JP3689329B2 - 低騒音バタフライ弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、工業用バルブ、液体(高温液体を含む)における流量制御用及び圧力制御用バルブとして使用されるバタフライ弁に関し、特に、弁体中間開度にて発生しやすい、キャビテーションに起因する騒音を抑制すると共に制御性を向上させた低騒音バタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、バタフライ弁の絞られた部分(縮流部)では流体の流速が速くなり、圧力は低くなる。この圧力低下によって液体中に含まれている微小気泡(気泡核)の体積が急激に増大してキャビテーション気泡が発生する。縮流部を通過して流体の流れが低速になると、圧力が回復して高くなり、前述のキャビテーション気泡はつぶれる。
このときキャビテーション気泡が気泡核から成長していく(大きな気泡になり、再び小さくなる)際に、気泡の収縮運動により周囲の圧力が変動するため騒音が発生する。さらに気泡がつぶれる瞬間に衝撃圧が発生し、騒音や振動を伴って弁座より下流側のバルブ本体内面や配管に壊食現象等のダメージを与える、いわゆるキャビテーション現象が発生する。特に本体や配管内面近くにて崩壊した気泡や内面に当たって崩壊した気泡は大きなダメージを与える。
【0003】
すなわち、添付図面の図7には、一般的な偏心形バタフライ弁における流体のの流れ方(流れ状態)を示し、弁体と本体の隙間から出た流体は、管壁の流速ゼロの境界面と弁体裏側の渦による低速部に挟まれた部分A、すなわち縮流部において最も高速になり圧力が低下する。また、この縮流部では、渦や管壁付近との流速の差が大きいために気泡核がキャビテーション気泡に成長するきっかけとなってしまう。
【0004】
縮流部Aでは圧力が急激に低くなるために、気泡が急激に大きくなり、それが十分に持続し、さらに気泡が大きくなったところで、圧力が回復し気泡がつぶれるために激しいキャビテーションの発生原因となっている。また、縮流部Aが管壁に近いことから気泡がつぶれる際の衝撃も大きくなる。
キャビテーションの発生原因は、前述したように急激に圧力が低下する部分によるものであり、またキャビテーションが激しくなるのは気泡が成長するための時間が必要である。このことからキャビテーションを抑制するためには、低圧部を生じさせないようにすることと、気泡を成長する時間を与えないようにすることが必要である。
【0005】
ところで、キャビテーションの発生し易さについては、一般に圧力回復係数(FL値)、キャビテーション初生係数(Kc値)にて評価されている。(FL値、Kc値が大きい程キャビテーションは発生しにくい)
ここで、圧力回復係数FLは
で定義され、上式でP1はバルブ入口静圧、P2はバルブ出口静圧、PVCはバルブ収縮部静圧である。圧力回復の低いバルブほどFL値は大きくなり1に近づく。
また、キャビテーション初生係数Kcは
Kc=(P1−P2)/(P1−PV)
で定義され、上式でPVは液体の飽和蒸気圧である。
【0006】
また、従来のバタフライ弁はコンパクトに配管に設置することができるため、管路を流下する流体の流量制御に広く用いられている。しかしながら、通常バタフライ弁はグローブ弁と比較すると、圧力回復係数(FL値)やキャビテーション初生係数(Kc値)が低いため、流体条件によりキャビテーションが発生し、配管等にダメージを与え異常な騒音が発生する問題があった。
【0007】
また、バタフライ弁は、容量係数(Cv値)が大きいため、コントロール弁として使用する場合に、配管と同じ呼び径のバルブを使用した場合全閉から全開の移動量当たりのCv値の変化量が大きく制御性が悪いという問題があり、そのため多くの場合、配管呼び径より呼び径の小さいバルブをレデューサ(径の異なる管系に使用するパイプ)を介して配管されている。
【0008】
一方、制御に用いられるバタフライ弁は、弁の開度を絞って流量や圧力を調節することが目的であり、その目的のために、騒音を伴ったキャビテーションを我慢して使わざる得ないのが現状である。
【0009】
従来、騒音とキャビテーションの発生を抑制するバタフライ弁として提案されてきた例を、図8(特開昭57−157866号公報参照)及び図9(特開平4−337167号公報参照)に示す。
【0010】
図8において、1は本体(弁本体)、2は本体の中心部に直交する弁棒3によって軸支された弁体であり、全閉状態で示す。弁体2は、弁棒3に垂直の断面がくの字形をなす弁板(ディスク)2aを有し、本体1の内面1aと弁板周面とのシール面(図8に点線2bで示されている。)が弁棒穴4を通過する中心形バタフライ弁の弁体を形成しいる。シール面2bの中心軸2cと、弁棒穴4を通り本体内面1aの垂直軸線1bとは、15度〜20度の角度で傾斜している。
【0011】
本体内面(ボア)1a内で密接している長円形の弁板2aは、二つのほぼ半円形壁部分が上記のようにくの字形に角度的にずれて形成されており、弁板2aの半円周に亙って、使用時、流体の流入方向(矢印F1で示す。)に向って突設された流入側くし歯状突起5と、同様に、他の半円周に亙って、弁板2aに対してくし歯状突起5と反対側の流体の流出方向に向って突出された流出側くし歯突起6とがそれぞれ一体に設けられている。これらの両くし歯状突起5、6は、全閉時、本体1の内面1aとほぼ平行となるように形成され、且つこれらのくし歯状突起の端部5、6は、本体1の内面1aに垂直の面内に位置するように形成されており、またこれらのくし歯状突起5、6の長さは、中心のボス方向に向かって短かくなるように形成されている。
【0012】
弁の作動時、図8の(a)に示す全閉状態から弁体2が矢印F2で示す時計方向に回動すると、弁体2の開度に応じて流体の流量が変化し、流量制御が行われる。そしてこの際、本体1の内面1aと、弁棒3よりも下流側に位置する弁体2の周縁部とで形成する開口部であるノズル流れ部(ノズル側)及び同様に本体1の内面1aと、弁棒3よりも上流側に位置する弁体2の周縁部とで形成する開口部であるオリフィス流れ部(オリフィス側)を通過する流体は、複数個の各くし歯状突起5、6の間に形成された、図8の(a)におけるB−B線に沿った断面図である図8の(b)に示す流体を導く断面台形(梯形)状通路7から流体を細かいジェット流に変え、弁体2の下流側に発生するキャビテーションを分散すると共に、キャビテーションの成長を抑制している。図8の(b)において、7aは傾斜した入口、8は弁棒穴4の形成されているボス部を示す。
【0013】
また、図9に示すキャビテーション抑止機能を備えた従来のバタフライ弁は本体11及び弁体12を有し、弁体12の両側から弁軸13が嵌入されて弁体12を回動自在に支承している。弁体12が閉位置から開方向へ回動するとき上流側へ向う半周側12Aの下流側の外周縁近くの表面に、弁軸13の両支承部14を繋ぐ全半周に亘って切れ目なくほぼ等肉の突条15が突設されている。これらの突条15には弁体12の表面中心12Cに向って逆放射状に収歛する複数の貫通穴16が設けられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記図8及び図9に示した従来のバタフライ弁は、いずれも弁体側に突起物や流路を確保する溝、流路を分断する穴や付加物などを設け、流れを分流して高速縮流部と低速流れ部の速度差を少なくし、キャビテーションを抑制し、Cv値を小さくし制御性を向上させている。これらは騒音防止及び制御性の向上の効果はあるが、いずれも以下のような共通した問題点をもっている。
(1)弁体が全閉近くになるとき、非常に狭い流路になるために突起物や付加物の効果が小さくなる。
(2)どちらも弁体と弁軸の中心が同一軸上にあるシール構造を有する場合は、高温流体に適さない構造である。
(3)図9に示すものでは、 ノズル側に全く突起物等なく、ノズル側でのキャビテーション抑制作用は全くない。
【0015】
そこで、本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、以下の点を改善することを課題としている。
(1)バルブ縮流部で発生するキャビテーションを少なくし、騒音を抑制する(液体流体の場合)。特に全閉近くにおいてもキャビテーションの発生を少なくする。
(2)弁開度の移動量当たりのCv値の変化量を小さくし、制御性を向上させる。
(3)オリフィス、ノズル側共に弁体表面に突起物を設けることにより、キャビテーション抑制効果を一層強化する。
(4)既存の技術によりシール構造を容易に設計でき、高温時でも使用できる構造にする。
(5)上記機能を有した上で、最低限のコストで製作できるようにする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、全閉時、弁体周面と本体内面に形成した弁座とのシール面が弁棒中心から偏心している偏心形バタフライ弁において、
弁体の外径及び弁座の内径を、配管の内径Dの0.8倍以下とし、
弁座直後の本体部分の内径を配管の内径とほゞ同じ寸法とし、
弁体のオリフィス側表面には複数個の同一高さの突起物を設け、
弁体のノズル側表面にはオリフィス側突起物に比べて小さい複数個の突起物を設け、
弁体のノズル側表面に設けた突起物が弁体のオリフィス側表面に設けた突起物の高さの約50%の高さをもつ
ことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面の図1〜図6を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を参照すると、本発明の一つの実施の形態によるバタフライ弁が示されており、図示バタフライ弁は、配管20の配管フランジ20a間に密封して挿置される本体21と弁体22を有し、本体21に形成された弁座23と弁体22との全閉時におけるシール面が弁棒24の中心から偏心している偏心形のものである。
【0018】
弁体22及び弁座23の内径φdは配管20の内径 φDより小さく設定され、すなわち配管20の内径φDに対して弁座部内径φdの比率は、80%以下にされる 。弁座23の直後以降の本体21の部分の内径は、ほぼ配管20の内径 (φD)に等しくなるように拡大されている。また弁体22を回動可能に支持している弁棒24の中心は弁座23の下流側の内径の拡大した部分に位置している。
【0019】
また、図2及び図3に示すように、 弁体22は、そのオリフィス側表面の周縁部沿って複数個の同一高さの突起物22aを備え、また弁体のノズル側表面の周縁部沿って、オリフィス側の突起物22aに比べて小さな複数個の突起物22bを備えている。これらの突起物22a、22bについては、オリフィス側の突起物22aがノズル側の突起物22bより大きければよく、好ましくはノズル側の突起物22bの高さはオリフィス側の突起物22aの高さの約50%以下となるように構成され得る。
【0020】
図4は、弁座23のシール部の具体例を示し、(a)は、金属製シートリング25を、本体21の側端部に形成された弁座23の内径上の端面に形成した凹所23bに嵌め込み、弾性板状部材26を介し弁座押え27によって押圧保持されている。
また、図4の(b)に示す例では、樹脂系のシートリング28を弁体22の外周縁と接するように弁座押え29の凹部29aに密接して取付けられている。
【0021】
図5は、上記のように構成された本発明の偏心形バタフライ弁の使用時の流れの状態を示し、弁体22の周縁部と接する弁座23の内径φdが配管20の内径φDより小さく構成されているので、縮流部Aの縮流は緩和され、縮流部Aの流速は小さくなり、圧力低下を少なくすることができる。
また、渦低速部Bと縮流部(高速部)Aの距離が広がるので、それらの速度差を小さくすることができ、気泡核が成長し始めるきっかけが少なくできると共に、発生したキャビテーション気泡が管壁近くで崩壊する量は少なくなる。 この作用は、全閉近くでも期待できる。
【0022】
また、弁体22の表面に設けた突起物22a、22bによってキャビテーションが発生した場合も、小さく細分化したキャビテーションの泡となり、成長しにくくなる。この突起物の作用は、全閉近くでは小さいが、開度が開いてくると、効果を発揮し、全開まで持続する。
【0023】
尚、弁体22のノズル側表面の突起物22bに関しては、上流からの流れが弁体22に沿って多くの量が流れることから、弁体22のオリフィス側表面の突起物22aに比べて低くても効果があり、そしてこのように突起物を低くすることにより、高温時でもシール構造を持たせた上で、弁面間寸法を薄くコンパクトに製作可能となり、充分に機能を持たした上で最低コストで製作可能となる。
【0024】
すなわち、上記のように構成することにより次のような作用効果が得られる。
1. 縮流部Aの圧力低下を少なくして、気泡発生を抑制できる。
2.縮流部Aと渦の速度差が小さく、気泡が成長するきっかけを少なくできる。
3.気泡が発生しても、弁体22の表面の突起物で小さな気泡に細分化すると共に、弁座23直後の本体部分の内径が大きいために、圧力の回復が早く、気泡が成長する時間が短くなる。よってキャビテーション気泡の成長が抑制できる。
4.キャビテーション気泡が、管壁近くで崩壊する量が少なくなり、配管へのダメージを軽減できる。
5.既存の技術により、高温時でも使用可能なシール構造が設計できる。また、上記機能を有した上で、最低限のコストで製作可能である。
【0025】
次に、弁座の内径比の設定について説明する。
呼び径200Aの配管20(内径φ200.3)にて弁座の内径φdをφ150にした場合のFL値及びKc値を測定した結果を図6に実線グラフで示す。縦軸にFL値、Kc値を、横軸に弁開度(%)をとり、 全開の開度を100%とした時の各開度の値を示している。
また、図6の点線グラフは、一般の偏心弁のFL値、Kc値を示す。これらの結果からわかるように、本発明のFL値及びKc値が格段に大きくなっていることがわかる。
【0026】
一般に、従来の偏心型バタフライ弁ではの弁座の径φdは配管の内径φDの95%位に設定されている。この寸法は、弁体が回転するときに配管と干渉しないために設定された寸法であり、本発明のようにキャビテーション抑制のことを考慮にいれた寸法ではない。これに対して、本発明による構成では、実験の内径比(φd/φD)は75%であるが、80%以下の内径比でも効果があることが別の実験結果から認められ、70%にしても75%の場合と効果は変わらないことが確認されている。
【0027】
上記の実験結果において、キャビテーション初生係数(Kc値)は、キャビテーションの発生開始を係数化したもので大きい程、発生しにくい。また、圧力回復係数(FL値)は、弁通過時の圧力回復の度合いを係数化したものでFL値が大きい程、圧力回復が小さくキャビテーションが発生しにくくなる。
以上により、内径比(φd/φD)が80%以下にてキャビテーション抑制効果(=騒音の低減)がある。
【0028】
次に、偏心構造の利点及び弁座部と弁棒の位置関係について説明する。
本発明に従って弁座23の直後で配管径まで拡大した本体21の部分に、弁棒24が位置する偏心構造とすることにより、次のような効果が得られる。
1.キャビテーション抑制効果は、内径が弁座23の位置で絞られ、その直後拡大することにより、最大となる。
2.偏心構造であるために、既存の技術でシール構造を容易に設計できる。
ところで、弁座の中心と弁棒の中心が同一平面内にある中心型弁の場合、シール構造を設けるためには、構造を複雑にするか、内径の拡大位置を弁座の位置よりも下流側後方に位置することになり、内径を拡大し、キャビテーションを抑制する効果が低下することになる。
【0029】
さらに、制御性能の向上について説明すると、弁座23の径を小さくすることにより、弁容量係数(Cv値)は、同径の従来の偏心型弁より径の二乗に比例して小さくなることと、突起物22a、22bの抵抗により、全閉から全開の移動量当たりのCv値の変化量は小さくなり、制御性を向上させることができる。
【0030】
なお、他の実施の形態として、図1に示すもの以外に、シールのための弁座のシートリングを設けずに本体と一体形にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明による偏心型バタフライ弁においては、弁体の外径及び弁座の内径を、配管の内径Dの0.8倍以下とし、弁座直後の本体部分の内径を配管の内径とほゞ同じ寸法とし、 弁体のオリフィス側表面には複数個の同一高さの突起物を設け、弁体のノズル側表面にはオリフィス側突起物に比べて小さい複数個の突起物を設けたことにより、次のような効果を奏することができる。
1.キャビテーションを抑制でき、それにより騒音を低減することができる。2.弁開度の移動量当たりのCv値の変化量を小さく、制御性を向上させることができる。同様に従来レデューサを用いて弁の呼び径を小さくしていた条件下で使用する場合、レデューサが不要になる。
3.偏心弁構造のため、既存の技術によりシール構造を容易に設計できる構造であると共に、キャビテーション抑制効果を最大限に引き出すことが可能である。
4.弁体におけるノズル側の突起物を低くすることにより、キャビテーション抑制効果を維持しつつ、コストを最小限に製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による低騒音バタフライ弁の概略縦断面図。
【図2】本発明による低騒音バタフライ弁を弁下流側から見た端面図。
【図3】本発明による低騒音バタフライ弁における弁体構造を示す部分断面側面図。
【図4】本発明による低騒音バタフライ弁の弁座部におけるシール部の具体例を示す部分拡大断面図。
【図5】本発明による低騒音バタフライ弁の作用説明図。
【図6】本発明の実験によって得られた弁開度に対するFL値及びKc値の結果を示すグラフ。
【図7】一般的な偏心形バタフライ弁の流れの状態を示す説明図。
【図8】従来のバタフライ弁の一例を示し、(a)は縦断面図、(b)は図(a)のb−b線に沿った横断面図。
【図9】従来のバタフライ弁の別の例を示し、(a)は縦断面図、(b)は弁体の平面図。
【符号の説明】
20 : 配管
21 : 本体
22 : 弁体
22a: 突起物
22b: 突起物
23 : 弁座
24 : 弁棒
φd : 弁座部における本体の内径
φD : 配管の内径
Claims (1)
- 全閉時、弁体周面と本体内面に形成した弁座とのシール面が弁棒中心から偏心している偏心形バタフライ弁において、
弁体の外径及び弁座の内径を、配管の内径Dの0.8倍以下とし、
弁座直後の本体部分の内径を配管の内径とほゞ同じ寸法とし、
弁体のオリフィス側表面には複数個の同一高さの突起物を設け、
弁体のノズル側表面にはオリフィス側突起物に比べて小さい複数個の突起物を設け、
弁体のノズル側表面に設けた突起物が弁体のオリフィス側表面に設けた突起物の高さの約 50% の高さをもつ
ことを特徴とする低騒音バタフライ弁。
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