JP2004071469A - 端子金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧着作業性を向上させるとともに、かしめ片の引っ掛かりを抑制する。
【解決手段】雌端子金具30は、電線Wの芯線Waに圧着可能なワイヤバレル部32と、電線Wの被覆Wbに圧着可能なインシュレーションバレル部33とを前後に備えている。ワイヤバレル部32をなす一対のかしめ片38のうち、前後両端部の内縁には、面取り部40が形成されている。両かしめ片38がかしめ付けられると、その前後両端部の内縁が芯線Waに対して横切るようにして圧接されるものの、面取り部40によって両かしめ片38が芯線Waに食い込み難くなっている。従って、圧着時に両かしめ片38のかしめ範囲を設定する必要がない。
【選択図】 図1
【解決手段】雌端子金具30は、電線Wの芯線Waに圧着可能なワイヤバレル部32と、電線Wの被覆Wbに圧着可能なインシュレーションバレル部33とを前後に備えている。ワイヤバレル部32をなす一対のかしめ片38のうち、前後両端部の内縁には、面取り部40が形成されている。両かしめ片38がかしめ付けられると、その前後両端部の内縁が芯線Waに対して横切るようにして圧接されるものの、面取り部40によって両かしめ片38が芯線Waに食い込み難くなっている。従って、圧着時に両かしめ片38のかしめ範囲を設定する必要がない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線の端末に圧着接続される端子金具の一例として特開平3−147282号公報に記載されたものが知られている。このものは、図8に示すように、前側から順に、略角筒状をなすとともに相手の端子金具と接続可能な本体部1と、電線2の先端部の被覆2bを剥いで露出された芯線2aに圧着可能なワイヤバレル部3と、電線2の被覆2bに圧着可能なインシュレーションバレル部4とから構成されている。ワイヤバレル部3及びインシュレーションバレル部4は、それぞれ幅方向に対向する一対のかしめ片3a,4aを備えており、端子金具の底部上に載置した電線2の芯線2aまたは被覆2bに対して両かしめ片3a,4aをそれぞれかしめ付けることで、圧着がなされるようになっている。
【0003】
ところで、この端子金具は、金属母材を打ち抜いた展開形状のものに曲げ加工などを施すことで成形されているので、ワイヤバレル部3やインシュレーションバレル部4を構成する各かしめ片3a,4aの端縁は、打ち抜きに伴ってシャープエッジとなっている。そして、ワイヤバレル部3をなす両かしめ片3aの前後端縁に形成されたシャープエッジは、電線2圧着時には芯線2aに対して横切るようにして圧接されることになるため、芯線2aに食い込んで傷付けたり、場合によっては芯線2aを切断するおそれがある。これを避けるには、圧着に際して使用する圧着機を調整して、両かしめ片3aの前後端縁には、かしめ力を付与しないように設定する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かしめ片3aのかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整するのは、面倒であり、特に小型の端子金具ではかしめ範囲の調整代が微かとなるため、調整が難しく、作業性が芳しくなかった。
また圧着を行うと、かしめ力が付与されない両かしめ片3aの前後先端部5が外側へ突き出ることになるため、外側に突き出た部分が外部のものに引っ掛かり易くなるという問題もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、圧着作業性を向上させるとともに、かしめ片の引っ掛かりを抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の芯線に対してかしめ付けられる一対のかしめ片を備えたものにおいて、前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の内縁には、面取り部が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の外縁には、面取り部が形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
電線の芯線に対して一対のかしめ片をかしめ付けると、かしめ片が芯線に対して圧接される。このかしめ片のうち芯線を横切る端部の内縁には、面取り部が形成されているから、かしめ片が芯線に食い込み難くなり、芯線を傷付けるのが防止される。従って、従来のようにかしめ片のかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整する必要がないから、圧着作業性が良好となる。しかも、従来のようにかしめ範囲を設定することに伴ってかしめ片の端部が外側に突き出るようなこともないから、かしめ片の外部への引っ掛かりも抑制することができる。
<請求項2の発明>
かしめ片の端部の外縁に面取り部を形成するようにしたから、かしめ片が外部に対して一層引っ掛かり難くすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、防水機能を備えた雌コネクタに使用される雌端子金具30を例示する。この雌端子金具30は、電線Wの端末に圧着接続された後に、合成樹脂製の雌コネクタハウジング10(以下、単に雌ハウジング10という)内に収容されるようになっている。なお、以下では雌ハウジング10に対する雌端子金具30の挿入方向を前方とし、また上下方向については図1や図2を基準として説明する。
【0008】
先に雌ハウジング10の構造を説明する。雌ハウジング10は、図1及び図2に示すように、大まかには雌端子金具30を収容可能な略ブロック状をなす端子収容部11と、その周りを取り囲む略筒状のフード部12とを互いに組み付けて構成され、端子収容部11とフード部12との間に前方から相手の雄ハウジング(図示せず)が嵌合可能となっている。端子収容部11には、雌端子金具30を後方から挿入可能なキャビティ13が幅方向に6室並んで配設されており、各キャビティ13内の上面からは、挿入される雌端子金具30に対して弾性的に係止してこれを抜け止め可能なランス14が突設されている。端子収容部11の前端部には、リテーナ15が側方から装着可能とされており、このリテーナ15は、係止部16がキャビティ13から退避して配されることでキャビティ13に対する雌端子金具30の挿抜動作を許容する仮係止位置(図示せず)と、係止部16がキャビティ13内に進出して雌端子金具30に係止される本係止位置との間を幅方向に沿って移動可能に保持されている。
【0009】
端子収容部11の後面側には、後方から一括ゴム栓17を収容可能な収容凹部18が形成されている。一括ゴム栓17の外周面には、収容凹部18の内面に密着可能な外周リップが前後に2条膨出形成されている。一括ゴム栓17には、前後に貫通する貫通孔19が各キャビティ13に整合する位置に6個整列して設けられており、雌端子金具30の挿通を許容している。各貫通孔19の内周面には、電線Wの外周面に密着可能な内周リップが前後に2条膨出形成されている。また端子収容部11の外周面には、嵌合される雄ハウジングと端子収容部11との間で狭圧されることで両ハウジング間をシール可能なシールリング20が嵌着され、上記リテーナ15によって前方へ抜け止め保持されている。
【0010】
フード部12は、後部が前部よりも縮径して形成された縮径部21とされ、ここに前方から端子収容部11が内嵌可能となっている。縮径部21の上下壁には、後方へ開口する保持溝22が設けられており、ここに端子収容部11の後端部上下面から突設した保持突部23を係止させることで、端子収容部11とフード部12とを一体的に保持できるようになっている。縮径部21の後壁には、雌端子金具30を挿通できるよう挿通孔24が上記した各キャビティ13や各貫通孔19に整合する位置に開設されている。縮径部21の後端面のうち、各挿通孔24の上方位置には、各キャビティ13を識別するための番号N(図2の左端から順の整数)が設けられており、各番号Nの周囲には、雌端子金具30の挿入姿勢を作業者に視認させるための目印Mがそれぞれ設けられている。目印Mは、各番号Nを取り囲む略四角形状をなし、その図2の右上角部が部分的に上方へ突出する形状とされている。これにより、雌端子金具30の挿入作業時には、雌端子金具30の挿入姿勢をスタビライザ36と目印Mの突出部分とを整合させた姿勢、すなわち雌端子金具30の挿入方向の後側から見て右上にスタビライザ36を向けた姿勢とすべきことを作業者に明瞭に認識させることができる。またフード部12の上部幅方向中央には、相手の雄ハウジングを嵌合状態にロックするためのロックアーム25が設けられている。
【0011】
雌端子金具30は、金属母材を打ち抜いた展開形状のものに曲げ加工や叩き加工などを施すことで図1のような形状に成形されている。雌端子金具30は、前側から順に略角筒状をなすとともに相手の雄端子金具と接続可能な本体部31と、電線Wの端末において被覆Wbを剥ぐことで露出した芯線Waに圧着可能なワイヤバレル部32と、電線Wの被覆Wbの端部に圧着可能なインシュレーションバレル部33とから構成されている。この雌端子金具30は、本体部31とワイヤバレル部32との間の部分が後方に向かって上り勾配をなすよう屈曲され、またワイヤバレル部32とインシュレーションバレル部33との間の部分が後方に向かって下り勾配をなすよう屈曲して形成されている。
【0012】
本体部31内には、前方から挿入される相手の雄端子金具に対して弾性接触可能な弾性接触片(図示せず)が設けられている。本体部31の上部後端は、ランス14が係止可能なあご部34となっている。本体部31の上部における長さ方向略中央には、側方へ開口するとともにリテーナ15の係止部16が進入して係止可能な被係止溝35が形成されている。本体部31の上部のうち被係止溝35とあご部34との間の部分には、スタビライザ36が上方へ突設されている。スタビライザ36は、本体部31の上部のうち、雌端子金具30を挿入方向後方から見て右端位置に配設されている(図2中の想像線を参照)。このスタビライザ36は、雌端子金具30をキャビティ13内に挿入する過程においてキャビティ13内に設けられたスタビライザ挿通溝(図示せず)内に挿通されることで、雌端子金具30の挿入姿勢を安定させることができる。
【0013】
ワイヤバレル部32とインシュレーションバレル部33とは、図3に示すように、底部37から立ち上がるとともに幅方向について対向する一対のかしめ片38,39をそれぞれ有している。圧着に際しては、ワイヤバレル部32の底部37上に電線Wの芯線Waを載置するとともにインシュレーションバレル部33の底部37上に電線Wの被覆Wbを載置した状態としつつ、それぞれ両かしめ片38,39をそれぞれ内方へ傾倒させるようかしめ付けることで、図1及び図4に示すように、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38が芯線Waを包み込むようにして圧着されるとともに、インシュレーションバレル部33をなす両かしめ片39が被覆Wbを包み込むようにして圧着される。
【0014】
さて、各かしめ片38,39における端縁は、雌端子金具30を製造する過程において金属母材から展開形状のものを打ち抜くのに伴って、ほぼ全周にわたって角部分が鋭利に尖った、いわゆるシャープエッジとなる。本実施形態ではこのシャープエッジに対処すべく、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、前後両端部における幅方向に沿った内縁と外縁とにそれぞれ面取り部40,41を形成している。これらの面取り部40,41は、両かしめ片38の前後両端部がそれぞれ先細りとなるようなテーパ状に形成されている。別言すると、前端側の各面取り部40,41は、雌端子金具30のキャビティ13への挿入方向に対してなす角度が鈍角をなすよう傾斜しており、後端側の各面取り部40,41は、雌端子金具30の抜き取り方向に対してなす角度が鈍角をなすよう傾斜している。またインシュレーションバレル部33をなす両かしめ片39の前後両端部における幅方向に沿った外縁にも同様の面取り部42がそれぞれ形成されている。このうち、後側の面取り部42は、雌端子金具30の後端部(底部37を含む)の全域に拡張して形成されている。なお、各面取り部40,41,42は、雌端子金具30を製造する過程のうち、打ち抜き工程後に叩き加工を施すことで形成されている。
【0015】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。電線Wの端末において被覆Wbを切除することで所定長さ芯線Waを露出させた後、その電線Wを雌端子金具30に圧着接続する作業を行う。圧着に際しては、雌端子金具30を図示しない圧着機の固定型に載置しておき、電線Wの芯線Waがワイヤバレル部32の底部37上に、電線Wの被覆Wbがインシュレーションバレル部33の底部37上に配されるよう位置決めした状態で、圧着機の可動型によって各かしめ片38,39を内方へ傾倒させつつ芯線Waと被覆Wbとをそれぞれかしめ付けるようにする。このとき、各かしめ片38,39のかしめ範囲を設定する必要はなく、各かしめ片38,39を全長にわたってかしめ付けるようにする。かしめ付けに伴って、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、前後両端部の内縁が芯線Waに対して横切るようにして圧接されることになるものの、この圧接される部分には面取り部40が形成されているから、かしめ片38が芯線Waに対して食い込んで芯線Waを傷付けるのが防止される。
【0016】
このようにして電線Wを雌端子金具30に圧着接続した後に、雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入する作業を行う。この挿入時には、作業者は、図2に示すように、各キャビティ13の番号Nを視認することで、雌端子金具30を定められたキャビティ13に挿入することができる。これと同時に作業者は、目印Mの突出部分にスタビライザ36が対応しているか否かを視認することで、雌端子金具30の挿入姿勢が正規であるか否かを検知することができる。すなわち、スタビライザ36が目印Mの突出部分と同じく上を向いていれば、雌端子金具30が正規の挿入姿勢であることが判明し、逆にスタビライザ36が目印Mの突出部分とは反対の下を向いていれば、正規姿勢とは上下反転した不正な姿勢であることが判明する。これにより、雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入する前の段階で、雌端子金具30の挿入姿勢の正否を判別できるから、挿入作業性が良好となる。
【0017】
正規の挿入姿勢とした雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入すると、雌端子金具30は、図5に示すように、フード部12の挿通孔24と一括ゴム栓17の貫通孔19とを順次に通過した後にキャビティ13内へと挿入される。この過程では、雌端子金具30は、一括ゴム栓17の貫通孔19を押し拡げながら通過する。ここで、仮にワイヤバレル部32やインシュレーションバレル部33のかしめ片38,39の前端部外縁がシャープエッジとなっていると、貫通孔19の内周面に引っ掛かり易く、貫通孔19の内周面を傷付けるおそれがある。ところが、各かしめ片38,39の前端部外縁には、面取り部41,42が形成されているから、そのような引っ掛かりが生じ難くなっている。従って、雌端子金具30の挿入作業をスムーズに行うことができるとともに、貫通孔19の内周面に傷が付く事態を回避することができる。雌端子金具30を正規深さまでキャビティ13内に挿入すると、図6に示すように、本体部31によって撓み変形させられていたランス14が弾性復帰するとともに、本体部31のあご部34に弾性的に係止されることで、雌端子金具30が抜け止め保持される。その後、リテーナ15を仮係止位置から本係止位置へと移動させることで、係止部16が被係止溝35内に進出するとともに、その前縁に係止することで、雌端子金具30が二重に抜け止め保持される。なお、雌端子金具30をキャビティ13から抜き取る際においても、各かしめ片38,39の後端部外縁に形成された面取り部41,42によって、抜き取り作業がスムーズになるとともに、貫通孔19の内周面に傷が付く事態を回避することができる。
【0018】
以上説明したように本実施形態によれば、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、かしめ付け時に芯線Waを横切る前後両端部の内縁にテーパ状の面取り部40を形成するようにしたから、かしめ付けに伴って両かしめ片38の内縁が芯線Waに対して圧接されても、両かしめ片38が芯線Waに食い込み難くなり、芯線Waを傷付けるのが防止される。従って、従来のようにかしめ片のかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整する必要がないから、圧着作業性が良好となる。しかも、従来のようにかしめ範囲を設定することに伴って、両かしめ片の前後両端部が外側に突き出るようなこともないから、両かしめ片38の外部(一括ゴム栓17の貫通孔19の内周面など)への引っ掛かりも抑制することができる。
【0019】
さらには、両かしめ片38,39の前後両端部の外縁にテーパ状の面取り部41,42を形成したから、両かしめ片38,39が外部に対して一層引っ掛かり難くすることができる。
【0020】
また、本実施形態では、雌ハウジング10の後端面に雌端子金具30の挿入姿勢を作業者に視認させるための目印Mを設けるようにしている。仮に目印を一括ゴム栓の一方の面に設けるようにした場合には、一括ゴム栓に表・裏が生じるため、一括ゴム栓を雌ハウジングに組み付ける際に表裏逆にして装着するおそれがあり、組付作業性が芳しくない。ところが、本実施形態のように雌ハウジング10側に目印Mを設けるようにすれば、一括ゴム栓17の表・裏を無くすことができ、組付作業性を向上させることができる。
【0021】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、ワイヤバレル部32及びインシュレーションバレル部33の各かしめ片の外縁に面取り部を形成したものを示したが、例えば雌端子金具を一括ゴム栓を有しない雌ハウジング内に挿入するものにおいては省略することができる。具体的には、図7に示すように、ワイヤバレル部32Aをなす両かしめ片38A前後両端部の内縁にのみ面取り部40Aを形成するようにしたものも本発明に含まれる。
【0022】
(2)上記した実施形態では、雌端子金具について示したが、雄コネクタに使用される雄端子金具についても本発明は同様に適用可能である。
(3)上記した実施形態では、防水機能を備えたコネクタを例示したが、非防水タイプのコネクタにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌ハウジングと雌端子金具の側断面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】ワイヤバレル部及びインシュレーションバレル部の展開状態を示す平面図
【図4】ワイヤバレル部及びインシュレーションバレル部が電線に圧着された状態を示す平面図
【図5】雌端子金具を雌ハウジング内に挿入する途中の状態を示す側断面図
【図6】雌端子金具を雌ハウジング内に正規に挿入した状態を示す側断面図
【図7】他の実施形態に係る雌端子金具の部分側断面図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
30…雌端子金具(端子金具)
38,38A…かしめ片
40,40A…面取り部
41…面取り部
W…電線
Wa…芯線
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電線の端末に圧着接続される端子金具の一例として特開平3−147282号公報に記載されたものが知られている。このものは、図8に示すように、前側から順に、略角筒状をなすとともに相手の端子金具と接続可能な本体部1と、電線2の先端部の被覆2bを剥いで露出された芯線2aに圧着可能なワイヤバレル部3と、電線2の被覆2bに圧着可能なインシュレーションバレル部4とから構成されている。ワイヤバレル部3及びインシュレーションバレル部4は、それぞれ幅方向に対向する一対のかしめ片3a,4aを備えており、端子金具の底部上に載置した電線2の芯線2aまたは被覆2bに対して両かしめ片3a,4aをそれぞれかしめ付けることで、圧着がなされるようになっている。
【0003】
ところで、この端子金具は、金属母材を打ち抜いた展開形状のものに曲げ加工などを施すことで成形されているので、ワイヤバレル部3やインシュレーションバレル部4を構成する各かしめ片3a,4aの端縁は、打ち抜きに伴ってシャープエッジとなっている。そして、ワイヤバレル部3をなす両かしめ片3aの前後端縁に形成されたシャープエッジは、電線2圧着時には芯線2aに対して横切るようにして圧接されることになるため、芯線2aに食い込んで傷付けたり、場合によっては芯線2aを切断するおそれがある。これを避けるには、圧着に際して使用する圧着機を調整して、両かしめ片3aの前後端縁には、かしめ力を付与しないように設定する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、かしめ片3aのかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整するのは、面倒であり、特に小型の端子金具ではかしめ範囲の調整代が微かとなるため、調整が難しく、作業性が芳しくなかった。
また圧着を行うと、かしめ力が付与されない両かしめ片3aの前後先端部5が外側へ突き出ることになるため、外側に突き出た部分が外部のものに引っ掛かり易くなるという問題もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、圧着作業性を向上させるとともに、かしめ片の引っ掛かりを抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の芯線に対してかしめ付けられる一対のかしめ片を備えたものにおいて、前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の内縁には、面取り部が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の外縁には、面取り部が形成されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
電線の芯線に対して一対のかしめ片をかしめ付けると、かしめ片が芯線に対して圧接される。このかしめ片のうち芯線を横切る端部の内縁には、面取り部が形成されているから、かしめ片が芯線に食い込み難くなり、芯線を傷付けるのが防止される。従って、従来のようにかしめ片のかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整する必要がないから、圧着作業性が良好となる。しかも、従来のようにかしめ範囲を設定することに伴ってかしめ片の端部が外側に突き出るようなこともないから、かしめ片の外部への引っ掛かりも抑制することができる。
<請求項2の発明>
かしめ片の端部の外縁に面取り部を形成するようにしたから、かしめ片が外部に対して一層引っ掛かり難くすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。本実施形態では、防水機能を備えた雌コネクタに使用される雌端子金具30を例示する。この雌端子金具30は、電線Wの端末に圧着接続された後に、合成樹脂製の雌コネクタハウジング10(以下、単に雌ハウジング10という)内に収容されるようになっている。なお、以下では雌ハウジング10に対する雌端子金具30の挿入方向を前方とし、また上下方向については図1や図2を基準として説明する。
【0008】
先に雌ハウジング10の構造を説明する。雌ハウジング10は、図1及び図2に示すように、大まかには雌端子金具30を収容可能な略ブロック状をなす端子収容部11と、その周りを取り囲む略筒状のフード部12とを互いに組み付けて構成され、端子収容部11とフード部12との間に前方から相手の雄ハウジング(図示せず)が嵌合可能となっている。端子収容部11には、雌端子金具30を後方から挿入可能なキャビティ13が幅方向に6室並んで配設されており、各キャビティ13内の上面からは、挿入される雌端子金具30に対して弾性的に係止してこれを抜け止め可能なランス14が突設されている。端子収容部11の前端部には、リテーナ15が側方から装着可能とされており、このリテーナ15は、係止部16がキャビティ13から退避して配されることでキャビティ13に対する雌端子金具30の挿抜動作を許容する仮係止位置(図示せず)と、係止部16がキャビティ13内に進出して雌端子金具30に係止される本係止位置との間を幅方向に沿って移動可能に保持されている。
【0009】
端子収容部11の後面側には、後方から一括ゴム栓17を収容可能な収容凹部18が形成されている。一括ゴム栓17の外周面には、収容凹部18の内面に密着可能な外周リップが前後に2条膨出形成されている。一括ゴム栓17には、前後に貫通する貫通孔19が各キャビティ13に整合する位置に6個整列して設けられており、雌端子金具30の挿通を許容している。各貫通孔19の内周面には、電線Wの外周面に密着可能な内周リップが前後に2条膨出形成されている。また端子収容部11の外周面には、嵌合される雄ハウジングと端子収容部11との間で狭圧されることで両ハウジング間をシール可能なシールリング20が嵌着され、上記リテーナ15によって前方へ抜け止め保持されている。
【0010】
フード部12は、後部が前部よりも縮径して形成された縮径部21とされ、ここに前方から端子収容部11が内嵌可能となっている。縮径部21の上下壁には、後方へ開口する保持溝22が設けられており、ここに端子収容部11の後端部上下面から突設した保持突部23を係止させることで、端子収容部11とフード部12とを一体的に保持できるようになっている。縮径部21の後壁には、雌端子金具30を挿通できるよう挿通孔24が上記した各キャビティ13や各貫通孔19に整合する位置に開設されている。縮径部21の後端面のうち、各挿通孔24の上方位置には、各キャビティ13を識別するための番号N(図2の左端から順の整数)が設けられており、各番号Nの周囲には、雌端子金具30の挿入姿勢を作業者に視認させるための目印Mがそれぞれ設けられている。目印Mは、各番号Nを取り囲む略四角形状をなし、その図2の右上角部が部分的に上方へ突出する形状とされている。これにより、雌端子金具30の挿入作業時には、雌端子金具30の挿入姿勢をスタビライザ36と目印Mの突出部分とを整合させた姿勢、すなわち雌端子金具30の挿入方向の後側から見て右上にスタビライザ36を向けた姿勢とすべきことを作業者に明瞭に認識させることができる。またフード部12の上部幅方向中央には、相手の雄ハウジングを嵌合状態にロックするためのロックアーム25が設けられている。
【0011】
雌端子金具30は、金属母材を打ち抜いた展開形状のものに曲げ加工や叩き加工などを施すことで図1のような形状に成形されている。雌端子金具30は、前側から順に略角筒状をなすとともに相手の雄端子金具と接続可能な本体部31と、電線Wの端末において被覆Wbを剥ぐことで露出した芯線Waに圧着可能なワイヤバレル部32と、電線Wの被覆Wbの端部に圧着可能なインシュレーションバレル部33とから構成されている。この雌端子金具30は、本体部31とワイヤバレル部32との間の部分が後方に向かって上り勾配をなすよう屈曲され、またワイヤバレル部32とインシュレーションバレル部33との間の部分が後方に向かって下り勾配をなすよう屈曲して形成されている。
【0012】
本体部31内には、前方から挿入される相手の雄端子金具に対して弾性接触可能な弾性接触片(図示せず)が設けられている。本体部31の上部後端は、ランス14が係止可能なあご部34となっている。本体部31の上部における長さ方向略中央には、側方へ開口するとともにリテーナ15の係止部16が進入して係止可能な被係止溝35が形成されている。本体部31の上部のうち被係止溝35とあご部34との間の部分には、スタビライザ36が上方へ突設されている。スタビライザ36は、本体部31の上部のうち、雌端子金具30を挿入方向後方から見て右端位置に配設されている(図2中の想像線を参照)。このスタビライザ36は、雌端子金具30をキャビティ13内に挿入する過程においてキャビティ13内に設けられたスタビライザ挿通溝(図示せず)内に挿通されることで、雌端子金具30の挿入姿勢を安定させることができる。
【0013】
ワイヤバレル部32とインシュレーションバレル部33とは、図3に示すように、底部37から立ち上がるとともに幅方向について対向する一対のかしめ片38,39をそれぞれ有している。圧着に際しては、ワイヤバレル部32の底部37上に電線Wの芯線Waを載置するとともにインシュレーションバレル部33の底部37上に電線Wの被覆Wbを載置した状態としつつ、それぞれ両かしめ片38,39をそれぞれ内方へ傾倒させるようかしめ付けることで、図1及び図4に示すように、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38が芯線Waを包み込むようにして圧着されるとともに、インシュレーションバレル部33をなす両かしめ片39が被覆Wbを包み込むようにして圧着される。
【0014】
さて、各かしめ片38,39における端縁は、雌端子金具30を製造する過程において金属母材から展開形状のものを打ち抜くのに伴って、ほぼ全周にわたって角部分が鋭利に尖った、いわゆるシャープエッジとなる。本実施形態ではこのシャープエッジに対処すべく、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、前後両端部における幅方向に沿った内縁と外縁とにそれぞれ面取り部40,41を形成している。これらの面取り部40,41は、両かしめ片38の前後両端部がそれぞれ先細りとなるようなテーパ状に形成されている。別言すると、前端側の各面取り部40,41は、雌端子金具30のキャビティ13への挿入方向に対してなす角度が鈍角をなすよう傾斜しており、後端側の各面取り部40,41は、雌端子金具30の抜き取り方向に対してなす角度が鈍角をなすよう傾斜している。またインシュレーションバレル部33をなす両かしめ片39の前後両端部における幅方向に沿った外縁にも同様の面取り部42がそれぞれ形成されている。このうち、後側の面取り部42は、雌端子金具30の後端部(底部37を含む)の全域に拡張して形成されている。なお、各面取り部40,41,42は、雌端子金具30を製造する過程のうち、打ち抜き工程後に叩き加工を施すことで形成されている。
【0015】
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用について説明する。電線Wの端末において被覆Wbを切除することで所定長さ芯線Waを露出させた後、その電線Wを雌端子金具30に圧着接続する作業を行う。圧着に際しては、雌端子金具30を図示しない圧着機の固定型に載置しておき、電線Wの芯線Waがワイヤバレル部32の底部37上に、電線Wの被覆Wbがインシュレーションバレル部33の底部37上に配されるよう位置決めした状態で、圧着機の可動型によって各かしめ片38,39を内方へ傾倒させつつ芯線Waと被覆Wbとをそれぞれかしめ付けるようにする。このとき、各かしめ片38,39のかしめ範囲を設定する必要はなく、各かしめ片38,39を全長にわたってかしめ付けるようにする。かしめ付けに伴って、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、前後両端部の内縁が芯線Waに対して横切るようにして圧接されることになるものの、この圧接される部分には面取り部40が形成されているから、かしめ片38が芯線Waに対して食い込んで芯線Waを傷付けるのが防止される。
【0016】
このようにして電線Wを雌端子金具30に圧着接続した後に、雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入する作業を行う。この挿入時には、作業者は、図2に示すように、各キャビティ13の番号Nを視認することで、雌端子金具30を定められたキャビティ13に挿入することができる。これと同時に作業者は、目印Mの突出部分にスタビライザ36が対応しているか否かを視認することで、雌端子金具30の挿入姿勢が正規であるか否かを検知することができる。すなわち、スタビライザ36が目印Mの突出部分と同じく上を向いていれば、雌端子金具30が正規の挿入姿勢であることが判明し、逆にスタビライザ36が目印Mの突出部分とは反対の下を向いていれば、正規姿勢とは上下反転した不正な姿勢であることが判明する。これにより、雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入する前の段階で、雌端子金具30の挿入姿勢の正否を判別できるから、挿入作業性が良好となる。
【0017】
正規の挿入姿勢とした雌端子金具30を雌ハウジング10内に挿入すると、雌端子金具30は、図5に示すように、フード部12の挿通孔24と一括ゴム栓17の貫通孔19とを順次に通過した後にキャビティ13内へと挿入される。この過程では、雌端子金具30は、一括ゴム栓17の貫通孔19を押し拡げながら通過する。ここで、仮にワイヤバレル部32やインシュレーションバレル部33のかしめ片38,39の前端部外縁がシャープエッジとなっていると、貫通孔19の内周面に引っ掛かり易く、貫通孔19の内周面を傷付けるおそれがある。ところが、各かしめ片38,39の前端部外縁には、面取り部41,42が形成されているから、そのような引っ掛かりが生じ難くなっている。従って、雌端子金具30の挿入作業をスムーズに行うことができるとともに、貫通孔19の内周面に傷が付く事態を回避することができる。雌端子金具30を正規深さまでキャビティ13内に挿入すると、図6に示すように、本体部31によって撓み変形させられていたランス14が弾性復帰するとともに、本体部31のあご部34に弾性的に係止されることで、雌端子金具30が抜け止め保持される。その後、リテーナ15を仮係止位置から本係止位置へと移動させることで、係止部16が被係止溝35内に進出するとともに、その前縁に係止することで、雌端子金具30が二重に抜け止め保持される。なお、雌端子金具30をキャビティ13から抜き取る際においても、各かしめ片38,39の後端部外縁に形成された面取り部41,42によって、抜き取り作業がスムーズになるとともに、貫通孔19の内周面に傷が付く事態を回避することができる。
【0018】
以上説明したように本実施形態によれば、ワイヤバレル部32をなす両かしめ片38のうち、かしめ付け時に芯線Waを横切る前後両端部の内縁にテーパ状の面取り部40を形成するようにしたから、かしめ付けに伴って両かしめ片38の内縁が芯線Waに対して圧接されても、両かしめ片38が芯線Waに食い込み難くなり、芯線Waを傷付けるのが防止される。従って、従来のようにかしめ片のかしめ範囲を設定すべく圧着機を調整する必要がないから、圧着作業性が良好となる。しかも、従来のようにかしめ範囲を設定することに伴って、両かしめ片の前後両端部が外側に突き出るようなこともないから、両かしめ片38の外部(一括ゴム栓17の貫通孔19の内周面など)への引っ掛かりも抑制することができる。
【0019】
さらには、両かしめ片38,39の前後両端部の外縁にテーパ状の面取り部41,42を形成したから、両かしめ片38,39が外部に対して一層引っ掛かり難くすることができる。
【0020】
また、本実施形態では、雌ハウジング10の後端面に雌端子金具30の挿入姿勢を作業者に視認させるための目印Mを設けるようにしている。仮に目印を一括ゴム栓の一方の面に設けるようにした場合には、一括ゴム栓に表・裏が生じるため、一括ゴム栓を雌ハウジングに組み付ける際に表裏逆にして装着するおそれがあり、組付作業性が芳しくない。ところが、本実施形態のように雌ハウジング10側に目印Mを設けるようにすれば、一括ゴム栓17の表・裏を無くすことができ、組付作業性を向上させることができる。
【0021】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記した実施形態では、ワイヤバレル部32及びインシュレーションバレル部33の各かしめ片の外縁に面取り部を形成したものを示したが、例えば雌端子金具を一括ゴム栓を有しない雌ハウジング内に挿入するものにおいては省略することができる。具体的には、図7に示すように、ワイヤバレル部32Aをなす両かしめ片38A前後両端部の内縁にのみ面取り部40Aを形成するようにしたものも本発明に含まれる。
【0022】
(2)上記した実施形態では、雌端子金具について示したが、雄コネクタに使用される雄端子金具についても本発明は同様に適用可能である。
(3)上記した実施形態では、防水機能を備えたコネクタを例示したが、非防水タイプのコネクタにも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る雌ハウジングと雌端子金具の側断面図
【図2】雌ハウジングの背面図
【図3】ワイヤバレル部及びインシュレーションバレル部の展開状態を示す平面図
【図4】ワイヤバレル部及びインシュレーションバレル部が電線に圧着された状態を示す平面図
【図5】雌端子金具を雌ハウジング内に挿入する途中の状態を示す側断面図
【図6】雌端子金具を雌ハウジング内に正規に挿入した状態を示す側断面図
【図7】他の実施形態に係る雌端子金具の部分側断面図
【図8】従来例の断面図
【符号の説明】
30…雌端子金具(端子金具)
38,38A…かしめ片
40,40A…面取り部
41…面取り部
W…電線
Wa…芯線
Claims (2)
- 電線の芯線に対してかしめ付けられる一対のかしめ片を備えたものにおいて、
前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の内縁には、面取り部が形成されていることを特徴とする端子金具。 - 前記かしめ片のうち、かしめ付け時に前記芯線を横切る端部の外縁には、面取り部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010033781A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Kotobuki Kogyo Kk | 異径電線の接続具及び接続方法 |
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-
2002
- 2002-08-08 JP JP2002231822A patent/JP2004071469A/ja active Pending
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