JP3698618B2 - 燻蒸判定装置及び記録媒体 - Google Patents

燻蒸判定装置及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3698618B2
JP3698618B2 JP2000216074A JP2000216074A JP3698618B2 JP 3698618 B2 JP3698618 B2 JP 3698618B2 JP 2000216074 A JP2000216074 A JP 2000216074A JP 2000216074 A JP2000216074 A JP 2000216074A JP 3698618 B2 JP3698618 B2 JP 3698618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fumigation
type
exhibition
management information
shielding block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000216074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002027896A5 (ja
JP2002027896A (ja
Inventor
一陽 志賀
修 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000216074A priority Critical patent/JP3698618B2/ja
Priority to US09/767,679 priority patent/US6470280B2/en
Publication of JP2002027896A publication Critical patent/JP2002027896A/ja
Publication of JP2002027896A5 publication Critical patent/JP2002027896A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3698618B2 publication Critical patent/JP3698618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燻蒸の可否を判定する燻蒸判定装置及びその機能をコンピュータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に、燻蒸ガスを使用した燻蒸作業を行う施設において燻蒸の可否を判定する燻蒸判定装置及びその機能をコンピュータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
博物館のように様々な資料が展示される施設では、展示されている資料の害虫駆除等を目的に、燻蒸ガスを用いた消毒作業(以下燻蒸)が定期的に行われる。
【0003】
博物館等に展示される資料には、骨董品、古代遺産、書物、絵画、剥製等の非生体資料、及び動物、植物等の生体資料が存在し、その種類も多種多様である。また、燻蒸ガスの種類も多数存在し、その効果、影響等もまた多種多様である。博物館等に展示されている資料の種類、名称、展示場所等の情報は、博物館が有するデータベース等によって管理されていることが多く、このような博物館等の燻蒸を行う係員は、このデータベース等を参照することによって燻蒸可否の判定を行い、燻蒸作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の燻蒸可否の判定作業は、燻蒸を行う係員が手作業によって行うこととしていたため、作業時の利便性に欠け、判定作業が大変困難なものとなっていたという問題点がある。このような問題は、展示資料の種類の増加、及び燻蒸できない生体資料の増加が著しい近年の博物館では、特に重要視される問題となっている。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、展示資料の燻蒸の可否判定を容易に行うことが可能な燻蒸判定装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、展示資料の燻蒸の可否判定を容易に行うことが可能な機能をコンピュータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示す、燻蒸の可否を判定する燻蒸判定装置1において、展示施設内の遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブル12を入力する遮蔽ブロックテーブル入力手段1aと、燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブル13を入力する燻蒸種別テーブル入力手段1bと、燻蒸すべき展示コーナと実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸条件を示す燻蒸条件情報11を入力する燻蒸条件情報入力手段1cと、前記遮蔽ブロックテーブル入力手段1aによって入力された前記遮蔽ブロックテーブル12、前記燻蒸種別テーブル入力手段1bによって入力された前記燻蒸種別テーブル13、及び前記燻蒸条件情報入力手段1cによって入力された前記燻蒸条件情報11を用い、前記燻蒸すべき展示コーナを包含する遮蔽ブロック内の各展示コーナを示す燻蒸対象エリアと、前記実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成する燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dと、展示資料が展示されている展示コーナを管理する資料管理情報14に、各展示資料に対する燻蒸種別毎の燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報15を付加した燻蒸可否管理情報を作成する燻蒸可否管理情報作成手段1iと、前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、前記燻蒸対象エリアに展示された展示資料に対する実施予定の燻蒸種別の燻蒸の可否を判定し、各展示資料に対する判定結果に基づいて前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸の可否を判定する燻蒸可否判定手段1jと、前記燻蒸可否判定手段1jによる判定結果を出力する判定結果出力手段1kとを有することを特徴とする燻蒸判定装置1が提供される。
【0008】
ここで、遮蔽ブロックテーブル入力手段1aには、遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブル12が入力され、燻蒸種別テーブル入力手段1bには、燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブル13が入力され、燻蒸条件情報入力手段1cには、燻蒸条件を示す燻蒸条件情報11が入力され、燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dは、遮蔽ブロックテーブル入力手段1aによって入力された遮蔽ブロックテーブル12、燻蒸種別テーブル入力手段1bによって入力された燻蒸種別テーブル13、及び燻蒸条件情報入力手段1cによって入力された燻蒸条件情報11を用い、燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成し、燻蒸可否管理情報作成手段1iは、展示資料を管理する資料管理情報14に、燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報15を付加した燻蒸可否管理情報を作成し、燻蒸可否判定手段1jは、燻蒸スケジュールテーブル及び燻蒸可否管理情報を用い、燻蒸の可否を判定し、判定結果出力手段1kは、燻蒸可否判定手段1jによる判定結果を出力する。
【0010】
また、燻蒸の可否の判定をコンピュータに実行させるための燻蒸判定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、コンピュータに、展示施設内の遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルと、燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルと、及び、燻蒸すべき展示コーナと実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸条件を示す燻蒸条件情報とが入力されると、入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報を用い、前記燻蒸すべき展示コーナを包含する遮蔽ブロック内の各展示コーナを示す燻蒸対象エリアと、前記実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成するステップと、展示資料が展示されている展示コーナを管理する資料管理情報に、各展示資料に対する燻蒸種別毎の燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成するステップと、前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、前記燻蒸対象エリアに展示された展示資料に対する実施予定の燻蒸種別の燻蒸の可否を判定し、各展示資料に対する判定結果に基づいて前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸の可否を判定するステップと、判定結果を出力するステップと、を実行させるための燻蒸判定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本形態における燻蒸判定装置1の構成を示した構成図である。
【0012】
燻蒸判定装置1は、遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブル12を入力する遮蔽ブロックテーブル入力手段1a、燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブル13を入力する燻蒸種別テーブル入力手段1b、燻蒸条件を示す燻蒸条件情報11を入力する燻蒸条件情報入力手段1c、遮蔽ブロックテーブル入力手段1aによって入力された遮蔽ブロックテーブル12、燻蒸種別テーブル入力手段1bによって入力された燻蒸種別テーブル13、及び燻蒸条件情報入力手段1cによって入力された燻蒸条件情報11を用い、燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成する燻蒸スケジュールテーブル作成手段1d、展示資料を管理する資料管理情報14を格納する資料管理情報格納手段1f、資料管理情報14を抽出する資料管理情報抽出手段1g、燻蒸可否情報15を入力する燻蒸可否情報入力手段1h、資料管理情報14に、燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報15を付加した燻蒸可否管理情報を作成する燻蒸可否管理情報作成手段1i、燻蒸スケジュールテーブル及び燻蒸可否管理情報を用い、燻蒸の可否を判定する燻蒸可否判定手段1j、及び燻蒸可否判定手段1jによる判定結果を出力する判定結果出力手段1kによって構成されている。
【0013】
ここで、遮蔽ブロックテーブル入力手段1a、燻蒸種別テーブル入力手段1b、燻蒸条件情報入力手段1cは、各種情報を入力するキーボード等であり、これらから入力された各種情報は、燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dにそれぞれ提供される。また、同様に、資料管理情報入力手段1e及び燻蒸可否情報入力手段1hも、各種情報を入力するキーボード等であり、資料管理情報入力手段1e及び燻蒸可否情報入力手段1hから入力された情報は、資料管理情報格納手段1f、燻蒸可否管理情報作成手段1iにそれぞれ提供される。資料管理情報格納手段1fは、ハードディスク等の情報格納装置であり、資料管理情報入力手段1e及び燻蒸可否管理情報作成手段1iから提供された情報を格納する。燻蒸スケジュールテーブル作成手段1d、資料管理情報抽出手段1g、燻蒸可否管理情報作成手段1i及び燻蒸可否判定手段1jは、CPU(Central Processing Unit)等であり、所定のプログラムに従い、各動作を実行する。判定結果出力手段1kは、ディスプレイ等表示装置であり、燻蒸可否の判定結果等の表示を行う。また、ここでの展示資料には、骨董品、古代遺産、書物、絵画、剥製等の非生体資料、及び動物、植物等の生体資料の双方を含む。
【0014】
図2は、燻蒸を行う施設の構成例を示した図である。この例の燻蒸対象施設は、3つの遮蔽ブロック21〜23で区分され、遮蔽ブロック21には展示コーナ21a、21bが、遮蔽ブロック22には展示コーナ22aが、遮蔽ブロック23には展示コーナ23aが、それぞれ配置される。
【0015】
図3の(a)は、燻蒸条件情報11の構成を示した図である。
燻蒸条件情報11は、燻蒸対象である燻蒸対象エリアを示す燻蒸対象エリア情報、燻蒸対象エリアを燻蒸する燻蒸ガスの種別を示す燻蒸種別情報、及び燻蒸を開始する日時を示す燻蒸開始日時情報を有しており、図3の(a)では、“展示コーナ21a”が燻蒸対象エリア情報に、“燻蒸A”が燻蒸種別情報に、2000年4月11日12時を示す“2000/4/11 12:00”が燻蒸開始日時情報に、それぞれ相当する。
【0016】
図3の(b)は、遮蔽ブロックテーブル12を示した図である。
遮蔽ブロックテーブル12は、展示資料が展示される展示コーナ、展示コーナが属する遮蔽ブロック、及び展示コーナが属する遮蔽ブロックに近接する遮蔽ブロックである近接遮蔽ブロックを有するテーブルである。図3の(b)では、“展示コーナ21a、21b、22a、23a”が展示コーナに、“遮蔽ブロック21〜23”が遮蔽ブロック及び近接遮蔽ブロックに、それぞれ相当する。ここで、展示コーナ21a、21bは、遮蔽ブロック21に属し、その近接遮蔽ブロックは、遮蔽ブロック22であり、展示コーナ22aは、遮蔽ブロック22に属し、その近接遮蔽ブロックは遮蔽ブロック21であり、展示コーナ23aは、遮蔽ブロック23に属し、その近接遮蔽ブロックは遮蔽ブロック22である。
【0017】
図4の(a)は、燻蒸種別テーブル13の構成を示した図である。
燻蒸種別テーブル13は、燻蒸ガスの種別である燻蒸種別、燻蒸時間及び標準排出時間を有するテーブルである。図4の(a)では、“燻蒸A〜C”が燻蒸種別に、“48時間、72時間、24時間”が燻蒸時間に、“24時間”が標準排出時間にそれぞれ相当し、燻蒸Aの燻蒸時間は48時間、燻蒸Bの燻蒸時間は72時間、燻蒸Cの燻蒸時間は24時間であり、それらの標準排出時間はすべて24時間である。
【0018】
図4の(b)は、燻蒸種別の具体例である燻蒸種別例13aを示した図である。
図4の(b)では、燻蒸Aの例として、動物剥製及び植物標本に適した臭化メチルが、燻蒸Bの例として、植物標本に適したリン化アルミニウムが、燻蒸Cの例として、動物剥製に適したリン化水素が、それぞれ挙げられている。
【0019】
図5は、燻蒸スケジュールテーブル31の構成を示した図である。
燻蒸スケジュールテーブル31は、燻蒸対象である燻蒸対象エリア、前記燻蒸ガスの種別である燻蒸種別、燻蒸を開始する日時である燻蒸開始日時、前記燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を有するテーブルである。図5では、“展示コーナ21a、21b、22a”が燻蒸対象エリアに、“燻蒸A”が燻蒸種別に、“2000/4/11 12:00”が燻蒸開始日時に、“2000/4/13 12:00”が燻蒸ガス排出開始日時に、“2000/4/14 12:00、2000/4/14 0:00”が燻蒸ガス排出完了日時に、それぞれ相当し、展示コーナ21a、21b、22aの燻蒸種別は燻蒸A、燻蒸開始日時は2000年4月11日12時、燻蒸ガス排出開始日時は2000年4月13日12時である。また、展示コーナ21a、21bの燻蒸ガス排出完了日時は2000年4月14日12時であり、展示コーナ22aの燻蒸ガス排出完了日時は2000年4月14日0時である。
【0020】
図6の(a)は、資料管理情報14の構成を示した図である。
資料管理情報14は、展示資料の資料ID、資料名、資料形態、収蔵場所、展示場所を有しており、図6の(a)では、“A008005、H000001、G003210”が資料IDに、“ライオン、カメ、タツノオトシゴ”が資料名に、“剥製、生体”が資料形態に、“遮蔽ブロック21、22”が収蔵場所に、展示コーナ21a、21b、22aが展示場所に、それぞれ相当する。また、ここで、資料ID“A008005”は、資料名“ライオン”、資料形態“剥製”、収納場所“遮蔽ブロック21”、展示場所“展示コーナ21a”に、資料ID“H000001”は、資料名“カメ”、資料形態“生体”、収蔵場所“遮蔽ブロック21”、展示場所“展示コーナ21b”に、資料ID“G003210”は、資料名“タツノオトシゴ”、資料形態“生体”、収蔵場所“遮蔽ブロック22”、展示場所“展示コーナ22a”に、それぞれ対応する。
【0021】
図6の(b)は、燻蒸可否情報15の構成を示した図である。
図6の(b)では、“燻蒸A、燻蒸C、燻蒸不可”が、この燻蒸可否情報に相当する。ここで、“燻蒸A、燻蒸C”とは、燻蒸A及び燻蒸Cに対してのみ燻蒸が可能である旨を示しており、“燻蒸不可”とは、燻蒸が不可能である旨を示している。
【0022】
図7は、燻蒸可否管理情報32の構成を示した図である。
燻蒸可否管理情報32は、展示資料の資料ID、資料名、資料形態、収蔵場所、展示場所、燻蒸可否情報を有している。ここで、資料ID“A008005”、資料名“ライオン”の展示資料は、燻蒸A、Cに対してのみ燻蒸可能であり、資料ID“H000001、G003210”、資料名“カメ、タツノオトシゴ”の展示資料は、いずれも燻蒸不可能である。
【0023】
次に、図1〜図7を用い、燻蒸判定装置1の動作について説明する。
初めに、燻蒸スケジュールテーブル31の作成手順について説明する。
まず、利用者は、遮蔽ブロックテーブル入力手段1aを用いて図3の(b)に示した遮蔽ブロックテーブル12の入力を、燻蒸種別テーブル入力手段1bを用いて図4の(a)に示した燻蒸種別テーブル13の入力を、燻蒸条件情報入力手段1cを用いて図3の(a)に示した燻蒸条件情報11の入力を行う。このように入力された燻蒸条件情報11、遮蔽ブロックテーブル12及び燻蒸種別テーブル13は、図示していないメモリに一旦格納され、その後、燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dに供給される。
【0024】
燻蒸条件情報11、遮蔽ブロックテーブル12及び燻蒸種別テーブル13が供給された燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dは、以下の手順に従って、燻蒸スケジュールテーブル31の作成を行う。
【0025】
まず、燻蒸条件情報11及び遮蔽ブロックテーブル12を参照し、燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリア情報に示される燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに他の展示コーナが存在するか否かを判断する。基本的に、燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアは、すべて燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアとするが、ここで、上述した他の展示コーナが存在した場合、そのような他の展示コーナすべてを燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアに追加する。図3の(a)に示した燻蒸条件情報11の場合、燻蒸対象エリアである展示コーナ21aは、図3の(b)の遮蔽ブロックテーブル12に示すように、遮蔽ブロック21に属し、遮蔽ブロック21には、他の展示コーナである展示コーナ21bが存在する。これより、燻蒸スケジュールテーブル31の燻蒸対象エリアとして、燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアに示される展示コーナ21aとともに、この展示コーナ21bを追加し、燻蒸スケジュールテーブル31の燻蒸対象エリアを、展示コーナ21a、21bとする。
【0026】
次に、燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時を燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。ここで、上述のように追加された展示コーナについては、その元となった展示コーナ、すなわち同一の遮蔽ブロックに属する展示コーナに対応する燻蒸種別及び燻蒸開始日時を、追加された展示コーナの燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。
【0027】
次に、燻蒸種別テーブル13を参照し、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時の算出を行う。具体的には、燻蒸スケジュールテーブル31の燻蒸種別に対応する燻蒸時間及び標準排出時間を燻蒸種別テーブル13から抽出し、この抽出した燻蒸時間を燻蒸開始日時に加算することにより燻蒸ガス排出開始日時を算出し、この燻蒸ガス排出開始日時に抽出した標準排出時間を加算することにより燻蒸ガス排出完了日時を算出する。図4の(a)及び図5の場合、燻蒸スケジュールテーブル31の燻蒸種別は、いずれも“燻蒸A”であり、これに対応する燻蒸種別テーブル13における燻蒸時間は“48時間”、標準排出時間は“24時間”である。また、図5の燻蒸スケジュールテーブル31では、燻蒸開始日時は、いずれも"2000/4/11 12:00”であるため、燻蒸ガス排出開始日時は、"2000/4/11 12:00”に“48時間”を加算した“2000/4/13 12:00”となり、燻蒸ガス排出完了日時は、燻蒸ガス排出開始日時である“2000/4/13 12:00”に“24時間”を加算した“2000/4/14 12:00”となる。
【0028】
次に、遮蔽ブロックテーブル12を参照し、燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに近接遮蔽ブロックが存在するか否か判断する。近接遮蔽ブロックとは、所定の遮蔽ブロックに近接する遮蔽ブロックのことであり、ここで近接遮蔽ブロックの存在の有無を判断するのは、燻蒸対象エリアを有する遮蔽ブロックから近接遮蔽ブロックへの燻蒸ガスの漏れを考慮するためである。つまり、各遮蔽ブロックは、遮蔽板、扉等によって遮蔽されるわけであるが、一般に、これらの気密性はさほど高いものではなく、燻蒸対象となる遮蔽ブロックの近接遮蔽ブロックには、ある程度の燻蒸ガスが漏洩する。その結果、例え、この近接遮蔽ブロックが燻蒸対象となっていない場合であっても、この近接遮蔽ブロックは、漏洩した燻蒸ガスによって燻蒸されることになり、そこに展示されている展示資料にも、この燻蒸による影響が生じる。本形態では、そのような影響を考慮し、近接遮蔽ブロックに属するすべての展示コーナを燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアに追加する。図3の場合、燻蒸対象エリアである展示コーナ21aが属する遮蔽ブロックは遮蔽ブロック21であり、その近接遮蔽ブロックは遮蔽ブロック22である。また、この近接遮蔽ブロックである遮蔽ブロック22には、展示コーナ22aが属している。これより、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアには、新たに展示コーナ22aが追加されることとなる。
【0029】
次に、燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時を、上述のように追加した燻蒸対象エリアの燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。なお、ここで設定される燻蒸種別及び燻蒸開始日時は、上述のように追加された燻蒸対象エリアの根拠となった遮蔽ブロック、すなわち追加された燻蒸対象エリアが属する近接遮蔽ブロックに近接する遮蔽ブロックが有する燻蒸対象エリアに対応する燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時である。図3及び図5の場合、追加された燻蒸対象エリア22aの根拠となった遮蔽ブロックは、遮蔽ブロック21であり、遮蔽ブロック21が有する燻蒸対象エリアは、展示コーナ21aである。また、図3の(a)に示した燻蒸条件情報11において、展示コーナ21aに対応する燻蒸種別及び燻蒸開始日時は、それぞれ“燻蒸A”及び“2000/4/11 12:00”である。これより、上述のように追加した燻蒸対象エリアの燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時には、“燻蒸A”及び“2000/4/11 12:00”がそれぞれ設定される。
【0030】
次に、遮蔽種別テーブル13を参照し、追加した燻蒸対象エリアに対応する燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時の算出を行う。ここでの算出は、燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアに対応する燻蒸ガス排出開始日時等の算出の場合とほぼ同様に行われ、燻蒸ガス排出完了日時算出の際、所定の係数を掛け合わせる点のみが、燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアに対応する燻蒸ガス排出開始日時等の算出の場合と異なる。このような係数を掛け合わせる理由は、近接遮蔽ブロックにおける燻蒸ガスの濃度は、実際に燻蒸を行っている遮蔽ブロックに比べて低いため、燻蒸ガスの排出に要する時間も短くて済むからである。図5の燻蒸スケジュールテーブル31では、この係数を0.5として計算しており、これにより、展示コーナ22aの燻蒸ガス排出完了日時は、燻蒸ガス排出開始日時“2000/4/13 12:00”に、燻蒸種別テーブル13に示される“燻蒸A”の標準排出時間“24時間”に0.5を乗じた“12時間”を加算した“2000/4/14 0:00”となる。
【0031】
次に、燻蒸可否管理情報32の作成手順について説明する。
燻蒸可否管理情報32作成の前提として、利用者は、資料管理情報入力手段1eを用い、展示資料を管理する資料管理情報14の入力を行う。このように入力された資料管理情報14は、資料管理情報格納手段1fに格納され、展示資料の管理に用いられる。
【0032】
燻蒸可否管理情報32の作成を行う際、まず、資料管理情報抽出手段1gは、資料管理情報格納手段1fに格納された資料管理情報14を抽出し、抽出した資料管理情報14を燻蒸可否管理情報作成手段1iに送る。
【0033】
資料管理情報14が抽出されると、次に、抽出した資料管理情報14に付加される燻蒸可否情報15の設定を行う。燻蒸可否情報15の設定は、自動的に燻蒸の可否を判断して設定する自動設定、及び利用者が燻蒸の可否を判断して設定する入力設定がある。自動設定によって燻蒸可否情報15を設定する場合、まず、燻蒸可否管理情報作成手段1iは、資料管理情報14に示される資料形態を参照し、その展示資料が生体か否かを判断する。ここで、展示資料が生体であった場合、その展示資料に対応する燻蒸可否情報15は燻蒸不可とされ、生体でなかった場合、燻蒸可能とされる。一方、入力設定によって燻蒸可否情報15を設定する場合、利用者は、抽出された資料管理情報14を参照し、資料管理情報14に示される展示資料の燻蒸可否を判断しながら、燻蒸可否情報入力手段1hから燻蒸可否情報15の入力を行う。ここで入力される燻蒸可否情報15には、燻蒸の可否のみではなく、特定の燻蒸ガスに対してのみ燻蒸可能である等の条件を設定することとしてもよい。図6の(b)の燻蒸可否情報15では、燻蒸A、Cに対してのみ燻蒸が可能である旨を示す“燻蒸A、燻蒸C”、及び燻蒸が不可能である旨を示す“燻蒸不可”が入力されている。以上のように設定された燻蒸可否情報15は、資料管理情報14に付加され、図7に示すような燻蒸可否管理情報32が作成される。作成された燻蒸可否管理情報32は、資料管理情報格納手段1fに格納され、燻蒸の可否判定等に利用される。
【0034】
次に、燻蒸スケジュールテーブル作成手段1dによって作成された燻蒸スケジュールテーブル、及び燻蒸可否管理情報作成手段1iによって作成された燻蒸可否管理情報32を用い、燻蒸可否判定手段1jが行う燻蒸可否判定動作について説明する。
【0035】
まず、燻蒸可否管理情報32から判定を行う展示資料を選定し、選定した展示資料の展示場所を抽出する。次に、このように抽出した展示場所が、燻蒸スケジュールテーブル31のいずれかの燻蒸対象エリアと一致するか否か判断する。
【0036】
ここで、抽出した展示場所がいずれの燻蒸対象エリアにも一致しなかった場合、その展示場所は燻蒸対象となっていないこととなるため、燻蒸可否判定手段1jは、その展示資料については燻蒸の問題はない旨の判定を行う。
【0037】
一方、抽出した展示場所がいずれかの燻蒸対象エリアと一致した場合、まず、燻蒸可否判定手段1jは、選定した展示資料に対応する燻蒸可否管理情報32における燻蒸可否情報が“燻蒸不可”となっているか否か判断する。ここで、この燻蒸可否情報が“燻蒸不可”となっていた場合、燻蒸可否判定手段1jは、選定した展示資料について、燻蒸が不可能である旨の判定を行い、判定結果出力手段1kに対し、判定結果である燻蒸が不可である旨、及びその対応法である展示資料を移動させる旨の指示を与え、その指示を受けた判定結果出力手段1kは、それらの表示を行う。
【0038】
図8及び図9は、このように判定結果出力手段1kが、燻蒸が不可である旨及び展示資料を移動させる旨を表示した判定結果出力画面41、42を示した図である。
【0039】
図8の判定結果出力画面41では、展示コーナ21bに燻蒸不可対象資料(カメ生体)が存在している旨が表示され、その対処方法として、燻蒸対象エリアから展示コーナ21bを外す旨、及びその資料を移動させる旨が表示されている。また、判定結果出力画面41には、燻蒸不可対象となっている対象資料を示す対象資料タグ41a、及びその配置場所を示す配置場所タグ41bが表示され、これにより、燻蒸不可対象とその配置場所を利用者に明示することが可能となる。図9の判定結果出力画面42では、展示コーナ22aに燻蒸不可対象資料(タツノオトシゴ)が存在している旨が表示され、その対処方法として、燻蒸対象エリアから展示コーナ22aを外す旨、及びそのその資料を移動させる旨が表示されている。また、この場合も図8の場合と同様に、対象資料タグ42a及び配置場所タグ42bが表示される。
【0040】
また、判定対象として抽出した展示資料の展示場所が、いずれかの燻蒸対象エリアと一致し、選定した展示資料に対応する燻蒸可否管理情報32における燻蒸可否情報が“燻蒸不可”となっていない場合、燻蒸可否判定手段1jは、抽出した展示場所と一致した燻蒸対象エリアに対応する燻蒸種別、すなわち、その燻蒸対象エリアを燻蒸する燻蒸種別が、抽出した展示資料に対応する燻蒸可否管理情報32の燻蒸可否情報と一致するか否か判断する。ここでの一致は、燻蒸可能を意味することとなり、例えば、燻蒸対象エリアを燻蒸する燻蒸種別が“燻蒸A”であり、その燻蒸対象エリアに展示される資料の燻蒸可否情報が、燻蒸A及び燻蒸Cに対してのみ燻蒸が可能である旨を示す“燻蒸A、燻蒸C”であった場合、この一致が判断され、燻蒸可能の判定が行われる。ここで、この一致が認められず、燻蒸可能の判定が行われなかった場合、燻蒸可否判定手段1jは、判定結果出力手段1kに対し、判定結果である燻蒸が不可である旨、及びその対応法である燻蒸ガスを変更する旨の指示を与え、その指示を受けた判定結果出力手段1kは、それらの表示を行う。
【0041】
図10は、このように判定結果出力手段1kが、燻蒸が不可である旨及び燻蒸ガスを変更する旨を表示した判定結果出力画面43を示した図である。図10の判定結果出力画面43では、展示コーナ23aに燻蒸不可対象資料(ライオン剥製)が存在している旨が表示され、その対処方法として、燻蒸ガスBを変更する旨が表示されている。また、この場合も図8の場合と同様に、対象資料タグ43a及び配置場所タグ43bが表示される。
【0042】
以上のように出力された判定結果出力画面41〜43を参照した利用者は、その指示に従い、燻蒸不可状態を回避する動作を行う。ここで、燻蒸不可状態を回避する動作とは、例えば、燻蒸対象エリアの変更、燻蒸種別の変更、展示資料の移動等が挙げられる。この詳細動作については後述する。
【0043】
このように、燻蒸不可状態を回避する動作が行われた後、再び燻蒸可否判定手段1jによって燻蒸可否判定が行われる。このような一連の動作は、すべての展示資料について燻蒸可能の判定がでるまで繰り返され、すべての展示資料について燻蒸可能の判定が行われた時点で、燻蒸可否判定動作を終了する。
【0044】
次に、上述した各動作をフローチャートを用いて説明する。
まず、燻蒸スケジュールテーブル31の作成動作をフローチャートを用いて説明する。
【0045】
図11は、燻蒸スケジュールテーブル31の作成動作を示したフローチャートである。
〔S1〕 遮蔽ブロックテーブル12を入力する。
〔S2〕 燻蒸種別テーブル13を入力する。
〔S3〕 燻蒸条件情報11を入力する。
【0046】
〔S4〕 ステップS3で入力した燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに他の展示コーナが属するか否か判断する。ここで、他の展示コーナが属すると判断された場合、ステップS5に進む。他の展示コーナが属さないと判断された場合、ステップS6に進む。
【0047】
〔S5〕 燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに属する他の展示コーナについて、燻蒸スケジュールテーブル31を作成する。
〔S6〕 ステップS3で入力した燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアを燻蒸スケジュールテーブル31の燻蒸対象エリアとする。
【0048】
〔S7〕 ステップS3で入力した燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時を燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。
〔S8〕 燻蒸種別テーブル13を参照して燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を算出し、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時とする。
【0049】
〔S9〕 燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに近接遮蔽ブロックが存在するか否か判断する。ここで、近接遮蔽ブロックが存在すると判断された場合、ステップS10に進む。存在しないと判断された場合、処理を終了する。
〔S10〕 近接遮蔽ブロックに属する展示コーナについて、燻蒸スケジュールテーブル31を作成する。
【0050】
図12は、図11におけるステップS5の詳細動作を示したフローチャートである。
〔S20〕 燻蒸条件情報11の燻蒸対象エリアが属する遮蔽ブロックに属するすべての展示コーナを、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアに追加する。
【0051】
〔S21〕 燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時を燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。
〔S22〕 燻蒸種別テーブル13を参照して燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を算出し、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時とする。
【0052】
図13は、図11におけるステップS10の詳細動作を示したフローチャートである。
〔S23〕 近接遮蔽ブロックに属するすべての展示コーナを、燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸対象エリアに追加する。
〔S24〕 燻蒸条件情報11の燻蒸種別及び燻蒸開始日時を燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸種別及び燻蒸開始日時とする。
【0053】
〔S25〕 燻蒸種別テーブル13を参照し、燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を算出する。ここで、燻蒸ガス排出完了日時の算出の際、所定の係数を掛け合わせる。算出した燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を燻蒸スケジュールテーブル31における燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時とする。
【0054】
次に、燻蒸可否管理情報32の作成動作をフローチャートを用いて説明する。
図14は、燻蒸可否管理情報32の作成動作を示したフローチャートである。〔S30〕 資料管理情報格納手段1fに格納されている資料管理情報14を抽出する。
〔S31〕 燻蒸可否情報15を自動設定するか否か判断する。ここで、自動設定を行う場合、ステップS33に進む。自動設定を行わない場合、ステップS32に進む。
【0055】
〔S32〕 燻蒸可否情報15の入力を行う。
〔S33〕 資料管理情報14を参照し、展示資料が生体であるか否か判断する。ここで、生体であると判断された場合、ステップS34に進む。生体でないと判断された場合、ステップS35に進む。
【0056】
〔S34〕 燻蒸可否情報15を燻蒸不可とする。
〔S35〕 燻蒸可否情報15を燻蒸可能とする。
〔S36〕 作成した燻蒸可否管理情報32を資料管理情報格納手段1fに格納する。
【0057】
次に、燻蒸可否判定動作をフローチャートを用いて説明する。
図15は、燻蒸可否判定動作を示したフローチャートである。
〔S40〕 燻蒸可否管理情報32から判定を行う展示資料を選定し、その展示場所を抽出する。
〔S41〕 ステップS40で抽出した展示場所が燻蒸スケジュールテーブル31のいずれかの燻蒸対象エリアと一致するか否か判断する。ここで、いずれかの燻蒸対象エリアと一致すると判断された場合、ステップS42に進む。一致すると判断されなかった場合、ステップS47に進む。
【0058】
〔S42〕 ステップS40で選定した展示資料の燻蒸可否情報は、燻蒸不可か否か判断する。燻蒸不可である場合、ステップS43に進む。燻蒸不可でない場合、ステップS44に進む。
〔S43〕 燻蒸不可表示を行い、燻蒸対象エリアの変更、展示資料の移動を指示する。
【0059】
〔S44〕 ステップS41で一致が判断された燻蒸対象エリアに対応する燻蒸種別に、ステップS40で選定した展示資料の燻蒸可否情報が一致するか否か判断する。一致する場合には、ステップS47に進む。一致しない場合には、ステップS45に進む。
【0060】
〔S45〕 燻蒸不可表示を行い、燻蒸種別の変更を指示する。
〔S46〕 燻蒸不可状態の回避動作を行う。
〔S47〕 すべての展示資料の判定が終了したか否か判断する。ここで、すべての展示資料の判定が終了したと判定された場合、処理を終了する。すべての展示資料の判定が終了していないと判定された場合、ステップS40に進む。
【0061】
図16は、図15におけるステップS46の詳細動作を示したフローチャートである。
〔S50〕 燻蒸対象エリアの変更を行うか否か選択する。ここで、燻蒸対象エリアの変更を行う場合、ステップS52に進む。燻蒸対象エリアの変更を行わない場合、ステップS51に進む。
【0062】
〔S51〕 燻蒸種別の変更を行うか否か選択する。ここで、燻蒸種別の変更を行う場合、ステップS52へ進む。燻蒸種別の変更を行わない場合、ステップS53に進む。
〔S52〕 ステップS3〜S9を実行し、燻蒸スケジュールテーブル31を再設定する。
【0063】
〔S53〕 展示資料の移動を行う。
〔S54〕 展示資料の移動先を自動入力するか否か選択する。ここで、自動入力すると選択された場合、ステップS56に進む。自動入力しないと選択された場合、ステップS55に進む。
【0064】
〔S55〕 資料管理情報入力手段1eから展示資料の移動先の情報を入力し、資料管理情報格納手段1fに格納されている資料管理情報14の内容を変更する。
〔S56〕 センサによって展示資料の移動先の情報を取得し、資料管理情報格納手段1fに格納されている資料管理情報14の内容を変更する。
〔S57〕 ステップS30〜S36を実行し、燻蒸可否管理情報32を再設定する。
【0065】
このように、本形態では、展示資料を管理する資料管理情報14に燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報15を付加した燻蒸可否管理情報32、及び燻蒸を行うスケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブル31を作成し、作成した燻蒸可否管理情報32及び燻蒸スケジュールテーブル31を用いて、燻蒸の可否を判定することとしたため、展示資料の燻蒸の可否判定を容易に行うことが可能となる。
【0066】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、燻蒸判定装置1が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておく。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行する。
【0067】
(付記1) 燻蒸の可否を判定する燻蒸判定装置において、
遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルを入力する遮蔽ブロックテーブル入力手段と、
燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルを入力する燻蒸種別テーブル入力手段と、
燻蒸条件を示す燻蒸条件情報を入力する燻蒸条件情報入力手段と、
前記遮蔽ブロックテーブル入力手段によって入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル入力手段によって入力された前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報入力手段によって入力された前記燻蒸条件情報を用い、燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成する燻蒸スケジュールテーブル作成手段と、
展示資料を管理する資料管理情報に、燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成する燻蒸可否管理情報作成手段と、
前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、燻蒸の可否を判定する燻蒸可否判定手段と、
前記燻蒸可否判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段と、
を有することを特徴とする燻蒸判定装置。
【0068】
(付記2) 前記燻蒸条件情報は、燻蒸対象である燻蒸対象エリアを示す燻蒸対象エリア情報、前記燻蒸対象エリアを燻蒸する燻蒸ガスの種別を示す燻蒸種別情報、及び燻蒸を開始する日時を示す燻蒸開始日時情報を有することを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0069】
(付記3) 前記燻蒸種別テーブルは、前記燻蒸ガスの種別である燻蒸種別、燻蒸時間及び標準排出時間を有するテーブルであることを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0070】
(付記4) 前記遮蔽ブロックテーブルは、前記展示資料が展示される展示コーナ、前記展示コーナが属する前記遮蔽ブロック、及び前記展示コーナが属する前記遮蔽ブロックに近接する前記遮蔽ブロックである近接遮蔽ブロックを有するテーブルであることを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0071】
(付記5) 前記燻蒸スケジュールテーブル作成手段は、前記燻蒸種別テーブル、遮蔽ブロックテーブル及び前記燻蒸条件情報から、前記燻蒸ガスの排出を開始する日時である燻蒸ガス排出開始日時、及び前記燻蒸ガスの排出が完了する日時である燻蒸ガス排出完了日時を算出し、
燻蒸対象である燻蒸対象エリア、前記燻蒸ガスの種別である燻蒸種別、燻蒸を開始する日時である燻蒸開始日時、前記燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を有する前記燻蒸スケジュールテーブルの作成を行うことを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0072】
(付記6) 前記燻蒸スケジュールテーブル作成手段は、前記燻蒸条件情報が有する燻蒸対象エリア情報によって示される展示コーナが属する前記遮蔽ブロックが有するすべての展示コーナを燻蒸対象エリアとした前記燻蒸スケジュールテーブルを作成することを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0073】
(付記7) 前記燻蒸スケジュールテーブル作成手段は、前記燻蒸条件情報が有する燻蒸対象エリア情報によって示される前記展示コーナが属する前記遮蔽ブロックに近接する近接遮蔽ブロックが有するすべての展示コーナを、さらに燻蒸対象エリアとした前記燻蒸スケジュールテーブルを作成することを特徴とする付記6記載の燻蒸判定装置。
【0074】
(付記8) 前記燻蒸スケジュールテーブル作成手段は、前記燻蒸対象エリア情報によって示される前記展示コーナが属する前記遮蔽ブロックが有する前記展示コーナと、前記近接遮蔽ブロックが有する前記展示コーナとの間で作成条件に差違を設け、前記燻蒸スケジュールテーブルの作成を行うことを特徴とする付記7記載の燻蒸判定装置。
【0075】
(付記9) 前記資料管理情報を格納する資料管理情報格納手段と、前記資料管理情報を抽出する資料管理情報抽出手段とをさらに有し、燻蒸可否管理情報作成手段は、前記資料管理情報抽出手段によって抽出された前記資料管理情報に前記燻蒸可否情報を付加することによって、前記燻蒸可否管理情報の作成を行うことを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0076】
(付記10) 前記燻蒸可否管理情報作成手段は、自動的に設定された前記燻蒸可否情報を前記資料管理情報に付加することによって前記燻蒸可否管理情報の作成を行うことを特徴とする付記9記載の燻蒸判定装置。
【0077】
(付記11) 前記燻蒸可否情報を入力する燻蒸可否情報入力手段をさらに有し、前記燻蒸可否管理情報作成手段は、前記燻蒸可否情報入力手段によって入力された前記燻蒸可否情報を前記資料管理情報に付加することによって前記燻蒸可否管理情報の作成を行うことを特徴とする付記9記載の燻蒸判定装置。
【0078】
(付記12) 前記燻蒸可否判定手段は、前記燻蒸スケジュールテーブルに示される燻蒸対象エリアのいずれかと、前記燻蒸可否管理情報に示される前記展示資料の展示場所のいずれかとが相互に一致するか否か判定し、
いずれも一致しない場合には、燻蒸が可能であると判定し、
一致する場合には、前記燻蒸スケジュールテーブルに示される燻蒸種別と、前記燻蒸可否管理情報に示される燻蒸可否情報とを比較することにより、燻蒸の可否を判定することを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0079】
(付記13) 前記判定結果出力手段は、燻蒸の可否表示を行い、燻蒸が不可である場合には、さらにその対処法を表示することを特徴とする付記1記載の燻蒸判定装置。
【0080】
(付記14) 燻蒸の可否を判定する燻蒸判定方法において、
遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルを入力し、
燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルを入力し、
燻蒸条件を示す燻蒸条件情報を入力し、
入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報を用い、燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成し、
展示資料を管理する資料管理情報に、燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成し、
前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、燻蒸の可否を判定し、
判定結果を出力することを特徴とする燻蒸判定方法。
【0081】
(付記15) 遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルを入力し、
燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルを入力し、
燻蒸条件を示す燻蒸条件情報を入力し、
入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報を用い、燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成し、
展示資料を管理する資料管理情報に、燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成し、
前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、燻蒸の可否を判定し、
判定結果を出力する機能をコンピュータに行わせるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、展示資料を管理する資料管理情報に燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報、及び燻蒸を行うスケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成し、作成した燻蒸可否管理情報及び燻蒸スケジュールテーブルを用いて、燻蒸の可否を判定することとしたため、展示資料の燻蒸の可否判定を容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燻蒸判定装置の構成を示した構成図である。
【図2】燻蒸を行う施設の構成例を示した図である。
【図3】(a)は、燻蒸条件情報の構成を示した図であり、(b)は、遮蔽ブロックテーブルを示した図である。
【図4】(a)は、燻蒸種別テーブルの構成を示した図であり、(b)は、燻蒸種別の具体例である燻蒸種別例を示した図である。
【図5】燻蒸スケジュールテーブルの構成を示した図である。
【図6】(a)は、資料管理情報の構成を示した図であり、(b)は、燻蒸可否情報の構成を示した図である。
【図7】燻蒸可否管理情報の構成を示した図である。
【図8】判定結果出力画面を示した図である。
【図9】判定結果出力画面を示した図である。
【図10】判定結果出力画面を示した図である。
【図11】燻蒸スケジュールテーブルの作成動作を示したフローチャートである。
【図12】図11におけるステップS5の詳細動作を示したフローチャートである。
【図13】図11におけるステップS10の詳細動作を示したフローチャートである。
【図14】燻蒸可否管理情報の作成動作を示したフローチャートである。
【図15】燻蒸可否判定動作を示したフローチャートである。
【図16】図15におけるステップS46の詳細動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 燻蒸判定装置
1a 遮蔽ブロックテーブル入力手段
1b 燻蒸種別テーブル入力手段
1c 燻蒸条件情報入力手段
1d 燻蒸スケジュールテーブル作成手段
1e 資料管理情報入力手段
1f 資料管理情報格納手段
1g 資料管理情報抽出手段
1h 燻蒸可否情報入力手段
1i 燻蒸可否管理情報作成手段
1j 燻蒸可否判定手段
1k 判定結果出力手段
11 燻蒸条件情報
12 遮蔽ブロックテーブル
13 燻蒸種別テーブル
14 資料管理情報
15 燻蒸可否情報
21〜23 遮蔽ブロック
21a、21b、22a、23a 展示コーナ
31 燻蒸スケジュールテーブル
32 燻蒸可否管理情報
41〜43 判定結果出力画面

Claims (4)

  1. 燻蒸の可否を判定する燻蒸判定装置において、
    展示施設内の遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルを入力する遮蔽ブロックテーブル入力手段と、
    燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルを入力する燻蒸種別テーブル入力手段と、
    燻蒸すべき展示コーナと実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸条件を示す燻蒸条件情報を入力する燻蒸条件情報入力手段と、
    前記遮蔽ブロックテーブル入力手段によって入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル入力手段によって入力された前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報入力手段によって入力された前記燻蒸条件情報を用い、前記燻蒸すべき展示コーナを包含する遮蔽ブロック内の各展示コーナを示す燻蒸対象エリアと、前記実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成する燻蒸スケジュールテーブル作成手段と、
    展示資料が展示されている展示コーナを管理する資料管理情報に、各展示資料に対する燻蒸種別毎の燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成する燻蒸可否管理情報作成手段と、
    前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、前記燻蒸対象エリアに展示された展示資料に対する実施予定の燻蒸種別の燻蒸の可否を判定し、各展示資料に対する判定結果に基づいて前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸の可否を判定する燻蒸可否判定手段と、
    前記燻蒸可否判定手段による判定結果を出力する判定結果出力手段と、
    を有することを特徴とする燻蒸判定装置。
  2. 前記燻蒸スケジュールテーブル作成手段は、前記燻蒸種別テーブル、前記遮蔽ブロックテーブル及び前記燻蒸条件情報から、前記燻蒸ガスの排出を開始する日時である燻蒸ガス排出開始日時、及び前記燻蒸ガスの排出が完了する日時である燻蒸ガス排出完了日時を算出し、
    燻蒸対象である燻蒸対象エリア、実施予定の燻蒸種別、燻蒸を開始する日時である燻蒸開始日時、前記燻蒸ガス排出開始日時及び燻蒸ガス排出完了日時を有する前記燻蒸スケジュールテーブルの作成を行うことを特徴とする請求項1記載の燻蒸判定装置。
  3. 前記燻蒸可否判定手段は、前記燻蒸スケジュールテーブルに示される前記燻蒸対象エリアのいずれかと、前記燻蒸可否管理情報に示される展示資料の展示場所のいずれかとが相互に一致するか否か判定し、
    いずれも一致しない場合には、前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸が可能であると判定し、
    一致する場合には、前記燻蒸スケジュールテーブルに示される燻蒸種別と、前記燻蒸可否管理情報に示される燻蒸可否情報とを比較することにより、前記燻蒸対象エリアに展示された展示資料に対する実施予定の燻蒸種別の燻蒸の可否を判定し、各展示資料に対する判定結果に基づいて前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸の可否を判定することを特徴とする請求項1記載の燻蒸判定装置。
  4. 燻蒸の可否の判定をコンピュータに実行させるための燻蒸判定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    コンピュータに、
    展示施設内の遮蔽された空間である遮蔽ブロックが定義された遮蔽ブロックテーブルと、
    燻蒸ガスの種別である燻蒸種別が定義された燻蒸種別テーブルと、及び、
    燻蒸すべき展示コーナと実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸条件を示す燻蒸条件情報とが入力されると、
    入力された前記遮蔽ブロックテーブル、前記燻蒸種別テーブル、及び前記燻蒸条件情報を用い、前記燻蒸すべき展示コーナを包含する遮蔽ブロック内の各展示コーナを示す燻蒸 対象エリアと、前記実施予定の燻蒸種別とを含む燻蒸スケジュールを示す燻蒸スケジュールテーブルを作成するステップと、
    展示資料が展示されている展示コーナを管理する資料管理情報に、各展示資料に対する燻蒸種別毎の燻蒸の可否を示す燻蒸可否情報を付加した燻蒸可否管理情報を作成するステップと、
    前記燻蒸スケジュールテーブル及び前記燻蒸可否管理情報を用い、前記燻蒸対象エリアに展示された展示資料に対する実施予定の燻蒸種別の燻蒸の可否を判定し、各展示資料に対する判定結果に基づいて前記燻蒸対象エリアに対する燻蒸の可否を判定するステップと
    判定結果を出力するステップと、
    を実行させるための燻蒸判定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000216074A 2000-07-17 2000-07-17 燻蒸判定装置及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3698618B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000216074A JP3698618B2 (ja) 2000-07-17 2000-07-17 燻蒸判定装置及び記録媒体
US09/767,679 US6470280B2 (en) 2000-07-17 2001-01-24 Fumigation determination apparatus and method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000216074A JP3698618B2 (ja) 2000-07-17 2000-07-17 燻蒸判定装置及び記録媒体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002027896A JP2002027896A (ja) 2002-01-29
JP2002027896A5 JP2002027896A5 (ja) 2004-12-09
JP3698618B2 true JP3698618B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=18711396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000216074A Expired - Fee Related JP3698618B2 (ja) 2000-07-17 2000-07-17 燻蒸判定装置及び記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6470280B2 (ja)
JP (1) JP3698618B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106693014A (zh) * 2015-07-19 2017-05-24 中国科学院上海有机化学研究所 一种文物熏蒸方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4543734A (en) * 1984-03-19 1985-10-01 Smith Richard D Treatment of water damaged cellulosic materials
US5520881A (en) * 1994-12-07 1996-05-28 Art Care International, Inc. Anoxic treatment method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20020007250A1 (en) 2002-01-17
US6470280B2 (en) 2002-10-22
JP2002027896A (ja) 2002-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009076636A4 (en) System and method for editing cartographic data
JP2010033470A (ja) 文書管理装置、文書管理プログラムおよび記録媒体
JP3698618B2 (ja) 燻蒸判定装置及び記録媒体
JP4908024B2 (ja) プロジェクト管理支援装置、プロジェクト管理支援方法、およびプロジェクト管理支援プログラム
JP4152284B2 (ja) 診療支援システム
JP4836545B2 (ja) 画面作成装置およびプログラム
JP3441155B2 (ja) 情報管理検索装置
JP5884925B2 (ja) 管理支援装置、管理支援方法及び管理支援プログラム
JP6932819B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2720768B2 (ja) プログラムカストマイズ装置
JP2862734B2 (ja) 画面帳票定義体自動生成処理装置
JP3579876B2 (ja) 図面履歴管理装置
JP2002027896A5 (ja)
JPH09282353A (ja) 設備設計支援システム
JP2010282361A (ja) 仕様変更管理装置及び仕様変更管理プログラム
JPH06162021A (ja) 文書作成装置及び文書作成制御方法
JPH11259448A (ja) 研究開発技術の環境影響評価表と環境影響評価システム、そのプログラムを記録した媒体
JP2004355252A (ja) 組品図面作成装置、組品図面作成方法、組品図面作成プログラム及び組品図面作成プログラムを記録した記録媒体
JP2008077331A (ja) 3次元cadシステムの投影方法、モデル作成方法及びその装置
JPH09305577A (ja) 仕様書作成支援方法
JPH03148751A (ja) 文書処理装置
JPH03235124A (ja) ルールベース構築方式
JPH0721237A (ja) 図面情報管理装置
JPH05225038A (ja) ハイパーテキストシステム
JP2004318246A (ja) 情報管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090715

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100715

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110715

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees