枠に軸支して先端を商品出口通路内に突き出して最下位の角型商品をベンド機構の主ストッパとの間で斜め姿勢に通路幅規制板側へ寄せるガイド機能を有する(請求項1)ものとする。
【0023】
また、前記手動操作式の切換機構として、上部調整板,および下部調整板にその裏面側へ突き出す突起を設けるとともに、各調整板の背後には左右へ移動可能な把手付きスライダを配置し、かつ該スライダの板面には各調整板の後退位置で前記突起が嵌入する逃げ穴を開口する(請求項2)。
【0024】
上記の構成で、缶,壜などの円筒型商品を販売する場合には、通路幅規制板の調整板を商品出口通路から後退させて規制板に重ね合わせておく。これにより、在来の通路幅規制板と同様に機能する。一方、角型ペットボトルなどの角型商品を販売する場合には、外部から把手を掴んスライダをスライド操作する。これにより、調整板の裏面側に突き出した突起が逃げ穴から抜け出してスライダの前面に押し出されて上部調整板,および下部調整板が通路幅規制板の基枠から商品出口通路に向けて突き出した上で、通路幅規制板を角型商品のサイズに合わせて調整する。この調整板突き出し状態では図8で述べたスペーサ16の装着状態と同じ関係になり、これにより角型商品を正常に搬出することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、図中で図8に対応する同一部品には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
まず、サーペンタイン式商品収納ラックの商品搬出端側で、ベンド機構12と商品出口通路11を挟んで対峙する通路幅規制板13についての構造を図2,図3に示す。すなわち、図示例の通路幅規制板13では、既に図8で述べたスペーサ16を装着する代わりに、通路幅規制板13の基枠13aに前記スペーサと同等な機能を持たせた突き出し,後退可能な上部調整板13b,下部調整板13c,および調整板の切換機構として把手13d-1を備えたスライダ13dが組み付けられた構成になる。
【0026】
ここで、通路幅規制板13の基枠13aは図3のように前面に上部調整板13b,下部調整板13cが嵌まり込むための窓穴を開口した額縁形状になる。また、上部調整板13bは、その上端が短小なリンク片13eを介して基枠13aの上部に配した支軸ピンへ揺動自在に軸支連結されており、さらにその板面には裏面側に向けて突き出す爪状の突起13b-1が散在して切り起こし形成されている。これに対して、下部調整板12cは、その上端が支軸ピンを介して基枠13aに直接軸支連結してあり、かつ板面には上部調整板13bと同様に裏面側に突き出す突起13c-1が切り起こし形成されている。
【0027】
一方、スライダ13dは、前記した上部調整板13b,下部調整板13cの背後に重なり合うよう配置され、かつ基枠13aに架設したガイドピンに支持して左右方向へスライド可能に敷設されており、その下縁に結合した把手13d-1が基枠13aから下方に突き出している。さらに、スライダ13dの板面には前記調整板の突起13b-1,13c-1に対向して角穴状の逃げ穴13d-2(図3参照)が開口している。なお、図3には前記した支軸ピン,ガイドピンが省略して描かれてない。なお、このスライド式切換機構は、本発明と同一出願人より出願した特開平7−168794号「商品通路幅調節装置」の公報に開示されている調節機構を応用したものであり、その詳細な構造,動作は前記公報に詳しく述べられている。
【0028】
かかる構成で、自動販売機の前方から庫内に手を差し入れ、前記の把手13d-1を手動により左側にスライド操作して図2(a) の状態にセットすると、上部調整板13b,下部調整板13cの爪状突起13b-1,13c-1がスライダ13dの逃げ穴13d-2に嵌入し、これにより図2(b) で表すように上部調整板13b,および下部調整板13cがともに後退して基枠13の前面に重なり合った状態となる。一方、把手13d-1を右側にスライド操作すると、前記の爪状突起13b-1,13c-1が逃げ穴13d-2から抜け出てスライダ13の前面に重なり、これにより図2(c) で表すように上部調整板13b,および下部調整板13cがともに基枠13aから前方に突き出すようになる。なお、この突き出し状態では、上部調整板13bはリンク片13eを介して基枠13aと略平行な姿勢に突き出すのに対して、下部調整板13cは上端の支軸ピンを中心に斜め姿勢に突き出すようになる。また、実際の製品では基枠13aに対する上部調整板13b,および下部調整板13cの先端の突き出し寸法は7mmに設計されている。
【0029】
次に、図1(a),(b) により前記構成の通路幅規制板13を商品収納ラックの出口通路に装備した際の商品販売動作を説明する。まず、缶,壜などの円筒型商品14を販売する場合には、図2で述べたように通路幅規制板13に組付けた上部調整板13b,下部調整板13cを後退位置にセットした上で、図1(a) で示すように商品出口通路11の通路幅を円筒型商品14の径サイズに合わせて調節する。これにより、図6で述べた在来の通路幅規制板と同様に、ベンド機構12の動作で円筒型商品14を最下位から順に搬出することができる。
【0030】
一方、販売商品を円筒型商品14から図7に示した角型ペットボトルの角型商品15に変更する場合には、図2(c) で述べたように自動販売機の前方から庫内に手を差し入れ、商品収納ラックの下端部に装着されている通路幅規制板13に対して把手13d-1をスライド操作して図1(b) のように上部調整板13b,および下部調整板13cを突き出し位置にセットし、さらに角型商品15のサイズに合わせて通路幅規制板13の基枠13aを次記のように移動調節する。
【0031】
すなわち、角型商品15の横幅(太さサイズ)Aが60mmであれば、上部調整板13bとベンド機構12との間の通路幅が若干余裕を与えるような間隔(62mm)となるように、基枠13aの前面とベンド機構12との間の通路幅Cを69mm(各調整板の突き出し量は7mm)に設定する。これにより、基枠13aから突き出した下部調整板13cの先端とベンド機構12から出口通路内に突き出た主ストッパ12cとの間路Bは角型商品15の横幅Aよりも小さく、ここに最下位の角型商品#1が係止保持される。なお、この位置関係は在来の通路幅規制板に図8のスペーサ16を装着した場合と同様である。
【0032】
これにより、図示のように角型商品15を収納した販売待機状態では、最下位に並ぶ角型商品#1が下部調整板13cの板面に寄り沿う形で、ベンド機構12から離れた位置で若干斜め姿勢に保持される。したがって、販売動作の前半行程で、主ストッパ12cの後退と入れ代わりに補助ストッパ12bが突き出し動作する際には、最下位に並ぶ角型商品#1の側面とベンド機構12との間に補助ストッパ12bの突き出し寸法に相当する間隔が確保されているので、補助ストッパ12bの突き出し動作が阻害されることがなく、角型商品15を正常に販売することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、商品を上下一列に並べて収納する商品収納ラックの商品搬出端側で、商品出口通路を挟んでベンド機構と向かい合わせて配置した通路幅規制板に対して、その基枠から商品出口通路内に突き出して最下位に並ぶ角型商品と2番目の角型商品を通路幅方向で前後にずれた位置にガイドする突き出し,後退が可能な上部,下部調整板、および各調整板を突き出し, 後退位置に切換える手動操作式の切換機構を備え、缶,壜などの円筒型商品を販売する場合には前記調整板を後退位置にセットし、角型ペットボトル商品を販売する場合には調整板を突き出し位置にセットすることにより、同じ商品収納ラックを使って缶,壜商品のみならず、角型ペットボトル商品も搬出トラブルなしに正常に販売できる。
【0034】
しかも、調整板の切換えは、通路幅規制板に組み込んだ把手付きスライダを外部から庫内に手を差し入れてスライド操作するだけで簡単に行え、先に本発明と同一出願により提案したスペーサの着脱方式(特願平10−49623号)と比べて、サービス性の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる通路幅規制板の使用状態を表す図であり、(a)は円筒型商品,(b) は角型商品を収納した販売待機状態の側視図
【図2】図1における通路幅規制板の詳細構造図であり、(a) は通路幅規制板の裏面図、(b),(c) はそれぞれ通路幅規制板に装備した調整板の後退,突き出し状態を表す側面図
【図3】図2の通路幅規制板を構成する主要部品の分解斜視図
【図4】サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機の外観斜視図
【図5】缶商品を収納したサーペンタイン式商品収納ラックの従来構成図
【図6】図5のサーペンタイン式商品収納ラックで缶商品を販売する場合の搬出動作説明図であり、(a) 〜(d) は搬出動作を行程順に表した図
【図7】角型ペットボトル商品の外形図で、(a) は側面図、(b) は端面図
【図8】角型ペットボトル商品の販売に対応して通路幅規制板にアタッチメント方式のスペーサを装備した先の提案になる商品収納ラックの商品搬出部の構成図であり、(a),(b) はそれぞれ販売待機,商品搬出動作の状態を表す図
【符号の説明】
4 サーペンタイン式商品収納ラック
10 商品収納通路
11 商品出口通路
12 ベンド機構
12b 補助ストッパ
12c 主ストッパ
13 通路幅規制板
12 缶商品
13a 基枠
13b 上部調整板
13c 下部調整板
13d 切換機構のスライダ
13d-1 スライダの把手
14 円筒型商品(缶,壜商品)
15 角型商品(角型ペットボトル商品)
Claims (2)
- 商品を上下一列に並べて収納する商品収納通路の搬出端側に商品出口通路を挟んでベンド機構,および通路幅規制板を対向配置し、ベンド機構の動作で商品収納通路に収納した円筒型,ないし角型の商品を最下位から順に搬出する自動販売機の商品収納ラックであり、ベンド機構が商品出口通路に向けて互い違いに出没する上部の補助ストッパ,および下部の主ストッパを備えたものにおいて、前記通路幅規制板に対し、その基枠から商品出口通路内に突き出して最下位に並ぶ角型商品と2番目の角型商品を通路幅方向で前後にずれた位置にガイドする突き出し,後退が可能な上部,下部調整板,および各調整板を突き出し,後退位置に切換える手動式の切換機構を備え、前記上部調整板は通路幅規制板の基枠と略平行に商品出口通路内へ突き出して2番目の角型商品をベンド機構側に寄せ、前記下部調整板はその上端を基枠に軸支して先端を商品出口通路内に突き出して最下位の角型商品をベンド機構の主ストッパとの間で斜め姿勢に通路幅規制板側へ寄せるガイド機能を有することを特徴とする自動販売機の商品収納ラック。
- 請求項1記載の商品収納ラックにおいて、手動操作式の切換機構として、上部調整板,および下部調整板にその裏面側へ突き出す突起を設けるとともに、各調整板の背後には左右へ移動可能な把手付きスライダを配置し、かつ該スライダの板面には各調整板の後退位置で前記突起が嵌入する逃げ穴を開口したことを特徴とする自動販売機の商品収納ラック。
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