JP3688051B2 - オイル噴射バルブ - Google Patents

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一幸 青島
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車エンジンのシリンダーブロックに取り付けられるオイル噴射バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のこの種のオイル噴射バルブを示している。図3において、オイル噴射バルブ1は、各シリンダー2に1つずつ使用され、油路3を通って供給されたエンジンオイルをピストン4の内側に噴射して、ピストン4を冷却し、ピストン4の温度上昇による焼き付きやノッキングを防止する。また、噴射されたエンジンオイルは、シリンダー2の内面にも飛散するので、ピストン4とシリンダー2間の潤滑を補助する役割を併せ持つ。
【0003】
オイル噴射バルブ1は、図4に示すように、金属製のバルブ本体5を有する。バルブ本体5は、内部に貫通孔5aを備えるとともに、外周面にシリンダーに固定するためのねじ部5bが設けられている。貫通孔5aの内部には、ボールバルブ6およびスプリング7が配置され、バルブ本体5の先端部には、噴射ノズル8が加締められている。ボールバルブ6は、例えばエンジン回転数が2000から3000rpmまでは開弁しないように開弁圧が設定されており、それ以上の高速回転では、油圧によりスプリング7が押されて開弁し、噴射ノズル8からエンジンオイルを噴射するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のオイル噴射バルブでは、バルブ本体が金属の削り加工品であるため、重量が重く、また削り加工や加締め等の加工作業のためにコストが高くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、軽量で低コストのオイル噴射バルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、オイル噴射バルブのバルブ本体および噴射ノズルを合成樹脂製として軽量化および低コスト化を図るとともに、相手部材であるシリンダーに対する固定を補強するために、バルブ本体外周面のねじ部よりも軸方向外側に不連続または連続する突起を設けたものである。バルブ本体のねじ部をシリンダーのねじ部に螺合するときに、この突起がシリンダーのねじ部に食い込むので、シリンダーに対する取り付けを確実にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、先端部に噴射ノズル、内部に貫通孔を備えるとともに外周面にねじ部が設けられた合成樹脂製のバルブ本体と、このバルブ本体の貫通孔内に設けられたバルブ素子とを備え、バルブ本体のねじ部よりも軸方向外側に相手部材のねじ部に食い込む突起を不連続にまたは連続して設けたものであり、軽量で低コストのオイル噴射バルブを実現することができる。
【0008】
本発明はまた、バルブ素子が、ボールバルブとこれを押圧するスプリングとからなるものであり、構造が簡単で、より低コストのオイル噴射バルブを実現することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を示している。図1(a)において、オイル噴射バルブ11は、合成樹脂製のバルブ本体12を有する。バルブ本体12は、内部に貫通孔12aが形成されるとともに、外周面にねじ部12bおよびその軸方向外側に突起12cが形成されている。貫通孔12aの途中には斜面状のバルブシート12dが形成され、軸方向外側の端部には六角穴12eが形成されている。バルブ本体12は、PPS樹脂を使用した射出成形法により形成され、突起12cは、図1(b)に示すように、外周面の180度方向に2ヵ所形成されている。バルブ本体12の貫通孔12a内には、スチール製のボールバルブ13が配置され、スチール製のコイルスプリング14によりバルブシート12dに押圧されている。バルブ本体12の先端部には、ボールバルブ13およびコイルスプリング14を収容した後、合成樹脂製の噴射ノズル15が固定される。噴射ノズル15は、PPS樹脂で射出成形法により形成され、バルブ本体12に対し、振動溶着、超音波溶着等の溶着、またはスナップフィットや接着剤により接合される。
【0010】
図2は上記オイル噴射バルブ11をシリンダーブロック16に取り付けた状態を示している。シリンダーブロック16のねじ部16aに、オイル噴射バルブ11のバルブ本体12を挿入して回転させ、ねじ部16aにねじ部12bを噛み合せ、基礎部の六角穴12eに六角棒スパナを挿入してさらに締め込むと、突起12cが潰れてねじ部16aに食い込む。そして、噴射ノズル15の肩部15aが、シリンダーブロック16の肩部16bに当たることにより、締め付けが完了する。そして、供給されたエンジンオイルの油圧Pが、オイル噴射バルブ11に設定された開弁圧を越えると、ボールバルブ13がバルブシート12dから離れ、エンジンオイルが貫通孔12aを通って噴射ノズル15の開口からシリンダーブロック16の中に噴射される。
【0011】
上記実施例において、バルブ本体12の外周面に設けた突起12cは、180度方向に2ヵ所としたが、1つ以上何ヶ所でもよく、またこのような不連続状態ではなく、連続した1つの突起でもよい。また突起12cは、軸方向にずらした位置に複数個設けてもよい。
【0012】
さらに、噴射ノズル15をバルブ本体12と一体としてもよい。この場合には、バルブ素子を貫通孔12a内に装着するため、バルブシートを別体とするか、バルブ本体を分割することが好ましい。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、オイル噴射バルブのバルブ本体および噴射ノズルを合成樹脂製としたので、軽量化を図ることができるとともに、削り加工等の加工作業が不要になるので、低コスト化を図ることができる。また、相手部材であるシリンダーに対する固定を補強するために、バルブ本体外周面のねじ部よりも軸方向外側に不連続または連続する突起を設けて、相手部材のねじ部に食い込ませるようにしたので、シリンダーに対する取り付けを確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるオイル噴射バルブの部分断面正面図。
(b)本発明の一実施例におけるオイル噴射バルブの右側面図。
【図2】本発明の一実施例におけるオイル噴射バルブをシリンダーブロックに取り付けた状態の部分断面正面図。
【図3】オイル噴射バルブを取り付けたエンジンの概略断面図。
【図4】従来のオイル噴射バルブの断面正面図。
【符号の説明】
11 オイル噴射バルブ
12 バルブ本体
12a 貫通孔
12b ねじ部
12c 突起
12d バルブシート
12e 六角穴
13 ボールバルブ
14 コイルスプリング
15 噴射ノズル
15a 肩部
16 シリンダーブロック
16a ねじ部
16b 肩部

Claims (2)

  1. 先端部に噴射ノズル、内部に貫通孔を備えるとともに外周面にねじ部が設けられた合成樹脂製のバルブ本体と、前記バルブ本体の貫通孔内に設けられたバルブ素子とを備え、前記バルブ本体のねじ部よりも軸方向外側に相手部材のねじ部に食い込む突起を不連続にまたは連続して設けたオイル噴射バルブ。
  2. バルブ素子が、ボールバルブとこれを押圧するスプリングとからなる請求項1記載のオイル噴射バルブ。
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