JP3693004B2 - フィラー部構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィラー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車などの車両には、車体に給油口が設けられ、この給油口には、フィラーリッドが開閉可能に取付けられている。この給油口の内部には燃料タンクから延びるフィラーネックが収容され、このフィラーネックにはフィラーキャップが取付けられている。
【0003】
このような構成によれば、フィラーリッドを開くことによって給油口を外部に露出させ、次いで、給油口内部のフィラーキャップを外してフィラーネックを開口させることにより、フィラーネックを介して給油を行うことができる。そして、給油終了後は、フィラーネックにフィラーキャップを取付け、フィラーリッドを閉じて給油口を覆い隠すようにする。
【0004】
このようなフィラー部構造では、人体に帯電した静電気を除電する必要があり、そのために、従来、特開2001−121978号公報のように、フィラーキャップハンドルから紐を介して車体にアースするようにしたものなどが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−121978号公報のフィラー部構造では、紐の長さが車種毎に異なってしまうため、用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップの開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開けにくくなるおそれがあるなどの問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、紐を用いずにフィラーキャップから車体へ放電を行うことのできるフィラー部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、
フィラーキャップ本体に対して導電性部材よりなるハンドルを着脱自在に設けると共に、フィラーキャップ本体から外したハンドルを車体と電気的に接触させた状態で保持するハンドル保持部を車体に設けたフィラー部構造を特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、フィラーキャップ本体から外した導電性のハンドルを車体のハンドル保持部に車体と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体を外すためにハンドルを触った時点で、人体にたまった静電気をハンドルから車体へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0009】
請求項2に記載された発明では、ハンドルによってフィラーキャップ本体を回転可能なキャップ回転機構を設けると共に、該キャップ回転機構が、ハンドルに設けられた挿入軸部、および、該挿入軸部の先端に設けられた操作用突起と、フィラーキャップ本体に形成された、前記挿入軸部および操作用突起を収容する挿入孔、および、該挿入孔の奥部に形成された、前記操作用突起によって操作される突起受部とを備えた請求項1記載のフィラー部構造を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、キャップ回転機構により、ハンドルがないとフィラーキャップ本体を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドルによる操作を行わせることができる。
【0011】
請求項3に記載された発明では、ハンドル保持部がフィラーリッドに設けられると共に、ハンドル保持部に保持されたハンドルを押さえるハンドル押さえ機構が設けられた請求項1または2記載のフィラー部構造を特徴としている。
【0012】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、フィラーリッドにハンドル保持部を取付けることにより、車体へのハンドルの設置が容易になると共に、ハンドルの着脱を容易化することができる。また、ハンドルから車体へのアースを確実に取ることができる。更に、ハンドル押さえ機構を設けたことにより、走行中にハンドルがハンドル保持部から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構としてフィラーリッドを開けるバネを利用することにより、部品点数の増加を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
導電性
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0014】
図1〜図10は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0015】
まず、構成を説明すると、自動車などの車両では、車体36に給油口部37が設けられており(図7参照)、この給油口部37の内部には燃料タンクから延びる図1に示すようなフィラーネック1が収容され、このフィラーネック1にはフィラーキャップ本体2が取付けられている。
【0016】
このフィラーキャップ本体2は、フィラーネック1のネジ部分に螺着されるキャップ部3と、このキャップ部3の背面側に図示しないラチェット機構を介して取付けられたハンドル部4とを備えている。このラチェット機構は、通常はキャップ部3とハンドル部4とを共廻りさせると共に、一定以上の力が作用した時にキャップ部3とハンドル部4とを空廻りさせるようにするものである。また、キャップ部3の外周には、段状のシール取付部5が形成され、このシール取付部5にはフィラーネック1上部との間でシールを行わせるシールリング6が外嵌されている。
【0017】
上記ハンドル部4は、キャップ部3の背面側に上記ラチェット機構を介して連結されるハンドル内周部7と、このハンドル内周部7に外嵌されるハンドル外周部8とを備えている。このハンドル外周部8は、導電性樹脂によって構成されたほぼ筒状体であり、その背面側に設けられたリング状部分にはハンドル9が設置されている。なお、ハンドル内周部7とハンドル外周部8とは、ハンドル内周部7の外側面に形成した周溝10と、ハンドル外周部8の内側面に形成した内フランジ11との嵌合により、軸線方向に対しては一体化されると共に、軸線方向を中心として周方向へ相対的に回転可能とされている。
【0018】
この実施の形態のものでは、図2に示すように、フィラーキャップ本体2とハンドル9とを別体に構成し、フィラーキャップ本体2に対してハンドル9を着脱自在とする。
【0019】
このハンドル9は、導電性部材により構成され、図3に示すように、ハンドル内周部7およびハンドル外周部8の背面にほぼ当接可能な円板部15を有すると共に、この円板部15の背面には、ほぼ直径方向へ延びる把手16が立設されている。
【0020】
そして、図4に示すように、ハンドル9とフィラーキャップ本体2との間に、ハンドル9のみによってフィラーキャップ本体2を回転可能なキャップ回転機構17を設ける。
【0021】
このキャップ回転機構17として、ハンドル9の円板部15におけるハンドル内周部7背面などへの当接面の軸心位置に軸線方向へ延びる挿入軸部18を設ける。また、この挿入軸部18の先端に、ほぼ半径方向へ延びる操作用突起19を有するフランジ20を設ける。なお、この操作用突起19は、この実施の形態では、周方向に180度離れた位置に2箇所設けられて、偶力を発生し得るように構成されている。また、フランジ20の径は、ハンドル外周部8のリング状部分の内径よりも小径のものとする。
【0022】
また、キャップ回転機構17として、フィラーキャップ本体2におけるハンドル内周部7の背面の軸心位置に、軸線方向へ延びて、挿入軸部18、フランジ20、操作用突起19を収容可能な所要形状の挿入孔21を設けている。また、この挿入孔21の奥部に、操作用突起19によって押される突起受部22,23を有する部分周溝部24を形成する。
【0023】
この部分周溝部24は、挿入孔21へ挿入した挿入軸部18を締込方向25へ軸転した時の操作用突起19の通過軌跡に沿って挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度延設されたものである。また、この場合、突起受部22,23は、部分周溝部24の両端壁部となっている。なお、この部分周溝部24は、この実施の形態では、操作用突起19に対応させて、周方向に180度離れた位置に2箇所設けられている。
【0024】
更に、このキャップ回転機構17には、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置となったことを体感させる体感機構26が設けられている。この体感機構26として、図6に示すように、部分周溝部24における突起受部22の近傍に一対の切欠27が形成され、この一対の切欠27の間に係止爪28を有する弾性片29が形成されている。また、体感機構26として、操作用突起19には係止爪28に係止される係止爪30が二条形成されている。
【0025】
更に、図7〜図10に示すように、フィラーキャップ本体2から外したハンドル9を車体36と電気的に接触させた状態で保持するハンドル保持部35が車体36に設けられる。
【0026】
このハンドル保持部35は車体36の給油口部37を覆うフィラーリッド38に設けられている。ここで、フィラーリッド38は給油口部37に、ヒンジ部39を介してほぼ水平方向へ開閉可能に取付けられている。ヒンジ部39は、車体36にボルトなどで固定された車体側取付片40と、フィラーリッド38の裏面に溶接などで取付けられたフィラーリッド側取付片41と、車体側取付片40およびフィラーリッド側取付片41を軸支してほぼ上下方向へ延びるヒンジ軸42とを備えている。
【0027】
そして、フィラーリッド38にはフィラーリッド内張43が設けられ、このフィラーリッド内張43にハンドル保持部35が設けられている。このハンドル保持部35は、横向きにしたハンドル9のフランジ20および操作用突起19を収容するポケット44を構成する平面視ハット状をしたハット状部45と、このハット状部45におけるハンドル9の円板部15に対する当接面に形成された、ハンドル9の挿入軸部18を上方から差込んでガイドするほぼU字状のガイド溝部46とを備えている。
【0028】
ハンドル9の挿入軸部18は、図3(a)(b)に示すように、把手16の両端と対応する側の部分を小判型に切欠かれた断面を有しており、ガイド溝部46は、この切欠部47間の幅48とほぼ等しい幅寸法49を有することにより、把手16を横へ向けてハンドル9を保持した状態でハンドル9の廻り止めを行わせる廻り止め機構50を構成している。
【0029】
更に、ハンドル保持部35に保持されたハンドル9を押さえるハンドル押さえ機構51が設けられている。このハンドル押さえ機構51には、例えば、ヒンジ軸42に中間部を軸支された板バネ52と、この板バネ52をハンドル保持部35へ向けて付勢可能な押圧部材53とが用いられている。この板バネ52は、ヒンジ軸42によって軸支されている部分で鋭角に屈曲されると共に、その一端側の長腕部54にてハンドル保持部35に保持されたハンドル9の把手16よりも下方の円板部15を押さえ得るように設定されており、また、板バネ52の他端側の短腕部55がフィラーリッド38の内面に当接可能とされている。
【0030】
上記押圧部材53は、ヒンジ部39の車体側取付片40から突設され、フィラーリッド38を閉じた時には、板バネ52の長腕部54を直接押圧して、ハンドル9をフィラーリッド38へ押付けると共に、板バネ52の短腕部55を間接的に撓めてフィラーリッド38を開方向へ付勢させ、フィラーリッド38を開いた時には、板バネ52の長腕部54から離間して、板バネ52による上記各付勢力を解放し得るように設定されている。
【0031】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0032】
フィラーネック1に対しフィラーキャップ本体2を取付ける場合には、図4に示すように、ハンドル9の挿入軸部18、フランジ20、操作用突起19を、フィラーキャップ本体2におけるハンドル内周部7の挿入孔21へ挿入し、ハンドル内周部7に対してハンドル9を締込方向25へ廻す。すると、挿入軸部18の操作用突起19が挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度移動したところで、図5、図6に示すように、操作用突起19が突起受部22に当接し、操作用突起19によってハンドル内周部7を押してフィラーキャップ本体2を回転することが可能となる。
【0033】
この際、操作用突起19に形成した係止爪30の一方が、ハンドル内周部7の弾性片29に抗して係止爪28を乗り越え、他方の係止爪30が係止爪28に係止されることにより、所要の節度感が生じ、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置となったことを体感することが可能となる。また、他方の係止爪30と係止爪28との係止によって、操作用突起19によるハンドル内周部7の押し動かしを補助することができる。
【0034】
反対に、フィラーネック1からフィラーキャップ本体2を取外す場合には、図5の状態からハンドル9を締込方向25と反対の緩め方向へ廻す。すると、挿入軸部18の操作用突起19が挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度移動したところで、図4に示すように、操作用突起19が突起受部23に当接し、操作用突起19によってハンドル内周部7を押してフィラーキャップ本体2を回転することが可能となる。
【0035】
この際、操作用突起19に形成した係止爪30の一方が、ハンドル内周部7の弾性片29に抗して係止爪28を乗り越え、操作用突起19と弾性片29との係止が解除されることにより、所要の節度感が生じ、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置でなくなったことを体感することが可能となる。
【0036】
フィラーネック1に対するフィラーキャップ本体2の取付け、取外しが終了したら、ハンドル9は、図5の状態とすることによって、そのままフィラーキャップ本体2から分離することができる。フィラーキャップ本体2から分離したハンドル9は、図8、図9に示すように、横向き状態にしてフィラーリッド38の裏面に形成されたハンドル保持部35に保持させるようにする。
【0037】
そして、フィラーリッド38を閉じると、押圧部材53が板バネ52の長腕部54を直接押圧して、ハンドル9をフィラーリッド38へ押付けると共に、板バネ52の短腕部55を間接的に撓めてフィラーリッド38を開方向へ付勢させるようにする。これにより、走行中にハンドル保持部35からハンドル9が脱落することが防止される。
【0038】
また、フィラーリッド38を開くと、押圧部材53が板バネ52の長腕部54から離間して、板バネ52による上記各付勢力を解放するため、ハンドル保持部35に対するハンドル9の着脱を容易に行うことができる。
【0039】
このように、フィラーキャップ本体2から外した導電性のハンドル9を車体36のハンドル保持部35に車体36と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体2を外すためにハンドル9を触った時点で、人体にたまった静電気をハンドル9から車体36へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体2の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッド38などに挟まるという問題や、紐がフィラーリッド38などに引っ掛かってフィラーリッド38が開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0040】
また、キャップ回転機構17により、ハンドル9がないとフィラーキャップ本体2を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドル9による操作を行わせることができる。
【0041】
更に、フィラーリッド38にハンドル保持部35を取付けることにより、車体36へのハンドル9の設置が容易になると共に、ハンドル9の着脱を容易化することができる。また、ハンドル9から車体36へのアースを確実に取ることができる。特に、フィラーリッド内張43にハンドル保持部35を設けたことにより、容易にハンドル保持部35を設置することができる。更に、ハンドル押さえ機構51を設けたことにより、走行中にハンドル9がハンドル保持部35から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構51としてフィラーリッド38を開ける板バネ52を利用することにより、部品点数の増加を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、フィラーキャップ本体から外した導電性のハンドルを車体のハンドル保持部に車体と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体を外すためにハンドルを触った時点で、人体にたまった静電気をハンドルから車体へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、キャップ回転機構により、ハンドルがないとフィラーキャップ本体を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドルによる操作を行わせることができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、フィラーリッドにハンドル保持部を取付けることにより、車体へのハンドルの設置が容易になると共に、ハンドルの着脱を容易化することができる。また、ハンドルから車体へのアースを確実に取ることができる。更に、ハンドル押さえ機構を設けたことにより、走行中にハンドルがハンドル保持部から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構としてフィラーリッドを開けるバネを利用することにより、部品点数の増加を防止することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフィラーキャップ本体の縦断面図である。
【図2】図1のフィラーキャップ本体に対し、ハンドルを着脱する状態を示す斜視図である。
【図3】(a)はハンドルの側面図、(b)はハンドル(a)のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図4の作動図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】ハンドル保持部の斜視図である。
【図8】図7のフィラーリッドの内面図である。
【図9】図7の平面図である。
【図10】図9の作動図である。
【符号の説明】
2 フィラーキャップ本体
9 ハンドル
17 キャップ回転機構
18 挿入軸部
19 操作用突起
21 挿入孔
22 突起突起受部
23 突起突起受部
35 ハンドル保持部
36 車体
38 フィラーリッド
51 ハンドル押さえ機構
【発明の属する技術分野】
この発明は、フィラー部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車などの車両には、車体に給油口が設けられ、この給油口には、フィラーリッドが開閉可能に取付けられている。この給油口の内部には燃料タンクから延びるフィラーネックが収容され、このフィラーネックにはフィラーキャップが取付けられている。
【0003】
このような構成によれば、フィラーリッドを開くことによって給油口を外部に露出させ、次いで、給油口内部のフィラーキャップを外してフィラーネックを開口させることにより、フィラーネックを介して給油を行うことができる。そして、給油終了後は、フィラーネックにフィラーキャップを取付け、フィラーリッドを閉じて給油口を覆い隠すようにする。
【0004】
このようなフィラー部構造では、人体に帯電した静電気を除電する必要があり、そのために、従来、特開2001−121978号公報のように、フィラーキャップハンドルから紐を介して車体にアースするようにしたものなどが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−121978号公報のフィラー部構造では、紐の長さが車種毎に異なってしまうため、用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップの開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開けにくくなるおそれがあるなどの問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、紐を用いずにフィラーキャップから車体へ放電を行うことのできるフィラー部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、
フィラーキャップ本体に対して導電性部材よりなるハンドルを着脱自在に設けると共に、フィラーキャップ本体から外したハンドルを車体と電気的に接触させた状態で保持するハンドル保持部を車体に設けたフィラー部構造を特徴としている。
【0008】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、フィラーキャップ本体から外した導電性のハンドルを車体のハンドル保持部に車体と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体を外すためにハンドルを触った時点で、人体にたまった静電気をハンドルから車体へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0009】
請求項2に記載された発明では、ハンドルによってフィラーキャップ本体を回転可能なキャップ回転機構を設けると共に、該キャップ回転機構が、ハンドルに設けられた挿入軸部、および、該挿入軸部の先端に設けられた操作用突起と、フィラーキャップ本体に形成された、前記挿入軸部および操作用突起を収容する挿入孔、および、該挿入孔の奥部に形成された、前記操作用突起によって操作される突起受部とを備えた請求項1記載のフィラー部構造を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項2にかかる発明によれば、キャップ回転機構により、ハンドルがないとフィラーキャップ本体を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドルによる操作を行わせることができる。
【0011】
請求項3に記載された発明では、ハンドル保持部がフィラーリッドに設けられると共に、ハンドル保持部に保持されたハンドルを押さえるハンドル押さえ機構が設けられた請求項1または2記載のフィラー部構造を特徴としている。
【0012】
このように構成された請求項3にかかる発明によれば、フィラーリッドにハンドル保持部を取付けることにより、車体へのハンドルの設置が容易になると共に、ハンドルの着脱を容易化することができる。また、ハンドルから車体へのアースを確実に取ることができる。更に、ハンドル押さえ機構を設けたことにより、走行中にハンドルがハンドル保持部から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構としてフィラーリッドを開けるバネを利用することにより、部品点数の増加を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
導電性
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0014】
図1〜図10は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0015】
まず、構成を説明すると、自動車などの車両では、車体36に給油口部37が設けられており(図7参照)、この給油口部37の内部には燃料タンクから延びる図1に示すようなフィラーネック1が収容され、このフィラーネック1にはフィラーキャップ本体2が取付けられている。
【0016】
このフィラーキャップ本体2は、フィラーネック1のネジ部分に螺着されるキャップ部3と、このキャップ部3の背面側に図示しないラチェット機構を介して取付けられたハンドル部4とを備えている。このラチェット機構は、通常はキャップ部3とハンドル部4とを共廻りさせると共に、一定以上の力が作用した時にキャップ部3とハンドル部4とを空廻りさせるようにするものである。また、キャップ部3の外周には、段状のシール取付部5が形成され、このシール取付部5にはフィラーネック1上部との間でシールを行わせるシールリング6が外嵌されている。
【0017】
上記ハンドル部4は、キャップ部3の背面側に上記ラチェット機構を介して連結されるハンドル内周部7と、このハンドル内周部7に外嵌されるハンドル外周部8とを備えている。このハンドル外周部8は、導電性樹脂によって構成されたほぼ筒状体であり、その背面側に設けられたリング状部分にはハンドル9が設置されている。なお、ハンドル内周部7とハンドル外周部8とは、ハンドル内周部7の外側面に形成した周溝10と、ハンドル外周部8の内側面に形成した内フランジ11との嵌合により、軸線方向に対しては一体化されると共に、軸線方向を中心として周方向へ相対的に回転可能とされている。
【0018】
この実施の形態のものでは、図2に示すように、フィラーキャップ本体2とハンドル9とを別体に構成し、フィラーキャップ本体2に対してハンドル9を着脱自在とする。
【0019】
このハンドル9は、導電性部材により構成され、図3に示すように、ハンドル内周部7およびハンドル外周部8の背面にほぼ当接可能な円板部15を有すると共に、この円板部15の背面には、ほぼ直径方向へ延びる把手16が立設されている。
【0020】
そして、図4に示すように、ハンドル9とフィラーキャップ本体2との間に、ハンドル9のみによってフィラーキャップ本体2を回転可能なキャップ回転機構17を設ける。
【0021】
このキャップ回転機構17として、ハンドル9の円板部15におけるハンドル内周部7背面などへの当接面の軸心位置に軸線方向へ延びる挿入軸部18を設ける。また、この挿入軸部18の先端に、ほぼ半径方向へ延びる操作用突起19を有するフランジ20を設ける。なお、この操作用突起19は、この実施の形態では、周方向に180度離れた位置に2箇所設けられて、偶力を発生し得るように構成されている。また、フランジ20の径は、ハンドル外周部8のリング状部分の内径よりも小径のものとする。
【0022】
また、キャップ回転機構17として、フィラーキャップ本体2におけるハンドル内周部7の背面の軸心位置に、軸線方向へ延びて、挿入軸部18、フランジ20、操作用突起19を収容可能な所要形状の挿入孔21を設けている。また、この挿入孔21の奥部に、操作用突起19によって押される突起受部22,23を有する部分周溝部24を形成する。
【0023】
この部分周溝部24は、挿入孔21へ挿入した挿入軸部18を締込方向25へ軸転した時の操作用突起19の通過軌跡に沿って挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度延設されたものである。また、この場合、突起受部22,23は、部分周溝部24の両端壁部となっている。なお、この部分周溝部24は、この実施の形態では、操作用突起19に対応させて、周方向に180度離れた位置に2箇所設けられている。
【0024】
更に、このキャップ回転機構17には、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置となったことを体感させる体感機構26が設けられている。この体感機構26として、図6に示すように、部分周溝部24における突起受部22の近傍に一対の切欠27が形成され、この一対の切欠27の間に係止爪28を有する弾性片29が形成されている。また、体感機構26として、操作用突起19には係止爪28に係止される係止爪30が二条形成されている。
【0025】
更に、図7〜図10に示すように、フィラーキャップ本体2から外したハンドル9を車体36と電気的に接触させた状態で保持するハンドル保持部35が車体36に設けられる。
【0026】
このハンドル保持部35は車体36の給油口部37を覆うフィラーリッド38に設けられている。ここで、フィラーリッド38は給油口部37に、ヒンジ部39を介してほぼ水平方向へ開閉可能に取付けられている。ヒンジ部39は、車体36にボルトなどで固定された車体側取付片40と、フィラーリッド38の裏面に溶接などで取付けられたフィラーリッド側取付片41と、車体側取付片40およびフィラーリッド側取付片41を軸支してほぼ上下方向へ延びるヒンジ軸42とを備えている。
【0027】
そして、フィラーリッド38にはフィラーリッド内張43が設けられ、このフィラーリッド内張43にハンドル保持部35が設けられている。このハンドル保持部35は、横向きにしたハンドル9のフランジ20および操作用突起19を収容するポケット44を構成する平面視ハット状をしたハット状部45と、このハット状部45におけるハンドル9の円板部15に対する当接面に形成された、ハンドル9の挿入軸部18を上方から差込んでガイドするほぼU字状のガイド溝部46とを備えている。
【0028】
ハンドル9の挿入軸部18は、図3(a)(b)に示すように、把手16の両端と対応する側の部分を小判型に切欠かれた断面を有しており、ガイド溝部46は、この切欠部47間の幅48とほぼ等しい幅寸法49を有することにより、把手16を横へ向けてハンドル9を保持した状態でハンドル9の廻り止めを行わせる廻り止め機構50を構成している。
【0029】
更に、ハンドル保持部35に保持されたハンドル9を押さえるハンドル押さえ機構51が設けられている。このハンドル押さえ機構51には、例えば、ヒンジ軸42に中間部を軸支された板バネ52と、この板バネ52をハンドル保持部35へ向けて付勢可能な押圧部材53とが用いられている。この板バネ52は、ヒンジ軸42によって軸支されている部分で鋭角に屈曲されると共に、その一端側の長腕部54にてハンドル保持部35に保持されたハンドル9の把手16よりも下方の円板部15を押さえ得るように設定されており、また、板バネ52の他端側の短腕部55がフィラーリッド38の内面に当接可能とされている。
【0030】
上記押圧部材53は、ヒンジ部39の車体側取付片40から突設され、フィラーリッド38を閉じた時には、板バネ52の長腕部54を直接押圧して、ハンドル9をフィラーリッド38へ押付けると共に、板バネ52の短腕部55を間接的に撓めてフィラーリッド38を開方向へ付勢させ、フィラーリッド38を開いた時には、板バネ52の長腕部54から離間して、板バネ52による上記各付勢力を解放し得るように設定されている。
【0031】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0032】
フィラーネック1に対しフィラーキャップ本体2を取付ける場合には、図4に示すように、ハンドル9の挿入軸部18、フランジ20、操作用突起19を、フィラーキャップ本体2におけるハンドル内周部7の挿入孔21へ挿入し、ハンドル内周部7に対してハンドル9を締込方向25へ廻す。すると、挿入軸部18の操作用突起19が挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度移動したところで、図5、図6に示すように、操作用突起19が突起受部22に当接し、操作用突起19によってハンドル内周部7を押してフィラーキャップ本体2を回転することが可能となる。
【0033】
この際、操作用突起19に形成した係止爪30の一方が、ハンドル内周部7の弾性片29に抗して係止爪28を乗り越え、他方の係止爪30が係止爪28に係止されることにより、所要の節度感が生じ、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置となったことを体感することが可能となる。また、他方の係止爪30と係止爪28との係止によって、操作用突起19によるハンドル内周部7の押し動かしを補助することができる。
【0034】
反対に、フィラーネック1からフィラーキャップ本体2を取外す場合には、図5の状態からハンドル9を締込方向25と反対の緩め方向へ廻す。すると、挿入軸部18の操作用突起19が挿入孔21の周方向にほぼ1/4周分程度移動したところで、図4に示すように、操作用突起19が突起受部23に当接し、操作用突起19によってハンドル内周部7を押してフィラーキャップ本体2を回転することが可能となる。
【0035】
この際、操作用突起19に形成した係止爪30の一方が、ハンドル内周部7の弾性片29に抗して係止爪28を乗り越え、操作用突起19と弾性片29との係止が解除されることにより、所要の節度感が生じ、ハンドル9が、フィラーキャップ本体2のハンドル内周部7に対して、締込開始位置でなくなったことを体感することが可能となる。
【0036】
フィラーネック1に対するフィラーキャップ本体2の取付け、取外しが終了したら、ハンドル9は、図5の状態とすることによって、そのままフィラーキャップ本体2から分離することができる。フィラーキャップ本体2から分離したハンドル9は、図8、図9に示すように、横向き状態にしてフィラーリッド38の裏面に形成されたハンドル保持部35に保持させるようにする。
【0037】
そして、フィラーリッド38を閉じると、押圧部材53が板バネ52の長腕部54を直接押圧して、ハンドル9をフィラーリッド38へ押付けると共に、板バネ52の短腕部55を間接的に撓めてフィラーリッド38を開方向へ付勢させるようにする。これにより、走行中にハンドル保持部35からハンドル9が脱落することが防止される。
【0038】
また、フィラーリッド38を開くと、押圧部材53が板バネ52の長腕部54から離間して、板バネ52による上記各付勢力を解放するため、ハンドル保持部35に対するハンドル9の着脱を容易に行うことができる。
【0039】
このように、フィラーキャップ本体2から外した導電性のハンドル9を車体36のハンドル保持部35に車体36と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体2を外すためにハンドル9を触った時点で、人体にたまった静電気をハンドル9から車体36へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体2の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッド38などに挟まるという問題や、紐がフィラーリッド38などに引っ掛かってフィラーリッド38が開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0040】
また、キャップ回転機構17により、ハンドル9がないとフィラーキャップ本体2を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドル9による操作を行わせることができる。
【0041】
更に、フィラーリッド38にハンドル保持部35を取付けることにより、車体36へのハンドル9の設置が容易になると共に、ハンドル9の着脱を容易化することができる。また、ハンドル9から車体36へのアースを確実に取ることができる。特に、フィラーリッド内張43にハンドル保持部35を設けたことにより、容易にハンドル保持部35を設置することができる。更に、ハンドル押さえ機構51を設けたことにより、走行中にハンドル9がハンドル保持部35から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構51としてフィラーリッド38を開ける板バネ52を利用することにより、部品点数の増加を防止することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、フィラーキャップ本体から外した導電性のハンドルを車体のハンドル保持部に車体と電気的に接触させた状態で保持しておくことにより、フィラーキャップ本体を外すためにハンドルを触った時点で、人体にたまった静電気をハンドルから車体へ流すことができる。また、放電用の紐などを廃止することができるため、紐の長さが車種毎に異なることにより用意すべき部品の種類が増えるという問題や、紐がからんでフィラーキャップ本体の開閉操作がし難いという問題や、紐がフィラーリッドなどに挟まるという問題や、紐がフィラーリッドなどに引っ掛かってフィラーリッドが開かなくなるおそれがあるなどの問題を解消することができる。
【0043】
請求項2の発明によれば、キャップ回転機構により、ハンドルがないとフィラーキャップ本体を回転させられないようにすることができるので、確実にハンドルによる操作を行わせることができる。
【0044】
請求項3の発明によれば、フィラーリッドにハンドル保持部を取付けることにより、車体へのハンドルの設置が容易になると共に、ハンドルの着脱を容易化することができる。また、ハンドルから車体へのアースを確実に取ることができる。更に、ハンドル押さえ機構を設けたことにより、走行中にハンドルがハンドル保持部から脱落することを防止できる。更に、ハンドル押さえ機構としてフィラーリッドを開けるバネを利用することにより、部品点数の増加を防止することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるフィラーキャップ本体の縦断面図である。
【図2】図1のフィラーキャップ本体に対し、ハンドルを着脱する状態を示す斜視図である。
【図3】(a)はハンドルの側面図、(b)はハンドル(a)のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】図4の作動図である。
【図6】図5のC−C断面図である。
【図7】ハンドル保持部の斜視図である。
【図8】図7のフィラーリッドの内面図である。
【図9】図7の平面図である。
【図10】図9の作動図である。
【符号の説明】
2 フィラーキャップ本体
9 ハンドル
17 キャップ回転機構
18 挿入軸部
19 操作用突起
21 挿入孔
22 突起突起受部
23 突起突起受部
35 ハンドル保持部
36 車体
38 フィラーリッド
51 ハンドル押さえ機構
Claims (3)
- フィラーキャップ本体に対して導電性部材よりなるハンドルを着脱自在に設けると共に、フィラーキャップ本体から外したハンドルを車体と電気的に接触させた状態で保持するハンドル保持部を車体に設けたことを特徴とするフィラー部構造。
- ハンドルによってフィラーキャップ本体を回転可能なキャップ回転機構を設けると共に、
該キャップ回転機構が、ハンドルに設けられた挿入軸部、および、該挿入軸部の先端に設けられた操作用突起と、
フィラーキャップ本体に形成された、前記挿入軸部および操作用突起を収容する挿入孔、および、該挿入孔の奥部に形成された、前記操作用突起によって操作される突起受部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフィラー部構造。 - ハンドル保持部がフィラーリッドに設けられると共に、
ハンドル保持部に保持されたハンドルを押さえるハンドル押さえ機構が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載のフィラー部構造。
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