JP3695009B2 - 無線通信システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、周波数ホッピング方式により所定のホッピングパターンに従って周波数を切り換えながら通信機相互間で双方向通信を行う無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年において、通信データを変調後に拡散して送信する一方、受信した信号を逆拡散して復調することにより通信データを得るスペクトラム拡散方式の無線通信システムが、周波数の有効利用および低い電力密度の通信を可能にすることから注目されている。そして、特に、スペクトラム拡散方式による送受信時に、拡散および逆拡散を周波数を順次切り換える周波数ホッピングで行うと、信号の秘匿性が極めて高いものとなるため、この周波数ホッピングを適用したスペクトラム拡散方式の無線通信システムが例えば電話機やファクシミリ装置等の各種の分野において広範囲に採用されようとしている。
【0003】
従来、上記方式の無線通信システムは、拡散および逆拡散のパターンを示す拡散符号に基づき複数チャンネルをランダムに配置した同一のホッピングパターンを全通信機に備えさせている。そして、例えば親機となる通信機から特定の子機となる通信機に対して通信を行う場合には、先ず、通信開始処理において子機のIDデータ等を含む呼出信号を親機で形成させ、この呼出信号を一定の滞留時間毎に周波数ホッピングさせながら拡散変調信号として送信させる。この際、子機に対しては、所定チャンネルの周波数の拡散変調信号を受信するように待機させておき、親機からの拡散変調信号を捕捉したときに、滞留時間毎にホッピングパターンに従った周波数の切り換えを行わせて親機からの呼出信号を逆拡散して受信させる。この後、親機と子機との同期を確立させた後、周波数ホッピングを親機および子機において繰り返して行わせることによって、音声データ等の通信データを継続して送受信させる通信処理を実行させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のように、ホッピングパターンに従って滞留時間毎に周波数ホッピングを行う構成では、通信開始処理において所定チャンネルの拡散変調信号を受信するように待機した子機が捕捉に失敗すると、親機がホッピングパターンに従って周波数ホッピングを一巡させ、この捕捉に失敗したチャンネルの拡散変調信号を次に送信するまで待ち時間が発生することになる。
【0005】
この場合、ホッピングパターンにより一巡する時間は、ホップ数(チャンネル数)と滞留時間との積算値であるため、ホップ数が少なければ待ち時間を短縮することができる。ところが、このようにホップ数を減少させると、盗聴が容易となるため、周波数ホッピングの特質である高い秘匿性を十分に発揮させることができないという問題が生じることになる。その一方、ホップ数を増加させると、高い秘匿性を得ることはできるが、上述のようにホッピングパターンにより一巡する時間が増大することによって、呼出しに長時間を要し易くなるという問題が生じることになる。
【0006】
従って、本発明は、高い秘匿性を実現しながら短時間で呼出しを完了させることができる無線通信システムを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、周波数ホッピング方式により所定のホッピングパターンに従って周波数を切り換えながら通信機相互間で双方向通信を行う無線通信システムであって、呼出側の通信機は、通信開始処理時に、通信処理時のホッピングパターンのホップ数よりも少ないホップ数を有する通信開始処理時のホッピングパターンで呼出信号を拡散した拡散変調信号を送信し、前記拡散変調信号を受信した被呼出側の通信機からの応答信号を受信したか否かを判定し、前記応答信号を受信したと判定した場合には前記通信処理時のホッピングパターンで通信処理を行い、前記被呼出側の通信機は、通信開始処理時に、前記呼出側の通信機が送信した前記拡散変調信号を受信し、受信した前記拡散変調信号を逆拡散して得た前記呼出信号に基づいて自己を呼出したものか否かを判定し、自己を呼出したものと判定した場合は前記応答信号を送信することを特徴としている。これにより、通信開始処理時において、開始処理のエラーや同期捕捉の失敗、同期外れ等が生じても、通信開始処理時のホップ数が少ないため、短時間で同期の再捕捉等を行うことができる。従って、受信待機時間を短縮化することができると共に、通信開始処理時の消費電力を低減して省電力化を図ることができる。また、通信処理時においては、通信開始処理時よりも多くのホップ数で周波数ホッピングすることによって、通信内容についての高い秘匿性を実現することが可能になっている。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に周波数ホッピングの同期を確立することを特徴としている。これにより、少ないホップ数のホッピングパターンで通信開始処理が行われているため、同期の確立に失敗しても即座に同期の再確立が可能となる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始することを特徴としている。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンの1つの周波数で受信待機するため、該ホッピングパターンによる呼出しが繰り返されることによって、呼出側の通信機からの信号を確実に受信することができる。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1または2記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機し、該周波数が干渉されているとき、残りの周波数のうちの1つの周波数で受信待機するという処理を所定の周波数となるまで繰り返して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始することを特徴としている。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンのうちの1つまたは2つ以上の周波数が干渉を受けていた場合でも、残りの周波数で呼出側の通信機からの信号を受信することができるため、通信開始処理を安定して行うことができる。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3または4記載の無線通信システムであって、前記被呼出側の通信機は、通信開始処理毎に、受信待機する周波数をランダムに設定することを特徴としている。これにより、通信開始処理毎にランダムに設定された周波数で受信待機するため、特定の周波数において干渉を受ける確率を小さくすることができる。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記通信開始処理時のホッピングパターンが全通信機間で同一に設定されていることを特徴としている。これにより、呼び出す通信機に応じてホッピングパターンを変更する必要がなく一斉呼出しが可能となる。
【0013】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の無線通信システムであって、通信機として、外部回線に接続された親機と、その親機と通信可能且つ相互に通信可能な複数の子機とを有し、親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信では、ホッピングパターンが異なることを特徴としている。これにより、親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信とが同時に行われた場合に、両通信が異なるホッピングパターンで行われるようになっているため、両通信の周波数が干渉しあう確率が低下して高い信頼性で通信を行うことができる。
【0014】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記通信開始処理時のホッピングパターンで使用される周波数と、前記通信処理時のホッピングパターンで使用される周波数とが異なることを特徴としている。これにより、通信開始処理時に使用される周波数と、通信処理時に使用される周波数とが異なるため、通信機間で通信が行われている最中に、他の通信機間で通信開始処理を行う場合に干渉を受けることがなく、確実な呼出しが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図9に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る無線通信システムは、図2に示すように、外部回線に接続された1台の親機10(通信機)と、この親機10と通信可能且つ相互に通信可能な5台の子機11〜15(通信機)とを有している。尚、これらの親機10や子機11〜15には、電話機やファクシミリ装置、プリンタ装置、コンピュータ等を適用することができる。親機10と子機11〜15との通信および子機11〜15間の通信は、図3に示すように、TDD(Time Division Duplex)方式により行われるようになっており、一方が送信状態(TX)のときには他方を受信状態(RX)とし、この送信状態(TX)と受信状態(RX)とを交互に置き換えることにより通信を行うようになっている。
【0016】
上記の親機10および子機11〜15は、図4に示すように、通信データを周波数ホッピングしながらスペクトラム拡散方式により送受信する無線通信部1を有している。無線通信部1は、図示しない外部回路に対して通信データをデータ処理して入出力するインターフェース部21を有している。インターフェース部21は、通信データが音声信号である場合、音声信号とデジタル信号とを相互変換するコーデックおよび圧縮器を有している一方、通信データが非音声信号である場合、バッファやエラー訂正処理等を行うデータ変換器を有している。
【0017】
上記のインターフェース部21は、通信データを変調する変調部22aと、通信データを復調する復調部22bとを有した変復調器22に接続されている。変復調器22は、コントローラ35からの送信指令信号pおよび受信指令信号qにより変調部22aと復調部22bとの作動状態を通信データの送信時と受信時とで切り換えるようになっている。そして、送信時に作動される変調部22aは、ミキサを備えたアップコンバータ23に接続されている。
【0018】
上記のアップコンバータ23には、PLL局部発振器25が接続されており、PLL局部発振器25には、図5にも示すように、複数チャンネルC1,C2,...CL,..CM分の拡散符号(拡散周波数データ)f1,f2,...fL,...fM を格納したホップテーブル26が接続されている。これらのホップテーブル26およびPLL局部発振器25には、コントローラ35から所定の滞留時間毎にホップ信号rが入力されるようになっており、ホップテーブル26は、ホップ信号rが入力されるたびに、ホップ信号rが示すチャンネル設定値Sのチャンネルに対応する拡散符号fをPLL局部発振器25に出力し、PLL局部発振器25から拡散符号f1,f2,...fL,...fM に対応した周波数の拡散信号(局部発振信号)sをアップコンバータ23に出力させるようになっている。以下、特定の拡散符号(例えばf1)に対応する周波数を示すとき、例えば周波数(f1)と示すこととする。そして、アップコンバータ23は、PLL局部発振器25からの拡散信号sと、変調部22aからの通信データの変調信号tとを加え合わせることによって、拡散された周波数の拡散変調信号uを形成するようになっている。
【0019】
上記のアップコンバータ23は、拡散変調信号uを増幅するパワーアンプ24を介して送受切換器27に接続されている。送受切換器27には、コントローラ35から送信指令信号pおよび受信指令信号qが入力されるようになっており、送信指定信号pが入力されたときには、作動状態を送信可能状態としてパワーアンプ24からの拡散変調信号uをアンテナ28から送信させるようになっている。一方、受信指定信号が入力されたときには、作動状態を受信可能状態とし、アンテナ28を介して受信された拡散変調信号uをローノイズアンプ31に出力させるようになっている。
【0020】
上記のローノイズアンプ31は、ダウンコンバータ32に接続されており、ダウンコンバータ32に対して拡散変調信号uを増幅して出力するようになっている。ダウンコンバータ32には、上述のアップコンバータ23に入力される拡散信号sがPLL局部発振器25から入力されるようになっており、ダウンコンバータ32は、拡散信号sを基にして拡散変調信号uを逆拡散して変調信号tを形成し、この変調信号tを復調部22bに出力するようになっている。そして、復調部22bは、入力された変調信号tを復調した後、インターフェース部21に出力するようになっている。
【0021】
上記の構成を有した無線通信部1は、電源部36から電力を供給されることにより作動するようになっており、電源部36は、通信開始処理前において一部またはコントローラ35を除く全部の無線通信部1に対して電力供給を制限するように、コントローラ35により電力の供給先が設定されるようになっている。即ち、コントローラ35は、スリープモード時にコントローラ35に対してのみ電力供給するように制御し、受信待機モード時にアップコンバータ23およびパワーアンプ24からなる送信部を除いて電力供給するように制御し、通信モード時に無線通信部1の全体に電力供給するように制御するようになっている。
【0022】
また、上記のようにして各部を制御するコントローラ35は、図6および図7の通信開始処理および通信処理を行う通信制御ルーチンを実行するようになっている。通信制御ルーチンは、通信開始処理において特定の親機10や子機11〜15との間で拡散変調信号uの同期を確立するように、呼出信号を送信する呼出し処理や呼出信号を受信する受信待機処理を行い、拡散変調信号uの同期を確立した後、音声データ等を送受信する通信処理に移行するようになっている。また、この通信制御ルーチンは、通信開始処理時のホッピングパターンのホップ数が通信処理時のホッピングパターンのホップ数よりも少なくなるように、通信開始処理における呼出し処理時にホップテーブル26の一部のチャンネルC1,C2,...CL を用いたホッピングパターンで周波数ホッピングを行わせるようになっている一方、通信処理時にホップテーブル26の全チャンネルC1,C2,...CL,..CMを用いたホッピングパターンで周波数ホッピングを行わせるようになっている。
【0023】
上記の構成において、無線通信システムの動作を図6および図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0024】
先ず、図4に示すように、コントローラ35がスリープモードを実行することによって、電源部36からの電力供給がコントローラ35だけに制限され、消費電力が必要最小限に抑制される(S1)。電力供給を受けるコントローラ35は、通信制御ルーチンの実行を継続しており、図示しない呼出スイッチ等の操作状態を確認することによって、呼出しを行うように指示されたか否かを判定する(S2)。呼出しを行うと判定した場合には(S2,YES)、通信モードとなって電源部36から無線通信部1の各部に対して電力供給を開始させると共に、図5のホップテーブル26の一部のチャンネルC1,C2,...CL を用いたホッピングパターンとなるように、最大チャンネルカウント値Cmax を“L”、チャンネル設定値Sを“1”、およびチャンネルカウント値Cを“1”に設定する(S3)。
【0025】
この後、コントローラ35が送信指令信号pを変復調器22および送受切換器27に出力することによって、変復調器22の変調部22aを作動状態に設定すると共に、送受切換器27を送信状態に設定する。また、チャンネル設定値Sが“1”のホップ信号rをホップテーブル26およびPLL局部発振器25に出力することによって、ホップテーブル26に対して第1番目のチャンネルC1の拡散符号f1をPLL局部発振器25に出力させ、この拡散符号f1に対応した周波数(f1)の拡散信号sをPLL局部発振器25からアップコンバータ23およびダウンコンバータ32に出力させる。
【0026】
次に、被呼出側の親機10や子機11〜15のIDデータ等を含む呼出信号をインターフェース部21を介して変復調器22に取り込み、変調部22aにより変調した後、変調信号tとしてアップコンバータ23に出力する。そして、このアップコンバータ23において、変調信号tとPLL局部発振器25からの拡散信号sとを加え合わせて拡散変調信号uを形成させる。この後、この拡散変調信号uをパワーアンプ24で増幅させた後、送受切換器27を介してアンテナ28から送信する(S4)。
【0027】
上記のS4により呼出送信が終了すると、コントローラ35が受信指令信号qを変復調器22および送受切換器27に出力することによって、変復調器22の復調部22bを作動状態に設定すると共に、送受切換器27を受信状態に設定し(S5)、被呼出側からの応答信号を受信したか否かを判定する(S6)。応答がない場合には(S6,NO)、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウント値Cmax (“L”)よりも小さな値であるか否かを判定し(S7)、小さな値であれば(S7,YES)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”カウントアップする一方(S8)、小さな値でなければ(S7,NO)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”にリセットする(S9)。そして、図示しない内部タイマー等により所定の滞留時間が経過したときに、チャンネル設定値Sを示すホップ信号rをホップテーブル26およびPLL局部発振器25に出力して周波数ホッピングさせた後(S10)、S4から再実行して呼出し処理を継続する。
【0028】
これにより、図1に示すように、被呼出側(子機11)がスリープモードとなっていて応答しない場合には、S4からS10を繰り返して実行することによって、初期値“1”から最大チャンネルカウント値Cmax “L”までのホッピングパターンの拡散変調信号uで呼出し処理が行われることになる。従って、図5のホップテーブル26の一部のチャンネルC1,C2,...CL を用いたホップ数であるため、ホッピングパターンを一巡する周期がホップテーブル26の全チャンネルC1,C2,...CL,..CMを用いた場合よりも短いものとなっており、被呼出側(子機11)が拡散符号f1に対応した逆拡散で受信待機する受信待機モードとなってから早期に同期捕捉することが可能になっている。
【0029】
次に、被呼出側からの応答信号を受信した場合には(S6,YES)、図5のホップテーブル26の全チャンネルC1,C2,...CL,..CMを用いたホッピングパターンとなるように、最大チャンネルカウント値Cmax を“M”に設定する(S11)。この後、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウント値Cmax (“M”)よりも小さな値であるか否かを判定し(S12)、小さな値であれば(S12,YES)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”カウントアップする一方(S13)、小さな値でなければ(S12,NO)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”にリセットする(S14)。そして、図示しない内部タイマー等により所定の滞留時間が経過したときに、チャンネル設定値Sを示すホップ信号rをホップテーブル26およびPLL局部発振器25に出力して周波数ホッピングさせた後(S15)、チャンネル設定値Sの拡散符号fSに対応した周波数の拡散変調信号uで通信データを送信(S16)および受信(S17)する。そして、通信が終了した否かを判定し(S18)、終了していれば(S18,YES)、スリープモードの電源状態となるように電源部36をオフ状態にし(S19)、終了していなければ(S18,NO)、S12から再実行することによって、滞留時間毎の周波数ホッピングを繰り返しながら通信データの送受信を継続する。
【0030】
これにより、図1に示すように、呼出側(親機10)と被呼出側(子機11)との同期が確立(f1)した後は、S12からS18までの通信処理を繰り返して実行することによって、初期値“1”から最大チャンネルカウント値Cmax “M”までのホッピングパターンの拡散変調信号uで通信処理が行われることになる。従って、通信処理は、図5のホップテーブル26の全部のチャンネルC1,C2,...CL,..CMを用いたホップ数で行われるため、通信開始処理における呼出し処理時のホッピングパターンで通信を行う場合よりも、干渉を受ける確率が1/Lから1/Mに減少したものになっていると共に、秘匿性が向上したものになっている。
【0031】
次に、S2において、呼出しを行わないと判定した場合には(S2,NO)、内部タイマー等を用いて所定時間の経過によりタイムアップしたか否かを判定し(S20)、タイムアップしていなければ(S20,YES)、S1のスリープモードを継続する。一方、タイムアップすると(S20,NO)、受信待機モードとなって電源部36から無線通信部1の送信部(アップコンバータ23、パワーアンプ24)を除いて電力供給を開始させると共に、図5のホップテーブル26の一部のチャンネルC1,C2,...CL を用いたホッピングパターンとなるように、最大チャンネルカウント値Cmax を“L”に設定し(S21)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”に設定する(S22)。
【0032】
この後、コントローラ35が受信指令信号qを変復調器22および送受切換器27に出力することによって、変復調器22の復調部22bを作動状態に設定すると共に、送受切換器27を受信状態に設定する。また、チャンネル設定値Sが“1”のホップ信号rをホップテーブル26およびPLL局部発振器25に出力し、ホップテーブル26に対して第1番目のチャンネルC1の拡散符号f1をPLL局部発振器25に出力させ、この拡散符号f1に対応した周波数(f1)の拡散信号sをPLL局部発振器25からダウンコンバータ32に出力させる。そして、ダウンコンバータ32に対して周波数(f1)で逆拡散させるように設定し、この周波数(f1)の拡散変調信号uを受信可能な状態にして待機する(S23)。
【0033】
次に、上記の拡散変調信号uを受信したか否かを判定し(S24)、受信していなければ(S24,NO)、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウント値Cmax (“L”)よりも小さな値であるか否かを判定する(S25)。そして、小さな値であれば(S25,YES)、チャンネルカウント値Cのみを“1”カウントアップした後(S28)、S23を再実行して受信待機する。一方、小さな値でなければ(S25,NO)、現在の周波数(f1)が例えば他の子機11〜15同士の周波数(f1)と干渉し合っている場合のように、妨害を受けているか否かを判定する(S27)。そして、妨害を受けていなければ(S27,NO)、スリープモードの電源状態となるように電源部36をオフ状態にする(S19)。一方、妨害を受けていれば(S27,YES)、チャンネル設定値Sを“4”に切り換えると共にチャンネルカウント値Cを“1”に設定した後(S27)、S23を再実行することによって、図8に示すように、拡散符号f4に対応した周波数(f4)の拡散変調信号uを受信可能な状態にして待機する。これにより、周波数(f1)同士の干渉により通信が妨害されていた場合でも、他の周波数(f4)に変更することによって、通信の接続条件を向上させることができるようになっている。尚、この周波数の干渉の程度は、データ冗長により算出したエラーレートにより判別することができ、そのエラーレートが所定の基準値を超えるか否かにより妨害の有無を判定し、超えるときに、妨害ありと判定するようになっている。
【0034】
一方、S24において、周波数(f1)の拡散変調信号uを受信した場合には(S24,YES)、続いて、逆拡散した呼出信号中のIDデータを基にして自己を呼び出したものであるか否かを判定する(S29)。自己を呼び出した呼出信号でなければ(S29,NO)、上述のS25を実行してチャンネルカウント値Cを確認する一方、自己を呼び出した呼出信号であれば(S29,YES)、呼出側のIDデータ等を含んだ応答信号を送信する(S30)。
【0035】
この後、上記のようにして通信開始処理時において同期を確立させると、通信処理を開始するように、最大チャンネルカウント値Cmax を“M”に設定する(S31)。この後、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウント値Cmax(“M”)よりも小さな値であるか否かを判定する(S32)。小さな値であれば(S32,YES)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”カウントアップする一方(S33)、小さな値でなければ(S32,NO)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”にリセットする(S34)。そして、図示しない内部タイマー等により所定の滞留時間が経過したときに、チャンネル設定値Sを示すホップ信号rをホップテーブル26およびPLL局部発振器25に出力して周波数ホッピングさせた後(S35)、チャンネル設定値Sの拡散符号fS に対応した周波数(fs)の拡散変調信号uで通信データを受信(S36)および送信(S37)する。そして、通信が終了したか否かを判定し(S38)、終了していれば(S38,YES)、スリープモードの電源状態となるように電源部36をオフ状態にし(S19)、終了していなければ(S38,NO)、S32から再実行することによって、滞留時間毎の周波数ホッピングを繰り返しながら通信データの送受信を継続する。
【0036】
以上のように、本実施形態の無線通信システムは、図1に示すように、通信開始処理時のホッピングパターン(チャンネルC1,C2,...CL )のホップ数が通信処理時のホッピングパターン(チャンネルC1,C2,...CL,..CM)のホップ数よりも少ない構成としている。これにより、通信開始処理時において、開始処理のエラーや同期捕捉の失敗、同期外れ等が生じても、少ないホップ数により周波数ホッピングの一巡時間が短いため、短時間で同期の再捕捉等を行うことができる。従って、受信待機時間を短縮化することができると共に、通信開始処理時の消費電力を低減して各通信機の省電力化を図ることができるようになっている。
【0037】
また、本実施形態の無線通信システムは、通信開始処理時に周波数ホッピングの同期を確立する構成としている。これにより、少ないホップ数のホッピングパターンで通信開始処理を実施するため、同期の確立に失敗しても即座に同期を再確立することが可能になっている。
【0038】
また、本実施形態の無線通信システムは、通信開始処理時に、呼出側の通信機(親機10)は、通信開始処理時のホッピングパターン(チャンネルC1,C2,...CL )で呼出しを行い、被呼出側の通信機は、通信開始処理時のホッピングパターンの周波数(f1,f2,...fL)のうちの1つの周波数(f1) で受信待機し、呼出側の通信機からの信号を受信した後に周波数ホッピングを開始する構成としている。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンの1つの周波数で受信待機するため、ホッピングパターンによる呼出しが繰り返されることによって、呼出側の通信機からの信号を確実に受信することが可能になっている。
【0039】
また、本実施形態の無線通信システムは、図8に示すように、通信開始処理時に、呼出側の通信機は、通信開始処理時のホッピングパターン(チャンネルC1,C2,...CL )で呼出しを行い、被呼出側の通信機は、通信開始処理時のホッピングパターンの周波数(f1,f2,...fL)のうちの1つの周波数(f1) で受信待機し、該周波数が干渉されているとき、残りの周波数(f2,...fL) のうちの1つの周波数(f4)で受信待機するという処理を所定の周波数(f4)となるまで繰り返し、呼出側の通信機からの信号を受信した後に周波数ホッピングを開始する構成としている。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンのうちの1つまたは2つ以上の周波数(f1)が干渉を受けていた場合でも、残りの周波数(f4)で呼出側の通信機からの信号を受信することができるため、通信開始処理を安定して行うことができるようになっている。
【0040】
また、本実施形態においては、図1に示すように、被呼出側の子機11が周波数(f1) で受信待機するようになっているが、これに限定されることはなく、被呼出側の通信機は、通信開始処理毎に、受信待機する周波数をランダムに設定するようになっていても良い。そして、この構成によれば、通信開始処理毎にランダムに設定された周波数で受信待機するため、特定の周波数において干渉を受ける確率を小さくすることができる。
【0041】
また、本実施形態の無線通信システムは、通信開始処理時のホッピングパターンが全通信機間で同一に設定されていることが望ましい。これにより、呼び出す通信機に応じてホッピングパターンを変更する必要がなく一斉呼出しが可能となる。
【0042】
さらに、本実施形態の無線通信システムは、通信処理時のホッピングパターンが各通信機間で異なることが望ましく、特に、ホッピングパターンが外部回線に接続された親機と、その親機と通信可能且つ相互に通信可能な複数の子機とを有している場合には、親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信では、ホッピングパターンが異なる構成であることが望ましい。さらには、通信開始処理時のホッピングパターンで使用される周波数と、通信処理時のホッピングパターンで使用される周波数とが異なる構成であることが望ましい。
【0043】
具体的に説明すると、図9に示すように、親機10および子機11〜15には、共通の通信開始処理用のホッピングパターンが備えられている。そして、例えば親機10が第1の子機11に対して周波数(f1,f2,...fL) のホッピングパターンで送信信号を送信して通信開始処理を行うと、この子機11は、スリープモードから周波数(f1)で受信待機モードとなった後、親機10との同期を確立する。この後、通信開始処理用のホッピングパターンの最終の周波数(fL)となった後、親機10および子機11は、通信処理用の周波数(g1,g2,...gL,...gM)のホッピングパターンに切り換えて通信処理を継続する。
【0044】
また、上記のようにして親機10と第1の子機11との間で通信処理が行われている際に、第2の子機12が第3の子機13に対して周波数(f1,f2,...fL) のホッピングパターンで送信信号を送信して通信開始処理を行った場合、第3の子機13は、スリープモードから周波数(f2)で受信待機モードとなった後、第2の子機12との同期を確立する。この後、通信開始処理用のホッピングパターンの最終の周波数(fL)となった後、これらの子機12・13は、上述の親機10と第1の子機11との通信処理に使用されている周波数(g1,g2,...gL,...gM)のホッピングパターンとは異なる通信処理用の周波数(h1,h2,...hL,...hM)のホッピングパターンに切り換えて通信処理を継続する。また、第4および第5の子機14・15間においても、周波数(f1,f2,...fL)のホッピングパターンで通信開始処理を行った後、これらの子機14・15間の特有の周波数(k1,k2,...kL,...kM)のホッピングパターンに切り換えて通信処理を継続する。
【0045】
これにより、親機10と第1の子機11、第2および第3の子機12・13同士、および第4および第5の子機14・15同士のように、同時に通信が行われた場合に、各通信処理が異なる周波数のホッピングパターンで実施されるようになっているため、各通信処理の周波数が干渉しあう確率が低下して高い信頼性で通信を行うことができるようになっている。また、通信開始処理時に使用される周波数(f1,f2,...fL)と、通信処理時に使用される周波数(g1〜gM,h1 〜hM,k1〜kM) とが異なるため、通信機間で通信が行われている最中に、他の通信機間で通信開始処理を行う場合に干渉を受けることがなく、確実な呼出しが可能となっている。
【0046】
尚、上記の図9を用いた説明においては、同期を確立した後においても、最終の周波数(fL) となるまでは通信開始処理用の周波数(f1,f2,...fL)で通信処理を行っているが、同期を確立した直後に通信処理用の周波数(g1〜gM,h1 〜hM,k1 〜kM) に切り換えるようになっていても良い。
【0047】
【発明の効果】
請求項1の発明は、周波数ホッピング方式により所定のホッピングパターンに従って周波数を切り換えながら通信機相互間で双方向通信を行う無線通信システムであって、呼出側の通信機は、通信開始処理時に、通信処理時のホッピングパターンのホップ数よりも少ないホップ数を有する通信開始処理時のホッピングパターンで呼出信号を拡散した拡散変調信号を送信し、前記拡散変調信号を受信した被呼出側の通信機からの応答信号を受信したか否かを判定し、前記応答信号を受信したと判定した場合には前記通信処理時のホッピングパターンで通信処理を行い、前記被呼出側の通信機は、通信開始処理時に、前記呼出側の通信機が送信した前記拡散変調信号を受信し、受信した前記拡散変調信号を逆拡散して得た前記呼出信号に基づいて自己を呼出したものか否かを判定し、自己を呼出したものと判定した場合は前記応答信号を送信する構成である。これにより、通信開始処理時において、開始処理のエラーや同期捕捉の失敗、同期外れ等が生じても、通信開始処理時のホップ数が少ないため、短時間で同期の再捕捉等を行うことができる。従って、受信待機時間を短縮化することができると共に、通信開始処理時の消費電力を低減して省電力化を図ることができる。また、通信処理時においては、通信開始処理時よりも多くのホップ数で周波数ホッピングすることによって、通信内容についての高い秘匿性を実現することが可能であるという効果を奏する。
【0048】
請求項2の発明は、請求項1記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に周波数ホッピングの同期を確立する構成である。これにより、少ないホップ数のホッピングパターンで通信開始処理が行われているため、同期の確立に失敗しても即座に同期の再確立が可能になるという効果を奏する。
【0049】
請求項3の発明は、請求項1または2記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始する構成である。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンの1つの周波数で受信待機するため、該ホッピングパターンによる呼出しが繰り返されることによって、呼出側の通信機からの信号を確実に受信することができるという効果を奏する。
【0050】
請求項4の発明は、請求項1または2記載の無線通信システムであって、通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機し、該周波数が干渉されているとき、残りの周波数のうちの1つの周波数で受信待機するという処理を所定の周波数となるまで繰り返して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始する構成である。これにより、通信開始処理時のホッピングパターンのうちの1つまたは2つ以上の周波数が干渉を受けていた場合でも、残りの周波数で呼出側の通信機からの信号を受信することができるため、通信開始処理を安定して行うことができるという効果を奏する。
【0051】
請求項5の発明は、請求項3または4記載の無線通信システムであって、前記被呼出側の通信機は、通信開始処理毎に、受信待機する周波数をランダムに設定する構成である。これにより、通信開始処理毎にランダムに設定された周波数で受信待機するため、特定の周波数において干渉を受ける確率を小さくすることができるという効果を奏する。
【0052】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記通信開始処理時のホッピングパターンが全通信機間で同一に設定されている構成である。これにより、呼び出す通信機に応じてホッピングパターンを変更する必要がなく一斉呼出しが可能になるという効果を奏する。
【0053】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の無線通信システムであって、通信機として、外部回線に接続された親機と、その親機と通信可能且つ相互に通信可能な複数の子機とを有し、親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信では、ホッピングパターンが異なる構成である。これにより、親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信とが同時に行われた場合に、両通信が異なるホッピングパターンで行われるようになっているため、両通信の周波数が干渉しあう確率が低下して高い信頼性で通信を行うことができる。
【0054】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の無線通信システムであって、前記通信開始処理時のホッピングパターンで使用される周波数と、前記通信処理時のホッピングパターンで使用される周波数とが異なる構成である。これにより、通信開始処理時に使用される周波数と、通信処理時に使用される周波数とが異なるため、通信機間で通信が行われている最中に、他の通信機間で通信開始処理を行う場合に干渉を受けることがなく、確実な呼出しが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信開始処理時および通信処理時のホッピングパターンの状態を示す説明図である。
【図2】親機と子機との関係を示す説明図である。
【図3】TDD方式による通信形態を示す説明図である。
【図4】無線通信部のブロック図である。
【図5】ホップテーブルのデータ内容を示す説明図である。
【図6】通信制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。
【図7】通信制御ルーチンの一部を示すフローチャートである。
【図8】通信開始処理時および通信処理時のホッピングパターンの状態を示す説明図である。
【図9】通信開始処理時および通信処理時のホッピングパターンの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 無線通信部
10 親機
11〜15 子機
21 インターフェース部
22 変復調器
23 アップコンバータ
24 パワーアンプ
25 PLL局部発振器
26 ホップテーブル
27 送受切換器
28 アンテナ
31 ローノイズアンプ
32 ダウンコンバータ
35 コントローラ
36 電源部

Claims (8)

  1. 周波数ホッピング方式により所定のホッピングパターンに従って周波数を切り換えながら通信機相互間で双方向通信を行う無線通信システムであって、
    呼出側の通信機は、通信開始処理時に、通信処理時のホッピングパターンのホップ数よりも少ないホップ数を有する通信開始処理時のホッピングパターンで呼出信号を拡散した拡散変調信号を送信し、前記拡散変調信号を受信した被呼出側の通信機からの応答信号を受信したか否かを判定し、前記応答信号を受信したと判定した場合には前記通信処理時のホッピングパターンで通信処理を行い、
    前記被呼出側の通信機は、通信開始処理時に、前記呼出側の通信機が送信した前記拡散変調信号を受信し、受信した前記拡散変調信号を逆拡散して得た前記呼出信号に基づいて自己を呼出したものか否かを判定し、自己を呼出したものと判定した場合は前記応答信号を送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 通信開始処理時に周波数ホッピングの同期を確立することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始することを特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
  4. 通信開始処理時に、前記被呼出側の通信機は、前記通信開始処理時のホッピングパターンの周波数のうちの1つの周波数で受信待機し、該周波数が干渉されているとき、残りの周波数のうちの1つの周波数で受信待機するという処理を所定の周波数となるまで繰り返して前記拡散変調信号を受信し、前記応答信号を送信した後に周波数ホッピングを開始することを特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
  5. 前記被呼出側の通信機は、通信開始処理毎に、受信待機する周波数をランダムに設定することを特徴とする請求項3または4記載の無線通信システム。
  6. 前記通信開始処理時のホッピングパターンが全通信機間で同一に設定されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 通信機として、外部回線に接続された親機と、その親機と通信可能且つ相互に通信可能な複数の子機とを有し、
    親機−各子機間の通信と、子機−子機間の通信では、ホッピングパターンが異なることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の無線通信システム。
  8. 前記通信開始処理時のホッピングパターンで使用される周波数と、前記通信処理時のホッピングパターンで使用される周波数とが異なることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の無線通信システム。
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