JP3697300B2 - 給復水系制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、復水器からの復水を蒸気発生装置へ供給するための給復水系統の給復水系制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、原子力発電所における給復水系統は、図3に示すように構成されている。復水器からの復水は、上流側ポンプである低圧復水ポンプ1、2、3と下流側ポンプである高圧復水ポンプ4、5、6とで昇圧され低圧給水加熱器30に供給される。低圧給水加熱器30に供給された復水は、そこで加熱されてタービン駆動給水ポンプ7、8又は電動機駆動給水ポンプ9、10で昇圧される。そして、高圧給水加熱器31で加熱された後、原子炉32へ給水される。
【0003】
低圧復水ポンプは、第1の低圧復水ポンプ1と第2の低圧復水ポンプ2と第3の低圧復水ポンプ3との3台が設置されており、定格運転時はいずれか2台が運転となり1台が予備で運用される。高圧復水ポンプも同様に、第1の高圧復水ポンプ4と第2の高圧復水ポンプ5と第3の高圧復水ポンプ6の3台が設置されており、定格運転時はいずれか2台が運転され1台が予備で運用される。
【0004】
また、タービン駆動給水ポンプは第1のタービン駆動給水ポンプ7と第2のタービン駆動給水ポンプ8の2台が設置されており、定格運転時は2台の運転で運用される。そして、電動機駆動給水ポンプは第1の電動機駆動給水ポンプ9と第2の電動機駆動給水ポンプ10の2台が設置されており、定格運転時は2台とも予備で運用される。
【0005】
タービン抽気は、低圧給水加熱器30にて復水と熱交換されてドレンとなり、また、高圧給水加熱器31にて給水と熱交換されドレンとなる。このドレンは、それぞれ低圧ドレンタンク33及び高圧ドレンポンプ34に集められ、低圧ドレンポンプ11、12、13及び高圧ドレンポンプ14、15、26により昇圧されて給復水系へ注入される。ここで、低圧ドレンポンプは高圧復水ポンプに対し、上流側ポンプになり、高圧復水ポンプは低圧ドレンポンプに対し、下流側ポンプとなる。
【0006】
低圧ドレンポンプは第1の低圧ドレンポンプ11と第2の低圧ドレンポンプ12と第3の低圧ドレンポンプ13との3台が設置されており、定格運転時はいずれか2台が運転され1台は予備で運用される。高圧ドレンポンプも同様に、第1の高圧ドレンポンプ14と第2の高圧ドレンポンプ15と第3の高圧ドレンポンプ16との3台が設置されており、定格運転時はいずれか2台が運転され1台は予備で運用される。
【0007】
図4は、給復水系統の補機である低圧復水ポンプ1、2、3と、高圧復水ポンプ4、5、6と、電動機駆動給水ポンプ9、10と、低圧ドレンポンプ11、12、13と、高圧ドレンポンプ14、15、16とのメタルクラッドスイッチギア(以下メタクラという)電源分割を示す。メタクラが1系喪失したときに低圧復水ポンプ1、2、3が全台停止して給水をすべて喪失しないようにするため、低圧復水ポンプ1、2、3は電源分割して設置されている。同様に、高圧復水ポンプ4、5、6、電動機駆動給水ポンプ9、10、低圧ドレンポンプ11、12、13、高圧ドレンポンプ14、15、16についても、メタクラが1系喪失したときに全台停止しないために電源分割して設置されている。
【0008】
すなわち、A−1メタクラ21は、低圧復水ポンプ1、高圧復水ポンプ4、電動機駆動給水ポンプ9、低圧ドレンポンプ11に電源を供給し、A−2メタクラ22は、高圧復水ポンプ6、低圧ドレンポンプ13、高圧ドレンポンプ14に電源を供給し、B−1メタクラ23は、低圧復水ポンプ2、電動機駆動給水ポンプ10、低圧ドレンポンプ12、高圧ドレンポンプ15に電源を供給し、B−2メタクラ24は、低圧復水ポンプ3、高圧復水ポンプ5、高圧ドレンポンプ16に電源を供給するようにしている。
【0009】
図5は、給復水系制御装置において構成される高圧復水ポンプの起動停止ロジック手段の論理回路図である。図5では、第1の高圧復水ポンプ4の起動停止ロジック手段を示している。まず、第1の高圧復水ポンプ4の起動は、その起動許可条件a1が成立していることが前提となる。起動許可条件a1が成立している状態で、運転員からの起動指令a2があった場合、又は自動起動装置からのマスタ起動指令a3が成立した場合には、第1の高圧復水ポンプ4の起動がかけられる。
【0010】
また、第3の高圧復水ポンプ6のバックアップとして、第3の高圧復水ポンプ6がトリップした場合(a4)には、起動許可条件a1が成立していることを条件に第1の高圧復水ポンプ4が起動される。また、第2の高圧復水ポンプ5がトリップした状態で(a5)、第3の高圧復水ポンプ6がすでに起動している場合(a6)、又は第3の高圧復水ポンプ6が切保持している場合(a7)には、第2の高圧復水ポンプ5のバックアップとして、起動許可条件a1が成立していることを条件に第1の高圧復水ポンプ4が起動される。
【0011】
一方、第1の高圧復水ポンプ4の停止は、運転員からの停止指令b1が成立しているとき、自動起動装置からのマスタ停止指令b2があったとき、又は図6に示す台数アンバランスロジック手段からの停止指令b3があったときのいずれかに、第1の高圧復水ポンプ4には停止がかけられる。
【0012】
図6は、給復水系制御装置において構成される台数アンバランスロジック手段の論理回路図である。定格運転時は、低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプは、それぞれ2台運転されているが、何等かの原因で低圧復水ポンプが1台、高圧復水ポンプが2台の運転状態になったときは、台数アンバランスロジック手段は、高圧復水ポンプを1台停止させて低圧復水ポンプの運転台数と高圧復水ポンプの運転台数とを合わせる制御を行なう。
【0013】
すなわち、3台の低圧復水ポンプ1、2、3のうちの2台が起動状態にあるときは、論理値「1」を出力する第1の論理回路17(2アウトオブ3回路)の出力をNOT回路18を介して得た論理信号と、高圧復水ポンプ4、5、6のうちの2台が起動状態にあるときは、論理値「1」を出力する第2の論理回路19(2アウトオブ3回路)の出力との論理積をAND回路20でとり、その信号を第1の高圧復水ポンプ4の停止指令としている。
【0014】
したがって、低圧復水ポンプが1台、高圧復水ポンプが2台の運転状態になったときは、台数アンバランスロジック手段からの第1の高圧復水ポンプ4の停止指令が図5の高圧復水ポンプの起動停止ロジック手段に入力され、第1の高圧復水ポンプ4は自動停止される。これにより、低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプともに1台ずつの運転となる。
【0015】
図4に示した4個のメタクラ21〜24のうちの1系が電源喪失したとき、その電源喪失したことは各々の低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプにて検出されてトリップとなり、起動信号はOFFとなる。したがって、通常は起動信号がOFFとなったことに伴って自動起動装置にてバックアップのポンプが起動されるが、何等かの原因で自動起動装置が動作しないときは、低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプはそれぞれ1台ずつトリップし1台ずつの運転となるので、台数アンバランスロジック手段は動作しない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
以上は復水器系統の一例について述べたものであり、一般に、台数アンバランスロジック手段はディジタル制御装置にて構成されるため、低圧復水ポンプの起動信号がOFFしたことと高圧復水ポンプの起動信号がOFFしたこととが同時にサンプリングされないことがある。もし、低圧復水ポンプの起動信号がOFFしたことが先にサンプリングされて高圧復水ポンプの起動信号がOFFしたことが未だサンプリングされていない場合は、台数アンバランスロジック手段が動作してしまう。
【0017】
このため、高圧復水ポンプは、1台は実際の電源喪失にてトリップし、もう1台は台数アンバランスロジック手段による停止指令にてトリップするため、高圧復水ポンプは全台停止となり、全給水喪失となる問題点があった。
【0018】
例えば前記復水器系統の一例の場合について述べれば、低圧復水ポンプと高圧復水ポンプの運転状態として、いま、第1の低圧復水ポンプと第3の低圧復水ポンプ3、及び第1の高圧復水ポンプ4と第2の高圧復水ポンプ5とが起動しており、第2の低圧復水ポンプ2と第3の高圧復水ポンプ6とは切保持の状態で運用されていたとする。この状態でB−2メタクラ24が電源喪失したとする。この場合、第3の低圧復水ポンプ3の電源喪失信号と第2の高圧復水ポンプ5の電源喪失信号はONとなり第3の低圧復水ポンプ3の起動信号と第2の高圧復水ポンプ5の起動信号はともにOFFとなる。
【0019】
ここで、ディジタル制御装置特有の演算タイミングのずれにより、第3の低圧復水ポンプ3の起動信号がOFFしたことと第2の高圧復水ポンプ5の起動信号がOFFしたこととが同一サンプリング周期で取り込まれず、第3の低圧復水ポンプ3の起動信号がOFFしたことのみ取り込まれる事象が生じたとする。
【0020】
このような事象が生じた場合、低圧復水ポンプは1台運転となるが、高圧復水ポンプについては、実際には1台運転であるにもかかわらず、第2の高圧復水ポンプ5の起動信号がOFFしたことが取り込まれなかったために、台数アンバランスロジック手段では高圧復水ポンプは2台運転と判断され、したがって、台数アンバランスロジック手段からの第1の高圧復水ポンプ4の停止指令がONとなり、第1の高圧復水ポンプ4までもがトリップしてしまい、高圧復水ポンプは全台停止となってしまう。
【0021】
本発明の目的は、台数アンバランスロジック手段の誤動作を防止し、上流側ポンプと下流側ポンプとが同じ台数で運転することができる給復水系制御装置を得ることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、下流側ポンプの運転台数が上流側ポンプの運転台数より多いときは同じ台数になるように下流側ポンプに停止指令を出力する台数アンバランスロジック手段と、下流側ポンプの電源喪失が発生したときは台数アンバランスロジック手段における下流側ポンプの起動状態を示す論理信号にロックをかけるロック手段と、下流側ポンプの電源喪失信号を上流側ポンプ及び下流側ポンプの起動状態を示す論理信号より高速にロック手段に送信する高速入出力手段とを備えている。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、下流側ポンプの電源喪失信号に代えて、下流側ポンプのトリップ信号を高速入出力手段でロック信号に送信するようにしたものである。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、上流側ポンプは低圧復水ポンプであり、下流側ポンプは高圧復水ポンプとしたものである。
【0025】
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、上流側ポンプは低圧ドレンポンプであり、下流側ポンプは高圧復水ポンプとしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態による台数アンバランスロジック手段の論理回路図であり、図2は、本発明の実施の形態による給復水系制御装置のブロック構成図である。
【0027】
図2において、メタクラ20は、図4に示したように4個のA−1メタクラ21、A−2メタクラ22、B−1メタクラ23、B−2メタクラ24からなり、給復水系補機である低圧復水ポンプ、高圧復水ポンプ、低圧ドレンポンプ、高圧ドレンポンプ、電動機駆動給水ポンプの電源として電気を供給している。このメタクラ20からの信号は、入出力装置25に入力され、伝送装置26を介してデジタル制御装置27の中央処理装置28に入力される。
【0028】
すなわち、メタクラ20に内蔵されて給復水系補機が起動していることを示す起動接点からの起動信号、及びメタクラ20に内蔵されて給復水系補機がトリップしていることを示すトリップ接点からのトリップ信号は、入出力装置25に入力され、伝送装置26を介してデジタル制御装置27の中央処理装置28に入力される。一方、メタクラ20に内蔵されて給復水系補機の電源が喪失していることを示す電源喪失信号は、直接デジタル制御装置27の高速入出力手段29に入力され、中央処理装置28に入力される。
【0029】
このように、起動接点が動作したことを示す起動信号及びトリップ接点が動作したことを示すトリップ信号は、入出力装置25及び伝送装置26を介してデジタル制御装置27に入力され、電源喪失検出接点が動作したことを示す電源喪失信号は直接デジタル制御装置27に入力される。これにより、デジタル制御装置27は入出力装置25よりも高速に電源喪失信号を入力することになる。
【0030】
デジタル制御装置27の中央処理装置28は、図5に示したような給復水系補機を自動起動させる起動停止ロジック手段を備えており、その給復水系補機の起動停止ロジック手段には、図5に示したように他の給復水系補機をバックアップするためのバックアップ起動ロジックを有している。また、中央処理装置28には、図1に示すような台数アンバランスロジック手段を備えており、この本発明の実施の形態による台数アンバランスロジック手段は、メタクラ20の電源喪失時以外で低圧復水ポンプの運転台数が高圧復水ポンプの運転台数より少ないときに高圧復水ポンプを停止させて低圧復水ポンプと高圧復水ポンプの運転台数を同じにする機能に加え、高圧復水ポンプの電源喪失が発生したときは台数アンバランスロジック手段における高圧復水ポンプの起動状態を示す論理信号にロックをかけるロック機能を備えている。
【0031】
メタクラ20の1系が電源断したとき、そのメタクラから電気の供給を受けている給復水系補機はトリップする。このトリップにより給復水系補機の起動信号がOFFすることになるが、その前に電源喪失信号が高速入出力手段29にて入力されることにより、台数アンバランスロジック手段が誤動作することを防ぐことが可能となる。このため、実際に電源喪失でトリップした高圧復水ポンプ以外に、台数アンバランスロジック手段の誤動作で他の高圧復水ポンプがトリップさせることを防ぐことができる。これにより、全給水喪失にいたることを防ぐ。
【0032】
図1において、高圧復水ポンプの台数アンバランスロジック手段を示している。定格運転時は、低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプは、それぞれ2台運転されているが、何等かの原因で低圧復水ポンプが1台、高圧復水ポンプが2台の運転状態になったときは、台数アンバランスロジック手段は、高圧復水ポンプを1台停止させて低圧復水ポンプの運転台数と高圧復水ポンプの運転台数とを合わせる制御を行なう。
【0033】
すなわち、3台の低圧復水ポンプ1、2、3のうちの2台が起動状態にあるときは、論理値「1」を出力する第1の論理回路17(2アウトオブ3回路)の出力をNOT回路18を介して得た論理信号と、高圧復水ポンプ4、5、6のうちの2台が起動状態にあるときは、論理値「1」を出力する第2の論理回路19(2アウトオブ3回路)の出力との論理積をAND回路20でとり、その信号を第1の高圧復水ポンプ4の停止指令としている。
【0034】
したがって、低圧復水ポンプが1台、高圧復水ポンプが2台の運転状態になったときは、台数アンバランスロジック手段からの第1の高圧復水ポンプ4の停止指令が図5の高圧復水ポンプの起動停止ロジック手段に入力され、第1の高圧復水ポンプ4は自動停止される。これにより、低圧復水ポンプ及び高圧復水ポンプともに1台ずつの運転となる。
【0035】
ここで、この本発明の実施の形態では、各々の高圧復水ポンプ4、5、6の起動信号に対し、各々の高圧復水ポンプ4、5、6に電源喪失が発生したときは、高圧復水ポンプ4、5、6の起動状態を示す論理信号にロックをかけるロック手段35a、35b、35cを設けている。このロック手段35は、NOT回路とAND回路とからなるワイプアウト回路WOで構成され、電源喪失信号をNOT回路に入力した論理値と起動信号の論理値とをAND回路に入力して得られる論理値を第2の論理回路19に入力するようにしたものである。したがって、電源喪失信号が成立しその論理値が「1」となると、NOT回路を介した信号は論理値「0」となり、高圧復水ポンプの起動信号の論理値とのAND演算となるので、高圧復水ポンプの起動信号はロックされることになる。
【0036】
この電源喪失信号は、高速入出力手段29によりデジタル制御装置27の中央処理装置28に入力されるので、高圧復水ポンプの起動信号は速やかにロックされる。したがって、本発明の実施の形態での台数アンバランスロジック手段においては、第3の低圧復水ポンプ3の起動信号がOFFしたことが台数アンバランスロジック手段において処理される前に、第2の高圧復水ポンプ5の電源喪失信号が処理されて台数アンバランスロジック手段が誤動作することを防ぐことができる。
【0037】
以上述べたように、ディジタル制御装置27の特有に演算タイミングのずれにより、第3の低圧復水ポンプ3の起動信号がOFFしたことと第2の高圧復水ポンプ5の起動信号がOFFしたこととが同一サンプリング周期で取り込まれなくても、台数アンバランスロジック手段が誤動作することを防ぐことができる。したがって、高圧復水ポンプ全台停止及び全給水信号を防ぐことができる。
【0038】
以上述べた実施の形態では、電源喪失信号を高速入出力手段29で取り込むようにしたが、高圧復水ポンプのトリップ信号を高速入出力手段29にて取り込み、図1における高圧復水ポンプの電源喪失信号の代わりに使用しても良い。また、上流側ポンプとして低圧復水ポンプ、下流側ポンプとして高圧復水ポンプの場合について説明したが、上流側ポンプとして低圧ドレンポンプ、下流側ポンプとして高圧復水ポンプとしたものにも適用可能であることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、ディジタル制御装置に特有の演算タイミングのずれにより、同一サンプリング周期で起動状態信号が取り込まれない事象が生じても、台数アンバランスロジック手段が誤動作することに伴う給復水系補機の全台停止及び全給水信号を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における台数アンバランスロジック手段の論理回路図。
【図2】本発明の給復水系制御装置のブロック構成図。
【図3】原子力発電所に置ける給復水系統の系統構成図。
【図4】給復水系補機の電源供給のためのメタクラ構成の説明図。
【図5】給復水系補機の起動停止ロジック手段の論理回路図。
【図6】従来の給復水系補機の台数アンバランスロジック手段の論理回路図。
【符号の説明】
1、2、2 低圧復水ポンプ
4、5、6 高圧復水ポンプ
7、8 タービン駆動給水ポンプ
9、10 電動機駆動給水ポンプ
11、12、13 低圧ドレンポンプ
14、15、16 高圧ドレンポンプ
17、19 論理回路
18 NOT回路
20 メタクラ
21 A−1メタクラ
22 A−2メタクラ
23 B−1メタクラ
24 B−2メタクラ
25 入力装置
26 伝送装置
27 デジタル制御装置
28 中央処理装置
29 高速入出力手段
30 低圧給水加熱器
31 高圧給水加熱器
32 原子炉
33 低圧ドレンタンク
34 高圧ドレンタンク
35 ロック手段

Claims (4)

  1. 復水器からの復水を蒸気発生装置へ供給するための給復水系統における複数台の上流側ポンプ及び複数台の下流側ポンプの起動状態に基づいて、前記上流側ポンプ及び前記下流側ポンプの運転停止を制御するための給復水系制御装置において、前記下流側ポンプの運転台数が前記上流側ポンプの運転台数より多いときは同じ台数になるように前記下流側ポンプに停止指令を出力する台数アンバランスロジック手段と、前記下流側ポンプの電源喪失が発生したときは前記台数アンバランスロジック手段における前記下流側ポンプの起動状態を示す論理信号にロックをかけるロック手段と、前記下流側ポンプの電源喪失信号を前記上流側ポンプ及び前記下流側ポンプの起動状態を示す論理信号より高速に前記ロック手段に送信する高速入出力手段とを備えたことを特徴とする給復水系制御装置。
  2. 前記下流側ポンプの電源喪失信号に代えて、前記下流側ポンプのトリップ信号を前記高速入出力手段で前記ロック信号に送信するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の給復水系制御装置。
  3. 前記上流側ポンプは低圧復水ポンプであり、前記下流側ポンプは高圧復水ポンプであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給復水系制御装置。
  4. 前記上流側ポンプは低圧ドレンポンプであり、前記下流側ポンプは高圧復水ポンプであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給復水系制御装置。
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