JP3695597B2 - ペット用保温マット - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば犬や猫などのペット用として好適なペット用保温マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、犬や猫などのペットを保温するため、床上に敷かれるシート内にヒータを設けた保温マットがある。この保温マットはシート単独で構成されており、必要に応じてシート上のペットに毛布などを掛けて保温効果を高めるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来の保温マットは、シート単独で構成されており、熱が発散しやすいため、気温が低い場合には毛布などを別に用意して保温効果を高めなければならないので、手間がかかり取り扱い性が悪いという問題があった。また、屋外で使用中に急激に気温が低下したような場合には、毛布などが用意できないことが多く、この場合にはペットの保温が保てなくなり保温マットとしての機能を十分に活用できないという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、取り扱い性を向上させることができると共に、保温機能を十分に活用して保温効果を向上させ、さらに定位置飼育のしつけを効果的に行うことができるペット用保温マットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、床上に敷かれる略四角形状のシートと、前記シートの端部に着脱自在に接続されて前記シートの上面側に配置可能で、前記シートより軟質な素材からなる略四角形状のカバーとを有し、前記シートと前記カバーのうち少なくとも一方の開放端部分若しくは近傍に、互いに着脱可能に止着する止着手段を設け、前記シートにヒータを内蔵し、前記ヒータを制御するコントローラを前記シートの角部に配置するペット用保温マットによって達成することができる。
上記目的は、前記シートと前記カバーとが着脱自在に接続されているペット用保温マットによって達成することができる。
【0006】
上記目的は、前記カバーが前記シートより大きいペット用保温マットによって達成することができる。
上記目的は、前記シートと前記カバーの両方又は片方の開放端とに夫々止着手段が設けられているペット用保温マットによって達成することができる。
上記目的は、前記カバーに開口部が設けられているペット用保温マットによって達成することができる。
【0007】
上記目的は、前記カバーがペット用の衣服状に形成されているペット用保温マットによって達成することができる。
また、上記目的は、前記シートが容器状に形成されているペット用保温マットによって達成することができる。
【0008】
【作用】
本発明のペット用保温マットにおいては、敷設して用いるシートの端部近傍に、シート上に配置可能なカバーが接続されているので、シートに内蔵されたヒータからの発熱が散逸されにくくなるため、ヒータ能力を抑えることができ、シートとカバーの間に例えばペットを入れることにより、毛布などを別途用意することなくペットの保温を十分に確保することができる。また、シートとカバーが着脱自在なので、シートを外して簡単に洗濯することができる。カバーに開口部を設け、ここからペットの頭を出して見ることもできる。更に、カバーをペットを包囲可能な衣服状若しくはショール状に形成すれば、カバーがペットから外れ難くなるので保温効果が向上する。シートを容器状にすれば、ペットが自発的に入り込み易くなる。このペット用保温マットを使用すれば、カバーとの組み合わせ特有の効果でペットが好んでシート上に留まるようになり、定位置飼育のしつけが行なえるようになる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明に係わるペット用保温マットについて、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係わるペット用保温マットの第一実施例を示す正面図、図2は第一実施例の平面展開図、図3は第二実施例の平面展開図、図4は第三実施例の平面展開図、図5は第三実施例の使用状態を示す正面図である。
【0010】
図1に示すように、本発明のペット用保温マット1は、床上等に敷設されるシート11と、シート11の上面側に配置可能なカバー12とで構成されている。シート11は、例えば布、樹脂繊維織物、樹脂フォームなど十分な保温性を有する素材で成形されている。また、カバー12は、シート11と同じ素材としてもよく、シート11より軟らかな素材や、逆にペットの入るスペースを保持できる程度に硬い素材としてもよい。カバー12は、このペット用保温マット1を使用するペットの体を全体的に覆うことができる程度に十分大きい広さに成形されている。
【0011】
シート11は同一素材を上下に折り重ねたもので、その間にはヒータ13が挟み込まれている。シート11の端部にはコントローラ14が配置されており、ここにヒータ13とプラグ付き電気コード15が接続されている。ヒータ13の温度はコントローラ14で制御するようになっている。カバー12は、図2にも示すように一端がシート11の端部に接続され、その反対側の一端を広げることができるようになっている。また、シート11のヒータ13は、シート11の全面にわたってジグザグに配置されている。なお、必要な熱量を確保できればヒータ13を、シート11の全面にわたって配置することなく、シート11の半面にわたって配置するようにしても良い。
【0012】
このペット用保温マット1は、猫などのペットの保温用として用いられるもので、図1に示すようにシート11上にペットを載せて、その上にカバー12を被せる。こうすることによって、ヒータ13の発熱が散逸され難くなり、ペットの保温を十分に確保することができる。このとき、ペット用保温マット1以外に毛布などを用意する必要がないので、取り扱い性がよくなる。
【0013】
上述の第一実施例のペット用保温マット1では、カバー12の一端をシート11に接続し、もう一端を開放したが、図3に示すペット用保温マット2のように、シート21の端部にカバー22の一端を接続すると共に、シート21とカバー22の開放端にそれぞれ止着手段23、24を設けることができる。止着手段23、24としては、ボタン、マジックテープ(登録商標)、編み紐、ファスナなどを用いることができる。このペット用保温マット2の上述した以外の部分は、図1のペット用保温マット1と同様な構成である。
【0014】
このペット用保温マット2においては、シート21上にペットを載せて、その上にカバー22を被せる。そして、カバー22の止着手段24をシート21の止着手段23に止着する。これによって、シート21上でペットが動いても、カバー22が開かないので、ペットの保温を常に確保することができる。第二実施例のペット用保温マット2では、シート21とカバー22の対応する一辺に止着手段23、24を設けたが、図4に示すペット用保温マット3のように、シート31とカバー32の対応する連続した2辺に止着手段33、34、35、36を設けることができる。こうすれば、シート31上にいるペットの三方が閉じられるので、更に保温性が良くなる。
【0015】
また、カバー32には、適宜な大きさの開口部37を設けることもできる。この開口部37は、三方を切り込んで形成することができ、また、切り込みの内側の切片は、蓋38として用いることができる。なお、蓋38を切り取って開口部37を常時開放するようにしてもよい。このような開口部37を設けることによって、図5に示すように開口部37からペットの顔や体を見ることができ、ペットがカバー32内に隠れてしまってペットの愛玩性を損なうようなことを防止できる。
【0016】
なお、上述の実施例ではシート11、21、31及びカバー12、22、32を平面状に形成した場合について説明したが、カバー12、22、32をペットの衣服状に形成することもできる。こうすれば、ペットの保温を確実に確保できると共に、ペットが隠れてしまってその愛玩性を損なうことがなくなる。また、シート11、21、31を容器状に形成すれば、ペットが自発的に入り込むようになるので、ペット用保温マット1、2、3を十分に活用することができる。更に、これらのペット用保温マット1、2、3を使用すれば、ペットの定位置飼育を簡単に行なうことができる。本発明のペット用保温マットはペット用以外に、膝掛などにも使用することが可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のペット用保温マットは、床上等に敷設されるシートの端部にカバーを接続したものである。したがって、このペット用保温マットによれば、別途毛布などを用意する必要がないから、取り扱い性が良くなり、また、シート内のヒータからの発熱が散逸され難くなるから、これを適用するペットなどの保温を確保することが可能になるとともに、従来品に比して保温に要する熱量が少なくて済む。また、ペットが自発的にペット用保温マット内に入り込んでくるので、ペットの定位置飼育のしつけが容易に行なえるようになる。カバーをシートから着脱自在にすれば、カバーの洗濯が容易になる。カバーを大きめに形成すれば、カバー内にペットが容易に入り込むことができ、また、カバーの端をシートの下側に入れることにより、カバーがずれるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるペット用保温マットの第一実施例を示す正面図である。
【図2】 第一実施例のペット用保温マットの平面展開図である。
【図3】 第二実施例のペット用保温マットを示す平面展開図である。
【図4】 第三実施例のペット用保温マットを示す平面展開図である。
【図5】 第三実施例の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1、2、3 ペット用保温マット
11、21、31 シート
12、22、32 カバー
13 ヒータ
14 コントローラ
15 電気コード
23、24、33、34、35、36 止着手段
37 開口部
Claims (5)
- 敷設して用いる略四角形状のシート11、21、31と、前記シートの端部に着脱自在に接続されて前記シートの上面側に配置可能で、前記シートより軟質な素材からなる略四角形状のカバー12、22、32とを有し、
前記シートと前記カバーのうち少なくとも一方の開放端部分若しくは近傍に、互いに着脱可能に止着する止着手段23、24、33、34、35、36を設け、
前記シートにヒータを内蔵し、前記ヒータを制御するコントローラを前記シートの角部に配置することを特徴とするペット用保温マット。 - 前記カバーが前記シートより大きいことを特徴とする請求項1記載のペット用保温マット。
- 前記カバーに開口部37が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のペット用保温マット。
- 前記カバーがペット用の衣服状若しくはショール状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のペット用保温マット。
- 前記シートがペットが自発的に入り込むようにすることができる容器状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のペット用保温マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00278995A JP3695597B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ペット用保温マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00278995A JP3695597B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ペット用保温マット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08187041A JPH08187041A (ja) | 1996-07-23 |
| JP3695597B2 true JP3695597B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=11539134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00278995A Expired - Lifetime JP3695597B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ペット用保温マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3695597B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022111586A (ja) * | 2021-01-20 | 2022-08-01 | 共栄アクアテック株式会社 | 飼育カゴ用保温装置 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP00278995A patent/JP3695597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08187041A (ja) | 1996-07-23 |
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