JP3688378B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外付け電話器が設けられ、例えばファクシミリ・電話機能やダイヤルイン機能などを有するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置は、ファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを区別するファクシミリ・電話機能およびダイヤルイン機能を有している。このファクシミリ・電話機能とは相手局からの送信データからファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断し、また、ダイヤルイン機能とはダイヤル番号の後に所定の番号を付けることによりファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断している。ファクシミリ通信である場合には、使用者が外付け電話器のハンドセットを取り上げるとファクシミリ機能が動作しなくなる。このため、ファクシミリ通信である場合には、これらの上記判断に基づいて着信音である呼出音を鳴らさずにファクシミリ機能により相手局からの画像データを記録紙に記録して出力するようにしており、また、電話通信である場合には、呼出音を鳴らして使用者に知らせることでハンドセットを取らせるようにしている。
【0003】
図7は従来のファクシミリ装置の外観を背面部側から見た斜視図である。
【0004】
図7において、ファクシミリ装置の本体1の上部背面側には通話用のハンドセット2を有する取外付け電話器3が設けられており、また、その上部前面側には操作部4が設けられている。さらに、操作部4の下部前面側には本体カバーとしての前蓋5が設けられており、記録時に記録紙の搬送途中での紙詰まりに際して、この前蓋5を開けて紙詰まりなどを解除することができる。
【0005】
この操作部4には、送信局として動作するときには相手局の電話番号、文字原稿送信用のモードや写真原稿用のモードを設定する各種操作キーや、この設定内容を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段が設けられている。また、受信局として動作するときには受信信号に基づいて相手局の電話番号、画質モードなどをその表示手段で表示するようになっている。
【0006】
上記構成により、送信時には、原稿がセットされ、操作部4により相手先の電話番号、ノーマルモードやハーフトーンモードなどの画質モードなどが設定されると、相手局に呼出信号が送信されて電話回線が接続され、交信が行われる。ファクシミリ・電話モードのとき、相手局にファクシミリ通信であることを示すCNG信号が送信される。このCNG信号がない場合には電話通信であることを示している。
【0007】
受信時においては、このCNG信号の有無によりファクシミリ通信である場合には呼出音を鳴らさずにファクシミリモードによりその画像データを記録紙に記録して出力するようにし、また、電話通信である場合にはファクシミリ装置内部で作り出した呼出信号を外付け電話器3に送給することで呼出音を鳴らして使用者に知らせ、通話用のハンドセットを取らせるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のファクシミリ装置では、記録紙搬送経路に記録紙が詰まったり、トナー交換時など、図8に示すようにファクシミリ装置本体1の前蓋5を開けて記録紙の詰りを解除したり、トナー交換などをしたりしているが、このとき、安全性のために電圧の高い、例えば外付け電話器への呼出信号を作り出している24V回路などへの電源は遮断されている。これは、前蓋5を開けることに連動して開閉する開閉スイッチ6により電圧の高い回路への電源が遮断される。
【0009】
このような記録紙が詰まって前蓋5を開けて記録紙を取り除くという事態は比較的その時間も長くその頻度も多くある。このような場合には、ファクシミリ・電話モードおよびダイヤルインモードでファクシミリ通信であるか電話通信であるかを判断しても、外付け電話器3への呼出信号を作り出している24V回路などの電源は遮断されているため、外付け電話器の呼出音信号をファクシミリ装置内で作り出すことができない。このような場合に、外付け電話器が呼出音を鳴らすことができず、電話通信が着信しているにもかかわらず使用者が判らないという問題があった。
【0010】
また、ファクシミリ・電話モードおよびダイヤルインモードを有するファクシミリ装置において、ファクシミリ装置本体1の前蓋5の開閉にかかわらず、ファクシミリ通信および電話通信の両方で呼出音を鳴らしたい場合、例えばファクシミリ装置の設置位置が使用者のいる位置から離れており、ファクシミリ通信の出力画像データを時間をおかずに欲しいような場合に、ファクシミリ通信の場合にも呼出音が必要となる。ところが、通常のファクシミリ・電話モードおよびダイヤルインモードであれば、ファクシミリ通信の場合には呼出音が鳴らないという問題があった。
【0011】
本発明は、上記問題を解決するもので、少なくとも装置本体の前蓋が開いている場合にも電話通信の呼出音を鳴らすことができ、また、その前蓋の開閉にかかわらずファクシミリ通信においても呼出音を鳴らすことができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のファクシミリ装置は、ファクシミリ通信または電話通信を判断してファクシミリ通信の場合には呼出音を鳴らさず、電話通信の場合には呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御するモードを有するファクシミリ装置において、外付け電話器を外部回線側または前記呼出音信号発生手段側に切り換えて接続する切換手段と、前記ファクシミリ通信または電話通信における呼出音信号を検知する呼出音信号検知手段と、前記呼出音信号検知手段による呼出音信号の検知により前記切換手段を制御して外付け電話器を前記呼出音信号発生手段側から外部回線側に切り換えて接続する制御手段とを有するものである。
【0013】
この構成により、ファクシミリ通信または電話通信における呼出音信号の検知により切換手段を制御して外付け電話器を呼出音信号発生手段側から外部回線側に切り換えて外部回線を外付け電話器に直接接続することで、外部回線側の呼出信号を用いて、前蓋の開閉にかかわらずファクシミリ通信においても電話通信と同様に呼出音を鳴らすことが可能となる。
【0014】
また、本発明のファクシミリ装置は、ファクシミリ通信または電話通信を判断してファクシミリ通信の場合には呼出音を鳴らさず、電話通信の場合には呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御するモードを有するファクシミリ装置において、
前記ファクシミリ通信または電話通信における呼出音信号を検知する呼出音信号検知手段と、
前記呼出音信号検知手段による呼出音信号の検知により、外付け電話器を外部回線側または前記呼出音信号発生手段側に切り換えて接続する切換手段と、
相手局からの送信データから所定信号を検出し、その結果に基づいてファクシミリ通信又は電話通信であるかを判断する判断手段と、
通常時は、外付け電話器が前記切換手段によって前記呼出音信号発生手段側に接続された状態としておき、前記判断手段によってファクシミリ通信と判断された場合は、前記呼出音信号発生手段から呼出音信号を発生させずに呼び出し音を鳴らさない状態で当該ファクシミリ通信を受信し、前記判断手段によって電話通信と判断された場合は、前記呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御し、着信時鳴動モード設定時には、前記判断手段によりファクシミリ通信と判断された場合であっても、前記切換手段によって外付け電話器が外部回線側に接続された状態として、当該ファクシミリ通信を受信するように制御する制御手段と
を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態を示すファクシミリ装置の全体斜視図であり、図2は図1のファクシミリ装置の内部構成を示す縦断面図である。
【0017】
図1および図2において、このファクシミリ装置は、操作パネル12および本体カバー11aとしての前蓋を有する装置本体11と、その上部に設けられた外付け電話器13とからなり、装置本体11には、送信時に送信内容を読み取る読取部14と、受信時に受信内容を記録紙に記録する記録部15とが設けられている。この読取部14には、装置本体11の頂部に配設された原稿自動給紙機構16と、光学機構としてのスキャナーユニット17とが設けられている。また、記録部15には、感光体ドラム18を備えた像形成部19、給紙カセット部20および用紙搬送機構21が設けられている。
【0018】
この読取部14の原稿自動給紙機構16は、原稿載置部22に載置されて給紙ローラ対23に接する上側の原稿を給紙ローラ対23さらに送りローラ24を介してコンタクトガラス25上の露光位置に搬送してセットする。原稿読み取り後に、送りローラ24および搬出ローラ26によって搬送路27を介して搬出するようになっている。
【0019】
また、スキャナーユニット17は、コンタクトガラス25上の原稿を走査するハロゲンランプからなる光源28を備え、この光源28からの光であって原稿面で反射させて得られた反射光を、複数の反射鏡およびレンズを有する光学系29を介してアレイ状の光センサであるCCD30に導き、このCCD30で原稿像を結像させるようになっている。つまり、コンタクトガラス25上の原稿面で反射した反射光は複数の反射鏡で順次反射したのちレンズを介して1ライン毎の原稿像としてCCD30で受光される。CCD30で受光された1ラインの受光データは順次画像処理機能を有する制御部55(図3参照)に送られて、必要に応じて画像処理が行われたのち記憶部51(図3参照)に記憶される。
【0020】
なお、マニュアルでコンタクトガラス25a上に原稿をセットすることも可能であり、この場合には、図略の走行ガイドや走行駆動モータを用いてスキャナーユニット17を同図鎖線矢印方向に所定の速度で走行可能にし、静止状態の原稿面を走査する。
【0021】
次に、記録部15の像形成部19は、レーザ発光部31および、図略の駆動手段によって時計方向に定速回転される感光体ドラム32を備えるとともに、この感光体ドラム32の周囲に、その回転方向の上流側から主帯電部32a、現像部32b、トナー回収ローラ部32c、転写部32d、分離部32eおよびクリーニング部32fを備えている。感光体ドラム32は主帯電部32aにより表面を均一帯電された後、原稿像が露光されて静電潜像が形成される。この静電潜像は現像部32bでトナーを付着されることによって顕在化され、次いで転写部32dで転写紙に転写される。トナー像が転写された転写紙は、分離部32eで感光体ドラム32から分離された後、後述する定着部33に導かれる。
【0022】
また、給紙カセット部20は、例えば2段式を有し、用紙載置板34を備えた給紙カセット35を側方から着脱自在にセット可能になっている。この用紙載置板34の前端は、スプリング36によって支持板37を介して上方に付勢され、給紙ローラ38に当接するようになっている。この給紙ローラ38にはその回転方向と同方向に回転する捌きローラ39が配置されており、記録紙の重送を防止するようになっている。また、給紙カセット35の後方には、記録紙センサ40が配置されており、給紙カセット35の後端に設けられた磁性部材41からのコード信号を検知して給紙カセット35に載置された記録紙のサイズを検出する記録紙検出部が設けられている。
【0023】
さらに、用紙搬送機構21は、給紙カセット35に載置された記録紙を1枚づつ送り出す給紙ローラ38および捌きローラ39によって繰り出された記録紙を、搬送ローラ42や搬送ガイド板43によって案内し、スキャナーユニット17の露光走査の開始タイミングと同期して駆動するレジストローラ対44を介して像形成部19の転写部32dに導くとともに、転写後の記録紙を搬送ガイド板45に沿って、熱ローラ46および圧ローラ47を有する定着部33を介して排紙トレイ48に導く経路を有している。このように、給紙ローラ38が回転すると、記録紙はレジストローラ対44を介して像形成部19の転写部32dで、感光体ドラム32の表面に付着されたトナーが記録紙上に転写され、その記録紙上のトナーは定着部33で定着されることになる。
【0024】
さらに、操作パネル12には、送信局として動作するときには相手局の電話番号、文字原稿送信用のモードや写真原稿用のモードを設定する各種操作キーや、この設定内容を表示する液晶ディスプレイなどの表示手段などが設けられている。また、受信局として動作するときには受信信号に基づいて例えば相手局の電話番号、画質モードなどをその表示手段で表示するようになっている。
【0025】
図3は図1および図2のファクシミリ装置の制御機能を示す制御ブロック図である。
【0026】
図3において、このファクシミリ装置は、操作スイッチなどを有する操作パネル12と、外付け電話器13と、原稿画像を読み取る読取部14と、記録紙に画像を記録する記録部15と、記憶媒体である記憶部51としてのROM52およびRAM53と、画像データなどを変復調するモデム54と、これらの各部の制御などを行う制御部55とを有している。
【0027】
また、ROM52は制御部55の制御プログラムなどを記憶している。また、RAM53は相手局の名称や伝達速度などの各種データを記憶しているとともに、上記画像処理データを記憶している。また、RAM53は送信局として動作するときには操作パネル12により設定された画質モードを原稿の頁に対応させて記憶するようになっている。さらに、RAM53は受信局として動作するときには受信した原稿画像の頁に対応させて記憶するようになっている。
【0028】
さらに、読取部14は送信局として動作するときにセットされた文字原稿や写真原稿などを読み取ってその画像データを制御部55に出力する。また、記録部15は受信局として動作するときに制御部55からの画像データを頁毎に記録紙にプリントアウトする。また、モデム54は送信局として動作するときには制御部55から出力された各種の送信信号および画像信号を変調して電話回線に出力する。さらに、モデム54は受信局として動作するときに相手局からの各種の受信信号および画像データを復調して制御部55に出力する。
【0029】
さらに、制御部55は、モデム54を介して相手局との通信制御または相手局からの受信制御を行うとともに、読取部14で読み取った画像データを画像処理したのちRAM53に出力する。また、制御部55は、相手局からの受信データからファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断し、ファクシミリ通信である場合には、これらの判断に基づいて呼出音を鳴らさずにファクシミリモードによりその画像データを記録紙に記録して出力するようにしており、また、電話である場合には、呼出音を鳴らして使用者に知らせることでハンドセットを取らせるようにしている。さらに、制御部55は、次の図4で詳しく説明する本発明の機能を有している。
【0030】
図4は図3のモデム54および制御部55の本発明の要部を示すブロック図である。
【0031】
図4において、外部回線の一方端L1は電流センサ61を介して、トランス62が接続されるパルス発生回路63およびリンガ検出回路64に接続されているとともに切換手段としてのリレー65の第2のスイッチング部の他方端子に接続されており、また、外部回線の他方端L2はコントロール回路66に接続されているとともに切換手段としてのリレー65の第1のスイッチング部の他方端子に接続されている。この電流センサ61はコントロール回路66に接続されており、相手局からの受信データの着信時に、外部回線に電流が流れているのを検出してコントロール回路66にその情報を送る。さらに、リレー65は通常、ファクシミリ・電話モードであり、その第1のスイッチング部は接地側の一方端子に接続されており、また、その第2のスイッチング部は外付け電話リンガ昇降回路67側の一方端子に接続されている。
【0032】
また、リンガ検出回路64が接続されるコントロール回路66は呼出音信号発生手段である外付け電話リンガ昇降回路67を介してリレー65の第2のスイッチング部の一方端子に接続されており、相手局からの送信データから所定信号(CNG信号)をモデム54で検出し、その検出結果に基づいて、コントロール回路66はファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断し、ファクシミリ通信である場合には外付け電話リンガ昇降回路67に対して呼出音信号を出力しないように制御して、ファクシミリモードによりその画像データを記録紙に記録して出力するように制御するか、または、電話通信である場合には外付け電話リンガ昇降回路67に対して呼出音信号を出力するように制御する。また、リンガ検出回路64が接続されるコントロール回路66はリレー65の制御端子に接続されており、ファクシミリ・電話モード以外の着信時鳴動モード時に、コントロール回路66は、リンガ検出回路64を介して、相手局からの送信データから呼出信号を交換器を介して検出し、その呼出信号検出時点でリレー65の第1および第2のスイッチング部の他方端子から一方端子側に切り換えるように制御する。
【0033】
さらに、本体カバー11aとしての前蓋の開時に電圧の高い回路、例えば外付け電話リンガ昇降回路67への電源供給を遮断する開閉スイッチ68が本体カバー11aの開閉に連動して動作するように設けられており、この開閉スイッチ68が接続されるコントロール回路66はリレー65の制御端子に接続され、本体カバー11aの開状態を、開閉スイッチ68を介してコントロール回路66が検知して、リレー65の第1および第2のスイッチング部の他方端子から一方端子側に切り換えるように制御する。
【0034】
上記構成により、以下、その作用を説明する。
【0035】
図5は図1〜図4のファクシミリ装置における着信時鳴動モードの動作内容を示すフローチャートである。
【0036】
図5に示すように、まず、ステップS1で、リンガ検出回路64を介してコントロール回路66は、外部回線L1からの送信データの呼出信号であるリンガ信号の有無を判断する。このとき、リンガ信号が無いと判断した場合には、リンガ信号を検知するまでステップS1の判断を継続する。
【0037】
次に、ステップS2で、操作パネル12の操作スイッチなどの操作による着信時鳴動モードかどうかを判断する。着信時鳴動モードではないと判断したときには、その着信時鳴動モード処理は終了する。つまり、ファクシミリ・電話モードまたはダイヤルインモードのときにはリレー65は通常状態、つまり、リレー65の第1のスイッチング部は接地側の一方端子側に、第2のスイッチング部は外付け電話リンガ昇降回路67側の一方端子に接続されている状態である。つまり、コントロール回路66は相手局からの受信データからファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断し、ファクシミリ通信である場合には、これらの判断に基づいて呼出音を鳴らさずにファクシミリモードによりその画像データを記録紙に記録して出力するようにしており、また、電話通信である場合には、呼出音を鳴らして使用者に電話通信が着信したことを知らせるようにしている。
【0038】
さらに、ステップS2で、着信時鳴動モードであると判断したときは、ステップS3でリレー65の切り換え制御をする。この切り換え制御とは、リレー65を、その第1のスイッチング部は外部回線の他方端L2側に、第2のスイッチング部は外部回線の他方端L1側に切り換える制御であり、外部回線は外付け電話器13に直接接続されることになって、外部回線からの電圧の高いリンガ信号により外付け電話器13を呼出させることができる。この場合には、ファクシミリ通信および電話通信の両方で呼出することになる。
【0039】
したがって、着信時鳴動モード時には、呼出音信号の検知によりリレー65を制御して外付け電話器13側の共通端子を外付け電話器リンガ昇降回路67側の他方端子から外部回線側の一方端子に切り換えて接続するように制御するため、本体カバー11aの開閉にかかわらずファクシミリ通信においても電話通信と同様に呼出音を鳴らすことができる。このことは、ファクシミリ通信および電話通信の両方で呼出音を鳴らしたいような場合、例えばファクシミリ装置の設置位置が使用者のいる位置から離れており、ファクシミリ通信の画像データを時間をおかずに欲しい場合などに最適である。
【0040】
図6は図1のファクシミリ装置における本体カバー開時鳴動モードの動作内容を示すフローチャートである。
【0041】
図6に示すように、まず、ステップS11で、開閉スイッチ68を介してコントロール回路66は本体カバー11aとしての前蓋が開いているかどうかを判定する。ステップS11で本体カバー11aが開いていると判定した場合には、ステップS12でリレー65の切り換え制御をする。この切り換え制御とは、リレー65を、その第1のスイッチング部は外部回線の他方端L2側に、第2のスイッチング部は外部回線の他方端L1側に切り換える制御であり、外部回線は外付け電話器13に直接接続されることになって、外部回線からの電圧の高いリンガ信号により外付け電話器13を呼出させることができる。この場合にも、ファクシミリ通信および電話通信の両方で呼出することになる。
【0042】
次に、このステップS12のリレー切り換え制御の後、または、ステップS13で本体カバー11aが閉じていると判定した場合には、ステップS13で開閉スイッチ68を介してコントロール回路66は本体カバー11aが閉じているかどうかを判定する。ステップS13で前蓋が閉じていると判定した場合には、ステップS14でリレー65の切り換え制御を行わない。このように、切り換え制御を行わないということは、リレー65を、その第1のスイッチング部は接地側に、第2のスイッチング部は外付け電話器リンガ昇降回路67側の通常位置のままの状態である。つまり、コントロール回路66は相手局からの受信データからファクシミリ通信であるかまたは電話通信であるかを判断し、ファクシミリ通信である場合には、これらの判断に基づいて呼出音を鳴らさずにファクシミリモードによりその画像データを記録紙に記録して出力するようにしており、また、電話である場合には、呼出音を鳴らして使用者に知らせるようにしている。
【0043】
したがって、本体カバー11aの開動作に連動して、例えば電圧の高い24Vの外付け電話器リンガ昇降回路67への電源を遮断するとともに、リレー65を制御して外付け電話器13に接続された共通端子を電話器リンガ昇降回路67側の他方端子から外部回線側の一方端子に切り換えて接続するため、装置本体11の本体カバー11aが開いている場合にも電話通信の呼出音を鳴らすことができて、従来のように電話通信が着信していても使用者が判らないというような事態は防止されることになる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、呼出音信号検知手段による検知により切換手段を制御して外付け電話器を呼出音信号発生手段から外部回線に切り換えて接続するため、外部回線側に外付け電話器を直接接続することができて、前蓋の開閉にかかわらずファクシミリ通信においても電話通信と同様に呼出音を鳴らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すファクシミリ装置の全体斜視図である。
【図2】 図1のファクシミリ装置の内部構成を示す縦断面図である。
【図3】 図1および図2のファクシミリ装置の制御機能を示す制御ブロック図である。
【図4】 図3の制御部55の本発明の要部を示すブロック図である。
【図5】 図1〜図4のファクシミリ装置における着信時鳴動モードの動作内容を示すフローチャートである。
【図6】 図1〜図4のファクシミリ装置における本体カバー開時鳴動モードの動作内容を示すフローチャートである。
【図7】 従来のファクシミリ装置の外観を背面部側から見た斜視図である。
【図8】 図7のファクシミリ装置の前蓋を開いた状態を正面部から見た斜視図である。
【符号の説明】
11 装置本体
11a 本体カバー
12 操作部
13 外付け電話
14 読取部
15 記録部
51 記憶部
54 モデム
55 制御部
64 リンガ検出回路
65 リレー
66 コントロール回路
67 外付け電話リンガ昇降回路
68 開閉スイッチ

Claims (2)

  1. ファクシミリ通信または電話通信を判断してファクシミリ通信の場合には呼出音を鳴らさず、電話通信の場合には呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御するモードを有するファクシミリ装置において、外付け電話器を外部回線側または前記呼出音信号発生手段側に切り換えて接続する切換手段と、前記ファクシミリ通信または電話通信における呼出音信号を検知する呼出音信号検知手段と、前記呼出音信号検知手段による呼出音信号の検知により前記切換手段を制御して外付け電話器を前記呼出音信号発生手段側から外部回線側に切り換えて接続する制御手段とを有するファクシミリ装置。
  2. ファクシミリ通信または電話通信を判断してファクシミリ通信の場合には呼出音を鳴らさず、電話通信の場合には呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御するモードを有するファクシミリ装置において、
    前記ファクシミリ通信または電話通信における呼出音信号を検知する呼出音信号検知手段と、
    前記呼出音信号検知手段による呼出音信号の検知により、外付け電話器を外部回線側または前記呼出音信号発生手段側に切り換えて接続する切換手段と、
    相手局からの送信データから所定信号を検出し、その結果に基づいてファクシミリ通信又は電話通信であるかを判断する判断手段と、
    通常時は、外付け電話器が前記切換手段によって前記呼出音信号発生手段側に接続された状態としておき、前記判断手段によってファクシミリ通信と判断された場合は、前記呼出音信号発生手段から呼出音信号を発生させずに呼び出し音を鳴らさない状態で当該ファクシミリ通信を受信し、前記判断手段によって電話通信と判断された場合は、前記呼出音信号発生手段からの呼出音信号により呼出音を鳴らすように制御し、着信時鳴動モード設定時には、前記判断手段によりファクシミリ通信と判断された場合であっても、前記切換手段によって外付け電話器が外部回線側に接続された状態として、当該ファクシミリ通信を受信するように制御する制御手段と
    を有するファクシミリ装置。
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