JP3687335B2 - 電力変換装置の停電検知装置 - Google Patents

電力変換装置の停電検知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は交流を直流に変換する電力変換装置、特に、交流鉄道車両に搭載される電力変換装置としてのPWMコンバータ装置の停電検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
交流鉄道車両に搭載される電力変換装置においては、地上変電設備の事故,地震,事故点への電力の供給停止等によるき電系統の停電時におけるき電線の過電圧防止および車両の安全停止のため、又は、セクション通過時におけるこの電力変換装置の過電圧,過電流防止のために、これらの停電を検知して、この車両の力行動作もしくは回生ブレーキ動作を停止する必要がある。
【0003】
従来のこの種の停電検知方法として、下記のような方法が知られている。
▲1▼ 架線電圧の値が所定の範囲を逸脱したことにより検知する。
▲2▼ 特開平6−189411号公報に開示されている如く、架線電圧の周波数が所定の範囲を逸脱したこと、または該周波数の変化率が所定の値を越えたことにより検知する。
【0004】
▲3▼ 電力変換装置の出力電圧値が所定の範囲を逸脱したことにより検知する。▲4▼ 特開平4−117103号公報に開示されている如く、架線電圧に含まれる特定の高調波成分が増大したことにより検知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の制御方法によると、同一き電系統内に力行動作の車両と、回生ブレーキ動作の別の車両とがある場合に停電が発生すると、この力行動作の車両の消費電力と、回生ブレーキ動作の別の車両の回生電力とがバランスした状態では、この停電を速やかに検知することが困難なときがあった。
【0006】
この発明は上記問題点を解決し、車両が回生ブレーキ動作時に発生した停電を速やかに検知する電力変換装置の停電検知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この第1の発明は、交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の瞬時値を演算し、演算された前記瞬時値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0008】
また第2の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の瞬時値を演算し、演算された前記瞬時値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0009】
また第3の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の実効値を演算し、演算された前記実効値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0010】
また第4の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の実効値を演算し、演算された前記実効値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0011】
また第5の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の瞬時値を演算し、演算された前記瞬時値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0012】
また第6の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の瞬時値を演算し、演算された前記瞬時値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0013】
また第7の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の実効値を演算し、演算された前記実効値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0014】
また第8の発明は前記電力変換装置において、前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の実効値を演算し、演算された前記実効値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する停電検知装置を備える。
【0015】
この発明によれば、後述の如く、前記電力変換装置の停電検知装置のための特別な検出器を必要とせず、該電力変換装置が備える検出器と、前記制御装置が備える調節または演算回路の制御量とから演算した瞬時値もしくは実効値に基づいて停電検知信号を生成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図である。
図1に示した電力変換装置において、1は図示の架線とレールとの間に給電される交流電源、2は架線に接触するパンダグラフ、3はレール上の車輪、4は一次側をパンダグラフ2と車輪3とに接続される変圧器、5は一端を変圧器4の二次側に接続されるリアクトル、6はIGBTとダイオードとの逆並列回路をブリッジ接続してなる電力変換回路としてのPWMコンバータ、7はPWMコンバータ6の出力を平滑するフィルタコンデンサ、8はフィルタコンデンサ7の両端電圧を検出する直流電圧検出器、9はPWMコンバータ6の入力電流を検出する交流電流検出器、10はフィルタコンデンサ7の両端に接続され、車輪3に連結された図示しない電動機に電力を供給する例えば3レベルインバータなどからなる負荷、11はPWMコンバータ6の出力、すなわちフィルタコンデンサ7の両端電圧を所望の値に調整する制御装置をそれぞれ示し、また、20はこの電力変換装置の停電検知装置を示している。
【0017】
この制御装置11は図示の直流電圧指令値Vd * と直流電圧検出器8の検出値との偏差を求める加算器12と、この偏差を調節演算して交流電流の振幅指令値として出力する電圧調整器(AVR)13と、図示のPWMコンバータ6の入力電圧の制御位相指令値θ* に基づく基準正弦波を発生する正弦波発生器(sin)14と、この基準正弦波と前記振幅指令値とを乗算した交流電流指令値を求める乗算器15と、この交流電流指令値と交流電流検出器9の検出値との偏差を求める加算器16と、この偏差を調節演算してPWMコンバータ6の変調信号として出力する電流調整器(ACR)17と、この変調信号に基づいたPWM演算を行い、PWMコンバータ6を構成するそれぞれのIGBTのゲート信号を生成するPWM回路18とから構成されている。
【0018】
図1に示した電力変換装置はPWMコンバータ装置と称され、周知の技術により、交流電源1側から見た力率をほぼ1にできること、負荷10からの電力を交流電源1に回生できることなどの特徴を有し、近年、制御装置11の機能をマイクロコンピュータで具現されたものが一般的になっている。
さらに、図1に示した電力変換装置の停電検知装置20には電流調整器17の出力の変調信号(λ)と直流電圧検出器8の検出値(Vd )とからPWMコンバータ6の入力電圧の瞬時値(vc )を演算する乗算器21と、この瞬時値の絶対値(|vc |)を演算する絶対値回路(ABS)22と、この絶対値(|vc |)が図示のしきい値(V1 )を超えたときに停電検知信号を出力し、例えばPWM回路18の演算動作を停止させる比較器23とを備えている。
【0019】
この停電検知装置20において、交流鉄道車両が回生ブレーキ動作時に交流電源1に停電が発生すると、負荷10としてのこの車両の回生電力を交流電源1側に回生すべく、交流電源1の電圧が減少または零になっているにも係わらず、PWMコンバータ6の入力電圧の対向電圧としての乗算器21の出力電圧の振幅がより増大する。すなわち、比較器23が動作して停電検知信号を出力する。
【0020】
図2は、この発明の第2の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図1に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図2に示した停電検知装置30には乗算器21,絶対値回路22,比較器23の他に、リアクトル5のインダクタンスをLとしたときに、交流電流検出器9の検出値の微分値(di/dt)に前記Lを乗算して得られるリアクトル5の両端電圧を求める電圧演算回路31と、この両端電圧と乗算器21で得られたPWMコンバータ6の入力電圧の瞬時値(vc )とを加算し、変圧器2の二次側電圧の瞬時値(vs )を得る加算器32とを備えている。
【0021】
この停電検知装置30において、交流鉄道車両が回生ブレーキ動作時に交流電源1に停電が発生すると、負荷10としてのこの車両の回生電力を交流電源1側に回生すべく、交流電源1の電圧が減少または零になっているにも係わらず、PWMコンバータ6の入力電圧の対向電圧としての乗算器21の出力電圧の振幅がより増大するのに伴って、変圧器2の二次側電圧の瞬時値もより上昇し、その結果、図示のしきい値(V2 )を超え、比較器23が動作して停電検知信号を出力する。
【0022】
図3は、この発明の第3の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図1に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図3に示した停電検知装置40には乗算器21,比較器23の他に、乗算器21の出力であるPWMコンバータ6の入力電圧の瞬時値(vc )から実効値(vcRMS)を得る実効値演算回路(RMS)41を備えている。
【0023】
なお、実効値演算回路41の機能をマイクロコンピュータを用いて行う場合は、下記の演算式の演算を行う。
【0024】
【数1】
Figure 0003687335
ここで、vcRMS:実効値、TS :サンプリング周期、vc(K):K(K=1・2・・・N)回目のサンプル時の乗算器21の出力である。従って、計測期間としての交流電源1の半周期または1周期のTはT=TS ・Nの関係から、式(1)は式(2)に変形される。
【0025】
【数2】
cRMS={(1/T)(vc(1) 2 +vc(2) 2 +・・+vc(N) 2 )}1/2 …(2)
すなわち、式(2)で演算された実効値を保持しつつ、、計測期間(T)が終了する毎に新たな実効値として比較器23へ出力する。
この停電検知装置40において、交流鉄道車両が回生ブレーキ動作時に交流電源1に停電が発生すると、負荷10としてのこの車両の回生電力を交流電源1側に回生すべく、交流電源1の電圧が減少または零になっているにも係わらず、PWMコンバータ6の入力電圧の対向電圧としての乗算器21の出力電圧の振幅がより増大し、実効値演算回路41の演算値もより増大する。すなわち、比較器23では、前記実効値(vcRMS)が図示のしきい値(V3 )を超えたときに停電検知信号を出力する。
【0026】
図4は、この発明の第4の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図1〜図3に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわちこの停電検知装置50においては、実効値演算回路41では加算器32で得られた変圧器2の二次側電圧の瞬時値(vs )を式(2)と同様の演算式で変圧器2の二次側電圧の実効値(vsRMS)を求め、計測期間(T)が終了する毎に新たな実効値として比較器23へ出力する。
【0027】
この停電検知装置50において、交流鉄道車両が回生ブレーキ動作時に交流電源1に停電が発生すると、負荷10としてのこの車両の回生電力を交流電源1側に回生すべく、交流電源1の電圧が減少または零になっているにも係わらず、PWMコンバータ6の入力電圧の対向電圧としての乗算器21の出力電圧の振幅がより増大するのに伴って、変圧器2の二次側電圧の実効値もより上昇し、その結果、図示のしきい値(V4 )を超え、比較器23が動作して停電検知信号を出力する。
【0028】
図5は、この発明の第5の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図1に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわち図5に示した停電検知装置60においては、乗算器21,絶対値回路22,比較器23の他にタイマ61を備えている。
【0029】
この停電検知装置60では、絶対値回路22で得られた|vc |がV1 を超え、且つ、これがタイマ61の時限T1 時間継続したときに、交流電源1に停電が発生したとして、停電検知信号を出力し、該時限T1 を設けることにより、ノイズなどによる誤検知を防止できる。
図6は、この発明の第6の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図2に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
【0030】
すなわち図6に示した停電検知装置70においては、乗算器21,絶対値回路22,比較器23,電圧演算回路31,加算器32の他にタイマ71を備えている。
この停電検知装置70では、絶対値回路22で得られた|vS |がV2 を超え、且つ、これがタイマ71の時限T2 時間継続したときに、交流電源1に停電が発生したとして、停電検知信号を出力し、該時限T2 を設けることにより、ノイズなどによる誤検知を防止できる。
【0031】
図7は、この発明の第7の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図3に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
すなわち図7に示した停電検知装置80においては、乗算器21,比較器23,実効値演算回路41の他にタイマ81を備えている。
【0032】
この停電検知装置60では、実効値演算回路41で得られたvcRMSがV3 を超え、且つ、これがタイマ81の時限T3 時間継続したときに、交流電源1に停電が発生したとして、停電検知信号を出力し、該時限T3 を設けることにより、ノイズなどによる誤検知を防止できる。
図8は、この発明の第8の実施例を示す電力変換装置及び該装置の停電検知装置の回路構成図であり、図4に示した実施例回路と同一機能を有するものには同一符号を付して、その説明を省略する。
【0033】
すなわち図8に示した停電検知装置90においては、乗算器21,比較器23,電圧演算回路31,加算器32,実効値演算回路41の他にタイマ91を備えている。
この停電検知装置90では、実効値演算回路41で得られたvsRMSがV4 を超え、且つ、これがタイマ91の時限T4 時間継続したときに、交流電源1に停電が発生したとして、停電検知信号を出力し、該時限T4 を設けることにより、ノイズなどによる誤検知を防止できる。
【0034】
なお、図3,図4,図7,図8に示した実施例回路の実効値演算回路41においては、PWMコンバータ6の入力側電圧または変圧器2の二次側電圧の瞬時値より実効値を演算しているが、PWM回路18の変調周波数が比較的低いときには、該瞬時値のうち基本波成分をフィルタなどで抽出し、この抽出値の実効値による方法を用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、電力変換装置としてのPWMコンバータ装置の停電検知装置のための特別な検出器を必要とせず、該電力変換装置が備える検出器と、前記制御装置が備える調節または演算回路の制御量とから演算した瞬時値もしくは実効値に基づいて停電検知信号を生成することができる。
【0036】
特に、回生ブレーキ動作が頻繁に行われる交流鉄道車両に搭載されるPWMコンバータ装置の停電検知装置に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図2】この発明の第2の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図3】この発明の第3の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図4】この発明の第4の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図5】この発明の第5の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図6】この発明の第6の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図7】この発明の第7の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【図8】この発明の第8の実施例を示す電力変換装置の停電検知装置の回路構成図
【符号の説明】
1…交流電源、2…パンダグラフ、3…車輪、4…変圧器、5…リアクトル、6…PWMコンバータ、7…フィルタコンデンサ、8…直流電圧検出器、9…交流電流検出器、10…負荷、11…制御装置、20…停電検知装置、21…乗算器21、22…絶対値回路、23…比較器、30…停電検知装置、31…電圧演算回路、32…加算器32、40…停電検知装置、41…実効値演算回路、50,60,70,80,90…停電検知装置、61,71,81,91…タイマ。

Claims (8)

  1. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の瞬時値を演算し、
    演算された前記瞬時値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  2. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の瞬時値を演算し、
    演算された前記瞬時値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  3. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の実効値を演算し、
    演算された前記実効値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  4. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の実効値を演算し、
    演算された前記実効値が所定の値を超えたときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  5. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の瞬時値を演算し、
    演算された前記瞬時値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  6. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の瞬時値を演算し、
    演算された前記瞬時値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  7. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、該電力変換回路の入力電圧の実効値を演算し、
    演算された前記実効値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
  8. 交流電源に一次側を接続された変圧器と、該変圧器の二次側にリアクトルを介して接続され、交流を直流に変換する電力変換回路と、直流電圧指令値に基づいて前記電力変換回路の入力電圧の振幅および位相に係わる制御量を生成する制御装置とを備えた電力変換装置において、
    前記電力変換回路の出力である直流電圧と該電力変換回路の入力電圧に係わる制御量とに基づいて、前記変圧器の二次側電圧の実効値を演算し、
    演算された前記実効値が所定の値を超え、且つ、これが所定の時間継続したときに、前記交流電源に停電が発生したとして、停電検知信号を外部に出力する機能を備えたことを特徴とする電力変換装置の停電検知装置。
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