JP3683220B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁性体を用いて信号の伝送に方向性を与える非可逆回路素子に係り、具体的には、移動体通信機器に用いられアイソレータやサーキュレータと呼ばれる非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マイクロ波帯、UHF帯で使用される携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器の端末機には、アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子が用いられている。これらアイソレータやサーキュレータは、端末機内のアンプの破損を防止する目的で使用され、信号の伝送方向の挿入損失は小さく、かつ逆方向への逆方向損失は大きくなるような機能を持たせたものである。
【0003】
従来のアイソレータ60は、図18に示すように、下部ヨーク61及び上部ヨーク62が接合されて閉磁気回路を構成した磁性ヨーク内に、樹脂製ケース63、コンデンサ64、チップ抵抗65、中心導体組立体66、及び磁石67が順次収納されて構成されている。
【0004】
中心導体組立体66は、四角形状のフェライト板66a上に3本の中心導体66bを互いに絶縁状態で交叉させて配されてなる。詳しくは、各中心導体66bは、図19の展開図に示すように、共通電極部66cから延設され、図18に示すように、共通電極部66c上にフェライト板66aが配され、しかる後、各中心導体66bをフェライト板66aの側面を介して折り曲げることにより、中心導体組立体66が構成される。
【0005】
樹脂製ケース63には、コンデンサ64、チップ抵抗65及び中心導体組立体66が各々収納される位置決め用貫通孔63aが形成されている。そして、この貫通孔63a内にコンデンサ64、チップ抵抗65及び中心導体組立体66がそれぞれ収納され、下部ヨーク61上に載置される。ここで、下部ヨーク61の内底面は接地面となされており、コンデンサ64、チップ抵抗65及び中心導体組立体66の各底面が接地される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような従来のアイソレータ60では、中心導体66bの折曲部66b1とコンデンサ64との接触を防ぐため、樹脂製ケース63の仕切り板63bにより中心導体66bとコンデンサ64との間にクリアランスを持たせている。
ところが、この中心導体66bとコンデンサ64との間のクリアランス分が、下部ヨーク61上の実装スペースを無駄に利用することになり、アイソレータ60の小型化に限界を与えていた。
【0007】
また、中心導体66b自体は約0.05mmの厚さがあるため、中心導体組立体66の小型化、更にはアイソレータ60の小型化に制約を与えるものであった。
特に、近年、移動体通信機器の更なる小型化が求められる中、アイソレータ60自体のサイズを、例えば4×4mm角以下に設計することが急務となる傾向にあり、上述したような中心導体66bとコンデンサ64との間のクリアランスや、中心導体66b自体の厚さが、アイソレータ60の更なる小型化を阻止する要因となりつつある。
【0008】
また、従来よりアイソレータとして、樹脂製ケースを介さずに下部ヨーク上に直接コンデンサや中心導体組立体を実装した構成のものも提案されているが、製造工程中において、フェライト板に中心導体が浮いた状態で巻回されてしまったり、コンデンサや中心導体組立体が位置ズレして配されることがあり、中心導体の折曲部がコンデンサと接触して、中心導体組立体やコンデンサがショートしてしまう虞があった。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の実情を鑑みて提案されたものであり、コンデンサや中心導体組立体のショートを防止しつつ、更なる小型化を実現可能とした非可逆回路素子を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、長方形状のフェライト板と、このフェライト板の下面に配置されたアース部から延設された3つの中心導体と、一方の電極部が前記中心導体のポートに電気的に接続され、他方の電極部が接地された複数のコンデンサとを備え、前記フェライト板は、4つの角部のそれぞれが切り落とされた切欠き面を有し、前記中心導体は、前記フェライト板を包むように前記フェライト板の側面を介して折り曲げられて、前記フェライト板の上面で互いに電気的に絶縁された状態にて交叉して配置されると共に、前記中心導体の内の2つは、前記フェライト板の一方の長辺側面側の角部に設けられた2つの前記切欠き面のそれぞれで折り曲げられた折曲部が前記切欠き面に位置した状態で、前記フェライト板の対角線上を横断するように配置され、前記中心導体の残りのもう1つは、前記フェライト板の他方の長辺側面で折り曲げられた折曲部が他方の前記長辺側面に位置した状態で、前記フェライト板の短辺を横切って一方の前記長辺側面側から突出して延び、前記コンデンサのそれぞれは、前記フェライト板の一方、及び他方の前記長辺側面に当接して配置された構成とした。
かかる構成の本発明の非可逆回路素子によれば、切欠き面に位置する中心導体の折曲部がコンデンサと接触してショートする事態を防ぎつつ、コンデンサをフェライト板に近接配置できるので、効果的に小型化を図ることができる。
【0011】
また、第2の解決手段として、前記フェライト板の他方の前記長辺側面には、前記中心導体の前記折曲部を収納する溝部が設けられた構成とした。
これにより、中心導体の折曲部が溝部内に収納されるので、中心導体の折曲部を確実にコンデンサとの接触から防ぐことができる。
【0012】
また、第3の解決手段として、前記中心導体の内の一つに接続されるチップ抵抗を有し、このチップ抵抗が前記切欠き面に対向した位置に配置された構成とした。
これにより、非可逆回路素子をアイソレータに適用した場合において、チップ抵抗に対向する中心導体の折曲部がチップ抵抗と接触するのを防ぐことができる。
【0013】
また、第4の解決手段として、前記切欠き面には、前記中心導体の前記折曲部を収納する溝部が設けられた構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る非可逆回路素子として、アイソレータに適用した場合を例にとり、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るアイソレータ1を示す分解斜視図である。
【0020】
本実施形態に係るアイソレータ1は、信号の伝送方向の挿入損失が小さく、かつ反射波の逆方向損失を大きくする機能を有し、具体的には、マイクロ波帯、UHF帯で使用される携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器の端末機においてパワーアンプとアンテナ間に配され、パワーアンプへの不用信号の逆流を防いでパワーアンプの破損を防止するものである。
【0021】
アイソレータ1は、図1に示すように、上部ヨーク2と下部ヨーク3とが接合されて閉磁気回路を構成した磁性ヨーク内に、3本の中心導体4を平面視角形状のフェライト板5上に互いに絶縁状態で交叉させて配した中心導体組立体6と、中心導体組立体6の周囲に配されたコンデンサ7a,7b及び終端抵抗としてのチップ抵抗8と、フェライト板5に直流磁界を印加する磁石9と、磁石9を保持しコンデンサ7a,7b及び中心導体組立体6上に配されるスペーサ10とがそれぞれ収納されて構成されている。
【0022】
下部ヨーク3は、軟鉄などの強磁性を有する金属板からなり、図1に示すように、底板3aの対向する2辺側に側壁3bが各々折り曲げ形成されている。そして、底板3aの側壁3bが設けられていない他の2辺側には、一対のアース端子3cが各々一体形成されている。なお、下部ヨーク3の表裏面にはAgメッキ等の導電層が被膜形成されていると好ましい。
【0023】
図2は、中心導体組立体6を拡大して示す拡大斜視図であり、図3は、フェライト板5を示す平面図、図4は、中心導体4を展開して示す展開平面図である。
【0024】
フェライト板5は、図2及び図3に示すように、平面視横長型の角形状であり、互いに対向する一対の長辺側面5aと、互いに対向する短辺側面5bとを有する。そして、角形状の各角部が切り落されて切欠き面5cとなされ、長辺側面5aと短辺側面5bとを結んでいる。
この切欠き面5cには、図2に示すように、中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2が当接するので、これら中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2をコンデンサ7aとの接触から確実に防ぐことが可能となる。
【0025】
ここで、切欠き面5cは、図3に示すように、長辺側面5aと成す角度θが10°〜30°であると好ましい。切欠き面cの傾斜角θをこの範囲とすることにより、切欠き面5cが中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2を確実に受けることができ、中心導体4c,4dの浮きを防ぎつつ中心導体4c,4dの正確な位置決めが可能となる。
【0026】
更に、フェライト板5には、長辺側面5aの中央部にこの側面5aを縦断する溝部5dが形成され、図2に示すように、この溝部5d内に中心導体4bの折曲部4b2が収納される。
この溝部5d内には、図2に示すように、中心導体4bの折曲部4b2が収納されるので、中心導体4bの折曲部4b2をコンデンサ7aとの接触から確実に防ぐことができる。
【0027】
ここで、溝部5dは、図2に示すように、中心導体4bの幅wよりも大きい幅Wを有し、且つ中心導体4bの厚さdよりも大きい深さDの溝が形成されてなる。 これにより、中心導体4bの折曲部4b2を確実に溝部5d内に配し、且つ中心導体4bの折曲部4b2を確実にフェライト板5の側壁5aよりも内側に位置させることができ、中心導体4bの折曲部4b2とコンデンサ7aとの接触をより効果的且つ確実に防ぐことができる。
【0028】
具体的には、上記の溝部5dの幅Wが中心導体4bの幅wよりも0.1mm以上大きいことがより好ましい。
これにより、中心導体4bの折曲部4b2の全面が溝部5dの内壁に当接せずに浮いた状態となってしまう事態を回避することができ、中心導体4bの折曲部4b2の全面を溝部5dの内壁に浮くことなく確実に当接させて、溝部5d内に配することが可能となり、その結果、低挿入損失化を図ることができる。
特に、本実施形態のように、各中心導体4b,4c,4dにスリット4b1,4b2,4b3が形成され分割されたものでは、中心導体4b,4c,4dの硬度が弱いため、溝部5dの幅Wが中心導体4bの幅wよりも0.1mm未満程度しか大きくない場合には、中心導体4bが浮いた状態となり易く、結果的に挿入損失の増大につながり得る。よって、溝部5dの幅Wが中心導体4bの幅wよりも0.1mm以上大きいことにより、スリット4b1が形成された中心導体4bを、浮きを防いで確実に溝部5d内に配することができ、結果的には挿入損失の低減化も図ることが可能である。
【0029】
なお、このフェライト板5としては、例えば、YIG(イットリウム・鉄・ガーネット)系の磁性体などを用いることができる。また、YIGのYの一部をGd,Ca,V等で、Feの一部をAlやGa等で置換したものも用いることができる。また、本実施形態では、フェライト板5を用いたが、フェライト板に限らず、磁石9からの直流磁界に対して非可逆回路素子としての機能を果たす材料であれば何れの磁性体材料から構成されても良い。
【0030】
また、本実施形態のように、フェライト板5として角形状のものを用いることにより、フェライト板5に巻かれる中心導体4の長さを極力長く取ることができるため、中心導体4のインダクタンスを大きくすることができ、低周波化に適用可能となる。また、角形状のフェライト板5は、円形状のフェライト板よりも載置時のデッドスペースを減らすことができるため、より小型化にも対応可能となる。
【0031】
中心導体4は、銅、金、銀等の金属材料からなるシート状板材を、図4の展開図に示すような形状に、プレス加工機にて打ち抜くか、あるいはエッチング等の手段により形成される。具体的には、中心導体4は、角形状のフェライト板5と略同一な形状となされた共通電極4aと、共通電極4aの長辺及び傾斜辺から各々延出された第1の中心導体4b、第2の中心導体4c及び第3の中心導体4dとからなる。これら中心導体4b,4c,4dには、各中央に長手方向に沿ってスリット4b1,4c1,4d1が形成され、それぞれが対に分割されている。
【0032】
このような中心導体4及びフェライト板5からなる中心導体組立体6は、中心導体4の共通電極4aが下部ヨーク3の内底板3a上に配され、その共通電極4a上にフェライト板5が配され、しかる後、中心導体4の中心導体4b,4c,4dをフェライト板5の側壁を介して各々折り曲げることにより、図1及び図2に示すような中心導体組立体6が構成される。
【0033】
詳しくは、第1の中心導体4bは、図2に示すように、その折曲部4b2がフェライト板5の溝部5d内に収納された状態で、溝部5dの内壁を介して直角に折り曲げられ、フェライト板5の表面上でV字状に配される。これにyろい、中心導体4bは、フェライト板5の表面において重なる部分の実質的線路長がながくなり、インダクタンスを大きくして小型化、低周波化に適応可能となる。
第2及び第3の中心導体4c,4dは、フェライト板5の切欠き面5cに当接した状態で該切欠き面5cを介してフェライト板5上に折り曲げることにより、図2に示すように、フェライト板5の表面上にて平面視120°の傾斜角度で交叉されて重ねられる。
このとき、中心導体4b,4c,4dの各導体間には、後述の図6に示す絶縁シートZが介在され、各中心導体4b,4c,4dが個々に電気的に絶縁された状態で重ねられる。
【0034】
このような中心導体4からなる中心導体組立体6は、フェライト板5を短辺5b方向に縦断する中心導体4bがV字状となされることにより、中心導体4bの実質的線路長を長く取ることができ、フェライト板5の対角線上を横断する長い中心導体4c,4dと長さを極力揃えることができ、インダクタンスを大きくして低周波化にさらには小型化に適応可能となる。また、この中心導体組立体6では、中心導体4b,4c,4dの3本が1箇所で重ならないようになされることにより、厚みを減らすことができ低背化可能となる。
【0035】
図5は、下部ヨーク3上に中心導体組立体6、コンデンサ7a,7b及びチップ抵抗8を載置した状態の平面図である。図6は、図1中のアイソレータ1を、図5中の直線m方向に沿って切断した断面図である。
コンデンサ7a,7bは、例えば単板型コンデンサである。コンデンサ7aは、図5に示すように、一主面上に端子電極部7a1,7a2が設けられ、これら端子電極部7a1,7a2の反対側に設けられた図示しない接地電極を介して、下部ヨーク3の内底板3a上に半田付けされて接地される。また、各端子電極部7a1,7a2上には、入力端子11a及び出力端子11bが接続され、これら入力端子11a及び出力端子11bに中心導体4c,4dの先端に位置するポートがそれぞれ接続される。
コンデンサ7bは、コンデンサ7aに並行して配され、両面に図示しない電極が形成されてなり、ホットエンド側電極に中心導体4bの先端に位置するポートが接続される。そして、コンデンサ7bは、コンデンサ7aと同様に、コールドエンド側電極である図示しない接地電極を介して、下部ヨーク3の内底板3a上に半田付けされる。
【0036】
特に、これらコンデンサ7a,7bは、図5に示すように、それぞれが中心導体組立体6の各長辺側面5aに当接して配されている。
このように構成されることにより、コンデンサ7a,7bを中心導体組立体6に近接配置できるので、非常に有効に実装スペースを利用することができ、効果的に小型化を図ることができる。
【0037】
以上述べたように、アイソレータ1では、中心導体4bの折曲部4b2がフェライト板5の溝部5d内に収納され、且つ中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2がフェライト板5の切欠き面5cに当接した状態で、コンデンサ7a,7bをフェライト板5の長辺側面5aに当接させて配するので、中心導体4b,4c,4dの折曲部4b2,4c2,4d2がコンデンサ7a,7bと接触して中心導体組立体6及びコンデンサ7a,7bがショートする事態を防止しつつ、コンデンサ7a,7bを中心導体組立体6に近接配置できる。しかも、中心導体4bがフェライト板5の側壁の内側に位置することになるので、中心導体4bの厚さを無視することができる。よって、このような本発明のアイソレータ1によれば、小型化を効果的に図ることができる。
【0038】
なお、本実施形態では、コンデンサ7a,7bの両方が共にフェライト板5の側壁に当接するが、本発明はこれに限らず、コンデンサ7a,7b及びチップ抵抗8の少なくとも何れかがフェライト板5の側壁に当接するだけでも、アイソレータ1の小型化の効果はある。但し、本実施形態のように、コンデンサ7a,7bの全てがフェライト板5の側壁に当接している方がより小型化に有利である。
【0039】
また、本実施形態では、コンデンサ7a,7bが当接するフェライト板5の側壁において、溝部5dや切欠き面5cが形成され、これら溝部5dや切欠き面5cに中心導体4b,4c,4dの折曲部4b2,4c2,4d2が当接することにより、コンデンサ7a,7bと中心導体4との接触を防ぎつつ、アイソレータ1の小型化を図っているが、本発明はこの構成に限らない。
具体的には、コンデンサがフェライト板5に当接する領域内に中心導体の折曲部が当接しないような配置のアイソレータの場合においても、中心導体の折曲部に対応してフェライト板の側壁に溝部や切欠き面を形成し、これら溝部や切欠き面に中心導体の折曲部を当接させることにより、中心導体の折曲部がフェライト板の側壁よりも内側に位置することになるので、アイソレータの小型化に寄与することが可能である。
なお、本発明は、コンデンサ、抵抗及び中心導体組立体の構成及びそれらの配置によって、溝部5dや切欠き面5cの形状、数及び配置を適切に設計すれば良い。
【0040】
チップ抵抗8は、図5に示すように、コンデンサ7bと並んで配され、コンデンサ7a,7bと共に中心導体組立体6を挟んだ状態で下部ヨーク3の内底板3a上に半田付けされて接地される。そして、チップ抵抗8の上面に中心導体4bの先端のポートが接続される。
このとき、チップ抵抗8は、図5に示すように、切欠き面5cと対向して配される。これにより、チップ抵抗8に対向する中心導体4dの折曲部4d2がチップ抵抗8と接触するのを防ぐことができる。
【0041】
なお、本実施形態では非可逆回路素子としてアイソレータ1を例に挙げるが、本発明の非可逆回路素子としてサーキュレータに適用する場合には、チップ抵抗8を用いずに新たに別の入出力端子を設ければ良い。
また、本実施形態では、チップ抵抗8と中心導体組立体6との間に若干の隙間があるが、フェライト板5の側壁において、中心導体4b,4c,4dの折曲部4b2,4c2,4d2と接触しない領域にチップ抵抗8を当接させて配することもできる。このような構成とすることにより、コンデンサ7a,7bだけでなくチップ抵抗8も中心導体組立体6に近接させて配することができ、より効果的にアイソレータ1の小型化を図ることが可能となる。
【0042】
スペーサ10は、図1に示すように、上部ヨーク2側に磁石9を収納する円形の収納凹部10aと、収納凹部10aの内底面に設けられた貫通孔10bとが形成され、収納凹部10aに収納された磁石9からの直流磁界が貫通孔10bを通って中心導体組立体6のフェライト板5に作用するようになされている。なお、磁石9は、四角形状やその他の角形状でも良く、その際には磁石9の形状に合わせて収納凹部10を設ける。
スペーサ10の四隅には、脚部10cが設けられ、これら脚部10cを介してスペーサ10がコンデンサ7a,7b及びチップ抵抗8上に載置される。
このようにスペーサ10が載置されることにより、スペーサ10がコンデンサ7a,7b及びチップ抵抗8を押付けることになるので、コンデンサ7a上の端子電極部7a1,7a2及びチップ抵抗8と中心導体4b,4c,4dとが強固に接触可能となり、中心導体4b,4c,4dの浮きを防止することができる。
【0043】
このスペーサ10は、耐熱温度200℃以上の樹脂材料からなる。具体的には、ポリイミドや液晶ポリマーやポリフェニレンサルファイド等の高耐熱の熱可塑性エンジニアリングプラスチックが挙げられる。このような材料を用いることにより、コンデンサ7a,7b等をクリーム半田を介して下部ヨーク3上に載置し更にスペーサ10をコンデンサ7a,7b上に載せてリフロー工程内へ搬入する際に、リフロー工程での加熱に十分耐え得るものとすることができる。
【0044】
上部ヨーク2は、図1に示すように、下部ヨーク3と同様な材料を用いて、上板から両側壁が折り曲げ形成されている。そして、上部ヨーク2は、下部ヨーク3に半田等により取り付けられることにより、閉磁気回路をなす磁性ヨークを構成する。
【0045】
つぎに、本実施形態のアイソレータ1における中心導体組立体の他の実施例について説明する。図7は、中心導体組立体16を拡大して示す拡大斜視図であり、図8は、フェライト板15を示す平面図である。なお、中心導体組立体16以外の部品、すなわちヨーク2,3、コンデンサ7a,7b、チップ抵抗8、磁石9及びスペーサ10は上述の構成及び配置と同様なため、それらの説明は省略する。
【0046】
中心導体組立体16は、図8に示すような平面視横長型の略四角形状のフェライト板15上に、図4の展開図に示すような中心導体4を、フェライト板15の側壁を介して折り曲げて配することにより形成される。特に、このフェライト板15の側壁には、中心導体4bの折曲部4b2に対応する箇所に、溝部15dが形成されるとともに、中心導体4c,4dの各折曲部4c2,4d2に対応する箇所に、角部を切り落としてなる切欠き面15c及び該切欠き面15c内に折曲部4c2,4d2を収納可能とする溝部15eが形成されている。
このように、中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2が当接する切欠き面15cに更に溝部15eを形成することにより、より確実に中心導体4c,4dの折曲部4c2,4d2をコンデンサ7aとの接触から防ぐことができる。また同時に、コンデンサ7a,7bをフェライト板5の側壁に当接させることにより、アイソレータ1の小型化も図ることが可能となる。
【0047】
つぎに、本実施形態のアイソレータ1における中心導体組立体の更なる他の実施例について説明する。図9は、中心導体組立体26を拡大して示す拡大斜視図であり、図10は、フェライト板25を示す平面図であり、図11は、中心導体24を示す平面図である。なお、ヨーク2,3、磁石9及びスペーサ10は上述の構成と同様なため、それらの説明は省略する。
また、コンデンサ及びチップ抵抗は、それらの構成及び配置を図示しないが、3方向に延びる中心導体24の先端のポートと適切に接続するように配される。但し、少なくともコンデンサは、フェライト板25の側壁に当接するものとする。
【0048】
中心導体組立体26は、図10に示すような平面視正方形状のフェライト板25上に、図11の展開図に示すような中心導体24を、フェライト板25の側壁を介して折り曲げて、図9に示すように、各中心導体24を交叉させて配されてなる。詳しくは、3本の中心導体24が対応するフェライト板25の3側面を介して折り曲げられ、各々120°で交叉している。ここで、フェライト板25の3側面には、3本の中心導体24の各折曲部24bに対応する箇所に、該折曲部24bを収納可能な溝部25dがそれぞれ形成されている。
このように、3本の中心導体24が均等な長さに容易に揃えられた、等方性に優れた正方形状の中心導体組立体26においても、上述の実施形態と同様に、フフェライト板25に溝部25dを形成し該溝部25dに中心導体24の折曲部24bを収納することにより、中心導体24の折曲部24bをコンデンサとの接触から防止することができる。また同時に、コンデンサをフェライト板25の側壁に当接させることにより、アイソレータ1の小型化も図ることが可能となる。
【0049】
つぎに、本実施形態のアイソレータ1における中心導体組立体の更なる他の実施例について説明する。図12は、中心導体組立体36を拡大して示す拡大斜視図であり、図13は、フェライト板35を示す平面図であり、図14は、中心導体34を示す平面図である。なお、ヨーク2,3、磁石9及びスペーサ10は上述の構成と同様なため、それらの説明は省略する。
また、コンデンサ及びチップ抵抗は、それらの構成及び配置を図示しないが、3方向に延びる中心導体24の先端のポートと適切に接続するように配される。但し、少なくともコンデンサは、フェライト板35の側壁に当接するものとする。
【0050】
中心導体組立体36は、図13に示すような平面視正方形状のフェライト板35上に、図14の展開図に示すような中心導体34を、フェライト板35の側壁を介して折り曲げて、図12に示すように、各中心導体34を交叉させて配されてなる。
詳しくは、中心導体34がフェライト板35の対向する2側面を介して折り曲げられて交叉する。ここで、フェライト板35の相対向する2側面のうちの一方の側面には、3本の中心導体34のうちの2本の中心導体34の各折曲部34bに対応する箇所に該折曲部34bを収納可能な溝部35dが各々形成され、他方の側面には、残り1本の中心導体34の折曲部34bに対応する箇所に該折曲部34bを収納可能な溝部35dが形成されている。
このような構成とすることにより、中心導体34の折曲部34bをコンデンサとの接触から防止しつつ、フェライト板35を幅方向、即ち図中W’方向に効果的に小型化することができる。また同時に、コンデンサをフェライト板35の側壁に当接させることにより、アイソレータ1の小型化も図ることが可能となる。
【0051】
つぎに、本実施形態のアイソレータ1における中心導体組立体46の他の実施例について説明する。図15は、中心導体組立体46を拡大して示す拡大斜視図であり、図16は、中心導体44を示す平面図である。なお、中心導体組立体46以外の部品、すなわちヨーク2,3、コンデンサ7a,7b、チップ抵抗8、磁石9及びスペーサ10は上述の構成及び配置と同様なため、それらの説明は省略する。
【0052】
中心導体組立体46は、図3に示すような平面視角形状のフェライト板5上に、図16の展開図に示すような中心導体44を、フェライト板5の側壁を介して折り曲げて、図15に示すように、各中心導体44を交叉させて配されてなる。詳しくは、3本の中心導体44b,44c,44dのうちの中心導体44bがスリットにより長手方向中央に向かって間隔が広がるように分割された分割導体44b1,44b2で構成されていているものでも良い。
ここで、これら分割導体44b1,44b2は、互いに非並行、もしくは図16に示すように相対向する辺が平行となされて折り曲げられた形状をなす。そして、中心導体44bは、折曲部44b3がフェライト板5の溝部5d内に収納され、この溝部5dの内壁を介してフェライト板5上に折り曲げられる。
【0053】
また、中心導体44c,44dは、折曲部44c3,44d3が対応するフェライト板5の切欠き面5cに当接し、これら切欠き面5cを介してフェライト板5上に折り曲げられる。こうして折り曲げられた3本の中心導体44b,44c,44dは、図15に示すように、フェライト板5上にてパンタグラフ状に配される。
【0054】
上記のような中心導体44からなる中心導体組立体46は、中心導体44bの実質的線路長を長く取ることができ、インダクタンスを大きくして小型化、低周波化に適応可能となる。また、この中心導体組立体46では、中心導体44b,44c,44dの3本が1箇所で重ならないようになされることにより、厚みを減らして低背化可能となる。
このように、3本の中心導体44b,44c,44dをパンタグラフ状に配した中心導体組立体46においても、中心導体44bの折曲部44b3をフェライト板5の溝部5d内に収納させると共に、中心導体44c,44dの折曲部44c3,44d3をフェライト板5の切欠き面5cに当接させることにより、中心導体44c,44dの折曲部44c3,44d3をコンデンサ7a,7bとの接触から防ぐことができる。また同時に、コンデンサ7a,7bをフェライト板35の側壁に当接させることにより、アイソレータ1の小型化も図ることが可能となる。
【0055】
つぎに、以上のように構成されるアイソレータ1の動作の概略を説明する。図17は、アイソレータ1の電気等価回路図である。
アイソレータ1は、磁石9により中心導体組立体6のフェライト板5にバイアス磁界が印加され、図17に示すように、ポートP1から入力された信号をポートP2側へ伝送する。一方、ポートP2側からの信号を、ポートP3側に配された終端抵抗としてのチップ抵抗8により減衰させて吸収し、ポートP1側へ向かう成分を極端に減衰させる。
そして、このような動作機能を有するアイソレータ1は、図示しない移動体通信機器の端末機において図示しないパワーアンプとアンテナ間に配され、パワーアンプへの不要信号の逆流を防いでパワーアンプの破損を防止する。なお、チップていこう8を削除すれば、サーキュレータとして機能することとなる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳細に述べたように、本発明に係る非可逆回路素子では、コンデンサが磁性体基板の側壁に当接して配され、少なくとも該コンデンサが当接する側壁において、中心導体の折曲部に対面する領域に、該中心導体の折曲部がコンデンサと接触するのを防ぐための切欠きが設けられていることを特徴とする。
よって、かかる構成の本発明の非可逆回路素子によれば、中心導体の折曲部がコンデンサと接触してショートする事態を防ぎつつ、コンデンサを中心導体組立体に近接配置できるので、効果的に小型化を図ることができる。
【0057】
また、このとき、上記の切欠きが、磁性体基板の側壁を縦断して中心導体を収納可能とする溝部により構成され、この溝部内に中心導体を収納した状態で該中心導体を磁性体基板上に折り曲げるようにすると良い。
これにより、本発明によれば、中心導体の折曲部が溝部内に収納されるので、中心導体の折曲部を確実にコンデンサとの接触から防ぐことが可能となる。しかも、中心導体が磁性体基板の側壁より内側に位置することになるので、中心導体の厚さを無視することができ、中心導体組立体の小型化、つまりは非可逆回路素子の更なる小型化が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るアイソレータを示す分解斜視図である。
【図2】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体組立体を拡大して示す拡大斜視図である。
【図3】本実施形態に係るアイソレータにおけるフェライト板を示す平面図である。
【図4】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体を展開して示す展開平面図である。
【図5】本実施形態に係るアイソレータにおいて、下部ヨーク上に中心導体組立体、コンデンサ及びチップ抵抗を載置した状態の平面図である。
【図6】図1中に示すアイソレータを、図5中の直線m方向に沿って切断した断面図である。
【図7】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体組立体の他の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7中に示す中心導体組立体におけるフェライト板を示す平面図である。
【図9】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体組立体の更なる他の実施例を示す斜視図である。
【図10】図9中に示す中心導体組立体におけるフェライト板を示す平面図である。
【図11】図9中に示す中心導体組立体における中心導体を示す平面図である。
【図12】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体組立体の更なる他の実施例を示す斜視図である。
【図13】図12中に示す中心導体組立体におけるフェライト板を示す平面図である。
【図14】図12中に示す中心導体組立体における中心導体を示す平面図である。
【図15】本実施形態に係るアイソレータにおける中心導体組立体の更なる他の実施例を示す斜視図である。
【図16】図12中に示す中心導体組立体における中心導体を示す平面図である。
【図17】本実施形態に係るアイソレータの電気等価回路図である。
【図18】従来のアイソレータを示す分解斜視図である。
【図19】従来のアイソレータにおける中心導体を展開して示す展開図である。
【符号の説明】
1 アイソレータ
2 上部ヨーク
3 下部ヨーク
4,4a,4b,4c,24,34,44 中心導体
5,15,25,35 フェライト板
5a 長辺側面
5b 短辺側面
5c 切欠き面
5d,15d,15e,25d,35d 溝部
6,16,26,36,46 中心導体組立体
7a,7b コンデンサ
8 チップ抵抗
9 磁石
10 スペーサ
11a 入力端子
11b 出力端子
60 アイソレータ
63 樹脂製ケース
66 中心導体組立体
67 磁石

Claims (4)

  1. 長方形状のフェライト板と、このフェライト板の下面に配置されたアース部から延設された3つの中心導体と、一方の電極部が前記中心導体のポートに電気的に接続され、他方の電極部が接地された複数のコンデンサとを備え、前記フェライト板は、4つの角部のそれぞれが切り落とされた切欠き面を有し、前記中心導体は、前記フェライト板を包むように前記フェライト板の側面を介して折り曲げられて、前記フェライト板の上面で互いに電気的に絶縁された状態にて交叉して配置されると共に、前記中心導体の内の2つは、前記フェライト板の一方の長辺側面側の角部に設けられた2つの前記切欠き面のそれぞれで折り曲げられた折曲部が前記切欠き面に位置した状態で、前記フェライト板の対角線上を横断するように配置され、前記中心導体の残りのもう1つは、前記フェライト板の他方の長辺側面で折り曲げられた折曲部が他方の前記長辺側面に位置した状態で、前記フェライト板の短辺を横切って一方の前記長辺側面側から突出して延び、前記コンデンサのそれぞれは、前記フェライト板の一方、及び他方の前記長辺側面に当接して配置されたことを特徴とする非可逆回路素子。
  2. 前記フェライト板の他方の前記長辺側面には、前記中心導体の前記折曲部を収納する溝部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の非可逆回路素子。
  3. 前記中心導体の内の一つに接続されるチップ抵抗を有し、このチップ抵抗が前記切欠き面に対向した位置に配置されたことを特徴とする請求項1、又は2記載の非可逆回路素子。
  4. 前記切欠き面には、前記中心導体の前記折曲部を収納する溝部が設けられたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の非可逆回路素子。
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