JP3693891B2 - パチンコ機の錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一個の錠で複数の扉の解錠を行うパチンコ機の錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機100は、一般的に図8に示すように、機台枠101を備えており、その機台枠101に遊技盤等を備える表枠103が扉状に開閉可能に取付けられている。表枠103の表面には飾り枠105がビス止めされ、その飾り枠105にガラス枠106等が扉状に開閉可能に取付けられている。
表枠103の開閉自由端側の裏面には、その表枠103の施錠を行う第一錠ユニット120が取付けられており、飾り枠105の内側面にはその第一錠ユニット120の近傍にガラス枠106の施錠を行う第二錠ユニット130が取付けられている。
【0003】
第一錠ユニット120は、図9に示すように、固定基枠122を備えており、その固定基枠122の中央寄りにシリンダ錠124が取付けられている。さらに、固定基枠122のガイド板122yには、スライド板123と第一可動錠板127とが重ねられた状態でそのガイド板122yに沿って摺動できるように取付けられている。シリンダ錠124は第一錠ユニット120及び第二錠ユニット130の解錠を行う錠であり、回動可能なブーメラン状の解錠レバー125を有している。シリンダ錠124の解錠レバー125がキーにより正回動(図中左回動)されると、解錠レバー125の第一解錠片125aが第一可動錠板127の係合段部127kと係合してその第一可動錠板127をガイド板122yに沿って上動させる。これによって、第一可動錠板127の上下端に連結されたロック爪128が解錠方向(下方)に回動し、表枠103の解錠が行われる。
【0004】
シリンダ錠124の解錠レバー125がキーにより逆回動されると、解錠レバー125の第二解錠片125bがスライド板123の係合段部123xと係合してそのスライド板123をガイド板122yに沿って下動させる。これによって、固定基枠122の開口122kから突出しているスライド板123の押し下げレバー123p(図8参照)が、第二錠ユニット130の第二可動錠板132を押し下げる。この結果、第二可動錠板132の上下に形成された爪部がガラス枠106の係合片106k,106dから外れ、ガラス枠106の解錠が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したパチンコ機の錠装置によると、固定基枠122のガイド板122yからシリンダ錠124までの間にスライド板123と第一可動錠板127とを重ねて収納できるスペースを確保しなければならないため、固定基枠122を小型化する際にその固定基枠122の幅Lを希望する値にまで小さくできない。
さらに、シリンダ錠124の解錠レバー125により、重ねられたスライド板123と第一可動錠板127とを互いに干渉しないように正確に動作させなければならないため、シリンダ錠124の解錠レバー125及びスライド板123、第一可動錠板127の製作精度及び組付け精度を高くしなければならない。このため、パチンコ機の錠装置の製作コストが高くなる。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、錠装置を簡単な構造にして小型化可能にすることにより、製作コストの低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、一個の錠で複数の扉の解錠を行うパチンコ機の錠装置であって、錠の回動部位が正回動することによりその回動力を受けて正方向にスライドし、前記錠の回動部位が逆回動することによりその回動力を受けて逆方向にスライドするスライド板と、前記スライド板の一端と他端とに、連結ピンと長孔とからなる連結機構を介して連結されており、第一の扉を施錠する施錠位置と、その第一の扉を解錠する解錠位置との間でスライド可能な第一の可動錠板と、前記スライド板の係合機構と係合可能に構成されており、第二の扉を施錠する施錠位置と、前記第二の扉を解錠する解錠位置との間でスライド可能な第二の可動錠板とを有しており、前記錠の回動力で前記スライド板が正方向にスライドするときには、前記連結機構の連結ピンと長孔の端部とが係合して、そのスライド力が両側の第一の可動錠板に伝えられ、それらの第一の可動錠板が第一の扉の施錠位置から解錠位置までスライドし、前記錠の回動力で前記スライド板が逆方向にスライドするときには、前記連結機構の連結ピンが長孔内を移動することで、そのスライド力が前記両側の第一の可動錠板に伝わらず、前記係合機構を介して前記第二の可動錠板に伝えられ、前記第二の可動錠板が第二の扉の施錠位置から解錠位置までスライドすることを特徴とする。
本発明によると、錠の回動部位の回動力を受けるのはスライド板のみであり、第一の可動錠板及び第二の可動錠板には錠の回動部位が直接的に接触することはない。このため、錠の回動部位が接触する位置にはスライド板を一枚配置すれば良く、従来のように、第一の可動錠板等とスライド板と重ねて配置する必要がない。したがって、錠回りの構造が簡単になってパチンコ機の錠装置をコンパクトに製作でき、その錠装置の製作コストを低減させることができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載のパチンコ機の錠装置であって、
錠の回動部位の回動力はラック&ピニオン機構によってスライド板に伝達されることを特徴とする。
このため、錠の回動部位の回動角度とスライド板のスライド量とが比例する。したがって、従来のように、回動レバーでスライド板等を上動あるいは下動させる方式と比べ、錠の回動部位の回動角度とスライド板のスライド量との関係を正確に把握できるとともに、スライド板のスライド量も十分大きく設定できる。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2記載のパチンコ機の錠装置であって、ピニオンの歯は、円周方向の一部分に形成されていることを特徴とする。このため、ピニオンの製作が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第一の実施の形態]
以下、図1から図8に基づいて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機の錠装置の説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係るパチンコ機の錠装置に使用される第一錠ユニットの斜視図、図2は第一錠ユニットの側面図(A図)、正面図(B図)、図3から図6は第一錠ユニットの部品図である。また、図7は第二可動錠板の側面図、図8はパチンコ機の分解斜視図である。
先ず、図8に基づいて、本実施の形態に係るパチンコ機10の全体概略を説明する。なお、図8は従来のパチンコ機100の説明において使用したが、共通分部が多いためその図を再度使用する。
【0015】
パチンコ機10は、そのパチンコ機10のケースとなる機台枠11を備えており、その機台枠11に表枠13が扉状に開閉可能に取付けられている。表枠13は図示されていない遊技盤や制御装置等、パチンコ機の主要部品が取付けられる枠であり、木板を積層することにより所定の枠形状に成形される。表枠13の表面には金属製の飾り枠15がビス止めされ、その飾り枠15の部分に玉受け皿を有する前板(図示されていない)やガラス枠16が扉状に開閉可能に取付けられている。
【0016】
表枠13の開閉自由端側の裏面には、その表枠13の施錠を行う第一錠ユニット20が縦に取付けられている。また、飾り枠15の内側面にはその第一錠ユニット20の近傍にガラス枠16の施錠を行う第二錠ユニット30が取付けられている。
第一錠ユニット20は、表枠13の裏面に固定される固定基枠21を備えている。固定基枠21は、図1、図2に示すように、横断面形状がL字形に形成された棒状部材であり、表枠13に固定される固定板21sとその固定板21sに対してほぼ直角に折り曲げられたガイド板21aとから構成されている。固定基枠21の固定板21sには、その固定板21sのほぼ中央位置にシリンダ錠24が直角に取付けられている。シリンダ錠24は、図示されていない解錠キーによって回動させられる回動軸24r(図2(A)参照)を有しており、その回動軸24rの先端に回動プレート24pが例えばビス等により固定されている。
【0017】
このため、シリンダ錠24の回動軸24rが回動すると、回動プレート24pは固定基枠21の固定板21sと平行な状態で回動する。
回動プレート24pは、図6等に示すように、略円板状に成形されたピニオンであり、その中心部分に回動軸24rの先端面が嵌合する角穴24Hが形成されている。また、回動プレート24pの外周部には約180°の範囲で複数のピニオンの歯24w,24xが等間隔で形成されている。このように、ピニオンの歯24w,24xは約180°の範囲で形成されるため、全周にわたってピニオンの歯24w,24xを形成する場合と比べて歯24wと歯24xの間隔を自由に設定できる。
【0018】
固定基枠21のガイド板21aには、図1、図2に示すように、その上下方向における中央位置にスライド板23が重ねられた状態で摺動可能にセットされる。スライド板23は、シリンダ錠24の回動プレート24pの回動角度に応じた寸法だけ固定基枠21に沿って上下動する帯状板であり、その中央位置に回動プレート24pのピニオンの歯24w,24xと噛合するラック23rが形成されている。
【0019】
スライド板23は、図3に示すように、固定基枠21の固定板21sに沿う内側長辺23aが直線状に形成されており、その内側長辺23aに対して幅方向の反対側に位置する外側長辺23bが凹んだ台形状に形成されている。このため、スライド板23はその中央部23mが上端部23u及び下端部23dよりも狭くなっている。
スライド板23の外側長辺23bの中央位置には前述のラック23rが形成されている。このため、スライド板23の中央部分の幅は、そのスライド板23の内側長辺23aが固定基枠21の固定板21sに当接した状態で、回動プレート24pのピニオンの歯24w,24xがラック23rと確実に噛合できる値に設定されている。
【0020】
スライド板23には、ラック23rの上方に押し下げレバー23p(図3(B)参照)が直角に折り曲げ成形されている。
押し下げレバー23pは、後記する第二錠ユニット30の第二可動錠板32を押し下げるレバーであり、スライド板23が固定基枠21にセットされた状態でその固定基枠21のガイド板21aの形成されたスリット開口21k(図2(A)参照)から表枠13の内方向に突出する(図8参照)。
スライド板23の上端部23u及び下端部23dには、そのスライド板23と後記する第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28とを連結する連結ピン23xが取付けられている。さらに、スライド板23の下端部23dには固定基枠21の固定板21sに面接触する折り曲げ部23zが形成されており、その折り曲げ部23zの端部にバネ受け23yが形成されている。
【0021】
第一上部可動錠板27は表枠13の上部を施錠する錠板であり、図4等に示すように、可動板部27mとロック爪27aとによって側面視において逆L字形に形成されている。ロック爪27aは、機台枠11の上部錠爪部材11k(図8参照)に上方から掛けられる爪であり、そのロック爪27aの先端部分が略三角形の鉤状に形成されている。ロック爪27aの先端部分の下側には傾斜面27fが形成されており、表枠13が閉じられる際に機台枠11の上部錠爪部材11kがその傾斜面27fに当接する。そして、上部錠爪部材11kが傾斜面27fに接触している間、第一上部可動錠板27には表枠13の閉じ力がその傾斜面27fの働きで上動方向に加わる。また、ロック爪27aの傾斜面27fの後方(図中左側)には機台枠11の上部錠爪部材11kに掛けられる鉤部27kが形成されている。
【0022】
第一上部可動錠板27の可動板部27mは、固定基枠21のガイド板21aに沿って移動する部分であり、その可動板部27mの上部で、かつロック爪27aの基端部近傍にストッパ部27sが形成されている。ストッパ部27sは、第一上部可動錠板27の下動を規制する部分であり、その第一上部可動錠板27が下限位置(施錠位置)にある状態で、ストッパ部27sは固定基枠21のガイド板21aに設けられた上部押えピン21pに当接する(図2(A)参照)。
【0023】
可動板部27mのほぼ中央にはバネ受け27uが切り起こし状に形成されており、そのバネ受け27uに第一バネ22a(図2(A)参照)の一端が掛けられている。第一バネ22aは第一上部可動錠板27を弾性力で下限位置方向に付勢する部材であり、その第一バネ22aの他端が固定基枠21の固定板21sに形成された上部バネ受け21eに掛けられている。
【0024】
可動板部27mの下部は幅広に形成されており、その可動板部27mの下部に長孔27eが縦方向に形成されている。長孔27eは、図4に示すように、小径長孔27tとその小径長孔27tの下端部に形成された大径孔27xとから構成されており、その大径孔27xの内径がスライド板23の連結ピン23xの頭部の外径とほぼ等しい値に設定されている。また、小径長孔27tの内径がその連結ピン23xの軸部の外径とほぼ等しい値に設定されている。このため、連結ピン23xの頭部が長孔27eの大径孔27xに通されることにより、その連結ピン23xと長孔27eとが係合し、第一上部可動錠板27の可動板部27mはスライド板23の上端部23uと連結される。そして、第一上部可動錠板27とスライド板23とはその長孔27eの長さ分だけ上下方向に相対移動が可能となる。
【0025】
スライド板23は、第一上部可動錠板27が下限位置にある状態で、連結ピン23xが長孔27eの上端に当接する位置に配置される(図1、図2等参照)。このため、スライド板23がこの位置から上動すると、第一上部可動錠板27はスライド板23の連結ピン23xによって押し上げられ、第一バネ22aのバネ力に抗して上動する。一方、第一上部可動錠板27が下限位置にある状態で、連結ピン23xの下方には長孔27eによる遊び(空間)があるため、スライド板23はその長孔27eの長さ分だけ下動することができる。
【0026】
第一下部可動錠板28は表枠13の下部を施錠する錠板であり、図5等に示すように、可動板部28mとロック爪28aとによって側面視においてL字形に形成されている。ロック爪28aは、機台枠11の下部錠爪部材11d(図8参照)に上方から掛けられる爪であり、そのロック爪28aの先端部分が略三角形の鉤状に形成されている。ロック爪28aの先端部分の下側には傾斜面28fが形成されており、表枠13が閉じられる際に機台枠11の下部錠爪部材11dがその傾斜面28fに当接する。そして、下部錠爪部材11kが傾斜面28fに接触している間、第一下部可動錠板28には表枠13の閉じ力が傾斜面28fの働きで上方向に加わる。また、ロック爪28aの傾斜面28fの後方(図中左側)には機台枠11の下部錠爪部材11dに掛けられる鉤部28kが形成されている。
【0027】
第一下部可動錠板28の可動板部28mは、固定基枠21のガイド板21aに沿って移動する部分であり、その可動板部28mの下部で、かつロック爪28aの基端部近傍にストッパ部28sが形成されている。ストッパ部28sは、第一下部可動錠板28の下動を規制する部分であり、その第一下部可動錠板28が下限位置(施錠位置)にある状態で、ストッパ部28sは固定基枠21のガイド板21aに設けられた下部押えピン21qに当接する(図2(A)参照)。
【0028】
可動板部28mのほぼ中央にはバネ受け28uが切り起こし状に形成されており、そのバネ受け28uに第二バネ22b(図2(A)参照)の一端が掛けられている。第二バネ22bは第一下部可動錠板28を弾性力で下限位置方向に引っ張る部材であり、その第二バネ22bの他端が固定基枠21の固定板21sに形成された下部バネ受け21fに掛けられている。
【0029】
可動板部28mの上部は幅狭に形成されており、その可動板部28mの上部に長孔28eが縦方向に形成されている。長孔28eは、小径長孔28tとその小径長孔28tの下端部に形成された大径孔28xとから構成されており、その大径孔28xの内径がスライド板23の連結ピン23xの頭部の外径とほぼ等しい値に設定されている。また、小径長孔28tの内径がその連結ピン23xの軸部の外径とほぼ等しい値に設定されている。このため、連結ピン23xの頭部が長孔28eの大径孔28xに通されることにより、その連結ピン23xと長孔27eとが係合し、第一下部可動錠板28の可動板部28mはスライド板23の下端部23dと連結される。そして、第一下部可動錠板28とスライド板23とはその長孔27eの長さ分だけ上下方向に相対移動が可能となる。
【0030】
スライド板23は、第一下部可動錠板28が下限位置にある状態で、連結ピン23xが長孔27eの上端に当接する位置に配置される(図1、図2等参照)。このため、スライド板23がこの位置から上動すると、第一下部可動錠板28は、第一上部可動錠板27と共にスライド板23の連結ピン23xによって押し上げられ、第二バネ22bのバネ力に抗して上動する。一方、第一下部可動錠板28が下限位置にある状態で、連結ピン23xの下方には長孔28eの長さ分だけ遊び(空間)があるため、スライド板23はその長孔28eの長さ分だけ下動することができる。
【0031】
第一下部可動錠板28の上部には長孔28eの上方に上部バネ受け28yが形成されており、この上部バネ受け28yとスライド板23の下端部23dに形成されたバネ受け23yとの間に、図1に示すように、第三バネ22cが掛けられている。第三バネ22cは第一下部可動錠板28に対してスライド板23を引き上げる方向に付勢されている。このため、第一下部可動錠板28及び第一上部可動錠板27が下限位置に保持されている状態で、スライド板23の上下に設けられた連結ピン23xは第一下部可動錠板28及び第一上部可動錠板27の長孔27e,28eの上端に確実に当接するようになる。
即ち、第一上部可動錠板27が本発明の第一の可動錠板の一方の分割片に相当し、第一下部可動錠板28が本発明の第一の可動錠板の他方の分割片に相当する。また、表枠13が本発明の第一の扉に相当する。さらに、上動方向が本発明における正方向に相当し、下動方向が本発明における逆方向に相当する。
【0032】
第二錠ユニット30は、飾り枠15の内側面に沿って上下動する第二可動錠板32と、その第二可動錠板32を上下動可能なように飾り枠15の内側面に取付ける取付けピン(図示されていない)とから構成されている。
第二可動錠板32は、図7に示すように、縦長の帯状板材であり、その第二可動錠板32のガラス枠16側には上部と下部とにそれぞれ上部凹部32eと下部凹部32fとが形成されている。
【0033】
上部凹部32eの下側には略三角形のロック爪32aが形成されており、そのロック爪32aの先端側に傾斜面32mが形成されている。その傾斜面32mには、ガラス枠16が閉じられる際にそのガラス枠16の上部係止片16kが当接するようになっている。そして、上部係止片16kが傾斜面32mに接触している間、傾斜面32mの働きにより第二可動錠板32にはガラス枠16の閉じ力が下方向に加わる。また、ロック爪32aの傾斜面32mの後方(図中右側)にはガラス枠16の上部係止片16kに掛けられる鉤部32kが形成されている。
【0034】
同様に、下部凹部32fの下側には略三角形のロック爪32bが形成されており、そのロック爪32bの先端側に傾斜面32nが形成されている。その傾斜面32nには、ガラス枠16が閉じられる際にそのガラス枠16の下部係止片16dが当接する。そして、下部係止片16dが傾斜面32nに接触している間、その傾斜面32nの働きにより第二可動錠板32にはガラス枠16の閉じ力が下方向に加わる。また、ロック爪32bの傾斜面32nの後方(図中右側)にはガラス枠16の下部係止片16dに掛けられる鉤部32jが形成されている。
【0035】
上部凹部32eの下方及び下部凹部32fの上方にはそれぞれ傾斜長孔32x,32yが形成されている。傾斜長孔32x,32yには飾り枠15の内側面に固定された取付けピン(図示されていない)が挿入される。これによって、第二可動錠板32は傾斜長孔32x,32y及び取付けピンによって飾り枠15の内側面に取付けられ、それらの傾斜長孔32x,32yの寸法分だけ上下動が可能になる。
【0036】
第二可動錠板32の略中央位置には切り起こし状にバネ受け34が形成されており、このバネ受け34に第二可動錠板32を上限位置(施錠位置)まで引き上げる第四バネ(図示されていない)の一端が掛けられている。なお、前記第四バネの他端は飾り枠15の内側面に形成されたバネ受け(図示されていない)に掛けられる。このため、第二可動錠板32に外力が加わらない状態で、その第二可動錠板32は上限位置に保持されている。
【0037】
第二可動錠板32の略中央位置にはバネ受け34の下側に棒状の受けレバー35が表枠13の後方に突出するように形成されている。受けレバー35は、飾り枠15が表枠13の表面にビス止めされ、かつ第二可動錠板32が上限位置に保持されている状態で、第一錠ユニット20の押し下げレバー23pの下側に当接する。このため、第一錠ユニット20のスライド板23が下動して押し下げレバー23pが下降すると、その押し下げレバー23pが受けレバー35を押し下げ、第二可動錠板32は第四バネのバネ力に抗して下動する。
即ち、第二可動錠板32が本発明の第二の可動錠板に相当し、ガラス枠16が本発明の第二の扉に相当する。また、スライド板23の押し下げレバー23p及び第二可動錠板32の受けレバー35が本発明の係合機構に相当する。
【0038】
次に、本実施形態に係るパチンコ機の錠装置の動作説明を行う。なお、飾り枠15は表枠13の表面にビス止めされ、その表枠13と一体化されているものとする。
先ず、パチンコ機10の表枠13を施錠する方法について説明する。表枠13を施錠する場合には、その表枠13を閉じ、表枠13の開閉自由端側を機台枠11に押付ける。これによって、表枠13の施錠が自動的に行われる。
即ち、表枠13が閉じられる過程で、第一上部可動錠板27のロック爪27aの傾斜面27fが機台枠11の上部錠爪部材11kに当接して摺動する。また、第一下部可動錠板28のロック爪28aの傾斜面28fが機台枠11の下部錠爪部材11dに当接して摺動する。これによって、傾斜面27fが上部錠爪部材11kに当接している間、傾斜面27fの働きにより第一上部可動錠板27には表枠13の閉じ力が上方向に加わる。同様に、傾斜面28fが下部錠爪部材11dに当接している間、傾斜面28fの働きにより第一下部可動錠板28には表枠13の閉じ力が上方向に加わる。
【0039】
このとき、図1等に示すように、スライド板23の上側の連結ピン23xが第一上部可動錠板27の長孔27eの上端に当接しており、スライド板23の下側の連結ピン23xが第一下部可動錠板28の長孔28eの上端に当接している。このため、各連結ピン23xの下には遊びが生じており、両可動錠板27,28に対して上動方向に表枠13の閉じ力が加わると、両可動錠板27,28は、第一バネ22a、第二バネ22bのバネ力に抗して上動する。そして、機台枠11の上部錠爪部材11kが第一上部可動錠板27のロック爪27aの傾斜面27fを超えた段階で、第一上部可動錠板27が第一バネ22aの力で下動し、ロック爪27aの鉤部27kが機台枠11の上部錠爪部材11kに掛けられる。
【0040】
同様に、機台枠11の下部錠爪部材11dが第一下部可動錠板28のロック爪28aの傾斜面28fを超えた段階で、第一下部可動錠板28が第二バネ22bの力で下動し、ロック爪28aの鉤部28kが機台枠11の下部錠爪部材11dに掛けられる。これによって、表枠13が完全に閉じられ、その表枠13の施錠が行われる。
【0041】
ガラス枠16の施錠は、そのガラス枠16を閉じ、ガラス枠16の開閉自由端側を表枠13に押付けることにより、自動的に行われる。即ち、ガラス枠16が閉じられる過程でそのガラス枠16の上部係止片16k及び下部係止片16dが飾り枠15の第二可動錠板32の傾斜面32m,32nにそれぞれ当接して摺動する。これによって、上部係止片16k及び下部係止片16dが傾斜面32m,32nに当接している間、その傾斜面32m,32nの働きにより第二可動錠板32にはガラス枠16の閉じ力が下方向に加わる。
【0042】
このため、第二可動錠板32はガラス枠16の閉じ力により、第四バネ(図示されていない)のバネ力に抗して下動する。そして、ガラス枠16の上部係止片16k及び下部係止片16dが第二可動錠板32の傾斜面32m,32nを超えた段階で、第二可動錠板32が第四バネの力で上動し、ロック爪32a,32bの鉤部32k,32jがそれぞれガラス枠16の上部係止片16k及び下部係止片16dに掛けられる。これによって、ガラス枠16が完全に閉じられ、そのガラス枠16の施錠が行われる。
【0043】
次に、ガラス枠16の解錠を行うには、解錠キーをシリンダ錠24に挿入して逆回動(図3(B)において右回動)させる。これによって、シリンダ錠24の回動プレート24pが図3(B)において右回動し、その回動プレート24pの回動力がラック&ピニオン24w,24x,23rの働きでスライド板23に伝達される。これによって、スライド板23は第三バネ23cのバネ力に抗して固定基枠21に沿って下動する。このとき、前述のように、第一上部可動錠板27の長孔27eの上端及び第一下部可動錠板28の長孔28eの上端にスライド板23の各連結ピン23xが当接しているため、スライド板23が下動する際にそのスライド板23の各連結ピン23xは長孔27e,28e内を下方に移動し、スライド板23が第一上部可動錠板27、第一下部可動錠板28と干渉することはない。
【0044】
スライド板23が下動すると、そのスライド板23に形成された押し下げレバー23pが下降して第二可動錠板32の受けレバー35を押し下げる。これによって、第二可動錠板32が第四バネのバネ力に抗して下動し、その第二可動錠板32に形成されたロック爪32a,32bの鉤部32k,32jがそれぞれガラス枠16の上部係止片16k及び下部係止片16dから外される。これによって、ガラス枠16の解錠が行われる。
【0045】
次に、表枠13を解錠するには、解錠キーをシリンダ錠24に挿入して正回動(図3(B)において左回動)させる。これによって、シリンダ錠24の回動プレート24pが図3(B)において左回動し、その回動プレート24pの回動力がラック&ピニオン24w,24x,23rの働きでスライド板23に伝達される。これによって、スライド板23は固定基枠21に沿って上動する。このとき、前述のように、スライド板23の各々の連結ピン23xは第一上部可動錠板27の長孔27eの上端及び第一下部可動錠板28の長孔28eの上端にそれぞれ当接しているため、スライド板23が上動すると第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28はスライド板23によって押し上げられあるいは引き上げられて、第一バネ22a、第二バネ22bのバネ力に抗して上動する。
【0046】
これによって、第一上部可動錠板27のロック爪27aの鉤部27kが機台枠11の上部錠爪部材11kから外れ、第一下部可動錠板28のロック爪28aの鉤部28kが機台枠11の下部錠爪部材11dから外れる。これによって、表枠13の解錠が行われる。
【0047】
このように、本実施形態に係るパチンコ機10の錠装置によると、シリンダ錠24の回動プレート24pに直接接触するのはスライド板23のみであり、第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28はそのシリンダ錠24の回動プレート24pと接触しない位置に配置されている。このため、シリンダ錠24の回動プレート24pの位置にはスライド板23を一枚配置すれば良く、従来のように、第一上部可動錠板27等とスライド板23とを重ねて配置する必要がない。したがって、シリンダ錠24の回りの構造が簡単になってパチンコ機の錠装置をコンパクトに製作でき、その錠装置の製作コストを低減させることができる。
【0048】
また、シリンダ錠24の回動プレート24pの回動力はラック&ピニオン23r,24w,24xによってスライド板に伝達されるため、回動プレート24pの回動角度とスライド板23の上動量あるいは下動量とが比例する。したがって、従来のように、回動レバーでスライド板等を上動あるいは下動させる方式と比べ、シリンダ錠24の回動プレート24pの回動角度とスライド板23の移動量との関係を正確に把握できるとともに、スライド板23の移動量も十分大きく設定できる。このため、ロック爪27a,28aの高さ寸法を大きく設定でき、施錠の信頼性を向上させることができる。
【0049】
また、回動プレート24pのピニオンの歯24w,24xは、円周方向の一部分(約180°の範囲)に形成されているため、ピニオンの製作が容易になるとともに、全周にわたって歯を形成する場合と比べて歯と歯との間隔を自由に設定できる。
第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28とスライド板23とは長孔27e,28eと連結ピン23xとによって連結されており、第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28に対してスライド板23が下動できる遊びが設けられているため、スライド板23が下動する際にそのスライド板23が第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28と干渉することがない。さらに、長孔27e,28eを使用しているため、連結状態を確保した状態で遊びを確実に形成できる。
【0050】
ここで、本実施の形態においては、ガラス枠16及び表枠13の錠装置について説明したが、これ以外の扉に対しても本発明に係る錠装置を使用することは可能である。
また、ラック&ピニオン機構により、シリンダ錠24の回動力をスライド板23に伝達する例を示したが、従来のように、解錠レバーを使用する方法であっても良い。
また、長孔27e,28eによりスライド板23と第一上部可動錠板27及び第一下部可動錠板28との間に遊びを形成する例を示したが、切り欠き等により遊びを形成しても良い。
【0051】
【発明の効果】
本発明によると、錠の回動部位が接触する位置にスライド板を一枚配置すれば良いため、錠回りの構造が簡単になってパチンコ機の錠装置をコンパクトに製作でき、その錠装置の製作コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るパチンコ機の錠装置に使用される第一錠ユニットの斜視図である。
【図2】第一錠ユニットの側面図(A図)及びA図のB−B矢視図(B図)である。
【図3】第一錠ユニットを構成するスライド板の正面図(A図)及びA図のB−B矢視図(B図)である。
【図4】第一錠ユニットを構成する第一上部可動錠板の正面図(A図)及びA図のB−B矢視図(B図)である。
【図5】第一錠ユニットを構成する第一下部可動錠板の正面図(A図)及びA図のB−B矢視図(B図)である。
【図6】シリンダ錠の回動プレートの側面図(A図)及び正面図(B図)である。
【図7】本発明の実施形態1に係るパチンコ機の錠装置に使用される第二錠ユニットの第二可動錠板の側面図である。
【図8】パチンコ機の分解斜視図である。
【図9】従来の第一錠ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機
13 表枠(第一の扉)
15 飾り枠
16 ガラス枠(第二の扉)
20 第一錠ユニット
23 スライド板
23r ラック
23x 連結ピン(連結機構)
23p 押し下げレバー(係合機構)
24 シリンダ錠(錠)
24p 回動プレート(回動部位)
24w 歯(ピニオン)
24x 歯(ピニオン)
27 第一上部可動錠板(第一の可動錠板の分割片)
27e 長孔(連結機構)
28 第一下部可動錠板(第一の可動錠板の分割片)
28e 長孔(連結機構)
32 第二可動錠板(第二の可動錠板)
35 受けレバー(係合機構)

Claims (3)

  1. 一個の錠で複数の扉の解錠を行うパチンコ機の錠装置であって、
    錠の回動部位が正回動することによりその回動力を受けて正方向にスライドし、前記錠の回動部位が逆回動することによりその回動力を受けて逆方向にスライドするスライド板と、
    前記スライド板の一端と他端とに、連結ピンと長孔とからなる連結機構を介して連結されており、第一の扉を施錠する施錠位置と、その第一の扉を解錠する解錠位置との間でスライド可能な第一の可動錠板と、
    前記スライド板の係合機構と係合可能に構成されており、第二の扉を施錠する施錠位置と、前記第二の扉を解錠する解錠位置との間でスライド可能な第二の可動錠板とを有しており
    前記錠の回動力で前記スライド板が正方向にスライドするときには、前記連結機構の連結ピンと長孔の端部とが係合して、そのスライド力が両側の第一の可動錠板に伝えられ、それらの第一の可動錠板が第一の扉の施錠位置から解錠位置までスライドし、
    前記錠の回動力で前記スライド板が逆方向にスライドするときには、前記連結機構の連結ピンが長孔内を移動することで、そのスライド力が前記両側の第一の可動錠板に伝わらず、前記係合機構を介して前記第二の可動錠板に伝えられ、前記第二の可動錠板が第二の扉の施錠位置から解錠位置までスライドすることを特徴とするパチンコ機の錠装置。
  2. 請求項1記載のパチンコ機の錠装置であって、
    錠の回動部位の回動力はラック&ピニオン機構によってスライド板に伝達されることを特徴とするパチンコ機の錠装置。
  3. 請求項2記載のパチンコ機の錠装置であって、
    ピニオンの歯は、円周方向の一部分に形成されていることを特徴とするパチンコ機の錠装置。
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