JP3695278B2 - 情報コード読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコードや2次元コードなどの情報コードを複数同時に読み取り可能な情報コード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、バーコードをラインセンサで検出したり、2次元コードを2次元光学センサにて2次元的な画像データとして検出したりし、これらのデータを一時的に画像データメモリに記憶して、この画像データメモリを走査してコードを復号する情報コード読取装置が知られている。なお、バーコードを2次元光学センサで読み取り、復号することも可能である。また、2次元光学センサを用いる場合には、同時に複数の情報コード(バーコードまたは2次元コード)を読み取り、それぞれ復号する、という手法も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、情報コード読取装置にて複数の情報を一度に読み取らせる場合に、読み取った範囲内に、復号したくない情報コードが入ってしまうことがある。これに対しては、読み取った範囲内の特定の情報コードのみを復号するように指定することが考えられるが、この指定を読み取り動作をする都度、行なう必要に迫られる虞がある。また、読み取った複数の情報コードを、特定の順序で復号したい場合もあるが、そうした要望に答える技術は存在しない。
【0004】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載の情報コード読取装置は、一度に読み取った複数の情報コードの内、特定の情報コードのみを、特定の順序にて繰り返し復号可能にすることを目的としている。
また更に、請求項1に記載の情報コード読取装置は、情報コードの存在位置を推定するための具体的な例を提案するものである。
また請求項2に記載の情報コード読取装置は、2次元コードの読み取りも可能にすることを目的としている。
【0005】
請求項3に記載の情報コード読取装置は、請求項1の情報コード読取装置の更に適切な実施態様を示したものである。
【0006】
そして請求項4に記載の情報コード読取装置は、指示を直観的に行なえるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる課題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載の情報コード読取装置(以下、単に読取装置ともいう)は、設定モードと読み取りモードの少なくとも2つのモードを備えたものとなっている。両モードの切り替えはモード切替手段によって行なう。設定モードでは、まず画像検出手段により検出された光学情報記録面からの反射光に含まれる複数の情報コードを、画像データ記憶手段が画像データとしてメモリに記憶し、その画像データの中から位置推定手段が、情報コードの概略的な存在位置を推定する(この、存在位置を推定する処理をラベリング処理という)。こうして推定された概略的な存在位置(以下、推定位置ともいう)を概略位置表示手段が視覚的に表示し、この推定位置の中からユーザが指定手段を介して、復号したい情報コードに対応する推定位置を指定する。すると、その情報コードの推定位置およびその指定を受けた順序が指定順序記憶手段に記憶される。
【0008】
従って、請求項1に記載の読取装置によれば、一旦、設定モードで情報コードの推定位置およびそれに対応する情報コードの復号の順序を指定順序記憶手段に記憶させておけば、その記憶内容にしたがって特定の複数の情報コードを特定の順序で繰り返し復号することができ、読み取りの都度、復号対象の情報コードや復号の順序を設定する必要がない。また、復号手段は、位置推定手段によって抽出された推定位置を復号の処理対象とするので、画像データ全体を復号対象にした場合に比べ処理の負荷が小さくて済む。
【0009】
請求項2に記載の読取装置のように、画像検出手段を2次元光学センサとし、概略位置表示手段を、2次元画像を表示するディスプレイ装置とすると、バーコード以外の情報、例えば2次元コードも復号対象にすることが可能となる。またバーコードに関しても、読み取り範囲内の任意の位置および任意の姿勢(例:複数のバーコードが段状に並んだ状態)で光学情報記録面に記録されていても読み取り可能となる。
【0010】
ラベリング処理については、本発明の出願人が出願した特願平11−161065号に詳しいので、ここでは以下のような説明に留める。すなわちラベリング処理とは、メモリにおける1画像領域を複数の検査区域に分割し、その分割された検査区域毎に、当該区域内に含まれる画像データに基づいて明暗の変化点の数を計数する。そして、その計数された明暗変化点数に基づいて、情報コードが存在する可能性の高い検査区域を抽出し、その抽出された検査区域を、メモリにおける情報コードの推定位置とする。
【0011】
従来は、走査線に従って、メモリ領域内の画像データを1画素ごとに検査していったが、本発明では、複数画素を1まとめにした検査区域単位で概略的なコード存在領域を推定した後、その推定された領域内においてのみ従来通りの1画素毎の明暗パターンを検査するので、その検査範囲が小さくて済む。また、推定位置は、検査区域毎に計数した明暗変化点数の大小比較のみ、すなわち整数値の相対比較により抽出されるため、処理負荷は小さくて済む。従って、推定位置を抽出し、情報コードの正確な位置を検出して復号をするまでの時間を短縮することができる。
【0012】
また請求項3に記載の読取装置のように、検査区域を、画像領域を水平方向へ走査するための主走査線及び垂直方向へ走査するための副走査線とそれぞれ平行な線によって区画される矩形の区域にすると、データを扱い易くなる。すなわち、2次元光学センサ(例えばCCDエリアセンサ)は主走査線および副走査線方向にマトリックス状に画素が配列されているからである。
【0013】
請求項4に記載の読取装置では、ディスプレイ装置の画面上にタッチパネルを設けてこれを指定手段とし、このタッチパネルで指定された箇所およびその指定を受けた順序を指定順序記憶手段が記憶する。そして復号制御手段は、指定順序記憶手段に記憶された箇所の下の画面に、復号モードにおいて表示された情報コードを、指定順序記憶手段に記憶された順序で復号する。
【0014】
このような読取装置によれば、復号する情報コードの指示を直観的に行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を図面と共に説明する。
まず、図1に本発明を適用したハンディターミナル1の正面図を示す。ハンディターミナル1は、その上部に設けられた情報コード読取部5と、液晶ディスプレイ7と、矢印キー9と、ENT11と、電源スイッチ13と、モード切替キー14と、終了キー15と、取消キー16と、テンキー17と、トリガスイッチ18とを備えている。なお、ハンディターミナル1には本図に示された構成以外にも、外部機器(例えば、ホストコンピュータ)とデータのやり取りをするためのコネクタや、このやり取りに関する指示などをするためのボタン類を備えているが、省略した。
【0016】
ハンディターミナル1の構成の概略を図2に示す。ハンディターミナル1は、照明19、レンズ21、光学的センサ23、センサ駆動回路25、照明駆動回路27を備えた光学系部分、マイコン31、メモリ33、波形整形部35、データ出力部37を備えた復号処理部、液晶ディスプレイ7、キー群41からなるマンマシンインタフェース部、電源回路43、バッテリ45からなる電源部に分けられる。なお、光学的センサ23は2次元CCDイメージセンサであり、レンズ21にて結像された像を2次元データとして検出することができる。また、データ出力部37は、復号結果を外部のコンピュータシステムなどに出力するために使用される。
【0017】
復号処理部は、バーコード47、QRコード49、マイクロQR51(これらを総じて情報コードという。またこれらが複数、光学情報記録面に記録された状態をコード群という。またQRコード49、マイクロQR51は何れも2次元コードである)を処理可能にされている。具体的には、コード群が記録された光学情報記録面に照明19により光を照射し、この反射光がレンズ21により光学的センサ23上に結像され、光電変換される。変換結果は波形整形部35で増幅され、2値化されてメモリ33内に格納される。2値化の結果はメモリ33内の画像RAMにも記録され、これにより液晶ディスプレイ7上で、ハンディターミナル1のユーザはハンディターミナル1が読み込んだ画像を見ることができる。
【0018】
この格納された画像情報を元にマイコン31が復号を行なう。メモリ33は、2値化の結果や後述するプログラムの処理に用いるデータ等を一時的に記憶する領域や画像RAMの他、ハンディターミナル1の電源を切っても格納した内容が消えない不揮発性RAM、マイコン31により実行されるプログラムが格納されたROMも含んでいる。キー群41とは、矢印キー9、ENTキー11、…、トリガスイッチ18の総称である。
【0019】
マイコン31にて実行される情報コード読み取り処理のフローチャートを図3に示す。本処理は電源スイッチ13が操作されてハンディターミナル1が電源ON状態になると起動する。本処理が起動するとまずステップ(以下、Sと記す)100にてハンディターミナル1の各部の初期化を行なう。そしてS110にてモード選択画面を液晶ディスプレイ7に表示する。その表示内容は、図4(a)に示すようなものである。この画面は、メモリ33のROM領域に格納されており、マイコン31がこれを画像RAMに転送することにより液晶ディスプレイ7に表示される。ここで設定モードとは、コード群の内のどの情報コードを復号するかをユーザがハンディターミナル1に指示するモードであり、読取モードとは設定モードにて行なわれた設定にしたがって、実際にハンディターミナル1にてコード群の復号を行なうモードである(本発明の復号モードに相当)。本図に示されているように、設定モードを選ぶときには、テンキー17の「1」を押す。読取モードを選ぶときには、テンキー17の「2」を押す。
【0020】
図3に戻る。続くS120では、設定モードが選択されたか否かを判定する。具体的には、テンキー17の内、「1」が押されたか「2」が押されたかを判断する。ここではユーザが設定モードを選んだものとする。するとS130に進み光学情報記録面から画像の読み込みを行なう。そして続くS140でラベリング処理を行なう。このラベリング処理では、S130で読み取った画像を格子状に分け、その各格子内において発生している画像データに基づいて明暗の変化点の数を計数する。そして、その計数された明暗変化の数に基づいて、情報コードが存在する可能性の高い検査区域を抽出し、その抽出された検査区域を、メモリにおける情報コードの推定位置とする。例えば、図4(b)のような画像をS130で読み取った場合、S140でラベリングを行なうと、S150では図5(a)のような画像が液晶ディスプレイ7に表示される。
【0021】
ユーザは、この画面に基づき、復号させたい順序でテンキー17を操作する。例えば、図5(a)において画面の右上に存在する情報コード、画面の中央のやや下に存在しする情報コードをこの順序で復号し、左上に存在する情報コードは復号しなくてもよい場合には、テンキー17の「2」「3」をこの順序で押し、最後に終了キー15を押す。なお、この記載から判るように、情報コードを1つのみ指定することも可能である。図3に戻る。このようにして指示を受ける(S160)と、S170にて指示内容をメモリ33の不揮発性の領域に格納する。前記例では「初めに画面の右上にある情報コードを復号し、次に画面中央のやや下にある情報コードを復号する」という内容がメモリ33に格納される。このように指示の内容がメモリ33に格納されると本処理を終了する。
【0022】
S120にて読取モードを選択したと判定された場合には、S210に進む。なおS210の処理は、トリガスイッチ18が押されることによっても起動される。S210では指示内容をメモリ33から読み出す。前記例によれば「初めに画面の右上にある情報コードを復号し、次に画面中央のやや下にある情報コードを復号する」という内容となる。
【0023】
そして続くS220にて画像の読み込みを行なう。こうして読み取った画像データに対し、S210で読み取った指示内容にしたがって復号を順次行なう(S230)。すなわち、まず画面中央の右上にある情報コードを復号する。詳しく言うと、指示内容が示す位置にある情報コードがどんな規格の符号であるかを判別してから復号を行なう。この判別は、読み取ったコードのサイズ、データの特徴等に基づき行なわれる。そしてこの復号結果をメモリ33に一時的に記憶する(S240)。そしてS250では、指示内容にある情報コードが全て復号されたかを判定する。前記例では「画面中央のやや下にある情報コードを復号」が残っているので、NOと判定されてS230に戻る。YESと判定された場合には本処理を終了する。なお、新たに画像を読み取らせ、その復号を行なわせたいときには、トリガスイッチ18を押す。するとS210から処理が開始される。
【0024】
また、S220〜S260の処理を行なっているときにモード切替キー14を押すと、設定モードへモードを遷移させることができる。例えば、読取モードにおいて、復号対象の情報コードを変更したくなった場合には、モード切替キー14を押すことにより、S130の処理が起動される。
【0025】
このようなハンディターミナル1によれば、復号対象の情報コードの推定位置およびその復号の順序を設定モードで一度設定しておけば、トリガスイッチ18を押すだけで次々に所望の情報コードのみを所望の順序で復号することができる。
【0026】
また、一度設定した指示内容は、メモリ33に不揮発的に記憶されるので、前回、ハンディターミナル1を使ったときと同じ指示内容で復号して良い場合には、電源を入れ、図4(a)の画面が表示されたときに「読取モード」を選択するだけで良い。しかも、復号は、ラベリング処理によって抽出された推定位置のみを処理対象とするので、画像データ全体を復号対象にした場合に比べ処理の負荷が小さくて済む。
【0027】
ここで、本実施の形態の構成と本発明の構成との対応関係を示す。ハンディターミナル1が情報コード読取装置に相当し、光学的センサ23が画像検出手段に相当し、S210〜S250が復号制御手段に相当し、S150が概略位置表示手段に相当し、テンキー17が指定手段に相当し、S180が指定順序記憶手段に相当し、S110およびモード切替キー14がモード切替手段に相当する。
【0028】
以上、本発明の一実施形態として、ハンディターミナル1について説明してきたが、本発明はこの実施形態に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。
例えば、ハンディターミナル1をバーコード47、QRコード49、マイクロQR51以外の情報コードをも復号可能に構成したり、専ら2次元コードを復号しバーコード47を復号できない読取装置としたりしても良い。
【0029】
また、タッチパネルを用いてモードの選択や情報コードの指定が可能な態様にしても良い。タッチパネルは、液晶ディスプレイ7に重ねて設置される透明の部材で、ペンや指でその表面に触れると、その触れられた位置をマイコン31で認識可能にされている。マイコン31はその位置に表示されていた情報に対応する処理を行なう。例えば、図4(a)が表示された状態で、「設定モード」と表示された箇所に触れると、図3のS130以下の処理が起動される。また図5(a)の画面で、前記と同様の指定を行なうには、▲2▼と表示された推定位置に触れ、次に▲3▼と表示された推定位置に触れ、最後に終了キー15を押す。こうすれば、モード選択や復号対象の指定を直観的に行なうことができる。なお、タッチパネルを用いる場合には、図4(a)、図5(a)に示された▲1▼〜▲3▼の数字は表示不要となる。
【0030】
前記実施形態では、画像検出手段として2次元CCDイメージセンサを用いたが、これ以外の2次元光学センサを用いても良い。また、1次元光学的センサを用いても良い。ただしこの場合には、コード群は、図5(b)に示すように走査方向が一直線に並んだバーコードからなるものに限られる(バーコード47a、47b、47cの規格は、復号処理部で復号可能にされてさえいれば、互いに同じでなくともよい)。指定の仕方は前記実施形態と同様、図5(b)のような画像を液晶ディスプレイ7に表示させテンキー17で指定するようにすれば良い。
【0031】
あるいは、バーコード47a〜47cが一直線に並んでいる必要があることに鑑みて、液晶ディスプレイ7を排し、代わりに走査方向に平行に複数のLEDを一直線に配置してもよい。そして読み取った一次元画像の中でバーコード47a〜47cが存在する箇所に対応するLEDのみを点灯させる(1つのバーコード中の白い部分は無視し、そのバーコードの左端に対応する位置から右端に対応する位置までに対応するLEDを点灯させる)。この態様で図5(b)のコード群を読み取った場合、バーコード47a、47b、47cに対応した長さの、光るLEDからなる線を3本視認できることになる。そして、これらの線に対応して「左から1、2、3(線が4本以上ある場合には更に4、5、…)と番号を付与する」と予め決めておき、テンキー17で復号対象のバーコードおよびそれらの復号の順序を指定できるようにしておくと簡単である。LEDに代えて一直線に並んだ液晶素子を用いてバーコードの位置および数を表示してももちろん良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるハンディターミナル1の正面図である。
【図2】 ハンディターミナル1の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 マイコン31により実行される情報コード読み取り処理を示すフローチャートである。
【図4】 モード選択を行なう場合の液晶ディスプレイ7の表示態様などを示す説明図である。
【図5】 ラベリング処理が行なわれた結果などを示す説明図である。
【符号の説明】
1…ハンディターミナル 5…情報コード読取部
7…液晶ディスプレイ 9…矢印キー
11…ENTキー 13…電源スイッチ
14…モード切替キー 15…終了キー
16…取消キー 17…テンキー
19…照明 21…レンズ
23…光学的センサ 25…センサ駆動回路
27…照明駆動回路 31…マイコン
33…メモリ 35…波形整形部
37…データ出力部
47、47a、47b、47c…バーコード
49…QRコード 51…マイクロQR
Claims (4)
- 複数の情報コードが記録された光学情報記録面からの反射光を検出する画像検出手段と、該画像検出手段により検出された反射光に含まれる情報コードを復号する復号手段と、を備えた情報コード読取装置において、
前記画像検出手段により検出された反射光を画像データとしてメモリに記憶する画像データ記憶手段と、
該画像データ記憶手段に記憶された画像データの中から前記情報コードの概略的な存在位置を推定する位置推定手段と、
該位置推定手段により推定された前記概略的な存在位置を視覚的に表示する概略位置表示手段と、
該概略位置表示手段によって表示された前記概略的な存在位置の中から、前記復号手段に復号させる情報コードの存在位置を順次指定するための指定手段と、
該指定手段によって指定された前記概略的な存在位置および指定を受けた順序を記憶する指定順序記憶手段と、
該指定順序記憶手段に前記概略的な存在位置が記憶された情報コードのみを、前記指定を受けた順序で前記復号手段に復号させる復号制御手段と、
前記概略的な存在位置および指定された順序を前記指定順序記憶手段に記憶する設定モード、および前記指定順序記憶手段に記憶された前記概略的な存在位置に存在する情報コードを該指定順序記憶手段に記憶された前記順序にしたがって前記復号制御手段に復号させる復号モード、の少なくとも2つのモードに、使用者の指示に応じて当該情報コード読取装置を切り替えるモード切替手段と、
を備え、
前記概略位置表示手段が、
前記メモリにおける1画像領域を複数の検査区域に分割し、その分割された検査区域毎に、当該区域内に含まれる画像データに基づいて明暗の変化点の数を計数し、
その計数された明暗変化点数に基づいて、情報コードが存在する可能性の高い検査区域を抽出し、その抽出された検査区域を、前記メモリにおける前記情報コードの概略的な存在領域として推定するもの
であることを特徴とする情報コード読取装置。 - 前記画像検出手段が、2次元光学センサであり、
前記概略位置表示手段が、2次元画像を表示するディスプレイ装置である
ことを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取装置。 - 前記検査区域は、前記画像領域を水平方向へ走査するための主走査線及び垂直方向へ走査するための副走査線とそれぞれ平行な線によって区画される矩形の区域であること、
を特徴とする請求項1または2に記載の情報コード読取装置。 - 前記指定手段が、前記ディスプレイ装置の画面上に設置されたタッチパネルであり、
前記指定順序記憶手段が、前記タッチパネルで指定された箇所を、その指定を受けた順序と共に記憶するものであり、
前記復号制御手段が、前記指定順序記憶手段に記憶された箇所に、復号モードにおいて読み取られた情報コードのみを、該指定順序記憶手段に記憶された前記順序で前記復号手段に復号させるもの
であることを特徴とする請求項1から3にいずれか記載の情報コード読取装置。
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