JP3689196B2 - エレベータのロープ絡まり防止装置 - Google Patents

エレベータのロープ絡まり防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動により生じるテールコードとつり合ロープの絡まりを防止するロープ絡まり防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータは、主に巻上げ機と、かごと、つり合重りと、巻上げロープと、制御装置と、つり合ロープと、テールコードとにより構成される。
巻上げ機は、昇降路上方に設けられている。
【0003】
かごとつり合重りとは、巻上げロープによって接続されている。
この巻上げロープによって接続されたかごとつり合重りとは、巻上げ機によって、つるべ式に保持されている。
【0004】
テールコードは、一端が制御装置と電気的に接続されており、他端がかごに備えられている操作盤などの電気回路と電気的に接続されている。
巻上げ機は、駆動装置である。この巻上げ機の動作によって、かごとつり合重りの上下移動が行なわれる。
【0005】
制御装置は、テールコードを介して、かごと信号の伝達を行なう。そして、かごから受信した信号に基づいて、かごを上下移動させるための制御を行ない、巻上げ機を動作させる。
【0006】
つり合ロープは、一端がかごと接続されており、他端がつり合重りと接続されている。つり合ロープは、下方に垂れ下がっている。
これを備えることで、巻上げ機につるべ式に保持されているかごとつり合重りが昇降する際のバランスをとることができる。
【0007】
なお、このつり合ロープに代えて、つり合鎖を用いても同様の作用、効果が得られる。
また、このようなエレベータには、上記した巻上げロープ、テールコード、つり合ロープに加えて、つり合重り側調速機ロープ、かご側調速機ロープ、スチールテープなどの様々なロープ、ケーブル等(以下、「ロープ・ケーブル類」という)が設けられている。
【0008】
ここで、例えば地震等が発生すると、ロープ・ケーブル類が振動し、ロープ・ケーブル類と昇降路用部材とが衝突する。これにより、ロープ・ケーブル類に損傷が発生する。
【0009】
図12は、従来のエレベータにおけるロープ・ケーブル類とそれらの保護措置との関係を示す上方断面図である。
図12には、ロープ・ケーブル類として、テールコード6と、つり合ロープ8と、つり合重り側調速機ロープ19と、かご側調速機ロープ20と、スチールテープ21とが示されている。
【0010】
地震等による振動の割合は昇降路の高さによって異なるため、ロープ・ケーブル類の保護措置も昇降路の高さによって異なってくる。以下にそれぞれの場合について説明する。
保護措置1:昇降路の地上部の高さが15m以下の場合
建築物の揺れ(変位)が僅少のため、保護措置は不要である。
保護措置2:昇降路の地上部の高さが15mを超え30m以下の場合
テールコード6の損傷を保護するために、テールコード6に近い側のレールブラケット角部にかご側レールブラケット保護線22を張る。
【0011】
さらに、テールコード6の損傷を保護するために、テールコード6側の中間ビームにテールコード保護金網23又はプロテクター24を設ける。但し、プロテクター24は速度が105m/min以下の場合に適用する。
【0012】
また、つり合ロープ8及びつり合重り側調速機ロープ19を保護するために、つり合重り側のレールブラケット角部につり合重り側レールブラケット保護線25を張る。
保護措置3:昇降路の地上部の高さが30mを超え60m以下の場合
保護措置2の場合と同様の保護措置を行なう。
【0013】
さらに、つり合重り側調速機ロープ19及びかご側調速機ロープ20の損傷を保護するために、つり合重り側調速機ロープ19及びかご側調速機ロープ20の戻り側に調速機ロープガイド26を設ける。
【0014】
また、スチールテープ21の損傷を保護するために、スチールテープ21の戻り側にスチールテープガイド27を設ける。
保護措置4:昇降路の地上部の高さが60mを超え120m以下の場合
保護措置3の場合と同様の保護措置を行なう。
保護措置5:昇降路の地上部の高さが120mを超える場合
テールコード6、つり合ロープ8、つり合重り側調速機ロープ19、かご側調速機ロープ20、スチールテープ21、図示していない主索の損傷を保護するために、プロテクター28又は保護線29を設ける。
【0015】
このような保護措置は、先に述べたように、ロープ・ケーブル類と昇降路用部材の衝突の際に、ロープ・ケーブル類の損傷を保護するための措置である。
しかし、地震等による振動によって引き起こされるトラブルには、ロープ・ケーブル類の衝突による損傷のみでなく、テールコード6とつり合ロープ8の絡まりもある。
これは、非常に大きな規模の地震のときに生じる可能性が高い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来は、地震等による振動に対してロープ・ケーブル類の損傷を保護するための措置がなされていたが、これでは、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止することができないという問題があった。
本発明の目的は、テールコードとつり合ロープの間に発生する絡まりを防止するエレベータのロープ絡まり防止装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、
まず、請求項1に対応する発明では、昇降路上方に設置された巻上げ機が、巻上げロープによってつり合重り及びかごをつるべ式に保持し、かごとかごを制御する制御装置の間を、信号の伝送を行なうテールコードで接続し、かつ、かごとつり合重りの間を、かご及びつり合重りが昇降する際のバランスをとるためのつり合ロープで接続し、巻上げ機の動作によりかごを昇降路に沿って上下運動させるエレベータにおいて、エレベータが地震等により振動したことを検知する振動検知手段と、振動検知手段により振動したことを検知した場合にかごの位置を検出するかご位置検出センサと、一端が回転可能に接続され、常時昇降路の側壁面に中心軸が垂直になるように設けられ、振動検知手段によって振動が検知され、かつかご位置検出センサによってかごが近くにないことを検出した場合に、昇降路において、テールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、他端が倒れ込む振れ止め棒と、昇降路の壁面であって、振れ止め棒の回転支持部と対向する位置に設けられ、側壁面から倒れ込んできた振れ止め棒の他端を受け止める受け止め体と、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するロープ接触検知手段とを具備したエレベータのロープ絡まり防止装置を提供する。
【0018】
従って、請求項1に対応する発明のエレベータのロープ絡まり防止装置においては、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒が、昇降路をテールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、受け止め体に対して倒れ込むことにより、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
また、ロープ接触検知手段によって、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
【0019】
次に、請求項2に対応する発明では、振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆った請求項1記載のエレベータのロープ絡まり防止装置を提供する。
従って、請求項2に対応する発明のエレベータのロープ絡まり防止装置においては、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
【0020】
また、振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆ったので、テールコードまたはつり合重りが振れ止め棒に衝突、接触しても損傷を防ぐことができる。
次に、請求項3に対応する発明では、請求項1または請求項2記載のエレベータのロープ絡まり防止装置において、振れ止め棒の上端から下端に渡って振れ止め棒に接触しないように張られたピアノ線をさらに具備しロープ接触検知手段は、ピアノ線の状態によって、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するエレベータのロープ絡まり防止装置を提供する。
【0021】
従って、請求項3に対応する発明のエレベータのロープ絡まり防止装置においては、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止でき、損傷を防ぐことができる。
【0022】
また、ロープ接触検知手段によって、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
次に、請求項4に対応する発明では、昇降路上方に設置された巻上げ機が、巻上げロープによってつり合重り及びかごをつるべ式に保持し、かごとかごを制御する制御装置の間を、信号の伝送を行なうテールコードで接続し、かつ、かごとつり合重りの間を、かご及びつり合重りが昇降する際のバランスをとるためのつり合ロープで接続し、巻上げ機の動作によりかごを昇降路に沿って上下運動させるエレベータにおいて、エレベータが地震等により振動したことを検知する振動検知手段と、振動検知手段により振動したことを検知した場合にかごの位置を検出するかご位置検出センサと、一端が回転可能に接続され、常時昇降路の側壁面に中心軸が垂直になるように昇降路に複数設けられ、振動検知手段によって振動が検知され、かつかご位置検出センサによってかごが近くにないことを検出した場合に、昇降路において、テールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、他端が倒れ込む振れ止め棒と、昇降路の壁面であって、振れ止め棒の回転支持部と対向する位置に設けられ、側壁面から倒れ込んできた振れ止め棒の他端を受け止める複数の受け止め体と、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するとともに、前記テールコードと前記つり合ロープの絡まりの存在する位置を検出するロープ接触検知手段とを具備したエレベータのロープ絡まり防止装置を提供する。
これにより、絡まりの存在する位置を検知できる。
【0023】
最後に、請求項に対応する発明では、振動検知手段が検知していた振動が検知されなくなり、かつ、ロープ接触検知手段がテールコードまたはつり合ロープと振れ止め棒との接触を検知していない場合に、振れ止め棒の状態を、振動が発生する前の状態に自動的に復帰する自動復帰手段を具備した請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータのロープ絡まり防止装置を提供する。
【0024】
従って、請求項に対応する発明のエレベータのロープ絡まり防止装置においては、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止でき、損傷を防ぐことができる。
【0025】
また、ロープ接触検知手段によって、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知でき、この発明のエレベータのロープ絡まり防止装置を複数設置することにより、絡まりの存在する位置を検知できる。
さらに、自動復帰手段により、振れ止め棒の状態を振動が発生する前の状態に自動的に復帰することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側壁面図である。
【0027】
図1において、ロープ絡まり防止装置は、振れ止め棒1と、受け止め体2と、バネ3と、電磁ロック4と、かご位置検出センサ5とから構成されている。
振れ止め棒1は、昇降路の側壁面に、中心軸が垂直になるように設置されている。また、振れ止め棒1は、下端が回転可能に支持されており、上端が受け止め体2に対して倒れ込む。
【0028】
受け止め体2は、振れ止め棒1が設置されている側壁面に対向する対向面に設置されており、倒れ込んできた振れ止め棒1の上端を受け止める。
バネ3は、振れ止め棒1の上端が受け止め体2に倒れ込むように押し出す作用をもつ。すなわち、バネ3は、振れ止め棒1に対して受け止め体2側に力をかけている。
【0029】
電磁ロック4は、平常時に、バネ3の押し出し作用によって、振れ止め棒1が倒れ込まないように固定している。この電磁ロック4は、地震等が検知された場合に、解除される。
【0030】
かご位置検出センサ5は、振れ止め棒1の上端及び下端に設置されている。これは、かごが近くに存在するか否かを検出するためのセンサである。
図2は、エレベータと振れ止め棒1との位置関係を示す状態図である。
【0031】
ここで、図2(a)は、エレベータと振れ止め棒1との位置関係を示す上方断面図である。
図2(b)は、振れ止め棒1の位置関係を示す側面図である。
【0032】
図2には、図1で説明した構成要素に加えて、テールコード6と、かごレール7と、つり合ロープ8と、つり合重り9と、かご10とが示されている。
また、図3は、エレベータと振れ止め棒1との位置関係を示す斜視図である。
【0033】
図2及び図3に示されているように、振れ止め棒1及び受け止め体2は、振れ止め棒1が倒れ込んだ際に、テールコード6とかごレール7との間に位置するように、すなわち、昇降路をテールコード6が存在する側とつり合ロープ8が存在する側とで分けるように設置されている。
【0034】
図4は、振れ止め棒1の倒れ込み動作を制御する倒れ込み動作制御装置の構成例を示すブロック図である。
この倒れ込み動作制御装置は、地震感知器11と、制御盤12と、振れ止め制御装置13とから構成される。
【0035】
先に述べたように、振れ止め棒1はバネ3によって受け止め体2側に力をかけてられている。また、かご位置検出センサ5は、かご10が近くに存在するか否かを検出する。そして、電磁ロック4は、電磁石14を用いて振れ止め棒1をロックしている。
【0036】
地震感知器11は、地震を感知してその揺れの信号を制御盤12に送信する。
制御盤12は、地震感知器11から揺れの信号を受信すると、かご停止信号とともに振れ止め制御信号を振れ止め制御装置13に送信する。
【0037】
振れ止め制御装置13は、制御盤12から信号を受信すると、振れ止め棒1の上端及び下端に設置されているかご位置検出センサ5によって、振れ止め棒1近くにかご10が存在するか否かを確認する。また、近くにかご10が存在しない場合は、電磁ロック4を解除する。
【0038】
以上のように構成されたロープ絡まり防止装置の振れ止め棒1の動作について説明する。
図5は、ロープ絡まり防止装置の振れ止め棒1の動作を示すフロー図である。
【0039】
振れ止め棒1は、バネ3で受け止め体2側に力がかけられているが、電磁ロック4によって固定されている。
ここで、地震等が発生した場合は、地震感知器11から揺れの信号を受信した制御盤12がかご停止信号とともに振れ止め動作信号を振れ止め制御装置13に送信する。振れ止め制御装置13は、その信号を受信しすると振れ止め棒1を倒すための動作を行なう(a1)。
【0040】
振れ止め制御装置13は、制御盤12から信号を受信すると、振れ止め棒1の上端及び下端に設置されているかご位置検出センサ5によって、振れ止め棒1近くにかご10が存在するか否かを確認し、振れ止め棒1近くにかご10が存在する場合には、動作を終了する(a2)。
【0041】
振れ止め棒1近くにかご10が存在しない場合には、電磁ロック4のロックを解除する(a3)。
これにより、振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ、動作が終了する(a4)。
【0042】
次に、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の効果について説明する。
本実施形態のエレベータのロープ絡まり防止装置においては、地震等が発生した場合に、その振動を感知することにより、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒1が、テールコード6とかごレール7との間に位置するように、対向面に設けられた受け止め体2に対して倒れ込む。
【0043】
これにより、テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止できる。
なお、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置を、昇降路に複数設置することにより、一層テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止する効果を向上できる。
【0044】
(第2の実施形態)
図6は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0045】
まず、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成について説明する。
すなわち、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置は、図6に示すように、図1における振れ止め棒1の表面を衝撃緩和材15で覆った構成となっている。
【0046】
この状態を示すのが図7である。
図7は、本実施形態による振れ止め棒1の上方断面を示す簡略図である。
衝撃緩和材15は、振れ止め棒1に対するテールコード6とつり合ロープ8の衝突によって引き起こされる衝撃を緩和する。
【0047】
本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の動作において、地震等が発生した場合の動作から、振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ込むまでの動作については、前記第1の実施形態で説明した動作と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0048】
振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ込んだ後に、テールコード6とつり合ロープ8が振れ止め棒1に衝突しても、表面を覆う衝撃緩和材15が衝撃を緩和する。
【0049】
以上のように、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の効果としては、テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止でき、さらに、テールコード6とつり合ロープ8の損傷を防ぐことができる。
【0050】
なお、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置を、昇降路に複数設置することにより、一層テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止する効果を向上できる。
【0051】
(第3の実施形態)
図8は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の一例を示す構成図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0052】
図8(a)は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図である。
また、図8(b)は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す上面図である。
【0053】
まず、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成について説明する。
すなわち、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置は、図8に示すように、図1のロープ絡まり防止装置に、ピアノ線16と、絡まり検知スイッチ17とを付加した構成となっている。
【0054】
ピアノ線16は、振れ止め棒1に対する接触の検出に利用される。このピアノ線16は、振れ止め棒1が倒れ込んだ場合に、振れ止め棒1の横に位置するように、かつ、振れ止め棒1の中心軸と平行になるように、さらに、振れ止め棒1に接触しないように2本設けられている。
【0055】
絡まり検知スイッチ17は、振れ止め棒1の下端付近に2つ設置されている。また、2つの絡まり検知スイッチ17は、それぞれがピアノ線16に接続されている。
【0056】
本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の動作において、地震等が発生した場合の動作から、振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ込むまでの動作については、前記第1の実施形態で説明した動作と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0057】
振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ込んだ後の動作を説明する。
図9は、絡まり検知動作を示すフロー図である。
地震等が発生して振れ止め棒1が受け止め体2に倒れ込んだ後、テールコード6とつり合重り8が絡まって、振れ止め棒1に沿って張られたピアノ線16に接触しているかを判断し、接触していない場合には動作を終了する(b1)。
【0058】
ピアノ線16にテールコード6またはつり合重り8が接触している場合には、絡まり検知スイッチ17が動作する(b2)。
絡まり検知スイッチ17が動作すると、図示しないロープ接触検知装置が絡まりがあることを検知する。なお、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置を、昇降路に複数設置した場合には、絡まりが発生している位置も検出する(b3)。
【0059】
以上のように、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の効果としては、テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止できる。
また、ピアノ線16の状態によって、テールコード6またはつり合重り8が振れ止め棒1に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
【0060】
さらに、この発明のエレベータのロープ絡まり防止装置を複数設置することにより、一層テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止する効果を向上でき、絡まりの存在する位置も検知できる。
【0061】
(第4の実施形態)
図10は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の一例を示す構成図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0062】
図10(a)は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図である。
また、図10(b)は、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す上面図である。
【0063】
すなわち、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置は、振れ止め棒1と、受け止め体2と、かご位置検出センサ5と、モータ18とから構成されている。
【0064】
ここで、振れ止め棒1と、受け止め体2と、かご位置検出センサ5とについては、図1で説明したものと同一の構成要素であるので、同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0065】
モータ18は、地震等が発生した場合に、振れ止め棒1を受け止め体2に向かって倒し込む動力を発する。さらに、モータ18は、地震が終了し、かご10の移動動作を再び行なう場合に、振れ止め棒1を地震が発生する前の状態、すなわち、中心軸が垂直の状態になるように、自動的に復帰する動力を発する。
【0066】
以上のように構成されたロープ絡まり防止装置の振れ止め棒1の動作について説明する。
図11は、本実施形態によるロープ絡まり防止装置の振れ止め棒1が倒れ込んでから復帰するまでの動作を示すフロー図である。
【0067】
地震等が発生した場合には、地震感知器11から揺れの信号を受信した制御盤12がかご停止信号とともに振れ止め動作信号を振れ止め制御装置13に送信する。振れ止め制御装置13は、その信号を受信すると振れ止め棒1を倒すための動作を行なう(c1)。
【0068】
振れ止め制御装置13は、制御盤12から信号を受信すると、振れ止め棒1の上端及び下端に設置されているかご位置検出センサ5によって、振れ止め棒1近くにかご10が存在するか否かを確認し、振れ止め棒1近くにかご10が存在する場合には、動作を終了する(c2)。
【0069】
振れ止め棒1近くにかご10が存在しない場合には、モータ18は、振れ止め棒1を受け止め体2に向かって倒し込むように駆動し、これにより、振れ止め棒1が倒れる(c3)。
【0070】
復帰動作を行なうか否かは、かご10の移動動作を再び行なうか否かで判断する(c4)。
かご10の移動動作が行なわれない場合には、その状態を維持する(c5)。
【0071】
かご10の移動動作が行なわれる場合には、モータ18は、振れ止め棒1を起き上がらせるように駆動し、これにより、自動復帰がなされる(c6)。
以上のように、本実施形態におけるエレベータのロープ絡まり防止装置の効果としては、テールコード6とつり合ロープ8の絡まりを防止できる。
【0072】
また、振れ止め棒1が倒れ込んだ後に、モータ18を駆動することによって、振れ止め棒1を地震が発生する前の状態に自動的に復帰することができる。
なお、本実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置に、前記第3の実施形態の構成要素であるピアノ線16と、絡まり検知スイッチ17を付加することで、絡まりの有無を検知できる。
【0073】
このピアノ線16と、絡まり検知スイッチ17とを付加した場合、かご10の移動動作を再び行なうか否かの判断は、地震が検知されなくなり、かつ、絡まりが検知されていないとき、すなわち、地震感知器11が地震を検知しなくなり、かつ、ピアノ線16と、絡まり検知スイッチ17と、ロープ接触検知装置とによって、絡まりが検知されていないときになされる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に対応する発明によれば、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒が、昇降路をテールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、受け止め体に対して倒れ込むことにより、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
また、ロープ接触検知手段によって、テールコードまたはつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
【0075】
次に、請求項2に対応する発明によれば、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒が、昇降路をテールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、受け止め体に対して倒れ込むことにより、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
【0076】
また、振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆ったので、テールコードとつり合ロープが振れ止め棒に衝突、接触しても、テールコードとつり合ロープの損傷を防ぐことができる。
【0077】
次に、請求項3に対応する発明によれば、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒が、昇降路をテールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、受け止め体に対して倒れ込むことにより、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
【0078】
また、振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆うと、テールコードとつり合ロープが振れ止め棒に衝突、接触しても、テールコードとつり合ロープの損傷を防ぐことができる。
【0079】
さらに、ピアノ線の状態によって、テールコードとつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
次に、請求項4に対応する発明によれば、テールコードとつり合ロープの絡まりの存在する位置を検出できる。
【0080】
最後に、請求項に対応する発明によれば、昇降路の側壁面に設けられた振れ止め棒が、昇降路をテールコードが存在する側とつり合ロープが存在する側とで分けるように、受け止め体に対して倒れ込むことにより、テールコードとつり合ロープの絡まりを防止できる。
【0081】
また、振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆うと、テールコードとつり合ロープが振れ止め棒に衝突、接触しても、テールコードとつり合ロープの損傷を防ぐことができる。
【0082】
さらに、ピアノ線の状態によって、テールコードとつり合ロープが振れ止め棒に接触しているか否かを検知するので、絡まりの有無を検知できる。
加えて、この発明のエレベータのロープ絡まり防止装置を複数設置することにより、絡まりの存在する位置を検知できる。
そして、自動復帰手段により、振れ止め棒の状態を振動が発生する前の状態に自動的に復帰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図。
【図2】同実施形態によるエレベータと振れ止め棒との位置関係を示す状態図。
【図3】同実施形態によるエレベータと振れ止め棒との位置関係を示す斜視図。
【図4】振れ止め棒の倒れ込み動作を制御する倒れ込み動作制御装置の構成例を示すブロック図。
【図5】同実施形態によるロープ絡まり防止装置の振れ止め棒の動作を示すフロー図。
【図6】本発明に係る第2の実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図。
【図7】同実施形態による振れ止め棒の上方断面を示す簡略図。
【図8】本発明に係る第3の実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の一例を示す構成図。
【図9】同実施形態による絡まり検知動作を示すフロー図。
【図10】本発明に係る第4の実施形態によるエレベータのロープ絡まり防止装置の構成例を示す側面図。
【図11】同実施形態によるロープ絡まり防止装置の振れ止め棒が倒れ込んでから復帰するまでの動作を示すフロー図。
【図12】従来のエレベータにおけるロープ・ケーブル類とそれらの保護措置との関係を示す上方断面図。
【符号の説明】
1…振れ止め棒
2…受け止め体
3…バネ
4…電磁ロック
5…かご位置検出センサ
6…テールコード
7…かごレール
8…つり合ロープ
9…つり合重り
10…かご
11…地震感知器
12…制御盤
13…振れ止め制御装置
14…電磁石
15…衝撃緩和材
16…ピアノ線
17…絡まり検知スイッチ
18…モータ
19…つり合重り側調速機ロープ
20…かご側調速機ロープ
21…スチールテープ
22…かご側レールブラケット保護線
23…テールコード保護金網
24…プロテクター
25…つり合重り側レールブラケット保護線
26…調速機ロープガイド
27…スチールテープガイド
28…プロテクター
29…保護線

Claims (5)

  1. 昇降路上方に設置された巻上げ機が、巻上げロープによってつり合重り及びかごをつるべ式に保持し、前記かごと当該かごを制御する制御装置の間を、信号の伝送を行なうテールコードで接続し、かつ、前記かごと前記つり合重りの間を、前記かご及び前記つり合重りが昇降する際のバランスをとるためのつり合ロープで接続し、前記巻上げ機の動作により前記かごを前記昇降路に沿って上下運動させるエレベータにおいて、
    前記エレベータが地震等により振動したことを検知する振動検知手段と、
    前記振動検知手段により振動したことを検知した場合に前記かごの位置を検出するかご位置検出センサと、
    一端が回転可能に接続され、常時前記昇降路の側壁面に中心軸が垂直になるように設けられ、前記振動検知手段によって振動が検知され、かつ前記かご位置検出センサによって前記かごが近くにないことを検出した場合に、前記昇降路において、前記テールコードが存在する側と前記つり合ロープが存在する側とで分けるように、他端が倒れ込む振れ止め棒と、
    前記昇降路の壁面であって、前記振れ止め棒の回転支持部と対向する位置に設けられ、側壁面から倒れ込んできた前記振れ止め棒の他端を受け止める受け止め体と、
    前記テールコードまたは前記つり合ロープが前記振れ止め棒に接触しているか否かを検知するロープ接触検知手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータのロープ絡まり防止装置。
  2. 前記振れ止め棒の表面を衝撃緩和材で覆ったことを特徴とする請求項1記載のエレベータのロープ絡まり防止装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のエレベータのロープ絡まり防止装置において、
    前記振れ止め棒の上端から下端に渡って前記振れ止め棒に接触しないように張られたピアノ線をさらに具備し
    前記ロープ接触検知手段は、前記ピアノ線の状態によって、前記テールコードまたは前記つり合ロープが前記振れ止め棒に接触しているか否かを検知する
    ことを特徴とするエレベータのロープ絡まり防止装置。
  4. 昇降路上方に設置された巻上げ機が、巻上げロープによってつり合重り及びかごをつるべ式に保持し、前記かごと当該かごを制御する制御装置の間を、信号の伝送を行なうテールコードで接続し、かつ、前記かごと前記つり合重りの間を、前記かご及び前記つり合重りが昇降する際のバランスをとるためのつり合ロープで接続し、前記巻上げ機の動作により前記かごを前記昇降路に沿って上下運動させるエレベータにおいて、
    前記エレベータが地震等により振動したことを検知する振動検知手段と、
    前記振動検知手段により振動したことを検知した場合に前記かごの位置を検出するかご位置検出センサと、
    一端が回転可能に接続され、常時前記昇降路の側壁面に中心軸が垂直になるように前記昇降路に複数設けられ、前記振動検知手段によって振動が検知され、かつ前記かご位置検出センサによって前記かごが近くにないことを検出した場合に、前記昇降路において、前記テールコードが存在する側と前記つり合ロープが存在する側とで分けるように、他端が倒れ込む振れ止め棒と、
    前記昇降路の壁面であって、前記振れ止め棒の回転支持部と対向する位置に設けられ、側壁面から倒れ込んできた前記振れ止め棒の他端を受け止める複数の受け止め体と、
    前記テールコードまたは前記つり合ロープが前記振れ止め棒に接触しているか否かを検知するとともに、前記テールコードと前記つり合ロープの絡まりの存在する位置を検出するロープ接触検知手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータのロープ絡まり防止装置。
  5. 前記振動検知手段が検知していた振動が検知されなくなり、かつ、前記ロープ接触検知手段が前記テールコードまたは前記つり合ロープと前記振れ止め棒との接触を検知していない場合に、前記振れ止め棒の状態を、振動が発生する前の状態に自動的に復帰する自動復帰手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータのロープ絡まり防止装置。
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