JP3695290B2 - 防水栓通し装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水コネクタに用いる極数分の挿通孔を設けた一体型防水栓の挿通孔に、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端末部分を挿通して、端子付電線の端末部分に一体型防水栓を外嵌するための防水栓通し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にワイヤーハーネスやワイヤーハーネスを構成するサブアセンブリの付属部品として防水コネクタが知られている。この防水コネクタは、被覆電線の端子金具を収容するハウジングと、このハウジングと被覆電線との間に介在して両者間をシールするゴム等からなる防水栓とを備え、これにより防水機能を奏するようになっている。
【0003】
この防水栓としては、通常、各端子付電線の端末部分にそれぞれ外嵌するセパレート型防水栓を使用するか、又は極数分の挿通孔を設けた一体型防水栓を使用する。セパレート型防水栓を使用する場合は、電線加工機を用いて、電線を切断し、この電線にセパレート型防水栓を外嵌した後に端子圧着を行うことによって、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線を容易に製造することができる。他方、一体型防水栓を使用する場合は、電線加工機を用いて、電線切断、端子圧着を行って端子付電線を製造した後に、一体型防水栓の各挿通孔に防水栓拡げ治具を用いて端子付電線を挿通する。
【0004】
更に、他の形態の防水コネクタとして、防水栓を2重に設けて防水機能を強化したものがある。具体的には、例えば、図9に示す防水コネクタ8は、電線3に圧着した端子金具2をハウジング6内に挿入してセパレート型防水栓4と一体型防水栓5を併用して挿入部を2重に防水する構造になっている。
【0005】
この防水コネクタ8は、図10に示すように、各端子付電線9の端末部分にセパレート型防水栓4を外嵌すると共に極数分の挿通孔5a(図11参照)を設けた一体型防水栓5に各電線3を挿通して、ハウジング6に端子付電線9を図示矢印方向に挿入する。これによって、図9に示すように、ハウジング6の嵌合穴6bにセパレート型防水栓4が圧入されて各キャビティ6a毎にシールされると共に、ハウジング6の嵌合穴6cに一体型防水栓5が圧入されてハウジング6から外出する電線3の端末部分全体が一括してシールされる2重防水構造になっている。
【0006】
この防水コネクタ8に用いる図10に示す2つの防水栓4,5を外嵌した端子付電線9は、電線3の切断工程、一体型防水栓5の装着工程、セパレート型防水栓4の装着工程、端子金具2の圧着工程をこの順で行って製造することになるため、電線加工機では製造することができない。従って、この方法では作業性が悪く生産性が低い点で問題があった。
【0007】
そこで、電線3の切断工程、セパレート型防水栓4の装着工程、端子金具2の圧着工程までを電線加工機で行い、最後に一体型防水栓5の装着工程を行う方法が考えられる。この方法では、治具を用いて一体型防水栓5の挿通孔を爪で拡開し、そこにセパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9を挿通する作業を行う。
【0008】
具体的には、例えば、図11(a)に示す2極の一体型防水栓5は2つの挿通孔5aを有し、図11(b)に示すセパレート型防水栓4は中心に1つの挿通孔4aを有する。このセパレート型防水栓4の外径は、一体型防水栓5の挿通孔の径よりかなり大径である。このため、図11(c)に示すように、2つの爪7を有する治具を用いて一体型防水栓5の挿通孔5aを2方向に拡開しても、拡開した挿通孔5a’をセパレート型防水栓4が通過できる大きさまで拡げられない。そこで、図11(d)に示すように、3つの爪7を有する治具を用いて一体型防水栓5の挿通孔5aを3方向に拡開して、拡開した挿通孔5a”をセパレート型防水栓4が通過できる大きさまで拡げて、この挿通孔5a”にセパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線3を挿通している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した3つの爪7を有する治具を用いる方法では、図11(d)に示すように一体型防水栓5の挿通孔5aを3方向に拡開した際に、防水栓5の拡げ許容範囲を超え、亀裂が生じるおそれがあった。
【0010】
本発明は、こうした従来技術の課題を解決するものであり、一体型防水栓の挿通孔に、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端末部分を挿通して、端子付電線の端末部分に一体型防水栓を損傷を与えることなく簡単に外嵌することができ、作業性及び生産性の向上を図ることができる防水栓通し装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、防水コネクタに用いる極数分の挿通孔を設けた一体型防水栓の挿通孔に、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端末部分を挿通して、端子付電線の端末部分に一体型防水栓を外嵌するための防水栓通し装置であって、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を挿脱可能に収容する筒部と、この筒部と連続して上記一体型防水栓の挿通孔に先端が導入可能に細くなった導入部とを有する端子挿通用キャップと、この端子挿通用キャップを一体型防水栓とは相対的に挿抜可能な挿通孔を含み、且つ端子挿通用キャップに一体型防水栓を外嵌した状態で、一体型防水栓を係止しつつ端子挿通用キャップを挿通孔によって挿入方向に案内する案内係止部材とを有し、上記端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容すると共に導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、端子挿通用キャップと案内係止部材とを相対移動させる変位手段によって、案内係止部材で係止される一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌する構成を有する。
【0012】
この構成によれば、一体型防水栓の挿通孔に端子付電線を挿通する際に、端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容するため、端子金具及びセパレート型防水栓が挿通の邪魔にならない。
【0013】
また、端子挿通用キャップの導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、変位手段によって端子挿通用キャップと案内係止部材とを相対移動させることによって、案内係止部材で係止される一体型防水栓の挿通孔の内周全体に均一な力が外径方向に加わって、挿通孔が徐々に拡開しながら、一体型防水栓が、端子挿通用キャップの終端を通過して端子付電線に外嵌されるため、一体型防水栓に亀裂等が生じるのを防止することが可能となる。
【0014】
従って、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線を電線加工機等で製造した後に、一体型防水栓を端子付電線の端末部分に損傷を与えることなく簡単に外嵌することが可能となり、作業性及び生産性が向上する。
【0015】
上記の防水栓通し装置において、前記変位手段が、上記端子挿通用キャップの端部に先端部を当接可能とした可動軸を、案内係止部材より離反する離反位置と、案内係止部材に近接する近接位置との間で変位させる構成を有し、上記端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容すると共に導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、端子挿通用キャップの導入部を案内係止部材の貫通孔に挿入して、この端子挿通用キャップの端部に可動軸の先端部を当接させて、変位手段によって可動軸を上記近接位置に変位させることによって、案内係止部材の貫通孔の入口で係止される一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌する構成とすることができ、上記した構成の場合と同様の作用効果を奏する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
【0017】
図1は、本発明の防水栓通し装置1の構成例を示す。
【0018】
この防水栓通し装置1は、図9〜図11に示す防水コネクタ8に用いる一体型防水栓5の各挿通孔5aに、セパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9の端末部分を挿通して、端子付電線9の端末部分に一体型防水栓5を外嵌するためのものである。
【0019】
この防水栓通し装置1は、図1に示すように、端子挿通用キャップ11と、ベース13上に固定された案内係止部材12及び変位手段20とを有する。
【0020】
端子挿通用キャップ11は、セパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9の端子金具2及びセパレート型防水栓4を挿脱可能に収容する内径D3、外径d1の筒部11bと、この筒部11bと連続して一体型防水栓5の挿通孔5aに先端が導入可能に細くなった導入部11aとを有する。
【0021】
案内係止部材12は、端子挿通用キャップ11の外径d1に対応する内径D2(D2≒d1)の貫通孔12aを有し、一体型防水栓5を外嵌した端子挿通用キャップ11がこの貫通孔12aに挿入されたときに、貫通孔12aの入口で一体型防水栓5を係止しつつ端子挿通用キャップ11を挿入方向に案内するものである。
【0022】
変位手段20は、端子挿通用キャップ11の端部11cに先端部21aを当接可能とした押込み軸21を固定した可動軸23を、案内係止部材12より離反する離反位置P2と、案内係止部材12に近接する近接位置P1との間で変位させるものである。
【0023】
具体的には、押込み軸21が固定された可動軸23が案内部22に案内されていて、可動軸23の後部に固定された軸26にリンク24の一方端側が連結され、固定側の支え27にリンク25の一方端側が軸30(図5参照)によって軸支され、リンク24,25の他端側が軸28に連結されている。そして、操作レバー29がリンク25の他端側を延設させて一体化するようにして設けられている。この構成により、この操作レバー29を矢印S方向に起こすと、可動軸23に固定された押込み軸21がリンク24,25を介して案内係止部材12に近接する想像線で表す近接位置P1に変位し、逆に操作レバー29を矢印T方向に倒すと押込み軸21が案内係止部材12より離反する実線で表す離反位置P2に変位する。
【0024】
この押込み軸21は、図1に示すように、外径d5、内径D4(d5=d1,D4=D3、d1:端子挿通用キャップ11の外径、D3:端子挿通用キャップ11の内径)の中空体で、その先端部21aから軸方向に所定長にわたって一対の切欠21bが形成されていて、図3に示す形状をなしている。そして、端子付電線9の端子金具2を端子挿通用キャップ11の筒部11bに収容した状態で、端子挿通用キャップ11の端部11cに押込み軸21の先端部21aを当接させた際に、上記切欠21bから電線3を外部に導出できるようになっている。
【0025】
ここで、図2〜図8に基づいて、上記の防水栓通し装置1を用いて、一体型防水栓5の挿通孔5aに、セパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9の端末部分を挿通する作業工程について、具体的に説明する。
【0026】
予め、図2(a)に示すセパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9を電線加工機で製造する。
【0027】
次に、図2(b)に示すように、セパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9の端子金具2及びセパレート型防水栓4を端子挿通用キャップ11の筒部11bに収容すると共に、導入部11aに一体型防水栓5を外嵌する。
【0028】
次に、図4に示すように、変位手段20の操作レバー29を矢印T方向に倒し、可動軸23に固定された押込み軸21が案内係止部材12より離反した離反位置P2にある状態で、端子挿通用キャップ11の導入部11aを案内係止部材12の貫通孔12aに挿入すると共に、この端子挿通用キャップ11の端部11cに押込み軸21の先端部21aを当接させる。その際、押込み軸21の切欠21bから電線3を外部に導出する。
【0029】
次に、図5に示すように、操作レバー29を矢印S方向に起こし、変位手段20の可動軸23に固定された押込み軸21を案内係止部材12に近接する近接位置P1側に変位させて、一体型防水栓5を外嵌した端子挿通用キャップ11を貫通孔12aに案内させて前方に押し込み、一体型防水栓5を貫通孔12aの入口で係止しつつ、一体型防水栓5が端子挿通用キャップ11の終端を通過するまで、端子挿通用キャップ11を前進させる。
【0030】
図6は、図5における符号Mで示す部分の状態を部分断面図で拡大して表しており、案内係止部材12の貫通孔12aの入口で係止される一体型防水栓5が、端子挿通用キャップ11の終端を通過し、押込み軸21に外嵌された状態になっている。この状態で、端子挿通用キャップ11に収容された端子金具2につながる電線3は、押込み軸21の切欠21bの奥から外部に導出している。
【0031】
次に、操作レバー29を操作して可動軸23に固定された押込み軸21を離反位置P2に戻した後に、図7に示すように、端子挿通用キャップ11を案内係止部材12の貫通孔12aから前方に抜き取り、端子挿通用キャップ11の筒部11bに収容されていた端子金具2及びセパレート型防水栓4を抜き取る。
【0032】
次に、図8に示すように、端子付電線9を案内係止部材12の貫通孔12aから後方に抜き取る。これによって、一体型防水栓5が外嵌された端子付電線9が得られる。
【0033】
このように、セパレート型防水栓4を外嵌した端子付電線9を電線加工機等で製造した後に、一体型防水栓5を端子付電線9の端末部分に損傷を与えることなく簡単に外嵌することができ、作業性及び生産性の向上を図ることができる。
【0034】
以上、本発明の防水栓通し装置は、上記した実施形態の具体的構成に限定されるものではなく、必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成としてもよいことは言うまでもない。
【0035】
例えば、上記では、ベースに固定された案内係止部材の貫通孔に、一体型防水栓を外嵌した端子挿通用キャップの導入部を挿入して、端子挿通用キャップの端部に変位手段の可動軸の先端部を当接させて、変位手段によって可動軸を変位させて、案内係止部材の貫通孔で係止される一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌する構成例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、案内係止部材が、端子挿通用キャップに一体型防水栓を外嵌した状態で一体型防水栓を係止しつつ端子挿通用キャップを挿入方向に案内でき、変位手段が、案内係止部材と端子挿通用キャップとを相対移動させることができるものであれば、他の構成であってもよい。
【0036】
また、上記では、一体型防水栓が、2極防水コネクタに用いる2つの挿通孔を有するものの場合の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、多極防水コネクタに用いる3つ以上の挿通孔を有する一体型防水栓の挿通孔に、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線を挿通する際にも本発明を適用することができることは言うまでもないことである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の防水栓通し装置によれば、一体型防水栓の挿通孔に端子付電線を挿通する際に、端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容するため、端子金具及びセパレート型防水栓が挿通の邪魔にならない。
【0038】
また、端子挿通用キャップの導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、変位手段によって端子挿通用キャップと案内係止部材とを相対移動させることによって、案内係止部材で係止される一体型防水栓の挿通孔の内周全体に均一な力が外径方向に加わるようにして、挿通孔を徐々に拡開しながら、一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌するようにしているため、一体型防水栓に亀裂等が生じるのを防止することができる。
【0039】
従って、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線を電線加工機等で製造した後に、一体型防水栓を端子付電線の端末部分に損傷を与えることなく簡単に外嵌することができ、作業性及び生産性の向上を図ることができる。
【0040】
また、上記案内係止部材が、端子挿通用キャップの外径に対応する貫通孔を有し、一体型防水栓を外嵌した端子挿通用キャップがこの貫通孔に挿入されたときに、貫通孔の入口で一体型防水栓を係止しつつ端子挿通用キャップを挿入方向に案内し、上記変位手段が、端子挿通用キャップの端部に先端部を当接可能とした可動軸を、案内係止部材より離反する離反位置と、案内係止部材に近接する近接位置との間で変位させる構成とすることができ、上記と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水栓通し装置の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の防水栓通し装置における端子挿通用キャップに、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線及び一体型防水栓を装着する様子を示す側面図であって、(a)は装着前の状態を、(b)は装着後の状態を表す。
【図3】本発明の防水栓通し装置における押込み軸の先端部の形状を示す斜視図である。
【図4】本発明の防水栓通し装置において、変位手段の可動軸を離反位置にして、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線及び一体型防水栓を装着した端子挿通用キャップをセットした状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示す状態から変位手段の可動軸を近接位置に変位させて、端子挿通用キャップを案内係止部材に押し込んだときの状態を示す斜視図である。
【図6】図5における符号Mで示す部分の状態を拡大して示す部分断面図である。
【図7】端子挿通用キャップを案内係止部材の貫通孔から前方に抜き取り、端子挿通用キャップの筒部に収容されていた端子金具及びセパレート型防水栓を抜き取った状態を示す斜視図である。
【図8】端子付電線を案内係止部材の貫通孔から後方に抜き取って、一体型防水栓が外嵌された端子付電線が完成した状態を示す斜視図である。
【図9】端子付電線を挿入した防水コネクタの構成例を示す側面図である。
【図10】防水コネクタのハウジングに端子付電線を挿入する様子を示す側面図である。
【図11】一体型防水栓とセパレート型防水栓を示す断面図であって、(a)は一体型防水栓を、(b)はセパレート型防水栓を、(c)は一体型防水栓の挿通孔を2方向に拡開する様子を、(d)は一体型防水栓の挿通孔を3方向に拡開する様子を表す。
【符号の説明】
1 防水栓通し装置
2 端子金具
4 セパレート型防水栓
5 一体型防水栓
9 端子付電線
11 端子挿通用キャップ
11a 導入部
11b 筒部
12 案内係止部材
12a 貫通孔
20 変位手段
21 押込み軸
23 可動軸
Claims (2)
- 防水コネクタに用いる極数分の挿通孔を設けた一体型防水栓の挿通孔に、セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端末部分を挿通して、端子付電線の端末部分に一体型防水栓を外嵌するための防水栓通し装置であって、
セパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を挿脱可能に収容する筒部と、この筒部と連続して上記一体型防水栓の挿通孔に先端が導入可能に細くなった導入部とを有する端子挿通用キャップと、
この端子挿通用キャップを一体型防水栓とは相対的に挿抜可能な挿通孔を含み、且つ端子挿通用キャップに一体型防水栓を外嵌した状態で、一体型防水栓を係止しつつ端子挿通用キャップを挿通孔によって挿入方向に案内する案内係止部材とを有し、
上記端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容すると共に導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、端子挿通用キャップと案内係止部材とを相対移動させる変位手段によって、案内係止部材で係止される一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌する構成としたことを特徴とする防水栓通し装置。 - 前記変位手段が、上記端子挿通用キャップの端部に先端部を当接可能とした可動軸を、案内係止部材より離反する離反位置と、案内係止部材に近接する近接位置との間で変位させる構成を有し、
上記端子挿通用キャップの筒部にセパレート型防水栓を外嵌した端子付電線の端子金具及びセパレート型防水栓を収容すると共に導入部に一体型防水栓を外嵌した状態で、端子挿通用キャップの導入部を案内係止部材の貫通孔に挿入して、この端子挿通用キャップの端部に可動軸の先端部を当接させて、変位手段によって可動軸を上記近接位置に変位させることによって、案内係止部材の貫通孔の入口で係止される一体型防水栓を、端子挿通用キャップの終端を通過させて端子付電線に外嵌する構成とした請求項1記載の防水栓通し装置。
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