JP3115929B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3115929B2
JP3115929B2 JP04047195A JP4719592A JP3115929B2 JP 3115929 B2 JP3115929 B2 JP 3115929B2 JP 04047195 A JP04047195 A JP 04047195A JP 4719592 A JP4719592 A JP 4719592A JP 3115929 B2 JP3115929 B2 JP 3115929B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被呼側のファクシミリ装置と
の通信回線の形成を行う場合、操作者のダイヤル操作に
よって行う代わりに、被呼者を識別するためのファクシ
ミリ電話番号を伝送制御のための情報として表示した制
御用原稿を、画像情報が形成された原稿に先立って読取
らせることによって通信回線の形成を行うファクシミリ
装置が知られている。また、前述の制御用原稿に、ファ
クシミリ電話番号とともにいわゆる画質や通信速度、原
稿サイズなど、ファクシミリ装置の種々の機能を選択す
るための情報も表示することによって、通信時における
操作者の負担を少なくするようにしたファクシミリ装置
が知られている(特開昭55−28604号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、家庭向のいわゆ
るパーソナルファクシミリ装置が普及しており、たとえ
ば複数枚の送信原稿を1枚ずつ分離して給紙するいわゆ
る自動給紙機構を廃することによって、ファクシミリ装
置の低価格化を実現している。このようなパーソナルフ
ァクシミリ装置においては、操作者が送信原稿を1枚ず
つセットする必要があるため、原稿をセットする操作が
煩わしいけれども、家庭などで使用されるため、送信す
る原稿も1枚あるいは2枚など比較的少数枚であること
から、操作者にとっては低価格化によるメリットの方が
大きい。
【0004】しかしながら、たとえばこのようなパーソ
ナルファクシミリ装置が、上述したような制御用原稿に
よって通信回線の形成を行うようなものである場合にお
いて、たとえば1枚の原稿を送信する場合であっても、
操作者は制御用原稿および送信原稿の合計2枚の原稿を
逐次セットする必要がある。このため、操作者が不在の
ときには、タイマ送信を行おうとしても原稿の送信を行
なえないという問題がある。
【0005】したがって本発明の目的は、上記技術的課
題を解決し、操作性を向上させることができるファクシ
ミリ装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を収納
し、該原稿の読取られるべき表面側に透明となっている
シートを有する偏平な保持体であって、その保持体の搬
送方向先端部には外方側に突出して被検出部が形成さ
れ、この被検出部に対応して、収納した原稿の画像情報
の処理内容を指定するための指定情報が表示されてい
る、そのような保持体と、保持体の前記被検出部を検出
する検出手段と、検出手段に応答し、被検出部に対応し
て表示されている指定情報を記憶する通信ログ記憶部
と、前記原稿の画像情報をタイマ送信のために記憶する
画像記憶部と、被呼者のファクシミリ装置との通信回線
を形成する通信手段と、タイマ送信制御機能を有し、セ
ットされるタイマ送信を行うべき時刻になったときに
は、前記通信ログ記憶部から指定情報を読出して被呼者
が同一で複数件数ある場合にはまとめて、前記画像記憶
部から対応する画像情報を読出して前記通信手段により
送信させる制御手段とを含むことを特徴とするファクシ
ミリ装置である。
【0007】
【作用】本発明に従えば、通常は、保持体に収納された
原稿の画像情報の処理は、該保持体に形成された被検出
部に対応して保持体に表示されている指定情報によって
行われる。すなわち、検出手段によって外方側に突出し
た前記被検出部が検出されると、これに応答して、前記
指定情報を読出して解析し、解析の結果、前記指定情報
にファクシミリ被呼者を識別するための被呼者情報が含
まれているときには、制御手段によって、通信手段を制
御して被呼者のファクシミリ装置との通信回線を形成す
る。その後、画像情報読取伝送手段によって、保持体に
保持されている原稿の画像情報を読取って被呼者のファ
クシミリ装置へ伝送する。また、前記解析の結果、前記
指定情報に被呼者情報が含まれていないときには、制御
手段は、前記指定情報に対応する制御を行う。さらに、
本発明は、タイマ送信を行うものであって、セットされ
るタイマ送信時には、制御手段によって、通信ログ記憶
部から指定情報を読出して被呼者が同一で複数件数ある
場合にはまとめて、画像記憶部から対応する画像情報を
読出して通信手段より送信するものである。
【0008】これによって、操作者は、たとえば被呼者
のファクシミリ装置との通信回線の形成および原稿の伝
送を、原稿を保持する前記保持体をファクシミリ装置に
セットし記憶させておけばタイマ送信時刻になると送信
を行うことができるため、たとえば自動給紙機構を有し
ていないファクシミリ装置であっても、原稿をセットす
る手間が減少し、操作性を格段に向上させることができ
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置に使用される保持体1の平面図であり、図2は、
保持体1の断面図である。保持体1は、偏平な形状であ
り、樹脂製の基板2および基板2と同一寸法の樹脂製の
透明シート3によって形成される。透明シート3は、矢
印70で示す保持体1の搬送方向先端部において基板2
に接着剤4によって固着されている。保持体1の搬送方
向先端部には、被検出部5が外方側に突出して形成され
ており、この被検出部5に対応する領域6には、保持体
1に収納する原稿の画像情報の処理内容を指定するため
の指定情報60がバーコードによって表示されている。
【0010】図3は、保持体1への原稿10の収納方法
を説明するための斜視図であり、図4は、原稿10を収
納した保持体1の平面図である。画像情報101として
「FAX」の文字が形成された原稿10は、送信時に
は、矢印80に示すように保持体10の基板2と透明シ
ート3との間に、該画像情報101が透明シート3に対
向するように収納される。原稿10に形成された画像情
報101は、透明シート3を介して後述する読取手段4
0によって読取られる。なお、保持体1の寸法は、送信
すべき原稿10の寸法に対応しており、たとえば本実施
例においては、原稿10の縦の寸法がL1、横の寸法が
L2である場合には、保持体1の横の寸法はL2である
とし、保持体1の被検出部5もしくは領域6を除く原稿
読取領域7の縦の寸法をL1であるとする。
【0011】図5は、ファクシミリ装置20および保持
体1に収納された原稿10の送信時の状態を説明するた
めの斜視図である。ファクシミリ装置20は、送信すべ
き原稿を取込むための原稿搬送路21および読取った原
稿を排出する排紙トレイ22を有している。また、ファ
クシミリ装置20には、後述する入力手段37および表
示手段38が形成されている。
【0012】原稿10を収納した保持体1は、矢印70
に示すように原稿10の画像情報101がファクシミリ
装置20の後述する読取手段40によって読取られるよ
うに、原稿搬送路21に対向するようにセットされる。
【0013】図6は、保持体1がセットされたファクシ
ミリ装置20の簡略化した内部の構成を示す平面図であ
り、図7は、その斜視図である。ファクシミリ装置20
は、セットされた保持体1もしくは原稿などを読取手段
40へ搬送するための一対のローラ25a,25bを有
している。ローラ25a,25bの保持体1の搬送方向
70の上流側には、保持体1に形成された被検出部5を
検出し、保持体1がファクシミリ装置20にセットされ
たことを検出するための検出手段である発光素子44
a,44cおよび受光素子44b,44dが設置されて
いる。
【0014】図6に示すように、保持体1がセットされ
たときには、該保持体1の両側に位置する発光素子44
a,44cからの光のうち、発光素子44aからの光
が、被検出部5によって遮られ、これによって、受光素
子44bにおいて光が検出されないことによって、保持
体1がファクシミリ装置20にセットされたことが検出
される。また、通常の原稿がセットされたときには、発
光素子44a,44cの両方の光が受光素子44b,4
4dによって検出されることによって、通常の原稿がフ
ァクシミリ装置20にセットされたことが検出される。
【0015】図8は、前述したファクシミリ装置20の
基本的構成を示すブロック図である。ファクシミリ装置
20は、複写機能を有しており、公衆電話回線30を介
して図示しない交換機および被呼側のファクシミリ装置
と接続され、被呼側のファクシミリ装置との間で画像情
報の送受信を行う。
【0016】通信手段である網制御回路31は、後述す
る電話回路32の発着信の操作や、後述するモデム35
と公衆電話回線30との接続、電話交換網の制御などを
行う。電話回路32は、送話器と受話器とを含むハンド
セット33および外部スピーカ34を含んで構成され
る。解析手段および制御手段である制御手段36は、フ
ァクシミリ装置20全体の制御を行う。入力手段37
は、相手先のファクシミリ電話番号などを入力するため
の図示しないテンキーや、後述するファクシミリ装置2
0に備えられる種々のモード、たとえばファクシミリ通
信モードあるいはコピーモードなどを設定するためのモ
ード設置キーなどを含んで構成される。表示手段38
は、液晶表示装置などによって実現され、ファクシミリ
装置20のモード設定状況などを表示する。印刷手段3
9は、被呼側のファクシミリ装置から受信した画像情報
および複写すべき原稿などを図示しない記録紙に印字出
力する。
【0017】画像情報読取伝送手段である読取手段40
は、送信すべき画像情報および複写すべき原稿などを読
取って制御手段36に出力する。画像記憶部41は、タ
イマ送信時に送信すべき画像情報、受信した画像情報等
を記憶する。通信ログ記憶部42は、タグ検出部44に
よって、保持体1がファクシミリ装置20にセットされ
たことが検出されたときに、指定情報を記憶して、ファ
クシミリ通信が保持体1によって行われることを記憶す
る。各種設定記憶部43は、入力手段37において設定
された前述の各種モードの設定状況を記憶する。タグ検
出部44は、前述した発光素子44a,44cおよび受
光素子44b,44dによって構成される。
【0018】図9および図10は、ファクシミリ装置2
0の動作を説明するためのフローチャートである。図5
〜図10を参照して、ステップa1で、送信すべき原稿
がファクシミリ装置20にセットされると、ステップa
2で、セットされた原稿が通常の原稿であるかあるいは
原稿を収納した保持体1であるかどうかを判断する。保
持体1がセットされているとき、すなわちタグ検出部4
4によって保持体1の被検出部5が検出されたときに
は、ステップa3において、被検出部5に対応する領域
6に表示される指定情報を読取手段40によって読取
り、ステップa4において、読取った前記指定情報を通
信ログ記憶部42に記憶する。
【0019】ステップa5では、制御手段36におい
て、記憶した指定情報を読出して解析し、ステップa6
において、ファクシミリ通信モードであるか、すなわち
前記解析の結果、指定情報に被呼者を識別するための情
報であるたとえば被呼者のファクシミリ電話番号などを
が含まれているかどうかを判断する。ファクシミリ通信
モードのときには、ステップa7において、ファクシミ
リ通信を行うべくファクシミリ装置20をファクシミリ
通信モードとし、ステップa8で、前述のファクシミリ
電話番号に基づいて自動発呼を行う。ステップa9で
は、被呼者のファクシミリ装置が着信したかどうかを判
断する。
【0020】なお、ステップa3においては、ファクシ
ミリ装置20におけるファクシミリ通信モードあるいは
コピーモードの指定、あるいは画質、あるいは親展送
信、同報送信、メッセージ送信などの通信モードの指定
などの指定情報なども同様に読取られ、ステップa5に
おいて、これらの各種モードが解析され、これに基づい
て、ファクシミリ通信時あるいは後述するコピー時にお
ける動作状態が制御される。
【0021】また、ステップa2において、ファクシミ
リ装置20にセットされた原稿が通常の原稿のとき、す
なわち保持体1でないときには、ステップa10で、操
作者は入力手段37によって被呼者のファクシミリ電話
番号を入力する。ステップa11では、入力手段37に
よって画質を入力し、さらにステップa12で、親展送
信、同報送信、メッセージ送信などの通信モードを入力
し、通常のファクシミリ通信を行う。
【0022】また、ステップa6において、ファクシミ
リ通信モードでないとき、すなわちコピーモードのとき
には、ステップa13に進み、ファクシミリ装置20を
コピーモードとし、ステップa14においてコピーを開
始する。ステップa15では、コピーが終了した原稿に
続いてさらにコピーを行うべき次ページの原稿があるか
どうかを判断し、次ページの原稿がないときは終了し、
次ページの原稿があるときは、ステップa16へ進ん
で、該原稿が原稿を収納した保持体1かどうかを判断す
る。通常の原稿のときはステップa14へ戻ってコピー
を開始し、原稿を収納した保持体のときはステップa3
へ戻る。
【0023】また、ステップa9において、被呼者のフ
ァクシミリ装置が着信していないときは、ステップa1
7に進み、再発呼を行う。ステップa18では再発呼回
数が規定回数たとえば3回以上かどうかを判断し、再発
呼回数が規定回数以上のときは終了し、規定回数に満た
ないときはステップa9へ戻って再発呼を行う。
【0024】ステップa9において、被呼者のファクシ
ミリ装置が着信したときは、ステップa19に進み、保
持体1の被検出部5に対応する領域6に表示される指定
情報を画像情報として送信するかどうかを判断する。指
定情報を送信するときは、ステップa20において、該
情報を画像情報として被呼者のファクシミリ装置に送信
し、指定情報を送信しないときには、ステップa21へ
進み、保持体1に収納された原稿10の画像情報のみで
送信する。
【0025】ステップa22では、ステップa21で送
信した原稿10に続いて、さらに送信を行うべく次ペー
ジの原稿があるかどうかを判断し、次ページの原稿がな
いときにはファクシミリ通信を終了し、次ページの原稿
があるときはステップa23へ進んで、該原稿が保持体
1に収納されたものであるかどうかを判断する。次ペー
ジの原稿が保持体1に収納されたものでないとき、すな
わち通常の原稿のときには、連続して送信すべくステッ
プa31において、次ページの原稿を画像情報として送
信し、ステップa22へ戻る。
【0026】ステップa23において、次ページの原稿
が保持体1に収納されたものであるとき、すなわちタグ
検出部44によって保持体1の被検出部5が検出された
ときには、該保持体1の被検出部5に対応する領域6に
表示される指定情報を読取手段40によって読取り、ス
テップa25において、読取った前記指定情報を通信ロ
グ記憶部42に記憶する。ステップa26では、制御手
段36によって、記憶した指定情報を読出して解析し、
ステップa27において、ファクシミリ通信モードであ
るかすなわち前記解析の結果、被呼者のファクシミリ電
話番号などが含まれているかどうかを判断する。ファク
シミリ通信モードのときには、ステップa28におい
て、ファクシミリ通信を行うべくファクシミリ装置20
をファクシミリ通信モードとする。
【0027】なお、ステップa27において、ファクシ
ミリ通信モードでないときには、ステップa32におい
て、ファクシミリ装置20をコピーモードとし、ステッ
プa33において、ファクシミリ通信モードを解除すべ
く、公衆電話回線30を切断し、コピーを行う。
【0028】ステップa29においては、ステップa2
6において指定情報を解析した結果得られた被呼者のフ
ァクシミリ電話番号が、前述のステップa5において得
られた被呼者のファクシミリ電話番号と同一であるかど
うかすなわち、被呼者が同じであるかどうかを判断す
る。同じ被呼者であるときには、公衆電話回線30を切
断することなくステップa19へ戻って画像情報の送信
を行い、同じ被呼者でないときには、ステップa30
で、公衆電話回線30を切断してステップa8に戻り、
ステップa26において、解析した結果に基づいて自動
発呼を行う。
【0029】図11は、前述の保持体1による原稿送信
時における具体例を示す図である。図11(1)におい
ては、保持体1a〜1cに収納された原稿10a,10
d,10fおよび保持体1a,1bに続く一般原稿10
b,10c,10eを、原稿10aから順番に送信する
例を示している。この場合には、前述のように、たとえ
ば保持体1aの被検出部5aが検出され、さらに領域6
aに表示される指定情報が解析されることによって、原
稿10aの画像情報が被呼者に送信され、さらに保持体
1aに続く原稿10b,10cも、同じ被呼者に続けて
送信される。
【0030】その後、保持体1bの被検出部5bが、同
様に検出されることによって、公衆電話回線30が切断
され、原稿10d,10eは、保持体1bの領域6bに
おいて指定される被呼者に送信される。さらに、保持体
1cの外方側に突出した被検出部5cが検出されること
によって、公衆電話回線30が切断され、保持体1cに
収納される原稿10fは、領域6cにおいて指定される
被呼者に送信される。その後は、後に続く保持体あるい
は原稿がないため、公衆電話回線30を切断してファク
シミリ通信を終了する。
【0031】図11(2)においては、保持体1d〜1
gにそれぞれ収納された原稿10g〜10jを、原稿1
0gから順番に送信する例を示している。なお、この場
合において、原稿10h,10iは同一の被呼者に送信
するものとする。したがって前述のように、原稿10h
の送信後、原稿10iを送信するときには、公衆電話回
線30を切断することなく、すなわち無用な発呼動作を
行うことなく、同一の被呼者に画像情報が送信される。
【0032】図12は、本発明によるファクシミリ装置
20の送信動作を説明するためのフローチャートであ
り、図13は、そのときの具体例を示す図である。すな
わち、タイマ送信時において、図13に示す保持体1
h,1jおよび2つの保持体1iの領域6h〜6jに表
される指定情報を、それぞれ被呼者への原稿の送信に先
立って予め通信ログ記憶部42に記憶させ、かつ、保持
体1h〜1jに収納される原稿10k,10m,10
n,10pを画像情報として画像記憶部41に記憶させ
る状態を示す。
【0033】ステップb1において、送信すべき原稿す
なわち保持体1h,1i,1j,1iに収納された原稿
10k,10m,10n,10pをこの順番でファクシ
ミリ装置20にセットし、ステップb2において、前述
の指定情報および画像情報をそれぞれ通信ログ記憶部4
2および画像記憶部41に記憶する。ステップb3で
は、通信ログ記憶部42に記憶した指定情報を解析し、
ステップb4で、同じ被呼者のファクシミリ電話番号が
あるかどうかを判断する。上述のように、原稿10mお
よび10pは、それぞれ保持体1iによって同じ被呼者
に送信するものであるため、ステップb5において、タ
イマ送信を行うべき時刻になった時には、画像記憶部4
1に記憶した原稿10mおよび10pの画像情報を、領
域6iの指定情報によって示される被呼者へまとめて送
信し、ステップb6において送信を完了し、ファクシミ
リ通信を終了する。ステップb4で、同じ被呼者がない
ときには、保持体に収納された原稿を個別に送信し、ス
テップb6において送信を完了し、ファクシミリ通信を
終了する。
【0034】以上のように本実施例によれば、保持体1
に収納された原稿10を、ファクシミリ装置20にセッ
トし、予め、原稿10の画像情報101および保持体1
の領域6に表示される指定情報を記憶させておけば、タ
イマ送信時刻になったとき、所望の被呼者に送信され
る。したがって従来のように、自動給紙機構をもたない
パーソナルファクシミリ装置などにおいて、画像情報の
送信先などを表示した制御用原稿によって被呼者のファ
クシミリ電話番号などを指定し、その後、送信すべき原
稿をセットするといった原稿をセットする手間を減少さ
せることができる。
【0035】また、ファクシミリ装置20が、自動給紙
機構を有する場合においても、複数の保持体をまとめて
セットすることによって、各保持体に収納された原稿
は、各保持体に示される指定情報によって順番に所望の
被呼者へ送信される。また、被呼者への送信内容が常に
決まっている場合には、同一の指定情報が表示された保
持体を何回でも使用することができる。
【0036】なお本発明は、上述した実施例に限られ
ず、種々の変形が可能である。たとえば上述の実施例に
おいては、保持体1がファクシミリ装置20にセットさ
れたかどうかの判断を、保持体1に形成された被検出部
5がタグ検出部44の発光素子44a,44cおよび受
光素子44b,44dによって検出されることによって
行っているけれども、たとえば保持体1の領域6に、保
持体であることを示すバーコードなどを表示させ、読取
手段40が、該バーコードを読取ることによって判断す
るようにしてもよい。
【0037】また、上述の実施例においては、保持体1
の領域6に表示する指定情報のうち、被呼者を識別する
ための被呼者情報として被呼者のファクシミリ電話番号
をバーコードによって表した場合を示したけれども、た
とえば、ファクシミリ装置20の読取手段40に文字認
識を行う機能を設けることによって、指定情報を文字や
数字などによって表示するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作者
は、たとえば被呼者のファクシミリ装置との通信回線の
形成および原稿の伝送を、原稿を保持する前記保持体を
ファクシミリ装置にセットしタイマ送信にセットすれば
タイマ送信時刻になると自動的に送信を行うことができ
るため、たとえば自動給紙機構を有していない家庭向の
いわゆるパーソナルファクシミリ装置であっても、送信
時にオペレータがその場所にいなくても、同一被呼者に
まとめて送信し、その都度、原稿をセットするときの手
間が減少し、操作性を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置に使
用される保持体1の平面図である。
【図2】保持体1の断面図である。
【図3】保持体1への原稿10の収納方法を説明するた
めの斜視図である。
【図4】原稿10を収納した保持体1の平面図である。
【図5】ファクシミリ装置20および保持体1に収納さ
れた原稿10の送信時の状態を説明するための斜視図で
ある。
【図6】保持体1がセットされたファクシミリ装置20
の内部の構成を示す平面図である。
【図7】保持体1がセットされたファクシミリ装置20
の内部の構成を示す斜視図である。
【図8】ファクシミリ装置20の基本的な構成を示すブ
ロック図である。
【図9】ファクシミリ装置20の動作を説明するための
フローチャートである。
【図10】ファクシミリ装置20の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図11】保持体1による原稿送信時における具体例を
示す図である。
【図12】タイマ送信時の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】タイマ送信時の動作の具体例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 保持体 2 基板 3 透明シート 5 被検出部 6 領域 10 原稿 20 ファクシミリ装置 30 公衆電話回線 36 制御手段 40 読取手段 41 画像記憶部 42 通信ログ記憶部 44 タグ検出部 60 指定情報 101 画像情報

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を収納し、該原稿の読取られるべき
    表面側に透明となっているシートを有する偏平な保持体
    であって、その保持体の搬送方向先端部には外方側に突
    出して被検出部が形成され、この被検出部に対応して、
    収納した原稿の画像情報の処理内容を指定するための指
    定情報が表示されている、そのような保持体と、 保持体の前記被検出部を検出する検出手段と、 検出手段に応答し、被検出部に対応して表示されている
    指定情報を記憶する通信ログ記憶部と、 前記原稿の画像情報をタイマ送信のために記憶する画像
    記憶部と、 被呼者のファクシミリ装置との通信回線を形成する通信
    手段と、 タイマ送信制御機能を有し、セットされるタイマ送信を
    行うべき時刻になったときには、前記通信ログ記憶部か
    ら指定情報を読出して被呼者が同一で複数件数ある場合
    にはまとめて、前記画像記憶部から対応する画像情報を
    読出して前記通信手段により送信させる制御手段とを含
    むことを特徴とするファクシミリ装置。
JP04047195A 1992-03-04 1992-03-04 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3115929B2 (ja)

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