JP3683190B2 - テープカッター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粘着テープ巻付体から所望の長さの粘着テープを切り取るために用いられるテープカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着テープは、布、セロハン、クラフト紙、ゴム、ポリ塩化ビニルなどの基材の一面または両面にゴムまたは合成樹脂を主材とする粘着剤を塗布したテープであり、通常、この粘着テープはロール状に巻かれて粘着テープ巻付体とされている。このような粘着テープは、袋口や箱の蓋部の封緘など様々な用途に用いられている。
【0003】
この粘着テープを使用する際には、粘着テープ巻付体から粘着テープを引き出して所望の長さで切断することになるが、このような作業を容易にするためにテープカッターが用いられる。
【0004】
テープカッターは粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープホルダと引き出された粘着テープを切断するカット部とを有しており、鋏やカッターナイフ等の道具を用いずに容易に粘着テープの引き出しと切断の作業を行うことができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなテープカッターにより切り取られた粘着テープは、その基材は薄く、また、基材の片面全体に粘着剤が塗布されているため、貼り付けられたこの粘着テープを剥がす際には、その外周部を爪等で捲り起こして摘み代を形成したり粘着テープ自体を切断する必要があった。そのため、粘着テープを剥がすのが困難であり、また場合によっては鋏やカッターナイフ等の道具を必要とすることになっていた。たとえば、コンビニエンスストアなどで弁当や惣菜などの食品を販売する場合に、ソースやドレッシングなどの調味料が封入された調味袋を食品の包装容器の外側に貼り付けるために幅寸法が10数mm程度の粘着テープが使用されている。このときに、粘着テープの全面が粘着剤により貼り付けられることとなると、購入者が調味袋を取り外す際に、その操作が極めて困難となる。
【0006】
粘着テープを用いて調味袋を食品容器に貼り付ける際に、後で行われる剥がし操作を容易にするには、粘着テープの一端部を内側に折り曲げるようにすれば、その部分は貼り付けられることがなく、浮いた状態となる。したがって、剥がす際にはその浮いた部分を手に持って粘着テープを容易に引き剥がすことができるが、粘着テープを貼り付ける際に常に粘着テープの端部を折り曲げる操作を行うこととなり粘着テープの貼り付け作業が煩雑となる。
【0007】
また、種々の物品をダンボールなどからなる包装箱に梱包する際には、幅50mm程度の梱包用の粘着テープを用いて包装箱が封止されるが、粘着テープの全面を包装箱に貼り付けたのでは、開梱時に粘着テープを剥がす操作が容易ではない。
【0008】
本発明の目的は、容易に剥がすことができる粘着テープを形成するテープカッターを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のテープカッターは、片面が粘着面となる粘着テープをロール状に巻いた粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープ支持部と、前記粘着テープ巻付体から引き出された前記粘着テープを切り取るカット部とを有するテープカッターであって、前記テープ支持部と前記カット部との間に設けられ、引き出された前記粘着テープの一方の側部を折り曲げて前記粘着面を内側とした折り曲げ部を形成する折り曲げ手段と、前記テープ支持部と前記折り曲げ手段との間に設けられ、前記折り曲げ部の寸法を規制する寸法規制手段と、前記折り曲げ手段と前記カット部との間に設けられ、前記折り曲げ部において対向する前記粘着面同士を互いに押し付ける押し付け手段とを有し、前記折り曲げ手段が、前記粘着テープの厚み寸法より僅かに厚く形成されたスリット状の挿出口と前記挿出口より厚く形成された挿入口とを有するくさび形の切欠部を有し、前記挿出口において前記折り曲げ部が形成されて、前記粘着面の一方の側部に非接着部分を形成することを特徴とする。
【0013】
本発明のテープカッターは、前記押し付け手段が前記粘着テープの送り方向を変えるガイドローラーであることを特徴とする。
【0014】
本発明のテープカッターは、前記ガイドローラーを駆動する電動モータと前記粘着テープの送り出し寸法を検出する寸法検出手段と前記寸法検出手段の検出信号に基づいて前記電動モータを制御する制御手段とを有し、所定の長さの前記粘着テープを自動で送り出すことを特徴とする。
【0015】
本発明のテープカッターは、前記カット部が設けられるとともに前記粘着テープを前記ガイドローラーに押し付ける押さえローラーを支持する蓋部材が設けられ、前記蓋部材が前記押さえローラーを前記ガイドローラーから離れる方向に開閉自在であることを特徴とする。
【0016】
本発明のテープカッターは、前記押さえローラーが前記ガイドローラーに対して移動可能に設けられ、前記押さえローラーを移動させることにより前記電動モータが作動を開始することを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、テープカッターに、粘着テープの一方の側部に粘着面を内側とした折り曲げ部を形成する折り曲げ手段と、折り曲げ部の寸法を規制する寸法規制手段と、折り曲げ部において対向する粘着面同士を互いに押し付ける押し付け手段とを設け、テープ巻付体から引き出された粘着テープの一方の側部に非接着部分を形成するようにしたので、容易に剥がすことができる粘着テープを切り取ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施の形態であるテープカッターを示す斜視図であり、図2は図1に示すテープカッターの構造を示す一部切欠平面図であり、図3は図2におけるA−A線に沿う断面図である。また、図4(a)〜(c)はそれぞれ図2に示す折り曲げブロック、規制ローラー、送り出し機構の詳細を示す斜視図であり、図5(a)は非接着部分が形成された粘着テープの詳細を示す斜視図であり、図5(b)は貼り付けられた状態の粘着テープを示す斜視図である。さらに、図6は図2に示す歯車列の詳細を示す断面図である。
【0020】
図1に示すテープカッター1は、片面が粘着面となる粘着テープをロール状に巻いた粘着テープ巻付体2から所望の長さの粘着テープ2aを切り取るために用いられるものであり、粘着テープ2aの送り出しを自動に行うようにしたものである。
【0021】
このテープカッター1は、ベース部3とこのベース部3に固定された本体カバー4およびこの本体カバー4の上面を閉塞する開閉自在の上部カバー5とを有する略直方体形状に形成されており、その長手方向の一端には粘着テープ巻付体2を収容するテープ収容部6が設けられ、また、長手方向他端には粘着テープ巻付体2から引き出された粘着テープ2aが送り出される送出口7が形成されている。
【0022】
図2、図3に示すように、この本体カバー4の内部には前述のテープ収容部6とそれぞれ隔壁8,9により区画された歯車室10とテープ案内室11およびセンサ室12とが設けられている。
【0023】
テープ収容部6には、その外周面に粘着テープ巻付体2が嵌合固定されるテープ支持部としてのテープホルダ13が取り付けられている。このテープホルダ13は円柱形状に形成されており、その軸心に設けられたホルダ軸14がテープ収容部6の両側壁に設けられたホルダ支持溝15a,15bの下端部で支持されることにより回転自在となっている。また、このホルダ支持溝15a,15bは、その開口端に対して下端部の位置が送出口7の方向にずれるように傾斜角を有して形成されており、粘着テープ巻付体2から粘着テープ2aを引き出す際の張力により粘着テープ巻付体2がホルダ支持溝15a,15bから脱落することを防ぐようになっている。
【0024】
テープ案内室11の一端側はテープ収容部6と連続して設けられており、その他端側には送出口7が形成される開閉蓋16が位置するようになっている。そして、テープホルダ13に支持された粘着テープ巻付体2から引き出された粘着テープ2aはテープ収容部6からこのテープ案内室11を経て送出口7から送り出されるようになっている。
【0025】
開閉蓋16の内側にはカット部としてのカッター刃17が取り付けられている。このカッター刃17の先端部は送出口7の上側の端面より下方に位置しており、送出口7から送り出された粘着テープ2aを上方に引き上げることにより粘着テープ巻付体2から引き出された粘着テープ2aを切り取ることができるようになっている。なお、本実施の形態においては、カット部は開閉蓋16の内側に固定されたカッター刃17となっているがこれに限らず、電動モータ等の駆動源に駆動される可動刃を有し、送出口7において自動的に粘着テープ2aを切断するものとしてもよい。
【0026】
また、このテープ案内室11には、非接着部形成機構18と送り部19とが配置されている。
【0027】
非接着部形成機構18は、折り曲げ手段としての折り曲げブロック20と寸法規制手段としての規制ローラー21および支持ロッド22とを有している。
【0028】
折り曲げブロック20はテープホルダ13とカッター刃17との略中央に位置して隔壁9に固定されている。この折り曲げブロック20には、粘着テープ2aの厚み寸法より僅かに厚く形成されたスリット状の挿出口23aとこの挿出口23aより厚く形成された挿入口23bとを有するくさび形の切欠部23を有している。この切欠部23には、図4(a)に示すように、粘着テープ巻付体2から引き出された粘着テープ2aが一方の側部を粘着面2aAを内側として折り曲げられ、挿出口23aにおいて折り曲げ部24が形成されるように挿通されている。また、このとき折り曲げ部24の端部は切欠部23の側面部23cと接している。
【0029】
規制ローラー21はテープホルダ13と折り曲げブロック20との間に設けられている。この規制ローラー21は、粘着テープ2aの幅寸法より薄い外周面21aを有する円盤状に形成されており、ローラー軸26に支持されることにより回転自在となっている。この外周面21aは、粘着テープ2aの一方の側部側に偏ってすなわち折り曲げブロック20により折り曲げられる寸法となる位置において粘着面2aAと接するように配置されており、粘着テープ2aを折り曲げブロック20方向へ案内するようになっている。折り曲げ部24は、図4(b)に示すように、この規制ローラー21により粘着テープ2aと規制ローラー21とが接する部分を越えて曲がることが規制されるので、その寸法を規制されて一定の寸法となる。なお、本実施の形態においては、規制ローラー21は円盤状に形成されているがこれに限らず、粘着テープ2aの粘着面2aAの折り曲げ部24以外の部分全体に接する外周面を有する円筒形もしくは円柱形のものとしてもよい。
【0030】
支持ロッド22は、規制ローラー21と折り曲げブロック20との間に設けられており、折り返し部24の非接着面2aBがその外周面に接することにより、粘着テープ2aの折り曲げ部24の折り曲げ量を安定させることができるようになっている。
【0031】
送り部19は折り曲げブロック20とカッター刃17との間に設けられており、押し付け手段つまりガイドローラーとしての送りローラー28と送出ローラー29とを有している。送りローラー28は円盤状に形成された6枚のローラー片30をローラー軸31の軸方向に所定の間隔を置いて固定したものとなっている。また、送出ローラー29は円盤状に形成された5枚のローラー片32をローラー軸33の軸方向に所定の間隔を置いて固定したものとなっている。そして、送りローラー28と送出ローラー29は互いのローラー片30,32が交互に隣り合うように配置されている。また、送りローラー28と送出ローラー29には、それぞれこの送りローラー28もしくは送出ローラー29に向けて付勢された状態とされた押し付け手段つまりガイドローラーとしてのサブローラー34,35が隣接されている。これらのサブローラー34,35は、開閉蓋16に回転自在に支持されている。そして、図4(c)に示すように、折り曲げブロック20から送られる粘着テープ2aは、送りローラー28とサブローラー34および送出ローラー29とサブローラー35の間にはさまれた状態とされて、その送り方向を変えられている。したがって、この送り部19を通過した粘着テープ2aは、この折り曲げ部24において対向する粘着面2aA同士が互いに押し付けられることになり、図5(a)に示すように、斜線で示される粘着面2aAの一方の側部にこの粘着面2aAと隣り合う非接着面2aBつまり非接着部分36が形成されることになる。
【0032】
このテープカッター1には送りローラー28と送出ローラー29を駆動するための電動モータ37が設けられている。この電動モータ37はベース部3とテープ案内室11との間に位置して隔壁8に固定されており、ベース部3に設けられた制御手段としての制御装置38によりその作動を制御されるようになっている。また、この電動モータ37の出力をそれぞれ送りローラー28もしくは送出ローラー29が固定されたローラー軸31,33に伝達するために、歯車室10には歯車列39が設けられている。
【0033】
図6に示すように、この歯車列39は電動モータ37の出力軸37aに固定されたモータ側プーリー40と、このモータ側プーリー40の回転がベルト41を介して伝達される従動側プーリー42と、この従動側プーリー42の回転をローラー軸31に固定された第1駆動歯車43に伝達する伝達歯車44と、第1駆動歯車43の回転をローラー軸33に固定された第2駆動歯車45に伝達する中間歯車46とからなっている。したがって、電動モータ37の出力は、この歯車列39を介してそれぞれ送りローラー28もしくは送出ローラー29を図中に矢印で示す方向に回転させることになる。
【0034】
図7は図2に示すサブローラーの移動状態を示す断面図であり、図8は図2に示す開閉蓋を開いた状態を示す断面図である。
【0035】
図7に示すように、押さえローラーとしてのサブローラー35は、開閉蓋16に支持されるとともに送出ローラー29に対して付勢されて粘着テープ2aを送出ローラー29に押し付けるとともに図中上方に向けて移動可能に設けられている。このサブローラー35のローラー軸47の一端には図示しないスイッチ部材が設けられている。そして、このサブローラー35が図中に示すように図中上方に移動されることによりスイッチ部材から制御装置38に向けてスイッチ信号が出力されるようになっている。なお、本実施の形態においては、サブローラー35が図中上方に移動されることによりスイッチ信号が出力されるようにしているがこれに限らず、たとえば前述のようにカット部を可動刃を有するものとした場合には、この可動刃の作動によりスイッチ信号が出力されるようにしてもよい。
【0036】
センサ室12には、送出口7から送り出される粘着テープ2aの送り出し寸法を検出するための寸法検出手段としてのカウントエンコーダ48が設けられている。このカウントエンコーダ48は折り曲げブロック20と送りローラー28との間において粘着テープ2aの送り出し寸法を検出するようになっており、その検出信号は制御装置38に向けて出力されるようになっている。また、制御装置38には、図示しない調節部が接続されており、カウントエンコーダ48が制御装置38に向けて検出信号を出力することとなる送り出し寸法の値を調整することができるようになっている。したがって、このテープカッター1から送り出される粘着テープ2aの長さを任意に調整することができるようになっている。
【0037】
次に、このテープカッターの作動について説明する。
【0038】
まず、粘着テープ巻付体2をテープホルダ13に嵌め込んだ状態としてテープ収容部6に収容する。そして上部カバー5を取り外すとともに開閉蓋16を開き、粘着テープ巻付体2から引き出した粘着テープ2aの一方の側部を挿出口23aにおいて粘着面2aAを内側として折り曲げた状態として折り曲げブロック20の切欠部23に挿通させる。さらに、この粘着テープ2aを送りローラー28および送出ローラー29とサブローラー34,35との間に通してその先端部を送出口7に位置させることになる。なお、蓋部材としての開閉蓋16は、図8に示すように、サブローラー34,35をそれぞれ送りローラー28もしくは送出ローラー29から離れる方向となるように開閉軸16aを支点として開閉自在となっており、この開閉蓋16を開いた状態とすることで粘着テープ2aを送りローラー28もしくは送出ローラー29とサブローラー34,35との間に通すことを容易にしている。この状態で上部カバー5と開閉蓋16とを閉じることにより、粘着テープ2aがテープカッター1に対してセットされることになる。
【0039】
この状態で電動モータ37を作動させることにより、送りローラー28および送出ローラー29によって粘着テープ巻付体2から順次粘着テープ2aが引き出されるとともにこの粘着テープ2aが送出口7に向けて自動で送り出されることになる。また、送り出される粘着テープ2aの長さは、図示しない調節部により任意の値に設定することができる。
【0040】
このとき、図4(a)に示すように、折り曲げブロック20の挿出口23aにおける粘着テープ2aはその一方の側部を粘着面2aAを内側として折り曲げられた状態となっている。この粘着テープ2aの一方の側部は切欠部23の側面部23cに接しており、また、挿出口23aが粘着テープ2aの厚み寸法より僅かに厚く形成されていることにより、折り曲げ部24が元に戻ることが規制されている。そのため、挿入口23bから挿出口23aに向けて送られる粘着テープ2aは切欠部23に内部において順次折り曲げられ、挿出口23aから挿出される粘着テープ2aの一方の側部に連続的に折り曲げ部24が形成されることになる。
【0041】
また、折り曲げブロック20により折り曲げられる折り曲げ部24の寸法は、規制ローラー21により所定の寸法に規制されるようになっている。すなわち、図4(b)に示すように、規制ローラー21の外周面21aは粘着テープ2aの一方の側部側に偏ってつまり折り曲げブロック20により折り曲げられる寸法となる位置において粘着面2aAと接している。つまり、折り曲げブロック20により折り曲げられる折り曲げ部24はこの規制ローラ−21と接する部分を越えて折り曲げられることがない。
【0042】
折り曲げブロック20により折り曲げられた粘着テープ2aは、図4(c)に示すように、送りローラー28および送出ローラー29とサブローラー34,35との間を通って送出口7へと案内されるようになっている。このとき、粘着テープ2aが送りローラー28に与える張力とサブローラー34,35の押し付け力とにより、粘着テープ2aの折り曲げ部24の対向する粘着面2aA同士が互いに押し付けられて、図5(a)に示すように、粘着面2aAの一方の側部に非接着部分36が形成されることになる。
【0043】
このように、このテープカッター1を用いることにより、粘着テープ2aの粘着面2aAの一方の側部に非接着部分36を形成することができるので、容易に剥がすことができる粘着テープ2aを切り取ることができる。つまり、図5(b)に示すように、この粘着テープを貼り付けた際にはその一方の側部が浮いた状態となるため、この部分を手に持って容易に引き剥がすことができる。なお、この粘着テープ2aの非接着面2aBに、図中に示すように、非接着部分36を示す文字もしくは記号等を印刷するようにしてもよい。
【0044】
このような一連の工程は、粘着テープ巻付体2から順次粘着テープ2aが引き出されるとともに、この粘着テープ2aが粘着テープ巻付体2から送出口7に向けて送り出されることにより連続的に行われることになる。そして、カウントエンコーダ48が粘着テープ2aが所定の送り寸法だけ送り出されたことを検出すると制御装置38は電動モータ37の作動を停止させるようになっている。したがって、送出口7からは、所望の長さの粘着テープ2aが送り出された状態となって粘着テープ2aの送り出しが停止することになる。そして、使用者がこの粘着テープ2aを送出口7の図中上方に向けて引き上げるとカッター刃17によりこの粘着テープ2aが切り取られる。このとき、粘着テープ2aの切断とともに、この粘着テープ2aにより上方に移動されたサブローラー35によりスイッチ部材から制御装置38に向けてスイッチ信号が出力されることになる。そしてこの制御装置38は再度電動モータ37を作動させて粘着テープ2aを送り出すことになる。
【0045】
このように、このテープカッター1に送りローラー28および送出ローラー29を駆動する電動モータ37と粘着テープ2aの送り出し寸法を検出するカウントエンコーダ48と制御装置38とを設けたことにより、一方の側部に非接着部分36が形成された所望の長さの粘着テープ2aを送出口7から自動的に送り出させることができる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、テープカッターに、粘着テープの一方の側部に粘着面を内側とした折り曲げ部を形成する折り曲げ手段と、折り曲げ部の寸法を規制する寸法規制手段と、折り曲げ部において対向する粘着面同士を互いに押し付ける押し付け手段とを設け、テープ巻付体から引き出された粘着テープの一方の側部に非接着部分を形成するようにしたので、容易に剥がすことができる粘着テープを切り取ることができる。
【0061】
また、このテープカッターにガイドローラーを駆動する電動モータと、粘着テープの送り出し寸法を検出する寸法検出手段と、寸法検出手段の検出信号に基づいて電動モータを制御する制御手段とを設けて、所定の長さの粘着テープを自動で送り出すようにしたので、一方の側部に非接着部分が形成された粘着テープを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるテープカッターを示す斜視図である。
【図2】図1に示すテープカッターの構造を示す一部切欠平面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図である。
【図4】(a)〜(c)はそれぞれ図2に示す折り曲げブロック、規制ローラー、送り出し機構の詳細を示す斜視図である。
【図5】(a)は非接着部分が形成された粘着テープの詳細を示す斜視図であり、(b)は貼り付けられた状態の粘着テープを示す斜視図である。
【図6】図2に示す歯車列の詳細を示す断面図である。
【図7】図2に示すサブローラーの移動状態を示す断面図である。
【図8】図2に示す開閉蓋を開いた状態を示す断面図である。

Claims (5)

  1. 片面が粘着面となる粘着テープをロール状に巻いた粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープ支持部と、前記粘着テープ巻付体から引き出された前記粘着テープを切り取るカット部とを有するテープカッターであって、
    前記テープ支持部と前記カット部との間に設けられ、引き出された前記粘着テープの一方の側部を折り曲げて前記粘着面を内側とした折り曲げ部を形成する折り曲げ手段と、
    前記テープ支持部と前記折り曲げ手段との間に設けられ、前記折り曲げ部の寸法を規制する寸法規制手段と、
    前記折り曲げ手段と前記カット部との間に設けられ、前記折り曲げ部において対向する前記粘着面同士を互いに押し付ける押し付け手段とを有し、
    前記折り曲げ手段が、前記粘着テープの厚み寸法より僅かに厚く形成されたスリット状の挿出口と前記挿出口より厚く形成された挿入口とを有するくさび形の切欠部を有し、前記挿出口において前記折り曲げ部が形成されて、前記粘着面の一方の側部に非接着部分を形成することを特徴とするテープカッター。
  2. 請求項1記載のテープカッターにおいて、
    前記押し付け手段が前記粘着テープの送り方向を変えるガイドローラーであることを特徴とするテープカッター。
  3. 請求項記載のテープカッターにおいて、
    前記ガイドローラーを駆動する電動モータと前記粘着テープの送り出し寸法を検出する寸法検出手段と前記寸法検出手段の検出信号に基づいて前記電動モータを制御する制御手段とを有し、所定の長さの前記粘着テープを自動で送り出すことを特徴とするテープカッター。
  4. 請求項記載のテープカッターにおいて、
    前記カット部が設けられるとともに前記粘着テープを前記ガイドローラーに押し付ける押さえローラーを支持する蓋部材が設けられ、前記蓋部材が前記押さえローラーを前記ガイドローラーから離れる方向に開閉自在であることを特徴とするテープカッター。
  5. 請求項3または4記載のテープカッターにおいて、
    前記押さえローラーが前記ガイドローラーに対して移動可能に設けられ、前記押さえローラーを移動させることにより前記電動モータが作動を開始することを特徴とするテープカッター。
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