JP2002255413A - ロール紙巻取切断機 - Google Patents

ロール紙巻取切断機

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JP2002255413A
JP2002255413A JP2001055386A JP2001055386A JP2002255413A JP 2002255413 A JP2002255413 A JP 2002255413A JP 2001055386 A JP2001055386 A JP 2001055386A JP 2001055386 A JP2001055386 A JP 2001055386A JP 2002255413 A JP2002255413 A JP 2002255413A
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JP
Japan
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roller
paper
winding
take
cutting machine
Prior art date
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JP2001055386A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Tsuruga
康隆 敦賀
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HANSHIN HORO KK
Original Assignee
HANSHIN HORO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の折り畳み幅・枚数となるようにロール
紙から所定長さの紙を巻き取って切断することができる
ロール紙巻取切断機を提供することを目的とする。 【解決手段】 ロール紙1を内部から保持する軸棒2
と、ロール紙1から紙1aを引き出す送り出しローラ3
と、送り出しローラ3から引き出された紙1aを所定長
さ巻き取る巻き取りローラ4と、送り出しローラ3と巻
き取りローラ4との間に配設されて紙1aを切断する切
断刃5と、送り出しローラ3と巻き取りローラ4とを駆
動させる駆動源6と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール紙巻取切断
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、(トイレットペーパ等の)ロール
紙から紙を所定長さ巻き取って切断する機械はなく、こ
れらの作業を手作業で行っていた。即ち、ホルダーにセ
ットされたロール紙から一方の手で紙を目分量で適当に
引き出し、他方の手でホルダーの上カバーを押さえ、引
き出した紙を引っ張りながら切断し、切断した紙を適当
な幅・枚数に折り畳み使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手作業では、ロール紙にはミシン目が入れてあるがその
間隔が約23cmで必ずしもミシン目で切断するとは限ら
ず、また、ミシン目は探しにくいため、引き出し量にバ
ラツキが生じ、折り畳み幅・枚数も一定せず、手間のか
かるものであった。
【0004】そこで、本発明は、所定の折り畳み幅・枚
数となるようにロール紙から所定長さの紙を巻き取って
切断することができるロール紙巻取切断機を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るロール紙巻取切断機は、ロール紙を
内部から保持する軸棒と、ロール紙から紙を引き出す送
り出しローラと、該送り出しローラから引き出された紙
を所定長さ巻き取る巻き取りローラと、該送り出しロー
ラと該巻き取りローラとの間に配設されて紙を切断する
切断刃と、該送り出しローラと該巻き取りローラとを駆
動させる駆動源と、を備えたものである。
【0006】また、巻き取りローラの周速度を、送り出
しローラの周速度よりも速く設定したものである。ま
た、巻き取りローラの直径を、40mm〜65mmに設定したも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】本発明に係るロール紙巻取切断機は、図
1、図2及び図3に示すように、ロール紙1を内部から
保持する軸棒2と、ロール紙1から紙1aを引き出す送
り出しローラ3と、該送り出しローラ3から引き出され
た紙1aを所定長さ巻き取る巻き取りローラ4と、該送
り出しローラ3と該巻き取りローラ4との間に配設され
て紙1aを切断する切断刃5と、該送り出しローラ3と
該巻き取りローラ4とを駆動させる駆動源6と、を備え
ている。そして、図8(イ)に示すように所定長さ巻き
取られて切断された被成形紙Mは、図8(ロ)に示すよ
うに平坦状に折り畳まれて使用される。なお、折り畳ま
れた被成形紙Mの幅Hは70mm〜100 mmがよく、使い勝手
がよい。
【0009】本巻取切断機は、(直方体状の)外箱7を
備え、外箱7の前面には、下扉8が上・下ヒンジ部9,
9を介して鉛直軸心廻りに揺動自在となるように取り付
けられて前方へ開くように構成されている。また、外箱
7の上面には、上カバー10が(左右)水平軸心廻りに揺
動自在となるように取り付けられて上方へ開くように構
成されている。なお、外箱7の後面が、(図示省略の)
トイレのブース等の壁に取り付けられる。また、外箱7
の下方内部には、予備のロール紙1が収納可能となる。
【0010】軸棒2は、外箱7内部の左右両側板11,11
の上方に離脱自在に取り付けられ、軸棒2にて内部を挿
通状に保持されるロール紙1が、左右水平軸心廻りに回
転可能となる。
【0011】ロール紙1は、例えばトイレットペーパで
あり、外箱7の上カバー10を上げて軸棒2を取り出し、
ロール紙1の内部に軸棒2を通して、再び、軸棒2を外
箱7の左右両側板11,11に取り付けることで、ロール紙
1を外箱7の内部に装着することができる。この装着方
法は、従来と同じ方法であり、本巻取切断機の故障時や
停電時に、本巻取切断機を従来と同じ使用ができるよう
にしている。なお、上カバー10は、ロール紙1に当接し
ており、従来と同じ使用(切断)ができる。
【0012】送り出しローラ3は、軸棒2の下方に配設
され、外箱7内部の左右両側板11,11に左右水平軸心廻
りに回転可能となるように取り付けられている。また、
送り出しローラ3の前方には送り出し補助ローラ12が対
向状に、かつ、送り出しローラ3に接近・離間自在とな
るように配設され、送り出しローラ3と送り出し補助ロ
ーラ12とで、ロール紙1の紙1aを挾みながら引き出す
ように構成されている。なお、軸棒2及びローラ3,12
の軸心方向の長さは、ロール紙1の軸心方向の長さより
も若干大きく設定されている。
【0013】送り出しローラ3の外周長さは、被成形紙
Mの幅H(図8参照)と同じにしておくと制御がし易
く、ローラ3の直径D1 が25mm〜35mm、ローラ3の回転
速度が2〜3回転/秒、紙1aの引き出し速度(給紙速
度)が15cm〜25cm/秒とするのが好ましい。
【0014】送り出しローラ3の右側の外鍔部には制御
用ダボ31が突設され、制御用ダボ31は、送り出しローラ
3の後方に配設される制御用スイッチ32に接触可能とな
り、紙1aを所定量引き出した後に、送り出しローラ3
を停止するように構成され、紙1aの引き出し量を正確
にすることができる。また、制御用スイッチ32には、カ
ウンター(タイマー)制御が設けられ、図1(イ)に示
す下扉8に設けられた複数の指定量ボタン33…と接続さ
れ、指定量ボタン33により、送り出しローラ3の回転数
が決定される。この指定量ボタン33は、巻き取りローラ
4にて巻き取られる紙1aの量(所定長さ)を決定する
ものである。
【0015】また、ローラ3,12の(紙1aと当接す
る)外周面は、紙1aを確実に引き出すことができるよ
うに粗く形成されている。また、それらの外周面には、
複数の周方向の溝14…が平行に形成され、ローラ3,12
の下方に夫々配設される送り出しガイド15の(鉛直)差
込棒15a…が、各々、溝14に挿入され、ローラ3,12に
て引き出された紙1aを、確実に下方へ導くことができ
る。
【0016】巻き取りローラ4は、送り出しローラ3の
下方に配設され、外箱7内部の左側板11bに左右水平軸
心廻りに回転可能となるように取り付けられている。ま
た、巻き取りローラ4の前方には巻き取り補助ローラ13
が対向状に配設され、巻き取りローラ4と巻き取り補助
ローラ13とで、ロール紙1の紙1aを挾みながら巻き取
るように構成されている。
【0017】ローラ4,13の軸心方向の長さは、ロール
紙1の軸心方向の長さの70%程度(80mm〜90mm程度)に
設定されており、また、巻き取りローラ4の一端(左
端)側が軸棒2の一端(左端)側に揃うように配設され
ているため、巻き取りローラ4に巻き取られた紙1aの
右側を掴んで、下扉8の右側に設けられた切欠部18と右
側板11aの前側に設けられた切欠部19とで形成される開
口部20から、取り出すことができる。
【0018】巻き取りローラ4の外周長さは、(紙の厚
みを考慮して)被成形紙Mの幅H(図8参照)の2倍弱
とするのがよく、ローラ4の直径D2 が40mm〜65mm(45
mm〜60mm)、ローラ3の回転速度がローラ4の回転速度
の0.7 〜0.8 倍とするのが好ましい。
【0019】ローラ4,13の相互の接触圧力は小さく設
定され、又は/かつ、ローラ4,13の外周面が滑らかに
形成されており、紙1aがローラ4,13の外周面に対し
て滑り易くなる。また、巻き取りローラ4の(紙1aと
接触する)外周面は、紙1aとの摩擦により静電気を強
く発生する(塩化ビニルなどの)材質がよい。
【0020】そして、巻き取りローラ4の周速度を、送
り出しローラ3の周速度(給紙速度)よりも(1.5 倍程
度)速く設定することで、(周速度の差による)紙1a
と巻き取りローラ4との摩擦により静電気が発生し、紙
1aは、巻き取りローラ4の外周面に(静電気により)
付着して、巻き取りローラ4に外嵌状に配設された巻き
取りガイド16と巻き取りローラ4との間を進み、巻き取
りローラ4に巻き取られていく。なお、紙1aを一層確
実に巻き込めるように、巻き取りローラ4に当接する複
数個の巻き取り補助輪17…を設けている。
【0021】また、紙1aと接触する(又は紙1aの周
辺にある)部材の内、巻き取りローラ4だけが静電気を
強く発生するものが良く、その他の部材(ローラ3,1
2,13、補助輪17、ガイド15,16等)は静電気の発生を
極力さけるものが良く、特に、ローラ13、ガイド15,16
等は、金属製又は接触面を金属で覆うことが望ましい。
【0022】切断刃5は、紙1aの幅より若干大きい帯
状に形成され、ソレノイド等のアクチュエータ25の(往
復直線動する)ロッド部の先端に取り付けられた縦断面
コ字形の切断箱26の内部に、先端側を露出するように装
着され、送り出しローラ3と巻き取りローラ4との間に
配設されている。切断箱26の内部には、切断刃5の上下
に夫々押圧板27が圧縮バネ28を介して取り付けられてお
り、圧縮バネ28の自由状態では、押圧板27,27の先端が
切断刃5の先端よりも突出している。また、押圧板27,
27に対向して紙1aを挾むように当接部材29が配設され
ており、当接部材29は、切断刃5が挿入可能な溝部30を
有している。
【0023】駆動源6は、例えば減速機付モータであ
り、外箱7内部で巻き取りローラ4の後方に配設されて
いる。そして、図4に示すように、駆動源6の駆動ギヤ
21は、巻き取りローラ4の巻き取りギヤ24と噛み合い、
巻き取りギヤ24は伝動ギヤ22と噛み合い、伝動ギヤ22は
送り出しローラ3の送り出しギヤ23と噛み合い、駆動ギ
ヤ21を矢印方向に回転させると、送り出しローラ3と巻
き取りローラ4とを矢印方向に駆動させることができ
る。なお、伝動ギヤ22は、送り出しギヤ23と巻き取りギ
ヤ24との軸心間の距離を埋めて回転方向を整えるためだ
けにあるため、伝動ギヤ22を省略して、駆動ギヤ21・送
り出しギヤ23・巻き取りギヤ24を同じギヤ比で小径化
し、ギヤ(チェーン)ベルト等で伝動するようにしても
よい。
【0024】次に、本巻取切断機の作用(機能)を説明
する。まず、図1に示す下扉8を開けて、ロール紙1か
ら紙1aを引き出し、図5(イ)に示すように、送り出
し補助ローラ12を送り出しローラ3から離間させて、紙
1aの先端を、送り出しガイド15,15の間を通して、切
断箱26と当接部材29との間に達するように垂らし、補助
ローラ12をローラ3に近接させて紙1aを挾ませ、下扉
8を閉める。
【0025】その後、図1(イ)に示す下扉8の指定量
ボタン33を押して駆動源6の運転を開始すると、図5
(ロ)に示すように、送り出しローラ3と送り出し補助
ローラ12とが紙1aを引き出し始め、紙1aの先端が、
巻き取りローラ4と巻き取り補助ローラ13に達すると、
巻き取りローラ4に巻き取られていく。そして、送り出
しローラ3が、指定量ボタン33にて決定された回数だけ
回転したときに、駆動源6が停止し、送り出しローラ
3、巻き取りローラ4の回転が停止する。このとき、巻
き取りローラ4には、指定量ボタン33にて決定された所
定量(所定長さ)の紙1aが巻き付けられている。
【0026】そして、アクチュエータ25を作動させて、
切断箱26を当接部材29に接近させていくと、まず、図6
(イ)に示すように、押圧板27,27が当接部材29と共に
紙1aを挾み固定し、その後、図6(ロ)に示すよう
に、押圧板27,27は圧縮バネ28,28に抗して切断箱26内
部に収納されると共に切断刃5の先端が露出していき、
切断刃5が溝部30に挿入して紙1aを確実に切断する。
【0027】そして、切断後は、図7(イ)に示すよう
に、アクチュエータ25を作動させて、切断箱26を当接部
材29から離間させる。このとき、巻き取りローラ4に
は、被成形紙Mが巻き付けられており、使用者は、外箱
7の開口部20(図1参照)から手を入れ、図7(ロ)に
示すように、被成形紙Mのつまみ代Nを掴んで、巻き取
りローラ4の軸心方向へ抜き出し、図8(イ)に示すよ
うに円筒形の被成形紙Mを、図8(ロ)に示すように平
坦状に折り畳んで使用する。
【0028】なお、外箱7の開口部20(図1参照)に取
り出しセンサーを設け、被成形紙Mを取り出した後に、
直ちに、駆動源6が運転再開して、新たな被成形紙Mを
成形するように構成してもよい。
【0029】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、切断刃5を動かす機構などは、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で設計変更可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0031】(請求項1によれば)トイレ等に設置し
て、所定の折り畳み幅・枚数となるようにロール紙(ト
イレットペーパ)1から所定長さの紙1aを巻き取って
切断することができ、手間がかからず、特に、幼児や手
の不自由な人には便利なものとなる。
【0032】(請求項2によれば)周速度の差により、
紙1aと巻き取りローラ4との摩擦により巻き取りロー
ラ4に静電気を発生させることができ、その静電気によ
り、巻き取りローラ4に紙1aを確実に巻き取らせるこ
とができる。(請求項3によれば)巻き取りローラ4に
て巻き取られた紙1a(被成形紙M)を最適な折り畳み
幅とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す構成説明図であ
る。
【図2】正面断面図である。
【図3】右側面視作用説明図である。
【図4】要部作用説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】要部作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【図8】被成形紙を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ロール紙 1a 紙 2 軸棒 3 送り出しローラ 4 巻き取りローラ 5 切断刃 6 駆動源 D2 直径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙1を内部から保持する軸棒2
    と、ロール紙1から紙1aを引き出す送り出しローラ3
    と、該送り出しローラ3から引き出された紙1aを所定
    長さ巻き取る巻き取りローラ4と、該送り出しローラ3
    と該巻き取りローラ4との間に配設されて紙1aを切断
    する切断刃5と、該送り出しローラ3と該巻き取りロー
    ラ4とを駆動させる駆動源6と、を備えたことを特徴と
    するロール紙巻取切断機。
  2. 【請求項2】 巻き取りローラ4の周速度を、送り出し
    ローラ3の周速度よりも速く設定した請求項1記載のロ
    ール紙巻取切断機。
  3. 【請求項3】 巻き取りローラ4の直径D2 を、40mm〜
    65mmに設定した請求項1又は2記載のロール紙巻取切断
    機。
JP2001055386A 2001-02-28 2001-02-28 ロール紙巻取切断機 Pending JP2002255413A (ja)

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