JPH1168626A - 電力線利用の電流通信回路 - Google Patents

電力線利用の電流通信回路

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JPH1168626A
JPH1168626A JP9229918A JP22991897A JPH1168626A JP H1168626 A JPH1168626 A JP H1168626A JP 9229918 A JP9229918 A JP 9229918A JP 22991897 A JP22991897 A JP 22991897A JP H1168626 A JPH1168626 A JP H1168626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流通信を行う通信回路の部品数を低減し、
電流の精度を高める。 【解決手段】 メインECU32の電源47から、セン
シング抵抗48および通信ライン33を介して、電源電
圧がサブECU31に供給され、5Vレギュレータ35
で定電圧化される。マイコン36は、出力OUT端子か
ら、通信回路37のトランジスタ41を駆動し、オンに
なるときには電流制限抵抗39およびトランジスタ41
のコレクタ・エミッタ間を通じて5Vレギュレータ35
の負荷電流が流れる。負荷電流の値は、出力電圧が5V
で定電圧化されているので、電流制限抵抗39の抵抗値
に従って精度よく決定される。通信回路37は、5Vレ
ギュレータ35の出力側に接続されるので、構成部品を
低減することができる。電流の変化は、センシング抵抗
48で検出され、差動アンプ49で増幅されてマイコン
50のA/Dポートに入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子制御ユ
ニット間で、電力を供給しながらデータ通信を行う電力
線利用の電流通信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば実開平5−4848
8などで、電力線を利用した信号伝送についての先行技
術が開示されている。この先行技術では、車輌に搭載す
る電子制御装置を複数に分散して配置し、主制御装置か
ら1または複数の負荷装置に電力とともに信号を伝送し
て、ワイヤハーネスを省線化するようにしている。車載
用の電子制御装置、たとえばエアバッグ制御用の電子制
御装置では、車体のドアに衝撃センサとともに電子制御
装置を配置し、エアバッグの膨張の制御をする電子制御
装置から電力の供給を受けるとともに、逆方向に信号を
伝送する必要がある。
【0003】図5は、本発明の基礎技術として、電力線
利用の電流通信回路の概略的な構成を示す。この電流通
信回路は、エアバッグシステムを構成する複数の電子制
御ユニット(以下、「ECU」と略称する)の間で電力
の供給と逆方向に信号伝送を行う。車輌のドアなどに配
置されるサブECU1は、メインECU2から通信ライ
ン3および接地ライン4を介して電力の供給を受け、電
流通信によって信号を送る。サブECU1内には、通信
ライン3を介して供給される動作用電力の電圧を5Vに
安定化する5Vレギュレータ5、5Vレギュレータ5に
よって安定化された電源電圧Vccによって動作するマ
イクロコンピュータであるマイコン6、マイコン6から
メインECU2に伝送するデータについて電流通信を行
う通信回路7、通信ライン3などに重畳されるノイズを
除去するコンデンサ8などが含まれる。5Vレギュレー
タ5の出力は、マイコン6の電源電圧Vccとしてばか
りではなく、サブECU1内の内部回路、たとえば衝撃
センサ関係などの動作用電源電圧としても使用される。
マイコン6の接地電圧Vssは、接地ライン4に接続さ
れる。
【0004】通信回路7内には、電流制限抵抗9および
保護抵抗10がエミッタと接地との間、およびコレクタ
と通信ライン3との間にそれぞれ直列に挿入されるNP
Nトランジスタ11と、NPNトランジスタ11のベー
スをコレクタで駆動するPNPトランジスタ12が含ま
れる。NPNトランジスタ11のベースとPNPトラン
ジスタ12のコレクタとの間には、入力抵抗13が接続
される。PNPトランジスタ12のコレクタと接地との
間には、出力抵抗14が接続される。PNPトランジス
タ12のエミッタとベースとの間には、バイアス抵抗1
5が接続され、PNPトランジスタ12のベースとマイ
コン6の出力OUT端子との間には駆動抵抗16が接続
される。
【0005】メインECU2内には、バッテリや発電機
などから供給される直流電圧+Bをたとえば10Vに安
定化して供給する電源17と、電源17の出力と通信ラ
イン3との間に接続されるセンシング抵抗18と、セン
シング抵抗18の両端の電圧を増幅する差動アンプ19
と、差動アンプ19の出力電圧を入力し、アナログ/デ
ジタル変換(以下、「A/D」と略称する)する機能を
有するA/Dポートを備えるマイコン20と、差動アン
プ19の出力が異常値とならないように監視するコンパ
レータ21および基準電圧源22が含まれる。マイコン
20は、5Vの電源電圧Vccと接地電圧Vssによっ
て動作する。
【0006】サブECU1内では、5Vレギュレータ5
から5Vに安定化された電源電圧によって、マイコン6
や内部回路が動作し、必要に応じて通信回路7から通信
ライン3を介してメインECU2に信号を伝送する。信
号伝送のため、サブECU1のマイコン6の出力OUT
端子で、トランジスタ12,11に駆動する。トランジ
スタ11が導通すると、通信ライン3を介してメインE
CU2の電源17から供給される電流は、保護抵抗10
からトランジスタ11のコレクタ・エミッタ間を通り、
電流制限抵抗9を介して接地に流れる。トランジスタ1
1が遮断すると、この電流も遮断され、通信ライン3を
介して供給される電流は、5Vレギュレータ5からマイ
コン6および内部回路に供給される電流のみとなる。電
流制限抵抗9は、たとえば150Ωであり、保護抵抗は
47Ωである。センシング抵抗18は、10Ωである。
トランジスタ11が導通するときには、標準で29mA
程度の電流が流れ、センシング抵抗18の両端の電位差
は、29×10=290mVだけ増加する。この電流の
変化は、差動アンプ19で電圧の変化に変換して増幅さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】実開平5−48488
の先行技術では、主制御装置から負荷装置に電力を供給
する際の電源電圧を変化させて信号を伝送している。電
力の供給方向と信号の伝送方向とが同方向であり、逆方
向の信号伝送を行うことはできない。また、電力供給用
の電圧を変化させて信号が伝送されるので、ノイズなど
の影響を受けやすくなる。
【0008】図5に示すような構成であれば、サブEC
U1側からメインECU2に電流と逆方向に信号伝送を
行うことができる。電流通信による電圧変化は、前述の
ように0.3V程度であり、実開平5−48488のス
イッチング用ダイオードの順方向電圧降下分よりも小さ
い。また、一定の電流の増減でデータの通信を行うの
で、ノイズなどの影響を受けにくい。
【0009】しかしながら、図5の構成では、通信電流
のばらつきが大きくなる問題がある。サブECU1の5
Vレギュレータ5は、いわゆる3端子レギュレータとし
て半導体集積回路化され、標準化されているけれども、
出力電圧の精度は±10%である。この出力と、電流通
信用の出力トランジスタ11のベース・エミッタ間電圧
Vbeの温度変化に対するばらつきや、電流制限抵抗9
の精度±5%とでほぼ通信電流が決定され、標準値であ
るTYP=29mAに対して±6mA程度のばらつきが
生じる。すなわち±20%ずれが生じる可能性がある。
このようにばらつきが大きいと、マイコン20のA/D
ポートで読み込む際のしきい値や、コンパレータ21が
通信ライン3の異常を検出するための基準電圧源22の
設定が困難となる。
【0010】コンデンサ8は、通信ライン3から発生す
るノイズを抑えるために設けられているけれども、コン
デンサ8の容量を増すと、通信ライン3を介してサブE
CU1からメインECU2に伝達する通信波形がなまっ
て、高速の通信を行うことが困難になるので、コンデン
サ8の容量をあまり大きくすることはできず、充分なノ
イズ除去を行うことができない。
【0011】また、通信回路7は、マイコン6の出力で
駆動される駆動用のトランジスタ12と、トランジスタ
12で駆動され、メインECU2からの電源電圧が供給
される通信ライン3に接続される出力用のトランジスタ
11とを含む。このため、入力抵抗13や出力抵抗14
あるいは保護抵抗10などを必要とし、構成部品が多く
なってコスト高となる。
【0012】本発明の目的は、通信回路の構成部品を低
減し、しかも通信電流の精度を向上させることができる
電力線利用の電流通信回路を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、電力供給用の
電力線を介して負荷側から電源側に電流通信を行う回路
であって、電源側から供給される電圧を定電圧化する定
電圧回路と、定電圧回路の負荷電流を変化させて、電流
通信を行う電流変化回路とを含むことを特徴とする電力
線利用の電流通信回路である。
【0014】本発明に従えば、電源側から電力線を介し
て供給される電圧は、定電圧回路によって安定化され
る。定電圧回路の電圧が安定化された出力の負荷には、
電流変化回路が含まれ、負荷電流を変化させて電流通信
を行う。定電圧回路の出力電圧は、負荷電流が変化して
も一定に定電圧化され、負荷側の回路の動作には影響が
ない。定電圧回路の負荷電流の変化は、電力線を介して
電源側から負荷側に供給される電流の変化となり、電流
の変化を電源側で検出して電流通信を行うことができ
る。
【0015】また本発明で、前記電流変化回路は、スイ
ッチング素子と、スイッチング素子の出力側に直列に接
続される電流制限抵抗とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、電流変化回路はスイッチ
ング素子とスイッチング素子の出力側に直列に接続され
る電流制限抵抗とを含むので、スイッチング素子を伝達
すべきデータに従って駆動し、電流通信を行うことがで
きる。通信電流は電流制限抵抗によって制限されるの
で、通信電流の精度を容易に向上させることができる。
【0017】また本発明で、前記負荷側には、前記定電
圧回路によって定電圧化される電圧を電源電圧とし、前
記スイッチング素子を内部に含むマイクロコンピュータ
を有することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、マイクロコンピュータ内
にスイッチング素子が含まれるので、外付けの通信回路
の構成部品を低減することができる。
【0019】また本発明で、前記電流変化回路は、スイ
ッチング素子および電流制限抵抗を複数組含み、同時に
複数種類の電流通信が可能であることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、電流変化回路にはスイッ
チング素子および制限抵抗が複数組含まれて、同時に複
数種類の電流通信が可能となるので、電力線を利用し
て、複数の信号を伝送することができる。
【0021】また本発明で、前記電流変化回路は、負荷
電流の変化の周期が所定の周期よりも短い信号を通信す
るときに、変化させる負荷電流を増加させることを特徴
とする。
【0022】本発明に従えば、負荷電流の変化の周期が
所定周期より短い信号を通信するときには、負荷電流が
増加するように変化させるので、電流変化量が多くな
り、コンデンサなどによる波形のなまりを受けても、重
要で緊急を要する信号などは、負荷電流を増やして確実
に伝送させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
概略的な電気的構成を示す。本実施形態は、図5に示す
技術を前提とし、問題点を解決すべく改良してある。サ
ブECU31は、メインECU32と、通信ライン33
および接地ライン34を介して接続される。1または複
数のサブECU31とメインECU32とは、自動車に
搭載されるエアバッグシステムを構成する。サブECU
31は、内部回路として衝撃センサおよびその信号処理
回路を含み、5Vレギュレータ35によって電源電圧が
安定化されて供給される。電源電圧5Vは、デジタル回
路の標準的な電源電圧であり、5Vレギュレータ35
は、標準的な3端子ICレギュレータとして、各社から
市販されている。マイコン36は、5Vレギュレータ3
5の出力電圧を電源電圧Vccとし、出力OUT端子か
らメインECU32への通信用の出力を導出する。
【0024】本実施形態では、通信回路37が、5Vレ
ギュレータ35の出力側5Vの電圧で動作する。5Vレ
ギュレータ35の入力側には、ノイズ低減用のコンデン
サ38が接続される。5Vレギュレータ35の出力側で
は、電流制限抵抗39を介して出力用のNPNトランジ
スタ41のコレクタに、5Vレギュレータ35の出力が
与えられる。トランジスタ41のエミッタは接地され、
ベースにはバイアス抵抗45を介して5Vレギュレータ
35の出力電圧が導かれる。トランジスタ41のベース
は、さらに駆動抵抗46を介してマイコン36の出力O
UTに接続される。このように、サブECU31の5V
電源に、通信回路37を接続し、マイコン36によって
トランジスタ41を駆動し、通信ライン33の電流を制
御する。なお、電流制限抵抗39の抵抗値は150Ωで
ある。
【0025】メインECU32には、サブECU31に
供給する10Vを安定化する電源47が含まれ、信号電
流検出用のセンシング抵抗48を介して通信ライン33
に電源電流が供給される。この電源電流は、トランジス
タ41が遮断しているときには、サブECU31の内部
回路およびマイコン36の消費電流に対応し、トランジ
スタ41が導通すると電流制限抵抗39およびトランジ
スタ41のコレクタ・エミッタ間に流れる電流が加わ
る。センシング抵抗48の両端の電圧変化は、差動アン
プ49によって増幅され、メインECU32に含まれる
マイコン50のA/Dポートに与えられる。差動アンプ
49の出力電圧は、さらにコンパレータ51で基準電圧
源52の出力電圧と比較され、差動アンプ49の出力電
圧が基準電圧源52の電圧を超えるような異常時には、
マイコン50の入力端子INに割込み信号などが与えら
れ、電圧異常などに対する処理が行われる。センシング
抵抗48の抵抗値は10Ωである。
【0026】本実施形態では、5Vレギュレータ35の
出力電圧によって通信回路37で、負荷電流が増大する
ようなスイッチング制御を行っているけれども、実験の
結果、5Vレギュレータの出力電圧ラインの電圧変動は
5Vレギュレータ35のフィードバッグ制御によって抑
えられ、サブECU31内の動作には影響が生じないこ
とを確認している。図5の通信回路7と本実施形態の通
信回路37とを比較すれば容易に判るように、本実施形
態の通信回路37は5Vレギュレータ35の出力で動作
するので、5Vレギュレータ35の各種保護機能を利用
することができ、電流通信回路37の構成が簡略化さ
れ、使用部品が低減されている。
【0027】図2は、本発明の実施の他の形態のサブE
CU55の概略的な構成を示す。本実施形態で、図1の
実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、重複
する説明を省略する。マイコン56内には、通信回路5
7の一部の回路も内蔵する。この結果、通信回路57に
は、電流制限抵抗59,60のみが含まれる。マイコン
56内には、出力MOS FET61,62が含まれ、
それぞれの出力OUT1,OUT2が電流制限抵抗5
9,60を介して5Vレギュレータ35の出力に接続さ
れる。本実施形態では、マイコン56内で出力MOS
FET61,62を同時に制御し、電流制限抵抗59,
60に同時に電流を流して定電流通信を行う。本実施形
態では、2つの出力MOS FET61,62にスイッ
チング素子を分割しているけれども、電流値に応じてさ
らに多くの出力MOS FETを用いることもできる。
2分割の場合、電流制限抵抗59,60の抵抗値は、図
1の電流制限抵抗39の2倍の300Ωである。本実施
形態のようにマイコン56の外部の通信回路57として
は、電流制限抵抗59,60のみを含むようにしている
ので、通信回路57の使用部品は低減され、しかも電流
制限抵抗59,60はこれらの電流制限抵抗をマイコン
56内に形成する場合よりも精度よく製造することがで
きるので、電流通信を行う負荷電流の精度を高めること
ができる。
【0028】図3は、本発明の実施のさらに他の形態の
サブECU65の構成を示す。本実施形態のマイコン6
6には、3つのスイッチング素子が内蔵され、通信回路
67は3つの電流制限抵抗69,70,71を含む。3
つの電流制限抵抗69,70,71は、いずれも300
Ωであり、5Vレギュレータ35の出力に接続され、負
荷電流2段階に変化させることができる。ベースとなる
通信は、出力OUT1aおよびOUT1bを同時にオン
/オフさせて行い、拡張通信はさらに出力OUT2をオ
ン/オフさせて行う。このため、5Vレギュレータ35
の出力側の負荷電流の変化が大きくなると予想され、5
Vレギュレータ35の出力は整流ダイオード72を介し
てサブECU65の内部回路およびマイコン66に供給
される。この供給電圧は、5Vレギュレータ35の出力
電圧より、整流ダイオード72の順方向電圧降下分だけ
減少するので、5Vレギュレータ35の基準電圧を電圧
調整ダイオード73によって増加させる。整流ダイオー
ド72と電圧調整ダイオード73との順方向電圧降下
は、たとえばシリコンダイオードであれば0.6〜0.
7V程度で等しく、整流ダイオード72による電圧降下
分だけ5Vレギュレータ35の出力電圧を上昇させて、
内部回路およびマイコン66には5Vを供給することが
できる。この供給電圧の平滑のために、平滑コンデンサ
74も設けられる。
【0029】図4は、図3の実施形態で電流通信を行う
際の通信電流の変化を示す。拡張通信は、OUT1a,
1bとOUT2とを並列に動作させて行うので、電流値
が大きくなり、ベースとなるOUT1a,1bによる通
信よりも短い周期の信号でも確実に伝達させることがで
きる。また通信電流のレベルが異なるので、図1のメイ
ンECU32側のマイコン50のA/Dポートで、入力
電圧のしきい値を変えれば、2系統の通信を分けて通信
することもできる。本実施形態で、通信回路67に含ま
れる電流制限抵抗69,70,71の個数を増やし、マ
イコン66内のスイッチング回路の数を増やせば、さら
に多くの種類の電流通信を同時に行うことも可能とな
る。
【0030】以上説明した各実施形態では、メインEC
U32側の構成は共通としている。マイコン50のA/
Dポートでは、たとえば7μsec毎にA/Dが可能で
ある。したがって、マイコン50は、たとえば20μs
ecおきにA/Dポートの入力をチェックするように動
作プログラムを作成しておくことによって、効率よくA
/Dポートの入力を確認することができる。図4に示す
ような低いレベルのベース通信は、たとえば周期が数1
0msec程度で行われるので、A/Dポートが20μ
secおきにチェックされれば、1回の信号を何回もチ
ェックすることができる。短時間の拡張通信は、たとえ
ば数10μsecの周期としておくことによって、20
μsecおきのA/Dポートの入力確認では、1回〜2
回程度の検出を行うことができ、短期間に多くの情報を
伝達することができる。
【0031】また、各実施形態は、自動車に搭載される
エアバッグシステムも構成するようにされているけれど
も、一般に複数の電子制御ユニットを分散して配置し、
メインとなる電子制御ユニットからサテライトとなる1
または複数の電子制御ユニットに電源を供給し、その電
力線を利用して信号を逆方向に伝送するような用途にも
本発明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源側か
ら負荷側に供給される電源電圧を定電圧化する定電圧回
路の負荷電流を変化させて電流通信を行うので、通信回
路の構成部品を低減し、簡略化することができる。
【0033】また本発明によれば、電流通信回路の構成
部品を低減し、通信電流の精度向上を図ることができ
る。
【0034】また本発明によれば、通信回路を構成する
スイッチング素子をマイクロコンピュータに内蔵するの
で、通信回路の構成をさらに簡略化することができる。
【0035】また本発明によれば、複数種類の負荷電流
を電流値によって識別することができるので、複数の信
号を同時に伝送することができる。
【0036】また本発明によれば、変化の周期が短い信
号は電流変化値が大きくなるので、確実に信号伝送を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の他の形態のサブECU55の概
略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施のさらに他の形態のサブECU6
5の概略的な電気的構成を示すブロック図である。
【図4】図3の実施形態の出力および通信電流の波形図
である。
【図5】本発明の基礎となる構成を示す概略的なブロッ
ク図である。
【符号の説明】
31,55,65 サブECU 32 メインECU 33 通信ライン 34 接地ライン 35 5Vレギュレータ 36,56,66 マイコン 37,57,67 通信回路 38 コンデンサ 39,59,60,69,70,71 電流制限抵抗 41 トランジスタ 47 電源 48 センシング抵抗 49 差動アンプ 51 コンパレータ 61,62 出力MOS FET 72 整流ダイオード 73 電圧調整ダイオード 74 平滑コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給用の電力線を介して負荷側から
    電源側に電流通信を行う回路であって、 電源側から供給される電圧を定電圧化する定電圧回路
    と、 定電圧回路の負荷電流を変化させて、電流通信を行う電
    流変化回路とを含むことを特徴とする電力線利用の電流
    通信回路。
  2. 【請求項2】 前記電流変化回路は、スイッチング素子
    と、スイッチング素子の出力側に直列に接続される電流
    制限抵抗とを含むことを特徴とする請求項1記載の電力
    線利用の電流通信回路。
  3. 【請求項3】 前記負荷側には、前記定電圧回路によっ
    て定電圧化される電圧を電源電圧とし、前記スイッチン
    グ素子を内部に含むマイクロコンピュータを有すること
    を特徴とする請求項2記載の電力線利用の電流通信回
    路。
  4. 【請求項4】 前記電流変化回路は、スイッチング素子
    および電流制限抵抗を複数組含み、同時に複数種類の電
    流通信が可能であることを特徴とする請求項2または3
    記載の電力線利用の電流通信回路。
  5. 【請求項5】 前記電流変化回路は、負荷電流の変化の
    周期が所定の周期よりも短い信号を通信するときに、変
    化させる負荷電流を増加させることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の電力線利用の電流通信回路。
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Cited By (8)

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