JP3692665B2 - 照度センサおよびその照度センサを利用した照度制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の周囲照度を検知する照度センサ及びその照度センサを利用して照度を制御する照度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、室内照度を検知し、その検出信号から照明器具を消灯、点灯、または調光を行い、室内の照度を一定に保つように制御するのが一般的である。
【0003】
図1はこのような一般的な照度センサを利用した照明制御システムの例を示した図である。
この図に示された照度センサ1からの信号は、照度センサ信号線11を伝わり、コントローラ2に伝送され、このコントローラ2は照明器具3と調光信号線12で接続されており、また、照明器具3はブレーカ4を介して電源に接続されている。
また、このように構成された照明制御システムが設置される部屋には窓5があり、昼間などは、この窓5から入射した太陽光6が室内を明るくする。
この室内を明るくする太陽光6は、同時に、机上面7aや床8からの反射光10として照度センサ1に入射する。
【0004】
次に、この反射光が照度センサ1に入射すると、入射した光の強さに対応した信号が、信号線11を介してコントローラ2に伝送される。
次に、コントローラ2は入力された信号の強弱に対応した調光信号を、調光信号線12を介して照明器具3に伝送するので、照明器具3は入力された調光信号に対応した明るさを出力する。
【0005】
なお、室内に入射する太陽光6の入射量が変化すると、この変化量を照度センサ1が検知し、この検知した出力結果により、コントローラが調光信号によって照明器具の明るさを調整するので、室内の照度は太陽光の入射量が変化しても、室内の照度は所定の明るさに維持される。
【0006】
また、図2は従来からある円柱型照度センサの断面図であり、図3はその下面図である。
この図2に示される通り、照度センサは本体1a、意匠面13、受光窓14、フォトダイオード15、基板16、ケーブル18、取付金具19とから構成され、天井面に設けられた穴に、取付金具19のバネ力を利用して、取り付けられており、このタイプの照度センサは本体1aの受光窓14から入射した光束を角度2θと限定した検知範囲で受光するようになっている。
【0007】
次に、この図2、図3に示したタイプの照度センサを天井に取り付けた状態における動作を、図1及び図4を用いて説明する。なお、図4は図1の平面図である。
また、このタイプの照度センサは、図4に示したように、周りのa領域を1つのフォトダイオード15で検知している。
なお、このフォトダイオード15の構成は図26、27で示したとおりであり、このフォトダイオード15は光を受光すると、この受光量に対応した電流を出力する。
【0008】
また、このようなタイプの照度センサは、窓側の1部分から強い光が入射したりした場合は、その影響を受け、照度センサはa領域全体が明るいと判断し、その明るさに応じた信号を出力するので、この出力信号に基づいてコントローラは照明器具の明るさを制御するようになる。具体的には照明器具の明るさをしぼりすぎてしまい、部屋を暗くしすぎてしまう。
【0009】
なお、この照度センサ1の構成を図10に示す。
この図10のフォトダイオード15に光が入射すると、この入射した光に対応した電流をフォトダイオード15が出力し、この出力された電流を電流電圧変換器21が電圧に変換し、この変換された電圧を出力判断回路23からコントローラに出力される。
【0010】
また、図5は図2の円柱形照度センサに後述する遮光板20を取り付けた照度センサの断面図であり、このような照度センサはペリメーターゾーン(窓近辺)等に用いられる。また、図6はその下面図である。
なお、この図に示されるように、この照度センサの本体1bは、意匠面13、受光窓14、フォトダイオード15、基板16、ケーブル18、取付金具19、遮光板20を有し、この遮光板20を有する照度センサは、図7に示したように遮光板側(窓側)を検知しないものであり、天井面に取り付けて使用される。このように構成された照度センサは本体1bの受光窓14から入射する光束を、遮光板20によって限定された角度θの検知領域のみから受光することになる。
【0011】
次に、このような照度センサを天井に取り付けた時の受光状態を、図1及び図7を用いて説明する。なお、図7は図1の平面図である。
この図7に示される通り、遮光板を有する照度センサは、窓からの強い入射光を遮光して前述した欠点を補うため、照度センサの遮光板側が窓側に向けて取り付けられるので、集光領域として比較的強い光が入射してくる窓側の集光領域aの照度を検知せずに、領域bだけの照度を検知する。
従って、コントローラは図7の領域bの検出照度結果のみに基づいて照明器具の明るさを制御する。
即ち、コントローラは太陽光の入射光量を考慮して照明器具の明るさを制御しないので、特にペリメータゾーンが明るくなる。
【0012】
また、特開昭59−0180337号公報のように、ある照明エリア内の同一の被測定面(集光領域)または、同一机上面のそれぞれ異なる被測定面の照度を、指向性を有する複数の照度センサによりそれぞれ別の方向から測定し、これらの測定結果を加算器で加算して照度センサ数で除算し、平均化して、その平均値に基づいて照明エリア全体の照度を制御するものでは、各エリアの照度を測定するために、それぞれの被測定面のほぼ中央不に各照度センサを配置すると共に、各照度センサの数だけの配線工事及び取付工事を行っていた。
【0013】
また、各照度センサから得られる照度を算術平均化しているものの、各照度センサはその取付状態で、互いの境界検知エリアを重畳して検出し、この検出結果に基づいて室内照度を制御していた。
即ち、各照度センサから最も遠く、最も照度が異なる重畳したエリアの照度を含んで各照度センサが照度を検知し、この検出結果に基づいて室内照度を制御していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の照度センサでは、窓からの強い光が入射したりした場合は、その影響を受け、領域全体が暗いにも関わらず、明るいと判断してしまうと言う問題があった。
【0015】
また、ペリメータゾーンを考慮した従来の照度センサでは、わざわざ受光窓に遮光板を取り付け、ペリメータゾーンの照度を考慮せずに、照明器具の明るさを制御するため、室内の明るさ分布を最適にすることができないと言う問題点があった。
【0016】
また、各エリアの照度を測定するために、それぞれの被測定面のほぼ中央部に各照度センサを配置し、この各照度センサは互いの境界検知エリアを重畳して検出するため、各照度センサの数だけ工事費・施工時間がかさんで、コストが高くなると共に、部屋の照度を精度良く最適にすることができないと言う問題点があった。
【0017】
本発明は、上記の問題点を改善するためになされたもので、簡単な構造で、施工性が良く、部屋内の照度分布を精度良く正確に検知する経済的で、信頼性の高い照度センサを得ることを目的とする。
【0018】
また、部屋の明るさ分布を精度良く制御維持する、信頼の高い照明制御装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる照度センサにおいては、室内の照度を検知する照度センサであって、センサ本体と、このセンサ本体の下部に設けられ、光を受光する受光窓と、前記センサ本体内に設けられ、前記受光窓からの光を電気信号に変換する複数の受光素子と、これらの各受光素子間に設けられ、前記受光窓からの光を間仕切りする遮蔽板と、を備え、前記照度センサの検知範囲が前記室内の床面又は机上面からなるとともに、前記複数の受光素子が前記照度センサの検知範囲内の複数の領域における照度を検知するものである。
【0020】
また、前記複数の受光素子が、一体化されて形成されたものである。
【0021】
また、室内の照度を検知する照度センサであって、センサ本体と、このセンサ本体の下部に設けられ、光を受光する受光窓と、前記センサ本体内に設けられ、複数の傾斜面を有し、該複数の傾斜面の頂部が前記受光窓側に向いた多角錐状の傾斜手段と、この傾斜手段の傾斜面に取り付けられ、前記受光窓からの光を電気信号に変換する複数の受光素子と、を備え、前記照度センサの検知範囲が前記室内の床面又は机上面からなるとともに、前記複数の受光素子が前記照度センサの検知範囲内の複数の領域における照度を検知するものである。
【0022】
また、前記傾斜手段の傾斜面の角度を調整する調整手段を具備したものである。
【0023】
また、遮光板が、前記受光窓に取り付けられ、該受光窓からの光を一様な明るさに補正したものである。
【0024】
また、遮光板が、前記受光窓に取付けられ、前記受光素子に入射する光の入射角をθとし、前記遮光板の透過率の分布が中心から外側に向かって1/cos4θに基づいて上昇したものである。
【0025】
この発明に係る照度制御装置は、照明器と、この照明器が照射する室内の照度を検知する前記のいずれかに記載の照度センサと、この照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果に基づいて前記照明器の出力を制御する制御回路部と、を備えたものである。
【0026】
また、前記制御回路部が、前記照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果及び予め設定された時間に基づいて前記照明器の出力を制御するものである。
【0027】
また、前記照度センサが、前記照度値を無線信号変換して送信する送信手段を具備し、前記制御回路部が、前記無線信号を受信する受信手段を具備し、前記照度センサの検知結果を無線信号で前記制御回路部に送信するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わる照度センサの実施の形態1〜8を図9〜図40に基づいて詳細に説明する。
【0029】
実施の形態1.
図9は本発明の実施の形態1〜6に係わる照度センサを有する照明制御装置を示すブロック図である。この図において、従来技術で説明した符号と同じものは同一なので、詳細な説明は割愛する。
【0030】
次に、この構成の一般的な動作について説明する。
まず、照度センサ1に入射した光6+6aの合計値に対応した信号が、照度センサ信号線11を伝わり、コントローラ2に伝送される。
コントローラ2は入力された信号の強弱に対応した調光信号を調光信号線12を介して照明器具3に伝送する。
次に、この照明器具3は入力された調光信号に対応した光6aを出力し、室内の照度を所定の照度にする。
【0031】
次に、この発明の照度センサについて図13、14を用いて詳細に説明する。
なお、図13は照度センサの断面図であり、図14はその下面図である。
これらの図13及び図14に示されるように、センサ本体1c内部の天井部には、後述する電流電圧変換器21、比較器22またはマイコン制御部24、出力判断回路23、などの回路を有する制御回路部であるプリント基板16と、それに固着され、後述する受光窓14から外部の照度(光束)を検知するフォトダイオード15a、15bと、を有すると共に、センサ本体下部の意匠面13には外部からの照度(光束)を受光する受光窓14が設けられている。
また、この受光窓14には、各フォトダイオード15a、15bが受光する光の入射角度(方向)を制限する、即ち集光領域を制限するための遮蔽板17aが設けられている。
なお、この本体1cは一般的に天井等に取り付けられる。
【0032】
次に、以上のように構成された照度センサの動作について説明する。
まず、この照度センサ1の遮蔽板17aは、図13に示されたα(窓側)方向からの光束αとβ(反窓側)方向からの光束βを完全に分離するので、この遮蔽板17aを挟んで設置されたフォトダイオード15a、15bは窓側のα方向からの光束αと、反窓側β方向からの光束βをそれぞれ検知する。即ち、図8に示した窓側領域aをフォトダイオード15aが、反窓側領域bをフォトダイオード15bが、検知する。
【0033】
なお、光がフォトダイオード15a,15bに入射すると、この光にフォトダイオード15a,15bが反応して、それぞれのフォトダイオード15a,15bは受光した光(照度)に対応した電気信号である電流を出力する。
【0034】
この時、これらのフォトダイオード15a、15bがそれぞれの照度を検知し、例えば、窓側の比較的強い光が入射して来る領域aの平均照度を約3000Lxであると検知し、太陽光の入射の少ない領域bの平均照度を約750Lxであると検知したとすると、図17に示した照度分布図のようになる。
即ち、図15に示すように、窓側から室内奥に向かうにつれて徐々に減少する実際の照度分布に近づくことになる。
【0035】
また、この時、遮蔽板17aがないと、従来技術で説明したように、各フォトダイオード15a、15bは互いのエリアを重畳して検出するため、この重畳した検知エリアの照度も加味して検知することになる。このため、フォトダイオード15aは前述の3000Lxではなく、室内奥側の暗い部分を含んだ3000Lx以下の照度であると判断するある照度を検知し、また、フォトダイオード15bは前述の750Lxではなく、窓側の明るい部分を含んだ750Lx以上のある照度を検知する。
【0036】
しかも、この重畳した検知エリアが互いのエリアを全てカバーするようになると、1つの照度センサで検出した時と同じように、各フォトダイオード15a、15bは同じ照度信号(平均照度信号)を出力することになる。即ち、図16に示したように、室内照度分布が均一であるという照度信号を出力する。
また、互いの検知エリアを全て互いにカバーしないようにしたとしても、互いに重畳した検知エリア範囲内においても、実際の照度は変化するため、各フォトダイオード15a、15bは照度分布を精度良く、正確に検知できないことは従来技術で説明したとおりである。
【0037】
従って、以上説明したように、照度センサ内に照度を検知する複数の受光素子を設け、この複数の受光素子間を仕切る遮蔽板を設け、各素子部がそれぞれの検知エリアの照度を検知するようにしたので、照度センサ取付施工時の省力化が図られると共に、室内照度の分布を簡単な構造で、精度良く正確に検出できる経済的で、信頼性の高い照度センサが得られる。
【0038】
なお、制御回路部はセンサ本体内に設けなくても良いことは、自明である。
【0039】
また、このとき、照度センサの出力信号形態をアナログ信号やデジタル信号やPWM信号などを有線で伝送したり、あるいは、FMやAMなどの変調をかけて空中をとばし、無線でコントローラに伝送するように、照度センサ側に無線信号を送信する送信手段を、コントローラに受信手段を設ける。
このようにすると、更に配線本数が少なくなったり、あるいは、配線が不要になり、配線工事ミスの発生を防げるため、更に経済的で、信頼性の高い照度センサが得られる。
【0040】
また、図28、29や図30、31に示したように、それぞれのフォトダイオード15a,15b,15c,15dを一体化して形成すると共に、遮蔽板17bや17cを、図20、21や図22、23のように設置すると、図8や図25に示したように、各方向からの光束α、β、γ、δを各フォトダイオード15a,15b,15c,15dが分離して検知するため、更にコンパクトで、組立性の良い照度センサが得られる。
【0041】
実施の形態2.
図18及び図19は本発明の実施の形態2に係わる照度センサ1の内部構成を示す図であり、図18は断面図、図19は下面図である。
この図18及び図19に示すように、照度センサ1の本体1cは天井等に取り付けて使用される。
また、このセンサ本体1c内の天井部には、後述する電流電圧変換器21、比較器22またはマイコン制御部24、出力判断回路23、などの回路を有するプリント基板16と、このプリント基板16または本体1c内部の天井に固着され、複数の傾斜面を有し、この複数の傾斜面の頂点が受光窓に向いた多角錐状の傾斜板9と、この傾斜板の傾斜面に固着され、後述する受光窓14から入射する外部の照度(光束)を電気信号である電流に変換するフォトダイオード15a、15bとを有すると共に、センサ本体下部の意匠面13には外部からの照度(光束)を受光する受光窓14が設けられている。
尚、各フォトダイオード15a、15bが取り付けられる各傾斜面の傾斜角度を調整することによって、各フォトダイオード15a、15bが受光する光の入射角度(方向)を制限する、即ち集光領域を制限する。
【0042】
次に、このように構成された照度センサ1の動作について説明する。
まず、傾斜板の傾斜面角度を、照度センサ1が取り付けられた天井高さと室内壁までの距離によって決定し、この決定した傾斜面角度の傾斜板に取り付けられた各フォトダイオード15a、15bが受光窓14から入射する外部の所定エリアの照度(光束)を検知するように、即ち図18のように、傾斜板9に設置された各フォトダイオード15a、15bと受光窓14との関係を決めて、照度センサ1を天井に設置することによって、α方向からの光束とβ方向からの光束を完全に分離して各フォトダイオード15a、15bは検知するようになる。
従って、例えば、α方向からの光束の入射を窓側、β方向からの光束の入射を室内側とすれば、窓近辺の照度と、室内側の照度を、それぞれ検知するようになる。
【0043】
なお、このような構成にすると、少ない構成部品で、照度センサの各フォトダイオード15a、15bがそれぞれの検知エリアの照度を検知するようになるので、照度センサ取付施工時の省力化が図られると共に、室内照度の分布を簡単な構造で、精度良く正確に検出できる経済的で、信頼性の高い照度分布検知センサが得られる。
【0044】
また、前記傾斜板9の各傾斜面角度を手動もしくは、電動モータで調整できる構造(例えば、図18の各傾斜面の接合面を支点として、各傾斜面が動くような構造)にしておくと、フォトダイオード15a、15bが受光する光の角度(集光領域)を調整できるようになるので、集光領域を可変できる使い勝手の良い照度センサが得られる。
【0045】
また、このような集光領域を可変できる照度センサを後述する照度制御装置に組み込むことによって、窓側のフォトダイオード15a、又は室内奥側フォトダイオード15bが室内の照度を検知したり、しなかったりするようにできるので、例えば、室内の使用目的に応じて室内照度を可変できる使い勝手の良い照度制御装置が得られる。
【0046】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3における照度制御装置の構成・動作について図11、12のブロック図を用いて説明する。
【0047】
この図11、12に示されるように、前述した実施の形態1、2の照度センサを用いて、n個の集光領域の光が各フォトダイオード15にそれぞれ入射すると、この入射した光に対応した電流を各フォトダイオード15が出力し、この出力された電流をそれぞれの電流電圧変換器21で電圧に変換し、この変換した電圧を、比較器22やマイコン制御部が比較する。その比較結果に応じた出力値が出力判断回路23からコントローラへ出力される。
なお、nは自然数とする。
【0048】
また、この出力判断回路23からの出力値は、例えば、検知した最大値、最小値、平均値のいずれかを出力するようにしても良いし、あるいは、昼間(10時〜15時)は最小値を出力し、夕方や朝方(15時〜17時、7時〜10時)は平均値を出力し、その他の時間帯では最大値を出力させるようにしても良いし、または、昼間は最小値を出力し、その他の時間帯は平均値を出力させるようにしても良い。
即ち、出力判断回路23が予め設定された時間帯に応じて比較器の比較結果または演算器の演算結果のいずれかの値に基づいて照明器の出力照度を制御するようにする。
【0049】
なお、このようにすると、太陽光の明るさを利用しながら、照明器の出力照度を時間帯に応じて適切に制御して室内照度を維持するため、経済的で、信頼性の高い照度制御装置が得られる。
【0050】
また、このとき、照度センサの出力信号形態をアナログ信号やデジタル信号やPWM信号などを有線で伝送したり、あるいは、FMやAMなどの変調をかけて空中をとばし無線でコントローラに伝送するように、照度センサ側に無線信号を送信する送信手段を、コントローラに受信手段を設ける。
このようにすると、更に、配線本数が少なくなったり、あるいは、配線が不要になり、配線工事ミスの発生を防げるようになるため、更に経済的で、信頼性の高い照度制御装置が得られる。
【0051】
実施の形態4.
この実施の形態4は、前述の実施の形態1、2の受光窓14に、光の透過率を調整する遮光板50を取り付けたものである。
なお、この遮光板50は図32、図33、図34、図35、図36、図39、図40に示すように、その中心からほぼ同心円状に外側に向かって、光の透過率が関数y=1/cos4 θに基づいて上昇するように製作され、かつ、その中心が各フォトダイオード接合部のほぼ中心近傍の法線上にくるように受光窓にセットして、取り付けられている。
【0052】
次に、このような遮光板50を受光窓に取り付けた時の動作を説明する。
まず、机上面からの光(水平面照度44)は受光窓14の遮光板50(フィルタ関数に基づいて製作されたもの)によって、図38に示すように補正され、ほぼ一様の照度特性として各フォトダイオードに受光される。
【0053】
次に、各フォトダイオードは受光量に応じて電流を出力する。
即ち、照度センサは、図38に示すように、机上面の照度を入射角度に関係なく一様の照度を検知し、この検知結果を出力する。
【0054】
次に、フィルタ関数について説明する。
まず、このフィルタ関数を算出するに当たって、図37に示すように、机上面を一様な均等拡散面と仮定し、この一様な机上面の照度をEとし、その単位面積をAとすると、この単位面積に入射する光束φVは、
φV=AE(lm)
となる。
【0055】
また、反射率をρとすると反射光束φρは
φρ=ρφV(lm)
=ρAE(lm)
となる。
この時、机上面は均等拡散光面と仮定しているので、この均等拡散面における1000(lm)あたりの法線方向の光度IVNは約318(cd)となるため、 反射光束がφρ
(lm)における、法線方向の光度IVρ(cd)は
IVρ=(318/1000)φρ(cd)
=(318/1000)φAE(cd)
となる。
【0056】
従って、光電変換素子(フォトダイオード)方向の光度Iθ(cd)は
Iθ=IVρ COSθ
=(318/1000)ρAE COSθ(cd)
となる。
【0057】
また、光電変換素子位置で法線照度En(Lx)は
En=Iθ/L2
=(318/1000)ρAE COSθ/L2 (Lx)
となり、光電変換素子位置での水平面照度Eh(Lx)は、
Eh=En COSθ
=(318/1000)ρAE COS2 θ/L2
=(318/1000)ρAE COS4 θ/H2 (なぜならばH=
L COSθ)
となる。
ここで、(318/1000)ρAE/H2 =aとおくと、
Eh=a COS4 θ
となる。
【0058】
従って、光電変換素子の感度を補正して出力信号を一定にする受光窓に印刷するパターンの関数はY=1/ COS4 θとなる。
なお、上記θは光が光電変換素子へ入射する角度である。
【0059】
以上説明したように、受光窓にフィルタ関数に基づいて製作された遮光板を取り付けると、入射角度に関係なく一様な照度を検知するので、更に精度良く安定した検出をする信頼性の高い照度センサが得られる。
【0060】
【発明の効果】
本発明の照度センサ又は照度制御は上記のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0061】
照度センサ内に照度を検知する複数の受光素子を設け、この複数の受光素子間を仕切る遮蔽板を設け、各素子部が室内の床面又は机上面からなる照度センサの検知範囲内の複数の領域であるそれぞれの検知エリアの照度を検知するようにしたので、簡単な構造で、照度センサ取付施工時の省力化が図られると共に、室内照度の分布を精度良く正確に検出する経済的で、信頼性の高い照度センサが得られる。
【0062】
また、複数の受光素子が一体で形成されたので、更にコンパクトで、組立性の良い照度センサが得られる。
【0063】
また、センサ本体と、このセンサ本体の下部に設けられ、光を受光する受光窓と、前記センサ本体内に設けられ、複数の傾斜面を有し、該複数の傾斜面の頂部が前記受光窓側に向いた多角錐状の傾斜手段と、この傾斜手段の傾斜面に取り付けられ、前記受光窓からの光を電気信号に変換する複数の受光素子と、を備え、照度センサの検知範囲が室内の床面又は机上面からなるとともに、前記複数の受光素子が前記照度センサの検知範囲内の複数の領域における照度を検知するようにしたので、簡単な構造で、照度センサ取付施工時の省力化が図られると共に、室内照度の分布を精度良く正確に検出する経済的で、信頼性の高い照度センサが得られる。
【0064】
また、調整手段が傾斜手段の傾斜面の角度を調整するので、集光領域を可変して検知できる使い勝手の良い照度センサが得られる。
【0065】
また、遮光板が受光窓に取り付けられ、該受光窓からの光を一様な明るさに補正するので、入射角度に関係なく一様な照度を検知するため、更に精度良く安定した検出をする信頼性の高い照度センサが得られる。
【0066】
また、遮光板が受光窓に取り付けられ、前記受光素子に入射する光の入射角をθとし、前記遮光板の透過率の分布が中心から外側に向かって1/cos4θに基づいて上昇するので、該受光窓からの光を一様な明るさに補正して入射角度に関係なく一様な照度を検知するため、更に精度良く安定した検出をする信頼性の高い照度センサが得られる。
【0067】
また、照明器と、この照明器が照射する室内の照度を検知する前記いずれかに記載の照度センサと、この照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果に基づいて制御回路部が前記照明器の出力を制御するので、照明器の出力を適切に制御して室内照度を維持する信頼性の高い照度制御装置が得られる。
【0068】
また、前記制御回路部が、前記照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果及び予め設定された時間に基づいて前記照明器の出力を制御するので、太陽光の明るさを利用しながら、照明器の出力を時間帯に応じて適切に制御して室内照度を維持するため、経済的で、信頼性の高い照度制御装置が得られる。
【0069】
また、照度センサの検知結果を無線信号で照度制御回路部に送信するので、更に配線本数が少なくなったり、あるいは、配線が不要になり、配線工事ミスの発生を防げるため、更に経済的で、信頼性の高い照度センサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 照度センサを用いた照明制御装置を導入した部屋の正面図である。
【図2】 従来の照度センサの断面図である。
【図3】 従来の照度センサの下面図である。
【図4】 従来の照度センサを天井に設置したときの検知範囲を平面図としたものである。
【図5】 従来のペリメータゾーン用照度センサの断面図である。
【図6】 従来のペリメータゾーン用照度センサの下面図である。
【図7】 窓側の検知範囲として持たないペリメータゾーン用の照度センサを天井に設置したときの検知範囲の平面図である。
【図8】 検知範囲を2個所持つ請求項1の照度センサを天井に設置したときの検知範囲の平面図である。
【図9】 請求項2の照明制御装置のブロック図である。
【図10】 従来の照度センサのブロック図である。
【図11】 実施の形態3における照度制御装置のブロック図その1である。
【図12】 実施の形態3における照度制御装置のブロック図その2である。
【図13】 実施の形態1における照度センサの断面図である。
【図14】 実施の形態1における照度センサの下面図である。
【図15】 室内の照度分布図である。
【図16】 照度センサの出力状態図である。
【図17】 実施の形態1、2における照度センサの出力状態図である。
【図18】 実施の形態2における照度センサの断面図である。
【図19】 実施の形態2における照度センサの下面図である。
【図20】 実施の形態1における照度センサの断面図である。
【図21】 実施の形態1における照度センサの下面図である。
【図22】 実施の形態1、2における照度センサを天井に設置したときの検知範囲の平面図である。
【図23】 実施の形態1における照度センサの断面図である。
【図24】 実施の形態1における照度センサの下面図である。
【図25】 実施の形態1、2における照度センサを天井に設置したときの検知範囲の平面図である。
【図26】 従来のフォトダイオード平面図である。
【図27】 従来のフォトダイオード正面図である。
【図28】 実施の形態1におけるフォトダイオード平面図である。
【図29】 実施の形態1におけるフォトダイオード正面図である。
【図30】 実施の形態1におけるフォトダイオード平面図である。
【図31】 実施の形態1におけるフォトダイオード正面図である。
【図32】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図33】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図34】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図35】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図36】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図37】 均等拡散の図である。
【図38】 実施の形態4における遮光板の構成図である。
【図39】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【図40】 実施の形態4における遮光板の構成を示すディスプレイ上の中間値画像である。
【符号の説明】
1 照度センサ、1a,1b,1c 本体、2 コントローラ、3 照明器具、5 窓、6 太陽光、9 傾斜板、11 照度センサ信号線、12 調光信号線、14 受光部、15,15a,15b フォトダイオード(受光素子)、16 制御回路部、17 遮蔽板、21 電流電圧変換器、22 比較器、23 出力判断回路、24 マイコン制御、50 遮光板。
Claims (9)
- 室内の照度を検知する照度センサであって、
センサ本体と、
このセンサ本体の下部に設けられ、光を受光する受光窓と、
前記センサ本体内に設けられ、前記受光窓からの光を電気信号に変換する複数の受光素子と、
これらの各受光素子間に設けられ、前記受光窓からの光を間仕切りする遮蔽板と、を備え、
前記照度センサの検知範囲が前記室内の床面又は机上面からなるとともに、前記複数の受光素子が前記照度センサの検知範囲内の複数の領域における照度を検知することを特徴とする照度センサ。 - 前記複数の受光素子が、一体化されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の照度センサ。
- 室内の照度を検知する照度センサであって、
センサ本体と、
このセンサ本体の下部に設けられ、光を受光する受光窓と、
前記センサ本体内に設けられ、複数の傾斜面を有し、該複数の傾斜面の頂部が前記受光窓側に向いた多角錐状の傾斜手段と、
この傾斜手段の傾斜面に取り付けられ、前記受光窓からの光を電気信号に変換する複数の受光素子と、を備え、
前記照度センサの検知範囲が前記室内の床面又は机上面からなるとともに、前記複数の受光素子が前記照度センサの検知範囲内の複数の領域における照度を検知することを特徴とする照度センサ。 - 前記傾斜手段の傾斜面の角度を調整する調整手段を具備したことを特徴とする請求項3に記載の照度センサ。
- 遮光板が、前記受光窓に取り付けられ、該受光窓からの光を一様な明るさに補正したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照度センサ。
- 遮光板が、前記受光窓に取り付けられ、前記受光素子に入射する光の入射角をθとし、前記遮光板の透過率の分布が中心から外側に向かって1/cos4θに基づいて上昇することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照度センサ。
- 照明器と、
この照明器が照射する室内の照度を検知する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の照度センサと、
この照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果に基づいて前記照明器の出力を制御する制御回路部と、
を備えた照度制御装置。 - 前記制御回路部が、前記照度センサが検知する前記室内の床面又は机上面からなる検知範囲内の複数の領域における照度に基づいて比較又は演算し、該比較又は演算結果及び予め設定された時間に基づいて前記照明器の出力を制御することを特徴とする請求項7に記載の照度制御装置。
- 前記照度センサが、前記照度値を無線信号変換して送信する送信手段を具備し、前記制御回路部が、前記無線信号を受信する受信手段を具備し、前記照度センサの検知結果を無線信号で前記制御回路部に送信することを特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記載の照度制御装置。
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