JP3680498B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2系統のアースラインを有する電子制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子制御装置では、アースラインの電位(アース電位)を基準とした電圧信号によって制御が行われるため、アース電位が変動して誤動作等を引き起こすことのないように、アースラインの抵抗値はゼロであることが望まれる。ところが現実的には、アースラインは小さな抵抗値を有しているため、大きな電流を流すとアース電位は変動してしまう。
【0003】
このため、従来より、電磁ソレノイドやモータ等、比較的大きな負荷を駆動制御する車載用の電子制御装置等では、例えば特開昭58−33702号公報に開示されているように、大きな電流が必要な駆動回路等が接続される駆動系アースラインと、比較的小さな電流にて動作可能な各種センサやプロセッサ等が接続される制御系アースラインとを別々に設けることにより、制御系アースラインのアース電位が負荷の駆動状態の影響を受けて変動しないようにされている。
【0004】
ところで、車載用の電子制御装置の一つとして、特開昭61−53437号公報には、空気量調節用の弁の開度を調節するリニアソレノイドの負荷電流が目標値となるように、リニアソレノイドへの電源供給を行うスイッチング素子のオン/オフのデューティ比をフィードバック制御する電子制御装置が開示されている。そして、このような電子制御装置に、上述の2系統のアースラインを設けた場合の回路構成を図4に示す。
【0005】
即ち、電子制御装置102は、図4に示すように、バッテリBT(直流12V)から電源供給を受けて動作するように構成されたもので、リニアソレノイド等からなる負荷Lに電流を供給して負荷Lを駆動する駆動部110と、各種センサSEからの検出信号に基づいて駆動部110を制御する制御部120とを備えている。そして、駆動部110は駆動系アースラインGd、制御部120は制御系アースラインGcというそれぞれ別系統のアースラインを介して接地されており、負荷Lに大きな負荷電流ILが流れて、駆動系アースラインGdのアース電位(以下、駆動系アース電位という)VGdが上昇したとしても、制御系アースラインGcのアース電位(以下、制御系アース電位という)VGcに影響を与えないようにされている。
【0006】
なお、駆動部110は、制御部120が生成する制御信号Cに従って、負荷Lへの電源供給を断続するトランジスタ12と、負荷電流ILを検出するため負荷Lに直列接続され且つ一端が駆動系アースラインGdに接続された電流検出抵抗14とを備えている。
【0007】
一方、制御部120は、反転入力に電流検出抵抗14の駆動系アースラインGd側の電位が印加され、非反転入力に電流検出抵抗14の負荷側の電位が印加される演算増幅器OPおよび抵抗R1,R2からなり、電流検出抵抗14の両端電圧を差動増幅する差動増幅回路22と、差動増幅回路22の出力をデジタル値に変換するAD変換器24と、各種センサSEの検出信号を入力するための入力回路26と、入力回路26を介して入力される各種センサSEの検出結果に基づいて負荷電流ILの目標値を設定し、AD変換器24を介して入力される電流検出抵抗14での負荷電流ILの検出結果が、この目標値と一致するようにトランジスタ12を駆動するための制御信号Cのデューティ比を設定するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)28と、バッテリBTからの12Vの直流電源VSSをDC−DC変換して5Vの直流電源VDDを生成し、制御部120の各部に供給する電源回路30とを備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、差動増幅回路22を構成する演算増幅器OPはもちろん、IC回路等の電子回路では、周知のように、供給される電源電圧範囲(図4の演算増幅器OPではVDD〜VGc)から外れた電圧レベルを有する信号が入力された場合、その動作は保証されないことがある。
【0009】
しかし、近年、電子制御装置102の高機能化に伴い、制御部120には、マイコンや入出力回路等の周辺回路が多数搭載されるようになり、制御系アースラインGcにも比較的大きな電流が流れるようになってきたため、負荷Lが小さな電流で駆動されているような時には、制御系アース電位VGcが駆動系アース電位VGdを上回ってしまう(VGc>VGd)場合がある。
【0010】
そして、このような場合には、演算増幅器OPの非反転入力に印加される電位、即ち駆動系アース電位VGdが、演算増幅器OPの電源電圧範囲(VDD〜VGc)から外れることになるため、差動増幅回路22は電流検出抵抗14の両端電圧を正しく差動増幅することができず、つまり負荷電流ILを正確に検出することができないので、負荷Lを精度よく制御することができないという問題があった。
【0011】
本発明は、上記問題点を解決するために、異なったアースラインでの電位を基準に生成された電圧信号であっても、正常に処理することが可能な電子制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためになされた本発明の請求項1に記載の電子制御装置では、駆動部が、負荷に電流を供給して負荷を駆動し、この駆動部を制御部が制御する。そして、駆動部には、信号生成手段が設けられ、この信号生成手段が第1のアースラインの電位を基準電位として電圧信号を生成する。また、制御部には、信号処理手段が設けられ、この信号処理手段は、信号生成手段にて第1のアースラインの電位を基準電位として生成された電圧信号の電圧レベルを、レベルシフト回路にてシフト電圧分だけレベルシフトさせた後、このレベルシフトされた電圧信号を第2のアースラインの電位を基準電位として処理する。そして、制御部は、この信号処理手段にて処理された信号に基づいて駆動部を制御するための制御信号を生成する。
【0013】
なお、シフト電圧は、第2のアースラインの電位変動量以上の大きさに設定されているため、電圧信号の信号レベルが、第2のアースラインのアース電位を下回ることがなく、換言すれば、電圧信号の電圧レベルは、常に、第2のアースラインの電位以上の電圧レベルとなる。従って、本発明の電子制御装置によれば、信号処理手段を構成する電子回路を常に正常に動作させることができ、その結果、装置の信頼性を向上させることができる。
【0014】
なお、信号処理手段では、第2のアースラインのアース電位の変動分だけ誤差を含んだ電圧信号を処理することになるため、この変動量を検出或いは推定して、その検出値あるいは推定値に基づいて処理する信号を補正することが望ましい。
【0015】
次に請求項2に記載の電子制御装置では、電圧制限手段が、第1のアースラインと第2のアースラインとの電位差が、予め設定された許容値以内となるように第2のアースラインの電位を制限する。
このため、本発明の電子制御装置によれば、レベルシフト回路でのシフト電圧を、電圧制限手段が制限する値より大きくしておけば、第2のアースラインにどれだけ大きな電流が流れたとしても、レベルシフトさせた電圧信号を第2のアースラインのアース電位より確実に大きなものとすることができ、より一層、装置の信頼性を向上させることができる。
【0016】
ところで、レベルシフト回路は、例えば請求項3に記載のように、ゲートを当該レベルシフト回路の入力とし、ソースを当該レベルシフト回路の出力とし、ドレインを第2のアースラインを介して接地した電界効果トランジスタと、この電界効果トランジスタのソース,ゲート間の電位差がシフト電圧となるような一定電流を、電界効果トランジスタのソース,ドレイン間に流す定電流回路とにより、簡単な構成にて実現することができる。
【0017】
即ち、このように接続された電界効果トランジスタでは、ドレイン電位(第2のアースラインのアース電位)によらず、ソース,ゲート間電圧(シフト電圧)分だけソースがゲートより高電位となるため、このソース電位をレベルシフト回路の出力として取り出せば、信号生成手段が生成する電圧信号をシフト電圧分だけレベルシフトさせたものが得られるのである。
【0018】
次に請求項4に記載の電子制御装置では、信号生成手段は、一対の電圧信号を生成し、信号処理手段は、この一対の電圧信号の相対値に基づいて信号処理を行う。
この場合、信号生成手段にて生成される一対の電圧信号は、それぞれが第1及び第2のアースラインのアース電位の変動、及びレベルシフト回路によるレベルシフトの影響を受けたものとなるが、各電圧信号が受ける影響は全く同じものであるため、これら一対の電圧信号の相対値をとると、その影響が全て相殺される。
【0019】
従って、本発明の電子制御装置によれば、信号処理手段にて、アース電位の変動に応じた特別な補正等を行わなくても、常に正確な信号処理を行うことができ、このように処理された信号を用いて負荷の制御等を高精度に行うことができる。
【0020】
なお、請求項5に記載のように、一対の電圧信号を生成する信号生成手段としては、例えば第1のアースラインに接続され、その両端電圧を一対の電圧信号とする電流検出抵抗等が考えられ、また、一対の電圧信号の相対値に基づいて信号処理を行う信号処理手段としては、一対の電圧信号を差動増幅する増幅回路等が考えられる。
【0021】
ところで、信号生成手段が一対の電圧信号を生成する場合、その電圧信号毎に設けられる一対のレベルシフト回路は、請求項6に記載のように、同一チップ上の半導体回路として形成されていることが望ましい。
即ち、同一チップ内では、形成される半導体素子の特性が比較的均一になるため、一対のレベルシフト回路の特性を精度よく一致させることができ、一対の電圧信号の相対値を求めた時に、誤差を生じさせないのである。
【0022】
従って、本発明によれば、より一層精度のよい信号処理を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、油圧回路のバルブを開閉するために設けられたリニアソレノイドを駆動制御する本実施例の電子制御装置の概略構成を表す回路図である。なお、本実施例において油圧回路は、クラッチを断続するレリーズレバーを操作するためのものであり、シフトレバーやアクセルペダルの操作等に応じて自動的にクラッチを断続するいわゆる自動クラッチに適用されるものである。
【0024】
図1に示すように、本実施例の電子制御装置2は、バッテリBT(直流12V)から電源供給を受けて動作するように構成されたもので、負荷Lに電流を供給して負荷Lを駆動する駆動部10と、各種センサSEからの検出信号に基づいて駆動部10を制御する制御部20と、制御部20を接地するために設けられた制御系アースラインGcの電位(制御系アース電位)VGcが、駆動部10を接地するために設けられた駆動系アースラインGdの電位(駆動系アース電位)VGdより所定電圧(本実施例では、0.5V)以上大きくなると導通して、制御系アース電位VGcを制限するダイオード40とを備えている。
【0025】
なお、本実施例において、負荷Lは、上述の油圧回路のバルブを開閉するために設けられたリニアソレノイドであり、またセンサSEは、エンジン回転数、変速機の入力軸の回転数、アクセルペダルの踏込量、変速機のギアを切り替えるシフトレバーのシフト位置、車速等を検出するものである。
【0026】
また、駆動部10は、先の図4にて説明した従来装置102の駆動部110と全く同じであり、一方、制御部20は、同じく従来装置102の制御部120と一部異なるだけであるため、同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略し、ここでは従来装置102とは構成の異なる部分についてのみ説明する。
【0027】
即ち、制御部20の差動増幅回路22の反転入力及び非反転入力には、それぞれ電流検出抵抗14の両端での各電位を表す電圧信号を所定のシフト電圧(本実施例では1.5V)分だけシフトさせるレベルシフト回路32,34が設けられている。
【0028】
ここで、図2は、レベルシフト回路32,34の構成を表す回路図である。
図2に示すように、レベルシフト回路32,34は全く同様の構成をしており、ドレインが制御系アースラインGc,ゲートが入力端TI,ソースが出力端TOにそれぞれ接続されたPチャネル型の電界効果トランジスタ(FET)36と、FET36のソースと電源VDDとの間に接続され、ソース−ドレイン間に一定電流を供給する定電流回路38とにより構成されている。なお、レベルシフト回路32,34は、同一の半導体チップ上に形成されたものを用いている。
【0029】
そして、レベルシフト回路32では、入力端TIが電流検出抵抗14の負荷L側端部、出力端TOが差動増幅回路22の非反転入力に接続され、一方、レベルシフト回路34では、入力端TIが電流検出抵抗14の駆動系アースラインGd側端部、出力端TOが差動増幅回路22の反転入力に接続されている。
【0030】
このように構成されたレベルシフト回路32,34では、定電流回路38がFET36のソース−ドレイン間に流す定電流(以下,ドレイン電流という)Isdによって、FET36のゲート−ソース間電圧Vgsがドレイン電流Isdに応じた一定値となる。なお、本実施例では、ゲート−ソース間電圧Vgsが上述のシフト電圧と一致するように、ドレイン電流Isdが設定されている。
【0031】
つまり、ゲート(即ち入力端TI)の電位がどのように変化したとしても、ソース(即ち出力端TO)は、常にゲート−ソース間電圧Vgs(=1.5V:シフト電圧)分だけ電位が高くなり、その結果、出力端TOでは、入力端TIに印可される電圧信号をシフト電圧分だけシフトさせたものが得られるのである。
【0032】
このように構成された電子制御装置2では、マイコン28が制御信号Cを出力して、トランジスタ12をオン/オフ制御すると、負荷(リニアソレノイド)Lには制御信号Cのデューティに応じた駆動電流が流れ油圧回路のバルブが作動する。
【0033】
このとき、電流検出抵抗14の両端での電圧VH,VLが、レベルシフト回路32,34にてそれぞれレベルシフトされ、このレベルシフトされた電圧信号VHs,VLsが差動増幅回路22に入力される。すると差動増幅回路22からは、電流検出抵抗14の両端電圧VH−VL(=VHs−VLs)、即ち負荷電流ILの大きさに応じた出力が得られ、この出力は、AD変換器24にてデジタル値に変換された後、マイコン28に取り込まれる。
【0034】
そして、マイコン28では、入力回路26を介して入力される各種センサSEからの検出信号に基づいて車両の運転状態を認識し、認識した運転状態に応じて負荷Lに流す負荷電流ILの目標値を算出し、電流検出抵抗14を介して検出される負荷電流ILがこの目標値に一致するように、制御信号Cのデューティ比を設定する。
【0035】
その結果、負荷(リニアソレノイド)Lが駆動するバルブが運転状態に応じて精度よく制御されるので、クラッチのレリーズレバーを操作する油圧、ひいてはクラッチの断続が精度よく行われることになる。
ところで、負荷電流ILが比較的大きい場合には、図3(a)に示すように、駆動系アース電位VGdが制御系アース電位VGcより大きく(VGd>VGc)なるため、レベルシフト回路32,34にてレベルシフトさせなくても、電流検出抵抗14の両端の電圧VH,VLは、差動増幅回路22(演算増幅器OP)の作動領域(VDD〜VGc)内に収まっている。
【0036】
ところが、制御系アースラインGcに大きな電流が流れていて、しかも負荷電流ILが比較的小さい場合には、図3(b)に示すように、駆動系アース電位VGdが制御系アース電位VGcより小さく(VGd<VGc)なるため、電流検出抵抗14の両端の電圧VH,VL(特に駆動系アースラインGd側端部の電圧VL)が、差動増幅回路22の作動領域(VDD〜VGc)から外れてしまうことがある。
【0037】
しかし、本実施例の電子制御装置2では、ダイオード40により、制御系アース電位VGcが駆動系アース電位VGdよりダイオードの順電圧VD(=0.5V)以上に大きくならないように制限し、しかも、電流検出抵抗14の両端の電圧VH,VLを、レベルシフト回路32,34によりシフト電圧分(=1.5V)だけレベルシフトすることにより、このレベルシフトされた電圧VHs,VLsが、差動増幅回路22の作動領域(VDD〜VGc)内に確実に収まり、差動増幅回路22が常に正常に動作するようにされている。
【0038】
このように本実施例の電子制御装置2によれば、ダイオード40とレベルシフト回路32,34とにより、制御系アースラインGcにどれだけ電流が流れても、差動増幅回路22への入力が、差動増幅回路22の差動領域から外れないようにされているので、当該電子制御装置2の動作状態によらず、電流検出抵抗14の両端電圧VH−VL、即ち負荷電流ILを精度よく検出することができ、ひいては負荷Lの制御を精度よく行うことができる。
【0039】
また本実施例の電子制御装置2では、レベルシフト回路32,34が同一の半導体チップ上に形成されたものを用いているので、レベルシフト回路32,34間で、該回路32,34を構成するFET36や定電流回路38の特性のばらつきが小さく、その結果、電流検出抵抗14の両端の電圧VH,VLを均一にレベルシフトすることができ、レベルシフト回路32,34を設けることで、差動増幅回路22に入力される電圧信号VHs,VLsの誤差を増大させてしまうことがない。
【0040】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することができる。
例えば、上記実施例では、制御系アース電位VGcが駆動系アース電位VGdより所定電圧以上大きくなることを防止するダイオード40を設けたが、制御系アースラインGcに流す最大電流が決められている場合には、レベルシフト回路32でのシフト電圧を、最大電流が流れたときの制御系アース電位VGcより大きな値となるように設定して、ダイオード40を省略してもよい。
【0041】
また、上記実施例では、レベルシフト回路32,34の出力VHs,VLsを差動増幅回路22により差動増幅しているが、差動増幅回路22を省略して直接AD変換器24に入力するように構成してもよい。
また、上記実施例では、負荷(リニアソレノイド)Lが油圧回路のバルブを駆動する場合について説明したが、これに限らず負荷Lは、モータ等どのような車両負荷であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の電子制御装置2の概略構成を表す回路図である。
【図2】 レベルシフト回路32,34の構成を表す回路図である。
【図3】 レベルシフト回路32,34、及びダイオード40の作用を表す説明図である。
【図4】 従来の電子制御装置102の概略構成を表す回路図である。
【符号の説明】
2…電子制御装置 10…駆動部 12…トランジスタ
14…電流検出抵抗 20…制御部 22…差動増幅回路
24…AD変換器 26…入力回路 28…マイコン
30…電源回路 32,34…レベルシフト回路
36…電界効果トランジスタ(FET) 38…定電流回路
40…ダイオード BT…バッテリ SE…センサ
Gc…制御系アースライン Gd…駆動系アースライン
IL…負荷電流 L…負荷 OP…演算増幅器
R1,R2…抵抗 TI…入力端 TO…出力端

Claims (6)

  1. 各種電子部品を接地するために設けられた第1及び第2のアースラインと、
    上記第1のアースラインに接続され、負荷に電流を供給して該負荷を駆動する駆動部と、
    上記第2のアースラインに接続され、上記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    上記駆動部に、
    上記負荷に流れる電流を、上記第1のアースラインの電位を基準電位とした電圧信号として生成する信号生成手段を設けると共に、
    上記制御部に、
    上記信号生成手段にて生成された電圧信号を、上記第2のアースラインの電位を基準電位として処理する信号処理手段を設け、
    上記制御部は、該信号処理手段にて処理された信号に基づいて上記駆動部を制御するための制御信号を生成する電子制御装置において、
    上記信号処理手段は、上記信号生成手段にて上記第1のアースラインの電位を基準電位として生成された電圧信号の電圧レベルを、上記第2のアースラインの電位変動量以上のシフト電圧分だけレベルシフトさせ、上記第2のアースラインの電位以上の電圧レベルにするレベルシフト回路を備え、該レベルシフト回路にてレベルシフトされた電圧信号を処理することを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    上記第1のアースラインと第2のアースラインとの電位差が、予め設定された許容値以内となるように上記第2のアースラインの電位を制限する電圧制限手段を備えることを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子制御装置において、
    上記レベルシフト回路は、
    ゲートを当該レベルシフト回路の入力とし、ソースを当該レベルシフト回路の出力とし、ドレインを上記第2のアースラインを介して接地した電界効果トランジスタと、
    該電界効果トランジスタのソース,ゲート間の電位差が上記シフト電圧となるような一定電流を、該電界効果トランジスタのソース,ドレイン間に流す定電流回路と、
    からなることを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子制御装置において、
    上記信号生成手段は、一対の電圧信号を生成し、
    上記信号処理手段は、該一対の電圧信号の相対値に基づいて信号処理を行うことを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項4に記載の電子制御装置において、
    上記信号生成手段は、上記第1のアースラインに接続された電流検出抵抗からなり、
    上記信号処理手段は、上記電流検出抵抗の両端電圧を上記一対の電圧信号として差動増幅する増幅回路からなることを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の電子制御装置において、
    上記電圧信号毎に設けられる一対のレベルシフト回路が、同一チップ上の半導体回路として形成されていることを特徴とする電子制御装置。
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