JPH1098416A - 無線通信機 - Google Patents

無線通信機

Info

Publication number
JPH1098416A
JPH1098416A JP8271714A JP27171496A JPH1098416A JP H1098416 A JPH1098416 A JP H1098416A JP 8271714 A JP8271714 A JP 8271714A JP 27171496 A JP27171496 A JP 27171496A JP H1098416 A JPH1098416 A JP H1098416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
data
communication
hop
carrier frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8271714A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironaga Wakayama
裕修 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8271714A priority Critical patent/JPH1098416A/ja
Publication of JPH1098416A publication Critical patent/JPH1098416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信頼性で通信可能な搬送周波数への変更
を簡単な処理により実現すると共に、この変更した搬送
周波数による良好な通信を短時間で開始する。 【解決手段】 ホッピングパターンとなる第1ホップテ
ーブル26の全搬送周波数について所定以上に干渉され
ているか否かを誤り率・判定テーブル35aや誤り率算
出部35c等を用いて判定し、干渉されていると判定し
た搬送周波数を通信時の搬送周波数から除くように、全
搬送周波数に対して付加周波数を第2PLL局部発振器
37を用いて混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数ホッピング
方式により所定のホッピングパターンに従って搬送周波
数を切り換えながら双方向通信を行う無線通信機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、通信データを変調後に拡
散して送信する一方、受信した信号を逆拡散して復調す
ることにより通信データを得るスペクトラム拡散方式の
無線通信システムが、周波数の有効利用および低い電力
密度の通信を可能にすることから注目されている。そし
て、特に、スペクトラム拡散方式による送受信時に、搬
送周波数を順次切り換える周波数ホッピングで行うと、
信号の秘匿性が向上すると共に干渉による通信障害が減
少するため、この周波数ホッピングを適用したスペクト
ラム拡散方式の無線通信システムが例えば電話機やファ
クシミリ装置等の各種の分野において広範囲に採用され
ようとしている。
【0003】従来、上記方式の無線通信システムに採用
される無線通信機は、拡散および逆拡散のパターンを示
すホップ周波数データを所定チャンネル分有したホップ
テーブルを備えており、このホップテーブルによるホッ
ピングパターンに従って周波数ホッピングされた搬送周
波数で通信を行うようになっている。この際、周波数ホ
ッピングされた搬送周波数に干渉が生じていると、この
搬送周波数で通信が行われている期間は、干渉により通
信障害が生じて通信の信頼性が低下することになる。
【0004】そこで、特開平6−334630号公報に
は、テスト用の搬送周波数を予め登録しておき、これら
の搬送周波数について干渉波レベルを測定し、干渉波レ
ベルの低い搬送周波数から順に選択して所定ホップ数の
ホッピングパターンを決定する。そして、このホッピン
グパターンとなるホップテーブルを全無線通信機に備え
させることによって、干渉波レベルの低い搬送周波数の
みで通信を行うようにして通信データの信頼性を向上さ
せる方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、干渉波レベルの低い搬送周波数から順に
並び換える処理を行った後、搬送周波数を選択して所定
ホップ数のホッピングパターンを形成する処理が必要で
あるため、処理内容が複雑であるという問題がある。さ
らに、このようにして形成されたホッピングパターンの
ホップテーブルを全無線通信機に備えさせる際に、ホッ
プテーブルの全データを無線通信機に伝達することが必
要であるため、多くのデータ量により干渉波レベルのテ
ストを開始してから通信可能になるまでに長時間を要し
易いという問題もある。
【0006】従って、本発明は、高い信頼性で通信可能
な搬送周波数への変更を簡単な処理により実現すること
できると共に、この変更した搬送周波数による良好な通
信を短時間で開始することができる無線通信機を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、複数の搬送周波数からなるホッ
ピングパターンに従って搬送周波数を切り換えながら双
方向通信を行う無線通信機であって、前記ホッピングパ
ターンの全搬送周波数について干渉されているか否かを
判定する判定手段と、干渉されていると判定された搬送
周波数が通信時の搬送周波数から除かれるように、全搬
送周波数に付加周波数を混合する周波数混合手段とを有
していることを特徴としている。これにより、干渉され
る搬送周波数が判定手段により検出されたとき、元のホ
ッピングパターンの搬送周波数を変更しなくても、周波
数混合手段の付加周波数を各搬送周波数に混合するとい
う簡単な処理によって、干渉されていると判定された搬
送周波数を通信時の周波数から除いた搬送周波数に変更
することができる。そして、この搬送周波数への変更が
一つの付加周波数のみを各無線通信機に伝達すれば実現
し、ホップテーブルの全データを伝達する場合と比較し
て少ないデータ量であることから、良好な通信を短時間
で開始することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の無線通
信機であって、前記周波数混合手段による付加周波数の
混合により生成された搬送周波数のうち、必要とする搬
送周波数のみを得るように、付加周波数に応じて除去範
囲を変更可能なフィルタ手段を有していることを特徴と
している。これにより、搬送周波数を法定の規格周波数
に確実に適合させることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の無線通信機であって、前記判定手段による判定を定期
的に行わせる第1設定管理手段を有していることを特徴
としている。これにより、干渉の少ない搬送周波数に定
期的に変更して良好な通信を安定して行うことができ
る。
【0010】請求項4の発明は、請求項1または2記載
の無線通信機であって、前記判定手段による判定を通信
途中で行わせる第2設定管理手段を有していることを特
徴としている。これにより、干渉されている搬送周波数
が通信途中で検出されたとき、少量のデータ量である付
加周波数のデータを伝達するという簡単な処理で搬送周
波数を変更できるため、高速な処理により一連の通信中
においても良好な通信を安定して行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図11に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係る
無線通信機は、周波数ホッピング方式により所定のホッ
ピングパターンに従って搬送周波数を切り換えながら通
信機相互間で双方向通信を行う無線通信システムにおい
て使用されるようになっている。この無線通信システム
は、例えば図2に示すように、外部回線に接続された1
台の無線通信機である親機10と、この親機10と通信
可能且つ相互に通信可能な5台の無線通信機である子機
11〜15とを有している。尚、これらの親機10や子
機11〜15には、電話機やファクシミリ装置、プリン
タ装置、コンピュータ等を適用することができる。親機
10と子機11〜15との通信および子機11〜15間
の通信は、図3に示すように、TDD(Time Division D
uplex)方式により行われるようになっており、一方が送
信状態(TX)のときには他方を受信状態(RX)と
し、この送信状態(TX)と受信状態(RX)とを交互
に置き換えることにより通信を行うようになっている。
尚、本無線通信システムは、TDMA(Time Division M
utiple Access)方式により通信を行うようになっていて
も良い。
【0012】上記の親機10および子機11〜15は、
図1に示すように、通信データを周波数ホッピングする
スペクトラム拡散方式により送受信する無線通信部1を
有している。無線通信部1は、図示しない外部回路に対
して通信データをデータ処理して入出力するインターフ
ェース部21を有している。インターフェース部21
は、通信データが音声データである場合、音声データと
デジタル信号とを相互変換するコーデックおよび圧縮器
を有している一方、通信データが非音声データである場
合、バッファやエラー訂正処理等を行うデータ変換器を
有している。
【0013】上記のインターフェース部21は、通信デ
ータを変調する変調部22aと、通信データを復調する
復調部22bとを有した変復調器22に接続されてい
る。変復調器22は、コントローラ35からの送信指令
信号pおよび受信指令信号qにより変調部22aと復調
部22bとの作動状態を通信データの送信時と受信時と
で切り換えるようになっている。そして、送信時に作動
される変調部22aは、ミキサを備えたアップコンバー
タ23に接続されている。
【0014】上記のアップコンバータ23には、第1P
LL局部発振器25が接続されており、第1PLL局部
発振器25には、第1ホップテーブル26が接続されて
いる。第1ホップテーブル26には、図4に示すよう
に、第1ホップ周波数データf1,f2,..fLが各チャンネル
C1,C2,..CLに対応して格納されている。そして、図1に
示すように、これらの第1ホップテーブル26および第
1PLL局部発振器25には、コントローラ35から所
定の滞留時間毎にホップ信号rが入力されるようになっ
ており、第1ホップテーブル26は、ホップ信号rが入
力されるたびに、ホップ信号rが示すチャンネル設定値
Sのチャンネルcに対応する第1ホップ周波数データf
を第1PLL局部発振器25に出力し、第1PLL局部
発振器25から第1ホップ周波数データfに対応した搬
送周波数の第1ホップ周波数信号(局部発振信号)s1
をアップコンバータ23に出力させるようになってい
る。尚、以下、特定のホップ周波数データ(例えばf
1)に対応する搬送周波数を示すとき、例えば搬送周波
数(f1)と示すこととする。
【0015】また、アップコンバータ23には、第2P
LL局部発振器37も接続されている。第2PLL局部
発振器37には、コントローラ35から第2ホップ周波
数データgが入力されるようになっていると共に、第2
PLL局部発振器37を作動状態および停止状態に切り
換えるPLL制御信号hが入力されるようになってい
る。そして、第2PLL局部発振器37は、PLL制御
信号hにより作動状態にされたときにだけ、第2ホップ
周波数データgに対応した付加周波数(g) の第2ホップ
周波数信号(局部発振信号)s2をアップコンバータ2
3に出力するようになっている。
【0016】上記のアップコンバータ23は、第1ホッ
プ周波数信号s1と第2ホップ周波数信号s2と変調部
22aからの通信データの変調信号tとを加え合わせる
ことによって、拡散された搬送周波数の拡散変調信号u
を形成するようになっている。この拡散変調信号uは、
フィルタ38を介してパワーアンプ24に出力されるよ
うになっており、フィルタ38は、必要とする搬送周波
数のみの拡散変調信号uとするように、付加周波数(g)
に応じて除去範囲を変更可能になっている。また、パワ
ーアンプ24は、拡散変調信号uを増幅して送受切換器
27に出力するようになっている。送受切換器27に
は、コントローラ35から送信指令信号pおよび受信指
令信号qが入力されるようになっており、送信指定信号
pが入力されたときには、作動状態を送信可能状態とし
てパワーアンプ24からの拡散変調信号uをアンテナ2
8から送信させるようになっている。一方、受信指令信
号qが入力されたときには、送受切換器27を受信可能
状態とし、アンテナ28を介して受信された拡散変調信
号uをローノイズアンプ31に出力させるようになって
いる。
【0017】上記のローノイズアンプ31は、ダウンコ
ンバータ32に接続されており、ダウンコンバータ32
に対して拡散変調信号uを増幅して出力するようになっ
ている。ダウンコンバータ32には、上述のアップコン
バータ23に入力される第1ホップ周波数信号s1およ
び第2ホップ周波数信号s2が入力されるようになって
おり、ダウンコンバータ32は、第1ホップ周波数信号
s1および第2ホップ周波数信号s2を基にして拡散変
調信号uを逆拡散して変調信号tを形成し、この変調信
号tを復調部22bに出力するようになっている。そし
て、復調部22bは、入力された変調信号tを復調した
後、インターフェース部21に出力するようになってい
る。
【0018】上記の構成を有した無線通信部1は、電源
部36から電力を供給されることにより作動するように
なっており、電源部36は、通信開始処理前において一
部またはコントローラ35を除く全部の無線通信部1に
対して電力供給を制限するように、コントローラ35に
より電力の供給先が設定されるようになっている。即
ち、コントローラ35は、スリープモード時にコントロ
ーラ35に対してのみ電力供給するように制御し、受信
待機モード時にアップコンバータ23およびパワーアン
プ24からなる送信部を除いて電力供給するように制御
し、通信モード時に無線通信部1の全体に電力供給する
ように制御するようになっている。尚、通信モード時で
も、受信時にアップコンバータとパワーアンプを除い
て、送信時にローノイズアンプとダウンコンバータを除
いて電力供給するようになっていても良い。
【0019】上記のようにして各部を制御するコントロ
ーラ35は、誤り率・判定テーブル35aおよび第2ホ
ップテーブル35bを有している。誤り率・判定テーブ
ル35aには、図5(a)に示すように、第1ホップテ
ーブル26における各チャンネルC1,C2,..CLに対応させ
た第1ホップ周波数データf1,f2,..fL、搬送周波数(f
1,f2,...fL)でテストデータを送受信したときの誤り率
eA(1〜L)〜eB(1〜L)、これらを合算した合
計誤り率eT(1〜L)、および合計誤り率eT(1〜
L)と基準値との比較結果である判定フラグが格納され
るようになっている。また、図5(b)に示すように、
第2ホップテーブル35bには、判定フラグを基にして
第2ホップ周波数データgまたは停止データ“0”が格
納されるようになっており、第2ホップ周波数データg
が格納されたときには、第2PLL局部発振器37が作
動状態にされることによって、付加周波数(g) の第2ホ
ップ周波数信号s2が出力されるようになっている。一
方、停止データ“0”が格納されたときには、第2PL
L局部発振器37が停止状態にされるようになってい
る。
【0020】また、上記のコントローラ35は、図1に
示すように、誤り率算出部35cも有している。誤り率
算出部35cは、デジタル値のテストデータが入力され
たときに、このテストデータに対応する誤り率eA(1
〜L)〜eB(1〜L)を算出して出力するようになっ
ている。誤り率eA(1〜L)〜eB(1〜L)は、チ
ェックサム法による誤り訂正時において以下のようにし
て算出されるようになっている。尚、チェックサム法に
よる誤り訂正は、拡散RS符号やCRC符号による誤り
訂正と原理的に略同一であるため、これらの誤り訂正に
おける誤り率も略同一の算出方法で得ることができる。
【0021】即ち、図6に示すように、CA00(h) 番
地のテストデータの値がC3(h) =11000011
(b) 、CA01(h) 番地のテストデータの値が35(h)
=00110101(b) というように、CA00(h) 〜
CA7F(h) 番地のテストデータが存在するとする。デ
ータ転送中に誤りが無ければ、これらのテストデータの
みをシリアルに送信すれば良いが、転送中に誤りを見つ
けるため、図中右端および図中下端に横チェックサム欄
および縦チェックサム欄をそれぞれ付加する。尚、これ
らのチェックサム欄は、テーブル中の任意の位置に配置
されていれば良い。
【0022】上記の横チェックサム欄には、テストデー
タを横方向に合算した下2桁の値が格納されるようにな
っている。また、縦チェックサム欄には、テストデータ
を縦方向に合算した下2桁の値が格納されるようになっ
ている。そして、横チェックサム欄と縦チェックサム欄
とが重複する右端下端の総チェックサム欄には、横チェ
ックサム欄の合計値または縦チェックサム欄の合計値の
下2桁の値が格納されるようになっている。
【0023】上記のようにしてテストデータと各チェッ
クサム欄のチェックサムデータとを形成すると、これら
のデータを送信する。そして、データを受信した側にお
いて、受信したテストデータを基にして各チェックサム
欄の値を算出し、これらの算出値と、受信したチェック
サム欄の受信値とを比較する。この結果、全ての値が一
致すれば、データ通信により誤りが生じなったことが確
認される。一方、不一致の値が存在すれば、テストデー
タやチェックサムデータに誤りが生じていることが確認
される。
【0024】ここで、第1のケースとして、テストデー
タの一か所に誤りが生じている場合には、縦チェックサ
ム欄および横チェックサム欄における算出値および受信
値に異なる値が存在することになるため、逆算により訂
正することができる。第2のケースとして、チェックサ
ム欄の受信値に誤りが生じている場合には、総チェック
サム欄の値“1A”と、横および縦チェックサム欄およ
びテストデータとの関係からチェックサム欄のみの誤り
であることが判るため、誤りを訂正することができる。
【0025】また、第3のケースとして、受信したテス
トデータの2か所(例えばCA22(h) 、CA24(h)
)に誤りが生じており、横チェックサム欄の値が受信
値と算出値とで同一の値“C7”となった場合には、縦
チェックサム欄により誤りが生じていることは判るが、
どの部分で誤りが生じているのかを特定できないために
訂正を行うことができない。さらに、第4のケースとし
て、受信したテストデータの4か所(例えばCA22
(h) 、CA24(h) 、CA58(h) 、CA5A(h))に
誤りが生じている場合には、横チェックサム欄および縦
チェックサム欄における算出値と受信値との比較では誤
りを発見できないため、受信したテストデータを訂正す
ることができない。
【0026】そして、このように各種のケースのうち、
誤り率は、第1、第2、および第3のケースのように、
訂正の可否に拘わらず、発見した誤りのデータ数を全デ
ータ数で除算することにより求められることになる。
【0027】上記のようにして誤り率eA(1〜L)〜
eB(1〜L)を算出する誤り率算出部35cを有した
コントローラ35は、定期的に或いは図示しない周波数
設定スイッチ等の操作により図7の付加周波数設定処理
ルーチンを実行するようになっている。付加周波数設定
処理ルーチンは、上述のテストデータおよびチェックサ
ムデータを第1ホップテーブル26の搬送周波数(f1,f
2,...fL)で順次送受信して合計誤り率eT(1〜L)を
求め、合計誤り率eT(1〜L)が基準値未満のチャン
ネルC1,C2,..CLについては判定フラグに良好状態を示す
“1”を設定し、合計誤り率eT(1〜L)が基準値以
上のチャンネルC1,C2,..CLについては判定フラグに不良
状態を示す“0”を設定した後、これらの判定フラグを
基にして第2ホップ周波数データgまたは停止データ
“0”を求めるようになっている。そして、コントロー
ラ35は、例えば図9の呼出処理ルーチンを実行したと
きに、第2ホップ周波数データgおよび停止データ
“0”に基づいて第2PLL局部発振器37を作動状態
および停止状態にさせながら通信を行うようになってい
る。
【0028】上記の構成において、親機10がテストデ
ータの誤り率eA(1〜L)〜eB(1〜L)を基にし
て判定フラグを設定し、子機11〜15との通信を行う
場合について図7ないし図9のフローチャートに基づい
て説明する。
【0029】図示しない内部タイマーにより設定時間が
経過したことをコントローラ35が認識したり、図示し
ない周波数設定スイッチがオペレータにより操作された
ことをコントローラ35が認識すると、図1に示すよう
に、コントローラ35は、図7の付加周波数設定処理ル
ーチンを実行することになる。即ち、チャンネル設定値
Sに“1”、チャンネルカウント値Cに“1”を設定し
(S1)、最大チャンネルカウント値Cmax に第1ホッ
プテーブル26の全チャンネル数に相当する“L”を設
定する(S2)。この後、送信指令信号pを変復調器2
2および送受切換器27に出力することによって、変復
調器22の変調部22aを作動状態に設定すると共に、
送受切換器27を送信状態に設定する。また、チャンネ
ル設定値Sが“1”のホップ信号rを第1ホップテーブ
ル26および第1PLL局部発振器25に出力すること
によって、第1ホップテーブル26に対して第1番目の
チャンネルC1の第1ホップ周波数データf1を第1PLL
局部発振器25に出力させ、この第1ホップ周波数デー
タf1に対応した搬送周波数(f1)の第1ホップ周波数信号
s1を第1PLL局部発振器25からアップコンバータ
23およびダウンコンバータ32に出力させる。一方、
第2PLL局部発振器37に対しては、“OFF”のP
LL制御信号hを出力して停止状態にさせ、第2ホップ
周波数信号s2の出力を禁止する。
【0030】次に、図6のテストデータおよびチェック
サムデータ等を形成した後、これらのデータを含むテス
ト信号をインターフェース部21を介して変復調器22
に取り込ませる。そして、変調部22aにより変調させ
た後、変調信号tとしてアップコンバータ23に出力さ
せ、変調信号tと第1PLL局部発振器25からの第1
ホップ周波数信号s1とを加え合わせて拡散変調信号u
を形成させる。この後、この拡散変調信号uをフィルタ
38を介してパワーアンプ24で増幅させた後、送受切
換器27を介してアンテナ28から全子機11〜15に
対して送信する(S3)。
【0031】上記のS3によりテストデータの送信が終
了すると、コントローラ35が受信指令信号qを変復調
器22および送受切換器27に出力することによって、
変復調器22の復調部22bを作動状態に設定すると共
に、送受切換器27を受信状態に設定する。そして、全
子機11〜15から返信されてきたテストデータ等を受
信すると(S4)、これらのデータを誤り率算出部35
cに出力することによって、誤り率算出部35cにおい
て各子機11〜15に対応した誤り率eA(1)〜eB
(1)をそれぞれ算出させる。そして、図5(a)に示
すように、誤り率算出部35cから出力された誤り率e
A(1)〜eB(1)を誤り率テーブル35aに格納
し、これらの誤り率eA(1)〜eB(1)を合算する
ことによって、搬送周波数(f1)における合計誤り率eT
(1)を求める(S5)。
【0032】合計誤り率eT(1)を求めると、この合
計誤り率eT(1)と基準値とを比較し、合計誤り率e
T(1)が基準値未満であるか否かを判定する(S
6)。基準値未満であれば(S6,YES)、干渉によ
る通信障害が殆どない良好な通信が可能であると判断
し、チャンネルC1の判定フラグに良好状態を示す“1”
を設定する(S7)。一方、基準値未満でなければ(S
6,NO)、干渉により良好な通信が困難であると判断
してチャンネルC1の判定フラグに不良状態を示す“0”
を設定する(S8)。
【0033】次に、チャンネルカウント値Cが最大チャ
ンネルカウント値Cmax (“L”)よりも小さな値であ
るか否かを判定し(S9)、小さな値であれば(S9,
YES)、次の搬送周波数(f2)でテストデータの送受信
を行うように、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカ
ウント値Cを“1”カウントアップする(S10)。こ
の後、図示しない内部タイマー等により所定の滞留時間
が経過したときに、チャンネル設定値Sを示すホップ信
号rを第1ホップテーブル26および第1PLL局部発
振器25に出力して周波数ホッピングさせた後(S1
1)、S3から再実行して次の搬送周波数(f2)における
誤り率eA(2)〜eB(2)および合計誤り率eT
(2)を求め、基準値との比較によりチャンネルC2の判
定フラグを設定する。
【0034】そして、このようにして全ての搬送周波数
(f1,f2,..fL)に対応した判定フラグの設定が完了したと
きに、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウン
ト値Cmax (“L”)よりも小さな値でないと判定し
(S9,NO)、続いて、図8に示すように、全チャン
ネルC1,C2,..CLの判定フラグ中に不良状態を示す“0”
に設定されたものが有るか否かを判定する(S12)。
“0”の判定フラグが存在しない場合には(S12,N
O)、テストデータを送受信した第1ホップテーブル2
6の搬送周波数(f1,f2,...fL) のみを用いて良好な通信
を行うことができると判断し、第2PLL局部発振器3
7を停止状態にして第2ホップ周波数信号s2の出力を
禁止するように、図5(b)の第2ホップテーブル35
bに停止データ“0”を格納する(S13)。
【0035】一方、“0”の判定フラグが存在する場合
には(S12,YES)、図10に示すように、この
“0”の判定フラグを有したチャンネルの搬送周波数の
うち、最大の周波数を最大不良搬送周波数(fEmax) とし
て検出する(S14)。そして、全チャンネルC1,C2,..
CLの搬送周波数(f1,f2,...fL) のうちの最小の搬送周波
数(fmin)と、最大不良搬送周波数(fEmax) との周波数差
(fEmax-fmin)を求める(S15)。この後、図10の点
線や二点鎖線で示すように、最大不良搬送周波数(fEma
x) を通信時に用いないようにするため、各チャンネルC
1,C2,..CLの搬送周波数(f1,f2,...fL) に付加周波数(g)
を加えたときの最小の搬送周波数(fmin+g)が最大不良
搬送周波数(fEmax) よりも大きな周波数となるように、
周波数差(fEmax-fEmax) を基にして第2ホップ周波数デ
ータgを求め、図5(b)の第2ホップテーブル35b
に格納する(S16)。
【0036】上記のようにして停止データ“0”や第2
ホップ周波数データgを第2ホップテーブル35bに格
納すると、これらのデータを子機11〜15に対して送
信し、子機11〜15側の第2ホップテーブル35bに
格納させる(S17)。これにより、親機10および子
機11〜15は、同一のデータ内容に設定された第2ホ
ップテーブル35bを有し、以後、この第2ホップテー
ブル35bのデータ内容に基づいて第2PLL局部発振
器37を作動状態および停止状態にして通信を行うこと
になる。
【0037】即ち、例えば親機10が特定の子機11を
呼び出して通信を行う場合には、親機10が図9の呼出
処理ルーチンを実行する。呼出処理ルーチンを実行する
と、先ず、通信モードとなって図1の電源部36から無
線通信部1の各部に対して電力供給を開始させると共
に、最大チャンネルカウント値Cmax に“L”、チャン
ネル設定値Sに“1”、およびチャンネルカウント値C
に“1”を設定する(S20)。
【0038】次に、第2ホップテーブル35bに停止デ
ータ“0”が格納されているか否かを判定し(S2
1)、格納されていれば(S21,YES)、“OF
F”のPLL制御信号hを出力して第2PLL局部発振
器37を停止状態にさせる(S22)。一方、停止デー
タ“0”が格納されていなければ(S21,NO)、第
2ホップ周波数データgが格納されていると判断し、こ
の第2ホップ周波数データgを第2PLL局部発振器3
7に出力すると共に、“ON”のPLL制御信号hを出
力して第2PLL局部発振器37を作動状態にさせ、第
2PLL局部発振器37から付加周波数(g) の第2ホッ
プ周波数信号s2をアップコンバータ23に出力させる
(S23)。
【0039】この後、送信指令信号pを変復調器22お
よび送受切換器27に出力することによって、変復調器
22の変調部22aを作動状態に設定すると共に、送受
切換器27を送信状態に設定する。また、チャンネル設
定値Sが“1”のホップ信号rを第1ホップテーブル2
6および第1PLL局部発振器25に出力することによ
って、第1ホップテーブル26に対して第1番目のチャ
ンネルC1の第1ホップ周波数データf1をPLL局部発振
器25に出力させ、この第1ホップ周波数データf1に対
応した搬送周波数(f1)の第1ホップ周波数信号s1を第
1PLL局部発振器25からアップコンバータ23およ
びダウンコンバータ32に出力させる。
【0040】次に、呼出側の親機10のIDデータや被
呼出側の子機11のIDデータ等含む呼出信号をインタ
ーフェース部21を介して変復調器22に取り込み、変
調部22aにより変調した後、変調信号tとしてアップ
コンバータ23に出力する。そして、このアップコンバ
ータ23において、変調信号tと第1PLL局部発振器
25からの第1ホップ周波数信号s1とを加え合わせる
と共に、第2PLL局部発振器37から第2ホップ周波
数信号s2が入力されていれば、この第2ホップ周波数
信号s2も加え合わせることによって、搬送周波数(f1)
や搬送周波数(f1+g)の拡散変調信号uを形成させる。こ
の後、この拡散変調信号uをフィルタ38を介してパワ
ーアンプ24で増幅させた後、送受切換器27を介して
アンテナ28から送信させる(S24)。
【0041】呼出送信が終了すると、受信指令信号qを
変復調器22および送受切換器27に出力することによ
って、変復調器22の復調部22bを作動状態に設定す
ると共に、送受切換器27を受信状態に設定し(S2
5)、子機11からの応答信号を受信したか否かを判定
する(S26)。応答がない場合には(S26,N
O)、チャンネルカウント値Cが最大チャンネルカウン
ト値Cmax (“L”)よりも小さな値であるか否かを判
定し(S27)、小さな値であれば(S27,YE
S)、チャンネル設定値Sおよびチャンネルカウント値
Cを“1”カウントアップする一方(S28)、小さな
値でなければ(S27,NO)、チャンネル設定値Sお
よびチャンネルカウント値Cを“1”にリセットする
(S29)。そして、図示しない内部タイマー等により
所定の滞留時間が経過したときに、チャンネル設定値S
を示すホップ信号rをホップテーブル26およびPLL
局部発振器25に出力して周波数ホッピングさせた後
(S30)、S24から再実行して呼出し処理を継続す
る。
【0042】また、被呼出側である子機11において
は、第2ホップテーブル35bのデータ内容を基にして
例えばチャンネルC1に対応した搬送周波数(f1)/(f1+g)
を形成して受信待機している。この際、子機11の第2
ホップテーブル35bは、図7および図8の付加周波数
設定処理により親機10と同一のデータ内容に設定され
ている。従って、子機11は、親機10が第2ホップテ
ーブル35bのデータ内容を基にして何れの搬送周波数
(f1)/(f1+g)で呼出信号を送信していても、同一の搬送
周波数(f1)/(f1+g)で受信待機しているため、確実に呼
出信号を受信することができる。そして、子機11が呼
出信号に含まれるIDデータを基にして自己に対する呼
出しであることを確認した後、親機10に対して応答信
号を送信し、親機10が子機11からの応答信号を受信
すると(S26,YES)、チャンネルカウント値Cが
最大チャンネルカウント値Cmax (“L”)よりも小さ
な値であるか否かを判定する(S31)。
【0043】チャンネルカウント値Cが最大チャンネル
カウント値Cmax (“L”)よりも小さな値であれば
(S31,YES)、チャンネル設定値Sおよびチャン
ネルカウント値Cを“1”カウントアップする一方(S
32)、小さな値でなければ(S31,NO)、チャン
ネル設定値Sおよびチャンネルカウント値Cを“1”に
リセットする(S33)。そして、図示しない内部タイ
マー等により滞留時間が経過したときに、チャンネル設
定値Sを示すホップ信号rをホップテーブル26および
PLL局部発振器25に出力して周波数ホッピングさせ
ることによって(S34)、次のチャンネルC2の搬送周
波数(f2)/(f2+g)で送信(S35)および受信(S3
6)する。
【0044】この後、通信が終了したか否かを判定し
(S37)、終了していなければ(S37,NO)、S
31から再実行することによって、滞留時間毎に周波数
ホッピングを行いながら通信データの送受信を継続し、
通信が終了したときに(S37,YES)、本ルーチン
を終了してスリープモードに移行する。
【0045】以上のように、本実施形態の無線通信機
は、図1に示すように、ホッピングパターンとなる第1
ホップテーブル26の全搬送周波数(f1,f2,...fL) につ
いて所定以上に干渉されているか否かを判定する判定手
段(付加周波数設定処理ルーチン、誤り率・判定テーブ
ル35a、誤り率算出部35c)と、干渉されていると
判定した搬送周波数を通信時の搬送周波数から除くよう
に、全搬送周波数(f1,f2,...fL) に付加周波数(g) を混
合する周波数混合手段(第2PLL局部発振器37)と
を有した構成にされている。
【0046】これにより、図10に示すように、干渉さ
れる搬送周波数が判定手段により検出されたとき、第1
ホップテーブル26の搬送周波数(f1,f2,...fL) を変更
しなくても、周波数混合手段の付加周波数(g) を各搬送
周波数(f1,f2,...fL) に混合するという簡単な処理によ
って、干渉されていると判定された搬送周波数を通信時
の周波数から除き、高い信頼性で通信可能な搬送周波数
(f1+g,f2+g,...fL+g)に変更することができる。そし
て、この搬送周波数(f1+g,f2+g,...fL+g) への変更が一
つの付加周波数(g) のみを伝達すれば実現し、ホップテ
ーブルの全データを伝達する場合と比較して少ないデー
タ量であることから、良好な通信を短時間で開始するこ
とができるようになっている。
【0047】また、本実施形態においては、周波数差(f
Emax-fEmin) を基にして付加周波数(g) を決定する構成
とされている。これにより、図10の点線のように元の
搬送周波数(f1,f2,...fL) と変更後の搬送周波数(f1+g,
f2+g,...fL+g) とを一部において重複させた場合でも、
干渉されている搬送周波数を確実に除くことができるた
め、法定の規格周波数の範囲やその他の通信条件に応じ
て柔軟に付加周波数(g) を決定することができるように
なっている。
【0048】尚、規格周波数の範囲が搬送周波数(f1,f
2,...fL) の2倍以上の十分に大きな範囲であったり、
図11のように規格周波数の範囲が複数存在する場合に
は、元の搬送周波数(f1,f2,...fL) と変更後の搬送周波
数(f1+g,f2+g,...fL+g) とを完全に分離するように所定
の付加周波数(g) が予め決定されていても良い。そし
て、この場合には、周波数差(fEmax-fEmin) を基にして
付加周波数(g) を決定する処理が不要になるため、一層
簡単な処理により搬送周波数(f1+g,f2+g,...fL+g)を形
成することができるようになる。
【0049】また、本実施形態においては、周波数混合
手段(第2PLL局部発振器37)により付加周波数
(g) を混合して生成された拡散変調信号uの搬送周波数
のうち、必要とする搬送周波数のみを得るように、付加
周波数(g) に応じて除去範囲を変更可能なフィルタ手段
(フィルタ38)を有した構成にされている。これによ
り、搬送周波数を法定の規格周波数に確実に適合させる
ことができるようになっている。
【0050】また、本実施形態においては、図示しない
内部タイマーにより設定時間が経過したことを認識した
ときに、図6および図7の付加周波数設定処理ルーチン
等の判定手段による判定を定期的に行わせる機能(第1
設定管理手段)を有することによって、干渉の少ない搬
送周波数に定期的に変更して良好な通信を安定して行う
ことができるようになっている。
【0051】尚、本実施形態においては、付加周波数設
定処理ルーチン等の判定手段による判定が通信の開始前
に行われるようになっているが、これに限定されること
はなく、判定を通信途中で行わせる機能(第2設定管理
手段)を有していても良い。そして、この場合には、干
渉されている搬送周波数が通信途中で検出されたとき、
データ量の小さな第2ホップ周波数データgを伝達する
という簡単な処理で搬送周波数を変更できるため、高速
な処理により一連の通信中においても良好な通信を安定
して行うことができることになる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の搬送周波数か
らなるホッピングパターンに従って搬送周波数を切り換
えながら双方向通信を行う無線通信機であって、前記ホ
ッピングパターンの全搬送周波数について干渉されてい
るか否かを判定する判定手段と、干渉されていると判定
された搬送周波数が通信時の搬送周波数から除かれるよ
うに、全搬送周波数に付加周波数を混合する周波数混合
手段とを有している構成である。これにより、干渉され
る搬送周波数が判定手段により検出されたとき、元のホ
ッピングパターンの搬送周波数を変更しなくても、周波
数混合手段の付加周波数を各搬送周波数に混合するとい
う簡単な処理によって、干渉されていると判定された搬
送周波数を通信時の周波数から除いた搬送周波数に変更
することができる。そして、この搬送周波数への変更が
一つの付加周波数のみを各無線通信機に伝達すれば実現
し、ホップテーブルの全データを伝達する場合と比較し
て少ないデータ量であることから、良好な通信を短時間
で開始することができるという効果を奏する。
【0053】請求項2の発明は、請求項1記載の無線通
信機であって、前記周波数混合手段による付加周波数の
混合により生成された搬送周波数のうち、必要とする搬
送周波数のみを得るように、付加周波数に応じて除去範
囲を変更可能なフィルタ手段を有している構成である。
これにより、搬送周波数を法定の規格周波数に確実に適
合させることができるという効果を奏する。
【0054】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の無線通信機であって、前記判定手段による判定を定期
的に行わせる第1設定管理手段を有している構成であ
る。これにより、干渉の少ない搬送周波数に定期的に変
更して良好な通信を安定して行うことができるという効
果を奏する。
【0055】請求項4の発明は、請求項1または2記載
の無線通信機であって、前記判定手段による判定を通信
途中で行わせる第2設定管理手段を有している構成であ
る。これにより、干渉されている搬送周波数が通信途中
で検出されたとき、データ量の小さな付加周波数のデー
タを伝達するという簡単な処理で搬送周波数を変更でき
るため、高速な処理により一連の通信中においても良好
な通信を安定して行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線通信部のブロック図である。
【図2】親機と子機との関係を示す説明図である。
【図3】TDD方式による通信形態を示す説明図であ
る。
【図4】第1ホップテーブルの内容を示す説明図であ
る。
【図5】格納されたデータ内容を示す説明図であり、
(a)は誤り率・判定テーブルの説明図、(b)は第2
ホップテーブルの説明図である。
【図6】テストデータおよびチェックサムデータの内容
を示す説明図である。
【図7】付加周波数設定処理ルーチンの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図8】付加周波数設定処理ルーチンの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図9】呼出処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】付加周波数を混合する状態を示す説明図であ
る。
【図11】付加周波数を混合する状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 無線通信部 10 親機 11〜15 子機 21 インターフェース部 22 変復調器 23 アップコンバータ 24 パワーアンプ 25 第1PLL局部発振器 26 第1ホップテーブル 27 送受切換器 28 アンテナ 31 ローノイズアンプ 32 ダウンコンバータ 35 コントローラ 35a 誤り率・判定テーブル 35b 第2ホップテーブル 35c 誤り率算出部 36 電源部 37 第2PLL局部発振器 38 フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の搬送周波数からなるホッピングパ
    ターンに従って搬送周波数を切り換えながら双方向通信
    を行う無線通信機であって、 前記ホッピングパターンの全搬送周波数について干渉さ
    れているか否かを判定する判定手段と、 干渉されていると判定された搬送周波数が通信時の搬送
    周波数から除かれるように、全搬送周波数に付加周波数
    を混合する周波数混合手段とを有していることを特徴と
    する無線通信機。
  2. 【請求項2】 前記周波数混合手段による付加周波数の
    混合により生成された搬送周波数のうち、必要とする搬
    送周波数のみを得るように、付加周波数に応じて除去範
    囲を変更可能なフィルタ手段を有していることを特徴と
    する請求項1記載の無線通信機。
  3. 【請求項3】 前記判定手段による判定を定期的に行わ
    せる第1設定管理手段を有していることを特徴とする請
    求項1または2記載の無線通信機。
  4. 【請求項4】 前記判定手段による判定を通信途中で行
    わせる第2設定管理手段を有していることを特徴とする
    請求項1または2記載の無線通信機。
JP8271714A 1996-09-20 1996-09-20 無線通信機 Pending JPH1098416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8271714A JPH1098416A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 無線通信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8271714A JPH1098416A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 無線通信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1098416A true JPH1098416A (ja) 1998-04-14

Family

ID=17503826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8271714A Pending JPH1098416A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 無線通信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1098416A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001244851A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 周波数ホッピング通信方式用送受信装置及び周波数ホッピング通信方法
JP2003501862A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト 移動無線通信システムの周波数ホッピング法
JP2003174678A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Toshiba Corp 通信システム、制御サーバー、サービス提供サーバー、無線基地局、無線システム、無線端末及び通信制御方法
JP2005538652A (ja) * 2002-09-10 2005-12-15 ノースラップ、グラマン、コーパレイシャン トランシーバを試験するシステムおよび方法
US7006451B2 (en) 2000-12-27 2006-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for performing wireless communication using a plurality of frequency channels

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501862A (ja) * 1999-05-27 2003-01-14 インフィネオン テクノロジーズ アクチエンゲゼルシャフト 移動無線通信システムの周波数ホッピング法
JP2001244851A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 周波数ホッピング通信方式用送受信装置及び周波数ホッピング通信方法
US7006451B2 (en) 2000-12-27 2006-02-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for performing wireless communication using a plurality of frequency channels
JP2003174678A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Toshiba Corp 通信システム、制御サーバー、サービス提供サーバー、無線基地局、無線システム、無線端末及び通信制御方法
JP2005538652A (ja) * 2002-09-10 2005-12-15 ノースラップ、グラマン、コーパレイシャン トランシーバを試験するシステムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5361401A (en) Channel hopping radio communication system and method
US6477148B1 (en) Radio transceiver on a chip
US6574266B1 (en) Base-station-assisted terminal-to-terminal connection setup
KR100565983B1 (ko) 무선 통신 시스템에서의 간섭 방지 유닛
JPH1098416A (ja) 無線通信機
JPH1098415A (ja) 無線通信機
JP2002033714A (ja) 無線通信装置および無線通信機器
JP3695009B2 (ja) 無線通信システム
JPH1093479A (ja) 無線通信機
JP2665132B2 (ja) マルチチャンネルアクセス方式の無線電話装置
JP3809725B2 (ja) 周波数ホッピング方式を用いた無線通信装置
JPH10107697A (ja) 無線通信システム
JP2941685B2 (ja) 無線通信システムの干渉回避方法
EP1240721B1 (en) Frequency generation for cdma terminal with slotted receive mode
JPH09294092A (ja) スペクトラム拡散多重通信方式及びこの通信方式を使用した通信装置
JP3836076B2 (ja) データ伝送システム用周波数パターン
JPH05218956A (ja) デュアルモード形無線通信装置
JP2007060071A (ja) 無線通信機
JP2003152601A (ja) 周波数ホッピング無線通信装置及び無線通信方法
JPH11196022A (ja) 双方向送受信装置
JPH1084301A (ja) 無線通信システム
JPH1093533A (ja) 無線通信システム
JPH1084302A (ja) 無線通信システム
US20020086686A1 (en) Programmable radio receiver bandpass filter for cordless/wireless systems
JPH10256947A (ja) 通信装置