JP3683083B2 - 回転伝達装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の駆動経路上において、駆動力の伝達と遮断の切換えに用いられる回転伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前後輪を直結した4WD車が舗装路を旋回すると、いわゆるタイトコーナブレーキング現象が発生するが、この問題を解決する手段として、本出願人は、特願平8−172598号や特願平9−28001号によってローラ型ツーウェイクラッチと電磁コイルを使用した回転伝達装置を提案している。
【0003】
この回転伝達装置Aは、図9、10に示すように、前輪1の各端部にハブクラッチ2が装着されているFRベースの4WD車において、エンジン3に連なるトランスミッション4からの出力をトランスファ5の内部の入力軸6を介して直接後輪7の推進軸8に伝達し、トランスファ5の内部に、入力軸6と、それと同軸上かつ相対回転可能に装着されたチェーンスプロケット9との回転伝達と遮断を行うためのローラ係合型のツーウェイクラッチ10と、そのツーウェイクラッチ10のロックとフリーを制御する電磁クラッチ11を設け、これによって、従来の典型的なパートタイム4WDの走行モード(2WD、4WD−Hi、4WD−Lo)に加えて、4WDの制御モードが追加されている。
【0004】
この回転伝達装置によれば、4WD制御モードを選択すれば、車両が通常一定走行中は後輪駆動(2WD)状態であり、車両が加速した場合、後輪のスリップを感知すると電磁クラッチ11に電流が流れ、ツーウェイクラッチ10がロックされ4WDとなる。また、低μ路で急なエンジンブレーキを掛けた場合なども後輪のスリップを感知して電磁クラッチ11に電流を流し、4WDとする制御を行っていた。また、この装置を用いれば、図9のように、2WDモード、4WDLOCKモード、4WD AUTO(制御)モード等の車両の走行モードを運転者の意思により選択できるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このシステムは2WDモード選択時は図11に斜線で示すように、前輪1のハブクラッチ2を切り離し、フロント駆動系の回転を停止させるため、ツーウェイクラッチ10の外輪も回転停止し、外輪に対してカム軸やローラは空転する必要がある。その空転回転数は車両速度に比例して数千rpmにもなる。一方、トランスファ5内の油面高さは図10のように回転伝達装置よりも下にあり、2WD時はチェーン12が回転停止するため、ハイ・ローセレクトギヤ13の撹拌により跳ね上げるオイルを樋を通じて外輪外径面に滴下するしかない。しかしツーウェイクラッチ10の外輪にはオイルの浸入手段がなく、滴下するオイルを内部のクラッチ空転面に導くことができず、もし、オイルが不足した場合は、外輪とローラが焼き付いて、空転できなくなる恐れもあった。
【0008】
そこで、この発明の課題は、外輪外径面に滴下されるオイルを外輪内部へ確実に導くことができ、2WDモード時にも回転伝達装置に十分な潤滑が行える回転伝達装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この発明の回転伝達装置は、トランスミッションからの出力が、トランスファ内部で入力軸を介して直接後輪推進軸へ伝達され、また、サイレントチェーンを介して前輪推進用出力軸へ動力が分岐されるトランスファ内下部の該出力軸に、この出力軸と入力軸の回転伝達と遮断を行うツーウェイクラッチと、このツーウェイクラッチのロックとフリーを制御する電磁クラッチを設けた回転伝達装置において、上記ツーウェイクラッチと上記電磁クラッチとを潤滑油内に浸漬状となるように設け、ツーウェイクラッチの外輪に、この外輪の外径面と内径面とを連通する通油路を設けた構成を採用したものである。
【0011】
上記第1の発明において、ツーウェイクラッチが、出力軸に内方部材を同軸上に回転不能に連結し、出力軸に同軸上回転可能に嵌合されたスプロケットに外輪を同軸上に回転不可能に連結し、内方部材と外輪の一方に複数のカム面と他方に円筒面を設けて両面間に楔空間を形成し、この楔空間内に保持器を設け、この保持器に形成した複数のポケットに係合子を組み込み、この係合子がカム面と円筒面に係合しない中立位置へ保持器を支持付勢する弾性部材を、保持器とカム面を有する内方部材又は外輪の間で係止して形成され、前記電磁クラッチが、外輪又は内方部材に固定された摩擦フランジと、保持器の端部に保持器とスライド可能、相対回転不可能に嵌合したアーマチュアを適当な隙間を介して重ね合わせ、電磁コイルの磁力でその摩擦フランジとアーマチュアを圧接させるように形成されている構成を採用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。図1乃至図7に示す第1の実施の形態において、図1はこの発明の回転伝達装置を組込んだ4WD駆動レイアウトを示し、図2は回転伝達装置を組み合せたトランスファの断面図、図3は回転伝達装置の詳細を示している。図1は、前輪1、1の各端部にハブクラッチ2が装着されているFRベース4WD車のトランスファ5の内部に回転伝達装置Aが組込まれ、これによって、従来の典型的な4WDの走行モード(2WD、4WD−Hi、4WD−Lo)に加えて、4WD制御モードが追加される。
【0017】
図1と図2に示すように、エンジン3に接続されたトランスミッション4からの出力は、トランスファ5を介して後輪の推進軸8に伝達され、かつ、フロントプロペラシャフト16に動力を分岐し得るようになっている。トランスファ5は、入力軸6がトランスミッション4の出力軸とハイ・ローセレクトギヤ13を介して結合され、このハイ・ローセレクトギヤ13は既知の技術であり、プラネタリーギヤセット14とセレクト用のスライドギヤ15との組合せからなり、ハイギヤを通過する場合は1対1の関係で回転トルクを伝達し、ローギヤを通過する場合は回転が減速され、トルクは増大する。
【0019】
上記入力軸6と、フロントプロペラシャフト16に結合する出力軸17は、それぞれに装着したチェンスプロケット18、19をサイレントチェン20で連動し、動力を前輪1へ分岐するようになっており、上記入力軸6に対するスプロケット18は、入力軸6に回転自在に嵌合され、該スプロケット18を挟んで一方に回転伝達装置Aと他方にシンクロ機構Bが設けられ、スプロケット18は回転伝達装置Aを介して入力軸6と結合される。
【0020】
回転伝達装置Aは、入力軸6の推進軸8に通じる部分の位置に図2と図3に示すように、該入力軸6に内方部材となるカムリング22を同軸上にセレーション26で回転不能に外嵌固定し、入力軸6に軸受23を介して回転可能となるよう外嵌挿したハウジング24の筒状部がカムリング22に外嵌する外輪25となり、該ハウジング24はチェンスプロケット18とセレーション26で一体に回転するよう結合されている。
【0021】
図3(B)の如く、上記カムリング22の外周に複数のカム面27が設けられ、外輪25の内径は円筒面28となり、各カム面27と円筒面28間に楔形空間を形成していると共に、この楔形空間内にカムリング22へ外嵌する保持器29を設け、この保持器29の各カム面27と対応する位置に形成したポケット30内に係合子としてのローラ31が組込まれ、ツーウェイクラッチ32を形成している。
【0022】
上記ローラ31は、図3(B)の如く、カム面27に対して中央の中立位置に位置するとき円筒面28との間に隙間を生じ、カムリング22の回転を外輪25に伝えないオフの状態となり、保持器29でローラ31を楔空間の一方に片寄らすと、ローラ31はカム面27と円筒面28間にかみ込み、カムリング22の回転を外輪25に伝達するオンの状態になる。
【0023】
上記保持器29に一方の端部を係止したスイッチばね33の他方端部がカムリング22に係止され、図3(B)の如く、ローラ31がカム面27と円筒面28に係合しない中立位置へ保持器29を支持付勢している。
【0024】
前記入力軸6と外輪25の間でツーウェイクラッチ32の一方端部側の位置に、ツーウェイクラッチ32をオン・オフ制御するための制御手段である電磁クラッチ34が設けられている。
【0025】
電磁クラッチ34は、電磁コイル35をトランスファケース36にボルト37等で回転不能に固定し、該コイル35の電極はトランスファケース36を通して外部コントローラ(以下ECU)38に接続される。このECU38は、図1のように、前輪1と後輪7の回転数、モード選択スイッチ39、ABS作動信号40等から入力された各信号を演算および判断して、電磁コイル35に流す電流を制御する。なお、図2の如く、前輪1の回転数は、フロントスピードセンサ41で、後輪7の回転数はリヤスピードセンサ42によって検出する。
【0026】
上記電磁コイル35に対して回転可能となるよう外嵌するロータ43は、外輪25に固定されて一体に回転する摩擦フランジとなり、このロータ43と保持器29の端部の間に、該保持器29と軸方向のスライド可能で相対回転不能に嵌合したアーマチュア44をロータ43と適当な隙間を介して重なるように配置し、電磁コイル35に通電すると、ロータ43とアーマチュア44を磁力により圧接させ、外輪25と保持器29を回転方向に固定化するようになっている。
【0027】
保持器29の両端は、カム面27を有するカムリング22との間でそれぞれ円盤状のプレート45、46にて支持されており、アーマチュア44側のプレート46には、図6(A)、(B)の如く、径方向および軸方向に延びる複数の爪部47を設け、その爪部47を保持器29の切欠きおよびアーマチュア44の切欠きとそれぞれ相対回転不能に係合させている。
【0028】
前記シンクロ機構Bは、図2の如く、スプロケット18とセレーション48で一体に回転するよう結合した外筒49と入力軸6の間に、外筒49と回転方向に結合され、軸方向に可動となるアウタープレート50と、入力軸6と回転方向に結合され、軸方向に可動となるインナープレート51を複数枚交互に重ね合わせ、電磁コイル52の磁力による吸着で両プレート50と51を圧着させることにより、入力軸6の回転にスプロケット18を同調させるようになっている。
【0029】
この回転伝達装置によれば、4WD制御モードを選択すれば、車両が通常一定走行中は後輪駆動(2WD)状態であり、車両が加速した場合、後輪のスリップを感知すると電磁クラッチ34に電流が流れ、ツーウェイクラッチ32がロックされ4WDとなる。また、低μ路で急なエンジンブレーキを掛けた場合なども後輪のスリップを感知して電磁クラッチ34に電流を流し、4WDとする制御を行っていた。また、この装置を用いれば、図1のように、2WDモード、4WDLOCKモード、4WD AUTO(制御)モード等の車両の走行モードを運転者の意思により選択できるものである。
【0032】
上記のような回転伝達装置Aにおいて、外輪25のツーウェイクラッチ32を形成する部分で一方のプレート45に臨む位置に、外輪25の外径面と内径面とを連通する通油路53が設けられ、外輪25の外径面に跳ね上げられた潤滑オイルを、この通油路53からツーウェイクラッチ32の内部空転面に導くことができるようにしている。この通油路53は図示の場合、複数の通油孔によって形成し、その形成位置は、電磁クラッチ34のアーマチュア44とロータ43間の隙間にオイルが浸入し、両者の密着性を妨害するのを防止するのに有効である。
【0033】
上記外輪25の外径面に付着したオイルが通油路53へ確実に導かれるよう、図4(A)の如く、外輪25の外径面で通油路53を挟む両側を、通油路53に向けて下り傾斜の傾斜面54にすることができる。更に、通油路53に対するオイルの導入をより確実に行うため、図4(B)の如く、外輪25の外径面で通油路53を設けた部分の周囲に環状の周溝55を設けてもよい。上記通油路53には、ツーウェイクラッチ32の内部にコンタミの侵入を防ぐためのフィルタ56が設けられ、該フィルタ56としては、フェルト、布製、焼結材等を用いることができる。
【0036】
また、ツーウェイクラッチ32における保持器29は、図7で示すように、ローラ31を保持するポケット30のポケット壁の一部分に、ローラ31と接触しないぬすみ部57を設け、外輪25内にコンタミが侵入した場合、コンタミをぬすみ部57で逃がし、コンタミがポケット30とローラ31間の隙間に詰まって堆積し、ローラ31の自転を阻害することのないようにしている。
【0037】
更に、図5(B)と図6に示すように、保持器29を支持するプレート45、46には、それぞれ外周部に複数の切欠による通油路58を設け、保持器29とカムリング22、両プレート45、46で囲まれた閉鎖空間内のオイルの循環を向上させ、ローラ31とカム面27の間にコンタミが堆積し、異常ロックが発生するのを防止している。
【0038】
上記のように、回転伝達装置Aは、2WDモード選択時に外輪25、チェーン20等が回転停止するが、外輪25に通油路53を設けることにより、ハイ・ロープラネタリギヤ13で跳ね上げられたオイルが、通油路53から外輪25内に浸入し、ツーウェイクラッチ32の内部空転部分の潤滑を確実に行うことができる。
【0039】
また、通油路53にはフィルタ56を設けることにより、外輪25内へのコンタミの侵入を防止できるが、保持器29のポケット30にぬすみ部57を設けると共に、保持器29の支持プレート45、46に切欠による通油路58を設けることにより、外輪25内における閉鎖空間でのオイルの循環性が向上し、内部にコンタミが侵入した場合でも異常ロックの発生を有効に防止できる。
【0040】
次に、図8に示す第2の実施の形態は、回転伝達装置Aをトランスファ5内の下部に位置する出力軸17に装着した例である。回転伝達装置Aの構造は、第1の実施の形態と同じであるが、この第2の実施形態では、入力軸6にチェーンスプロケット18を一体に設け、このスプロケット18と、出力軸17に回転自在となるよう装着したスプロケット19をチェーン20で連動し、出力軸17に装着した回転伝達装置Aの外輪25とスプロケット19がスプライン等で一体に回転するよう結合されている。
【0041】
この第2の実施の形態では、回転伝達装置Aをトランスファ5内の下部に位置する出力軸17に装着することにより、該回転伝達装置Aが潤滑オイル内に完全に浸漬状となり、ツーウェイクラッチ32内の潤滑がより確実に行えると共に、外輪25に複数設けた通油路53が空気抜きの働きをすることになる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、ツーウェイクラッチを電磁クラッチの制御でオン、オフさせて2WDと4WDの切り換えを行う回転伝達装置において、ツーウェイクラッチの外輪に通油路を設けたので、2WDモード選択時に外輪やチェーン等が回転停止しても、通油路から外輪の内部にオイルを導くことができ、空転部分に対する潤滑が確実に行える。
【0043】
また、通油路にフィルタを設けることにより、ツーウェイクラッチ内へのコンタミの侵入を防止できると共に、保持器のポケットに設けたぬすみ部や保持器支持プレートの切欠による通油路によって、オイルの循環性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の回転伝達装置を組込んだ4WD駆動車のレイアウトを示す平面図
【図2】回転伝達装置を組込んだトランスファの断面図
【図3】(A)は同上における要部の拡大断面図、(B)は(A)の矢印b−bに沿う断面図
【図4】(A)は回転伝達装置の他の例を示す断面図、(B)は同じく回転伝達装置の他の例を示す断面図
【図5】(A)は図4(B)の矢印V−Vの断面図、(B)は保持器支持プレートの斜視図
【図6】(A)は保持器支持プレートの正面図、(B)は同縦断側面図
【図7】保持器とローラの分解斜視図
【図8】回転伝達装置の第2の実施の形態を示すトランスファの断面図
【図9】先行技術である回転伝達装置を組込んだ4WD駆動車のレイアウトを示す平面図
【図10】同上のトランスファの断面図
【図11】2WD走行時を示す平面図
【符号の説明】
1 前輪
2 ハブクラッチ
6 入力軸
7 後輪
A 回転伝達装置
17 出力軸
18、19 スプロケット
20 チェー
22 カムリング
25 外輪
27 カム面
28 円筒面
29 保持器
30 ポケット
31 ローラ
32 ツーウェイクラッチ
34 電磁クラッチ
35 電磁コイル
43 ロータ
45、46 プレート
53 通油路
54 傾斜面
55 周溝
56 フィルタ
57 ぬすみ部
58 通油路

Claims (5)

  1. トランスミッションからの出力が、トランスファ内部で入力軸を介して直接後輪推進軸へ伝達され、またサイレントチェーンを介して前輪推進用出力軸へ動力が分岐されるトランスファ内下部の出力軸に、この出力軸と入力軸の回転伝達と遮断を行うツーウェイクラッチと、このツーウェイクラッチのロックとフリーを制御する電磁クラッチを設けた回転伝達装置において、上記ツーウェイクラッチと上記電磁クラッチとを潤滑油内に浸漬状となるように設け、ツーウェイクラッチの外輪に、この外輪の外径面と内径面とを連通する通油路を設けたことを特徴とする回転伝達装置。
  2. 前記ツーウェイクラッチが、出力軸に内方部材を同軸上に回転不能に連結し、出力軸に同軸上回転可能に嵌合されたスプロケットに外輪を同軸上に回転不可能に連結し、内方部材と外輪の一方に複数のカム面と他方に円筒面を設けて両面間に楔空間を形成し、この楔空間内に保持器を設け、この保持器に形成した複数のポケットに係合子を組み込み、この係合子がカム面と円筒面に係合しない中立位置へ保持器を支持付勢する弾性部材を、保持器とカム面を有する内方部材又は外輪の間で係止して形成され、前記電磁クラッチが、外輪又は内方部材に固定された摩擦フランジと、保持器の端部に保持器とスライド可能、相対回転不可能に嵌合したアーマチュアを適当な隙間を介して重ね合わせ、電磁コイルの磁力でその摩擦フランジとアーマチュアを圧接させるように形成されている請求項1に記載の回転伝達装置。
  3. 前記外輪の通油路にフィルタを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転伝達装置。
  4. 前記保持器の係合子を保持するポケットのポケット壁の一部分に、係合子と接触しないぬすみ部を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の回転伝達装置。
  5. 前記保持器の両端は、カム面を有する内方部材又は外輪との間でそれぞれ円盤状のプレートにて支持されており、かつ、アーマチュア側のプレートは、保持器と相対回転不能に嵌合させ、両プレートに通油路を設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載の回転伝達装置。
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