JP3684932B2 - 自動販売機の施錠装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、悪戯によってなされる自動販売機の扉のこじ開け等を防止するための施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18乃至図21を用いて、従来からある自動販売機の施錠装置について説明する。
【0003】
図18は自動販売機の正面図であり、従来の自動販売機は、図18に示すように販売商品などを収納する本体3と、本体3に取付けられたヒンジ4にて回動自在に支持され、本体前面を開閉する扉2とが設けられている。扉2には、透明パネル21によって覆われた展示室20と、透明パネル21の前面に取付けられた購入商品を選択指示するための複数の選択ボタン23と、選択ボタン23に対応して展示室内20に配設された複数のサンプル商品22と、扉2の開放側端部に設けられ扉2を施錠、解錠及び開閉するためのロックレバー24と、商品を購入する際に金銭を投入する金銭投入口25と、釣銭を取出すための返却口26と、購入商品を取出すための商品取出口27等を備えている。
【0004】
図19乃至図21は自動販売機に従来から設けられている施錠装置を示す図であり、図19は従来の自動販売機の側面図、図20は従来から自動販売機に取付けられている施錠装置の正面図、図21は従来から自動販売機に取付けられている施錠装置の要部平面断面図である。
【0005】
図19乃至図21に示すように、従来から取付けられている開放側の施錠装置(以下開放側ロック機構という)50は、本体3側にロックプレート51が取付けられ、扉2の開放側端部にロックプレート51と係合可能なロックアングル60とが取付けられ、ロックプレート51とロックアングル60との係脱によって扉2の施錠、解錠が行われていた。ロックプレート51は上面にロックアングル60と係合する切欠溝52が形成され、本体3の上下2個所に設けられ、本体3の側面内面に設けられた補強部材70に取付けられている。一方ロックアングル60は例えば金属板にて水平断面ほぼコ字状に形成され、上下2箇所に開口部61を備え、扉2の裏板200とカバー部材201とで囲まれた空間内にて上下動可能に配設されている。そして、ロックアングル60は、ロックレバー24と連動して上下するようにロックレバー24の後端に設けられた回動レバー62と係合している。
【0006】
このような構成において、扉2の施錠をする場合には、扉2を閉じる際にロックアングル60の開口部61の上端部が図19に示すロックプレート51の案内斜面に沿って一旦上方へ移動して、その後切欠溝52へ導かれて下降することにより、ロックアングル60とロックプレート51とが係合する。このようにロックアングル60とロックプレート51とが係合した状態でロックレバー24を図示しないカギでロックすれば扉2の施錠が完了する。
【0007】
扉2を開放する場合には、図示しないカギでロックレバー24のロックを解除してロックレバー24を反時計回りに回動してロックアングル60を上方に移動することにより、ロックアングル60とロックプレート51との係合を外し、その状態を維持しつつ扉2を前方に引くことで扉2を開放することができる。このような構成の施錠装置すなわちロック機構を備えた自動販売機については、例えば特開平8−212443号公報等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来からあるロック機構においては、扉2の開放側端部の施錠は施錠装置によって行うことができるが、扉2の開放側端部とは反対側の端部であり、ヒンジが設けられて本体3に回動自在に支持されているヒンジ側端部においては、施錠装置等悪戯に対応した構造が施されていない。このため、本体3とヒンジ側端部との隙間に例えばバール等の先端が差し込まれ、扉2や本体3が大きく破損される、或いはヒンジが破損され、ヒンジ側端部から扉2がこじ開けられる虞があった。
【0009】
本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、悪戯行為による扉のこじ開け、特にヒンジ側端部からの扉のこじ開けを確実に防止することのできる自動販売機の施錠装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る自動販売機の施錠装置は、自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記開放側ロック手段と前記ヒンジ側ロック手段とを連結するリンク機構とを備え、前記ヒンジ側ロック手段は当該リンク機構を介して前記開放側ロック手段のロック及びロック解除動作に連動してロックおよびロック解除を行うことを特徴とするものである。
【0011】
この構成によれば、ヒンジ側部においてもヒンジ側ロック手段によって扉と本体とがロックされているので、例えば、ヒンジ側から扉をこじ開けようとしても、このヒンジ側ロック手段によって、扉のこじ開けを阻止することができる。 また、ヒンジ側ロック手段はリンク機構によって開放側ロック手段に連動して作動するので、ヒンジ側ロック手段のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の施錠操作でヒンジ側のロックを行うことができる。
【0012】
請求項2の発明に係る自動販売機の施錠装置は、自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段と、前記開放側ロック手段のロック動作及びロック解除動作を検出する検出手段と、当該検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、当該制御手段は前記検出手段が前記開放側ロック手段のロック動作及びロック解除動作を検出したとき前記ヒンジ側ロック手段を駆動してロック及びロック解除するように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ヒンジ側ロック手段は駆動手段によって開放側ロック手段の動作に応じて作動するので、ヒンジ側ロック手段のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の施錠操作でヒンジ側のロックを行うことができるとともに、リンク機構等によって開放側ロック手段とヒンジ側ロック手段とを連結する必要がない。
【0014】
請求項3の発明に係る自動販売機の施錠装置は、自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段とを備え、前記ヒンジ側ロック手段は、扉の開閉動作に連動するものであって、扉を閉じる動作によって扉のヒンジ側部と本体とをロックし、扉を開ける動作によって扉のヒンジ側部と本体とのロックを解除するように構成されていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、ヒンジ側ロック手段は、扉の開閉動作によって作動するのでヒンジ側ロック手段のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の扉開閉操作でヒンジ側のロック及びロック解除を行うことができる。
【0016】
請求項4の発明に係る自動販売機の施錠装置は、自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段と、前記扉の開閉動作を検出する検出手段と、当該検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、当該制御手段は前記検出手段が前記扉 の開閉動作を検出したとき前記ヒンジ側ロック手段を駆動してロック及びロック解除するように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、ヒンジ側ロック手段は駆動手段によって開放側ロック手段の動作に応じて作動するので、ヒンジ側ロック手段のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の扉開閉操作でヒンジ側のロックを行うことができるとともに、ヒンジ側ロック手段と扉の動作とを連動させるためのリンク機構等を設ける必要がない。
【0018】
請求項5の発明に係る自動販売機の施錠装置は、自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段を備え、当該駆動手段はリモコンによる遠隔操作で制御可能に構成されていることを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、ヒンジ側ロック手段のロック及びロック解除操作が極めて簡単に行える。さらに、開放側ロック手段とヒンジ側ロック手段とが連動しないので、万一開放側ロック手段が破壊された場合でも、ヒンジ側ロック手段によって扉の回動が阻止されるので悪戯による扉の開放を阻止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の施錠装置を備えた自動販売機の要部斜視図、図2は図1に示した自動販売機におけるA−A線平面断面図、図3は施錠装置に係るロック機構の概略斜視図である。なお、従来の自動販売機の構成と同様のものについては、従来の技術にて説明した符号と同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
10は本発明の施錠装置に係るヒンジ側ロック機構であり、このヒンジ側ロック機構10は自動販売機のヒンジ側端部の例えば上部に設けられ、本体3のヒンジ側端部に取付けられたロックプレート11と、このロックプレート11に対応して扉2のヒンジ側端部に取付けられた施錠部材12とから構成されている。ロックプレート11は、例えば矩形の金属板をL字状に折曲したものであり、本体3に取付けられた補強部材70に取付けられている。さらに、ロックプレート11は、補強部材70に例えば溶接により固定された取付片13とこの取付片13の前端からほぼ直角に内側へ折曲している支持片14とを備え、支持片14には図2及び図3に示したように開口15が形成されている。
【0021】
施錠部材12は例えばシリンダーロック16と、このシリンダーロック16の後端に取付けられた回動レバー17とを備え、シリンダーロック16の前端は扉2の側面に露出し、前部が扉2の外板25に支持され、前面にはカギの挿入口18が形成されている。回動レバー17の先端はほぼ直角に折曲し、支持片に係合する係合片(可動部材)19が形成されている。
【0022】
なお、本体3及び扉2の開放側端部には、図18乃至図21において説明した開放側ロック機構50が同様に取付けられている。
【0023】
このように構成されたヒンジ側ロック機構10において、自動販売機の扉2を閉め施錠する場合には、上記従来の技術の説明において説明した施錠動作と同様に、扉2を閉じる際にロックアングル60の開口部61の上端部がロックプレート51の案内斜面に沿って一端上方へ移動して、その後切欠溝52へ導かれて下降し、ロックアングル60とロックプレート51とが係合する。このようにロックアングル60とロックプレート51とが係合した状態でロックレバーをカギでロックすれば扉2の開放側端部の施錠が完了する。
【0024】
ヒンジ側端部においては、扉2を閉じ開放側端部の施錠が完了した後、ヒンジ側ロック機構10によって施錠を行う。すなわち、図3に示したようにカギ111を挿入口18へ挿入し、矢印112にて示したように反時計回りに回動することのより、回動レバー17も反時計回りに回動する。そして、破線にて示したように係合片19が開口15から差し込まれ、支持片14に係合する。また、この状態で、シリンダーロック16がロックされ、扉2のヒンジ側端部の施錠も完了する。
【0025】
また、上記のように開放側端部及びヒンジ側端部の両方が施錠されている状態にて自動販売機への商品の補充などのために扉2を開く場合には、ヒンジ側端部のロック機構12を解錠する。すなわち、シリンダーロック16にカギを挿し込むことによりシリンダーロック16のロック状態が解除される。そしてキーを施錠時と反対の時計回りに回すことにより、回動レバー17が時計回りに回動する。 このため、図3に示したように回動レバー17が開口15から外れ、回動レバー17と支持片14との係合がなくなる。この状態で、扉2のヒンジ側端部が解錠される。
【0026】
扉2の開放側端部では、上記従来の技術にて説明したように、カギでロックレバーのロックを解除してロックレバーを反時計回りに回動してロックアングル60を上方に移動することにより、ロックアングル60とロックプレート51との係合を外し、その状態を維持しつつ扉2を前方に引くことで扉2を開放することができる。
【0027】
以上のように、扉2の施錠時には、従来からある開放側端部の施錠ばかりでなく、ヒンジ側端部においても、ヒンジ側ロック機構10によって扉2と本体3とが施錠されているので、例えば、深夜などにバールなどを扉と本体3との間に差し込み、ヒンジ側から扉2をこじ開けようとしても、ロックプレート11と回動レバー17との係合によって、こじ開けを未然に阻止することができる。また、悪戯によって、自動販売機のヒンジ4の図示しないピンが切られたり、壊されたりした場合にも、扉2をヒンジ側端部から開けるにはさらにヒンジ側ロック機構10を壊す必要があり、更なる悪戯をあきらめさせることもできる。さらに、悪戯によって、自動販売機のヒンジ4の図示しないピンが切られたり、壊されたりして扉2の上部が本体3から外れた場合にも、扉2が倒れることをヒンジ側ロック機構10のロックプレート11と回動レバー17との係合によって回避することができる。また、施錠部材12のシリンダーロック16の前端は目立たない扉2の側面に露出し、自動販売機の扉2の前面には露出していないので、シリンダーロック16への悪戯を極力防止することができるとともに、シリンダーロック16が扉前面の商品広告などの妨げになることを回避することもできる。なお、本実施形態において、シリンダーロック16を設けないで、回動レバー17を他の実施形態に示したようにリンク機構によって開放側ロック機構50と連結し、開放側ロック機構50の操作によってロックプレート11と回動レバー17とを係合及び解除させることようにし、操作性を向上させても良い。
【0028】
次に、本発明の第2の実施形態について、図4乃至図7に基づいて説明する。図4は扉側のロック機構を説明する扉2要部の概略垂直断面図、図5はヒンジ側端部のロック機構を説明するヒンジ側端部の概略平面断面図、図6は本体側のロック機構を説明する自動販売機の上部概略斜視図、図7はロック機構の係合状態を説明する自動販売機の要部切欠斜視図である。なお、図4乃至図7において図1乃至図3にて説明した扉及び本体と同様な構成のものには同様な符号を付し、その詳細な説明は省略し、また、図21におけるロックレバー24及び回動レバー62等の記載は省略する。
【0029】
30は扉2のヒンジ側端部に設けられたヒンジ側ロック機構であり、扉2の側壁に沿って設けられた可動部材であるロックアングル31と、本体3のヒンジ側端部前面から前方へ突出したフランジ部32に取付けられた固定部材であるロックプレート33とを備えている。ロックアングル31は例えば金属板にて水平断面ほぼコの字状に形成され、上部及ぶ下部にそれぞれ一対のスリット状の開口34が形成されている。また、ロックアングル31の下端には例えばコイルスプリングなどのバネ311の一端が取付けられ、バネ311の他端は扉2本体の適所に取付けられている。
【0030】
ロックプレート33は開口34に対応してフランジ部32の内面上部及び下部に例えば溶接あるいはビスにて固定され、固定板35とこの固定板から扉方向へ折曲した係合片(固定部材)36とを備えている。係合片36の上部及び下部には、係合爪37が形成され、各係合爪37の下面には下向きの係合溝38が形成されている。
【0031】
40は開放側ロック機構50のロックアングル60の上端部とヒンジ側ロック機構30のロックアングル31上端部との間に渡され、それぞれのロック機構を連結するリンク機構である。リンク機構40はロックアングル60の上端部に接続された第1のリンク42と、ヒンジ側ロック機構の上端部に接続された第2のリンク43と、第1、第2のリンク42、43の間に渡された接続アングル44とを備えている。第1、第2のリンク42、43及び接続アングル44はそれぞれピン45によって回動自在に接続されている。また、接続アングル44は扉2の上縁に沿って複数の支持部材46によって支持されている。これらの支持部材46は接続アングル44が水平方向に摺動するように例えば扉2の外板内面に取付けられている。
【0032】
このように構成されたヒンジ側ロック機構30、開放側ロック機構50及びリンク機構40において、自動販売機の扉2を閉め施錠する場合には、上記従来の技術の説明及び実施形態において説明した施錠動作と同様に、扉2を閉じる際にロックアングル60の開口部61の上端部が図示しないロックプレートの案内斜面に沿って一端上方へ移動して、その後切欠溝へ導かれて下降し、ロックアングル60が図4に実線矢印71にて示したように下方へ摺動し、ロックアングル60とロックプレートとが係合する。また、回動レバー62は図4の実線矢印72のように回動し、このようにロックアングル60とロックプレート51とが係合した状態でロックレバーをカギでロックすれば扉2の開放側端部の施錠が完了する。
【0033】
上記ロックアングル60の下方への摺動は、第1、第2リンク42、43及び接続アングル44によってヒンジ側ロックアングル31に伝わり、接続アングル44は実線矢印73に示したように右方向へ水平に摺動し、ヒンジ側ロックアングル31は図4及び図7に実線矢印74に示したように上方へ摺動する。ヒンジ側ロックアングル31の移動に伴い、開口34の下縁がロックプレート33の係合爪37の係合溝38に入り込み、ヒンジ側ロックアングル31とロックプレート33とが係合し、ヒンジ側端部の施錠も完了する。このとき、ヒンジ側ロックアングル31には下端からバネ311によって実線矢印312のように縮み方向へ力が加わり、上記ヒンジ側ロックアングル31とロックプレート33との係合を確実に保持することができる。
【0034】
また、施錠された扉2を解錠して開く場合には、上記従来の技術の説明及び実施形態において説明した解錠動作と同様に、まずカギによってロックレバー24を解錠し、ロックレバー24を回動すると回動レバー62は図4の破線矢印75のように回動する。回動レバー62の回動によってロックアングル60が図4に破線矢印76にて示したように上方へ摺動し、ロックアングル60とロックプレートとの係合が解かれ、扉2の開放側端部が解錠される。
【0035】
上記ロックアングル60の上方への摺動は、第1、第2リンク42、43及び接続アングル44によってヒンジ側ロックアングル31に伝わり、接続アングル44は破線矢印77に示したように左方向へ水平に摺動し、ヒンジ側ロックアングル31は図4及び図7に破線矢印78に示したように下方へ摺動する。このとき、バネ311は破線矢印313に示したように引かれて伸び、ヒンジ側ロックアングル31の移動に伴い、開口34の下縁がロックプレート33の係合爪37の係合溝38から外れ、ヒンジ側ロックアングル31とロックプレート33との係合も解かれ、ヒンジ側端部の解錠も完了する。
【0036】
この状態にて、扉2を開くことが可能になり、商品の補充、管理データの収集等が行われる。
【0037】
上記実施の形態に示したように、扉2のヒンジ側端部にはヒンジ側ロック機構30が設けられ、開放側ロック機構50とヒンジ側ロック機構30とがリンク機構40によって連結され、ヒンジ側ロック機構30の施錠、解錠に伴いヒンジ側ロック機構30もリンク機構40を介して施錠、解錠されるため、扉2の施錠時には、従来からある開放側端部施錠ばかりでなく、ヒンジ側端部においても、上記実施形態と同様にヒンジ側ロック機構30によって扉2と本体3とが施錠されているので、例えば、深夜などのバールなどによる扉2のこじ開け、扉2あるいは本体3の大幅な破損をロックアングル31とロックプレート33との係合によって防止することができる。
【0038】
また、悪戯によって、自動販売機のヒンジ4の図示しないピンが切られたり、壊されたりした場合にも、扉2をヒンジ側端部から開けるにはさらにヒンジ側ロック機構30を壊す必要があり、更なる悪戯をあきらめさせることもできる。さらに、悪戯によって、自動販売機のヒンジ4の図示しないピンが切られたり、壊されたりして扉2の上部が本体3から外れた場合にも、扉2が倒れることをヒンジ側ロック機構30のロックアングル31とロックプレート33との係合によって回避することができる。
【0039】
また、施錠時及び解錠時には開放側ロック機構50を動作させて、施錠及び解錠するのみで、自動的にヒンジ側ロック機構30も施錠及び解錠することができ、この結果、施錠及び解錠時の操作性を維持しつつ、ヒンジ側端部へのこじ開け等の悪戯を防止することができる。
【0040】
さらに、リンク機構40を介して移動するヒンジ側ロック機構30のロックアングル31によって、ロックプレート33との係合及び係合の解除が行われ、構成の簡略化を図りつつ、施錠時の施錠を確実にすることができる。また、リンク機構40を扉2の周縁に沿って設けているので、扉2に設けられてサンプル缶を備えた展示室あるいは選択ボタン等の内部機構のスペースを確保することができる。
【0041】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図8乃至図10に基づいて説明する。図8はヒンジ側ロック機構80を説明する自動販売機の側面図、図9はヒンジ側ロック機構80の要部側面図であり、(a)は上部のロック機構、(b)は下部のロック機構を示す図である。図10はヒンジ側のロック機構80の要部正面図である。なお、従来の技術で説明した構成及び第1、第2の実施の形態で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付している。
図8乃至図10に示すように、本実施の形態のヒンジ側ロック機構80は、扉2のヒンジ側背面フランジ210の上下に取付られた可動部材81と、この可動部材81に対応して本体3のヒンジ側内壁310の上下に取付られた押し出し部材82と、可動部材81に対応して天面補強板300と底板320とに形成され可動部材81が挿入可能に開口した係合孔301とを備えて構成されており、この天面補強板300と底板320とに形成された係合孔301が固定部材として作用する。
【0042】
可動部材81は金属の成形板材であって、中央の上下方向に長孔81bが形成され、またその内側(上側の可動部材81は下側、下側の可動部材81は上側)の端部には図10に示すように傾斜面81aが形成され先端が鋭角となっている。また外側(上側の可動部材81は上側、下側の可動部材81は下側)の端部には、切欠形成されたフック部81cが形成されている。そして、可動部材81は扉2から延出し長孔81b内に進入した2本のピン211によって上下方向移動可能に支持されているとともに、上下の移動範囲が規制されている。また、この上下の可動部材81はコイルバネ84で常時内方(上側の可動部材81は下方、下側の可動部材81は上方)に引っ張られた状態になっている。
【0043】
押し出し部材82は金属または樹脂の成形板材であって、外側(上側の押し出し部材82は上側、下側の押し出し部材82は下側)の端部には図10に示すように傾斜面82aが形成され先端が鋭角になっている。このように構成されたヒンジ側ロック機構80において、ヒンジ側ロック機構80のロック動作について説明する。まず、扉2を開放した状態では上下の可動部材81はコイルバネ84によって内方(上側の可動部材81は下方、下側の可動部材81は上方)に付勢され可動部材81の外側(上側の可動部材81は上側、下側の可動部材81は下側)の端部は本体3の天面補強板300や底板320に当接しない位置にある。そして、扉2を閉じるとき、扉2が閉じる間際に上下の可動部材81はそれぞれ上下の押し出し部材82に当接し、更に扉2を閉じることによって可動部材81は、押し出し部材82との互いの傾斜面81a、82aに沿って外方(上側の可動部材81は上方、下側の可動部材81は下方)に押し出される。押し出された上下の可動部材81の外側(上側の可動部材81は上側、下側の可動部材81は下側)の端部はそれぞれ天面補強板300の係合孔301と底板320の係合孔301内に入り込み、ヒンジ4側において扉2と本体3とのロックが成される。このとき、図9(a)、(b)に示すように可動部材81のフック部81cが係合孔301と同位置になるように構成されているため、悪戯行為によってヒンジ4側から扉2を強引にこじ開けようとしても、ヒンジ4側が開かれるとフック部81cが係合孔301の端面に引っかかるのでこじ開けが阻止される。
次に、扉2を開放する際には、ヒンジ側ロック機構80は上述した扉2を閉じるときの動作と逆の動作をする。すなわち、開放側ロック手段を解除して扉2を僅かに開くことによって可動部材81と押し出し部材82とが離れるため上下の可動部材81はコイルバネ84の引っ張り力によって内方(上側の可動部材81は下方、下側の可動部材81は上方)に移動してロックが解除される。なお、係合孔301は挿入される可動部材81に対して大きめに開口しており、開放側から扉2を僅かに開いた状態ではフック部81cが係合孔301の端部に引っかからないように構成している。このためフック部81cがロック及びロック解除動作の障害になることはない。
【0044】
このように第3の実施の形態に示す構成によれば、ヒンジ側ロック機構80は、扉2の開閉動作によって作動するのでヒンジ側ロック機構80のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の扉2の開閉操作のみでヒンジ4側のロック及びロック解除を行うことができる。
【0045】
以下、本発明の第4の実施の形態について、図11乃至図17に基づいて説明する。図11はヒンジ側ロック機構90を説明する自動販売機の側面図、図12はヒンジ側ロック機構90の要部側面図であり、(a)は上部のロック機構、(b)は下部のロック機構を示す図である。図13はヒンジ側のロック機構90の要部正面図である。そして、図14は検出スイッチの検出結果をもとにソレノイドを制御する制御系のブロック図、図15は検出スイッチの配置例を示すための開放側ロック機構の正面図である。また、図16は検出スイッチの他の配置例を示すための要部平面断面図、図17はリモコンからの信号をもとにソレノイドを制御する制御系のブロック図である。
なお、従来の技術で説明した構成及び第1乃至第3の実施の形態で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付している。
【0046】
図11乃至図13に示すように、本実施の形態のヒンジ側ロック機構90は、扉2のヒンジ4側背面フランジ210の上下に取付られた可動部材91と、この上下の可動部材91の各々に接続された駆動手段としてのソレノイド92と、可動部材91に対応して本体3の天面補強板300と底板320とに形成され可動部材91が挿入可能に開口した係合孔301とを備えて構成されている。
【0047】
可動部材91は金属の成形板材であって、中央の上下方向に長孔91bが形成され扉2から延出し長孔91b内に進入した2本のピン211によって上下方向移動可能に指示されているとともに、上下の移動範囲が規制されている。
【0048】
ソレノイド92は後述する制御部100によって制御されるものであって、非通電時には図示しないバネによってプランジャー92aが突出した状態に付勢されており、通電がなされるとプランジャー92aが引っ張られるように構成されている。
こうした構成のヒンジ側ロック機構90において、まず検出スイッチ101によって開放側ロック機構50の動作を検出して、この検出結果をもとにヒンジ側ロック機構90を駆動制御するようにした例を示す。この場合、図15に示すように開放側ロック機構50のロックアングル60の上下動を検出する検出スイッチ101を設け、図14に示すようにこの検出スイッチ101の信号に応じて制御部100がソレノイド92への通電を制御するように制御系を構成している。そして、扉2を閉じて開放側ロック機構50がロックした状態、すなわち図15に示すようにロックアングル60が下方に位置する時は検出スイッチ101はオフの状態であり、制御部100はソレノイド92には通電しない。このとき図12の如く、ソレノイド92のプランジャー92aは図示しないバネによって外方(上側の可動部材91は上方、下側の可動部材91は下方)に付勢されているので上下の可動部材92を外方(上側の可動部材91は上方、下側の可動部材91は下方)に押し出している。このとき、可動部材91の先端部が係合孔301内に入りこみ扉2のヒンジ4側がヒンジ側ロック機構90によってロックされた状態となる。
次に、この扉2を開くときには、開放側ロック機構50のロックを解除すると、ヒンジ側ロック機構90のロックも解除される。すなわち、図15に示す状態から開放側ロック機構50のロックレバー24が反時計回りに回動されてロックアングル60が上方に持ち上げられると、検出スイッチ101がオン(図15の破線の状態)する。制御部100はこのオン信号に基づきソレノイド92に通電する。このとき通電されたソレノイド92は、図12に示す状態からプランジャー92aを内方に引くため上下の可動部材91も内方(上の可動部材91は下方、下の可動部材91は上方)に引かれて可動部材91が係合孔301から抜けだし、ヒンジ4側のロックが解除される。
【0049】
このように、開放側ロック機構50の動作を検出して、この検出結果をもとにヒンジ側ロック機構90を駆動制御するようにした本例によれば、ヒンジ側ロック機構90は開放側ロック機構50の動作に応じて作動するので、ヒンジ側ロック機構90のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の開放側ロック機構50のロック操作でヒンジ4側のロックを行うことができる。また、リンク機構等によって開放側ロック機構50とヒンジ側ロック機構90とを連結する必要がないので部品個数を少なく構成できる。
【0050】
次に、図12に示すヒンジ側ロック機構90において、検出スイッチ101によって扉2の開閉動作を検出して、この検出結果をもとにヒンジ側ロック機構90を駆動制御するようにした例を示す。
この場合、制御系を前例と同様に図14に示す如く構成するとともに、図16に示すように検出スイッチ101を本体3の補強部材70に取付けて扉2を閉じたときに扉2の裏板200に当接するようにして扉2の開状態と閉状態とを検出できるようにする。すなわち、扉2を閉じた時には検出スイッチ101がオフし、扉2を開いたときには検出スイッチ101がオンするように構成している。このように検出スイッチ101を構成することによって、扉2を閉じたときには検出スイッチ101はオフの状態であり、図14に示す制御部100はソレノイド92には通電しない。ソレノイド92のプランジャー92aは図示しないバネによって外方に付勢されているので、非通電の時は図12に示すように上下の可動部材91を外方(上側の可動部材は下側、下側の可動部材は上側)に押し出している。このとき、可動部材91の先端部は係合孔301内に入り込んでいるため、扉2のヒンジ4側がロックされた状態となっている。そして、この扉2を開くときには、開放側ロック機構50を解除し、扉2を僅かに開くことによって図16の破線に示すように検出スイッチ101が扉2の裏板200から離れてオン状態となり制御部100はこのオン信号に基づきソレノイド92に通電する。ソレノイド92はこの通電によって、プランジャー92aを内方に引くため上下の可動部材91も内方(上の可動部材は下方、下の可動部材は上方)に引かれて可動部材91が係合孔301から抜けだし、ヒンジ4側のロックが解除される。
なお、係合孔301は挿入される可動部材91に対して大きめに開口しており、開放側から扉2を僅かに開いた状態ではフック部91cが係合孔301の端部に引っかからないように構成している。このためフック部91cがロック及びロック解除動作の障害になることはない。
【0051】
このように、本例によれば、ヒンジ側ロック機構90は、扉2の開閉動作によって作動するのでヒンジ側ロック機構90のロック操作を別個に行う必要がなく、従来と同様の扉2の開閉操作のみでヒンジ4側のロック及びロック解除を行うことができる。
【0052】
次に、図12に示すヒンジ側ロック機構90においてソレノイド92をリモコンによる遠隔操作で制御するように構成した例について示す。
この場合、図17に示すように、赤外線または超音波を発信するリモコン112と、このリモコン112の信号を受信する受信機111と、この受信機111の受信に応じてソレノイド92への通電を制御する制御部110とを備えて構成している。受信機111は外部からのリモコン112の信号が受信できるように例えば扉2の前面等に配設する。こうした構成において制御部110は、受信機111がリモコン112からのロック解除信号を受信したときにソレノイド92に通電し、受信機111がリモコン112からのロック信号を受信したときにソレノイド92の通電を停止するように通電制御する。すなわち、扉2を閉じた状態でリモコン112がロック信号を発信すればソレノイド92の通電が停止しプランジャー92aの図示しないバネによって、図12に示す如く上下の可動部材91が外方(上側の可動部材91は上方、下側の可動部材91は下方)に押し出され、上下の可動部材91が上下の係合孔301に入り込むことによりヒンジ側ロック機構90がロックする。一方リモコン112がロック解除信号を発信すればソレノイド92に通電されて上下の可動部材91を内方(上側の可動部材91は下方、下側の可動部材91は上方)に引っ張るので上下の可動部材91が上下の係合孔301から抜け出ることによりヒンジ側ロック機構90のロックが解除できるものである。
【0053】
したがって、この構成によれば、ヒンジ側ロック機構90のロック及びロック解除操作が離れた場所からでも可能であり、極めて簡単に行える。さらに、開放側ロック機構50とヒンジ側ロック機構90とが連動しないので、万一開放側ロック機構50が破壊された場合でも、ヒンジ側ロック機構90によって扉2の回動が阻止されるので悪戯による扉2の開放を阻止することができる。
なお、上記第4の実施の形態においてヒンジ側ロック手段90を駆動するための駆動手段としてソレノイドを用いた例を説明したが、もちろん駆動手段はソレノイドに限られたものではなく、モータ等の別の駆動装置を用いても同様に構成することが容易に可能である。
また、上記第1乃至第4の実施の形態では、ヒンジ側ロック手段10、30、80、90を扉2のヒンジ端部に設けた例を示したが、ヒンジ側ロック手段10、30、80、90によるロックの位置は特に端部でなくても良く、ヒンジ側であれば扉2の左右方向中央に近い部分と本体3とをロックするように構成してもヒンジ4側からのこじ開けを阻止することができる。
【0054】
また、本発明は、上記第1乃至第4の実施形態に限定されるものではなく、例えば、ヒンジ側ロック機構10、30、80、90を扉2及び本体3のヒンジ4側端部に複数箇所設けることにより、上記悪戯等を一層確実に阻止することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、ヒンジ側部においても、ヒンジ側ロック手段によって扉と本体とがロックされているので、ヒンジ側から扉をこじ開けようとしても、このヒンジ側ロック手段によって、扉のこじ開けを阻止することができる。また、可動部材と固定部材とが係合することによりロックが成されているので、仮にヒンジが破壊されてもこの係合が解除されない限り扉は開かず、簡単な構成で扉のこじ開けを確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る施錠装置を備えた自動販売機の要部斜視図である。
【図2】 図1に示した第1の実施の形態に係る自動販売機におけるA−A線平面断面図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る自動販売機の施錠装置に係るロック機構の概略斜視図である。
【図4】 第2の実施の形態に係る扉側のロック機構を説明する扉要部の概略垂直断面図である。
【図5】 第2の実施の形態に係るヒンジ側端部のロック機構を説明するヒンジ側端部の概略平面断面図である。
【図6】 第2の実施の形態に係る本体側のロック機構を説明する自動販売機の上部概略斜視図である。
【図7】 第2の実施の形態に係るロック機構の係合状態を説明する自動販売機の要部切欠斜視図である。
【図8】 第3の実施の形態に係るヒンジ側のロック機構80を説明する自動販売機の側面図である。
【図9】 第3の実施の形態に係るヒンジ側のロック機構80の要部側面図であり、(a)は上側の機構、(b)は下側の機構を示す図である。
【図10】 第3の実施の形態に係る上側のヒンジ側のロック機構80の要部正面図である。
【図11】 第4の実施の形態に係るヒンジ側のロック機構90を説明する自動販売機の側面図である。
【図12】 第4の実施の形態に係るヒンジ側のロック機構90の要部側面図であり、(a)は上側の機構、(b)は下側の機構を示す図である。
【図13】 第4の実施の形態に係る上側のヒンジ側のロック機構90の要部正面図である。
【図14】 第4の実施の形態に係る検出スイッチの検出結果をもとにソレノイドを制御する制御系のブロック図である。
【図15】 第4の実施の形態に係る検出スイッチの配置例を示すための開放側ロック機構の正面図である。
【図16】 第4の実施の形態に係る検出スイッチの他の配置例を示すための要部平面断面図である。
【図17】 第4の実施の形態に係るリモコンからの信号をもとにソレノイドを制御する制御系のブロック図である。
【図18】 従来の自動販売機の正面図である。
【図19】 従来の自動販売機の側面図である。
【図20】 従来から自動販売機に取付けられている施錠装置の正面図である。
【図21】 従来から自動販売機に取付けられている施錠装置の要部平面断面図である。
【符号の説明】
1…自動販売機、2…扉、3…本体、4…ヒンジ、10…ヒンジ側ロック機構、11…ロックプレート、12…施錠部材、14…支持片(固定部材)、19…係合片(可動部材)、30…ヒンジ側ロック機構、31…ロックアングル(可動部材)、33…ロックプレート(固定部材)、40…リンク機構、42…第1のリンク、43…第2のリンク、44…接続アングル、50…開放側ロック機構、80…ヒンジ側ロック機構、81…可動部材、90…ヒンジ側ロック機構、91…可動部材、92…ソレノイド(駆動手段)、100…制御部(制御手段)、101…検出スイッチ(検出手段)、110…制御部(制御手段)、112…リモコン、300…天面補強板(固定部材)、301…係合孔(固定部材)、320…底板(固定部材)
Claims (5)
- 自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記開放側ロック手段と前記ヒンジ側ロック手段とを連結するリンク機構とを備え、前記ヒンジ側ロック手段は当該リンク機構を介して前記開放側ロック手段のロック及びロック解除動作に連動してロックおよびロック解除を行うことを特徴とする自動販売機の施錠装置。
- 自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段と、前記開放側ロック手段のロック動作及びロック解除動作を検出する検出手段と、当該検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、当該制御手段は前記検出手段が前記開放側ロック手段のロック動作及びロック解除動作を検出したとき前記ヒンジ側ロック手段を駆動してロック及びロック解除するように前記駆動手段を制御することを特徴とする自動販売機の施錠装置。
- 自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段とを備え、前記ヒンジ側ロック手段は、扉の開閉動作に連動するものであって、扉を閉じる動作によって扉のヒンジ側部と本体とをロックし、扉を開ける動作によって扉のヒンジ側部と本体とのロックを解除するように構成されていることを特徴とする自動販売機の施錠装置。
- 自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段と、前記扉の開閉動作を検出する検出手段と、当該検出手段の検出結果に基づき前記駆動手段を制御する制御手段とを備え、当該制御手段は前記検出手段が前記扉の開閉動作を検出したとき前記ヒンジ側ロック手段を駆動してロック及びロック解除するように前記駆動手段を制御することを特徴とする自動販売機の施錠装置。
- 自動販売機の本体と、当該本体にヒンジにて回動自在に枢支され前記本体の前面を開閉する扉と、当該扉を閉じた状態で扉の開放側部と前記本体とをロック可能な開放側ロック手段と、前記扉を閉じた状態で扉のヒンジ側部と前記本体とをロック可能なヒンジ側ロック手段と、前記ヒンジ側ロック手段を駆動する駆動手段を備え、当該駆動手段はリモコンによる遠隔操作で制御可能に構成されていることを特徴とする自動販売機の施錠装置。
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