JP3689525B2 - シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3689525B2
JP3689525B2 JP09252997A JP9252997A JP3689525B2 JP 3689525 B2 JP3689525 B2 JP 3689525B2 JP 09252997 A JP09252997 A JP 09252997A JP 9252997 A JP9252997 A JP 9252997A JP 3689525 B2 JP3689525 B2 JP 3689525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
stacking
side end
guide
end regulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09252997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10279087A (ja
Inventor
正雄 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP09252997A priority Critical patent/JP3689525B2/ja
Publication of JPH10279087A publication Critical patent/JPH10279087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3689525B2 publication Critical patent/JP3689525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどのシート積載装置に係り、詳しくは、画像形成装置本体に装着して使用する、種々のサイズのシートを積載可能なシート積載装置およびこれを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に種々のサイズのシートを積載あるいは収納可能とした給紙カセットや手差しトレイなどのシート積載装置には、シートの紙幅方向の位置を規制する移動可能な紙幅規制手段が備えられている。
【0003】
例えば図13および図14に示すように、給紙カセット50の表面にはシートをサイズに応じて案内する一対の側端規制ガイド60,61が配設されるとともに、給紙カセット50の裏面にはその幅方向に沿って一対のラック部材62,63がピニオン64を挟んでシート搬送方向の前後に配設されている。そして、これら側端規制ガイド60,61とラック部材62,63とは、給紙カセット50に対してスライド可能に固着されている。
【0004】
すなわち、給紙カセット50には、スリット孔50a,50bが設けられ、このスリット孔50a,50bを側端規制ガイド60,61のボス部60a,61aが貫通してラック部材62,63に固着している。また、ラック部材62,63は、ピニオン64に噛合するように対称位置に配設されており、一方の側端規制動イド60を給紙カセット50のスリット孔50aに沿って紙幅方向に移動させると、他方の側端規制ガイド61が連動して給紙カセット50のスリット孔50bに沿って紙幅方向の対称位置に移動し、側端規制ガイド60,61の紙幅方向の中心が常に同じ距離L/2になるように構成されている。
【0005】
ところで、給紙カセット50の裏面側に側端規制ガイド60,61およびラック部材62,63を組み付ける手順は、給紙カセット50の裏面にピニオン64を回転自在に支承させ、次いでラック部材62,63をピニオン64を挟んで対称位置に配設させる。そして、給紙カセット50に対するラック部材62,63の位置が動かないように手で押さえながら、給紙カセット50の表面側から側端規制ガイド60,61をラック部材62,63に組み付けるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来のシート積載装置を用いた場合、給紙カセット50を挟んでその表面側に側端規制ガイド60,61を、また裏面側にラック部材62,63を配置する構成であるため、シート積載装置を組み立てる際に、給紙カセット50を挟んで表裏両面から側端規制ガイド60,61およびラック部材62,63を位置合わせしながら取り付けなければならず、組立性が悪いという問題点があった。
【0007】
また、ラック部材62,63とピニオン64とを噛合させる際に、一対の側端規制ガイド60,61の中心が給紙カセット50上に積載される紙の中心と位置合わせする必要があり、その作業が極めて熟練を要するため組立性が悪いという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、少ない部品点数で、かつ容易に組み立てられるようにしたシート積載装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明に係るシート積載装置は、シート材を積載する積載手段と、該積載手段に対してスライド自在に装着され、前記シート材のサイズに応じて前記シート材の給送方向に直交する方向の位置を規制する側端規制手段とを備えたものであって、
前記側端規制手段は、前記積載手段上に配置され、前記シート材の給送方向に対して直交する方向にスライドして前記シート材のサイズに応じて積載位置を規制する一対の側端規制ガイドと、前記積載手段上に回転自在に支承されたピニオンと、前記一対の側端規制ガイドに一体的に形成され、それぞれ前記ピニオンに噛合して、一方の側端規制ガイドのスライド動作に連動して他方の側端規制ガイドをスライドさせるための、可撓性を有するラックと、前記一対の側端規制ガイドのそれぞれに設けられる係止爪と、前記積載手段に形成され、前記係止爪を係止して抜け止めをするスリット孔と、前記スリット孔に連設され、前記係止爪が挿入可能な角孔と、を備え、前記係止爪を前記積載手段におけるシートの積載側から前記角孔に挿入して前記係止爪を前記スリット孔に係止させるように構成し、前記係止爪を前記角孔に挿入したときに前記一対の側端規制ガイドと前記ピニオンとが位相がずれずに噛合するように前記角孔の位置が設定されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、前記一方の側端規制ガイドまたは前記積載手段のいずれか一方に形成された摺動ガイド溝と、該摺動ガイド溝に嵌入するように前記一方の側端規制ガイドまたは前記積載手段のいずれか他方に取り付けられた位置係止部材と、前記位置係止部材を前記摺動ガイド溝に対して前記一方の側端規制ガイド前記シート材のサイズに応じた積載位置規制するように固定する固定手段とを備えた。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、前記固定手段は、該位置係止部材または前記摺動ガイド溝の一方に設けられた係止部(凸部)と、該係止部に弾性的に係脱するように前記摺動ガイド溝または位置係止部材の他方に形成された被係止部(凹部)とからなる。
【0012】
請求項4記載の発明は、前記ラックの上方には、抜け止め部が形成され、該抜け止め部にピニオンとの噛合を可能とする切欠部が備えられている。
【0013】
請求項5記載の発明は、前記シート材を給送可能に積載する請求項1ないし請求項4いずれか1記載のシート積載装置と、前記シート積載装置より前記シート材を給送するための給送手段と、画像情報に応じて前記給送手段によって供給された前記シート材にトナー画像を形成するための画像形成手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
[作用]
以上の構成に基づいて、シート材を積載する積載手段上に一方の側端規制ガイドを固定手段によって一時的に係止させて載置し、次いで前記一方の側端規制ガイドのラックに噛合させるように前記積載手段上に回転自在にピニオンを支承させる。そして、該ピニオンを挟んで一方の側端規制ガイドと反対側の対称位置に他方の側端規制ガイドのラックを噛合させるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート積載装置を示す平面図、図2は、図1のX1−X1線断面図、図3は、給紙カセットの部分断面図、図4は、図1のX2−X2線断面図、図5は、本発明の第1の実施の形態に係る給紙カセットにおける側端規制ガイドを示す平面図、図6は、同上の位置係止部材を示す平面図、図7は、給紙カセットにおける摺動ガイドを示す平面図、図8は、同上の側端規制ガイド部分を示す平面図、図9は、本発明のシート積載装置が装着されるレーザビームプリンタを示す概略構成図である。なお、本実施の形態では、画像形成装置の一例としてレーザビームプリンタを用いて説明する。
【0016】
まず、図9において、1はレーザビームプリンタの装置本体であり、その下部にはシートSを積載収納する給紙カセット2が矢印P方向より装着されている。3は給送ローラであり、上記給紙カセット2に積載されているシートSを最上位より1枚ずつ給送する。4は上記給送ローラ3によって給送されたシートSをガイドするガイド部材である。5はレジストローラ対であり、シートSの先端部を停止しているレジストローラ対5のニップ部に付き当てて斜行を補正した後、所定のタイミングでシートSを画像形成部に搬送部する。
【0017】
6はプロセスカートリッジであり、装置本体1に対して着脱自在に装備されている。このプロセスカートリッジ6の内部には、感光ドラム6aとその周囲に不図示の1次帯電器、現像器6b、クリーニング装置6cなどの公知の作像手段が装備されている。7は画像情報に応じてレーザ光Lを走査するスキャナユニットであり、折り返しミラー7aを介して均一帯電された感光ドラム6aに対して画像情報の書き込みを行う。8は転写ローラであり、上記感光ドラム6aと圧接しており、シートSは転写ローラ8と感光ドラム6aとの間を通過する際に感光ドラム6aから現像像(トナー画像)を転写される。
【0018】
9は搬送ガイドであり、画像転写後のシートSを定着装置10に導くものである。定着装置10はシートSに転写されたトナー画像を定着させるもので、定着入口ガイド10a、定着ローラ10b、加圧ローラ10cおよび定着排出ローラ対10dを装備している。11は排出ローラ対であり、画像定着後のシートSを排出トレイ12に排出する。この排出トレイ12は装置本体1の上面に形成されており、画像定着後のシートSを積載保持する。
【0019】
上述のように構成されたレーザビームプリンタの画像形成動作について説明すると、図示しないホストコンピュータにより画像形成が指示されると、給送ローラ3が回転して給紙カセット2内の最上位のシートSが1枚ずつ給送される。そして、給紙カセット2から取り出されたシートSは、ガイド部材4にガイドされてレジストローラ対5に導かれる。上記レジストローラ対5は、感光ドラム6aに形成されたトナー画像とタイミングを合わせて感光ドラム6aと転写ローラ8との間の転写部にシートSを搬送する。そして、感光ドラム6aと転写ローラ8との間をシートSが通過する際にトナー画像が転写される。
【0020】
トナー画像が転写された後のシートSは搬送ガイド9に沿って定着装置10に搬送され、定着ローラ10bと加圧ローラ10cとの間を通過する際に、熱および圧力が印加され、転写画像が定着される。画像定着後のシートSは、定着排出ローラ対10dにより搬送され、さらに排出ローラ対11により排出トレイ12上に排出、積載される。
【0021】
次に、本発明に係るシート積載装置としての給紙カセットの具体的な構成について図面を参照して詳しく説明する。
【0022】
図1において、積載手段としての給紙カセット2は、箱体の底面に底板を接合させた2層構造に形成され、給紙カセット2にはシートSを積載するための中板2aが設けられている。この中板2aの一端側は、シートSを所定の高さに保持するように給紙カセット2の側面に突設された回動軸2bを回動中心として回動自在に取り付けられている。中板2aの他端側は、給紙カセット2の床面に立設されるバネなどの弾性部材2cによって上方に付勢されている。
【0023】
また、給紙カセット2の側面には、図3に示すように後端規制ガイド25の両端腕部25fを矢印A1,A2方向(図1参照)にスライド可能に支持する支持部2eが設けられる。
【0024】
さらに、給紙カセット2の床面には、側端規制手段を構成する側端規制ガイド20,21の底面から突出する図1および図5に示すガイド軸20e1 ,20e2 ,21e1 ,21e2 がそれぞれスライド可能に嵌入する図1および図7に示すような摺動ガイド溝2f1 ,2f2 が形成されている。そして、このうちの一方の摺動ガイド溝2f2 の内側壁には、紙サイズに応じたピッチ間隔で複数の被係止部である凹部2g1 ,2g2 ,2g3 ,2g4 ,2g5 が両壁面の対向位置に形成されている。
【0025】
給紙カセット2の箱体側床面には、図1および図7に示すように一部に側端規制ガイド20,21を2層構造の給紙カセット2に対して着脱させる角孔2h1 ,2h2 ,2h3 ,2h4 ,2h5 ,2h6 ,2h7 ,2h8 を一部に有するスリット孔2i1 ,2i2 ,2i3 ,2i4 ,2i5 ,2i6 ,2i7 ,2i8 が形成されている。
【0026】
また、ピニオン22の回転支軸2jが配設され、その先端部にはピニオン22の抜け止めが形成されている。
【0027】
次に、側端規制ガイド20,21の構成について図1および図7に基づいて詳しく説明する。
【0028】
側端規制ガイド20,21は、シートSの給送方向と直交する幅方向側端の位置を規制するもので、給紙カセット2の図1に示す矢印Bの幅方向にスライド可能に取り付けられている。すなわち、側端規制ガイド20,21は、給紙カセット2の幅方向に対向して立設され、シートSの側端を規制する用紙ガイド部20g,21gと、この用紙ガイド部20g,21gの下端に給紙カセット2の床面と平行に配設されるスライド部材20j,21jとを備えたもので、このスライド部材20j,21jには給紙カセット2の幅方向中央に回転自在に支承されたピニオン22に噛合するラック20a,21aが形成されている。
【0029】
一対の側端規制ガイド20,21を移動しても紙幅方向の中心が常に変わらないようにするためには、側端規制ガイド20,21の用紙ガイド部20g,21gの中心線上にピニオン22の回転中心がくるようにラック20a,21aとピニオン22を噛み合わす必要がある。
【0030】
また、スライド部材20j,21jには、ラック20a,21aに沿ってスリット孔20b,21bが穿設され、ラック20a,21aに可撓をもたせている。ラック20a,21aは、給紙カセット2に回転自在に支承されたピニオン22を挟んで給紙カセット2の前後方向に対向して配設されている。これにより側端規制ガイド20,21はピニオン22を中心とした対称位置に連動して矢印B方向にスライドする。
【0031】
本発明では、回転支軸2jと摺動ガイド2f1 ,2f2 との給送方向の距離は、部品寸法がばらついても、側端規制ガイド20,21のラック20a,21aとピニオン22との間にバックラッシが発生しないように公差上設定されている。したがって、側端規制ガイド20,21は紙幅方向にがたが生じない。
【0032】
一般にラック20a,21aとピニオン22とを噛合させる場合、バックラッシがないと、寸法のばらつきにより噛み合わせがきつくなり、組立性が悪く、また側端規制ガイド20,21が良好に摺動しなくなるが、本実施の形態ではラック20a,21aが可撓性を有するため、寸法のばらつきを吸収することができる。
【0033】
また、側端規制ガイド20,21の裏面には、摺動ガイド溝2f1 ,2f2 にそれぞれが嵌入し、図示矢印B方向に沿ってスライドするガイド軸20e1 ,20e2 ,21e1 ,21e2 が突設されている。
【0034】
用紙ガイド部20g,21gの下端の搬送方向両側およびスライド部材20j,21jの先端の搬送方向両側には、図7,8に示すように角孔2h1 ,2h2 ,2h3 ,2h4 ,2h5 ,2h6 ,2h7 ,2h8 から挿入されてスリット孔2i1 ,2i2 ,2i3 ,2i4 ,2i5 ,2i6 ,2i7 ,2i8 に抜け止め係止される係止爪20f1 ,20f2 ,20f3 ,20f4 ,21f1 ,21f2 ,21f3 ,21f4 が形成されている。
【0035】
特に、一方の側端規制ガイド20の係止爪20f3 ,20f4 が挿入される角孔2h3 ,2h4 は、この係止爪20f3 ,20f4 が挿入できる必要最低限の大きさになっている。
【0036】
さらに、側端規制ガイド20,21の用紙ガイド部20g,21gの外側には、図2に示すようにアーム部23a,24aが延出された分離爪23,24が揺動可能に取り付けられている。この分離爪23,24は、アーム部23a,24aの基端を図5に示す支軸20c,21cに回動自在に支持させ、アーム部23a,24aの自由端側を図5に示す係止爪20d,21dに係止させている。そして、この係止爪20d,21dはバネ2cによって上方に押圧される中板2aのストッパになっている(図2参照)。
【0037】
また、側端規制ガイド21の裏面には、摺動ガイド溝2f2 に嵌挿する位置係止部材27がピン21h,21iによって位置決めされて取り付けられている。位置係止部材27には、可撓性を有する凸部(係止部)27aが搬送方向両側に突設され、この凸部27aを図7に示す凹部2g1 ,2g2 ,2g3 ,2g4 ,2g5 に係止させることにより摺動ガイド溝2f2 のシートSのサイズに応じた位置に位置係止部材27を停止させることができる。この位置係止部材27と、摺動ガイド溝2f2 と、凸部27aと、凹部2g1 とによって固定手段が形成されている。
【0038】
この場合、例えばLTR(レター)サイズ(幅216mm)のシートSの係止位置を凹部2g5 とすると、Aサイズ(幅210mm)の係止位置は、(216−210)÷2=3だけ中心に向かった凹部2g4 の位置に設ければよい。
【0039】
このように側端規制ガイド21を移動して、予めシートSのサイズに合った位置に側端規制ガイド21を係止することができる。なお、凹部2g1 は一対の側端規制ガイド20,21のラック20a,21aとピニオン22とを噛み合わせる際に、一方の側端規制ガイド21を係止しておくための凹部である。
【0040】
後端規制ガイド25は、位置規制部材26によって給紙カセット2上のシートSの後端位置を規制するとともに、中板2aより食み出すシートSの後端部分を支持するもので、シートSの搬送方向の後端位置が図3に示すガイド部25aによって規制される。この後端規制ガイド25の両端腕部25fは支持部2eにより図示矢印A1,A2方向にスライド可能に支持されている。
【0041】
そして、側端規制ガイド20,21および後端規制ガイド25を移動させることにより給紙カセット2上にLTRサイズ、A4サイズ、EXE(EXECUTIVE)サイズ、B5サイズなどの種々のサイズのシートSを積載することが可能となる。
【0042】
図3および図4において、26は位置規制部材であり、給紙カセット2に後端規制ガイド25をスライド可能に支持するものである。つまり、後端規制ガイド25は位置規制部材26と給紙カセット2との間に挟まれ、位置規制部材26の係止爪26a,26bを給紙カセット2に係止して固定させている。
【0043】
すなわち、後端規制ガイド25には、図1に示すように3つの長孔25c,25d,25eが形成されている。この長孔25c,25d,25eのうち、中央の長孔25dには、前記位置規制部材26に形成された2つのピン26c,26dが摺動自在に嵌挿されている。さらに、外側の長孔25c,25eには、シートSの給送方向の長さに応じて定められた複数の切欠部25b1 ,25b2 ,25b3 ,25b4 と切欠部25e1 ,25e2 ,25e3 ,25e4 とが対称的に設けられている。
【0044】
そして、切欠部25b1 ,25b2 ,25b3 ,25b4 と切欠部25e1 ,25e2 ,25e3 ,25e4 とに位置規制部材26の可撓性を有する腕部26e,26fの自由端部に設けられた爪部26g,26hが係合することにより、シートSのサイズに応じて後端規制ガイド25を所定位置に係止させる。また、腕部26e,26fの自由端部を図示矢印C方向に摘んで、爪部26gといずれかの切欠部25c1 ,25c2 ,25c3 ,25c4 との係合、および爪部26hといずれかの切欠部25e1 ,25e2 ,25e3 ,25e4 との係合を外すことにより、後端規制ガイド25の係止が解除され、後端規制ガイド25が図示矢印A1,A2方向にスライド可能な状態となる。
【0045】
次に、シート積載装置の組み立て手順を説明する。
【0046】
まず、図8に示すように位置係止部材27の凸部27aを摺動溝2f2 に設けられた凹部2g1 に係止させるようにして係止爪21f1 ,21f2 ,21f3 ,21f4 を角孔2h5 ,2h6 ,2h7 ,2h8 に挿入して給紙カセット2の表面側に一方の側端規制ガイド21を装着する。
【0047】
次に、ピニオン22を側端規制ガイド21のラック21aに噛合させながら給紙カセット2の回転支軸2jに嵌め込む。そして、他方の側端規制ガイド20の係止爪20f1 ,20f2 ,20f3 ,20f4 を角孔2h1 ,2h2 ,2h3 ,2h4 に合わせて挿入させるとともに、ラック20aとピニオン22とを噛合させるようにして給紙カセット2の表面側に他方の側端規制ガイド20を装着する。
【0048】
ここでピニオン22の歯数を偶数にしておき、位置決めして噛み合わせたいラック20aとラック21aとの歯の対向線上にピニオン22の回転中心がくるようにしておく。すると、角孔2h3 ,2h4 と係止爪20f3 ,20f4 のガタが少なく、また、一方の側端規制ガイド21が給紙カセット2に係止されているため、他方の側端規制ガイド20のラック20aとピニオン22との位相がずれずに噛合させることができる。
【0049】
すなわち、一方の側端規制ガイド21と他方の側端規制ガイド20とが所定の間隔を保って組み付けられる。ピニオン22およびラック20a,21aのモジュールは大きい方が歯の噛み合いにズレが発生にくい。
【0050】
次に、図1に示すように側端規制ガイド20,21を外側に拡げるようにスライドさせ、中板2aを組み付けると、中板2aの端部2dが側端規制ガイド20,21のストッパとなる。
【0051】
なお、本実施の形態では、側端規制ガイド20,21が位置係止部材27によりシートSのサイズに対応して段階的に移動するようにしたが、摺動ガイド2f2 に凹部2g2 ,2g3 ,2g4 ,2g5 が形成されてなく、無段階に移動するタイプでも良い。
【0052】
また、位置係止部材27の中央内側には、押圧力(操作力)を調整するための弾性部材(圧縮バネ)が設けられた構成でも良い。
【0053】
また、本実施の形態においては、側端規制ガイド20,21に分離爪23,24が備わっているが、単なる手差し給紙、あるいはデュプロ給紙などに用いられる側端規制ガイドでも良い。
〈第2の実施の形態〉
次に、本発明を適用したシート積載装置の第2の実施の形態について図10、図11および図12を参照して説明する。なお、図10、図11および図12において、図1ないし図8と同一または均等な構成部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0054】
側端規制ガイド30,31の可撓性を有するラック30a、31aの上方には抜け止め部30b、31bが形成され、この抜け止め部30b,31bにピニオン64との噛合を可能とする切欠部30c,31cが形成されている。
【0055】
係止爪31f1 ,31f2 ,31f3 ,31f4 を角孔2h5 ,2h6 ,2h7 ,2h8 に合わせて挿入して一方の側端規制ガイド31を給紙カセット2に装着し、次いでピニオン22を切欠部30cに合わせて回転支軸2jに挿入する。その後、ピニオン22とラック30a,31aとを噛合させるように係止爪30f1 ,30f2 ,30f3 ,30f44 を角孔2h1 ,2h2 ,2h3 ,2h4 に合わせて挿入し、他方の側端規制ガイド30が給紙カセット2に装着され、側端規制ガイド30,31が位置決めされる。
【0056】
その後、側端規制ガイド30,31を外側に向けてスライド移動させると、ピニオン22の上部が抜け止め部30b、31bによって覆われ、ピニオン22が抜け止めされる。給紙カセット2の角孔2h3 ,2h4 ,2h5 ,2h6 および側端規制ガイド30,31の切欠部30c,31cは、ピニオン22とラック30a,31aが噛合可能な最小限の大きさに形成されている。
【0057】
本実施の形態によれば、側端規制ガイドを組付けの際に、第1の実施の形態のように一時係止する凹部2g1 を形成する必要がない。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、側端規制ガイドとピニオンとを積載手段の上方から順番に積載させていくだけで組み立てることができ、側端規制ガイドのラックとピニオンとの位置合わせを容易に行うことができ、組立性が改善できる。
【0059】
一方の側端規制ガイドのラックとピニオンとのバックラッシがないため、側端規制ガイドの紙幅方向のガタが少なく、用紙の位置を確実に規制する。
【0060】
また、固定手段によって位置係止部材と摺動ガイド溝とを一時停止させるようにしているので、一方の側端規制ガイドが仮止めされるため、他方の側端規制ガイドを組み付ける際に、位置がずれてしまうことがない。
【0061】
また、組立性および操作性を損なわずにピニオンとラックとのバックラッシをなくして、側端規制ガイドの紙幅方向のガタつきを防止できるので、積載されるシートの位置決めが確実となり斜行防止や左端余白などの印字精度が向上すると、同時に分離爪のかかり量が安定して搬送性が向上する。
【0062】
さらに、側端規制ガイドに一体的にラックを形成するため、部品点数が減り低コスト化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート積載装置を示す平面図である。
【図2】図1のX1−X1線断面図である。
【図3】給紙カセットの部分断面図である。
【図4】図1のX2−X2線断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る給紙カセットにおける側端規制ガイドを示す平面図である。
【図6】同上の位置係止部材を示す平面図である。
【図7】給紙カセットにおける摺動ガイドを示す平面図である。
【図8】同上の側端規制ガイド部分を示す平面図である。
【図9】本発明のシート積載装置が装着されるレーザビームプリンタを示す概略構成図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る給紙カセットに対する側端規制ガイド部分の幅を狭めた場合の平面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る給紙カセットに対する側端規制ガイド部分の幅を広げた場合の平面図である。
【図12】図11における給紙カセットのX3−X3断面図である。
【図13】従来給紙カセットの側端規制ガイドの概略平面図である。
【図14】図13における給紙カセットのX4−X4断面図である。
【符号の説明】
S シート
2 給紙カセット
2a 中板
2f2 摺動ガイド溝
2g1 被係止部(凹部)
20 他方の側端規制ガイド
20a ラック
21 一方の側端規制ガイド
21a ラック
22 ピニオン
27 位置係止部材
27a 係止部(凸部)
30a ラック
30b 抜け止め部
30c 切欠部
31a ラック
31b 抜け止め部
31c 切欠部

Claims (5)

  1. シート材を積載する積載手段と、該積載手段に対してスライド自在に装着され、前記シート材のサイズに応じて前記シート材の給送方向に直交する方向の位置を規制する側端規制手段とを備えたシート積載装置において、
    前記側端規制手段は、前記積載手段上に配置され、前記シート材の給送方向に対して直交する方向にスライドして前記シート材のサイズに応じて積載位置を規制する一対の側端規制ガイドと、
    前記積載手段上に回転自在に支承されたピニオンと、
    前記一対の側端規制ガイドに一体的に形成され、それぞれ前記ピニオンに噛合して、一方の側端規制ガイドのスライド動作に連動して他方の側端規制ガイドをスライドさせるための、可撓性を有するラックと
    前記一対の側端規制ガイドのそれぞれに設けられる係止爪と、
    前記積載手段に形成され、前記係止爪を係止して抜け止めをするスリット孔と、
    前記スリット孔に連設され、前記係止爪が挿入可能な角孔と、を備え、
    前記係止爪を前記積載手段におけるシートの積載側から前記角孔に挿入して前記係止爪を前記スリット孔に係止させるように構成し、
    前記係止爪を前記角孔に挿入したときに前記一対の側端規制ガイドと前記ピニオンとが位相がずれずに噛合するように前記角孔の位置が設定されていることを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記一方の側端規制ガイドまたは前記積載手段のいずれか一方に形成された摺動ガイド溝と、
    該摺動ガイド溝に嵌入するように前記一方の側端規制ガイドまたは前記積載手段のいずれか他方に取り付けられた位置係止部材と、
    前記位置係止部材を前記摺動ガイド溝に対して前記一方の側端規制ガイド前記シート材のサイズに応じた積載位置規制するように固定する固定手段とを備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  3. 前記固定手段は、該位置係止部材または前記摺動ガイド溝の一方に設けられた係止部と、該係止部に弾性的に係脱するように前記摺動ガイド溝または位置係止部材の他方に形成された被係止部とからなる、
    ことを特徴とする請求項2記載のシート積載装置。
  4. 前記ラックの上方には、抜け止め部が形成され、該抜け止め部にピニオンとの噛合を可能とする切欠部が備えられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  5. 前記シート材を給送可能に積載する請求項1ないし請求項4いずれか1記載のシート積載装置と、
    前記シート積載装置より前記シート材を給送するための給送手段と、
    画像情報に応じて前記給送手段によって供給された前記シート材にトナー画像を形成するための画像形成手段とを備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP09252997A 1997-04-10 1997-04-10 シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置 Expired - Fee Related JP3689525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09252997A JP3689525B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09252997A JP3689525B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10279087A JPH10279087A (ja) 1998-10-20
JP3689525B2 true JP3689525B2 (ja) 2005-08-31

Family

ID=14056889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09252997A Expired - Fee Related JP3689525B2 (ja) 1997-04-10 1997-04-10 シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3689525B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011246250A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Seiko Epson Corp エッジ規制装置、媒体収容カセット、記録装置
JP2011246249A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Seiko Epson Corp エッジ規制装置、媒体収容カセット、記録装置
JP7372592B2 (ja) * 2019-10-31 2023-11-01 株式会社リコー シート積載装置、画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620767Y2 (ja) * 1988-04-12 1994-06-01 松下電送株式会社 ガイド連動装置
JP2567596Y2 (ja) * 1992-02-19 1998-04-02 理想科学工業株式会社 シート状物の位置決め装置
JPH0725484A (ja) * 1993-07-09 1995-01-27 Murata Mach Ltd 給紙ガイド機構
JPH08169563A (ja) * 1994-12-15 1996-07-02 Ricoh Co Ltd 給紙装置のサイドフェンス固定機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10279087A (ja) 1998-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8170462B2 (en) Adjustable paper cassette
JP4429952B2 (ja) 画像形成装置
US20160200531A1 (en) Sheet storage apparatus and image forming apparatus
JP4259518B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置に着脱可能なカール矯正装置。
JP2018203401A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP5925162B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3689525B2 (ja) シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置
US20140367908A1 (en) Sheet feed cassette
JP2018193225A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP6618344B2 (ja) シート収納装置及び画像形成装置
JP3703271B2 (ja) シート積載装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2001109211A (ja) 画像形成装置及び装着ユニット
US11221577B2 (en) Sheet feeding cassette, image forming apparatus
JP2002072829A (ja) 画像形成装置
JP6541377B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP4063275B2 (ja) 給紙カセット
US20240174468A1 (en) Sheet feeding device, image reading device and image forming apparatus
JPH07157100A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP2000136033A (ja) シ−ト積載装置及び画像形成装置
JP6962059B2 (ja) シート後処理装置
JPH09315610A (ja) シート積載装置及びシート給送装置及び画像形成装置
JP2024020683A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP3761989B2 (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP3342061B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH04292335A (ja) 用紙積載装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080617

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090617

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100617

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110617

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120617

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130617

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees